JPH0556578A - 交流電源装置の２次出力回路の接地方法 - Google Patents
交流電源装置の２次出力回路の接地方法Info
- Publication number
- JPH0556578A JPH0556578A JP3238820A JP23882091A JPH0556578A JP H0556578 A JPH0556578 A JP H0556578A JP 3238820 A JP3238820 A JP 3238820A JP 23882091 A JP23882091 A JP 23882091A JP H0556578 A JPH0556578 A JP H0556578A
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- Japan
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- secondary output
- power supply
- power
- terminal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 交流電源に設けられたバイパス回路を介して
商用交流電源を負荷に供給する場合における入力側の結
線ミスによる電源短絡の発生を防ぐと共に、交流電源装
置の２次出力回路の接地方式を適宜変更可能とした。 【構成】 整流器，絶縁トランスを内蔵したインバー
タ、切替スイッチおよびバイパス回路により構成した交
流電源装置の２次出力回路に、絶縁トランスの２次側と
切替スイッチの入力側を接地するＮラインを２次出力端
子台に取り出し、接地端子と着脱可能とした。
商用交流電源を負荷に供給する場合における入力側の結
線ミスによる電源短絡の発生を防ぐと共に、交流電源装
置の２次出力回路の接地方式を適宜変更可能とした。 【構成】 整流器，絶縁トランスを内蔵したインバー
タ、切替スイッチおよびバイパス回路により構成した交
流電源装置の２次出力回路に、絶縁トランスの２次側と
切替スイッチの入力側を接地するＮラインを２次出力端
子台に取り出し、接地端子と着脱可能とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、交流電源装置におけ
る２次出力回路の接地方法に関するものである。
る２次出力回路の接地方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】安定した交流電力を供給するために開発
されたＵＰＳ等によって代表される交流電源装置の概略
回路構成は図２に示す通りである。図２において商用交
流電源は整流器１によって直流変換され、コンバータ２
によって交流変換されたうえで切替スイッチ４を介して
安定化した交流電力として出力される。前記インバータ
２には１次側と２次側を絶縁するトランス３が内蔵され
ており、また、切替スイッチ４の切替により商用交流電
源はバイパス回路５を介して負荷に直接供給されるよう
になっており、２次出力回路はグランドから絶縁されて
いる。
されたＵＰＳ等によって代表される交流電源装置の概略
回路構成は図２に示す通りである。図２において商用交
流電源は整流器１によって直流変換され、コンバータ２
によって交流変換されたうえで切替スイッチ４を介して
安定化した交流電力として出力される。前記インバータ
２には１次側と２次側を絶縁するトランス３が内蔵され
ており、また、切替スイッチ４の切替により商用交流電
源はバイパス回路５を介して負荷に直接供給されるよう
になっており、２次出力回路はグランドから絶縁されて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】グランドラインＧにノ
イズがある場合には、機器の誤動作を避けるために接地
を取らないので問題ないが、グランド電位を基準にして
使用するＭＯＤＥＭ等では外部の２次出力回路のＮ側を
接地する必要がある。この場合、バイパス回路５を備え
ていない交流電源装置では外部で２次出力回路のＮ側を
接地しても問題ないが、図２に示すようにバイパス回路
５を備えた交流電源装置においては、入力側の結線ミス
によりＨ1 側とＮ1側が逆になっている状態において切
替スイッチ４をバイパス回路５側に切替えるとＨライン
側が接地されることになり危険である。従って、２次出
力回路のＮ2 側を接地しない状態において切替スイッチ
４をバイパス回路５側に切替え、Ｈ2 側とＮ2 側の電位
を確認したうえでＮ2 側をＧ2 端子に接続して接地させ
ることが必要である。この発明は、上述した入力側の結
線ミスによる電源短絡を防ぐための確認手段を必要とし
ない、交流電源装置の２次出力回路の接地方法を提供す
ることを目的とするものである。
イズがある場合には、機器の誤動作を避けるために接地
を取らないので問題ないが、グランド電位を基準にして
使用するＭＯＤＥＭ等では外部の２次出力回路のＮ側を
接地する必要がある。この場合、バイパス回路５を備え
ていない交流電源装置では外部で２次出力回路のＮ側を
接地しても問題ないが、図２に示すようにバイパス回路
５を備えた交流電源装置においては、入力側の結線ミス
によりＨ1 側とＮ1側が逆になっている状態において切
替スイッチ４をバイパス回路５側に切替えるとＨライン
側が接地されることになり危険である。従って、２次出
力回路のＮ2 側を接地しない状態において切替スイッチ
４をバイパス回路５側に切替え、Ｈ2 側とＮ2 側の電位
を確認したうえでＮ2 側をＧ2 端子に接続して接地させ
ることが必要である。この発明は、上述した入力側の結
線ミスによる電源短絡を防ぐための確認手段を必要とし
ない、交流電源装置の２次出力回路の接地方法を提供す
ることを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、この発明による交流電源の２次出力回路の接地
方法は、整流器，絶縁トランスを内蔵したインバータ、
バイパス回路および切替スイッチにより成る交流電源装
置において、前記インバータに内蔵された絶縁トランス
の２次出力側と前記切替スイッチの入力側を接続するＮ
ラインを分岐して２次出力回路端子に取り出し、別に設
けた接地端子と着脱可能としたものである。
ために、この発明による交流電源の２次出力回路の接地
方法は、整流器，絶縁トランスを内蔵したインバータ、
バイパス回路および切替スイッチにより成る交流電源装
置において、前記インバータに内蔵された絶縁トランス
の２次出力側と前記切替スイッチの入力側を接続するＮ
ラインを分岐して２次出力回路端子に取り出し、別に設
けた接地端子と着脱可能としたものである。
【０００５】
【作用】入力側の結線ミスによりＨ1 側とＮ1 側が逆に
なっている状態において切替スイッチを切替え、バイパ
ス回路を介して商用交流電源を負荷に供給しても、図１
より明らかなように、２次出力回路の出力端子であるＨ
2 側とＮ2 側は共にグランドされていないので電源短絡
の心配はない。また、入力側のＮ1 端子とＧ1 端子およ
び２次出力側のＮ0 端子とＧ2 端子をそれぞれ接続する
ことによって接地すると、交流電源装置の１次側と２次
側はグランドを介して非絶縁となる。即ち、絶縁型の交
流電源装置を目的に応じて簡単に絶縁・非絶縁とするこ
とができる。
なっている状態において切替スイッチを切替え、バイパ
ス回路を介して商用交流電源を負荷に供給しても、図１
より明らかなように、２次出力回路の出力端子であるＨ
2 側とＮ2 側は共にグランドされていないので電源短絡
の心配はない。また、入力側のＮ1 端子とＧ1 端子およ
び２次出力側のＮ0 端子とＧ2 端子をそれぞれ接続する
ことによって接地すると、交流電源装置の１次側と２次
側はグランドを介して非絶縁となる。即ち、絶縁型の交
流電源装置を目的に応じて簡単に絶縁・非絶縁とするこ
とができる。
【０００６】
【実施例】以下この発明による実施例を図面を参照しな
がら説明する。
がら説明する。
【０００７】図１はこの発明の実施例を示す交流電源装
置の回路構成を示すブロック回路図である。図１におい
て、整流器１により商用交流電源は直流変換され、絶縁
トランス３を内蔵したインバータ２において交流変換さ
れ、安定化した交流電源として切替スイッチ４を介して
負荷に供給される。この交流電源装置の点検や異常時に
は切替スイッチ４をバイパス回路５側に切替え、商用交
流電源を負荷に直接供給する。インバータ２に内蔵され
た絶縁トランス３の２次出力側と切替スイッチ４の入力
側を接続するＮラインより接地用端子Ｎ0 への分岐線を
取り出しておき、別に設けた接地端子Ｇ2 と接地用端子
Ｎ0 とは必要に応じて接続または非接続とする。即ち、
グランド電位を基準として使用するＭＯＤＥＭ等へ交流
電源装置から２次出力を供給する場合には、Ｎ0 端子を
Ｇ2 端子と接続して接地し、負荷側のＧラインにノイズ
があるときはＮ0 端子は非接地とする。
置の回路構成を示すブロック回路図である。図１におい
て、整流器１により商用交流電源は直流変換され、絶縁
トランス３を内蔵したインバータ２において交流変換さ
れ、安定化した交流電源として切替スイッチ４を介して
負荷に供給される。この交流電源装置の点検や異常時に
は切替スイッチ４をバイパス回路５側に切替え、商用交
流電源を負荷に直接供給する。インバータ２に内蔵され
た絶縁トランス３の２次出力側と切替スイッチ４の入力
側を接続するＮラインより接地用端子Ｎ0 への分岐線を
取り出しておき、別に設けた接地端子Ｇ2 と接地用端子
Ｎ0 とは必要に応じて接続または非接続とする。即ち、
グランド電位を基準として使用するＭＯＤＥＭ等へ交流
電源装置から２次出力を供給する場合には、Ｎ0 端子を
Ｇ2 端子と接続して接地し、負荷側のＧラインにノイズ
があるときはＮ0 端子は非接地とする。
【０００８】また、交流電源装置の点検手入れや過電流
発生時には切替スイッチ４を切替えてバイパス回路５を
介して商用交流電源を負荷へ直接供給するが、図１から
明らかなように、この場合の２次出力回路のＨ2 端子と
Ｎ2 端子は非接地となっているので、入力側における結
線ミスによる電源短絡は発生しない。さらに、入力側の
Ｎ1 端子とＧ1 端子を接地しておくと共に２次出力側の
Ｎ0 端子とＧ2 端子も接続して交流電源装置の２次出力
を負荷に供給するときは、交流電源装置はＧラインを介
して１次側と２次側が非絶縁となる。即ち、運転状況に
応じてＮ0 端子とＧ2 端子の着脱を行うことにより絶縁
・非絶縁とすることができる。
発生時には切替スイッチ４を切替えてバイパス回路５を
介して商用交流電源を負荷へ直接供給するが、図１から
明らかなように、この場合の２次出力回路のＨ2 端子と
Ｎ2 端子は非接地となっているので、入力側における結
線ミスによる電源短絡は発生しない。さらに、入力側の
Ｎ1 端子とＧ1 端子を接地しておくと共に２次出力側の
Ｎ0 端子とＧ2 端子も接続して交流電源装置の２次出力
を負荷に供給するときは、交流電源装置はＧラインを介
して１次側と２次側が非絶縁となる。即ち、運転状況に
応じてＮ0 端子とＧ2 端子の着脱を行うことにより絶縁
・非絶縁とすることができる。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による交
流電源装置の２次出力回路の接地方法は、インバータに
内蔵された絶縁トランスの２次側と切替スイッチの入力
側とを接続するＮラインを２次出力端子に取り出し、別
に設けた接地端子と着脱可能としたものである。従っ
て、バイパス回路を使用して商用交流電源を負荷に供給
する場合、入力側に結線ミスがあっても電源短絡の危険
はない。また、交流電源装置から負荷に電力供給をする
場合、負荷の状況に応じて２次出力回路を適宜接地また
は非接地とすることができ、入力側と２次出力側のＮラ
インを共に接地することによりＧラインを介して交流電
源装置の１次側と２次側を非絶縁とすることができる。
即ち、簡単な操作により負荷状況に対応した接地方式の
交流電力を供給できる効果もある。
流電源装置の２次出力回路の接地方法は、インバータに
内蔵された絶縁トランスの２次側と切替スイッチの入力
側とを接続するＮラインを２次出力端子に取り出し、別
に設けた接地端子と着脱可能としたものである。従っ
て、バイパス回路を使用して商用交流電源を負荷に供給
する場合、入力側に結線ミスがあっても電源短絡の危険
はない。また、交流電源装置から負荷に電力供給をする
場合、負荷の状況に応じて２次出力回路を適宜接地また
は非接地とすることができ、入力側と２次出力側のＮラ
インを共に接地することによりＧラインを介して交流電
源装置の１次側と２次側を非絶縁とすることができる。
即ち、簡単な操作により負荷状況に対応した接地方式の
交流電力を供給できる効果もある。
【図１】この発明の実施例を示す交流電源装置の回路構
成を示すブロック回路図。
成を示すブロック回路図。
【図２】従来の交流電源装置の回路構成を示すブロック
回路図。
回路図。
１ 整流器 ２ インバータ ３ 絶縁トランス ４ 切替スイッチ ５ バイパス回路
Claims (1)
- 【請求項１】 商用交流電源を直流変換する整流器と、
この整流器の直流出力を交流変換する絶縁トランスを内
蔵したインバータと、商用交流電源を負荷に直接供給す
るバイパス回路と、前記インバータ出力とバイパス回路
からの商用交流電源を切替えて負荷に供給する切替スイ
ッチと、 によって構成した交流電源装置において、 前記インバータに内蔵された絶縁トランスの２次出力側
と前記切替スイッチの入力側を接続したＮラインを分岐
して２次出力端子に取り出し、別に設けた接地端子と着
脱可能としたことを特徴とする交流電源装置の２次出力
回路の接地方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3238820A JPH0556578A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 交流電源装置の２次出力回路の接地方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3238820A JPH0556578A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 交流電源装置の２次出力回路の接地方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0556578A true JPH0556578A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=17035768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3238820A Pending JPH0556578A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 交流電源装置の２次出力回路の接地方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0556578A (ja) |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP3238820A patent/JPH0556578A/ja active Pending
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