JPH055649A - 音波の画像表示方法 - Google Patents
音波の画像表示方法Info
- Publication number
- JPH055649A JPH055649A JP15647091A JP15647091A JPH055649A JP H055649 A JPH055649 A JP H055649A JP 15647091 A JP15647091 A JP 15647091A JP 15647091 A JP15647091 A JP 15647091A JP H055649 A JPH055649 A JP H055649A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- source signal
- sonic wave
- measurement
- impulse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 音場内に放射される音波の振る舞いを視覚的
に捕らえることができること。 【構成】 音場2にマイク3をグリット状に配置し、ス
ピーカ1から音場2内に放射された音源信号のインパル
ス応答をマイク3で収音し、各マイク3で収音されたイ
ンパルス応答波形の振幅を一平面からの変移として記録
し、記録した測定音の振幅を三次元画像として表示する
ようにしたもの。
に捕らえることができること。 【構成】 音場2にマイク3をグリット状に配置し、ス
ピーカ1から音場2内に放射された音源信号のインパル
ス応答をマイク3で収音し、各マイク3で収音されたイ
ンパルス応答波形の振幅を一平面からの変移として記録
し、記録した測定音の振幅を三次元画像として表示する
ようにしたもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音波の画像表示方法に係
り、特に、劇場、音楽ホール等の音場内に放射される音
波の状態を可視化し、壁面に反射する音波の振る舞いを
知るに好適な音波の画像表示方法に関する。
り、特に、劇場、音楽ホール等の音場内に放射される音
波の状態を可視化し、壁面に反射する音波の振る舞いを
知るに好適な音波の画像表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、劇場等の音場内に放射される音波
の状態を回析するに際して、音場内に複数のマイクを配
置して音波の状態を録音する方法が採用されている。
の状態を回析するに際して、音場内に複数のマイクを配
置して音波の状態を録音する方法が採用されている。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかし、従来技術で
は、音場内に放射された音波を三次元的な波形で可視化
することはできず、音場内に放射された音波の反射、回
析、干渉等の振る舞いを波形の形で視覚的に把握するこ
とができなかった。
は、音場内に放射された音波を三次元的な波形で可視化
することはできず、音場内に放射された音波の反射、回
析、干渉等の振る舞いを波形の形で視覚的に把握するこ
とができなかった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るものであり、音場内に放射された音波の振る舞いを視
覚的に捕らえることができる音波の画像表示方法を提供
することを目的とするものである。
るものであり、音場内に放射された音波の振る舞いを視
覚的に捕らえることができる音波の画像表示方法を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、音場に測定ポイントを格子状に設定し、イ
ンパルスによる音源信号を音場内に放射し、各測定ポイ
ントで音源信号のインパルス応答を測定し、各測定ポイ
ントで測定された測定音のインパルス応答波形の振幅を
一平面からの変移として指定の時刻に記録し、記録した
測定音の振幅を三次元の画像信号に変換して画像表示す
る音波の画像表示方法を採用したものである。
するために、音場に測定ポイントを格子状に設定し、イ
ンパルスによる音源信号を音場内に放射し、各測定ポイ
ントで音源信号のインパルス応答を測定し、各測定ポイ
ントで測定された測定音のインパルス応答波形の振幅を
一平面からの変移として指定の時刻に記録し、記録した
測定音の振幅を三次元の画像信号に変換して画像表示す
る音波の画像表示方法を採用したものである。
【0006】さらに、本発明は、音場に測定ポイントを
格子状に設定し、インパルスによる音源信号を音場内に
放射し、各測定ポイントで音源信号のインパルス応答を
測定し、各測定ポイントで測定された測定音のインパル
ス応答波形の振幅を一平面からの変移として時間の経過
とともに順次記録し、記録した測定音の振幅を三次元の
画像信号に変換して画像表示する音波の画像表示方法を
採用したものである。
格子状に設定し、インパルスによる音源信号を音場内に
放射し、各測定ポイントで音源信号のインパルス応答を
測定し、各測定ポイントで測定された測定音のインパル
ス応答波形の振幅を一平面からの変移として時間の経過
とともに順次記録し、記録した測定音の振幅を三次元の
画像信号に変換して画像表示する音波の画像表示方法を
採用したものである。
【0007】
【作用】従って、本発明によれば、音場に各格子状に設
定された各測定ポイントでインパルスによる音源信号の
インパルスを測定し、各測定ポイントで測定された測定
音のインパルス応答波形の振幅を一平面からの変移とし
て指定の時刻に記録し、記録した測定音の振幅を三次元
の画像として表示するようにしたため、音場の拡散体等
に対しての音波の振る舞いを視覚的に捕らえることがで
きる。またインパルス応答波形の振幅を一平面からの変
移として時間の経過とともに順次記録し、記録した測定
音の振幅を三次元の画像としての表示すれば音波の振る
舞いを動的に捕らえることができる。
定された各測定ポイントでインパルスによる音源信号の
インパルスを測定し、各測定ポイントで測定された測定
音のインパルス応答波形の振幅を一平面からの変移とし
て指定の時刻に記録し、記録した測定音の振幅を三次元
の画像として表示するようにしたため、音場の拡散体等
に対しての音波の振る舞いを視覚的に捕らえることがで
きる。またインパルス応答波形の振幅を一平面からの変
移として時間の経過とともに順次記録し、記録した測定
音の振幅を三次元の画像としての表示すれば音波の振る
舞いを動的に捕らえることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1〜図3において、音場2にはスピーカ1が
配置されているとともに4チャンネルマイク3が格子状
に配置されている。スピーカ1と4チャンネルマイク3
はそれぞれ計測器4に接続されている。計測器4はパー
ソナルコンピュータ5とRGBディスプレイ6に接続さ
れている。パーソナルコンピュータ5は光ディスク7、
カラーハードコピー8、ディスプレイ9、録画器10に
接続されている。
明する。図1〜図3において、音場2にはスピーカ1が
配置されているとともに4チャンネルマイク3が格子状
に配置されている。スピーカ1と4チャンネルマイク3
はそれぞれ計測器4に接続されている。計測器4はパー
ソナルコンピュータ5とRGBディスプレイ6に接続さ
れている。パーソナルコンピュータ5は光ディスク7、
カラーハードコピー8、ディスプレイ9、録画器10に
接続されている。
【0009】パーソナルコンピュータ5にはD/A・A
/Dボードが組み込まれており、各ボードを同時にスタ
ートしてスピーカ1からインパルスによる音源信号を音
場2内に放射し、音場2内に放射された音源信号を4チ
ャンネルマイク3で収音する。各マイク3で音を収音す
るに際しては、音が発生してからの時刻を全受音点にお
いて完全に同期しながらインパルス応答を分布状に収音
する。このため、各マイクの間隔は波形の再現性を考慮
すると、回析したい音波の波長の6分の1以下に設定す
る必要がある。
/Dボードが組み込まれており、各ボードを同時にスタ
ートしてスピーカ1からインパルスによる音源信号を音
場2内に放射し、音場2内に放射された音源信号を4チ
ャンネルマイク3で収音する。各マイク3で音を収音す
るに際しては、音が発生してからの時刻を全受音点にお
いて完全に同期しながらインパルス応答を分布状に収音
する。このため、各マイクの間隔は波形の再現性を考慮
すると、回析したい音波の波長の6分の1以下に設定す
る必要がある。
【0010】スピーカ1から放射される音波の音圧レベ
ルが時間の経過とともに変化すると、各受音点で収音さ
れる音波の音圧レベルも時間の経過とともに変化する。
そして各受音点において、ある時刻tの波形の振幅を一
平面からの変移として各点の変移を三次元的にプロット
すると図1及び図2に示されるような音波の波形がRG
Bディスプレイ6の画面上に画像表示される。この場合
各時刻において可視化された音波を時間の経過とともに
切り替えて表示すると音波の伝搬を動的に捕らえること
ができる。なおディスプレイ6の画面上に表示された音
波の画像は録画器10に録画されるとともにディスプレ
イ9の画面上に表示される。
ルが時間の経過とともに変化すると、各受音点で収音さ
れる音波の音圧レベルも時間の経過とともに変化する。
そして各受音点において、ある時刻tの波形の振幅を一
平面からの変移として各点の変移を三次元的にプロット
すると図1及び図2に示されるような音波の波形がRG
Bディスプレイ6の画面上に画像表示される。この場合
各時刻において可視化された音波を時間の経過とともに
切り替えて表示すると音波の伝搬を動的に捕らえること
ができる。なおディスプレイ6の画面上に表示された音
波の画像は録画器10に録画されるとともにディスプレ
イ9の画面上に表示される。
【0011】次に無響室において音源信号を収音するに
際しては、図4に示されるように、無響室内に単板11
を配置するとともに無響室内に4チャンネルマイク3を
格子状に配置し、スピーカ1から無響室内に放射された
音波が単板11で反射した時のインパルス応答を4チャ
ンネルマイク3で収音する。そして4チャンネルマイク
3で収音された音波の波形の一平面からの変移として画
像表示すると、図5に示されるような画像が表示される
ことになる。
際しては、図4に示されるように、無響室内に単板11
を配置するとともに無響室内に4チャンネルマイク3を
格子状に配置し、スピーカ1から無響室内に放射された
音波が単板11で反射した時のインパルス応答を4チャ
ンネルマイク3で収音する。そして4チャンネルマイク
3で収音された音波の波形の一平面からの変移として画
像表示すると、図5に示されるような画像が表示される
ことになる。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、音場に測定ポイントを格子状に設定し、各測定ポイ
ントで音源信号のインパルス応答を測定し、各測定ポイ
ントで得られた測定音のインパルス応答波形の振幅を一
平面からの変移として指定の時刻毎に三次元の画像で表
示するようにしたため、指定の時刻における音楽ホール
の拡散体等に対しての音波の状態を視覚的に観測するこ
とができる。
に、音場に測定ポイントを格子状に設定し、各測定ポイ
ントで音源信号のインパルス応答を測定し、各測定ポイ
ントで得られた測定音のインパルス応答波形の振幅を一
平面からの変移として指定の時刻毎に三次元の画像で表
示するようにしたため、指定の時刻における音楽ホール
の拡散体等に対しての音波の状態を視覚的に観測するこ
とができる。
【0013】また本発明によれば、可視化された音波を
時間の経過とともに表示するようにしたため、音波の伝
搬を動的に観測することができ、これらの情報を音響設
計等にフィードバックすることができる。
時間の経過とともに表示するようにしたため、音波の伝
搬を動的に観測することができ、これらの情報を音響設
計等にフィードバックすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】音波の伝搬方法と音波の画像表示方法を説明す
るための図
るための図
【図2】時系列波形の表示方法を説明するための図
【図3】本発明が適用されたシステムの構成図
【図4】無響室における測定方法を説明するための図
【図5】無響室における音波の伝搬状態を示す図
1 スピーカ 2 音場 3 4チャンネルマイク 4 計測器 5 パーソナルコンピュータ 6 RGBディスプレイ 7 光ディスク 8 カラーハードコピー 9 ディスプレイ 10 録画器 11 単板
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 音場に測定ポイントを格子状に設定し、
インパルスによる音源信号を音場内に放射し、各測定ポ
イントで音源信号のインパルス応答を測定し、各測定ポ
イントで測定された測定音のインパルス応答波形の振幅
を一平面からの変移として指定の時刻に記録し、記録し
た測定音の振幅を三次元の画像信号に変換して画像表示
する音波の画像表示方法。 【請求項2】 音場に測定ポイントを格子状に設定し、
インパルスによる音源信号を音場内に放射し、各測定ポ
イントで音源信号のインパルス応答を測定し、各測定ポ
イントで測定された測定音のインパルス応答波形の振幅
を一平面からの変移として時間の経過とともに順次記録
し、記録した測定音の振幅を三次元の画像信号に変換し
て画像表示する音波の画像表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15647091A JPH055649A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 音波の画像表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15647091A JPH055649A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 音波の画像表示方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055649A true JPH055649A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15628455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15647091A Pending JPH055649A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 音波の画像表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055649A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1685649A2 (en) * | 2003-09-26 | 2006-08-02 | Velodyne Acoustics, INC. | Adjustable speaker systems and methods |
WO2007116825A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Pioneer Corporation | 音圧特性測定装置 |
JP2010002793A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Yamaha Corp | 音圧分布および位相分布の表示制御装置、およびプログラム |
JP2011191464A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Yamaha Corp | 音/光変換器 |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP15647091A patent/JPH055649A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1685649A2 (en) * | 2003-09-26 | 2006-08-02 | Velodyne Acoustics, INC. | Adjustable speaker systems and methods |
EP1685649A4 (en) * | 2003-09-26 | 2008-10-08 | Velodyne Acoustics Inc | ADJUSTABLE SPEAKER SYSTEMS AND METHODS |
WO2007116825A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Pioneer Corporation | 音圧特性測定装置 |
JP2010002793A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Yamaha Corp | 音圧分布および位相分布の表示制御装置、およびプログラム |
JP2011191464A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Yamaha Corp | 音/光変換器 |
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