JPH0557111B2 - - Google Patents

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JPH0557111B2
JPH0557111B2 JP9249990A JP9249990A JPH0557111B2 JP H0557111 B2 JPH0557111 B2 JP H0557111B2 JP 9249990 A JP9249990 A JP 9249990A JP 9249990 A JP9249990 A JP 9249990A JP H0557111 B2 JPH0557111 B2 JP H0557111B2
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Noboru Murai
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は異形管や直管、可撓ホース、その他の
断面円形な各種品物の円周面へ、一定な画線のマ
ーキングを施す印刷機に関する。
<従来の技術とその解決されるべき課題> この種のマーキング印刷機では、従来から品物
の方を回転させることにより、その円周面に一定
の印刷画線を施している通例である。
ところが、これでは品物が例えば長尺であつた
り、或いはクランク型やエルボ型、その他の区々
相違変化した屈曲形状を有するような場合、その
品物自身を回転させることができず、その印刷不
能である。
又、その品物の形状如何によつて、仮令印刷で
きるとしても、その画線の付与状態を常時均一・
高精度に保つことは至難の業であり、その品物の
屈曲形状などによる制約を受けることとなる。
<課題を解決するための手段> 本発明はこのような課題の解決を企図してお
り、そのための印刷機として据付盤上に、左右方
向への往復スライド自在として垂設されたスライ
ド支柱と、 そのスライド支柱の盤面に、前後方向への開口
状態として貫通形成された品物出し入れ口と、 その品物出し入れ口との連通口を有するリング
形態として、上記スライド支柱の盤面へ開歇回転
可能に支架された回転リングと、 上記品物出し入れ口に貫通セツトされるべき品
物の円周面へ臨む関係状態として、上記回転リン
グの盤面に付属軸支された遊転自在のブランケツ
トロールと、 上記品物と相俟つてブランケツトロールを左右
方向から挟む位置関係の並列状態として、上記据
付盤から垂立する固定支柱へ間歇回転可能に軸架
された版ロールとを備え、 上記品物出し入れ口へ固定状態に貫通セツトさ
れた品物から離れる左方向へ、スライド支柱をス
ライド作動させた時には、そのスライド支柱に付
属するブランケツトロールが版ロールと接触回転
して、その版ロールから印刷インキの転移を受
け、 逆に、その版ロールから離れる右方向へ、スラ
イド支柱をスライド作動させた時には、上記ブラ
ンケツトロールが品物と接触して、上記回転リン
グの回転に連れて品物の円周面を公転作用すると
同時に、その品物の円周面を自転作用するように
設定したことを特徴とするものである。
<実施例> 以下、図示の実施例に基いて本発明の具体的構
成を詳述すると、第1〜4図は異形管(エルボ型
やクランク型、その他の各種屈曲形状を有する曲
管の総称)や直管、可撓ホースなどの断面円形な
品物Aにおける円周面へ、サークルライン状のマ
ークや文字、図柄模様、その他の一定な印刷画線
Mを施す卓上式グラビア・オフセツト印刷機の全
体を表わしており、11は約345×250mmの大きさ
を備えた据付盤であつて、その平坦な上面には一
条のスライドガイドレール12が、図外の固定ボ
ルトなどにより、左右方向への延在状態に敷設一
体化されている。
13は上記据付盤11の上面から約310mmの高
さに垂立する平盤型のスライド支柱であり、その
下端部にはベースフランジ14が一体的に張り出
し形成されている。15はそのベースフランジ1
4の下面に付属固定された複数(図では左右一対
の合計2個)のスライドユニツトであり、これが
据付盤11のスライドガイドレール12と嵌合さ
れることによつて、スライド支柱13が第1,4
図の矢印R,Fで示す左右方向へ、直線的に往復
運動し得るようになつている。
16は上記スライド支柱13との別個として、
やはり据付盤11の上面から約130mmの高さに垂
立一体化された固定支柱であり、第4図のような
上方から見た場合、スライド支柱13の垂直盤面
と平行な正面盤部16aと、これから直角に屈曲
する側面盤部16bとを備えた全体的な略L字型
に形作られている。
17はスライド支柱13の作動源をなすエヤー
シリンダーであつて、固定支柱16における側面
盤部16bの下段位置へ外方から取付け固定され
ている。18はそのエヤーシリンダー17から据
付盤11の上面に向かつて派出するピストンロツ
ド、19はスライド支柱13のベースフランジ1
4からピストンロツド18に向かつて派出する連
結ロツドであり、その左右相互間が一定長さの調
芯用ネジ駒20を介して螺合締結されている。
そのため、エヤーシリンダー17の作動によ
り、上記スライド支柱13がスライドガイドレー
ル12に沿つて、直線的に往復運動することとな
る。但し、そのスライド支柱13の作動源として
は、エヤーシリンダー17に代る油圧シリンダー
や、例えばラツクとピニオンから成る機械的な往
復直線運動機構などを採用しても、勿論良い。
他方、21は上記固定支柱16の側面盤部16
bと向かい合うように、据付盤11から約45mmの
高さとして一体的に垂立されたストツパー用取付
脚柱であり、そのスライド支柱13におけるベー
スフランジ14の上面へ臨む上端部には、スライ
ド支柱13の側面(所謂木口面)と正しく対応位
置するクツシヨンストツパー22が、ボルト23
によつて取付け固定されている。そのストツパー
22がゴムや合成樹脂などのクツシヨン材から作
成されていること、言うまでもない。
24はそのクツシヨンストツパー22と衝当可
能なストローク調整ボルトであつて、スライド支
柱13の側面(所謂木口面)へ水平設置状態に植
え込まれた上、ナツト25により締め付け固定さ
れている。つまり、スライド支柱13がエヤーシ
リンダー17によつて、第1図のように右方向F
へスライド作動された時には、その側面から張り
出すストローク調整ボルト24の径大な頭部24
aが、上記脚柱21から対応的に張り出すクツシ
ヨンストツパー22と衝当するようになつてお
り、その向かい合う左右相互の間隔距離がスライ
ド支柱13のスライドストロークSとして、予じ
め一定に決められているわけである。
もつとも、ナツト25を緩めて、スライド支柱
13の側面から張り出すストローク調整ボルト2
4を進退操作することにより、そのスライド支柱
13のスライドストロークSを予じめ長短に調整
することも可能である。このことは後述するよう
に、品物Aに対するブランケツトロールの印圧を
変え得ることを意味する。
又、26は固定支柱16における正面盤部16
aの上段位置へ、上記エヤーシリンダー17と直
交する如く固定支架された版ロール用の回転駆動
モーターであり、その正面盤部16aを貫通しつ
つ前方へ張り出す出力軸27には、約75mmの直径
寸法を備えた版ロール28が、相互に一体回転し
得るように套嵌されている。
即ち、その版ロール28の設置状態を抽出した
第5図から明白なように、回転駆動モーター26
の出力軸27には前方から中空支軸29が套嵌さ
れ、且つ押しビス30によつて抜け止め一体化さ
れていると共に、その中空支軸29の張り出し先
端部に版ロール28が嵌め付け一体化されている
のである。31は中空支軸29へ前方から螺入さ
れたボルトであり、これによつて版ロール28の
抜け止め座板32が固定されている。33は中空
支軸29を受け持つボールベアリング、34はそ
の割型のベアリングケースであつて、固定支柱1
6の正面盤部16aへボルト35により組み付け
一体化されている。
36は版ロール28へのインキング装置を総称
しているが、これは公知であるため、図ではその
版面へ下方から臨むインキ溜め37と、ドクター
ブレード38とを記載するにとどめている。イン
キ溜め37内に貯溜されている印刷インキが直接
版ロール28の版面へ、又、図外のインキローラ
ーを介して間接的に版ロール28の版面へ、供給
されることになること言うまでもない。
Oは上記スライド支柱13の下段位置に前後方
向への開口状態として、約75mmの開口径に貫通形
成された円形な品物出し入れ口であり、その開口
中心に品物Aが水平な固定保持状態として貫通セ
ツトされることになる。40は品物出し入れ口O
との同芯連通口39を備えた中空形態として、そ
のスライド印刷13の開口縁部へ前方から組み付
け固定された割型の軸受盤であり、その円周面に
ボールベアリング41を介して、約160mmの直径
寸法を有する回転リング42が回転自在に套嵌さ
れている。43はその軸受盤40をスライド支柱
13へ組み付け固定する前後一対づつボルトを示
している。
図示の回転リング42はタイミングプーリーと
して具体化されており、これはモーター44によ
つて回転駆動されるようになつている。つまり、
その回転駆動モーター44は上記版ロール28の
回転駆動モーター26と平行に並ぶ如く、スライ
ド支柱13の上段位置へ後方から固定支架されて
いると共に、そのスライド支柱13を貫通しつつ
前方へ張り出す出力軸45には、約55mmの直径寸
法を備えた駆動プーリー46が、押しビス47を
介してやはり一体回転し得るように套嵌されてい
る。
そして、その駆動プーリー46と回転リング4
2との上下相互間には、無端なタイミングベルト
48が伝動状態に捲き掛けられているため、モー
ター44によつて回転リング42が回転駆動され
ることとなる。49は回転リング42の背面へボ
ルト50によつてボールベアリング41を挟む如
くに組み付けらたリング形態の付属回転盤であ
る。
尚、図では回転リング42をタイミングプーリ
ーとして、その駆動プーリー46とタイミングベ
ルト48により伝動連結しているが、そのタイミ
ングプーリーに代るチエンホイールとその伝動チ
エンを初め、同じく径大な歯車とその円周面に噛
合された径小な伝動歯車などを採用することも可
能である。
その場合、図示の符号X−Xは回転リング42
の回転中心線を示唆しているが、これは上記品物
出し入れ口Oへ貫通セツトされる断面円形な品物
Aの中心線と合致する。つまり、品物Aにおける
被印刷部分の円周面が、回転リング42によつて
包囲される関係状態にある。
この点、第6,9図では品物Aの一例として、
一定長さの中空な直管を示しているが、その品物
Aの就中被印刷部分が回転リング42の回転中心
線X−X上を水平に貫通横断する関係状態となる
ように、その品物Aを言わば切り離し両端部にお
いて、治具台51により安定良く固定保持するわ
けであり、その円周面に対する一定な印刷画線M
の付与後には、その品物出し入れ口Oから品物A
が取り出されるか、又はその治具台51への保持
状態のままで、スライド移動されることになる。
尚、品物Aを保持する治具台51としては、その
品物Aの大きさや屈曲形状などに適応する各種
が、予じめ用意されることになる。
更に、52は上記回転リング42の盤面へ、前
方から1個の支点ボルト53によつて取付けられ
たブランケツトロール用ハンガーステーであり、
その回転リング42から吊り下がる先端部には、
上記した固定支柱16側の版ロール28と正しく
対応して、その円周面同志の接離可能なブランケ
ツトロール54が、遊転自在に軸架されている。
即ち、そのブランケツトロール54の設置状態
を抽出拡大した第7図から明白なように、ハンガ
ーステー52の基端部が回転リング42へ、1個
の支点ボルト53を介して取付けられている一
方、同じくハンガーステー51の先端部には割型
の支軸55が、前後一対のボルト56によつて固
定一体化されていると共に、その支軸55の円周
面にブランケツトロール54が、ボールベアリン
グ57を介して遊転し得るように套嵌されている
のである。
58はそのボールベアリング57を挟む如く、
ブランケツトロール54へ前方から組み付け一体
化された抜け止め座板であり、ブランケツトロー
ル54と一緒に回転する。そのブランケツトロー
ル54の円周面がゴムや合成樹脂などの弾性材か
ら成ること、言うまでもない。
上記ブランケツトロール54は第1図の正面図
から示唆されるように、スライド支柱13の品物
出し入れ口O内へ一定量Lだけ張り出すオーバー
ラツプ状態にある。しかも、その品物出し入れ口
Oの中心に貫通セツトされる品物Aと、上記版ロ
ール28との向かい合う左右相互間にブランケツ
トロール54が介在している。
そのため、スライド支柱13が第10図のよう
に、左方向Rへスライド作動された時には、これ
に付属するブランケツトロール54が、その品物
出し入れ口Oに貫通セツトされている固定状態の
品物Aから離れて、固定支柱16側の版ロール2
8と接触することになる。そして、その際版ロー
ル28は上記のモーター26によつて回転駆動さ
れるようになつているため、これと一緒にブラン
ケツトロール54も連れ廻ることになり、その結
果版ロール28の版面からブランケツトロール5
4の円周面に、自づと印刷インキが転移されるの
である。
その後、スライド支柱13が第8図のように、
右方向Fへスライド作動された時には、そのブラ
ンケツトロール54は固定支柱16側の版ロール
28から離れて、上記品物Aと接触することにな
るが、その際ブランケツトロール54が付属する
回転支柱42の回転中心線X−Xは、品物Aにお
ける被印刷部分の中心線と合致することになると
共に、その回転リング42がモーター44によつ
て回転駆動されるようになつているため、これと
一緒にブランケツトロール54も公転作用し乍
ら、品物Aの円周面に沿つて自転作用することと
なり、その結果その品物Aの円周面にはブランケ
ツトロール54によつて、サークルライン状の一
定な印刷画線Mが施されるのである。
上記印刷画線Mの付与後には、再度スライド支
柱13が第10図のように、左方向Rへ自づとス
ライド作動され、次回の印刷インキが版ロール2
8からブランケツトロール54へ、上記と同様に
転移されることになるが、その時ブランケツトロ
ール54は品物Aから離れた状態にあるため、そ
の印刷済みの品物Aをスライド支柱13の品物出
し入れ口Oから容易に取り出せると共に、新たな
品物Aをその出し入れ口Oへ貫通セツトさせるこ
とができ、又その品物Aをスライド移動させるよ
うなことも、極めて円滑に行なえるのである。
この点、図ではブランケツトロール54の直径
寸法を、版ロール28のそれと同じ約75mmに形成
しているため、その版ロールの1回転毎に、印刷
インキがブランケツトロール54の円周面全体へ
転移されることになる。ブランケツトロール54
の円周面全体に印刷インキが転移されるや否や、
版ロール28が一旦停止するように、その版ロー
ル28はモーター26によつて間歡的に回転駆動
されるようになつており、その印刷インキの転移
後にはスライド支柱13が自づと右方向Fへスラ
イド作動されるのである。
又、品物Aへの印刷後には回転リング42の回
転も一旦停止されるように、そのモーター44も
間歡的に回転運動するようになつており、その停
止状態のもとにスライド支柱13が自づと左方向
Rへスライド作動されるのである。尚、品物出し
入れ口Oを円形として、その開口径も約75mmに寸
法化した所以は、これに貫通セツトされる品物A
の直径寸法を、ブランケツトロール54のそれよ
りも小さなものとして規定する趣旨である。
何れにしても、品物Aはスライド支柱13に開
口する品物出し入れ口Oの範囲内において、その
直径寸法の大小相違する各種を貫通セツトさせる
ことができる。そのため、これとの関係におい
て、ブランケツトロール54も各種品物Aの円周
面へ、予じめ接触する状態に位置調整できるよう
になつている。
即ち、第11図の実線と鎖線から明白なよう
に、回転リング42に対するハンガーステー52
の取付け用支点ボルト53を一旦緩めた上、その
ブランケツトロール54と品物出し入れ口Oとの
オーバーラツプ量Lが大小変化する如くに、その
ハンガーステー52の吊り下げ方向性又は取付角
度θを調整して、再度支点ボルト53を締め付け
固定するのである。上記スライド支柱13のスラ
イドストロークSを一定に保つたままで、そのブ
ランケツトロール54を品物Aの太さ変化に拘ら
ず、その円周面へ常時確実に接触させることがで
きるようになつているわけである。
その品物Aに対してブランケツトロール54を
安定な接触状態に保つた上、更に上記スライドス
トロークSを調整操作するならば、そのブランケ
ツトロール54の印圧をも、品物Aの硬さなどに
応じて強弱変化させることができる。
尚、第12図〜は本発明の対象とする品物
Aの各種を例示しているが、上記スライド支柱1
3の品物出し入れ口Oを言わば跨ぐように貫通セ
ツトできる大きさ・屈曲形状の断面円形な品物A
であるならば、図示以外の品物Aに対しても本発
明を広く適用できること、言うまでもない。
<作 用> 上記構成の印刷機を用いて、品物Aの円周面へ
サークルライン状のマークやその他の印刷画線M
を施すに当つては、スライド支柱13に開口する
品物出し入れ口Oの中心へ、その品物Aの就中被
印刷部分を水平な横断状態に貫通セツトして、こ
れを適当な治具台51に固定保持させるのであ
る。
そして、そのスライド支柱13をエヤーシリン
ダー17の作動により、第1図から第10図の位
置状態へ変化する如くに、一定のスライドストロ
ークS分だけ左方向Rへスライドさせて、そのス
ライド支柱13の回転リング42に付属するブラ
ンケツトロール54を、第10図のように固定支
柱16側の版ロール28と接触させるのである。
その際には、版ロール28がその駆動モーター
26によつて回転されるため、これに連れてブラ
ンケツトロール54も自転作用し、そのブランケ
ツトロール54の円周面に版ロール28から印刷
インキが転移されることになり、その転移される
や否や版ロール28の回転は停止される。
そこで、次にスライド支柱13を上記の第10
図から第8図の位置状態へ変化する如く、やはり
エヤーシリンダー17の作動により、逆な右方向
Fへスライドさせて、ブランケツトロール54を
品物Aと接触させるのである。その場合、スライ
ド支柱13から張り出すストローク調整ボルト2
4が、据付盤11のクツシヨンストツパー22に
衝当する作用終点では、そのスライド支柱13に
付属する回転リング42の回転中心線X−Xと、
品物Aの中心線とが自づと合致する関係になる。
しかも、その回転リング42は駆動モーター4
4によつて回転されるため、これにハンガーステ
ー52を介して付属する上記ブランケツトロール
54が、回転リング42の回転に連れて第8図の
ように、品物Aの円周面に沿つて公転作用するこ
とになると同時に、その品物Aの円周面と接触し
つつ自転作用も行なうことになり、その結果ブラ
ンケツトロール54上の印刷インキが、品物Aの
円周面へ自づと転与され、ここにサークルライン
状の一定な印刷画線Mが付与されるのである。
その印刷の終了後には、再度スライド支柱13
が左方向Rへスライド作動され、次回の印刷イン
キが版ロール28からブランケツトロール54
へ、前回と同様に転移されることになるが、その
状態では第10図のように、ブランケツトロール
54が品物Aから離れるため、その時に上記印刷
済みの品物Aをスライド支柱13の品物出し入れ
口Oから取り出し、次回の品物Aを同じく出し入
れ口Oへ貫通セツトするのである。但し、同じ品
物Aの異なる位置部分へ、次回の印刷を行なうよ
うな場合には、その品物Aを出し入れ口Oへ貫通
させた状態のままで、これを印刷移動させれば良
い。
この点、図では品物Aの出し入れを手作業によ
り行なうものとして説明したが、そしてこれによ
れば品物Aの多品種少量生産的な印刷上効果であ
ると言えるが、同一品種の大量生産的な印刷に適
用する場合には、その品物Aの出し入れ作業を自
動機械力によつて行なうことも可能である。何れ
にしても、上記印刷行程の1サイクルは、図外の
制御盤によつて自動機械的に遂行制御されるよう
になつている。
尚、一定の印刷画線Mとしてサークルライン状
のマークを示したが、これは文字や図柄模様、そ
の他として付与されることもあり得る。
<発明の効果> 以上のように、本発明の印刷機では据付盤11
上に、左右方向への往復スライド自在として垂設
されたスライド支柱13と、 そのスライド支柱13の盤面に、前後方向への
開口状態として貫通形成された品物出し入れ口O
と、 その品物出し入れ口Oとの連通口39を有する
リング形態として、上記スライド支柱13の盤面
へ開歇回転可能に支架された回転リング42と、 上記品物出し入れ口Oに貫通セツトされるべき
品物Aの円周面へ臨む関係状態として、上記回転
リング42の盤面に付属軸支された遊転自在のブ
ランケツトロール54と、 上記品物Aと相俟つてブランケツトロール54
を左右方向から挟む位置関係の並列状態として、
上記据付盤11から垂立する固定支柱16へ間歇
回転可能に軸架された版ロール28とを備え、 上記品物出し入れ口Oへ固定状態に貫通セツト
された品物Aから離れる左方向Rへ、スライド支
柱13をスライド作動させた時には、そのスライ
ド支柱13に付属するブランケツトロール54が
版ロール28と接触回転して、その版ロール28
から印刷インキの転移を受け、 逆に、その版ロール28から離れる右方向F
へ、スライド支柱13をスライド作動させた時に
は、上記ブランケツトロール54が品物Aと接触
して、上記回転リング42の回転に連れて品物A
の円周面を公転作用すると同時に、その品物Aの
円周面を自転作用するように設定してあるため、
冒頭に述べた従来技術の課題を完全に解決できる
効果がある。
つまり、本発明の場合品物Aはスライド支柱1
3の品物出し入れ口Oに固定状態として貫通セツ
トされ、これに対してブランケツトロール54を
その取付けベースの回転リング42により、品物
Aの周囲に沿い公転作用させるようになつている
と同時に、そのブランケツトロール54を品物A
の円周面と接触しつつ、自転作用させるようにも
なつているため、単なる直管や可撓ホースだけで
なく、そのクランク型やエルボ型などの各種屈曲
形状を有する異形管でも、その円周面へサークル
ライン状の印刷画線Mを確実に、且つ高精度に付
与することができるのであり、その品物Aの屈曲
形状などによる印刷上の制約を受けることがな
い。その回転できない屈曲形状の品物Aに対して
も、一切の支障なく高能率に印刷できるわけであ
る。
品物出し入れ口Oがスライド支柱13の盤面に
貫通形成されており、その出し入れ口Oとの連通
口39をリング形態として、回転リング42が同
じくスライド支柱13の盤面に軸受けされている
ことも、その出し入れ口Oに対して各種屈曲形状
の品物Aを制約かく出し入れ作業できることにな
る。蓋し、連通口39も含む品物出し入れ口Oの
開口幅が、スライド支柱13や軸受盤40の厚み
と実質上同じとして、極力に狭小化されており、
その内部へ異形管を容易に跨がらせる如く、貫通
セツトし得るからである。
特に、請求項2や請求項3に記載の構成を採用
するならば、品物Aの太さ変化や硬さ変化などに
も容易に対応でき、常に適正な印刷を行なえる点
で、一層有益である。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明に係る印刷機の正面図、左
側面図、右側面図並びに平面図、第5〜7図は第
1図の5−5線、6−6線並びに7−7線に沿う
各拡大断面図、第8図は品物の印刷作用状態を示
す正面図、第9図は第8図の9−9線に沿う拡大
断面図、第10図は版ロールからブランケツトロ
ールへのインキ転移作用状態を示す正面図、第1
1図はブランケツトロールの取付角度を変更した
正面図、第12図,,は品物の各種形状を
例示する斜視図である。 11……据付盤、13……スライド支柱、16
……固定支柱、17……エヤーシリンダー、18
……ピストンロツド、19……連結ロツド、20
……ネジ駒、22……クツシヨンストツパー、2
4……ストローク調整ボルト、28……版ロー
ル、39……連通口、42……回転リング、52
……ハンガーステー、53……支点ボルト、54
……ブランケツトロール、A……品物、S……ス
ライドストローク、O……品物出し入れ口、L…
…オーバーラツプ量、θ……取付角度、F……右
方向、R……左方向、X−X……回転中心線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 据付盤11上に、左右方向への往復スライド
    自在として垂設されたスライド支柱13と、 そのスライド支柱13の盤面に、前後方向への
    開口状態として貫通形成された品物出し入れ口O
    と、 その品物出し入れ口Oとの連通口39を有する
    リング形態として、上記スライド支柱13の盤面
    へ間歇回転可能に支架された回転リング42と、 上記品物出し入れ口Oに貫通セツトされるべき
    品物Aの円周面へ臨む関係状態として、上記回転
    リング42の盤面に付属軸支された遊転自在のブ
    ランケツトロール54と、 上記品物Aと相俟つてブランケツトロール54
    を左右方向から挟む位置関係の並列状態として、
    上記据付盤11から垂立する固定支柱16へ間歇
    回転可能に軸架された版ロール28とを備え、 上記品物出し入れ口Oへ固定状態に貫通セツト
    された品物Aから離れる左方向Rへ、スライド支
    柱13をスライド作動させた時には、そのスライ
    ド支柱13に付属するブランケツトロール54が
    版ロール28と接触回転して、その版ロール28
    から印刷インキの転移を受け、 逆に、その版ロール28から離れる右方向F
    へ、スライド支柱13をスライド作動させた時に
    は、上記ブランケツトロール54が品物Aと接触
    して、上記回転リング42の回転に連れて品物A
    の円周面を公転作用すると同時に、その品物Aの
    円周面を自転作用するように設定したことを特徴
    とする品物の円周面にマーキングを施す印刷機。 2 回転リング42の盤面へ1個の支点ボルト5
    3によつて、ハンガーステー52の基端部を取付
    け、そのハンガーステー52の先端部にブランケ
    ツトロール54を遊転自在に軸支すると共に、 上記ハンガーステー52の取付角度θを調整操
    作することにより、品物出し入れ口Oへ貫通セツ
    トされる品物Aの太さ変化に拘らず、その品物A
    の円周面へブランケツトロール54を常に接触さ
    せ得るように設定したことを特徴とする請求項1
    記載の品物の円周面にマーキングを施す印刷機。 3 スライド支柱13のスライド作動源をなすエ
    ヤーシリンダー17のピストンロツド18と、ス
    ライド支柱13から一側方へ一体的に張り出す連
    結ロツド19とを、調芯用ネジ駒20によつて螺
    合締結し、 同じくスライド支柱13から他側方へ張り出す
    ストローク調整ボルト24を、据付盤11から一
    体的に張り出すクツシヨンストツパー22と衝当
    し得るように対峙させると共に、 その調整ボルト24を進退操作することによ
    り、上記スライド支柱13のスライドストローク
    Sを調整できるように設定したことを特徴とする
    請求項1記載の品物の円周面にマーキングを施す
    印刷機。
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