JPH0557362B2 - - Google Patents

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JPH0557362B2
JPH0557362B2 JP12234988A JP12234988A JPH0557362B2 JP H0557362 B2 JPH0557362 B2 JP H0557362B2 JP 12234988 A JP12234988 A JP 12234988A JP 12234988 A JP12234988 A JP 12234988A JP H0557362 B2 JPH0557362 B2 JP H0557362B2
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JP
Japan
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lifting
metal fitting
cylindrical part
slab
concrete pavement
Prior art date
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JP12234988A
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JPH01290803A (ja
Inventor
Mitsugi Takada
Takashi Kaneko
Yasuto Kabutomori
Yukihiro Kawamoto
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PS KK
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PS KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は沈下したコンクリート舗装版の高さ修
復のためにその舗装版を持ち上げるための装置に
関する。
(従来の技術) 一般に、コンクリート舗装版は、構築の際の地
形的条件や、部分的に高荷重がかかるといつた運
行上の条件から、舗装面に部分的な沈下が生じ
る。このような部分的な沈下を修復する方法とし
て、その沈下部分を持ち上げて、その下に裏込材
を充填する方法が検討されている。
この沈下したコンクリート舗装版の持ち上げに
は、ジヤツキの取り付けが必要でありこのため、
従来はコンクリート舗装版に貫通させてアンカー
ナツトを埋設しておき、これにねじ軸を螺嵌さ
せ、舗装版下の路盤に反力を取つて持ち上げる方
法が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) このような従来のコンクリート舗装版扛上装置
では、沈下が予想される箇所に、そのコンクリー
ト舗装のコンクリート打設時にアンカーナツトを
埋設するものであるため、予想に反して金具埋設
箇所に沈下が生じなかつたり、あるいはまた予想
外の箇所に沈下が生じることがあるため、必要以
上に広範囲に設置しておかざるを得ず、高ココス
トとなるという問題がある。更に、あらかじめ埋
設しておくコンクリート舗装版持上用金具では、
経時的に錆が発生したり路面使用によつて内部に
異物が詰つたりして実際の必要時に使用不能なも
のが出てくる可能性があるという問題があつた。
また油圧ジヤツキを使用する方法も考えられる
が、広面積にわたつて持ち上げる場合は従来の装
置では専用の小型ジヤツキを多数必要とし、その
製作費が膨大になり、コスト高になり過ぎるとい
う問題があつた。
本発明はこのような従来の問題にかんがみ、必
要なときに、必要な場所にのみ使用でき、しかも
少い数の油圧ジヤツキを使用して経済的に広い面
積の持ち上げが可能なコンクリート舗装版の扛上
装置の提供を目的としたものである。
(課題を解決するための手段) 上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を
達成するための本発明のコンクリート舗装版扛上
装置の特徴は、コンクリート舗装版の表裏に貫通
開口させた作業穴に挿入される筒状部を有し、そ
の筒状部の下端部外周より突出させ前記コンクリ
ート舗装版の作業穴周辺下に延出される舗装版支
持片部を有する扛上金具と、該扛上金具の前記筒
状部内に挿入されて前記コンクリート舗装版下の
基礎路盤上の反力盤上に載置される固定金具と、
前記扛上金具の筒状部内周面に螺進退自在に螺嵌
され、前記固定金具の上面に当接されるロツクナ
ツトと、前記扛上金具の筒状部の上端にジヤツキ
チエア部が固定されるとともにエクステンシヨン
ロツドの下端が前記固定金具の上端に当接され、
前記エクステンシヨンロツドを下向きに押し出す
ことによつてその反力によりジヤツキチエア部を
引き上げる扛上ジヤツキとを備えたことにある。
(作用) この装置は、コンクリート舗装版の沈下域に形
成した作業穴に扛上金具の筒状部を挿入し、コン
クリート舗装版下において舗装版支持片部を突出
させる。そして筒状部内に固定金具を挿入して反
力盤上に設置して扛上ジヤツキを装着する。この
状態でエクステンシヨンロツドを押し出すと、そ
の反力によつてジヤツキチエアが引き上げられ、
これとともに扛上金具が引き上げられてコンクリ
ート舗装版が持ち上げられる。
このようにして一定高さだけ持ち上げの後、ロ
ツクナツトを下側に螺進させ、その下端面を固定
金具の上面に当接させると、ジヤツキによる引き
上げ力を除いてもコンクリート舗装版は扛上金
具、ロツクナツトを介して固定金具上に支持され
降下不能な状態になる。このようにして所定数の
作業穴位置において、コンクリート舗装版を持ち
上げ、ロツクナツトによりロツクすることにより
ジヤツキを取り外し、これを別の作業穴位置の持
ち上げに使用できる。
(実施例) 次に本発明の実施の一例を図面について説明す
る。
図面において10は扛上金具である。この金具
10は筒状部11と舗装版支持片部12とからな
つている。筒状部11は内面に雌ねじ13が刻設
されているとともに、下端にリング部14が螺嵌
されて構成され、そのリング部14に支持片部嵌
合用の凹溝16が形成されている。舗装版支持片
部12は、リング状の円盤を3分割した形状の3
枚の分割片15,15,15をもつて構成され、
その各分割片15の内側弧状縁部15aを筒状部
11の凹溝16内嵌合させ、それぞれを互いに接
合して円盤状となし、各分割片15間及び各分割
片15とリング部14間を部分的に溶接し、全体
を一体化させた扛上金具10となす。図中17は
溶接箇所を示している。
この金具10の組み立てはコンクリート舗装版
1に作業穴2をあけ、その下側に作業空間3を形
成し、その底部に反力盤4を形成した後におい
て、コンクリート舗装版1下の作業空間3内にて
行う。
筒状部11内には固定金具20が挿入され、反
力盤4上に載置されるようにしている。この固定
金具20は、円盤状をしたブロツク21,21…
を複数枚数積み重ねて円柱状にしているものであ
り、各ブロツク21は上面に嵌合用突起22が一
体形成されているとともに、下面中央に嵌合用凹
陥部23が成形され、その突起22と凹陥部23
とを嵌合させて積み重ねている。
扛上金具10の雌ねじ13には、外周に雄ねじ
が刻設されたリング状のロツクナツト25が螺嵌
されるようにしている。このロツクナツト25
は、下端面に前述した固定金具20の上端周縁部
が当接される大きさに形成されているものであ
り、その上端面にはこれを旋回して螺進退させる
ための工具係合穴26が開口されている。
扛上金具10と固定金具20との間に、扛上ジ
ヤツキ30が力学的に介在されている。この扛上
ジヤツキ30は、第1図に示すように下端が扛上
金具10の雌ねじ13に螺合されて固定される円
筒状をしたラムチエア31を有している。このラ
ムチエア31の周囲には窓32が形成されてい
る。またラムチエア31の上端には油圧シリンダ
33の下端外周が固定され、その油圧シリンダ3
3の下端面中央にラム34が油圧により出入され
るようにしている。ラム34の先端に円筒状をし
た鋼製のエクステンシヨンロツド35の上端が当
接されている。このエクステンシヨンロツド35
は、その下端を前述した固定金具20の上端に当
接させており、ラム34とともにエクステンシヨ
ンロツド35が押し出されることにより固定金具
20の上面が押され、その反力によつてラムチエ
ア31が引き上げられ、ジヤツキ取付金具10を
介して舗装版1が持ち上げられるようにしてい
る。一方、ラムチエア31とエクステンシヨンロ
ツド35の間〓には、これらと同心配置に円筒状
をしたナツト旋回工具36が挿入されている。こ
のナツト旋回工具36には、下端にナツト係合突
起37が突設され、これをロツクナツト25の工
具係合穴26に嵌合させるようにしており、ラム
チエア31の窓32から工具36を旋回させるこ
とによつてロツクナツト25を螺進退させるよう
にしている。
また油圧シリンダ33の上端には、ラム34と
ともに往復移動する出入ロツド38が突出され、
その外側に出入ロツド38の動作量を測定定する
扛上量検出センサー39が備えられている。
次にこのように構成されるコンクリート舗装版
扛上装置を使用したコンクリート舗装版の持上修
復工程を第4図について説明する。
まず第4図イに示すように、コンクリート舗装
版1の沈下量を高さ測定器40,41を使用して
測定する。次いで第4図ロに示すように、沈下域
にコアボーリングマシン42を使用して一定間隔
毎に作業穴2を形成する。
次いで第4図ハに示すように、作業穴2を通じ
て作業穴2下及びその周辺の路盤を掘削して作業
空間3を形成し、第4図ニに示すようにその底部
にコンクリートを打設して反力盤4を形成する。
この反力盤4上の作業空間3内に、舗装版支持片
部12及び筒状部11を挿入して支持片部12を
筒状部11に固着し、第4図ホに示すように、金
具10を所定の位置に位置決めし、第4図ヘに示
すようにその金具10に扛上ジヤツキ30をセツ
トする。
然る後、油圧シリンダー33に油圧を送り込
み、エクステンシヨンロツド35を押し出すこと
により、第4図トに示すようにラムチエア31及
び扛上金具10を介して舗装版1を持ち上げる。
そして所望の高さまで持ち上げた後、ロツクナツ
ト25を旋回させて固定金具20に当接させ、扛
上金具10、ロツクナツト25及び固定金具20
を残して他の扛上ジヤツキ部分を取り出す。然る
後、第4図チに示すように、持ち上げられること
によつて形成された舗装版1下の空〓に裏込材4
3を充填する。
(発明の効果) 上述の如く本発明のコンクリート舗装版扛上装
置は作業穴をあけることによつて必要箇所に取り
付けが可能であり、このため従来のように沈下が
生じないかも知れない範囲にまで設ける必要がな
く、しかも沈下が生じた際に取り付けるものであ
るため、コンクリート舗装版の構築時にコスト高
となることがないという利点がある。
また本発明のコンクリート舗装版の持ち上げ
後、扛上金具をロツクナツトを介して固定金具に
支持されるものであるため、扛上ジヤツキを取り
外した後も持ち上げられた高さが維持されるた
め、少い数の扛上ジヤツキを使用して広面積のコ
ンクリート舗装版の扛上補修ができ、比較的高価
となる扛上専用の油圧ジヤツキを使用する場合に
も、絶対必要数が少くてよいため、経済的であり
しかも油圧が使用できるため、作業性がよいとい
う利点がある。
更に本発明では、固定金具を円盤状のブロツク
を重ねて構成すれば、これを順次重ねて使用する
ことにより、扛上量に応じて容易に必要高さに設
定することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
使用状態の縦断面図、第2図は扛上金具の平面
図、第3図は扛上金具の分解斜視図、第4図イ〜
チはコンクリート舗装版の扛上工程の概略を順に
示した断面図である。 1……コンクリート舗装版、2……作業穴、3
……作業空間、4……反力盤、10……扛上金
具、11……筒状部、12……舗装版支持片部、
13……雌ねじ、20……固定金具、21……ブ
ロツク、25……ロツクナツト、30……扛上ジ
ヤツキ、31……ラムチエア、33……油圧シリ
ンダ、34……ラム、35……エクステンシヨン
ロツド、43……裏込材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コンクリート舗装版の表裏に貫通開口させた
    作業穴に挿入される筒状部を有し、その筒状部の
    下端部外周より突出させ前記コンクリート舗装版
    の作業穴周辺下に延出される舗装版支持片部を有
    する扛上金具と、該扛上金具の前記筒状部内に挿
    入されて前記コンクリート舗装版下の基礎路盤上
    の反力盤上に載置される固定金具と、前記扛上金
    具の筒状部内周面に螺進退自在に螺嵌され、前記
    固定金具の上面に当接されるロツクナツトと、前
    記扛上金具の筒状部の上端にジヤツキチエア部が
    固定されるとともにエクステンシヨンロツドの下
    端が前記固定金具の上端に当接され、前記エクス
    テンシヨンロツドを下向きに押し出すことによつ
    てその反力によりジヤツキチエア部を引き上げる
    扛上ジヤツキとを備えてなるコンクリート舗装版
    扛上装置。
JP12234988A 1988-05-19 1988-05-19 コンクリート舗装版扛上装置 Granted JPH01290803A (ja)

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JPH01318604A (ja) * 1988-06-18 1989-12-25 Unyusho Kowan Gijutsu Kenkyusho 沈下したコンクリート舗装版の高さ修復方法
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