JPH0557560A - 食品切裁作業の能率を向上せしめる制御方法および同装置 - Google Patents

食品切裁作業の能率を向上せしめる制御方法および同装置

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JPH0557560A
JPH0557560A JP22086891A JP22086891A JPH0557560A JP H0557560 A JPH0557560 A JP H0557560A JP 22086891 A JP22086891 A JP 22086891A JP 22086891 A JP22086891 A JP 22086891A JP H0557560 A JPH0557560 A JP H0557560A
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JP
Japan
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cutting
food
rotary blade
rising angle
speed
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JP22086891A
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Nobuo Ban
信雄 伴
Yukio Yoshimoto
幸生 吉本
Yasuo Torigata
康雄 鳥潟
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SHOKUHIN KIKAI KIBAN GIJUTSU K
SHOKUHIN KIKAI KIBAN GIJUTSU KAIHATSU KK
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SHOKUHIN KIKAI KIBAN GIJUTSU K
SHOKUHIN KIKAI KIBAN GIJUTSU KAIHATSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転刃によって食品を切裁する場合、切裁品
質を低下させることなく切裁作業の能率を向上させる制
御方法、および制御装置を提供する。 【構成】 回転刃の移動速度と切裁力立上り角度との関
係に基づいて、回転刃移動速度の上昇に伴って切裁力立
上り角度θが急激に増加する点Aを求める。上記の点A
に相当する回転刃移動速度よりも低い速度で回転刃を移
動させるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品素材および食用加
工品などの食品全般について、これを回転刃によって切
裁する場合に、その切裁品質を低下せしめることなく切
裁作業の作業能率を最大ならしめ得るように改良した切
裁条件を制御する方法、および、上記の方法を実施する
ための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の切裁作業は、例えばハムのスラ
イス,食パンのスライス,および食肉の切断など、食品
加工産業において広く用いられている。切断作業は加工
産業における基本操作の一つであり、各種加工産業のそ
れぞれにおいて広く用いられている。しかし乍ら食品の
素材,半加工品,加工品などは一般に粘弾性と呼ばれる
複雑な物理性状を有しており、しかも柔軟で変形し易
く、その上、多数のワークを扱う場合に形状,寸法の均
一性が良くない。こうした特殊な条件にあるため、従来
一般に食品類を回転刃で切断する場合に回転刃の回転速
度や移動速度(回転軸を被切裁物に対して相対的に移動
させる速度)は、熟練者が目視で切裁状態を把握しつつ
手動操作によって切裁装置を調整していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におけ
る切裁装置の調整は、高度の熟練と多大の労力とを要
し、労務コストが高くなる。そして、この調節が適当で
ないと切裁作業の能率が低下したり、切裁面が汚くなっ
て切裁品質を低下させたりする。さらに、作業員が回転
刃の至近距離で手作業調整を行いつつ切裁設備を運転す
ることは安全管理の面からも望ましくない。本発明は上
述の事情に鑑みて為されたもので、回転刃による食品の
切裁作業において切裁品質を低下させることなく切裁作
業の能率を最良ならしめる制御方法、および、上記の制
御方法を実施するに好適な制御装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明者は、回転刃による食品の切裁における作業の
条件と切裁品質との関係については試験研究を行った。
例えば図2に示したように回転刃1を回転駆動変速モー
タ2によって回転速度調節可能に回転させながら移動駆
動変速モータ3によって移動速度調節可能に矢印aのご
とく移動させ、テーブル4上の食品5を切裁する場合、
矢印a方向の移動距離を横軸にとり切裁力を縦軸にとっ
て示すと図3のごとくである。移動距離軸上の点L1
回転刃1が食品5に触れた切裁開始点、L2は切裁終了
点である。切裁力カーブは点L1で発生し、点L3で消失
する。そして上記の点L1において立ち上がり、点L2
相当する位置でピーク値となる。図示の角θは切裁力の
立上り角であって、その勾配は(F1−F0)/Lで表わ
される。ただし、上記のLは点L1,L2間の距離であ
る。前記の回転刃1の矢印a方向の移動速度を変化させ
ると前記の切裁力立上り角度θが変化する。その関係を
図1に示す。回転刃の移動速度を順次に上げてゆくと、
切裁力立上り角度θのカーブは点Bから点Aまでほぼ一
定となり、点Aで急激に上昇する。図示の角θ1は上記
点Bに対応する切裁力立上り角であり、また角θ2は点
Aに対応する切裁力立上り角である。上記の図1に示す
カーブを得た実験において切裁面の観察を行ったとこ
ろ、前記の点Bから点Bに至る区間E内においては切裁
面のきめが細かくて切裁品質が良好である。そして、点
Aよりも回転刃移動速度が大きくなると切裁面に貝殻状
の縞を生じ、かつ、切裁片を所望の厚さ寸法に保てなく
なって切裁品質が低下する。この図表から考えられるこ
とは、切裁品質を低下させない為には点Aよりも図の左
方の作業条件で切裁することが望ましく、作業能率を上
げるためにはなるべく図の右寄りの作業条件で切裁する
ことが望ましいということである。上掲の図1を得た実
験は、回転刃の回転速度を或る一定値に保って該回転刃
の移動速度を順次に変化させたものである。次に、回転
刃の回転速度の変化の影響を探求した結果を図4につい
て次に述べる。本図表の横軸は回転刃の回転速度であ
り、縦軸は切裁エネルギである。切裁エネルギは、図3
における縦軸(切裁力)を、横軸(点L1,点L3間の距
離)について積分して得られる。この図4に現われてい
るように回転刃の回転速度を変化させると切裁に要する
エネルギ(消費エネルギ)が変化し、或る点Gで最小と
なる。切裁品質との関係について観察すると、上記の点
G付近のように切裁エネルギが少ない場合には切裁品質
が良く、切裁エネルギが大きい状態では切裁品質が悪く
なる。その理由として考えられるのは、低エネルギで切
裁すると無理なく切裁するため切裁面がきめ細かくなる
ということである。従って、このカーブの谷にあたる点
G付近に相当する回転速度で切裁すると、切裁消費エネ
ルギを節約するめにも切裁品質を向上するためにも好都
合である。
【0005】以上に説明した実験結果を実地に適用し
て、切裁品質を低下させることなく切裁作業の能率を向
上させるため、本発明に係る食品切裁作業の能率を向上
せしめる制御方法は、回転速度を調節し得る回転刃を、
被切裁物である食品と交差するよう相対的に移動させて
該食品を切裁する設備を制御する方法において、 a.上記回転刃が食品から受ける切裁反力を検出すると
ともに、 b.上記切裁反力が発生してからピーク値となるまでの
移動距離Lを算定し、 c.上記ピーク値を距離Lで除して切裁力立上り角度θ
を算出し、 d.前記相対的移動の速度の上昇に伴う上記切裁力立上
り角度θの増加比率が急激に変化する点Aに相当する切
裁力立上り角度θ2を求め、 e.前記の切裁力立上り角度θが上記の角度θ2を越え
ないように回転刃の移動速度を調節することを特徴とす
る。 上記の発明方法を実施するために構成した本発明に係る
切裁作業の能率を向上せしめる制御装置は、回転速度を
調節し得る回転刃を、被切裁物である食品と交差するよ
う相対的に移動させて該食品を切裁する設備を制御する
装置において、 a.上記回転刃が食品から受ける切裁反力を検出するセ
ンサと、 b.上記センサの出力信号を入力されて、切裁反力のピ
ーク値を移動距離で除して切裁力立上り角度θを算出す
る演算器と、 c.上記切裁力立上り角度が所定の値となるように回転
刃の移動速度を制御する演算器と、 を具備していることを特徴とする。
【0006】
【作用】前記の方法を用いて回転刃による食品の切裁を
制御すると、図3について説明した切裁力立上り角度を
算出して、これを回転刃の移動速度と比較しながら図1
について説明した点Aを算出し、この点Aに相当する回
転刃移動速度よりも低い移動速度で切裁を行うので切裁
品質を低下させるおそれが無い。そして、この点Aより
も図1において左方区域という条件の範囲内で点Aに近
い条件で切裁を行うと、切裁品質を低下せしめることな
く切裁作業の能率を向上させることかできる。また前記
の装置を用いて上記の方法を実施すると、 a.上記回転刃が食品から受ける切裁反力を検出するセ
ンサと、 b.上記センサの出力信号を入力されて、切裁反力のピ
ーク値を移動距離で除して切裁力立上り角度θを算出す
る演算器と、 c.上記切裁力立上り角度が所定の値となるように回転
刃の移動速度を制御する演算器と、 を具備しているので、上記発明方法を容易に実施してそ
の効果を充分に発揮させることができる。
【0007】
【実施例】図2は、本発明方法を実施するために構成し
た制御装置7を備えた回転刃式の切裁設備の1例を示す
説明図である。本例の回転刃1は、薄い鋼製円板の周囲
に刃をつけた所謂丸刃によって構成した。ただし、本発
明を実施する際、丸刃以外の回転刃を用いることもでき
る。食品5の性状に応じて最適の種類の回転刃を選定し
て用いれば良い。上記の回転刃1を回転駆動用の変速モ
ータ2で回転させながら、移動駆動用の変速モータ3に
よって矢印aのごとくテーブル4上の食品5と交差する
ように移動させる。本発明において交差させるようにと
は、回転刃が食品に切り込み得る形で移動させることを
いう。上記の矢印aは回転刃1と食品5との相対的な移
動を意味するものであって、回転刃1の回転軸の位置を
変えずにテーブル4を移動させても良く、また双方の部
材を移動させても良い。本発明においては説明の便宜
上、回転刃が図示の円弧矢印r若しくはその反対方向に
運動することを「回転」と呼び、回転刃がその配置され
ている面内で矢印a若しくはその反対方向に運動するこ
とを移動と呼ぶものとする。切裁力の検出用センサ6を
テーブル4に設置し、このセンサ6上に食品5を搭載支
持して回転刃1の切裁力を検知し、切裁力信号bを出力
させる。回転刃を回転させながら移動させる場合に発生
する力は複雑であって、これを直接的に計測することは
困難であるが、本実施例の発明装置においてはテーブル
4上に、圧電素子よりなるセンサ6を設置するとともに
このセンサ6上に食品5を搭載して支持し、このセンサ
6が受ける力によって回転刃1が受ける切裁反力を検出
する。本例のセンサ6は圧電素子を3次元的に配設して
直交3軸X,Y,Z(図示省略)方向の力、および、該
3軸X,Y,Zまわりの回転モーメントを検出して、制
御装置7の切裁評価パラメータ演算装置8によって切裁
力を算出する。上記の切裁評価パラメータ演算装置8に
対して回転刃1の回転速度および移動速度が入力され
る。これにより、上記の切裁評価パラメータ演算装置8
は図3に表わされている情報を与えられる。これに基づ
いて演算を行って、図4の図表に示したカーブで表わさ
れる切裁変化率情報cを丸刃回転速度決定制御装置9に
与えるとともに、図1の図表に示したカーブで表わされ
る切裁力立上り角度情報dを丸刃移動速度決定制御装置
10に与える。前記の丸刃移動速度決定制御装置10
は、与えられた情報(図1相当)に基づいて、回転刃1
の矢印a方向移動速度を点Aに相当する移動速度よりも
低からしめるように制限する移動速度指令値f(図2参
照)を算出して次切裁指令値決定装置11に入力する。
本発明を実施する際、この移動速度指令値fは回転刃移
動速度を図1の点Aに相当する移動速度以下に制限する
内容であっても良く、また、点A,B間の区域Eに相当
する移動速度内に移動速度を収めるように指令する内容
であっても良い。上記の点Bは、切裁力立上り角度カー
ブがほぼ水平をなしている区域の左端(低速度側の端)
である。図1に示した角度座標値θ1は点Bに相当する
切裁力立上り角度であり、角度座標値θ2は点Aに相当
する切裁力立上り角度である。上記の点Aよりも左方の
回転刃移動速度で切裁作業が行われると切裁品質が優れ
ている。また移動速度範囲E内で切裁作業が行われると
切裁品質を低下させることなく、比較的高い作業能率が
得られる。前記の丸刃回転速度決定制御装置9は、与え
られた情報(図4相当)に基づいて、回転刃回転速度が
点Gに相当する回転速度となるように制御する回転速度
指令値e(図2参照)を算出して、前述した次切裁指令
値決定装置11に入力する。詳しくは、回転速度の微小
な変動に伴う切裁エネルギの微小変動を算定して、その
時点における切裁エネルギカーブの勾配が右上がりか右
下がりであるかを判定し、カーブ勾配が図4において右
下がりであれば次サイクルにおける食品切裁作業の回転
刃回転速度を上げるような回転速度指令値eを出力す
る。また上記カーブの勾配が右上がりであれば次サイク
ルにおける食品切裁作業の回転刃回転速度を下げるよう
な回転速度指令値eを出力する。次切裁指令値決定装置
11は上記回転速度指令値eに基づいて、その時に切裁
を行っている食品5の切裁を終えた後の次サイクルの切
裁作業における回転速度を低下させるように指令信号g
を出力し、これを繰り返して回転速度を点Gに相当する
速度に近づけてゆく。
【0008】図1に示したカーブに基づいて最良の回転
刃移動速度ないし最良の回転刃移動速度範囲を選定する
ことと、図4に示したカーブに基づいて最良の回転刃回
転速度を選定することとは相互に関連が有る。本実施例
においては上記双方の選定を次の手順に従って行なうこ
とにより、実用上の支障や矛盾を生じることなく発明の
目的を達成している。図4に示した切裁エネルギと回転
刃回転速度との関係は、他の諸条件の影響を受けること
が少なく、実用上は一義的に定まるものと見なすことが
できる。このようにして点Gを求め、この点Gに相当す
る回転刃回転速度が算出されたならば、この算出された
回転刃回転速度における切裁力立上り速度θ(図3参
照)を求める。そして、回転刃回転速度を変えずに回転
刃移動速度の変化に伴う切裁力立上り角度の変化(図
1)を算出し、点Aを求め(要すれば点Bおよび範囲E
を求めて)、最良の切裁条件となるような制御が可能と
なる。
【0009】以上説明したような、図1のデータに基づ
く回転刃の移動速度指令値fと図4のデータに基づく回
転刃の回転速度指令値eとの整合は、図2に示した次切
裁指令値決定演算装置11で演算される。そして、回転
駆動変速モータ2に対して回転速度指令信号gを与えて
次サイクルの切裁作業における回転刃1の回転速度を段
階的に点G(図4)に近づけてゆく。回転刃1による食
品5の切裁は、一般に多数回くり返して行われるので、
最初の一回目の切裁が最適条件で行われなくても2,3
回後に、若しくは4,5回後に最適条件になれば実用効
果を損なうものではない。上記のようにして回転刃1の
回転速度が最良値に導かれると、その最良の回転速度に
おける回転刃移動速度を切裁力立上り角度との関係(図
1)に基づいて、移動駆動変速モータ3に対して移動速
度指令信号hが与えられ、切裁品質を低下させることな
く作業能率を向上させるような速度で回転刃1が移動せ
しめられて食品5の切裁作業が制御される。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、回転刃によって食
品を切裁する設備を本発明方法によって制御すると、切
裁品質を低下させない範囲内において切裁作業を最高の
能率で遂行することができる。また、本発明の制御装置
によれば、高度の熟練や多大の労力を要せずに前記の発
明方法を自動的に実施して、その効果を充分に発揮せし
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転刃による食品の切裁における、回転刃移動
速度と切裁力立上り角度との関係を示し、本発明の基本
的原理を表わす図表である。
【図2】本発明に係る制御装置の1実施例を備えた回転
刃式の食品切裁設備を示す模式図である。
【図3】回転刃によって食品を切裁する場合の、回転刃
の移動距離と切裁力との関係を示す図表である。
【図4】回転刃による食品の切裁における、回転刃回転
速度と切裁エネルギとの関係を示す図表である。
【符号の説明】
1…回転刃、2…回転駆動用の変速モータ、3…移動駆
動用の変速モータ、4…テーブル、5…食品、6…セン
サ、7…制御装置、8…切裁評価パラメータ演算装置、
9…丸刃回転速度決定制御装置、10…丸刃移動速度決
定制御装置、11…次切裁指令値決定演算装置、b…切
裁力信号、c…切裁エネルギ変化率信号、d…切裁力立
上り角度信号、e…回転速度指令値を表わす信号、f…
移動速度指令値を表わす信号、g…回転速度指令信号、
h…移動速度指令信号、θ…切裁力立上り角度。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥潟 康雄 栃木県宇都宮市野沢町2番地3 レオン自 動機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転速度を調節し得る回転刃を、被切裁
    物である食品と交差するよう相対的に移動させて該食品
    を切裁する設備を制御する方法において、 a.上記回転刃が食品から受ける切裁反力を検出すると
    ともに、 b.上記切裁反力が発生してからピーク値となるまでの
    移動距離Lを算定し、 c.上記ピーク値を距離Lで除して切裁力立上り角度θ
    を算出し、 d.前記相対的移動の速度の上昇に伴う上記切裁力立上
    り角度θの増加比率が急激に変化する点Aに相当する切
    裁力立上り角度θ2を求め、 e.前記の切裁力立上り角度θが上記の角度θ2を越え
    ないように回転刃の移動速度を調節することを特徴とす
    る、食品切裁作業の能率を向上せしめる制御方法。
  2. 【請求項2】 前記の回転刃は、薄い円板状部材の周囲
    に刃を設けた丸刃であることを特徴とする、請求項1に
    記載した食品切裁作業の能率を向上せしめる制御方法。
  3. 【請求項3】 前記の点Aに相当する切裁力立上り角度
    θ2となる点Aよりも移動速度が低い区域において、切
    裁力立上り角度がほぼ一定となる速度区間Eを求めて、
    この速度区間E内の最低速度に相当する点Bにおける切
    裁力立上り角度θ1を算定し、切裁力立上り角度がθ1
    θ2の範囲内に入るように回転刃の移動速度を調節する
    ことを特徴とする、請求項1に記載した食品切裁作業の
    能率を向上せしめる制御方法。
  4. 【請求項4】 回転速度を調節し得る回転刃を、被切裁
    物である食品と交差するよう相対的に移動させて該食品
    を切裁する設備を制御する装置において、 a.上記回転刃が食品から受ける切裁反力を検出するセ
    ンサと、 b.上記センサの出力信号を入力されて、切裁反力のピ
    ーク値を移動距離で除して切裁力立上り角度θを算出す
    る演算器と、 c.上記切裁力立上り角度が所定の値となるように回転
    刃の移動速度を制御する演算器と、を具備していること
    を特徴とする、食品切裁作業の能率を向上せしめる制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記の回転刃は、薄い円板状部材の周囲
    に刃を設けた丸刃であることを特徴とする、請求項4に
    記載した食品切裁作業の能率を向上せしめる制御装置。
  6. 【請求項6】 前記の切裁反力を検出するセンサは感圧
    素子を備えたものであり、かつ、食品素材を搭載する部
    材であることを特徴とする、請求項4に記載した食品切
    裁作業の能率を向上せしめる制御装置。
  7. 【請求項7】 前記の回転刃の移動速度を制御する演算
    器は、回転刃の移動速度を、切裁力立上り角度が増加率
    変化点Aに相当する切裁力立上り角度θ2以下となるよ
    うに制御するものであることを特徴とする、請求項4に
    記載した食品切裁作業の能率を向上せしめる制御装置。
  8. 【請求項8】 前記の回転刃の移動速度を制御する演算
    器は、切裁力立上り角度が移動速度の変化に対してほぼ
    一定値を保つ範囲Eとなるように、回転刃の移動速度を
    制御するものであることを特徴とする、請求項4に記載
    した食品切裁作業の能率を向上せしめる制御装置。
JP22086891A 1991-09-02 1991-09-02 食品切裁作業の能率を向上せしめる制御方法および同装置 Pending JPH0557560A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114029586A (zh) * 2021-12-21 2022-02-11 江苏耀宇新型管业有限公司 管托的切割装置及其控制方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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