JPH0556498A - 超音波プローブ - Google Patents

超音波プローブ

Info

Publication number
JPH0556498A
JPH0556498A JP14874791A JP14874791A JPH0556498A JP H0556498 A JPH0556498 A JP H0556498A JP 14874791 A JP14874791 A JP 14874791A JP 14874791 A JP14874791 A JP 14874791A JP H0556498 A JPH0556498 A JP H0556498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric vibrator
backing material
ultrasonic probe
fpc
ground plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14874791A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Nakamura
寿 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP14874791A priority Critical patent/JPH0556498A/ja
Publication of JPH0556498A publication Critical patent/JPH0556498A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】プローブ幅の小形化を維持しつつ、配線材の亀
裂や断線を防止し、製造の歩留りを向上させる。 【構成】配列形の圧電振動子11の背面には、所定径で
断面半円状の突起14aを両縁に一体に形成したバッキ
ング材14を固設する。圧電振動子11の電極11aに
接続したFPC(可撓性配線材)15及びアース板16
は、その突起14aに沿って折り曲げ、バッキング材1
4の側面方向に取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を用いて生体の
軟部組織の断層像を得る医療用超音波診断装置の超音波
プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、超音波診断装置の超音波プローブ
にあっては、特に体腔内用のものに見られるように、小
形化の要請が増している。
【0003】そのような小形化の要請に応え得る超音波
プローブの一例を図7及び図8に基づき説明する。これ
らの図に示す超音波プローブは、体腔内用であって、圧
電セラミックスを配列形に形成した圧電振動子1と、こ
の圧電振動子1の超音波放射側面に形成された整合層2
と、この整合層2の表面に設けた音響レンズ3と、上記
圧電振動子1の背面に設けたバッキング材4と、圧電振
動子1の電極1aに接続された可撓性配線材(以下、F
PCという)5及びアース板6とを備えている。FPC
5は配線パターンとしての銅泊の両側をポリイミドフィ
ルムで挟んで形成したものであり、アース板6は柔軟性
を有する銅泊である。
【0004】この構造の超音波プローブは大略、以下の
ような工程を経て製造される。まず、所定寸法に形成し
た圧電セラミックス1の一方の面に整合層2を形成し、
他方の面の所定位置に複数の短冊状の電極1a…1aを
付ける。この圧電セラミックス1の電極1a…1aにF
PC5の配線パターンを夫々半田付けし、また反対側の
電極1a…1aにアース板6を半田付けする。このよう
に配線した圧電セラミックス1は、別途用意された箱状
のバッキング材4にエポキシ系の接着剤で接着される。
そして、FPC5及びアース板6がバッキング材4の縁
で図のようにほぼ直角に曲げられる。この後、圧電セラ
ミックス1を矩形状にカッティングし、配列された圧電
振動子1を形成する。この後、圧電振動子1の整合層2
に音響レンズ3を接着により取り付ける。
【0005】上記工程を含んで製造された超音波プロー
ブでは、FPC5及びアース板6はバッキング板4の縁
でほぼ直角に折り曲げられ、そのバッキング板4の側面
に押し付けられた状態で引き出される。これにより、F
PC5及びアース板6を圧電振動子1の面方向にそのま
ま延ばして引き出した場合に比べて、プローブ幅を小さ
くできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た超音波プローブの従来構造では、バッキング材4の縁
の曲率半径が非常に小さいため、FPC5及びアース板
6を折り曲げる際、折り曲げ部分の一点(図8のA点)
に応力が集中し、パターン銅泊に亀裂や断線が生じるこ
ともあるという不都合があった。さらに、この折曲げに
より断線等が生じない場合でも、FPC5及びアース板
6を折り曲げた状態で前述したカッティング工程に付さ
れるため、FPC5及びアース板6の折り曲げ部分も同
時にカッティングされ、切り込み(図7中の5a…5a
参照)が形成されるから、その折り曲げ部分の強度が低
下し、その後の製造における衝撃や僅かな外力に因って
断線が生じることもあった。とくに、音響レンズ3を接
着する際、レンズ3を押し付ける工程が在るから、断線
の機会も増していた。
【0007】このような配線材の亀裂や断線は、検査工
程での導通試験やインピーダンス試験によって初めて発
見されるものであり、プローブ製造の歩留まり低下の主
要原因の一つになっていた。
【0008】本発明は、このような従来技術の問題に鑑
みてなされたもので、特に、小形化を確保できる配線引
出し構造を維持しつつ、配線の亀裂、断線を防止し、プ
ローブ製造の歩留まりを向上させることができる超音波
プローブを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、電気信号と機械振動を双方向に変換可
能な圧電振動子と、この圧電振動子の背面に取り付けた
バッキング材と、前記圧電振動子の電極に接続する配線
材とを備えた超音波プローブにおいて、前記バッキング
材の圧電振動子寄りの縁に丸みを形成した。
【0010】
【作用】圧電振動子の電極に接続した配線材をバッキン
グ材の縁に沿ってほぼ直角に折り曲げることにより、超
音波プローブの幅を小さくできる。このとき、バッキン
グ材の縁の丸みによって配線材の折り曲げ部分に対する
応力が分散するから、製造工程全般にわたって、配線材
の銅泊パターンに亀裂が入ったり、断線したりするとい
う状態が殆ど解消される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0012】一実施例を図1、2に基づき説明する。こ
れらの図に示す超音波プローブ10は、圧電セラミック
スを矩形状に形成した圧電振動子11と、この圧電振動
子11の超音波放射側面に形成した整合層12と、この
整合層12に接着した音響レンズ13と、圧電振動子1
1の背面に設けたバッキング材14と、圧電振動子11
の電極11aに接続されたFPC15及びアース板16
とを備えている。FPC15及びアース板16の構造及
びそれらの配線材15、16の圧電振動子11への接続
構造は従来と同様である。
【0013】バッキング材14の圧電振動子11側の両
肩(縁)には、図示のように、所定半径rで断面が半円
形を成す突起(丸み)14a,14aが夫々一体に形成
されている。この突起14aの径rは、超音波プローブ
10の幅方向の小形化に支障を来さない程度に設定され
ている。
【0014】次に、本第1実施例の作用効果を説明す
る。
【0015】両肩に丸い突起14aを形成したバッキン
グ材14は、予め別体として用意され、従来と同様の工
程を経て超音波プローブ10が製造される。そこで、F
PC15及びアース板16は、突起14aに沿って緩や
かに円弧を描きながらほぼ直角に曲げられ、バッキング
材14の側面に沿って取り出される。このとき、FPC
15及びアース板16は接着剤の染み出により突起14
a、14aに接着された状態となる。このため、かかる
曲げに因ってFPC15及びアース板16に作用する応
力は、従来のように一点集中となる状況が排除され、突
起14aの周囲に分散される。したがって、FPC15
及びアース板16がその曲げ工程において曲げ部分で亀
裂を生じたり、断線したりするという不都合を大幅に減
少させることができる。
【0016】一方、カッティング工程において図1に示
す如く、切込み(図1中の15a…15a参照)がFP
C14及びアース板15に必然的にでき、曲げ部分の剛
性が低下する。しかし、応力集中が緩和されているた
め、その後の工程で音響レンズ13を接着したり、プロ
ーブのカバーを装着したりする際、外力が加わっても、
FPC15及びアース板16が容易に亀裂が生じたり、
断線したりすることもない。
【0017】したがって、製品の歩留まりが向上する一
方で、配線材15、16の曲げ作業中における断線等の
心配も軽減し、曲げ作業の能率も上がるから、全体とし
て製造効率自体も良くなる。また、振動等に因る断線も
減少するから、装置の信頼性も向上する。
【0018】その他の実施例を図3〜図6に基づき説明
する。ここで、上記実施例と同一の構成要素には同一符
号を用い、その説明を簡略化又は省略する。
【0019】まず、図3に示した実施例では、バッキン
グ材20の肩部の形状を、断面が半円状に突起したもの
では無く、単に滑らかな所定径rの丸み20aを形成し
たものである。これによっても、上記実施例と同等の作
用効果が得られる。
【0020】また、図4、5に示した実施例は、上記各
実施例と同様の丸みをバッキング材とは別部材で形成す
るものである。つまり、バッキング材21の両肩には図
5に示すように、予め断面半円状の溝21aを各々穿設
しておき、この各溝21aにエポキシ樹脂の丸棒22を
嵌め込み接着して、図4の構造としたものである。これ
により、上記各実施例と同等の作用効果が得られる。
【0021】さらに、図6の実施例では、バッキング材
23の肩部の丸み23aを、圧電振動子11の側面位置
に面を合せた状態で形成したものである。
【0022】
【発明の効果】本発明では、配線材をバッキング材の圧
電振動子寄りの縁に沿って折り曲げて引き出した構造と
し、バッキング材の縁に丸みを形成したため、配線材を
折り曲げて取り出すことにより小形化を維持できると共
に、配線材の折れ曲り部分に対する応力集中が積極的に
緩和され、かかる折り曲げ作業の際及びその後の製造工
程における配線材の配線パターンの亀裂発生や断線が大
幅に少なくなり、歩留まりを改善してプローブの製造効
率を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る超音波プローブのヘッ
ド部の部分斜視図。
【図2】図1中のバッキング材の肩部を示す、拡大した
部分側面図。
【図3】本発明の別の実施例に係る超音波プローブのヘ
ッド部の部分側面図。
【図4】本発明の更に別の実施例に係る超音波プローブ
のヘッド部の部分側面図。
【図5】図4中のバッキング材の側面図。
【図6】本発明の更に別の実施例に係る超音波プローブ
のヘッド部の部分側面図。
【図7】従来例に係る超音波プローブのヘッド部の部分
斜視図。
【図8】図6中のバッキング材の肩部を示す、拡大した
部分側面図。
【符号の説明】
10 超音波プローブ 11 圧電振動子(圧電セラミックス) 11a 電極 14,20,21,23 バッキング材 14a 突起 15 FPC 16 アース板 20a,23a 丸み 22 丸棒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気信号と機械振動を双方向に変換可能
    な圧電振動子と、この圧電振動子の背面に取り付けたバ
    ッキング材と、前記圧電振動子の電極に接続する配線材
    とを備えた超音波プローブにおいて、前記バッキング材
    の圧電振動子寄りの縁に丸みを形成したことを特徴とす
    る超音波プローブ。
JP14874791A 1991-06-20 1991-06-20 超音波プローブ Pending JPH0556498A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14874791A JPH0556498A (ja) 1991-06-20 1991-06-20 超音波プローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14874791A JPH0556498A (ja) 1991-06-20 1991-06-20 超音波プローブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0556498A true JPH0556498A (ja) 1993-03-05

Family

ID=15459723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14874791A Pending JPH0556498A (ja) 1991-06-20 1991-06-20 超音波プローブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0556498A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11226012A (ja) * 1998-02-12 1999-08-24 Hitachi Medical Corp 超音波探触子
WO2017199857A1 (ja) * 2016-05-20 2017-11-23 オリンパス株式会社 超音波振動子モジュールおよび超音波内視鏡

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11226012A (ja) * 1998-02-12 1999-08-24 Hitachi Medical Corp 超音波探触子
WO2017199857A1 (ja) * 2016-05-20 2017-11-23 オリンパス株式会社 超音波振動子モジュールおよび超音波内視鏡
CN109475347A (zh) * 2016-05-20 2019-03-15 奥林巴斯株式会社 超声波振子组件及超声波内窥镜
CN109475347B (zh) * 2016-05-20 2022-02-11 奥林巴斯株式会社 超声波振子组件及超声波内窥镜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1728563B1 (en) Ultrasonic probe and ultrasonic probe manufacturing method
JP2790253B2 (ja) 電子走査型超音波プローブ
JPH10304495A (ja) 結合バッキングブロック及び複合変換器アレー
JP3450430B2 (ja) 超音波トランスジューサ
KR20200095583A (ko) 고주파 초음파 트랜스듀서
JPH0723500A (ja) 2次元アレイ超音波プローブ
JPS5920240B2 (ja) 超音波探触子及び該超音波探触子の製造方法
JP2002521941A (ja) 超音波変換器の非開口接続
JP2007142555A (ja) 超音波プローブ及び超音波診断装置
JP3883823B2 (ja) マトリクス型の超音波探触子及びその製造方法
JPH04218765A (ja) 超音波プローブ
US6558332B1 (en) Array type ultrasonic probe and a method of manufacturing the same
JPH0556498A (ja) 超音波プローブ
CA2880652A1 (en) Ultrasound endoscope and methods of manufacture thereof
JP4769127B2 (ja) 超音波プローブ及び超音波プローブ製造方法
JP2951356B2 (ja) 超音波探触子およびその製造方法
JP3839247B2 (ja) 超音波振動子及びその製造方法
JP3325368B2 (ja) 超音波プローブ及びその製造方法
JP4746302B2 (ja) 超音波探触子
JP3934202B2 (ja) 超音波探触子
JP5457843B2 (ja) 超音波プローブ
JP4633571B2 (ja) アレイ型超音波トランスデューサ及びその製造方法
JP3656016B2 (ja) 超音波探触子
JP2003325526A (ja) 超音波トランスジューサ及び超音波トランスジューサの製造方法
JP2601503B2 (ja) アレイ型超音波探触子