JPH0556800U - 航空機用赤外線撮像機 - Google Patents

航空機用赤外線撮像機

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JPH0556800U
JPH0556800U JP10769791U JP10769791U JPH0556800U JP H0556800 U JPH0556800 U JP H0556800U JP 10769791 U JP10769791 U JP 10769791U JP 10769791 U JP10769791 U JP 10769791U JP H0556800 U JPH0556800 U JP H0556800U
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JP
Japan
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elevation
aircraft
fan
cover
swivel
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Pending
Application number
JP10769791U
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English (en)
Inventor
博史 上月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 地上での飛行前点検時にも特別な外部冷却器
を用いずとも十分な冷却能力を有し、かつ摩擦が小さく
画像のふれが小さい航空機用赤外線撮像機を得る。 【構成】 固定部2にファン21を取付け、穴22、2
3、24を通して搭載母機1内の空気をカバー8に吹き
つける。これにより俯仰部外表面の熱伝達率を改善でき
るので地上でも十分な冷却能力を出せる。また気密型コ
ネクタ25とカバー26により俯仰部内を気密構造とし
回転部にはラビリンスシールを用いる。これにより摩擦
を極減しスタビライズ誤差を低減できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は航空機に搭載され、遠隔操作にて任意の方向にある目標物体の赤外 画像を得るために使用される航空機用赤外線撮像機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の航空機用赤外線撮像機を示す図で、図3はその断面図である。た だし図3は内部構造を示すために図2の状態から俯仰部を90゜下方へ回した状 態の図である。1は搭載母機の一部であり一般的には機体のノーズ部下面の場合 が多い。2は固定部、3は旋回部である。旋回部3は軸受4を介して固定部に支 持され、モータ5によりAz軸まわりに回転できる。
【0003】 俯仰部は以下の6〜9により構成される。すなわちシャフト6a、6b、俯仰 フレーム7、カバー8、カバー9である。俯仰部は軸受10a及び10bにより 旋回部3に支持され、モータ11によってEL軸まわりに回転できる。
【0004】 赤外線カメラはレンズ12、撮像素子13、及び撮像素子13を冷却するため のクーラー14とから構成される。これらは俯仰部の構成品の俯仰フレーム7、 カバー8に取付られる。15はウインドウであり、赤外光はウインドウ15を通 過しレンズ12により撮像素子13上に像を結ぶ。
【0005】 16及び17はパワー系、信号系のケーブルであり、回転部にはケーブル巻取 器18及び19を用いている。
【0006】 レンズ12が湿気をきらうのは言うに及ばず、赤外線撮像機では特に撮像素子 13を極低温に冷却しているので結露防止のため湿気をしゃ断し、気密構造とす ることが必要である。従来は図3のようにシール20a、20b及び29によっ て回転部をシールし気密をはかっていた。
【0007】 ところで、撮像素子13を極低温に冷却するためのクーラー14は発熱が著し いので、冷却効率を上げるためクーラー14をカバー8に密着させ、撮像機内部 の熱抵抗の極減化を図っている。クーラー14の発熱はカバー8に伝わり、俯仰 フレーム7、カバー9へ伝導で伝わって、これらカバー8、俯仰フレーム7、カ バー9の表面から外気へと放熱される構造となっている。外気への放熱を効果的 に行うためにこれら3点の表面にフィンをつけ表面積を増したいところであるが 、航空機搭載という制約から空力抵抗を増すようなフィンは許されないので結局 は図2のような凹凸のない球面とならざるを得ず、従って表面積は増せられない 。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
従来の航空機用赤外線撮像機は以上のように構成されているので、特に地上で の飛行前点検の時に放熱上の問題があった。 例えば俯仰フレームの直径φ200mm、巾140mm、発熱量50wの撮像 機の場合、表面積は約π×200×140=8.8×104 mm2 である。今飛 行時の風の流れによる強制対流熱伝達率を90×10-6w/mm2 k、地上での 自然対流熱伝達率を4×10-6w/mm2 kと見積ると、夏日(環境温度は約4 0℃)の場合の俯仰部内部の温度は各々 (A)飛行時;40+50/(90×10-6×8.8×104 )=46.3℃ (B)飛行前点検時;40+50/(4×10-6×8.8×104 )=182℃ となり、(B)の場合許容温度を(一般には85℃程度)はるかに超えてしまう 。 このように飛行時には全く問題ないが、飛行前点検時に問題があり、その対策 として点検の時間制限(例えば5分以下)を設けるか、あるいは専用の地上用冷 却装置を準備し、これを用いるのが一般的であった。前者の場合十分な点検がで きないという問題点があり、後者の場合も点検作業が大がかりになるし費用もか かるという問題点があった。
【0009】 さらに、第2の問題点としてシールによる摩擦トルクの問題があった。すなわ ちシール摩擦による付加的なトルクにみあうモータが必要となり、電力的・重量 的なロスとなる他に、スタビライズ誤差の増加をまねいている。 航空機の場合、母機の運動・振動等の外乱による視軸のふれをおさえることが 必要であるが、このスタビライズ誤差は摩擦トルクに比例するので、シール摩擦 のため非常にみにくい画像となるという問題点があった。
【0010】 この考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、飛行前点検 時にも十分な冷却効果を得られ、かつ摩擦の小さい画像ふれの小さい航空機用赤 外線撮像機を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わる航空機用赤外線撮像機は、固定部にファンを配し、このファ ンで母機から空気を吸込み俯仰部へ直接吹きつけるように構成したものである。 更に俯仰部のみを気密構造とし、回転部にはラビリンスシール(非接触シール )を配したものである。
【0012】
【作用】
この考案における航空機用赤外線撮像機は、固定部のファンにより俯仰部表面 の放熱を強制対流熱伝達による十分高い熱伝達率とできるので地上における飛行 前点検時にも冷却が可能となる。またラビリンスシールにより、摩擦を増やすこ となく雨水、塵の進入を防止する。
【0013】
【実施例】
実施例1. 以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1において1〜19は従 来の航空機用赤外線撮像機と同じである。21はファンであり固定部2に取付ら れる。22は搭載母機1にあけた穴、23は固定部2にあけた穴、24は旋回部 3にあけた穴である。
【0014】 ファン21を回転させると搭載母機1の内部の空気は穴22、穴23を通り吸 込まれ穴24を通ってカバー8に吹きつけられる。 この場合の強制対流熱伝達率は約30×10-6w/mm2 kと見積もられるの で夏日の場合、俯仰部内部の温度は (B)′飛行前点検時;40+50/(30×10-6×8.8×104 ) =58.9℃ となり、許容温度を十分満足できる。飛行時には従来の撮像機同様46.3℃と なる。
【0015】 このように固定部1にファン21を配し搭載母機1の内部の空気を吸込むこと により、ファンの部分から雨が進入する危険はまぬがれる。
【0016】 一方、搭載母機1から湿気が入るのは防止できないので、赤外線カメラの結露 防止のためには他のどこかで気密にせざるを得ない。図1において25は気密型 コネクタであり、26は気密用のカバーである。これにより俯仰部内部のみは気 密構造となり、結露が防止できる。
【0017】 また、27a、27b、28はラビリンスシールである。これは非接触シール であるので摩擦トルクがゼロでモータの電力及びスタビライズ誤差への悪影響を 防止できる。
【0018】 ラビリンスシール27a、27b、28は雨水の進入及び塵の進入を防止でき る。が結局はラビリンスシール部及びファン21の部分から固定部、旋回部には 湿気が入ることになる。しかしこれらの内に配置されるモータ5、11、軸受4 、10、ケーブル17等は米軍仕様のものが容易に入手できるので湿気によるト ラブルは回避できる。
【0019】
【考案の効果】 以上のように、この考案によれば、固定部につけたファンによって俯仰部外表 面の熱伝達が改善されるように構成したので地上での飛行前点検時の時間制限及 び専用冷却器が不要となり使い易い撮像機が得られる効果がある。
【0020】 さらに、俯仰部のみ気密構造とし、回転部にラビリンスシールを用いたので摩 擦トルクが低減でき、画像ぶれの少ない性能の良い撮像機が得られる効果がある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す航空機用赤外線撮像
機である。
【図2】従来の航空機用赤外線撮像機の外観図である。
【図3】従来の航空機用赤外線撮像機の断面図である。
【符号の説明】
1 搭載母機 2 固定部 3 旋回部 4 軸受 5 モータ 6 シャフト 7 俯仰フレーム 8 カバー 9 カバー 10 軸受 11 モータ 12 レンズ 13 撮像素子 14 クーラー 15 ウィンドウ 16 ケーブル 17 ケーブル 18 ケーブル巻取器 19 ケーブル巻取器 20 シール 21 ファン 22 穴 23 穴 24 穴 25 気密型コネクタ 26 カバー 27 ラビリンスシール 28 ラビリンスシール 29 シール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部と、この固定部に旋回自由に支持
    された旋回部と、この旋回部に俯仰方向に回転自由に支
    持された俯仰部と、この俯仰部内に収納される赤外線カ
    メラとからなる航空機用赤外線撮像機において、上記固
    定部にファンを有し、飛行運用時には飛行にともなう風
    の流れにより上記俯仰部の表面を冷却し、地上での飛行
    前点検時には上記ファンにより搭載母機内の空気を吸込
    み上記旋回部を介さず直接上記俯仰部表面に吹きつけ冷
    却するよう構成するとともに、上記俯仰部のみ気密構造
    とし、上記固定部と旋回部の間および旋回部と俯仰部の
    間に非接触型のシールを有することを特徴とする航空機
    用赤外線撮像機。
JP10769791U 1991-12-27 1991-12-27 航空機用赤外線撮像機 Pending JPH0556800U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016519624A (ja) * 2013-03-31 2016-07-07 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッド ペイロード搭載プラットフォーム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016519624A (ja) * 2013-03-31 2016-07-07 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッド ペイロード搭載プラットフォーム
US10179658B2 (en) 2013-03-31 2019-01-15 SZ DJI Technology Co., Ltd. Payload mounting platform
US10556708B2 (en) 2013-03-31 2020-02-11 SZ DJI Technology Co., Ltd. Payload mounting platform
US11001395B2 (en) 2013-03-31 2021-05-11 SZ DJI Technology Co., Ltd. Payload mounting platform

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