JPH0556629U - 車輌用灯具 - Google Patents

車輌用灯具

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Publication number
JPH0556629U
JPH0556629U JP418692U JP418692U JPH0556629U JP H0556629 U JPH0556629 U JP H0556629U JP 418692 U JP418692 U JP 418692U JP 418692 U JP418692 U JP 418692U JP H0556629 U JPH0556629 U JP H0556629U
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JP
Japan
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lamp
lamp body
lens
inner lens
vehicle
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Pending
Application number
JP418692U
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English (en)
Inventor
英嗣 山本
Original Assignee
株式会社小糸製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社小糸製作所 filed Critical 株式会社小糸製作所
Priority to JP418692U priority Critical patent/JPH0556629U/ja
Publication of JPH0556629U publication Critical patent/JPH0556629U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品の共通化を図り、開発、設計、製作のた
めの時間短縮および製造コストの低減を実現すると共
に、デザインのバリエーションに容易に対応し得るよう
にする。 【構成】 灯具ボデイ6とインナーレンズ11とで灯体
8を形成し、この灯体8内にLED10を実装してなる
プリント基板9を収納配置する。インナーレンズ11の
前面に前面レンズ7を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、特に灯室の小さい灯具、例えば通称ハイマウントストップランプと 呼ばれるストップランプ等に適用して好適な車輌用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の自動車においては、車体後部上面に設けたリアスポイラの後部突出端内 にストップランプを組込み、これをブレーキ操作時に制動灯と共に点灯させるこ とにより、後続車ドライバに注意をより一層喚起させ、安全性の確保を図ってい る(特開平1−233130号公報、特開平1−160751号公報等)。この ようなストップランプを一般にハイマウントストップランプと呼んでいる。図5 および図6はかかるストップランプを備えた車体の要部斜視図および同ランプの 断面図で、これを概略説明すると、1は車体、2は車体1の後部上面にガスケッ ト3を介して取付けられたリアスポイラ、4はリアスポイラ2の後部突出端2a の長手方向中央部に設けた細長い切欠開口部5内に組み込まれたストップランプ である。ストップランプ4は、左右方向に細長い箱型に形成された灯具ボデイ6 と、灯具ボデイ6の前面開口部に超音波溶着等によって固定され該灯具ボデイと 共に灯体8を形成する前面レンズ7と、灯体8内に配設されたプリント基板9と 、プリント基板9に実装された多数の発光ダイオード(以下LEDと略称する) 10および電流制御用抵抗(図示せず)と、LED10の前方に位置して灯体8 内に配設されたインナーレンズ11等で概ね構成されている。LED10は、プ リント基板9の前面に横一列に所定の間隔をおいて配列され、バッテリーに対し て前記電流制御用抵抗を介して直列に接続されており、ブレーキ操作時に一斉に 点灯するように構成されている。前面レンズ7は赤色に着色され、前面がリアス ポイラ2の後端面の曲面と略一致するよう凸曲面に形成され、前記切欠開口部5 を閉鎖している。インナーレンズ11の裏面には凸レンズからなる多数のレンズ ステップ12が各LED10に対応して一体に設けられている。 なお、リアスポイラ2は、走行時に車体後部の揚力を減少させるもので、偏平 で左右方向に長い翼型に形成され、後端面中央部には前記切欠開口部5が開設さ れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来のストップランプ4は、現状においては幅、形状、構 造的に略同じで種類が少ないものであった。ところが、車種や設置箇所が変わる と、その度毎にそれに合わせて新たに開発、設計、製作しているため、そのため の費用が著しく膨大で、ランプの価格が高くなるという問題点があった。また、 デザイン上各種のバリエーションを加えると、各ランプ構成部材を新たに設計す る必要があり、部品の種類が増加し、部品管理が煩雑になるといった問題点もあ った。
【0004】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、 その目的とするところは、部品の共通化を図り、開発、設計、製作のための時間 短縮および製造コストの低減を実現すると共に、デザイン上のバリエーションに 容易に対応し得るようにした車輌用灯具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため、灯具ボデイとインナーレンズとで灯体を形 成し、この灯体内に光源を収納し、前記インナーレンズの前面に前面レンズを設 けたものである。
【0006】
【作用】
本考案において、灯具ボデイとインナーレンズは灯体を形成する。前面レンズ は各種灯具に応じて設計、製作され、インナーレンズの前面に取付けられる。し たがって、灯体は各種灯具に対して共通部品を形成する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案に係る車輌用灯具をリアスポイラ内に組み込まれるストップラン プに適用した場合の一実施例を示す図2のI−I線断面図、図2は同ランプの要 部正面図、図3は図2のIII −III 線断面図である。なお、図中図5および図6 と同一構成部品のものに対して同一符号を以て示す。これらの図において、20 はストップランプ20で、車体の後端部上面に車体後方に突出する如く配設され たリアスポイラ2の内部に、前面レンズ7をリアスポイラ2の後端面に開設され た切欠開口部5に臨ませて配設されており、灯具ボデイ6と、灯具ボデイ6の前 面に取付けられ灯具ボデイ6と共に灯体8を形成するインナーレンズ11と、灯 体8内に配設されたプリント基板9と、プリント基板9に実装された多数のLE D10および電流制御用抵抗21と、インナーレンズ11の前面に配設された電 気前面レンズ7等で概ね構成されている。
【0008】 前記灯具ボデイ6は樹脂等によって左右方向に細長い平板状に形成されてリア スポイラ2内に略垂直に配設され、背面に左右方向に適宜間隔をおいて灯具後方 に向かって一体に突設された複数個のねじ取付部22が、リアスポイラ2の内底 面に突設されたランプ取付部24上にボルト25およびナット26によって締結 固定されている。このため、リアスポイラ2の後端部下面には前記ボルト25が 挿入される凹部27が凹設されており、これによってボルト25が車体後方から 視認されないようにしている。ストップランプ20の取付けに際しては、ねじ取 付部22の所定箇所にナット26を予め位置決め固定しておき、ストップランプ 20を切欠開口部5からリアスポイラ2内に挿入してねじ取付部22をランプ取 付部24上に載置し、次いでボルト25を凹部27内に挿入してナット26にね じ込み、ねじ取付部22をランプ取付部24に固定すればよい。
【0009】 前記インナーレンズ11は、白色透明な樹脂によって背面が開放する左右方向 に細長いケース状に形成され、背面開口部が超音波溶着等によって灯具ボデイ6 の前面に固着されることにより、灯体8の内部を気密に保持している。インナー レンズ11のLED10と対向する内面には魚眼レンズからなる複数個のレンズ ステップ12が一体に突設されており、このレンズステップ12においてLED 10から出射された光が灯具光軸と略平行な平行光線とされ、インナーレンズ1 1を透過する。
【0010】 前記前面レンズ7は、赤色等に着色された透光性樹脂によって左右方向に細長 い板状に形成されることにより、前面側が前記リアスポイラ2の後端面の曲率と 略同一の曲率で凸曲面となるよう湾曲されたレンズ本体7Aと、レンズ本体7A の裏面側外周寄りに一体に突設された枠状固定部7Bとで構成され、この枠状固 定部7Bが前記インナーレンズ11の前面外周部に超音波溶着等によって一体的 に接合されている。
【0011】 この場合、前記灯体8は各種の車種に対して共通部品を形成する一方、前面レ ンズ7は、レンズ本体7Aの幅、長さ、曲率、形状等の異なる種々のものが車種 毎に製作され、前記灯体8に取付けられる。したがって、車種毎に灯具ボデイ6 およびインナーレンズ11を製作する必要がなく、これら部品の種類を減少させ ることができる。また、部品の種類が少なくなれば部品管理も容易である。
【0012】 なお、図3において30は外部コードで、一端が灯体8内に挿入されプリント 基板9の電気回路に接続されている。
【0013】 かくしてこのような構成からなるストップランプ20によれば、灯具ボデイ6 とインナーレンズ11とで灯体8を形成し、この灯体8に車種毎の仕様に合った 前面レンズ7を取付けることにより、灯体8を共通部品化させたので、車種毎に ストップランプの開発、基本設計、各種ランプ構成部品の製造を行う必要がなく 、したがって、灯具ボデイ6、インナーレンズ11の金型の種類も減少し、安価 に製作、提供することができる。また、インナーレンズ11は灯具ボデイ6の前 面に取付けられるものであるため、前面レンズの内部に組み込むようにした図5 の従来灯具に比べて、取付け作業が容易である。さらにまた、前面レンズ7を他 の前面レンズに変えるだけでよいので、デザイン上のバリエーションにも容易に 対応することができ、購入者のニーズに応えることができる。
【0014】 図4は本考案の他の実施例を示す外観斜視図である。この実施例は前面レンズ 7の一部を構成する枠状固定部7Bの上面に開口部32を開設したものであり、 その他の構成は上記実施例と同様である。 このような構成においては前面レンズ7の製作のための材料使用量を削減する と共に、開口部32による放熱効果が大で、灯体8内部の温度上昇を防止するこ とができる利点を有している。
【0015】 なお、本考案は上記実施例に特定されることなく種々の変形、変更が可能であ り、例えば開口部32を前面レンズ7の枠状固定部上面に開設する代わりに下面 側に設けてもよいことは勿論であり、その場合は前面レンズ7の内部に水、埃等 が溜まるのを防止することができる。また、灯具ボデイ6は平板状の代わりに前 面側が開放する容器状のものであってもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る車輌用灯具によれば、灯具ボデイとインナー レンズとで光源を収納する灯体を形成し、この灯体の前面に前面レンズを配設し て構成したので、前面レンズを車種に応じて他の前面レンズと交換して灯体に取 付けることにより、灯体自体は各車種に対して共通部品として使用することがで きる。その結果、車種毎に灯具ボデイ、インナーレンズを設計、製作する必要が なく、安価に提供することができる。また、インナーレンズを前面レンズ内に組 み込む必要がないので、灯具の組立作業が容易である。さらに、前面レンズ7を 交換するだけでよいので、デザイン上のバリエーションにも容易に対応すること ができるなど、その実用的効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車輌用灯具をリアスポイラ内に組
み込んだストップランプに適用した場合の一実施例を示
す図2のI−I線断面図である。
【図2】同ランプの要部正面図である。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す外観斜視図である。
【図5】従来のストップランプを備えた車体の要部斜視
図である。
【図6】同ランプの断面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 リアスポイラ 4 ストップランプ 6 灯具ボデイ 7 前面レンズ 8 灯体 9 プリント基板 10 LED 11 インナーレンズ 12 レンズステップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯具ボデイとインナーレンズとで灯体を
    形成し、この灯体内に光源を収納し、前記インナーレン
    ズの前面に前面レンズを設けたことを特徴とする車輌用
    灯具。
JP418692U 1992-01-10 1992-01-10 車輌用灯具 Pending JPH0556629U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP418692U JPH0556629U (ja) 1992-01-10 1992-01-10 車輌用灯具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP418692U JPH0556629U (ja) 1992-01-10 1992-01-10 車輌用灯具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0556629U true JPH0556629U (ja) 1993-07-27

Family

ID=11577679

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP418692U Pending JPH0556629U (ja) 1992-01-10 1992-01-10 車輌用灯具

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JP (1) JPH0556629U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021061091A (ja) * 2019-10-03 2021-04-15 株式会社ミツバ ハイマウントストップランプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021061091A (ja) * 2019-10-03 2021-04-15 株式会社ミツバ ハイマウントストップランプ

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