JPH0557701A - 走行丸のこ盤などの材料押え装置 - Google Patents

走行丸のこ盤などの材料押え装置

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JPH0557701A
JPH0557701A JP24270391A JP24270391A JPH0557701A JP H0557701 A JPH0557701 A JP H0557701A JP 24270391 A JP24270391 A JP 24270391A JP 24270391 A JP24270391 A JP 24270391A JP H0557701 A JPH0557701 A JP H0557701A
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JP
Japan
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pressing
saw
main body
pieces
table surface
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Pending
Application number
JP24270391A
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English (en)
Inventor
Tamio Watanabe
民男 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINKUSU KK
Shinko Electric Industries Co Ltd
Original Assignee
SHINKUSU KK
Shinko Electric Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 丸鋸により二つに分断される加工材の両端を
確実にテーブル面に押圧し、ビビリのない安定した切断
加工を行うようにすること。 【構成】 作業テーブル2面と平行間隔を保持して移動
動作ができる押圧片17a、17bを一対あて押圧主体16に
配設する。この押圧主体16には前記押圧17a、17bに設
けた移動方向のラックギヤ19a、19bに共通に噛み合う
ピニオンギヤ23を回転だけ自由にして備える。上記押圧
主体16には、これをテーブル2面に対し接近、離反駆動
する空圧シリンダ27を関連する。また、上記一対の押圧
片17a、17bはテーブル2面に設けた鋸突出用スリット
3の両側に対応して配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、凹凸のある加工材で
も適確にクランプ固定することができる走行丸のこ盤な
どの材料押え装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】丸のこ盤においては、丸鋸の突出或は走
行に先立って加工材をテーブル面の定位置に固定する必
要がある。従来、例えば特公昭59−1565号公報に
開示される加工材の押え装置は、次のように構成され
る。すなわち、図7のように作業テーブルaに穿設した
鋸走行用スリットbに対向して前面側に断面矩形状の押
え部材cを配設する。この押え部材cは鋸走行用スリッ
トb方向に長く構成するもので、テーブルa面に接近及
び離反作動し、加工材のクランプ固定及びクランプ解除
を行う。また押え部材cは、鋸走行用スリットbの両側
に押圧力を作用するように適当な幅を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の押え装置によれ
ば、加工材が平状のものにおいては鋸走行用スリットb
の両側を均等に押圧することができ、安定した切断加工
を行うことができる。しかし、図4及び図5のような凹
凸断面材Wの場合、或は図6の端面加工の場合は両側の
うち一方の切断端しか押えることができず、加工中にビ
ビリを生じて製品精度を低下させる不具合がある。ま
た、押え間隙から切屑の噴出を招いて作業環境を悪化す
るなどの問題も生ずる。本発明は、上記した従来技術の
問題点に着目してなされたもので、切断端の両側を常に
均等に押えることにより、安定した切断加工ができ、し
かも健全な作業環境を確保できる材料押え装置を提供し
ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係る走行丸のこ盤などの材料押え装置
は次のようにしたものである。すなわち、その要旨とす
るところは、作業テーブル面に対して接近及び離反動作
する押え装置を設け、この押え装置によって上記作業テ
ーブル面に加工材をクランプ固定するようにした丸のこ
盤において、上記押え装置を、テーブル面と平行間隔を
保持して前記動作方向に作動する一対の押圧片と、これ
ら押圧片に設けたラックギヤに共通に噛合し、それぞれ
の押圧片を互いに逆方向に作動するピニオンギヤと、上
記押圧片を作動自在に保持し、かつ前記ピニオンギヤを
回転だけ自由にして保持した押圧主体と、この押圧主体
を前記押圧片の作動方向に移動する押圧手段によって構
成すると共に、上記一対の押圧片をテーブル面に設けた
鋸突出用スリットの両側に対応して設けたことにある。
【0005】
【作用】凹凸のある加工材を押圧する場合において、押
圧主体をテーブル面に接近する方向に作動すると、一対
の押圧片のうち何れか一方が加工材の凸部に当接し、こ
れを押圧する。さらに押圧を継続すると、ラックギヤと
ピニオンギヤの噛み合いの関係でピニオンギヤが回転
し、何れか他方の押圧片が接近方向に作動する。この動
作によって他方の押圧片が加工材の凹部に当接し、これ
を押圧する。上記の押圧片は、鋸突出用スリットの両側
に対応して配設されているので、両方の切断端を確実に
クランプ固定することができる。従って、ビビリのない
切断加工ができ、また押え間隙を生じないので切屑が噴
出することもない。
【0006】なお、端面の切断加工を行う場合において
は、一方の押圧片が加工材をクランプした後に他方の押
圧片がテーブル面を押圧する。よって切屑の噴出を防止
することができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明に係る材料押え装置を図面に
ついて具体的に説明する。図1はこの装置を備えた走行
丸のこ盤(パネルソー)の側面図 図2は図1のX−X
線で切断して示す断面図である。図において1は上方へ
伸びるように構成した枠状のフレーム 2は上記フレー
ム1の前側(図の右方)に僅かに傾斜して配設した作業
テーブル 3は作業テーブル2の中央部に縦方向に穿設
した一条の鋸突出用スリット 4は上下両端をフレーム
1に支持して作業テーブル2の裏面に架設した断面H形
のガイドレール このガイドレール4は、上記鋸突出用
スリット3と適宜の間隔をもって平行に設ける。
【0008】上記ガイドレール4には鋸台5を昇降動自
在に係合してあり、この鋸台5に駆動モータM1を横向
きに取りつけると共に、下記の鋸突出装置(ジャンピン
グ装置)を備える。すなわち、上記駆動モータM1の両
側フランジ板6a、6bに下向きにして一対の回動アー
ム7a、7bを枢支し、その自由端に軸受筒8を設け
る。そして、この軸受筒8に横向きに鋸軸9を設け、こ
の鋸軸9の一端にフランジ10を介して丸鋸11を固定す
る。
【0009】また、上記軸受筒8には鋸台5側に取りつ
けた空圧シリンダ12を連係するもので、ピストンロッド
12aを前記回動アーム7bに枢着し、丸鋸11の突出動作
を行わせる。すなわち、ピストンロッド12aの伸長作動
により丸鋸11は鋸突出用スリット3から作業テーブル2
上に突出して加工材Wの切断加工を行い、また、ピスト
ンロッド12aの収縮作動により丸鋸11はテーブル2上か
らフレーム1内に没入する。13及び14はガイドレール4
の上端及び下端に取りつけた従動スプロケット及び駆動
スプロケットで、両者間にチェン15を張設し、このチェ
ン15の一端を前記鋸台5に連結する。駆動スプロケット
14には減速機付モータM2を連係し、このモータの正逆
回転により鋸台5を昇降駆動する。
【0010】作業テーブル2の裏面側には上記した各手
段を配設するものであり、一方作業テーブル2の前面側
には次の加工材Wの押え装置を配設する。すなわち、A
は鋸突出用スリット3に対応して前側に配設した押え装
置の全体で、この装置Aはそのさらに前側に架設した取
付枠15に作動手段Bを介して装備される。押え装置A
は、前記作動手段Bが関連している押圧主体16と、この
押圧主体16に備えた作動自在の押圧片17a、17bを含む
構成からなるもので、詳細を図3をも参照して説明す
る。
【0011】押圧片17a、17bは図2のように鋸突出用
スリット3と平行して、その両側に対応して一対配設す
るもので、それぞれの上端及び下端に押圧主体16側に向
けて棒状のラックギヤ19a、19bを突出する。これらラ
ックギヤ19a、19bは前記押圧主体16に設けたガイド筒
20、20にスライド自在に係合する。また、上記ラックギ
ヤ19a、19bにはガイド筒20、20内に備えた縮設ばね2
2、22を係合するもので、押圧片17a、17bに作業テー
ブル2へ接近する突出傾向を付与する。
【0012】また、押圧主体16内には鋸突出用スリット
3と同方向の軸24を回転自在に支承するもので、この軸
24にピニオンギヤ23、23を固定する。そして、このピニ
オンギヤ23、23に対して両ラックギヤ19a、19bを共通
して噛合する。ピニオンギヤ23、23が回転駆動すると
き、両ラックギヤ19a、19bはそれぞれ逆方向へ作動す
る。なお、25a、25bは押圧主体16と各押圧片17a、17
bの側部の隙間を閉塞するように配設した可撓性のカバ
ーである。
【0013】押圧主体16の作動手段Bは、押圧主体16と
取付枠15とを上下一対のリンク腕26、26によって連結し
て平行リンク機構を構成すると共に、一方のリンク腕26
に受動腕26aを突設し、この受動腕26aに空圧シリンダ
27を関連して構成する。上記空圧シリンダ27のピストン
ロッド27aを収縮作動するとき、押圧主体16は作業テー
ブル2面に接近し、またピストンロッド27aを伸長作動
するとき押圧主体16はテーブル面から離反する。なお、
28は押圧片17a、17bの材料当接面側に設けたクッショ
ン部材 29は鋸走行用スリット3と直交するように作業
テーブル2の下部に設けた水平定規板である。
【0014】一実施例に係る材料押え装置の構成は上記
の通りであり、次のように各種材料の押圧クランプを適
確に行うことができる。まず図5の加工材Wを当てはめ
て考えてみる。水平定規板29上に加工材Wを供給し、こ
れを適宜に位置決めした後に空圧シリンダ27により押圧
主体16をテーブル面に向けて作動すると、何れか一方、
例えば右側の押圧片17aが加工材Wの凸部に当接し、こ
れを押圧固定する。この凸部材への当接により、右側の
押圧片17aはその動作を停止するが、さらに押圧主体16
の接近動作は継続するので、ラックギヤ19aに噛み合う
ピニオンギヤ23が回転する。このピニオンギヤ23の回転
により左側のラックギヤ19bが移動し、押圧片17bがテ
ーブル面へ向かって繰り出される。そして、この押圧片
17bが加工材Wの凹部に当接し、この部分を押圧固定す
る。
【0015】従って、凹凸のある加工材Wであっても、
その加工位置付近の両側を確実に押圧し、切断加工に供
することができる。なお、上記においては右側の押圧片
17aに最初に加工材Wの凸部が当接する場合を説明した
が、左側の押圧片17bが最初に凸部に当接するときは、
ピニオンギヤ23が上記と反対方向に転動して右側の押圧
片17aが次に動作するもので、上記と同様に両方の押圧
片17a、17bによって加工材Wを押圧クランプすること
ができる。
【0016】なお、上記の一実施例ではリンク機構を介
して押圧主体16に空圧シリンダ27を関連したが、この空
圧シリンダ27を接近及び離反方向に配設し、押圧主体16
を直接に作動しても良い。また一実施例では押圧片17
a、17bを長手方向において一連のもので構成したが、
加工材Wの切断方向の凹凸、段差などを考慮して分割構
成し、各々単独に作動することができるようにしても良
い。
【0017】また、上記の一実施例で述べた走行丸のこ
盤はパネルソーと称し、丸鋸が昇降するタイプのもので
あったが、丸鋸が水平方向に走行する横型走行丸のこ盤
(ランニングソー)においても本装置を変更なく適用す
ることができる。
【0018】
【発明の効果】上記のように本発明に係る材料押え装置
は、鋸突出用スリットの両側に対応して一対の押圧片を
設け、この押圧片をそれぞれ単独に動作することができ
るように備えたものである。従って、凹凸のある加工材
や加工材の端部であっても所要箇所を確実に押圧固定す
ることができる効果を発揮する。よって、従来の問題点
であった切断加工時のビビリとこれに起因する精度の低
下、さらには切屑の噴出による作業環境の低下などを合
理的に解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の材料押え装置を備えた走行丸のこ盤
の側面図である。
【図2】図1のX−X線で切断して示す拡大横断平面図
である。
【図3】この発明の材料押え装置を拡大して示す縦断側
面図である。
【図4】加工材の形状を示す説明図である。
【図5】加工材の形状を示す説明図である。
【図6】加工材の形状を示す説明図である。
【図7】従来の材料押え装置の説明図である。
【符号の説明】
2 作業テーブル 3 鋸突出用スリット 11 丸鋸 A 押え装置 B 作動手段 16 押圧主体 17a 押圧片 17b 押圧片 19a ラックギヤ 19b ラックギヤ 23 ピニオンギヤ 24 軸 27 空圧シリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 作業テーブル面に対して接近及び離反動作する押え装置
    を設け、この押え装置によって上記作業テーブル面に加
    工材をクランプ固定するようにした丸のこ盤において、
    上記押え装置を、テーブル面と平行間隔を保持して前記
    動作方向に作動する一対の押圧片と、これら押圧片に設
    けたラックギヤに共通に噛合し、それぞれの押圧片を互
    いに逆方向に作動するピニオンギヤと、上記押圧片を作
    動自在に保持し、かつ前記ピニオンギヤを回転だけ自由
    にして保持した押圧主体と、この押圧主体を前記押圧片
    の作動方向に移動する押圧手段によって構成すると共
    に、上記一対の押圧片をテーブル面に設けた鋸突出用ス
    リットの両側に対応して設けたことを特徴とする走行丸
    のこ盤などの材料押え装置。
JP24270391A 1991-08-28 1991-08-28 走行丸のこ盤などの材料押え装置 Pending JPH0557701A (ja)

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