JPH0556660A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH0556660A
JPH0556660A JP3211187A JP21118791A JPH0556660A JP H0556660 A JPH0556660 A JP H0556660A JP 3211187 A JP3211187 A JP 3211187A JP 21118791 A JP21118791 A JP 21118791A JP H0556660 A JPH0556660 A JP H0556660A
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capacitor
full
diode
inverter
circuit
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JP3211187A
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English (en)
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Minoru Maehara
稔 前原
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】入力電流の高調波成分が少なく、電源投入時の
突入電流が小さく、且つ出力波形の対称性が良好な電源
装置を提供する。 【構成】交流電源Vsを全波整流器DBで全波整流し、
コンデンサC1で平滑した直流電力により駆動されるイ
ンバータを備える電源装置において、電源平滑用のコン
デンサC1と、インバータの構成要素であるコンデンサ
C3とを、ダイオードD3を介して直列的に接続した。 【効果】コンデンサC3がコンデンサC1に比べて小容
量であることにより、電源投入時のコンデンサC1への
突入電流を小さくでき、また、インバータの動作により
コンデンサC1の約半分の電圧がコンデンサC3に充電
されるので、出力の非対称性が解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電源からの交流入
力電圧を直流電圧に変換し、この直流電圧をインバータ
により高周波に変換して負荷に供給する電源装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、蛍光灯の高周波点灯装置を駆動す
るために、交流電源からの交流入力電圧を整流平滑して
直流電圧に変換し、この直流電圧をインバータなどの負
荷に供給する電源装置が広く用いられている。図14は
従来の電源装置の回路図である。この回路では、交流電
源Vsを全波整流器DBの交流入力端子に接続し、全波
整流器DBの直流出力端子にインバータ1を接続すると
共に、コンデンサC1,C3とダイオードD3,D4,
D5よりなる部分平滑回路を接続している。この部分平
滑回路では、電源電圧が高いときに、ダイオードD3を
介して全波整流器DBの直流出力電圧により、コンデン
サC1,C3が充電され、電源電圧が低いときには、コ
ンデンサC1,C3がそれぞれダイオードD4,D5を
介して放電される。すなわち、コンデンサC1,C3は
充電時には直列的に接続され、放電時には並列的に接続
されるものである。
【0003】図15は上記の回路の動作波形図である。
図中、Vinは交流電源Vsからの交流入力電圧であ
り、Iinは交流電源Vsからの入力電流である。ま
た、Vdcはインバータ1への入力電圧である。この回
路では、入力電流Iinは交流電源Vsからの交流入力
電圧Vinが高い期間にのみ流れる。インバータ1の入
力電圧Vdcは、入力電圧Vinが低い期間は、コンデ
ンサC1,C3の電圧に固定されており、全波整流され
た脈流電圧が谷埋めされた波形となっている。この図1
4に示す回路は、入力力率は高いが、入力電流Iinに
休止期間が生じるため、入力電流の高調波成分が大き
い。また、電源投入時には、全波整流器DBの出力電圧
がダイオードD3を介してコンデンサC1,C3に直接
印加されるので、大きな突入電流が流れ、ヒューズが切
れたり、ブレーカが遮断したり、電源スイッチの接点が
溶着したりするなどの問題を生じる可能性があった。
【0004】図16は従来の他の電源装置(特開平2−
75200号参照)の回路図である。以下、その回路構
成について説明する。交流電源Vsには全波整流器DB
の交流入力端子が接続されている。全波整流器DBの直
流出力端子には、トランジスタQ1,Q2の直列回路
と、コンデンサC3,C1の直列回路が並列的に接続さ
れている。各トランジスタQ1,Q2にはダイオードD
1,D2がそれぞれ逆並列接続されている。コンデンサ
C3には、ダイオードD3が図示された極性で接続され
ている。トランジスタQ1,Q2の接続点とコンデンサ
C3,C1の接続点との間には、インダクタL1を介し
て放電灯FLのフィラメントの電源側端子が接続されて
いる。放電灯FLのフィラメントの非電源側端子間に
は、コンデンサC2が並列接続されている。コンデンサ
C1は電源平滑用のコンデンサ、コンデンサC2はハー
フブリッジインバータにおける共振用のコンデンサであ
り、コンデンサC3は同じくハーフブリッジインバータ
における直流成分カット用の結合コンデンサである。共
振用のコンデンサC2に比べると、結合コンデンサC3
の容量は大きいが、平滑用のコンデンサC1に比べる
と、結合コンデンサC3の容量は小さい。したがって、
電源投入時において、全波整流器DBの整流出力電圧に
よりコンデンサC1,C3の直列回路に電流が流れて
も、コンデンサC3の電圧が速やかに上昇するので、大
きな突入電流は流れない。しかしながら、この回路で
は、2つのコンデンサC1,C3の容量が大きく異なる
ので、ハーフブリッジインバータの電源電圧に不均衡が
生じるものであり、このため、高周波出力の波形が上下
非対称となりやすく、この非対称を解消するには、トラ
ンジスタQ1,Q2の制御に相当な工夫が必要となり、
コストの上昇を招くという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、入力電流の高調波成分が少なく、電源投入時の突入
電流が小さく、且つ出力波形の対称性が良好な電源装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電源装置にあっ
ては、上記の課題を解決するために、図1に示すよう
に、交流電源Vsと、前記交流電源Vsからの交流入力
電圧を全波整流する全波整流器DBと、交互にオン・オ
フされる第1及び第2のトランジスタQ1,Q2の直列
回路とLC共振系を含む負荷回路を備え全波整流器DB
の出力を高周波に変換するインバータと、前記インバー
タに直流電力を供給するための電源平滑用の第1のコン
デンサC1と、インバータの構成要素である第2のコン
デンサC3と、第1及び第2のコンデンサC1,C3を
直列的に接続して全波整流器DBの整流出力により充電
電流を流す第1のダイオードD3と、第1のコンデンサ
C1から前記インバータに直流電力を供給するための第
2のダイオードD4とを有することを特徴とするもので
ある。
【0007】
【作用】本発明にあっては、電源平滑用の第1のコンデ
ンサC1と、インバータの構成要素である第2のコンデ
ンサC3とを、第1のダイオードD3を介して直列的に
接続したので、第2のダイオードD4を介して第1のコ
ンデンサC1からインバータに直流電力を供給している
間は、第1のコンデンサC1と第2のコンデンサC3が
分離された状態となり、第2のコンデンサC3にはイン
バータの動作により第1のコンデンサC1の約半分の電
圧が充電されることになる。したがって、インバータの
負荷回路に印加される高周波電圧は略対称的となる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の回路図である。
以下、本実施例の回路構成について説明する。交流電源
Vsは全波整流器DBの交流入力端子に接続されてい
る。全波整流器DBの直流出力端子間には、トランジス
タQ1,Q2の直列回路が接続されている。各トランジ
スタQ1,Q2には、それぞれダイオードD1,D2が
逆並列接続されている。全波整流器DBの直流出力端子
間には、コンデンサC1,C3の直列回路が並列的に接
続されている。コンデンサC1,C3の間には、ダイオ
ードD3が図示された極性で直列的に挿入されている。
また、ダイオードD3とコンデンサC3の直列回路に
は、ダイオードD4が逆並列に接続されている。トラン
ジスタQ1,Q2の接続点と、ダイオードD3とコンデ
ンサC3の接続点との間には、インダクタL1を介して
負荷FとコンデンサC2の並列回路が接続されている。
トランジスタQ1,Q2とダイオードD1,D2、イン
ダクタL1、コンデンサC2,C3及び負荷Fにより、
ハーフブリッジインバータを構成している。そして、こ
のインバータに直流電力を与えるためのコンデンサC1
を電源平滑用の大容量のコンデンサとしており、このコ
ンデンサC1からダイオードD4によりインバータの入
力への電力供給を可能としている。
【0009】以下、本実施例の動作について説明する。
本実施例では、トランジスタQ1,Q2は交互にオン・
オフし、コンデンサC1の充電電圧を電源として、ハー
フブリッジインバータとして動作し、負荷Fに高周波電
力を供給する。コンデンサC1はダイオードD3とコン
デンサC3を介して全波整流器DBの整流出力により充
電される。コンデンサC3の容量を小さく選ぶことによ
り、電源投入時の突入電流を小さくすることができる。
【0010】また、出力波形の非対称性は以下の理由に
より生じない。まず、トランジスタQ2がオンしたとき
には、コンデンサC3、コンデンサC2と負荷Fの並列
回路、インダクタL1、トランジスタQ2、コンデンサ
C3を通る経路で電流が流れて、インバータの負荷Fに
はコンデンサC3の電圧Vc3 が印加される。次に、ト
ランジスタQ1がオンしたときには、コンデンサC1、
トランジスタQ1、インダクタL1、コンデンサC2と
負荷Fの並列回路、コンデンサC3、ダイオードD4、
コンデンサC1を通る経路で電流が流れる。このとき、
インバータの負荷Fには、コンデンサC1の電圧Vc1
とコンデンサC3の電圧Vc3 の差の電圧(Vc1 −V
3 )が印加される。ところで、ハーフブリッジインバ
ータでは、トランジスタQ1,Q2のオン・デューティ
が等しい場合には、直流成分カット用のコンデンサC3
の電圧Vc3 は、電源となるコンデンサC1の電圧Vc
1の約半分となる。したがって、(Vc1 −Vc3 )≒
Vc3 となり、出力波形の非対称は生じない。
【0011】次に、入力電流については、交流電源Vs
からの交流入力電圧Vinが高くなったときに、トラン
ジスタQ2がオンすると、全波整流器DB、コンデンサ
C1、ダイオードD3、コンデンサC2と負荷Fの並列
回路、インダクタL1、トランジスタQ2、全波整流器
DBを通る経路で電流が流れるものであり、トランジス
タQ1がオンすると、全波整流器DB、トランジスタQ
1、インダクタL1、コンデンサC2と負荷Fの並列回
路、コンデンサC3、全波整流器DBを通る経路で電流
が流れる。このように、本実施例では、全波整流器DB
からインバータの負荷回路を通って直接的に電流が流れ
るものであり、電源平滑用のコンデンサC1は上記のよ
うに負荷回路を介して充電されるので、コンデンサC1
の電圧は入力電圧Vinのピーク値よりは必ず低くな
る。
【0012】図2は本発明の第2実施例の回路図であ
る。本実施例では、図1の回路において、電源平滑用の
コンデンサC1と、それ以外のコンデンサC3の配置を
入れ換えたものである。このため、ダイオードD4の接
続箇所と極性は図示のように変更される。また、スイッ
チング素子としては、バイポーラトランジスタに代えて
パワーMOSFETを使用している。この場合、パワー
MOSFETのドレイン・ソース間には逆並列ダイオー
ドが寄生しているので、逆並列ダイオードD1,D2は
省略可能である。
【0013】なお、本実施例において、ダイオードD3
とコンデンサC1の直列回路には、小容量のコンデンサ
C4を並列接続することが好ましい。このコンデンサC
4として、高周波特性の良好なコンデンサを用いること
で、コンデンサC1への高周波成分は完全にカットさ
れ、コンデンサC1でのロスが減少する。
【0014】図3は本発明の第3実施例の回路図であ
る。本実施例では、図1の回路において、コンデンサC
4とダイオードD5を図示されたように追加したもので
ある。電源投入時の突入電流と出力波形の上下非対称性
の問題を解決できることについては、図1の回路と同様
である。さらに、本実施例では、コンデンサC4とダイ
オードD5を追加したことにより、入力電流の高調波成
分を低減できるという効果もある。つまり、トランジス
タQ2がオンしたときには、全波整流器DB、コンデン
サC4、インダクタL1、トランジスタQ2、全波整流
器DBを通る経路で入力電流が流れて、コンデンサC4
に蓄積された電荷は、次にトランジスタQ1がオンした
ときに、ダイオードD5、トランジスタQ1を介してイ
ンダクタL1に放出される。このような動作が可能とな
るのは、コンデンサC4が接続されたインバータの負荷
回路におけるインダクタL1とコンデンサC2の接続点
の電位が、高周波的に振動しており、必ず全波整流器D
Bの直流出力端子の電圧よりも低くなる期間が存在する
からである。以上の動作により、交流電源Vsからの交
流入力電圧が低い期間においても、入力電流が流れるこ
とになり、入力電流の高調波成分は低減される。また、
入力力率も更に高くなり、1に近づくものである。
【0015】図4は本発明の第4実施例の回路図であ
る。本実施例では、図3の回路において、ダイオードD
5を省略し、コンデンサC4をインダクタL2に置き換
えたものである。電源投入時において、全波整流器DB
からインダクタL2、インダクタL1、ダイオードD
1、コンデンサC1、ダイオードD3、コンデンサC3
を経て全波整流器DBに戻る経路で電流が流れるが、コ
ンデンサC3は電源平滑用のコンデンサC1に比べて容
量が小さいので、突入電流は小さくなる。全波整流器D
Bの出力端子とインダクタL1の間にインダクタL2を
直列的に挿入したことにより、トランジスタQ2がオン
するごとに、全波整流器DB、インダクタL2、インダ
クタL1、トランジスタQ2、全波整流器DBを通る経
路で入力電流が流れる。このため、交流電源Vsからの
交流入力電圧の瞬時値が小さい期間でも、入力電流の休
止が無くなり、高調波成分が少なくなる。
【0016】図5は本発明の第5実施例の回路図であ
る。本実施例では、図3の回路において、インバータの
負荷回路を構成するコンデンサC2と負荷Fの並列回路
とインダクタL1の配置を入れ換えたものである。回路
の動作については、図3の回路と同じである。
【0017】図6は本発明の第6実施例の回路図であ
る。本実施例では、図5の回路において、コンデンサC
4を省略し、代わりに、インピーダンス素子Zの一端を
インダクタL1とコンデンサC3の接続点に接続し、イ
ンピーダンス素子Zの他端を全波整流器DBとダイオー
ドD5の接続点に接続したものである。ここで、インピ
ーダンス素子Zは、コンデンサでも良いし、インダクタ
でも良いし、両者の直列回路でも良いし、両者の並列回
路でも良い。さらに、抵抗などの電力消費要素を含んで
いても良い。このようなインピーダンス素子Zを設ける
ことにより、トランジスタQ2のオン時には、全波整流
器DBからインピーダンス素子Zを介してインバータの
負荷回路へ入力電流が流れて、これにより、入力電流の
高調波成分が少なくなるものである。
【0018】図7は本発明の第7実施例の回路図であ
る。本実施例では、図3の回路において、電源平滑用の
コンデンサC1と、それ以外のコンデンサC3の配置を
入れ換えたものである。このため、ダイオードD4の接
続箇所と極性は図示のように変更される。また、コンデ
ンサC4をインピーダンス素子Zに置き換えている。本
実施例においても、図3の回路と同様の効果が得られ
る。
【0019】図8は本発明の第8実施例の回路図であ
る。本実施例では、図5の回路において、電源平滑用の
コンデンサC1と、それ以外のコンデンサC3の配置を
入れ換えたものである。このため、ダイオードD4の接
続箇所と極性は図示のように変更される。また、コンデ
ンサC4をインピーダンス素子Zに置き換えている。本
実施例においても、図5の回路と同様の効果が得られ
る。なお、ダイオードD3とコンデンサC1の直列回路
に、破線で示すように、小容量のコンデンサC4を並列
的に接続しても良い。このコンデンサC4としては、高
周波特性の良好なコンデンサを使用すれば、ダイオード
D3を介してコンデンサC1に流れ込む高周波成分がコ
ンデンサC4へバイパスされ、高周波電流によるロスが
低減される。
【0020】図9は本発明の第9実施例の回路図であ
る。本実施例では、図6の回路において、電源平滑用の
コンデンサC1と、それ以外のコンデンサC3の配置を
入れ換えたものである。このため、ダイオードD4の接
続箇所と極性は図示のように変更される。本実施例にお
いても、図6の回路と同様の効果が得られる。
【0021】図10は本発明の第10実施例の回路図で
ある。本実施例では、図9の回路において、ダイオード
D5とインピーダンス素子Zを省略し、コンデンサC3
とダイオードD4の間にインダクタL2を挿入し、ダイ
オードD3とコンデンサC1の直列回路と並列にコンデ
ンサC4を接続したものである。まず、突入電流につい
ては、交流電源VsからコンデンサC1への直接的な充
電電流が、全波整流器DB、コンデンサC3、ダイオー
ドD3、コンデンサC1、全波整流器DBの経路で流れ
るものであるが、コンデンサC3の容量が小さいので、
コンデンサC1への突入電流は小さい。このコンデンサ
C1に得られた直流電圧を、ダイオードD4とインダク
タL2を介して、トランジスタQ1,Q2の直列回路の
両端に接続することにより、インバータへの直流電力の
供給を可能としている。また、インダクタL2は入力電
流の高調波成分を低減する作用をも有するものである。
つまり、トランジスタQ2がオンしたとき、コンデンサ
C1、ダイオードD4、インダクタL2、コンデンサC
3、コンデンサC2と負荷Fの並列回路、インダクタL
1、トランジスタQ2、コンデンサC1を通る経路で電
流が流れるが、このとき、インダクタL2の両端に図中
の右向きに電圧が発生するので、全波整流器DBの出力
電圧がコンデンサC1の電圧よりも低くても、入力電流
を流すことが可能となり、入力電流の高調波成分を少な
くすることができるものである。なお、本実施例におい
て、図11に示すように、コンデンサC4を省略しても
構わない。
【0022】図12は本発明の第11実施例の回路図で
ある。本実施例では、全波整流器DBの直流出力端子に
コンデンサC4,C3の直列回路を接続し、ダイオード
D5とインピーダンス素子Zの並列回路を介して、トラ
ンジスタQ1,Q2の直列回路を接続している。各トラ
ンジスタQ1,Q2には、ダイオードD1,D2がそれ
ぞれ逆並列接続されている。コンデンサC4,C3の接
続点と、トランジスタQ1,Q2の接続点の間には、イ
ンダクタL1を介して、コンデンサC2と負荷Fの並列
回路が接続されている。電源平滑用のコンデンサC1は
ダイオードD3を介して充電され、ダイオードD4を介
して放電されるように接続されている。まず、突入電流
については、交流電源VsからコンデンサC1への直接
的な充電電流が、全波整流器DB、ダイオードD5、コ
ンデンサC1、ダイオードD3、コンデンサC3、全波
整流器DBの経路で流れるものであるが、コンデンサC
3の容量が小さいので、コンデンサC1への突入電流は
小さい。また、コンデンサC4とトランジスタQ1の間
に挿入したインピーダンス素子Zは入力電流の高調波成
分を低減する作用を有するものである。つまり、トラン
ジスタQ2がオンしたとき、コンデンサC1、インピー
ダンス素子Z、コンデンサC4、コンデンサC2と負荷
Fの並列回路、インダクタL1、トランジスタQ2、ダ
イオードD4、コンデンサC1を通る経路で電流が流れ
るが、このとき、インピーダンス素子Zの両端に図中の
右向きに電圧が発生するので、全波整流器DBの出力電
圧がコンデンサC1の電圧よりも低くても、全波整流器
DB、コンデンサC4、コンデンサC2と負荷Fの並列
回路、インダクタL1、トランジスタQ2、全波整流器
DBを通る経路で入力電流を流すことが可能となり、入
力電流の高調波成分を少なくすることができるものであ
る。
【0023】図13は本発明の第12実施例の回路図で
ある。本実施例では、図1に示す回路において、トラン
ジスタQ1とコンデンサC1の配置を入れ換えて、トラ
ンジスタQ1とコンデンサC1の間にインダクタL2を
挿入すると共に、コンデンサC1とダイオードD3の直
列回路に高周波バイパス用のコンデンサC4を並列接続
したものである。まず、突入電流については、交流電源
VsからコンデンサC1への直接的な充電電流が、全波
整流器DB、インダクタL2、コンデンサC1、ダイオ
ードD3、コンデンサC3、全波整流器DBの経路で流
れるものであるが、コンデンサC3の容量が小さいの
で、コンデンサC1への突入電流は小さい。また、イン
ダクタL2が介在することにより、突入電流は更に小さ
くなる。さらにまた、コンデンサC1とトランジスタQ
1の間に挿入したインダクタL2は入力電流の高調波成
分を低減する作用を有するものである。つまり、トラン
ジスタQ1がオンしたとき、コンデンサC1、インダク
タL2、トランジスタQ1、インダクタL1、コンデン
サC2と負荷Fの並列回路、コンデンサC3、ダイオー
ドD4、コンデンサC1を通る経路で電流が流れるが、
このとき、インダクタL2の両端に図中の右向きに電圧
が発生するので、全波整流器DBの出力電圧がコンデン
サC1の電圧よりも低くても、全波整流器DB、トラン
ジスタQ1、インダクタL1、コンデンサC2と負荷F
の並列回路、コンデンサC3、全波整流器DBを通る経
路で入力電流を流すことが可能となり、入力電流の高調
波成分を少なくすることができるものである。なお、コ
ンデンサC1とダイオードD3の直列回路に並列的に接
続された高周波バイパス用のコンデンサC4は必ずしも
必要ではないが、これを接続することにより、コンデン
サC1に流れる高周波電流をバイパスして、コンデンサ
C1におけるロスを低減できるものである。
【0024】以上の実施例の説明では、スイッチング素
子としてバイポーラトランジスタとパワーMOSFET
を例示したが、サイリスタ等であっても良い。また、本
発明の電源装置では、負荷Fを特に限定していないが、
例えば、蛍光灯負荷や白熱灯負荷などを用いることが考
えられる。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、交流電源
を全波整流器で全波整流し、コンデンサで平滑した直流
電力により駆動されるインバータを備える電源装置にお
いて、インバータに直流電力を供給するための電源平滑
用の第1のコンデンサと、インバータの構成要素である
第2のコンデンサと、第1及び第2のコンデンサを直列
的に接続して全波整流器の整流出力により充電電流を流
す第1のダイオードと、第1のコンデンサから前記イン
バータに直流電力を供給するための第2のダイオードと
を有するものであるから、第2のコンデンサが第1のコ
ンデンサに比べて小容量であることにより、電源投入時
の第1のコンデンサへの突入電流を小さくすることがで
きるという効果があり、また、インバータの動作により
第1のコンデンサの約半分の電圧が第2のコンデンサに
充電されることにより、出力の非対称性が解消されると
いう効果がある。
【0026】また、請求項2記載の発明によれば、イン
ピーダンス素子を介して入力電流が流れることにより、
入力電流の高調波成分を低減することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路図である。
【図2】本発明の第2実施例の回路図である。
【図3】本発明の第3実施例の回路図である。
【図4】本発明の第4実施例の回路図である。
【図5】本発明の第5実施例の回路図である。
【図6】本発明の第6実施例の回路図である。
【図7】本発明の第7実施例の回路図である。
【図8】本発明の第8実施例の回路図である。
【図9】本発明の第9実施例の回路図である。
【図10】本発明の第10実施例の回路図である。
【図11】本発明の第10実施例の一変形例の回路図で
ある。
【図12】本発明の第11実施例の回路図である。
【図13】本発明の第12実施例の回路図である。
【図14】従来例の回路図である。
【図15】従来例の動作を示す波形図である。
【図16】他の従来例の回路図である。
【符号の説明】
Vs 交流電源 DB 全波整流器 Q1 トランジスタ Q2 トランジスタ L1 インダクタ F 負荷 D1,…,D4 ダイオード C1,…,C3 コンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源と、前記交流電源からの交流
    入力電圧を全波整流する全波整流器と、交互にオン・オ
    フされる第1及び第2のスイッチング素子の直列回路と
    LC共振系を含む負荷回路を備え全波整流器の出力を高
    周波に変換するインバータと、前記インバータに直流電
    力を供給するための電源平滑用の第1のコンデンサと、
    インバータの構成要素である第2のコンデンサと、第1
    及び第2のコンデンサを直列的に接続して全波整流器の
    整流出力により充電電流を流す第1のダイオードと、第
    1のコンデンサから前記インバータに直流電力を供給す
    るための第2のダイオードとを有することを特徴とする
    電源装置。
  2. 【請求項2】 全波整流器の整流出力端子とインバー
    タの負荷回路の一部との間に接続されるインピーダンス
    素子を備えることを特徴とする請求項1記載の電源装
    置。
JP3211187A 1990-11-27 1991-08-22 電源装置 Pending JPH0556660A (ja)

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US07/798,652 US5274540A (en) 1990-11-27 1991-11-26 Inverter device for stable, high power-factor input current supply
DE69117008T DE69117008T2 (de) 1990-11-27 1991-11-27 Wechselrichteranordnung
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101110314B1 (ko) * 2010-04-13 2012-02-29 유비링크(주) 정류기

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