JPH055785Y2 - - Google Patents

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JPH055785Y2
JPH055785Y2 JP12560487U JP12560487U JPH055785Y2 JP H055785 Y2 JPH055785 Y2 JP H055785Y2 JP 12560487 U JP12560487 U JP 12560487U JP 12560487 U JP12560487 U JP 12560487U JP H055785 Y2 JPH055785 Y2 JP H055785Y2
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cable
endless
submarine cable
endless track
submarine
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、海底ケーブル布設用無限軌道輪装置
の改良に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 従来から海底ケーブル布設装置においては、自
重で繰出されるケーブルにブレーキ力を加えてケ
ーブルの張力を調節する各種のブレーキ機構が使
用されており、特にブレーキ力を精密に制御する
必要がある場合には、油圧モータで駆動される無
限軌道装置が採用される。
ところで、条長が例えば10Km以上という長尺の
海底ケーブルにおいては、ケーブル製造作業上ジ
ヨイント部を設ける必要がある。このジヨイント
部はケーブルの通常部分より大径であるので、ジ
ヨイント部が前記無限軌道輪装置を通過する際に
過大な横圧及び急激なブレーキ力の増大を生じ、
ケーブルジヨイントが損傷するという難点があ
る。従つてジヨイント部通過時には布設スピード
をダウンしてブレーキ調整しなければならない不
利があつた。
(考案の目的) 本考案は、ケーブルの途中に異径部(大径のジ
ヨイント部)がある場合でも、該異径部に過大な
横圧および急激なブレーキ力増大が発生すること
を防止できる海底ケーブル布設用無限軌道輪装置
を提供することを目的としている。
(考案の構成) (1) 技術的手段 本考案は、並列駆動される1対の無端チエーン
12に両無端チエーン12をつなぐ連結軸19を
介して回転不能に連結され海底ケーブル外周面に
接する多数のパツド13を有する無限軌道輪10
の1対で、走行する異径部1aを有する海底ケー
ブル1を両側から挟んで、ブレーキ力を付与する
海底ケーブル布設用無限軌道輪装置6において、
前記連結軸19の両端部の無端チエーン12とパ
ツド13の間にベアリング21を配置し、海底ケ
ーブルの走行方向に沿つて複数個に分割されかつ
前記ベアリング21に摺接するガイドレール14
を、パツド13が海底ケーブル1の外周面に圧接
するように無限軌道輪装置6の本体と前記ベアリ
ング21との間にばね部材28を介して設けたこ
とを特徴とする海底ケーブル布設用無限軌道輪装
置である。
(2) 作用 パツドを海底ケーブルに押付けるガイドレール
を複数個に分割すると共に、ばね部材を介した弾
性的押圧構成としたので、海底ケーブルに異径部
があつても該異径部の外周面に沿つて上記各パツ
ドが分散摺接するため、滑かなブレーキ力を付与
する。従つて異径部には過大な横圧および急激な
ブレーキ力増大を生じない。しかも、ガイドレー
ルはベアリングを介してパツドを支持するので、
分割されたガイドレールの隙間を通過する時にも
衝撃力が発生しない。
(実施例) まず、第1図を参照して海底ケーブル布設船に
搭載される本考案を採用した海底ケーブル布設装
置を説明する。
第1図中で、1は矢印に沿つて布設船2の後部
から海中に繰出されるケーブル(例えば海底OF
ケーブル)である。ケーブル1は布設船2内のケ
ーブル収納室3にコイル状に巻き込まれており、
このケーブル収納室3から繰出される。
ケーブル1の走行経路には、上流側から計尺器
4、補助ブレーキ5、無限軌道輪装置6、張力計
7等が順次に配置されている。計尺器4はケーブ
ル1に圧接する回転自在な2個の計尺輪を有し、
この計尺輪の回転数を電気信号に変換して、ケー
ブル1の繰出し長さ(ケーブル布設長さ)を測定
するものである。
無限軌道輪装置6は海中に自重で引張られて繰
出されるケーブル1′にブレーキを働かせて、ケ
ーブル1′の張力を調整する機能を有しており、
詳細構造については後述する。
補助ブレーキ5は、万一無限軌道輪装置6が故
障した場合にケーブル1が暴走して、高価なケー
ブル1が無駄になつてしまうことを防止するバツ
クアツプ用のブレーキ機構であり、複数の固定シ
ユーに複数の可動シユーを、空気圧又は油圧作動
式の加圧シリンダで押付けて、ケーブル1にブレ
ーキ力を加える構成とされている。
張力計7は布設船の後端から海中に繰出される
ケーブル1′に作用している張力を測定して電気
信号に変換する機能を有しており、詳細な構造に
ついては本件出願人による実用新案登録願(実願
昭59−131180号、実開昭61−46817号)に詳しく
記載されている。
次に、第2図を参照して本考案の要旨である前
記無限軌道輪装置6の詳細構造を説明する。
無限軌道輪装置6は2個の無限軌道輪10でケ
ーブル1を上下から図示しないエアシリンダを介
して挟むようにしてなる構造である。無限軌道輪
10には詳しくは後述するように、無端チエーン
12で連結された多数個のパツド13が備えられ
ており、このパツド13はケーブル1の走行方向
Aに沿つて複数個に分割されたガイドレール14
でケーブル1に押付けられている。ケーブル1の
途中にはケーブル1を連結するための大径のジヨ
イント部すなわち異径部1aが形成されている。
無端チエーン12は無限軌道輪10の両端に設
けられた1対のスプロケツト15a,15bに巻
き掛けられており、一方のスプロケツト15a
(駆動側スプロケツト)には図示しない油圧モー
ターが連結されている。この油圧モーターに背圧
を加えることによつてケーブル1に対してブレー
キ力が付与され得る。
以上の両無限軌道輪10は船体のベース16に
支柱17を介して固定されており、ベース16の
両端にはケーブル1に摺接するガイド18が設け
られている。
第2図の−断面を示す第3図において、ケ
ーブル1に圧接する多数個の略円筒状ゴム製のパ
ツド13はそれぞれ2本の連結軸19で両端の無
端チエーン12に連結されている。パツド13の
両端部はリテーナ20で位置決めされており、更
にリテーナー20とチエーン12の間にはベアリ
ング21が介装されている。この両ベアリング2
1にはガイドレール14が摺接している。ガイド
レール14は、該レール14に一体のリンク14
aを介して摺動ロツド24の上端部にピン25で
回動自在に支承されている。
摺動ロツド24はブツシユ26を介して、無限
軌道輪10のハウジング11に固設された固定板
27を貫通するように上下方向に摺動自在に設け
られている。摺動ロツド24のフランジ24aと
ブツシユ26の間にはコイルスプリング28(ば
ね部材)とが縮設されており、コイルスプリング
28のばね力でガイドレール14をケーブル1に
向かつて弾力的に押付けるようになつている。摺
動ロツド24の下端部にはナツト29が螺合して
いる。
次に作用を説明する。
まず、通常時には、上下の無限軌道輪10,1
0は図示しないエアシリンダでもつてケーブル1
を挾む方向に加圧されており、該加圧力によりコ
イルスプリング28,28が所定量収縮せしめら
れ、ケーブル1はガイドレール14およびパツド
13を介して両無限軌道輪10,10に弾力的に
挾持されている。いま、スプロケツト15a,1
5aに連結された図示しない油圧モーターに背圧
を加えて所定のブレーキ力を付与しつつ、ケーブ
ル1を海底に布設していくとき、ケーブル1の異
径部1a(大径のジヨイント部)が差し掛かると、
無限軌道輪10,10は移動することなくケーブ
ル外径の増加した量だけコイルスプリング28,
28が収縮し、異径部1aに接したパツド13と
分割されたガイドレール14が順次後退する。こ
の時、コイルスプリング28の収縮量だけケーブ
ルに加わる横圧は上昇するが、斯かる上昇圧は許
容範囲の横圧とされており、従来のように過大な
横圧および急激なブレーキ力増大は発生しない。
なお、異径部1aの通過後はコイルスプリング
28のばね力によりガイドレール14並びにパツ
ド13が通常位置に復帰し、所定の挾持圧(ブレ
ーキ力)がケーブル1に付与され得る。
また、パツド13をケーブル1へ押付けるガイ
ドレール14は、第3図に示すようにベアリング
21を介してパツド13をケーブル1に押付けて
いるので、従来のガイドレール30のように直接
に無端チエーン12に摺接している場合と比較し
て、ケーブル1の走行速度を速くした時(例えば
100m/min.〜150m/min.)でも無端チエーン1
2がガイドレール30の隙間に衝突することがな
く、衝撃力の発生が防止される。
(考案の効果) 以上説明したように本考案では、ケーブル1の
走行方向Aに沿つて複数個に分割されたガイドレ
ール14をコイルスプリング28のばね力でケー
ブル1に向かつて弾力的に押付け、ガイドレール
14を連結軸19でパツド13に連結されたベア
リング21に摺接させるようにしたので、ケーブ
ル1に異径部1aがある場合でも、無限軌道輪装
置6ではケーブル1の走行方向Aに沿つて複数個
設けられたガイドレール14でパツド13をケー
ブルの外径変動に応じて順次移動させることがで
き、従つて、異径部1aに過大な横圧および急激
なブレーキ力増大が発生することを防止できる。
また、従来のレール30のように直接に無端チ
エーン12に摺接している場合と比較して、ケー
ブル1の走行速度を速くした時(通常、海底ケー
ブル布設では、100m/min.以上の高速でケーブ
ルが繰出される)でも、無端チエーン12がガイ
ドレール14の隙間に衝突することがなく、衝撃
力の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を採用した海底ケーブル布設装
置の構造略図、第2図は本考案に係る海底ケーブ
ル布設用無限軌道輪装置の構造略図、第3図は第
2図の−断面図である。 1……ケーブル、1a……異径部、6……無限
軌道輪装置、10……無限軌道輪、12……無端
チエーン、13……パツド、14……ガイドレー
ル、19……連結軸、21……ベアリング、24
……摺動ロツド、28……コイルスプリング(ば
ね部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 並列駆動される1対の無端チエーン12に両無
    端チエーン12をつなぐ連結軸19を介して回転
    不能に連結され海底ケーブル外周面に接する多数
    のパツド13を有する無限軌道輪10の1対で、
    走行する異径部1aを有する海底ケーブル1を両
    側から挟んで、ブレーキ力を付与する海底ケーブ
    ル布設用無限軌道輪装置6において、前記連結軸
    19の両端部の無端チエーン12とパツド13の
    間にベアリング21を配置し、海底ケーブルの走
    行方向に沿つて複数個に分割されかつ前記ベアリ
    ング21に摺接するガイドレール14を、パツド
    13が海底ケーブル1の外周面に圧接するように
    無限軌道輪装置6の本体と前記ベアリング21と
    の間にばね部材28を介して設けたことを特徴と
    する海底ケーブル布設用無限軌道輪装置。
JP12560487U 1987-08-18 1987-08-18 Expired - Lifetime JPH055785Y2 (ja)

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JP12560487U JPH055785Y2 (ja) 1987-08-18 1987-08-18

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JP12560487U JPH055785Y2 (ja) 1987-08-18 1987-08-18

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JPS6430620U JPS6430620U (ja) 1989-02-27
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JPS6430620U (ja) 1989-02-27

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