JPH0557425B2 - - Google Patents
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- JPH0557425B2 JPH0557425B2 JP20966186A JP20966186A JPH0557425B2 JP H0557425 B2 JPH0557425 B2 JP H0557425B2 JP 20966186 A JP20966186 A JP 20966186A JP 20966186 A JP20966186 A JP 20966186A JP H0557425 B2 JPH0557425 B2 JP H0557425B2
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Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、電子制御燃料噴射装置を有し、か
つ、空燃比のフイードバツク制御系の学習制御を
行う内燃機関にあつて燃料リークを自己診断する
装置に関する。
つ、空燃比のフイードバツク制御系の学習制御を
行う内燃機関にあつて燃料リークを自己診断する
装置に関する。
〈従来の技術〉
電子制御燃料噴射装置に用いられる燃料噴射弁
は、機関の回転に同期して与えられる駆動パルス
信号によつて開弁し、その開弁期間中、所定圧力
の燃料を噴射することになつている。従つて燃料
噴射量は駆動パルス信号のパルス巾により制御さ
れ、このパルス巾をTiとして燃料噴射量に相当
する制御信号とすれば、目標空燃比である理論空
燃比を得るために、Tiは次式によつて定められ
る。
は、機関の回転に同期して与えられる駆動パルス
信号によつて開弁し、その開弁期間中、所定圧力
の燃料を噴射することになつている。従つて燃料
噴射量は駆動パルス信号のパルス巾により制御さ
れ、このパルス巾をTiとして燃料噴射量に相当
する制御信号とすれば、目標空燃比である理論空
燃比を得るために、Tiは次式によつて定められ
る。
Ti=Tp・COEF・α+Ts
但し、Tpは基本燃料噴射量に相当する基本パ
ルス巾で便宜上基本燃料噴射量と呼ぶ。Tp=
K・Q/Nで、Kは定数、Qは機関吸入空気流
量、Nは機関回転数である。COEFは水温補正等
の各種補正係数である。αは後述する空燃比のフ
イードバツク制御(λコントロール)のためのフ
イードバツク補正係数である。Tsは電圧補正分
で、バツテリ電圧の変動による燃料噴射弁の噴射
流量変化を補正するためのものである。
ルス巾で便宜上基本燃料噴射量と呼ぶ。Tp=
K・Q/Nで、Kは定数、Qは機関吸入空気流
量、Nは機関回転数である。COEFは水温補正等
の各種補正係数である。αは後述する空燃比のフ
イードバツク制御(λコントロール)のためのフ
イードバツク補正係数である。Tsは電圧補正分
で、バツテリ電圧の変動による燃料噴射弁の噴射
流量変化を補正するためのものである。
λコントロールについては、排気系にO2セン
サを設けて実際の空燃比を検出し、空燃比が理論
空燃比より濃いか薄いかをスライスレベルにより
制御するわけであり、このため、前記のフイード
バツク補正係数αというものを定めて、このαを
変化させることにより理論空燃比に保つている。
サを設けて実際の空燃比を検出し、空燃比が理論
空燃比より濃いか薄いかをスライスレベルにより
制御するわけであり、このため、前記のフイード
バツク補正係数αというものを定めて、このαを
変化させることにより理論空燃比に保つている。
ここで、フイードバツク補正係数αの値は比積
分(PI)制御により変化させ、安定した制御と
している。
分(PI)制御により変化させ、安定した制御と
している。
すなわち、O2センサの出力電圧とスライスレ
ベル電圧とを比較し、スライスレベルよりも高い
場合、低い場合、空燃比を急に濃くしたり、薄く
したりすることなく、空燃比が濃い(薄い)場合
には始めにP分だけ下げて(上げて)、それから
I分ずつ徐々に下げて(上げて)いき、空燃比を
薄く(濃く)するように制御する(第6図参照)。
ベル電圧とを比較し、スライスレベルよりも高い
場合、低い場合、空燃比を急に濃くしたり、薄く
したりすることなく、空燃比が濃い(薄い)場合
には始めにP分だけ下げて(上げて)、それから
I分ずつ徐々に下げて(上げて)いき、空燃比を
薄く(濃く)するように制御する(第6図参照)。
但し、λコントロールを行わない条件下ではα
をクランプし、各種補正係数COEFの設定によ
り、所望の空燃比を得る。
をクランプし、各種補正係数COEFの設定によ
り、所望の空燃比を得る。
ところで、λコントロール条件下でのベース空
燃比即ちα=1のときの空燃比を理論空燃比(λ
=1)に設定することができれば、フイードバツ
ク制御は不要なのであるが、実際には構成部品
(例えばエアフローメータ,燃料噴射弁,プレツ
シヤレギユレータ,コントロールユニツト)のバ
ラツキや経時変化,燃料噴射弁のパルス巾−流量
特性の非直線性,吸気系条件や環境の変化等の要
因で、ベース空燃比のλ=1からのズレを生じる
ので、フイードバツク制御を行つている。
燃比即ちα=1のときの空燃比を理論空燃比(λ
=1)に設定することができれば、フイードバツ
ク制御は不要なのであるが、実際には構成部品
(例えばエアフローメータ,燃料噴射弁,プレツ
シヤレギユレータ,コントロールユニツト)のバ
ラツキや経時変化,燃料噴射弁のパルス巾−流量
特性の非直線性,吸気系条件や環境の変化等の要
因で、ベース空燃比のλ=1からのズレを生じる
ので、フイードバツク制御を行つている。
しかし、ベース空燃比がλ=1からずれている
と、運転領域が大きく変化したときに、ベース空
燃比の段差をフイードバツク制御によりλ=1に
安定させるまでに時間がかかる。そして、このた
めに比例及び積分定数(P/I分)を大きくする
ので、オーバーシユートやアンダーシユートを生
じ、制御性が悪くなる。つまり、ベース空燃比が
λ=1からずれていると、理論空燃比よりかなり
ズレをもつた範囲で空燃比制御がなされるのであ
る。
と、運転領域が大きく変化したときに、ベース空
燃比の段差をフイードバツク制御によりλ=1に
安定させるまでに時間がかかる。そして、このた
めに比例及び積分定数(P/I分)を大きくする
ので、オーバーシユートやアンダーシユートを生
じ、制御性が悪くなる。つまり、ベース空燃比が
λ=1からずれていると、理論空燃比よりかなり
ズレをもつた範囲で空燃比制御がなされるのであ
る。
その結果、三元触媒の転換効率が悪いところで
運転がなされることになり、触媒の貴金属量の増
大によるコストアツプの他、触媒の劣化に伴う転
換効率のさらなる悪化により触媒の交換換を余儀
なくされる。
運転がなされることになり、触媒の貴金属量の増
大によるコストアツプの他、触媒の劣化に伴う転
換効率のさらなる悪化により触媒の交換換を余儀
なくされる。
そこで、学習によりベース空燃比をλ=1にす
ることにより、過渡時にベース空燃比の段差から
生じるλ=1からのズレをなくし、かつP/I分
を小さくすることを可能にして制御性の向上を図
る空燃比の学習制御装置が、本出願人により、特
願昭58−76221号特開昭59−203828号)あるいは
特願昭58−197499号として出願された。
ることにより、過渡時にベース空燃比の段差から
生じるλ=1からのズレをなくし、かつP/I分
を小さくすることを可能にして制御性の向上を図
る空燃比の学習制御装置が、本出願人により、特
願昭58−76221号特開昭59−203828号)あるいは
特願昭58−197499号として出願された。
これは空燃比のフイードバツク制御中にベース
空燃比が理論空燃比からずれた場合には、そのギ
ヤツプを埋めるべくフイードバツク補正係数αが
大となるから、このときの機関運転状態とαとを
検出し、該αに基づく学習補正係数Klを求めて
これを記憶しておき、再度同一機関運転状態とな
つたときには記憶した学習補正係数Klによりベ
ース空燃比を理論空燃比に応答性良くなるように
補正する。ここにおける学習補正係数Klの記憶
は、RAMのマツプ上を機関回転数及び負荷等の
機関運転状態の適当なパラメータに応じて格子分
割した所定範囲の領域毎に行う。
空燃比が理論空燃比からずれた場合には、そのギ
ヤツプを埋めるべくフイードバツク補正係数αが
大となるから、このときの機関運転状態とαとを
検出し、該αに基づく学習補正係数Klを求めて
これを記憶しておき、再度同一機関運転状態とな
つたときには記憶した学習補正係数Klによりベ
ース空燃比を理論空燃比に応答性良くなるように
補正する。ここにおける学習補正係数Klの記憶
は、RAMのマツプ上を機関回転数及び負荷等の
機関運転状態の適当なパラメータに応じて格子分
割した所定範囲の領域毎に行う。
具体的には、RAM上に機関回転数及び負荷等
の機関運転状態に対応した学習補正係数Klのマ
ツプを設け、燃料噴射量Tiを計算する際に、次
式の如く基本燃料噴射量Tpを学習補正係数Klで
補正する。
の機関運転状態に対応した学習補正係数Klのマ
ツプを設け、燃料噴射量Tiを計算する際に、次
式の如く基本燃料噴射量Tpを学習補正係数Klで
補正する。
Ti=Tp・COEF・Kl・α+Ts
そして、Klの学習は次の手順で進める。
定常状態においてそのときの機関運転状態の
領域を検出し、かつ、その間のαの基準値α1か
らの偏差1α(=α−α1)を平均値として検出す
る。基準値α12λ=1に対応する値として一般
には1に設定される。
領域を検出し、かつ、その間のαの基準値α1か
らの偏差1α(=α−α1)を平均値として検出す
る。基準値α12λ=1に対応する値として一般
には1に設定される。
前記機関運転状態の領域に対応して現在まで
に学習されているKlを検索する。
に学習されているKlを検索する。
KlとΔαとからKl+M・Δαの値を求め、そ
の結果(学習値)を新たなKl(NEW)として記憶を
更新する。Mは定数で、0<M<1である。
の結果(学習値)を新たなKl(NEW)として記憶を
更新する。Mは定数で、0<M<1である。
〈発明が解決しようとする問題点〉
ところで、この種の電子制御燃料噴射式内燃機
関にあつては燃料噴射弁が故障又は経時劣化等に
よつて定常時に燃料のリークを生じた場合、従来
これを適確に検出する手段がなかつたため、運転
性能特に過渡運転性能が損なわれることがあつ
た。
関にあつては燃料噴射弁が故障又は経時劣化等に
よつて定常時に燃料のリークを生じた場合、従来
これを適確に検出する手段がなかつたため、運転
性能特に過渡運転性能が損なわれることがあつ
た。
本発明はこのような従来の問題点に着目してな
されるもので、燃料噴射弁からの定常的な燃料リ
ークを学習補正係数の変化に基づいて自己診断で
きるようにした、電子制御燃料噴射式内燃機関の
燃料リーク自己診断装置を提供することを目的と
する。
されるもので、燃料噴射弁からの定常的な燃料リ
ークを学習補正係数の変化に基づいて自己診断で
きるようにした、電子制御燃料噴射式内燃機関の
燃料リーク自己診断装置を提供することを目的と
する。
〈問題点を解決するための手段〉
本発明は、上記の目的を達成するため、内燃機
関の空燃比の学習制御装置を、第1図に示すよう
に、下記の(A)〜(K)の手段により構成したものであ
り、特には(I)〜(K)の手段を設けたことを第1の特
徴とする。
関の空燃比の学習制御装置を、第1図に示すよう
に、下記の(A)〜(K)の手段により構成したものであ
り、特には(I)〜(K)の手段を設けたことを第1の特
徴とする。
(A) 機関吸入空気流量を検出する第1の検出手
段,機関回転数を検出する第2の検出手段,及
び機関排気成分を検出しこれにより機関吸入混
合気の空燃比を検出する第3の検出手段を少な
くとも含む機関運転状態検出手段 (B) 前記第1の検出手段が出力する機関吸入空気
流量と前記第2の検出手段が出力する機関回転
数とに基づいて基本燃料噴射量を演算する基本
燃料噴射量演算手段 (C) 機関運転状態の領域毎に前記基本燃料噴射量
を補正するための学習補正係数を記憶した書換
え可能な記憶手段 (D) 実際の機関運転状態に基づいて前記記憶手段
から対応する領域の学習補正係数を検索する学
習補正係数検索手段 (E) 前記第3の検出手段が出力する空燃比と目標
空燃比とを比較し実際の空燃比を目標空燃比に
近づけるように前記基本燃料噴射量を補正する
ためのフイードバツク補正係数を所定の量増減
して設定するフイードバツク補正係数設定手段 (F) 機関運転状態の領域毎にその領域のフイード
バツク補正係数の基準値からの偏差を学習しこ
れを減少させる方向に前記学習補正係数検索手
段により検索された機関運転状態の領域に対応
する学習補正係数を修正して書換える学習補正
係数修正手段 (G) 前記基本燃料噴射量演演算手段で演算した基
本燃料噴射量,前記学習補正係数修正手段で検
索した学習補正係数,及び前記フイードバツク
補正係数設定手段で設定したフイードバツク補
正係数に基づいて燃料噴射量を演算する燃料噴
射量演算手段 (H) 前記燃料噴射量演算手段で演算した燃料噴射
量に相当する駆動パルス信号に応じオンオフ的
に燃料を機関に噴射供給する燃料噴射手段 (I) 吸入空気流量が異なる複数の設定領域毎に各
領域の学習補正係数が所定時間以上略一定に保
たれる定常値を演算する学習補正係数定常値演
算手段 (J) 前記複数の設定領域毎に学習補正係数の定常
値の変化量を演算する定常値変化量演算手段。
段,機関回転数を検出する第2の検出手段,及
び機関排気成分を検出しこれにより機関吸入混
合気の空燃比を検出する第3の検出手段を少な
くとも含む機関運転状態検出手段 (B) 前記第1の検出手段が出力する機関吸入空気
流量と前記第2の検出手段が出力する機関回転
数とに基づいて基本燃料噴射量を演算する基本
燃料噴射量演算手段 (C) 機関運転状態の領域毎に前記基本燃料噴射量
を補正するための学習補正係数を記憶した書換
え可能な記憶手段 (D) 実際の機関運転状態に基づいて前記記憶手段
から対応する領域の学習補正係数を検索する学
習補正係数検索手段 (E) 前記第3の検出手段が出力する空燃比と目標
空燃比とを比較し実際の空燃比を目標空燃比に
近づけるように前記基本燃料噴射量を補正する
ためのフイードバツク補正係数を所定の量増減
して設定するフイードバツク補正係数設定手段 (F) 機関運転状態の領域毎にその領域のフイード
バツク補正係数の基準値からの偏差を学習しこ
れを減少させる方向に前記学習補正係数検索手
段により検索された機関運転状態の領域に対応
する学習補正係数を修正して書換える学習補正
係数修正手段 (G) 前記基本燃料噴射量演演算手段で演算した基
本燃料噴射量,前記学習補正係数修正手段で検
索した学習補正係数,及び前記フイードバツク
補正係数設定手段で設定したフイードバツク補
正係数に基づいて燃料噴射量を演算する燃料噴
射量演算手段 (H) 前記燃料噴射量演算手段で演算した燃料噴射
量に相当する駆動パルス信号に応じオンオフ的
に燃料を機関に噴射供給する燃料噴射手段 (I) 吸入空気流量が異なる複数の設定領域毎に各
領域の学習補正係数が所定時間以上略一定に保
たれる定常値を演算する学習補正係数定常値演
算手段 (J) 前記複数の設定領域毎に学習補正係数の定常
値の変化量を演算する定常値変化量演算手段。
(K) 前記複数の設定領域の中、吸入空気流量小の
領域における学習補正係数の定常値の変化量が
吸入空気流量大の領域における学習補正係数の
定常値の変化量より大の時に前記燃料噴射弁か
ら燃料がリークしていると診断する燃料リーク
診断手段 また、上記の(K)の手段に代えて下記の(K′)
の手段を設けたことを第2の特徴とする。
領域における学習補正係数の定常値の変化量が
吸入空気流量大の領域における学習補正係数の
定常値の変化量より大の時に前記燃料噴射弁か
ら燃料がリークしていると診断する燃料リーク
診断手段 また、上記の(K)の手段に代えて下記の(K′)
の手段を設けたことを第2の特徴とする。
(K′) 前記複数の設定領域の学習補正係数の
定常値の変化量が各領域の吸入空気流量に略反
比例している時に前記燃料噴射弁から燃料がリ
ークしていると診断する燃料リーク診断手段 〈作用〉 基本燃料噴射量演算手段Bは、目標空燃比に対
応する基本燃料噴射量を機関吸入空気流量と機関
回転数とから所定の計算式に従つて演算し、学習
補正係数検索手段Dは、記憶手段Cから、実際の
機関運転状態に対応する領域の学習補正係数を検
索し、フイードバツク補正係数設定手段Eは、実
際の空燃比と目標空燃比とを比較し実際の空燃比
を目標空燃比に近づけるようにフイードバツク補
正係数を例えば比例積分制御に基づいて所定の量
増減して設定する。
定常値の変化量が各領域の吸入空気流量に略反
比例している時に前記燃料噴射弁から燃料がリ
ークしていると診断する燃料リーク診断手段 〈作用〉 基本燃料噴射量演算手段Bは、目標空燃比に対
応する基本燃料噴射量を機関吸入空気流量と機関
回転数とから所定の計算式に従つて演算し、学習
補正係数検索手段Dは、記憶手段Cから、実際の
機関運転状態に対応する領域の学習補正係数を検
索し、フイードバツク補正係数設定手段Eは、実
際の空燃比と目標空燃比とを比較し実際の空燃比
を目標空燃比に近づけるようにフイードバツク補
正係数を例えば比例積分制御に基づいて所定の量
増減して設定する。
一方、学習補正係数修正手段Fは、フイードバ
ツク補正係数の基準値からの偏差を学習し、これ
を減少させる方向に前記学習補正係数検索手段D
により検索された機関運転状態の領域に対応する
学習補正係数を修正して記憶手段Cのデータを書
換える。
ツク補正係数の基準値からの偏差を学習し、これ
を減少させる方向に前記学習補正係数検索手段D
により検索された機関運転状態の領域に対応する
学習補正係数を修正して記憶手段Cのデータを書
換える。
そして、燃料噴射量演算手段Gは、基本燃料噴
射量を前記学習補正係数修正手段Fにより修正さ
れた学習補正係数で補正し更にフイードバツク補
正係数で補正することにより燃料噴射量を演算す
る。そして、この燃料噴射量に相当する駆動パル
ス信号により、燃料噴射弁Hが作動する。
射量を前記学習補正係数修正手段Fにより修正さ
れた学習補正係数で補正し更にフイードバツク補
正係数で補正することにより燃料噴射量を演算す
る。そして、この燃料噴射量に相当する駆動パル
ス信号により、燃料噴射弁Hが作動する。
かかる燃料噴射制御と併行して、前記学習補正
係数定常値演算手段Iは、運転状態が予め設定さ
れた吸入空気流量の異なる複数の領域のいずれか
にあつて該領域の学習補正係数が所定時間以上略
一定に保たれる定常状態時にその定常値を演算す
る。
係数定常値演算手段Iは、運転状態が予め設定さ
れた吸入空気流量の異なる複数の領域のいずれか
にあつて該領域の学習補正係数が所定時間以上略
一定に保たれる定常状態時にその定常値を演算す
る。
ここで、燃料噴射弁Hに定常時の燃料リークを
生じると、燃料噴射期間以外に燃料が供給される
ため、フイードバツク補正係数設定手段Eは、空
燃比を一定に保つべく正規の燃料噴射量を減少さ
せるように作用し、これによりまず、フイードバ
ツク補正係数が減少しようとする。
生じると、燃料噴射期間以外に燃料が供給される
ため、フイードバツク補正係数設定手段Eは、空
燃比を一定に保つべく正規の燃料噴射量を減少さ
せるように作用し、これによりまず、フイードバ
ツク補正係数が減少しようとする。
ところが、学習補正係数修正手段Fにより、フ
イードバツク補正係数を基準値に戻すように作用
するので、学習補正係数の方が基本燃料噴射量を
減少補正すべく減少する。この場合、燃料リーク
流量は時間に対して一定であるため、学習補正係
数定常値演算手段Iにより演算される各領域の学
習補正係数の定常値がステツプ的に変化する。
イードバツク補正係数を基準値に戻すように作用
するので、学習補正係数の方が基本燃料噴射量を
減少補正すべく減少する。この場合、燃料リーク
流量は時間に対して一定であるため、学習補正係
数定常値演算手段Iにより演算される各領域の学
習補正係数の定常値がステツプ的に変化する。
そして、前記各領域設定毎の定常値のステツプ
的な変化量が定常値変化量演算手段により演算さ
れる。
的な変化量が定常値変化量演算手段により演算さ
れる。
ここで、燃料リークにより定常値が変化する場
合は、同一の燃料リーク流量に対して吸入空気流
量が小さい領域程空燃比を変化させる影響が強く
なり、したがつて学習補正係数の変化量が大きく
なる。
合は、同一の燃料リーク流量に対して吸入空気流
量が小さい領域程空燃比を変化させる影響が強く
なり、したがつて学習補正係数の変化量が大きく
なる。
この結果、第1の発明における燃料リーク診断
手段Kは、複数の設定領域毎に演算された定常値
変化量が吸入空気流量小の領域が大の領域に対し
て大きい傾向にあるときには、燃料リークを生じ
ていると診断する。
手段Kは、複数の設定領域毎に演算された定常値
変化量が吸入空気流量小の領域が大の領域に対し
て大きい傾向にあるときには、燃料リークを生じ
ていると診断する。
また、燃料リーク流量に相当する分が学習補正
係数定常値の変化量となつて表れるため、該変化
量は、全燃料流量したがつて燃料流量を設定する
吸入空気流量に略反比例することとなる。
係数定常値の変化量となつて表れるため、該変化
量は、全燃料流量したがつて燃料流量を設定する
吸入空気流量に略反比例することとなる。
これにより、第2の発明における燃料リーク診
断手段K′は複数の設定領域毎に演算された定常
値変化量が各領域の吸入空気流量に略反比例して
いるときに燃料リークを生じていると診断する。
即ち、燃料リークの診断精度をより高めたもので
ある。
断手段K′は複数の設定領域毎に演算された定常
値変化量が各領域の吸入空気流量に略反比例して
いるときに燃料リークを生じていると診断する。
即ち、燃料リークの診断精度をより高めたもので
ある。
〈実施例〉
以下に本発明の一実施例を説明する。
第2図において、機関1には、エアクリーナ
2,吸気ダクト3,スロツトルチヤンバ4及び吸
気マニホールド5を介して空気が吸入される。
2,吸気ダクト3,スロツトルチヤンバ4及び吸
気マニホールド5を介して空気が吸入される。
吸気ダクト3には吸入空気流量Qの検出手段と
してのエアフローメータ6が設けられていて、吸
入空気流量Q信号に対応する電圧信号を出力す
る。スロツトルチヤンバ4には図示しないアクセ
ルペダルと連動する1次側スロツトル弁7と2次
側スロツトル弁8とが設けられていて、吸入空気
流量Qを制御する。また、これらのスロツトル弁
7,8をバイパスする補助空気通路9が設けられ
ていて、この補助空気通路9にはアイドル制御弁
10が介装されている。吸気マニホールド5又は
機関1の吸気ポートには燃料噴射手段としての燃
料噴射弁11が設けられている。この燃料噴射弁
11はソレノイドに通電されて開弁し通電停止さ
れて閉弁する電磁式燃料噴射弁であつて、駆動パ
ルス信号によりソレノイドに通電されて開弁し、
図示しない燃料ポンプから圧送されプレツシヤレ
ギユレータにより所定の圧力に制御された燃料を
機関1に噴射供給する。
してのエアフローメータ6が設けられていて、吸
入空気流量Q信号に対応する電圧信号を出力す
る。スロツトルチヤンバ4には図示しないアクセ
ルペダルと連動する1次側スロツトル弁7と2次
側スロツトル弁8とが設けられていて、吸入空気
流量Qを制御する。また、これらのスロツトル弁
7,8をバイパスする補助空気通路9が設けられ
ていて、この補助空気通路9にはアイドル制御弁
10が介装されている。吸気マニホールド5又は
機関1の吸気ポートには燃料噴射手段としての燃
料噴射弁11が設けられている。この燃料噴射弁
11はソレノイドに通電されて開弁し通電停止さ
れて閉弁する電磁式燃料噴射弁であつて、駆動パ
ルス信号によりソレノイドに通電されて開弁し、
図示しない燃料ポンプから圧送されプレツシヤレ
ギユレータにより所定の圧力に制御された燃料を
機関1に噴射供給する。
機関1からは、排気マニホールド12,排気ダ
クト13,三元触媒14及びマフラー15を介し
て排気が排出される。
クト13,三元触媒14及びマフラー15を介し
て排気が排出される。
排気マニホールド12にはO2センサ16が設
けられている。このO2センサ16は大気中の酸
素濃度(一定)と排気中の酸素濃度との比に応じ
た電圧信号を出力し、混合気を理論空燃比で燃焼
させたときに起電力が急変する公知のセンサであ
る。従つてO2センサ16は混合気の空燃比(リ
ツチ・リーン)の検出手段である。三元触媒14
は、排気成分中CO,HC,NOxを混合気の理論
空燃比付近で共に効率良く酸化又は還元し他の無
害な物質に転換する触媒装置である。
けられている。このO2センサ16は大気中の酸
素濃度(一定)と排気中の酸素濃度との比に応じ
た電圧信号を出力し、混合気を理論空燃比で燃焼
させたときに起電力が急変する公知のセンサであ
る。従つてO2センサ16は混合気の空燃比(リ
ツチ・リーン)の検出手段である。三元触媒14
は、排気成分中CO,HC,NOxを混合気の理論
空燃比付近で共に効率良く酸化又は還元し他の無
害な物質に転換する触媒装置である。
この他、クランク角センサ17が設けられてい
る。クランク角センサ17は、クランクプーリ1
8にシグナルデイスクプレート19が設けられ、
該プレート19の外周上に設けた歯により例えば
120゜毎のリフアレンス信号と1゜毎のポジシヨン信
号とを出力する。ここで、リフアレンス信号の周
期を測定することにより機関回転数Nを算出可能
である。従つてクランク角センサ17はクランク
角のみならず機関回転数Nの検出手段である。
る。クランク角センサ17は、クランクプーリ1
8にシグナルデイスクプレート19が設けられ、
該プレート19の外周上に設けた歯により例えば
120゜毎のリフアレンス信号と1゜毎のポジシヨン信
号とを出力する。ここで、リフアレンス信号の周
期を測定することにより機関回転数Nを算出可能
である。従つてクランク角センサ17はクランク
角のみならず機関回転数Nの検出手段である。
前記エアフローメータ6,クランク角センサ1
7及びO2センサ16からの出力信号は共にコン
トロールユニツト30が入力されている。更にコ
ントロールユニツト30にはその動作電源として
また電源電圧の検出のためバツテリ20の電圧が
エンジンキースイツチ21を介して及び直接に印
加されている。更にまたコントロールユニツト3
0には必要に応じ、機関冷却小温度を検出する水
温センサ22,一次側スロツトル弁7のスロツト
ル開度を検出するアイドルスイツチを含むスロツ
トルセンサ23,車速を検出する車速センサ2
4,トランスミツシヨンのニユートラル位置を検
出するニユートラルスイツチ25等からの信号が
入力されている。そして、このコントロールユニ
ツト30において各種入力信号に基づいて演算処
理し、最適なパルス巾の駆動パルス信号を燃料噴
射弁11に出力して、最適な空燃比を得るための
燃料噴射量を得る。
7及びO2センサ16からの出力信号は共にコン
トロールユニツト30が入力されている。更にコ
ントロールユニツト30にはその動作電源として
また電源電圧の検出のためバツテリ20の電圧が
エンジンキースイツチ21を介して及び直接に印
加されている。更にまたコントロールユニツト3
0には必要に応じ、機関冷却小温度を検出する水
温センサ22,一次側スロツトル弁7のスロツト
ル開度を検出するアイドルスイツチを含むスロツ
トルセンサ23,車速を検出する車速センサ2
4,トランスミツシヨンのニユートラル位置を検
出するニユートラルスイツチ25等からの信号が
入力されている。そして、このコントロールユニ
ツト30において各種入力信号に基づいて演算処
理し、最適なパルス巾の駆動パルス信号を燃料噴
射弁11に出力して、最適な空燃比を得るための
燃料噴射量を得る。
コントロールユニツト30は、第3図に示すよ
うに、CPU31,P−ROM32,CMOS−
RAM33,アドレスデコーダ34を有する。こ
こで、RAM33は学習制御用の書換え可能な記
憶手段であり、このRAM33の動作電源として
は、エンジンキースイツチ21オフ後も記憶内容
を保持させるためバツテリ20をエンジンキース
イツチ21を介することなく適当な安定化電源を
介して接続する。
うに、CPU31,P−ROM32,CMOS−
RAM33,アドレスデコーダ34を有する。こ
こで、RAM33は学習制御用の書換え可能な記
憶手段であり、このRAM33の動作電源として
は、エンジンキースイツチ21オフ後も記憶内容
を保持させるためバツテリ20をエンジンキース
イツチ21を介することなく適当な安定化電源を
介して接続する。
CPU31への入力信号のうち、エアフローメ
ータ6,O2センサ16,バツテリ20,水温セ
ンサ22及びスロツトルセンサ23からの各電圧
信号は、アナログ信号であるので、アナログ入力
インターフエース35及びA/D変換器36を介
して入力されるようになつている。A/D変換器
36はCPU31によりアドレスデコーダ34及
びA/D変換タイミングコントローラ37を介し
て制御される。クランク角センサ17からのリフ
アレンス信号とポジシヨン信号は、ワンシヨツト
マルチ回路38を介して入力されるようになつて
いる。スロツトルセンサ23内蔵のアイドルスイ
ツチからの信号とニユートラルスイツチ25から
の信号はデジタル入力インターフエース39を介
して入力され、また車速センサ24からの信号は
波形整形回路40を介して入力されるようになつ
ている。
ータ6,O2センサ16,バツテリ20,水温セ
ンサ22及びスロツトルセンサ23からの各電圧
信号は、アナログ信号であるので、アナログ入力
インターフエース35及びA/D変換器36を介
して入力されるようになつている。A/D変換器
36はCPU31によりアドレスデコーダ34及
びA/D変換タイミングコントローラ37を介し
て制御される。クランク角センサ17からのリフ
アレンス信号とポジシヨン信号は、ワンシヨツト
マルチ回路38を介して入力されるようになつて
いる。スロツトルセンサ23内蔵のアイドルスイ
ツチからの信号とニユートラルスイツチ25から
の信号はデジタル入力インターフエース39を介
して入力され、また車速センサ24からの信号は
波形整形回路40を介して入力されるようになつ
ている。
CPU31からの出力信号(燃料噴射弁11の
駆動パルス信号)は、電流波形制御回路41を介
して燃料噴射弁11に送られるようになつてい
る。
駆動パルス信号)は、電流波形制御回路41を介
して燃料噴射弁11に送られるようになつてい
る。
ここにおいて、CPU31は第4図〜第6図に
示すフローチヤート(燃料噴射量計算ルーチン,
学習サブルーチン)に基づくプログラム(ROM
32に記憶されている)に従つて入出力操作並び
に演算処理等を行い、燃料噴射量を制御すると共
に、燃料噴射弁からの燃料リークを自己診断す
る。
示すフローチヤート(燃料噴射量計算ルーチン,
学習サブルーチン)に基づくプログラム(ROM
32に記憶されている)に従つて入出力操作並び
に演算処理等を行い、燃料噴射量を制御すると共
に、燃料噴射弁からの燃料リークを自己診断す
る。
尚、基本燃料噴射量演算手段,学習補正係数検
索手段,フイードバツク補正係数設定手段,学習
補正係数修正手段,燃料噴射量演算手段,学習補
正係数定常値演算手段,定常値変化量演算手段,
燃料リーク診断手段としての機能は、前記プログ
ラムにより達成される。
索手段,フイードバツク補正係数設定手段,学習
補正係数修正手段,燃料噴射量演算手段,学習補
正係数定常値演算手段,定常値変化量演算手段,
燃料リーク診断手段としての機能は、前記プログ
ラムにより達成される。
次に第4図〜第6図のフローチヤートを参照し
つつ作動を説明する。
つつ作動を説明する。
第4図の燃料噴射量計算ルーチンにおいて、ス
テツプ1(図ではS1)ではエアフローメータ6か
らの信号によつて得られる吸入空気流量Qのクラ
ンク角センサ17からの信号によつて得られる機
関回転数Nとから基本燃料噴射量Tp(=K・Q/
N)を演算する。この部分が基本燃料噴射量演算
手段に相当する。
テツプ1(図ではS1)ではエアフローメータ6か
らの信号によつて得られる吸入空気流量Qのクラ
ンク角センサ17からの信号によつて得られる機
関回転数Nとから基本燃料噴射量Tp(=K・Q/
N)を演算する。この部分が基本燃料噴射量演算
手段に相当する。
ステツプ2では必要に応じ各種補正係数COEF
を設定する。
を設定する。
ステツプ3では機関運転状態を表す機関回転数
Nと基本燃料噴射量(負荷)Tpとから対応する
学習補正係数Klを検索する。この部が学習補正
係数検索手段に相当する。
Nと基本燃料噴射量(負荷)Tpとから対応する
学習補正係数Klを検索する。この部が学習補正
係数検索手段に相当する。
ここで、学習補正係数Klは、機関回転数Nを
横軸、基本燃料噴射量Tpを縦軸とするマツプ上
を8×8程度の格子により区画して、領域を分
け、RAM33上に各領域毎に学習補正係数Klを
記憶させてある。尚、学習が開始されていない時
点は、学習補正係数Klは全て初期値1に設定し
てある。
横軸、基本燃料噴射量Tpを縦軸とするマツプ上
を8×8程度の格子により区画して、領域を分
け、RAM33上に各領域毎に学習補正係数Klを
記憶させてある。尚、学習が開始されていない時
点は、学習補正係数Klは全て初期値1に設定し
てある。
ステツプ4ではバツテリ20の電圧値に基づい
て電圧補正分Tsを設定する。
て電圧補正分Tsを設定する。
ステツプ5ではλコントロール条件であるか否
かを判定する。
かを判定する。
ここで、λコントロール条件でない例えば高回
転,高負荷領域等の場合は、フイードバツク補正
係数αを前回値(又は基準値1)にクランプした
状態で、ステツプ5から後述するステツプ10へ進
む。
転,高負荷領域等の場合は、フイードバツク補正
係数αを前回値(又は基準値1)にクランプした
状態で、ステツプ5から後述するステツプ10へ進
む。
λコントロール条件の場合は、ステツプ6〜8
でO2センサ16の出力電圧V02と理論空燃比相当
のスライスレベル電圧Vrefとを比較して空燃比の
リツチ・リーンを判定し積分制御又は比例積分制
御によりフイードバツク補正係数αを設定する。
この部分がフイードバツク補正係数設定手段に相
当する。具体的に積分制御の場合は、ステツプ6
での比較により空燃比=リツチ(V02>Vref)と
判定されたときにステツプ7でフイードバツク補
正係数αを前回値に対し所定の積分(I)分減少さ
せ、逆に空燃比=リーン(V02<Vref)と判定さ
れたときにステツプ8でフイードバツク補正係数
αを前回値に対し所定の積分(I)分増大させる。比
例積分制御の場合は、これに加え、リツチ〓リー
ンの反転時に積分(I)分と同方向にこれより大きな
所定の比例分(P)分の増減を行う。
でO2センサ16の出力電圧V02と理論空燃比相当
のスライスレベル電圧Vrefとを比較して空燃比の
リツチ・リーンを判定し積分制御又は比例積分制
御によりフイードバツク補正係数αを設定する。
この部分がフイードバツク補正係数設定手段に相
当する。具体的に積分制御の場合は、ステツプ6
での比較により空燃比=リツチ(V02>Vref)と
判定されたときにステツプ7でフイードバツク補
正係数αを前回値に対し所定の積分(I)分減少さ
せ、逆に空燃比=リーン(V02<Vref)と判定さ
れたときにステツプ8でフイードバツク補正係数
αを前回値に対し所定の積分(I)分増大させる。比
例積分制御の場合は、これに加え、リツチ〓リー
ンの反転時に積分(I)分と同方向にこれより大きな
所定の比例分(P)分の増減を行う。
次のステツプ9では第5図の学習サブルーチン
を実行する。これについては後述する。
を実行する。これについては後述する。
その後、ステツプ10では燃料噴射量Tiを次式
に従つて演算する。この部分が燃料噴射量演算手
段に相当する。
に従つて演算する。この部分が燃料噴射量演算手
段に相当する。
Ti=Tp・COEF・Kl・α+Ts
但し、Klとしては、ステツプ3で検索された
もの又は第5図の学習サブルーチンで修正された
ものが使用される。
もの又は第5図の学習サブルーチンで修正された
ものが使用される。
燃料噴射量Tiが演算されると、そのTiのパル
ス巾をもつ駆動パルス信号が機関回転に同期して
所定のタイミングで出力され、電流波形制御回路
41を介して燃料噴射弁11に与えられ、燃料噴
射が行われる。
ス巾をもつ駆動パルス信号が機関回転に同期して
所定のタイミングで出力され、電流波形制御回路
41を介して燃料噴射弁11に与えられ、燃料噴
射が行われる。
次に第5図の学習サブルーチンについて説明す
る。
る。
ステツプ11で、機関運転状態を表す機関回転数
Nと基本燃料噴射量Tpとが前回と同じ領域にあ
るか否かと判定する。前回と同一領域の場合は、
ステツプ12でフラグFがセツトされているか否か
を判定し、セツトされていない場合は、ステツプ
13でO2センサ16の出力が反転すなわち空燃比
フイードバツク補正係数αの増減方向が反転した
か否かを判定し、このフローを繰り返して反転す
る毎にステツプ14で反転回数を表すカウント値を
1アツプし、C=2となつた段階でステツプ15か
らステツプ16に進んでフラグFをセツトする。こ
のフラグFは同一領域でO2センサ16の出力が
2回反転したときに定常状態になつたものとみな
されてセツトされる。このフラグFのセツト後
は、ステツプ11での判定で前回と同一領域であれ
ば、ステツプ12を経てステツプ17へ進む。このス
テツプ11〜16の部分で、機関運転状態が区分さ
れた領域の1つにあること、フイードバツク補
正係数αの増減方向が所定回(2回)以上反転し
たこと、をもつて定常状態であることを検出す
る。
Nと基本燃料噴射量Tpとが前回と同じ領域にあ
るか否かと判定する。前回と同一領域の場合は、
ステツプ12でフラグFがセツトされているか否か
を判定し、セツトされていない場合は、ステツプ
13でO2センサ16の出力が反転すなわち空燃比
フイードバツク補正係数αの増減方向が反転した
か否かを判定し、このフローを繰り返して反転す
る毎にステツプ14で反転回数を表すカウント値を
1アツプし、C=2となつた段階でステツプ15か
らステツプ16に進んでフラグFをセツトする。こ
のフラグFは同一領域でO2センサ16の出力が
2回反転したときに定常状態になつたものとみな
されてセツトされる。このフラグFのセツト後
は、ステツプ11での判定で前回と同一領域であれ
ば、ステツプ12を経てステツプ17へ進む。このス
テツプ11〜16の部分で、機関運転状態が区分さ
れた領域の1つにあること、フイードバツク補
正係数αの増減方向が所定回(2回)以上反転し
たこと、をもつて定常状態であることを検出す
る。
定常状態においては、ステツプ17でO2センサ
16の出力が反転すなわちフイードバツク補正係
数αの増減方向が反転したか否かを判定し、この
フローを繰り返して反転した時は、ステツプ18で
定常と判定されてから初めてか、従つて同一領域
で3回目の判定か否かを判定し、3回目の場合は
ステツプ19で現在のフイードバツク補正係数αの
基準値α1からの偏差Δα(=α−α1)をΔα1として
一時記憶する。その後、4回目の反転が検出され
た時は、ステツプ20〜24へ進んで3回目の反転か
ら4回目の反転までのデータに基づいて学習を行
う(第6図参照)。
16の出力が反転すなわちフイードバツク補正係
数αの増減方向が反転したか否かを判定し、この
フローを繰り返して反転した時は、ステツプ18で
定常と判定されてから初めてか、従つて同一領域
で3回目の判定か否かを判定し、3回目の場合は
ステツプ19で現在のフイードバツク補正係数αの
基準値α1からの偏差Δα(=α−α1)をΔα1として
一時記憶する。その後、4回目の反転が検出され
た時は、ステツプ20〜24へ進んで3回目の反転か
ら4回目の反転までのデータに基づいて学習を行
う(第6図参照)。
5回目以上の反転が検出されたときも同様でス
テツプ20〜24へ進んで前回の反転から今回の反転
までのデータに基づいて学習を行う。
テツプ20〜24へ進んで前回の反転から今回の反転
までのデータに基づいて学習を行う。
4回目以上の反転時は、ステツプ20で現在のフ
イードバツク補正係数αの基準値α1から偏差Δα
(=α−α1)をΔα2として一時記憶する。このと
き記憶されているΔα1とΔα2とは第6図に示すよ
うに前回(例えば3回目)の反転から今回(例え
ば4回目))の反転までのΔαの上下のピーク値で
ある。
イードバツク補正係数αの基準値α1から偏差Δα
(=α−α1)をΔα2として一時記憶する。このと
き記憶されているΔα1とΔα2とは第6図に示すよ
うに前回(例えば3回目)の反転から今回(例え
ば4回目))の反転までのΔαの上下のピーク値で
ある。
これら上下のピーク値Δα1,Δα2に基づいて偏
差Δαの平均値を演算することができるから、
ステツプ21で次式に基づいて偏差Δの平均値
を演算する。
差Δαの平均値を演算することができるから、
ステツプ21で次式に基づいて偏差Δの平均値
を演算する。
=(Δα1+Δα2)/2
次にステツプ22で現在の領域に対応して記憶し
てある学習補正係数Klを検索する。但し、実際
にはステツプ3で検索したものを使用すればよ
い。
てある学習補正係数Klを検索する。但し、実際
にはステツプ3で検索したものを使用すればよ
い。
次にステツプ23で次式に従つて現在の学習補正
係数Klにフイードバツク補正係数αの基準値α1
からの偏差Δα(=α−α1)の平均値を所定割
合加算することによつて新たな学習補正係数
Kl(oew)を演算し、同一領域の学習補正係数のデー
タを修正して書換える。
係数Klにフイードバツク補正係数αの基準値α1
からの偏差Δα(=α−α1)の平均値を所定割
合加算することによつて新たな学習補正係数
Kl(oew)を演算し、同一領域の学習補正係数のデー
タを修正して書換える。
Kl(oew)←Kl+/M
(Mは定数で、M>1)
以上ステツプ17〜23の部分が学習補正係数修正
手段Fに相当する。
手段Fに相当する。
この後は、ステツプ24で次回の計算のためΔα2
の値をΔα1に代入する。
の値をΔα1に代入する。
次にかかる学習制御中に併用して燃料リークの
自己診断が行われる。
自己診断が行われる。
まず、ステツプ25では現在の機関運転状態が予
定め設定された吸入空気流量の異なる3つの領域
A1,A2,A3のいずれかにあるか否かを判定す
る。
定め設定された吸入空気流量の異なる3つの領域
A1,A2,A3のいずれかにあるか否かを判定す
る。
ここで、第7図に示すように、A1,A2,A3の
中A1は最も吸入空気流量の小さいアイドル状態
の領域であり、A3は最も吸入空気流量が大きく、
A2の中間の吸入空気流量となるように設定され
ている。
中A1は最も吸入空気流量の小さいアイドル状態
の領域であり、A3は最も吸入空気流量が大きく、
A2の中間の吸入空気流量となるように設定され
ている。
ステツプ25がYESの場合はステツプ26へ進ん
でこのYESの判定が初めて(前回NO)であるか
否かを判定し、初めての場合は、ステツプ27へ進
んでステツプ23で修正されたた最新の学習補正係
数Klを定常値検出用の最大値KlMAX,最小値KlMIN
に夫々初期値としてセツトする。
でこのYESの判定が初めて(前回NO)であるか
否かを判定し、初めての場合は、ステツプ27へ進
んでステツプ23で修正されたた最新の学習補正係
数Klを定常値検出用の最大値KlMAX,最小値KlMIN
に夫々初期値としてセツトする。
次いでステツプ28へ進んで定常値検出用のカウ
ンタCNをリセツトする。
ンタCNをリセツトする。
次にステツプ25の判定がYESとなつてから2
回目以降はステツプ26の判定がNOとなつてステ
ツプ29へ進み最新の学習補正係数Klが最大値
KlMAXを上回るか否かを判定し、YESの場合はス
テツプ30へ進んでKlをKlMAXに置き換える。
回目以降はステツプ26の判定がNOとなつてステ
ツプ29へ進み最新の学習補正係数Klが最大値
KlMAXを上回るか否かを判定し、YESの場合はス
テツプ30へ進んでKlをKlMAXに置き換える。
また、ステツプ29の判定がNOの場合はステツ
プ31へ進んで最新の学習補正係数Klが最小値
KlMINを下回るか否かを判定し、YESの場合はス
テツプ32へ進んでKlを最小値に置き換える。こ
のようにして、最大値KIMAXと最小値KlMINとをセ
ツトした後、ステツプ33へ進み、最大値KlMAXと
最小値KlMINとの偏差が設定値ΔKl以下であるか
否かを判定する。
プ31へ進んで最新の学習補正係数Klが最小値
KlMINを下回るか否かを判定し、YESの場合はス
テツプ32へ進んでKlを最小値に置き換える。こ
のようにして、最大値KIMAXと最小値KlMINとをセ
ツトした後、ステツプ33へ進み、最大値KlMAXと
最小値KlMINとの偏差が設定値ΔKl以下であるか
否かを判定する。
この判定がYESの場合はステツプ34へ進み前
記カウンタCNをインクリメントする。
記カウンタCNをインクリメントする。
次いでステツプ35へ進んでカウンタCNのカウ
ント値がが設定値CN0以上であるか否かを判定す
る。
ント値がが設定値CN0以上であるか否かを判定す
る。
この判定がYESの場合は、運転状態の領域が
A1,A2,A3のいずれかにあつて、かつ、学習補
正係数Klが設定値ΔKlの変動巾以内にある状態
が設定時間以上接続したことを意味するから、こ
の時の学習補正係数Klは当該領域において十分
信頼し得る定常値といえる。
A1,A2,A3のいずれかにあつて、かつ、学習補
正係数Klが設定値ΔKlの変動巾以内にある状態
が設定時間以上接続したことを意味するから、こ
の時の学習補正係数Klは当該領域において十分
信頼し得る定常値といえる。
したがつてステツプ36へ進んでこの間の最大値
KlMAXと最小値KlMINとの平均値を定常値Kl0とし
て設定する。
KlMAXと最小値KlMINとの平均値を定常値Kl0とし
て設定する。
即ち、ステツプ25〜ステツプ36までの部分が学
習補正係数定常値演算手段に相当する。
習補正係数定常値演算手段に相当する。
続いて、ステツプ37へ進み、当該領域がA1,
A2,A3のいずれであるかを判定し、A1の場合は
ステツプ38へ進んで前記ステツプ36で求められた
最新の領域A1におけるKl0と、前回求められた領
域A1における定常値Kl01との偏差ΔKl01を求めた
後、ステツプ39へ進んで次回の計算のためKl0を
Kl01で置き換える。
A2,A3のいずれであるかを判定し、A1の場合は
ステツプ38へ進んで前記ステツプ36で求められた
最新の領域A1におけるKl0と、前回求められた領
域A1における定常値Kl01との偏差ΔKl01を求めた
後、ステツプ39へ進んで次回の計算のためKl0を
Kl01で置き換える。
ステツプ37で領域がA2と判定された場合はス
テツプ40,41へ進んで偏差ΔKl02を演算した後、
Kl0をKl02で置き換え、A3と判定された場合は、
ステツプ42,43へ進んで偏差ΔKl03を演算した後
Kl0をKl03で置き換える。
テツプ40,41へ進んで偏差ΔKl02を演算した後、
Kl0をKl02で置き換え、A3と判定された場合は、
ステツプ42,43へ進んで偏差ΔKl03を演算した後
Kl0をKl03で置き換える。
ここでステツプ37〜43の部分が定常値変化量演
算手段に相当する。
算手段に相当する。
次いでステツプ4へ進み、ステツプ38,40,42
で求められた3つの偏差ΔKl02,ΔKl03の大小を
比較し、ΔKl01>ΔKl02>ΔKl03となる条件を満た
していれば、ステツプ45において燃料がリークし
ていると診断し、警報器等を作動させる。
で求められた3つの偏差ΔKl02,ΔKl03の大小を
比較し、ΔKl01>ΔKl02>ΔKl03となる条件を満た
していれば、ステツプ45において燃料がリークし
ていると診断し、警報器等を作動させる。
ステツプ44,45の部分は燃料リーク診断手段に
相当する。
相当する。
即ち、領域A1,A2,A3は吸入空気流量がこの
順で大きく設定してあるため、前記した理由によ
り、燃料噴射弁11に定常的なリークを生じてい
る場合は、ΔKl01>ΔKl02>ΔKl03となるので、こ
れによつてリークを診断できるのである。
順で大きく設定してあるため、前記した理由によ
り、燃料噴射弁11に定常的なリークを生じてい
る場合は、ΔKl01>ΔKl02>ΔKl03となるので、こ
れによつてリークを診断できるのである。
ステツプ11での判定で機関運転状態が前回と同
一の領域でなくなつた場合は、ステツプ46でカウ
ント値をクリアし、かつフラグFをリセツトす
る。
一の領域でなくなつた場合は、ステツプ46でカウ
ント値をクリアし、かつフラグFをリセツトす
る。
第8図は第2の発明における燃料リーク診断手
段の制御部分のフローチヤートを示す。ステツプ
51の部分は第5図で示したステツプ1〜43,46ま
でと同一である。
段の制御部分のフローチヤートを示す。ステツプ
51の部分は第5図で示したステツプ1〜43,46ま
でと同一である。
ステツプ52では領域A1での定常値の変化量
ΔKl01と領域A2での定常値の変化量ΔKl02との比
が各領域A1,A2の吸入空気流量Q1,Q2の逆比と
なつているか否かを判定する。
ΔKl01と領域A2での定常値の変化量ΔKl02との比
が各領域A1,A2の吸入空気流量Q1,Q2の逆比と
なつているか否かを判定する。
この判定がYESの場合はステツプ53へ進み、
同様にして変化量ΔKl02とΔKl03との比がA2,A3
の吸入空気流量Q2,Q3の逆比となつているか否
かを判定する。
同様にして変化量ΔKl02とΔKl03との比がA2,A3
の吸入空気流量Q2,Q3の逆比となつているか否
かを判定する。
この判定がYESの場合はステツプ54へ進み、
燃料噴射弁11がリークしていると診断する。
燃料噴射弁11がリークしていると診断する。
即ち、定常的な燃料のリークを生じると前記し
たように学習補正係数の定常値の変化量は吸入空
気流量に反比例するため、ステツプ52,53の判定
がYESとなり、燃料のリークをより確実に判定
できるのである。
たように学習補正係数の定常値の変化量は吸入空
気流量に反比例するため、ステツプ52,53の判定
がYESとなり、燃料のリークをより確実に判定
できるのである。
〈発明の効果〉
以上説明したように本発明によれば、燃料のリ
ークを吸入空気流量の異なる領域で空燃比フイー
ドバツク制御系の学習補正係数の変化量が異なる
ことに基づいて判別することができ、特別な検出
器を設けることなく低コストで確実にリークの診
断を行えるという効果が得られる。
ークを吸入空気流量の異なる領域で空燃比フイー
ドバツク制御系の学習補正係数の変化量が異なる
ことに基づいて判別することができ、特別な検出
器を設けることなく低コストで確実にリークの診
断を行えるという効果が得られる。
第1図は本発明の構成を示す機能ブロツク図、
第2図は本発明の一実施例を示す構成図、第3図
は第2図中のコントロールユニツトのブロツク回
路図、第4図及び第5図は第1の発明の実施例の
制御内容を示すフローチヤート、第6図は制御特
性図、第7図は同上制御に使用する設定領域を示
す図、第8図は第2の発明の実施例の制御内容を
示すフローチヤートである。 1……機関、6……エアフローメータ、11…
…燃料噴射弁、16……O2センサ、17……ク
ランク角センサ、30……コントロールユニツ
ト。
第2図は本発明の一実施例を示す構成図、第3図
は第2図中のコントロールユニツトのブロツク回
路図、第4図及び第5図は第1の発明の実施例の
制御内容を示すフローチヤート、第6図は制御特
性図、第7図は同上制御に使用する設定領域を示
す図、第8図は第2の発明の実施例の制御内容を
示すフローチヤートである。 1……機関、6……エアフローメータ、11…
…燃料噴射弁、16……O2センサ、17……ク
ランク角センサ、30……コントロールユニツ
ト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 機関吸入空気流量を検出する第1の検出手
段,機関回転数を検出する第2の検出手段,及び
機関排気成分を検出しこれにより機関吸入混合気
の空燃比を検出する第3の検出手段を少なくとも
含む機関運転状態検出手段と、 前記第1の検出手段が出力する機関吸入空気流
量と前記第2の検出手段が出力する機関回転数と
に基づいて基本燃料噴射量を演算する基本燃料噴
射量演算手段と、 機関運転状態の領域毎に前記基本燃料噴射量を
補正するための学習補正係数を記憶した書換え可
能な記憶手段と、 実際の機関運転状態に基づいて前記記憶手段か
ら対応する領域の学習補正係数を検索する学習補
正係数検索手段と、 前記第3の検出手段が出力する空燃比と目標空
燃比とを比較し実際の空燃比を目標空燃比に近づ
けるように前記基本燃料噴射量を補正するための
フイードバツク補正係数を所定の量増減して設定
するフイードバツク補正係数設定手段と、 機関運転状態の領域毎にその領域のフイードバ
ツク補正係数の基準値からの偏差を学習しこれを
減少させる方向に前記学習補正係数検索手段によ
り検索された機関運転状態の領域に対応する学習
補正係数を修正して書換える学習補正係数修正手
段と、 前記基本燃料噴射量演演算手段で演算した基本
燃料噴射量,前記学習補正係数修正手段で修正し
た学習補正係数,及び前記フイードバツク補正係
数設定手段で設定したフイードバツク補正係数に
基づいて燃料噴射量を演算する燃料噴射量演算手
段と、 前記燃料噴射量演算手段で演算した燃料噴射量
に相当する駆動パルス信号に応じオンオフ的に燃
料を機関に噴射供給する燃料噴射弁と、 を備えた電子制御燃料噴射式内燃機関において、 吸入空気流量が異なる複数の設定領域毎に各領
域の学習補正係数が所定時間以上略一定に保たれ
る定常値を演算する学習補正係数定常値演算手段
と、 前記複数の設定領域の中、吸入空気流量小の領
域における学習補正係数の定常値の変化量が吸入
空気流量大の領域における学習補正係数の定常値
の変化量より大の時に前記燃料噴射弁から燃料が
リークしていると診断するリーク診断手段とを設
けたことを特徴とする電子制御燃料噴射式内燃機
関の燃料リーク自己診断装置。 2 機関吸入空気流量を検出する第1の検出手
段,機関回転数を検出する第2の検出手段,及び
機関排気成分を検出しこれにより機関吸入混合気
の空燃比を検出する第3の検出手段を少なくとも
含む機関運転状態検出手段と、 前記第1の検出手段が出力する機関吸入空気流
量と前記第2の検出手段が出力する機関回転数と
に基づいて基本燃料噴射量を演算する基本燃料噴
射量演算手段と、 機関運転状態の領域毎に前記基本燃料噴射量を
補正するための学習補正係数を記憶した書換え可
能な記憶手段と、 実際の機関運転状態に基づいて前記記憶手段か
ら対応する領域の学習補正係数を検索する学習補
正係数検索手段と、 前記第3の検出手段が出力する空燃比と目標空
燃比とを比較し実際の空燃比を目標空燃比に近づ
けるように前記基本燃料噴射量を補正するための
フイードバツク補正係数を所定の量増減して設定
するフイードバツク補正係数設定手段と、 機関運転状態の領域毎にその領域のフイードバ
ツク補正係数の基準値からの偏差を学習しこれを
減少させる方向に前記学習補正係数量検索手段に
より検索された機関運転状態の領域に対応する学
習補正係数を修正して書換える学習補正係数修正
手段と、 前記基本燃料噴射量演算手段で演算した基本燃
料噴射量,前記学習補正係数修正手段で修正した
学習補正係数,及び前記フイードバツク補正係数
設定手段で設定したフイードバツク補正係数に基
づいて燃料噴射量を演算する燃料噴射量演算手段
と、 前記燃料噴射量演算手段で演算した燃料噴射量
に相当する駆動パルス信号に応じオンオフ的に燃
料を機関に噴射供給する燃料噴射弁と、 を備えた電子制御燃料噴射式内燃機関において、 吸入空気流量が異なる複数の設定領域毎に各領
域の学習補正係数が所定時間以上略一定に保たれ
る定常値を演算する学習補正係数定常値演算手段
と、 前記複数の設定領域毎に学習補正係数の定常値
の変化量を演算する定常値変化量演算手段と、 前記複数の設定領域の学習補正係数の定常値の
変化量が各領域の吸入空気流量に略反比例してい
る時に前記燃料噴射弁から燃料がリークしている
と診断する燃料リーク診断手段とを設けたことを
特徴とする電子制御燃料噴射式内燃機関の燃料リ
ーク自己診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20966186A JPS6365155A (ja) | 1986-09-08 | 1986-09-08 | 電子制御燃料噴射式内燃機関の燃料リ−ク自己診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20966186A JPS6365155A (ja) | 1986-09-08 | 1986-09-08 | 電子制御燃料噴射式内燃機関の燃料リ−ク自己診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6365155A JPS6365155A (ja) | 1988-03-23 |
JPH0557425B2 true JPH0557425B2 (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=16576507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20966186A Granted JPS6365155A (ja) | 1986-09-08 | 1986-09-08 | 電子制御燃料噴射式内燃機関の燃料リ−ク自己診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6365155A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2657713B2 (ja) * | 1990-11-06 | 1997-09-24 | 株式会社ユニシアジェックス | 電子制御燃料噴射式内燃機関の燃料リーク診断装置 |
JP2646403B2 (ja) * | 1990-11-22 | 1997-08-27 | 株式会社ユニシアジェックス | 電子制御燃料噴射式内燃機関の燃料リーク診断装置 |
-
1986
- 1986-09-08 JP JP20966186A patent/JPS6365155A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6365155A (ja) | 1988-03-23 |
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