JPH055695Y2 - - Google Patents

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JPH055695Y2
JPH055695Y2 JP367388U JP367388U JPH055695Y2 JP H055695 Y2 JPH055695 Y2 JP H055695Y2 JP 367388 U JP367388 U JP 367388U JP 367388 U JP367388 U JP 367388U JP H055695 Y2 JPH055695 Y2 JP H055695Y2
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binary tree
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は弾性表面波装置に係り、特に弾性表面
波(以下SAWと称する)コンボルバに対するゲ
ート内分布均一化手段としてのバイナリ・トリー
(Binary Tree)の改良に関する。
[考案の概要] 印刷配線板に複数の導電スルーホールを形成
し、その導電スルーホールをバイナリ・トリーの
一部として用いた。
[従来の技術] 最近、新しい通信方式として、スペクトラム拡
散通信(Spread Spectrum Communication)S.
S.Cが注目されている。このSSCシステムの受信
部においては、相関機能が要求される。
弾性表面波コンボルバはこの相関機能を有し、
プログラマブルマツチドフイルタとして動作する
ためにSSCにおいては最も重要なデバイスであ
る。
この弾性表面波コンボルバとしては、以下に示
す3つの構造のものが提案されている。
(1) 分離媒質構造のコンボルバ;これは例えば半
導体であるシリコンと圧電体であるニオブ酸リ
チウムとをわずかな空隙をそれらの間に設けて
結合した構造を有する。
(2) エラステイツク構造のコンボルバ;これはた
とえば、ニオブ酸リチウム基板上に入力用くし
形電極と出力用ゲート電極とを形成したもの
で、圧電体であるニオブ酸リチウムの弾性的非
線形性を利用する素子である。
(3) 層状構造のコンボルバ;これは例えば半導体
であるシリコン基板上に圧電膜として、酸化亜
鉛をスパツタリング法により形成したものであ
る。
以上3つの構造のコンボルバは、いずれにして
も入力用電極、出力用電極等を有し、第3,4図
に一例としてエラステイツク構造のSAWコンボ
ルバを示す。同図において1はニオブ酸リチウム
等の圧電体基板、2,3はアルミニウム等の金属
膜から成る入力電極、4は入力電極2,3の間に
設けたアルミニウム等の金属から成る矩形状の出
力電極、8,9は不要な弾性表面波減衰をさせる
ための吸収材である。
第3図において入力電極2,3の端子5,6に
電気信号を印加すれば、それらは電極2,3から
弾性表面波となつて、SAWコンボルバ素子1上
を伝播していく。
例えば入力電極2から発生したSAWは左右に
伝播するが、左方へ伝播するSAWは吸収材8に
より、吸収されて、この端部より反射し、再び右
方へ伝播するSAWをなくすことができる。入力
電極3から発生し、左右に伝播するSAWのうち、
同様に右方へ伝播するSAWは吸収材9により吸
収されてしまう。
すなわち、弾性表面波コンボルバは第5図に示
すように入力電極2からのSAWSiと入力電極3
からのSAWZとが圧電体基板1の非線形相互作用
を介して結合し、その結果出力端子7からコンボ
ルーシヨン出力電気信号を取り出すことができ
る。
出力電極4は第5図に示すようにSAWの伝播
方向xに対して長さlを持つており、この長さl
はコンボルバの処理時間を決定するので、非常に
長く例えばl=40〜50mmとなる場合がある。
コンボルーシヨン信号は、x方向に沿つた出力
電極4の各部で発生した信号の積分(和)とな
る。しかし出力電極4は長さlを持つた有限長の
分布定数線路を形成している。このため第5図の
ように出力を中央の一点から取り出した場合には
x方向に沿つた出力電極4の各部で発生したコン
ボルーシヨン信号に位相差が発生する。これは出
力電極4上におけるゲート内分布と呼ばれ、でき
るだけ均一にすることが望まれる。このゲート内
分布を均一にする手段としては、第6図に示すよ
うなものが提案されている。第6図において
SAWコンボルバ素子1はパツケージ18に収納
されアルミナ基板10上に形成した型のストリ
ツプラインを積み上げて連結した構造(これをバ
イナリ・トリー(Binary Tree)と呼ぶ)のバイ
ナリ・トリー・パターン11をコンボルバチツプ
1に並設する。そしてバイナリ・トリー11とコ
ンボルバ出力電極4とをバイナリ・トリー11の
パツド12を介してボンデイングワイヤ19で接
続する。さらに全体のコンボルーシヨン出力はバ
イナリ・トリーの端部15より、ボンデイングワ
イヤ16にて、出力端子17に接続する。
[考案が解決しようとする課題] このように出力電極4の各部に発生したコンボ
ルーシヨン信号は多数の出力タツプを介してさら
に、それらのタツプからの信号はバイナリ・トリ
ーを介することにより同位相で出力端子17に達
するので、ゲート内分布は、非常によく均一化で
きる。しかし第6図より明らかなようにバイナ
リ・トリー・パターン11はコンボルバチツプ1
よりもかなり大きくなる。従つてパツケージ18
も大型になり、またパツケージコストが高くなる
欠点がある。
従つて本考案の目的は安価で、しかも小型な弾
性表面波コンボルバ装置を実現できるバイナリ・
トリーを提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するため、配線板と、
該配線板の一方面に形成され、出力ゲートの異な
る位置から出力信号が導かれる第1のバイナリ・
トリー入力端子、第2のバイナリ・トリー入力端
子、第3のバイナリ・トリー入力端子、及び第4
のバイナリ・トリー入力端子と、上記配線板に形
成され、上記第1のバイナリ・トリー入力端子と
上記第2のバイナリ・トリー入力端子とを接続
し、上記配線板の他方面へ信号を導く第1のパタ
ーンと、上記配線板に形成され、上記第3のバイ
ナリ・トリー入力端子と上記第4のバイナリ・ト
リー入力端子とを接続し、上記配線板の他方面へ
信号を導く第2のパターンと、上記配線板に形成
され、上記第1のパターンのほぼ中間点と上記第
2のパターンのほぼ中間点とを接続する第3のパ
ターンと、を含んで構成されることを要旨とす
る。
[作用] コンボルバの出力信号はバイナリ・トリーを介
して取り出されるので、コンボルバの出力電極に
おけるゲート内分布を均一化することができ、し
かも配線板の厚さ方向をバイナリ・パターンの一
部として用い、配線板の面積を小さくできるので
パツケージが小型化され、アツセンブリ工程も簡
単になる。
[実施例] 以下図面に示す実施例を参照して本考案を説明
すると、第1図は本考案によるSAWコンボルバ
のパツケージ内構成を示しており、第2a図は配
線基板表面平面図、第2b図は配線基板裏面平面
図を示している。
パツケージ18内にはSAWコンボルバ素子1
と配線基板10がと並設されている。
20a〜20jは導電スルーホール、21k〜
21rはバイナリ・トリー入力ポート、22はバ
イナリ・トリー出力ポート、23a,23b,2
3cはボンデイングワイヤ、24はSAWコンボ
ルバ入力端子、25はバイナリ・トリー出力端子
である。
尚、実用新案登録請求の範囲記載の第1のバイ
ナリ・トリー入力端子は上記バイナリ・トリー入
力ポート21kに対応し、第2のバイナリ・トリ
ー入力端子は上記バイナリ・トリー入力ポート2
1lに対応し、第3のバイナリ・トリー入力端子
は上記バイナリ・トリー入力ポート21mに対応
し、第4のバイナリ・トリー入力端子は上記バイ
ナリ・トリー入力ポート21nに対応し、第1の
パターンは導電スルーホール20a,20b,及
び導電パターン26dに対応し、第2のパターン
は導電スルーホール20d,20e,及び導電パ
ターン26cに対応し、第3のパターンは字状
パターン27に対応している。
図に示すように、コンボルバ出力電極4の長手
方向には、等間隔毎にボンデイングワイヤ23a
が接続され、隣接する2つのワイヤを1対として
各対が配線基板10上面長手方向に等間隔に並べ
られたバイナリ・トリー入力ポート21k〜21
rに接続されている。なお、バイナリ・トリー入
力ポート21k〜21rは最少2個から4個、8
個、16個、32個……2n(nは自然数)個とするこ
とができる。
さて、各バイナリ・トリー入力ポート21k〜
21r中央部分には配線基板10を厚さ方向に
貫通する導電スルーホール20a〜20jが設け
られており、隣接する2つの導電スルーホールを
対として各対は配線基板10裏面において、導電
パターン26a〜26dにより、電気的に接続さ
れる。さらに隣接する導電パターンの略中間から
は隣接する2つの導電パターンを対として各対を
導通する字状パターン27が形成されている。
この各字状パターン27の略中間点には配線
基板10裏面から表面へ貫通するスルーホール2
0c,20hが各々設けられており、さらに配線
基板10表面において、スルーホール20c,2
0hは導電パターン28によつて導通されてい
る。
導電パターン28の中央にはバイナリ・トリー
出力ポート22が設けられ、ボンデイングワイヤ
23bを介してパツケージ18の出力端子25に
接続される。
[考案の効果] バイナリ・トリーを形成する配線板の厚さをバ
イナリ・トリーの一部として用いたので、配線板
の表面積を極端に小さくでき、パツケージの大幅
な小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるSAWコンボルバパツケ
ージ内構成図、第2a図は本考案による配線基板
表面平面図、第2b図は同配線基板裏面平面図、
第3図はSAWコンボルバ素子上面図、第4図は
同SAWコンボルバ素子側面図、第5図はSAWの
伝播状態を示す図、第6図は従来のSAWコンボ
ルバパツケージ内上面図を示す。 1……SAWコンボルバ素子、10……配線基
板、20a,20b,20c,20d,20e,
20f,20g,20h,20i,20j……導
電スルーホール、21k,21l,21m,21
n,21o,21p,21q,21r……バイナ
リ・トリー入力ポート、22……バイナリ・トリ
ー出力ポート、26a,26b,26c,26d
……導電パターン、27……〓字状パターン、2
8……導電パターン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一対のトランスデユーサとその間に配置された
    出力ゲート電極とを含んでなる弾性表面波コンボ
    ルバ装置の前記ゲート電極に接続されるバイナ
    リ・トリーであつて、 配線板と、 該配線板の一方面に形成され、上記出力ゲート
    の異なる位置から出力信号が導かれる第1のバイ
    ナリ・トリー入力端子、第2のバイナリ・トリー
    入力端子、第3のバイナリ・トリー入力端子、及
    び第4のバイナリ・トリー入力端子と、 上記配線板に形成され、上記第1のバイナリ・
    トリー入力端子と上記第2のバイナリ・トリー入
    力端子とを接続し、上記配線板の他方面へ信号を
    導く第1のパターンと、 上記配線板に形成され、上記第3のバイナリ・
    トリー入力端子と上記第4のバイナリ・トリー入
    力端子とを接続し、上記配線板の他方面へ信号を
    導く第2のパターンと、 上記配線板に形成され、上記第1のパターンの
    ほぼ中間点と上記第2のパターンのほぼ中間点と
    を接続する第3のパターンと、を含んで構成され
    ることを特徴とする弾性表面波コンボルバ装置に
    おけるバイナリ・トリー。
JP367388U 1988-01-14 1988-01-14 Expired - Lifetime JPH055695Y2 (ja)

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JPH01108618U JPH01108618U (ja) 1989-07-24
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