JPH055736A - 尿試験紙および自動尿検査装置 - Google Patents
尿試験紙および自動尿検査装置Info
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- JPH055736A JPH055736A JP3156698A JP15669891A JPH055736A JP H055736 A JPH055736 A JP H055736A JP 3156698 A JP3156698 A JP 3156698A JP 15669891 A JP15669891 A JP 15669891A JP H055736 A JPH055736 A JP H055736A
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- urine test
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- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 信頼性の高い尿検査ができる尿試験紙および
自動尿検査装置を提供することを目的とする。 【構成】 尿の特定成分に反応して発色する尿検査用試
薬部２０ａを一端部に設け、前記尿検査用試薬部２０ａ
の劣化を発色によって表示する劣化検知用試薬部２０ｂ
を中間部に設けることにより、尿検査用試薬部２０ａの
劣化の程度を目視で事前に判断でき、劣化した尿試験紙
２０による尿検査を防止できることになる。また、尿試
験紙２０の一端部に設けた尿検査用試薬部２０ａにおけ
る発色の度合を光学的に検出して処理する自動尿検査装
置において、前記尿試験紙２０の中間部に設けた劣化検
知用試薬部２０ｂにおける発色の度合を光学的に検出,
処理して前記尿検査用試薬部２０ａの劣化を検出する検
出部３０を設けることにより、尿試験紙の劣化を自動尿
検査装置が事前に検出し、劣化した尿試験紙２０による
尿検査を防止できることになる。
自動尿検査装置を提供することを目的とする。 【構成】 尿の特定成分に反応して発色する尿検査用試
薬部２０ａを一端部に設け、前記尿検査用試薬部２０ａ
の劣化を発色によって表示する劣化検知用試薬部２０ｂ
を中間部に設けることにより、尿検査用試薬部２０ａの
劣化の程度を目視で事前に判断でき、劣化した尿試験紙
２０による尿検査を防止できることになる。また、尿試
験紙２０の一端部に設けた尿検査用試薬部２０ａにおけ
る発色の度合を光学的に検出して処理する自動尿検査装
置において、前記尿試験紙２０の中間部に設けた劣化検
知用試薬部２０ｂにおける発色の度合を光学的に検出,
処理して前記尿検査用試薬部２０ａの劣化を検出する検
出部３０を設けることにより、尿試験紙の劣化を自動尿
検査装置が事前に検出し、劣化した尿試験紙２０による
尿検査を防止できることになる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は尿試験紙およびこれを利
用する自動尿検査装置に関する。
用する自動尿検査装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、尿検査方法としては、検尿コップ
内の尿に尿試験紙の試薬部を一定時間浸漬し、試薬部の
化学反応による発色の度合を目視にて判断する方法があ
るが、人間の肉眼による判断では個人差があり、検査結
果のバラツキが大きいという不具合がある。この不具合
を解決するため、試薬部の発色の度合を光学的に読み取
る自動尿検査装置が考えられる。例えば、図８に示すよ
うに、尿に浸漬された尿試験紙２０を移動検査台２３の
傾斜面に沿わせて位置決めした後、検出部３０のＬＥＤ
３５から尿試験紙２０の試薬部２０ａに光を照射し、こ
の反射光を尿検査用フォトダイオード３６で検出するこ
とにより、試薬部２０ａの発色の度合いに応じた検査結
果を表示する自動尿検査装置である。
内の尿に尿試験紙の試薬部を一定時間浸漬し、試薬部の
化学反応による発色の度合を目視にて判断する方法があ
るが、人間の肉眼による判断では個人差があり、検査結
果のバラツキが大きいという不具合がある。この不具合
を解決するため、試薬部の発色の度合を光学的に読み取
る自動尿検査装置が考えられる。例えば、図８に示すよ
うに、尿に浸漬された尿試験紙２０を移動検査台２３の
傾斜面に沿わせて位置決めした後、検出部３０のＬＥＤ
３５から尿試験紙２０の試薬部２０ａに光を照射し、こ
の反射光を尿検査用フォトダイオード３６で検出するこ
とにより、試薬部２０ａの発色の度合いに応じた検査結
果を表示する自動尿検査装置である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、従来例にかかる尿試験紙の試薬部２０ａが許容量以
上の湿気を吸湿して劣化していても、前記自動尿検査装
置は試薬部２０ａの劣化を検知できないので、劣化した
試薬部２０ａで尿検査する場合があり、前記尿試験紙お
よび自動尿検査装置では尿検査に対する信頼性が低いと
いう問題点がある。
ば、従来例にかかる尿試験紙の試薬部２０ａが許容量以
上の湿気を吸湿して劣化していても、前記自動尿検査装
置は試薬部２０ａの劣化を検知できないので、劣化した
試薬部２０ａで尿検査する場合があり、前記尿試験紙お
よび自動尿検査装置では尿検査に対する信頼性が低いと
いう問題点がある。
【０００４】本発明は前記問題点に鑑み、信頼性の高い
尿検査ができる尿試験紙および自動尿検査装置を提供す
ることを目的とする。
尿検査ができる尿試験紙および自動尿検査装置を提供す
ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる尿試験紙
は、前記目的を達成するため、尿の特定成分に反応して
発色する尿検査用試薬部を一端部に設け、前記尿検査用
試薬部の劣化を発色によって表示する劣化検知用試薬部
を中間部に設けた構成としたものである。また、本発明
にかかる自動尿検査装置は、前記目的を達成するため、
尿試験紙の一端部に設けた尿検査用試薬部における発色
の度合を光学的に検出して処理する自動尿検査装置にお
いて、前記尿試験紙の中間部に設けた劣化検知用試薬部
における発色の度合を光学的に検出,処理して前記尿検
査用試薬部の劣化を検出する検出手段を設けた構成とし
たものである。
は、前記目的を達成するため、尿の特定成分に反応して
発色する尿検査用試薬部を一端部に設け、前記尿検査用
試薬部の劣化を発色によって表示する劣化検知用試薬部
を中間部に設けた構成としたものである。また、本発明
にかかる自動尿検査装置は、前記目的を達成するため、
尿試験紙の一端部に設けた尿検査用試薬部における発色
の度合を光学的に検出して処理する自動尿検査装置にお
いて、前記尿試験紙の中間部に設けた劣化検知用試薬部
における発色の度合を光学的に検出,処理して前記尿検
査用試薬部の劣化を検出する検出手段を設けた構成とし
たものである。
【０００６】
【作用と発明の効果】請求項１にかかる尿試験紙によれ
ば、尿検査用試薬部と同一の外部的要因による影響を劣
化検知用試薬部が受けると、前記劣化検知用試薬部が発
色することになる。このため、尿検知用試薬部の劣化の
有無を目視で判断できるので、劣化した尿試験紙の使用
を事前に防止でき、信頼性の高い尿検査ができる。ま
た、請求項２にかかる自動尿検査装置によれば、劣化検
知用試薬部における発色の度合から検出手段が尿検査用
試薬部の劣化を検出できることになる。このため、劣化
した尿試験紙による尿検査を事前に防止でき、信頼性の
高い尿検査ができるという効果がある。
ば、尿検査用試薬部と同一の外部的要因による影響を劣
化検知用試薬部が受けると、前記劣化検知用試薬部が発
色することになる。このため、尿検知用試薬部の劣化の
有無を目視で判断できるので、劣化した尿試験紙の使用
を事前に防止でき、信頼性の高い尿検査ができる。ま
た、請求項２にかかる自動尿検査装置によれば、劣化検
知用試薬部における発色の度合から検出手段が尿検査用
試薬部の劣化を検出できることになる。このため、劣化
した尿試験紙による尿検査を事前に防止でき、信頼性の
高い尿検査ができるという効果がある。
【０００７】
【実施例】次に、本発明にかかる一実施例を図１ないし
図７の添付図面を参照しながら説明する。本実施例にか
かる自動尿検査装置は、図１に示すように、装置本体１
０の正面下部に受け台１１、 正面上部に、開始ボタン
１３, 中止ボタン１４からなる操作部１５、表示部１６
およびプリンタ１７を配するとともに、本体内部に測定
機構部１８を組み込んだもので、測定機構部１８は制御
部１９を介して操作部１５, 表示部１６, プリンタ１７
に接続されている(図２)。
図７の添付図面を参照しながら説明する。本実施例にか
かる自動尿検査装置は、図１に示すように、装置本体１
０の正面下部に受け台１１、 正面上部に、開始ボタン
１３, 中止ボタン１４からなる操作部１５、表示部１６
およびプリンタ１７を配するとともに、本体内部に測定
機構部１８を組み込んだもので、測定機構部１８は制御
部１９を介して操作部１５, 表示部１６, プリンタ１７
に接続されている(図２)。
【０００８】前記測定機構部１８は、尿試験紙２０, 吸
水紙２１を交互に１枚ずつ繰り出す尿試験紙収納部２２
と、繰り出された尿試験紙２０, 吸水紙２１を載置，位
置決めする移動検査台２３と、この移動検査台２３に載
置された尿試験紙２０をつかみ、検尿コップ４０の尿４
１内に浸漬するスライドアーム２６と、尿試験紙２０の
化学反応を光学的に検出する検出部３０とからなるもの
である。
水紙２１を交互に１枚ずつ繰り出す尿試験紙収納部２２
と、繰り出された尿試験紙２０, 吸水紙２１を載置，位
置決めする移動検査台２３と、この移動検査台２３に載
置された尿試験紙２０をつかみ、検尿コップ４０の尿４
１内に浸漬するスライドアーム２６と、尿試験紙２０の
化学反応を光学的に検出する検出部３０とからなるもの
である。
【０００９】尿試験紙２０は、特定の尿成分に反応する
複数個の尿検査用試薬部２０aを先端部に並設し、前記
尿検査用試薬部２０ａの劣化を発色して表示する劣化検
知用試薬部２０ｂを中間部に設けたものである。そし
て、前記劣化検知用試薬部２０ｂは、例えば、尿検査用
試薬部２０ａが吸湿によって劣化する場合は、シリカゲ
ル等の試薬を含浸させて形成すればよく、特に限定する
ものではない。したがって、例えば、試薬がシリカゲル
の場合には、劣化検知用試薬部２０ｂが吸湿して無色透
明から青紫に変色することになる。なお、前記尿検査用
試薬部２０ａの個数は検査項目によって異なってもよ
い。また、劣化検知用試薬部２０ｂは前記尿検査用試薬
部２０ａと同一表面に設ける必要はなく、裏面に設けて
もよく、さらに、異なる試薬を組み合わせて複数個設け
てもよい。
複数個の尿検査用試薬部２０aを先端部に並設し、前記
尿検査用試薬部２０ａの劣化を発色して表示する劣化検
知用試薬部２０ｂを中間部に設けたものである。そし
て、前記劣化検知用試薬部２０ｂは、例えば、尿検査用
試薬部２０ａが吸湿によって劣化する場合は、シリカゲ
ル等の試薬を含浸させて形成すればよく、特に限定する
ものではない。したがって、例えば、試薬がシリカゲル
の場合には、劣化検知用試薬部２０ｂが吸湿して無色透
明から青紫に変色することになる。なお、前記尿検査用
試薬部２０ａの個数は検査項目によって異なってもよ
い。また、劣化検知用試薬部２０ｂは前記尿検査用試薬
部２０ａと同一表面に設ける必要はなく、裏面に設けて
もよく、さらに、異なる試薬を組み合わせて複数個設け
てもよい。
【００１０】吸水紙２１は、前記尿試験紙２０に接する
片面に吸水性に優れた濾紙などの材料からなる吸水層２
１aを有し、かつ、残る片面に撥水性に優れた塩化ビニ
ルなどの材料からなる撥水層２１bを有するものである
（図７）。
片面に吸水性に優れた濾紙などの材料からなる吸水層２
１aを有し、かつ、残る片面に撥水性に優れた塩化ビニ
ルなどの材料からなる撥水層２１bを有するものである
（図７）。
【００１１】移動検査台２３は正面略凹字形状を有し、
その傾斜面の下端部に尿試験紙２０等を係止する位置決
めピン２４が設けられており(図４)、２本のロッド２
５,２５を介してモータ２９で水平方向に往復移動可能
となっている（図３）。
その傾斜面の下端部に尿試験紙２０等を係止する位置決
めピン２４が設けられており(図４)、２本のロッド２
５,２５を介してモータ２９で水平方向に往復移動可能
となっている（図３）。
【００１２】スライドアーム２６は、その先端部に尿試
験紙２０をつかむチャック部２７を有し、２本のロッド
２８,２８を介して斜め上下方向に往復移動可能となっ
ている。
験紙２０をつかむチャック部２７を有し、２本のロッド
２８,２８を介して斜め上下方向に往復移動可能となっ
ている。
【００１３】検出部３０は、図７に示すように、プリン
ト基板３１に取り付けた枠部３２にＬＥＤ３５、尿検査
用フォトダイオード３６、および、劣化検知用フォトダ
イオード３７を並設したもので、ＬＥＤ３５および尿検
査用フォトダイオード３６は前記尿試験紙２０の試薬部
２０ａの個数に対応する個数だけ並設されている。そし
て、前記枠部３２からは前記移動検査台２３の下端縁部
に当接して位置決めする突部３３と、前記移動検査台２
３に載置した尿試験紙２０の表面に当接して押圧する突
部３４とが延在している。
ト基板３１に取り付けた枠部３２にＬＥＤ３５、尿検査
用フォトダイオード３６、および、劣化検知用フォトダ
イオード３７を並設したもので、ＬＥＤ３５および尿検
査用フォトダイオード３６は前記尿試験紙２０の試薬部
２０ａの個数に対応する個数だけ並設されている。そし
て、前記枠部３２からは前記移動検査台２３の下端縁部
に当接して位置決めする突部３３と、前記移動検査台２
３に載置した尿試験紙２０の表面に当接して押圧する突
部３４とが延在している。
【００１４】次に、本実施例にかかる自動尿検査装置の
操作および動作について説明する。採尿した検尿コップ
４０を自動尿検査装置の受け部１１に載置した後、操作
部１５の開始ボタン１３を押してＯＮすると、操作部１
５から制御部１９に動作指令信号が送られ、これを受け
て制御部１９から測定機構部１８に制御信号が送られ、
測定機構部１８が始動する。
操作および動作について説明する。採尿した検尿コップ
４０を自動尿検査装置の受け部１１に載置した後、操作
部１５の開始ボタン１３を押してＯＮすると、操作部１
５から制御部１９に動作指令信号が送られ、これを受け
て制御部１９から測定機構部１８に制御信号が送られ、
測定機構部１８が始動する。
【００１５】まず、測定機構部１８の尿試験紙収納部２
２から繰り出された１枚の尿試験紙２０が移動検査台２
３の傾斜面に沿って落下し、位置決めピン２４に係止す
る。そして、前記移動検査台２３が所定の位置まで前進
して停止すると、斜め上方からスライドアーム２６が下
降し、そのチャック部２７が尿試験紙２０の上端部を挾
持した後、スライドアーム２６が斜め上方に若干移動す
ると、前記移動検査台２３が後退して元の位置にもど
り、前述と同様、前記尿試験紙収納部２２から繰り出さ
れた１枚の吸水紙２１が移動検査台２３の傾斜面に沿っ
て落下し、位置決めピン２４に係止する。
２から繰り出された１枚の尿試験紙２０が移動検査台２
３の傾斜面に沿って落下し、位置決めピン２４に係止す
る。そして、前記移動検査台２３が所定の位置まで前進
して停止すると、斜め上方からスライドアーム２６が下
降し、そのチャック部２７が尿試験紙２０の上端部を挾
持した後、スライドアーム２６が斜め上方に若干移動す
ると、前記移動検査台２３が後退して元の位置にもど
り、前述と同様、前記尿試験紙収納部２２から繰り出さ
れた１枚の吸水紙２１が移動検査台２３の傾斜面に沿っ
て落下し、位置決めピン２４に係止する。
【００１６】ついで、前記スライドアーム２６が再度下
降し、検尿コップ４０の尿４１内に尿試験紙２０の尿検
査用試薬部２０aを一定時間浸漬した後、斜め上方に復
帰する。その後、前記移動検査台２３が前進して所定の
位置に停止すると、スライドアーム２０のチャック部２
７が開き、尿試験紙２０が移動検査台２３に載置した吸
水紙２１の表面に沿って落下し、位置決めピン２４に係
止する。
降し、検尿コップ４０の尿４１内に尿試験紙２０の尿検
査用試薬部２０aを一定時間浸漬した後、斜め上方に復
帰する。その後、前記移動検査台２３が前進して所定の
位置に停止すると、スライドアーム２０のチャック部２
７が開き、尿試験紙２０が移動検査台２３に載置した吸
水紙２１の表面に沿って落下し、位置決めピン２４に係
止する。
【００１７】このとき、尿試験紙２０に付着している余
分な尿が吸水紙２１の吸水層２１ａに吸い取られ、吸い
取られた尿は撥水層２１ｂの存在によって移動検査台２
３に付着することがないので、移動検査台２３を洗浄す
る必要性がないとともに、尿検査用試薬部２０aに付着
する尿が適正量となり、試薬部２０aの化学反応にバラ
ツキが生じない。
分な尿が吸水紙２１の吸水層２１ａに吸い取られ、吸い
取られた尿は撥水層２１ｂの存在によって移動検査台２
３に付着することがないので、移動検査台２３を洗浄す
る必要性がないとともに、尿検査用試薬部２０aに付着
する尿が適正量となり、試薬部２０aの化学反応にバラ
ツキが生じない。
【００１８】次に、前記移動検査台２３が更に前進し、
検出部３０の突部３３が移動検査台２３の下端縁部に当
接し、突部３４が尿試験紙２０の片面に当接して停止す
る。このため、尿検査用フォトダイオード３６と試薬部
２０aとの距離が一定になるとともに、前記突部３３,３
４がＬＥＤ３５等を外部空間から仕切り、外部からの光
を遮断する。
検出部３０の突部３３が移動検査台２３の下端縁部に当
接し、突部３４が尿試験紙２０の片面に当接して停止す
る。このため、尿検査用フォトダイオード３６と試薬部
２０aとの距離が一定になるとともに、前記突部３３,３
４がＬＥＤ３５等を外部空間から仕切り、外部からの光
を遮断する。
【００１９】そして、ＬＥＤ３５がＯＮして発光し、尿
検査用試薬部２０aおよび劣化検知用試薬部２０ｂを照
らすと、まず、劣化検知用試薬部２０ａからの反射光が
劣化検知用フォトダイオード３７に検出されて電気信号
に変換され、制御部１９で演算処理された後、基準値と
比較される。そして、劣化の程度が許容限度以上である
と判断された場合は、表示部１６にその旨が表示され、
以後の検査が行なわれずに、初期状態にもどる。一方、
劣化の程度が許容限度以内であると判断された場合に
は、尿検査用試薬部２０ａからの反射光が対応するフォ
トダイオード３６に検出されて電気信号に変換され、制
御部１９で演算処理された後、測定結果が表示部１６に
検査項目ごとにデジタルで表示されるとともに、プリン
タ１７からプリントアウトされる。
検査用試薬部２０aおよび劣化検知用試薬部２０ｂを照
らすと、まず、劣化検知用試薬部２０ａからの反射光が
劣化検知用フォトダイオード３７に検出されて電気信号
に変換され、制御部１９で演算処理された後、基準値と
比較される。そして、劣化の程度が許容限度以上である
と判断された場合は、表示部１６にその旨が表示され、
以後の検査が行なわれずに、初期状態にもどる。一方、
劣化の程度が許容限度以内であると判断された場合に
は、尿検査用試薬部２０ａからの反射光が対応するフォ
トダイオード３６に検出されて電気信号に変換され、制
御部１９で演算処理された後、測定結果が表示部１６に
検査項目ごとにデジタルで表示されるとともに、プリン
タ１７からプリントアウトされる。
【００２０】最後に、移動検査台２３が後退して所定の
位置で停止し、スライドアーム２６が下降して尿試験紙
２０と吸水紙２１とを同時にチャック部２７で挾持し、
斜め上方に移動して初期の位置に復帰するとともに、移
動検査台２３が初期の位置に復帰すると、チャック部２
７が開き、尿試験紙２０, 吸水紙２１が受け部１１の背
後に設けたゴミ箱(図示せず)内に落下し、尿検査が終了
する。この後、検尿コップ４０を受け台１１から取り出
して廃棄する。以後、同様な操作を行うことにより、尿
検査を連続的に行うことができる。
位置で停止し、スライドアーム２６が下降して尿試験紙
２０と吸水紙２１とを同時にチャック部２７で挾持し、
斜め上方に移動して初期の位置に復帰するとともに、移
動検査台２３が初期の位置に復帰すると、チャック部２
７が開き、尿試験紙２０, 吸水紙２１が受け部１１の背
後に設けたゴミ箱(図示せず)内に落下し、尿検査が終了
する。この後、検尿コップ４０を受け台１１から取り出
して廃棄する。以後、同様な操作を行うことにより、尿
検査を連続的に行うことができる。
【００２１】なお、検査途中で不具合が生じた場合に、
操作部１５の中止ボタン１４を押すと、その段階で装置
の動作が停止し、初期状態にもどる。また、前述の実施
例では、吸水紙２１に板状のものを使用したが、必ずし
もこれに限らず、例えば、下端部を曲げ起こした断面略
Ｌ字形状のものであってもよい。
操作部１５の中止ボタン１４を押すと、その段階で装置
の動作が停止し、初期状態にもどる。また、前述の実施
例では、吸水紙２１に板状のものを使用したが、必ずし
もこれに限らず、例えば、下端部を曲げ起こした断面略
Ｌ字形状のものであってもよい。
【図１】 本実施例にかかる自動尿検査装置の斜視図で
ある。
ある。
【図２】 本実施例にかかる自動尿検査装置のブロック
図である。
図である。
【図３】 本実施例にかかる自動尿検査装置の要部拡大
斜視図である。
斜視図である。
【図４】 本実施例にかかる自動尿検査装置の動作を説
明するための概略図である。
明するための概略図である。
【図５】 本実施例にかかる自動尿検査装置の動作を説
明するための概略図である。
明するための概略図である。
【図６】 本実施例にかかる自動尿検査装置の動作を説
明するための概略図である。
明するための概略図である。
【図７】 本実施例にかかる自動尿検査装置の要部拡大
側面図である。
側面図である。
【図８】 従来例にかかる自動尿検査装置の要部拡大側
面図である。
面図である。
２０…尿試験紙、２０a…尿検査用試薬部、２０ｂ…劣
化検知用試薬部、３０…検出部、３５…ＬＥＤ、３６…
尿検査用フォトダイオード、３７…劣化検知用フォトダ
イオード。
化検知用試薬部、３０…検出部、３５…ＬＥＤ、３６…
尿検査用フォトダイオード、３７…劣化検知用フォトダ
イオード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 寿太郎 京都府京都市下京区中堂寺南町17番地サイ エンスセンタービル 株式会社オムロンラ イフサイエンス研究所内 (72)発明者 北浦 均 京都府京都市下京区中堂寺南町17番地サイ エンスセンタービル 株式会社オムロンラ イフサイエンス研究所内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 尿の特定成分に反応して発色する尿検査
用試薬部を一端部に設け、前記尿検査用試薬部の劣化を
発色によって表示する劣化検知用試薬部を中間部に設け
たことを特徴とする尿試験紙。 【請求項２】 尿試験紙の一端部に設けた尿検査用試薬
部における発色の度合を光学的に検出して処理する自動
尿検査装置において、前記尿試験紙の中間部に設けた劣
化検知用試薬部における発色の度合を光学的に検出,処
理して前記尿検査用試薬部の劣化を検出する検出手段を
設けたことを特徴とする自動尿検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3156698A JPH055736A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 尿試験紙および自動尿検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3156698A JPH055736A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 尿試験紙および自動尿検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH055736A true JPH055736A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15633387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3156698A Pending JPH055736A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 尿試験紙および自動尿検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH055736A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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