JPH0556935U - 感圧接着剤塗布用紙 - Google Patents

感圧接着剤塗布用紙

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JPH0556935U
JPH0556935U JP11294291U JP11294291U JPH0556935U JP H0556935 U JPH0556935 U JP H0556935U JP 11294291 U JP11294291 U JP 11294291U JP 11294291 U JP11294291 U JP 11294291U JP H0556935 U JPH0556935 U JP H0556935U
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吉裕 西川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感圧接着剤塗布用紙にノンインパクトプリン
タで印字する時に発生する臭気を防止する。 【構成】 用紙2の一面に、感圧性接着剤に150℃〜
250℃で揮散する5%フラボノイド溶液を混入してな
る接着剤層3を設けて、感圧接着剤塗布用紙1を構成す
る。ノンインパクトプリンタの熱定着時の温度は180
℃〜200℃なので、印字に際して5%フラボノイド溶
液も揮散し、発生した臭気を包接し、中和し、臭気に付
加する等により消臭する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、感圧接着剤を塗布した感圧接着剤塗布用紙に関し、特に、臭気を発 生しない感圧接着剤塗布用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から感圧接着剤塗布用紙は種々知られているが、従来においては、用紙自 体に消臭処理を施したものは存在しなかった。このため、従来においては、イン キを熱で定着させるノンインパクトプリンタを利用して印字する場合に、感圧接 着剤が加熱されることによって、臭気を発するという問題を生じていた。
【0003】 従来においては、この臭気をとるための手段として、脱臭装置が用いられてい るが、維持費が嵩んで高価であるとともに、装置が大型なので広い占有空間が必 要となり、さらには乾燥のために火気を使用するので危険であるという欠点があ る。また、香料を利用して臭気をごまかすことも行われているが、これによると 臭気はそのまま残って香料と混ざった臭いとなるため、この臭いをかえって嫌う 人もおり、個人差による臭いの好みに応じきれないほか、臭気をなくすという根 本的な解決にはならないという欠点がある。さらに、特開昭61−270193 号公報で開示されているように、印刷機における湿し水に消臭剤を混ぜることも 提案されている。しかし、これによると、湿し水は少量のため優れた効果が期待 できず、印刷適性や品位にも悪影響を及ぼす恐れがあり、さらには、湿し水を使 用しない印刷には適用できないという欠点がある。
【考案が解決しようとする課題】
【0004】 本考案は、このような欠点を解消し、用紙自体が消臭機能を備えた感圧接着剤 塗布用紙を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上述した目的を達成するために本考案の感圧接着剤塗布用紙は、所定圧が与え られると接着可能となる感圧接着剤が塗布された用紙に、150℃〜250℃で 揮散する消臭剤、例えばフラボノイド系消臭剤を設けたものである。
【0006】
【作用】
ノンインパクトプリンタによる熱定着時の温度は、通常180℃〜200℃な ので、この臭気が発生する温度において消臭剤も揮散することになり、発生した 臭気を包接し、中和し、また、臭気に付加する等の作用により消臭する。前記温 度より低い通常時や用紙の乾燥工程時には、消臭剤は揮散せず、無駄に消耗する ことがない。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を隠蔽葉書に適用した場合の好適な実施例を添付図面に基づいて 詳細に説明する。ここにおいて、図1は消臭処理を施した感圧接着剤塗布用紙の 概略的な部分拡大断面図、図2は印字後の感圧接着剤塗布用紙を示す概略的な断 面図、図3は作成した隠蔽葉書の概略的な断面図、図4は隠蔽葉書を一部見開い た状態を示す概略的な斜視図である。
【0008】 図1に示すように、感圧接着剤塗布用紙1は、用紙2の一面側に、所定以上の 圧力が与えられると接着可能となる感圧性で接着後に剥離可能な感圧接着剤に、 5%フラボノイド溶液が混入されてなる接着剤層3が設けられて構成される。こ の接着剤層3は、ノンインパクトプリンタによって印字が可能なものである。前 記感圧接着剤としては、接着後に印字された隠蔽情報を損なわずに剥離可能に接 着力が調整されていればよいが、例えば天然ゴムラテックスをベースとし、これ に対して非親和性を示す微粒状充てん剤を配合したものが好適である。より具体 的には、天然ゴム100重量部に対して、スチレン2重量部とメタクリル酸メチ ル10重量部とをグラフト共重合させて得られた天然ゴムラテックスに、テルペ ン樹脂系粘着付与剤5重量部を添加して非剥離性の感圧接着剤基剤となし、その 100重量部に対して、非親和性を示す微粒状充てん剤として平均粒径5μmの シリカゲル20重量部を添加してなるものが挙げられる。
【0009】 そして、上述した5%フラボノイド溶液は、天然植物より抽出したフラボノイ ド系物質を用いて作成するもので、例えばフラボノール、クリシン、ヘスペレチ ン、ヘスペリジン等の溶液を挙げることができる。そして、感圧接着剤の100 重量部に対して、5%フラボノイド溶液を20〜30重量部混入すると好適であ る。
【0010】 続いて、上述した感圧接着剤塗布用紙1を用いて二つ折り隠蔽葉書を作成する 方法について説明する。まず、図2に示すように、用紙2の中央部に折り用ミシ ン目5を形成して葉書上紙2aと葉書下紙2bとに区分した後、ノンインパクト プリンタを用いて接着剤層3表面に、隠蔽すべき通知情報である預金残高やロー ン返済残高のような隠蔽情報9を印字する。また、反対面側には、前記葉書上紙 2a側に宛名情報6を印字する一方、前記葉書下紙2b側に隠蔽する必要のない 通知情報7を印字する。この接着剤層3表面への印字時に、臭気が発生するが、 これと同時に消臭剤である5%フラボノイド溶液も揮散し、消臭作用を発揮する 。したがって、臭気が拡散して不快感を与えることがない。
【0011】 そして、前記折り用ミシン目5から接着剤層3を内側にして、前記葉書上紙2 aと前記葉書下紙2bとを折り重ね、所定の圧力を与えて接着すると、図3に示 す重ね合わせ接着面が剥離可能な二つ折り隠蔽葉書10が作成される。この二つ 折り隠蔽葉書10は、図4に示すように、前記葉書上紙2aと前記葉書下紙2b とを見開き状態に剥離すると、隠蔽されていた隠蔽情報9を視認することができ る。
【0012】 なお、本考案は上述した実施例に限定されず、例えば、感圧接着剤は天然ゴム を主体としたものに限られないほか、剥離性のものでなくてもよい。また、フラ ボノイド系消臭剤は、上述したように感圧接着剤にその溶液を混入するほか、感 圧接着剤表面や用紙2と感圧接着剤との間にその溶液を塗布してもよい。さらに 、用紙2の接着剤層3とは反対側の面にもフラボノイド系消臭剤を設けるとより 好適である。またさらに、消臭剤はフラボノイド系に限らず、150°C〜25 0°Cで揮散し、人体に無害なものであれば、いかなるものでもよい。さらにま た、本考案を二つ折り葉書以外にも三つ折り葉書や各種カード類に適用すること ができることはもちろんである。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したところで明らかなように、本考案によれば、用紙自体に150° C〜250°Cで揮散する消臭剤を設けることにより、高価で大型な装置を必要 とせず、また、印字の適性や品位を損なわず、ノンインパクトプリンタによる印 字時に用紙から生ずる臭気を消すことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】消臭処理を施した感圧接着剤塗布用紙の概略的
な部分拡大断面図。
【図2】印字後の感圧接着剤塗布用紙を示す概略的な断
面図。
【図3】作成した隠蔽葉書の概略的な断面図。
【図4】隠蔽葉書を一部見開いた状態を示す概略的な斜
視図。
【符号の説明】
1 感圧接着剤塗布用紙 2 用紙 3 接着剤層 5 折り用ミシン目 6 宛名情報 7 通知情報 9 隠蔽情報 10 二つ折り隠蔽葉書

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定圧が与えられると接着可能となる感
    圧接着剤が塗布された用紙に、150℃〜250℃で揮
    散する消臭剤を設けてなる感圧接着剤塗布用紙。
JP1991112942U 1991-12-27 1991-12-27 感圧接着用プリント用紙 Expired - Fee Related JP2582608Y2 (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52160660U (ja) * 1976-05-31 1977-12-06
JPS6250925U (ja) * 1985-09-17 1987-03-30
JPS6321058A (ja) * 1986-07-16 1988-01-28 三浦 義男 メツシユ状に係る収納袋に脱臭紙を内蔵する装置
JPS6451646U (ja) * 1987-09-25 1989-03-30

Patent Citations (4)

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