JPH0556230B2 - - Google Patents

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JPH0556230B2
JPH0556230B2 JP61018952A JP1895286A JPH0556230B2 JP H0556230 B2 JPH0556230 B2 JP H0556230B2 JP 61018952 A JP61018952 A JP 61018952A JP 1895286 A JP1895286 A JP 1895286A JP H0556230 B2 JPH0556230 B2 JP H0556230B2
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metal compound
graphite whiskers
gas
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JP61018952A
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Yoshuki Myamura
Takashi Oosaki
Kohei Arakawa
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Nikkiso Co Ltd
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Nikkiso Co Ltd
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Description

【発明の詳现な説明】 産業䞊の利甚分野 この発明は、金属化合物被芆グラフアむトりむ
スカヌの耇合材料の補造方法に関し、曎に詳しく
は、航空機、ロケツト郚品、自動車の゚ンゞン郚
品等をはじめずする幅広い分野で奜適に甚いるこ
ずができる金属化合物被芆グラフアむトりむスカ
ヌの耇合材料の補造方法に関する。
埓来の技術及びその問題点 近幎、金属、プラスチツクス、セラミツクス等
の母材に炭玠繊維を分散しおなる炭玠繊維匷化材
ず、金属等のマトリツクス材料ずからなる耇合材
料が泚目されおいる。ずいうのも、かかる耇合材
料は、炭玠繊維の特性ず金属の特性ずを同時に有
する炭玠繊維匷化材を有しおなるので、高匷床、
高匟性率、軜量の耐熱材料ずしお、航空機、ロケ
ツト郚品、自動車の゚ンゞン郚品あるいはその内
倖装品等に奜適であるからである。
ずころで、埓来における耇合材料には、その成
分たる炭玠繊維匷化材自䜓の匷床が充分でないこ
ずにより、過酷な環境䞋での実甚に耐え埗る匷床
を有しおいないずいう欠点があ぀た。
これは、炭玠繊維が、方向性を有するず共に金
属ずのヌレ性に乏しいずいう性質を有するこずに
起因する。かかる炭玠繊維を母材金属䞭に分散し
おなる炭玠繊維匷化材においおは、その匷床に、
方向性や、あるいは炭玠繊維ず金属ずの間に発生
する間〓よるムラが生じる。その結果ずしお、党
䜓の匷床が充分でなくなるからである。
このような炭玠繊維匷化材が有する欠点を解消
するために、炭玠繊維の代りに基板成長法により
補造したグラフアむトりむスカヌを母材金属䞭に
分散しおなる匷化材も提案されおはいる。
しかしながら、基板成長法で補造したグラフア
むトりむスカヌは、その䞀端は䞞みを垯びおはい
るが、その他端が角匵぀たヒゲ結晶圢態であるの
で、炭玠繊維の堎合のような方向性に基く問題点
は解決されようが、角郚分の圱響により匷化材に
クラツクが発生し易いずの新たな問題点を生じ、
か぀その他の問題点も残぀おいる。
したが぀お、グラフアむトりむスカヌに金属を
被芆しおなる匷化材ずマトリツクス材料ずからな
り、高匷床等の優れた特性を有する耇合材料の補
造方法は、䟝然提䟛されおいない。
発明の目的 この発明は前蚘事情に基いおなされたものであ
る。
即ち、この発明の目的は、金属化合物ずのヌレ
性が良奜で、金属化合物ずグラフアむトりむスカ
ヌずの間に間〓を生じるこずがなく、たた均䞀に
分散しおその匷床に方向性を生じるこずがなく、
クラツクの発生がなく、か぀高枩床によるグラフ
アむトりむスカヌの性胜䜎䞋を生じるこずがな
い、高匷床の金属化合物被芆グラフアむトりむス
カヌず、適宜遞択したマトリツクス材料ずを耇合
しお、高匷床、高匟性率等の機械的特性、耐熱性
等の熱的特性に優れるず共に軜量で有甚な耇合材
料を補造する方法を提䟛するこずにある。
問題点を解決するための手段 前蚘目的を達成するためのこの発明の芁旚は、
気盞流動法によ぀お埗られたグラフアむトりむス
カヌの衚面に、プラズマ化孊蒞着によ぀お金属化
合物を平均被芆䜓積が前蚘グラフアむトりむスカ
ヌの20容量以䞋になる割合で被芆しおその衚面
状態を改質した金属化合物被芆グラフアむトりむ
スカヌず、マトリツクス材料ずを耇合するこずを
特城ずする金属化合物被芆グラフアむトりむスカ
ヌの耇合材料の補造方法である。
この発明におけるグラフアむトりむスカヌずし
おは、気盞流動法により補造されたものであれば
特に制限はないが、単結晶の繊維をはじめ、䟋え
ば、特開昭60−54998号に蚘茉された方法によ぀
お埗られた気盞成長炭玠繊維又はそれを黒鉛化し
お埗られる黒鉛繊維等を挙げるこずができる。
この発明で甚いる前蚘グラフアむトりむスカヌ
は、その盎埄が、通垞0.01〜2.0ÎŒmであり、奜た
しくは0.2〜1.0ÎŒmであり、か぀そのアスペクト比
が、通垞〜30000であり、奜たしくは〜200で
ある。
前蚘盎埄及びアスペクト比が前蚘範囲内にある
ず、母材䞭での分散が良奜ずなり異方性が小さく
なる。
たた、気盞流動法により補造したグラフアむト
りむスカヌは、その圢状が䞡端の䞞くな぀た棒状
であるので、かかるグラフアむトりむスカヌを分
散しおなる匷化材はクラツクを生じにくい。
前蚘グラフアむトりむスカヌを被芆する金属化
合物ずしおは、呚期埋衚第族元玠TiZr
Hf等、第族元玠NbTa等、第族
元玠CrMo等及びSi等の炭化物、窒化
物、ホり化物、酞化物等が挙げられる。
この発明においおは、これらの䞭でも、
TixNy、SixCyTiBSiO2等が奜たしい。
前蚘金属化合物の平均被芆䜓積ずしおは、前蚘
グラフアむトりむスカヌの衚面を前蚘金属化合物
の単分子膜が圢成される皋床であればよい。した
が぀お、少々の平均被芆䜓積の䞍同や被芆膜の欠
陀があ぀おも問題ではない。
も぀ずも、あたり平均被芆䜓積が倚くなるず
20容量以䞊、グラフアむトりむスカヌの回り
に異物が倚く぀き、その被芆膜の匷床が問題ずな
぀たり、たた最終的に耇合材料䞭に占めるグラフ
アむトりむスカヌの割合が少なくな぀おかえ぀お
匷床向䞊に悪圱響があるので、平均被芆䜓積は、
10容量又はそれ以䞋が奜たしい。
前蚘グラフアむトりむスカヌの衚面ぞの前蚘金
属化合物を被芆するには、䟋えば、プラズマ化孊
蒞着により達成するこずができる。
次に、この金属化合物被芆グラフアむトりむス
カヌを補造する䞀䟋ずしおのプラズマ化孊蒞着装
眮に぀いお図面を参照しながら説明する。
たず、第図に瀺すプラズマ化孊蒞着装眮に
あ぀おは、箱状の反応宀の倩井面略䞭倮郚に、
グラフアむトりむスカヌ導入管を取り付けおそ
の開口郚を開口する。前蚘反応宀における䞀方
の偎壁面には、その倩井寄りの䞊郚に原料ガス導
入管の開口郚を開口する。前蚘䞀方の偎壁面に
盞察向する他方の壁面には、ガス排出管を開口
する。前蚘反応宀の床郚には、ガス噎出孔を
備えた回転匁装眮を蚭ける。反応宀内には、
前蚘グラフアむトりむスカヌ導入管の近傍から
前蚘他方の偎壁面ぞず傟斜する加熱スクリヌン
を匵蚭しおいお、この加熱スクリヌンにより反
応宀内が二぀の郚分に分離されおいる。この加
熱スクリヌンにより分離された反応宀内のう
ち、原料ガス導入管の開口郚が開口する郚分で
は、その倩井郚ず床郚ずに、プラズマ電極
を配眮しおいる。曎に、反応宀には、反応
宀内を加熱するための加熱装眮を蚭ける。
前蚘グラフアむトりむスカヌ導入管はグラフ
アむトりむスカヌ貯蔵タンクに接続し、キダ
リダヌガス気流により、このグラフアむトりむス
カヌ貯蔵タンク䞭のグラフアむトりむスカヌ
を反応宀内に搬送するようにな぀おいる。
液状の原料化合物は、貯蔵タンクに貯蔵さ
れ、この液状の原料化合物に圧力ず量ずを芏制し
た䞍掻性ガスを導入するようにな぀おいる。
曎に、貯蔵タンクは、クヌルメヌト又は加
熱板等の適宜の恒枩装眮に囲たれおいる。こ
の恒枩装眮により垞時原料化合物を枩床制埡
し、それによ぀お圧力ず蒞発濃床ずが䞀定に保た
れた原料ガスずしおの原料化合物を、マスフロヌ
にお正確に䟛絊量を芏制し、導入管を介し
お反応宀に導入するようにな぀おいる。
ガス排出管は、コンダクタンス匁、電磁
ラフバルブ及び電磁フオアバルブ、
LN2トラツプ及びモレキナラヌシヌブト
ラツプを介しお真空ポンプ矀に接続し、こ
の真空ポンプの駆動により、反応宀内を高真空
に枛圧可胜にな぀おいる。
回転匁装眮は、前蚘反応宀ず反応宀の床
よりも䞋方に蚭けたりむスカヌ収玍箱ずを分
離するように、前蚘反応宀の床郚に蚭ける。曎
に詳述するず、回転匁装眮は、ガス導入管
により導入されたガスを反応宀内に噎出するた
めのガス噎出孔を有する䞊面板ず底面板ずを備
えた箱状䜓であり、前蚘䞊面板は前蚘反応宀内
にあり、前蚘底面板はりむスカヌ収玍箱の䞭
にある。そしお、この回転匁装眮内は、䟋え
ば、反応宀内で化孊蒞着䞭には、前蚘䞊面板の
ガス噎出孔からガスを反応宀内に吹き䞊げお
グラフアむトりむスカヌを浮遊状態ずし、化孊
蒞着の終了埌には、ガス噎出孔からのガス噎出
を停止しおこの䞊面板及び底面板ずからなる箱状
䜓の䞀端軞支郚分を軞ずしお他端郚を䞋に回転さ
せるようにしお反応宀内の金属化合物被芆グラ
フアむトりむスカヌをりむスカヌ収玍箱内に
萜䞋させおこれを収玍するようにな぀おいる。
りむスカヌ収玍箱は、䞊䞋二段の区分され
た構成ずな぀おいお、䞊段は䞀時的に金属化合物
被芆グラフアむトりむスカヌを保持するストツク
宀であり、䞋段は金属化合物被芆グラフアむ
トりむスカヌを集積する集積宀ずな぀おい
お、電磁開閉匁を開くず前蚘ストツク宀
内の金属化合物被芆グラフアむトりむスカヌが前
蚘集積宀内に収容するこずができるようにな
぀おいる。
なお、第図においお、で瀺すのはマスフ
ロヌであり、で瀺すのは手動圧力調節匁であ
る。
このような構成の化孊蒞着装眮では、次のよう
にしお、グラフアむトりむスカヌの衚面に金属化
合物を被芆するこずができる。
即ち、先ず、加熱装眮により、反応宀内
を䟋えば350〜500℃に加熱するず共に、真空ポン
プによりガス排出管を介しお前蚘反応宀内を
×10-2Torr皋床の枛圧ずする。
次いで、原料ガス導入管を介しお原料ガス及
び掻性ガス、曎に芁すれば䞍掻性ガスを反応宀
内に導入する。
そしお、プラズマ電極により、反応
宀内に、䟋えば13.56MHzの高呚波を印加する
ず、原料ガスず掻性ガスずを励起状態にする。
この時点で、グラフアむトりむスカヌ導入管
から反応宀内にグラフアむトりむスカヌをキ
ダリダヌガスずしお䜿甚する䞍掻性ガス及び又
は掻性ガスにより導入する。たた、回転匁装眮
からは、ガス導入孔により、反応宀内に掻性
ガス及び又は䞍掻性ガスを、グラフアむトりむ
スカヌが浮遊する皋床に、吹き䞊げる。
このようにしおおくず、反応宀の倩井郚か
ら、グラフアむトりむスカヌ導入管の開口郚よ
り導入されたグラフアむトりむスカヌが萜䞋す
るのであるが、床郚からは、ガス導入孔より掻
性ガス及び又は䞍掻性ガスが吹き䞊が぀おいる
ので、グラフアむトりむスカヌは、床面に盎ち
に萜䞋するこずなく、反応宀内の空䞭で浮遊状
態ずな぀おいる。たた、加熱スクリヌン及びガ
ス排出管の入口にスクリヌンを蚭け、グラフア
むトりむスカヌの倧郚分を反応宀内に留める
こずができる。そこで、励起状態の反応ガスが、
反応宀内に浮遊するグラフアむトりむスカヌ
ず接觊するず、このグラフアむトりむスカヌの
衚面に金属化合物が被芆するこずずなる。
所定時間の間、グラフアむトりむスカヌずフ
ラズマガスずを接觊した埌、原料ガス、グラフア
むトりむスカヌの䟛絊などを停止し、回転匁装
眮をその䞀端軞支郚分を䞭心にしお他端郚を䞋
方に回転しお、金属化合物の被芆を完了した金属
化合物被芆グラフアむトりむスカヌを反応宀内
からストツク宀に萜䞋させる。
その埌再び、以䞊の動䜜を䜕回か繰り返しお、
反応宀内で、グラフアむトりむスカヌの衚面
を金属化合物で被芆し、埗られた金属化合物被芆
グラフアむトりむスカヌをストツク宀内に貯
蔵する。
ストツク宀内に盞圓量の金属化合物被芆グ
ラフアむトりむスカヌがたた぀たならば、電磁開
閉匁を開攟しおこの金属化合物グラフアむト
りむスカヌを集積宀に萜しお、その埌これを
倖郚に取出す。
ここで、䞊蚘金属化合物を䞎える原料ガスずし
おは、呚期埋衚第族元玠TiZrHf等、第
族元玠NbTa等、第族元玠Cr
Mo等及びSiの有機金属化合物アルキル
金属、アリル金属、π−コンプレツク、カルボニ
ル金属等、無機金属化合物ハロゲン化物、氎
玠化物等等が甚いられる。たた掻性ガスは原料
ガスず反応しお金属化合物の構造を決定するもの
であり、䟋えば炭化物、窒化物、ホり化物、酞化
物などの金属化合物を被芆するずきは炭化氎玠、
窒玠アンモニア、ハロゲン化ホり玠、酞玠等
が甚いられ、被芆する金属化合物が金属担䜓であ
るずきには氎玠を䜵甚しおもよく、たたキダリア
ヌガスずしおはアルゎン、ヘリりム等の垌ガス
類、その他の反応性のないガスあるいは堎合によ
り前蚘掻性ガスが甚いられる。
金属化合物を被膜する反応ずしおは、䟋えば四
塩化チタンず窒玠及び氎玠を甚いた堎合は、䞋蚘
の様な圢をずるず思われる。
2TiCl4N24H2→2TiN8HCl 3TiCl42N2→Ti3N46Cl2 前蚘の反応は、真空䞋で行なわれるが、真空床
は、通垞0.01〜数10Torr、枩床は100〜500℃の
条件で行なわれる。前蚘枩床が500℃よりも倧き
いず、グラフアむトりむスカヌず金属化合物ずの
間に化孊反応が起こりやすくなり、グラフアむト
りむスカヌの匷床が䜎䞋するこずがある。
この発明に係る金属化合物被芆グラフアむトり
むスカヌの耇合材料の補造方法における金属化合
物被芆グラフアむトりむスカヌは、前蚘第図に
瀺す装眮だけでなく、䟋えば第図に瀺す装眮に
よ぀おも補造するこずができる。
第図に瀺すプラズマ化孊蒞着装眮が第図
に瀺す方法ず盞違する点は、あらかじめ反応宀
内に被芆すべきグラフアむトりむスカヌを平に
あるいは山盛りに散垃したボヌトを眮き、こ
のボヌト䞊のグラフアむトりむスカヌの衚
面に金属化合物を蒞着させる点である。
なお、第図に瀺す装眮においお、第図に瀺
す各郚ず同䞀の機胜を有するものに぀いおは、同
䞀の笊号で瀺す。
たず、電磁開閉扉を締切぀お区分した準
備宀内にグラフアむトりむスカヌを収容し
たボヌトを配眮した埌、この準備宀内及
び反応宀内を、1Torr秒皋床の枛圧速床に
お、1Torr皋床に枛圧ずする。その埌、電磁開閉
扉を開攟しお準備宀内のボヌトを
反応宀内に取り蟌み、加熱装眮でこのボヌト
を䟋えば350〜500℃に加熱し、反応宀内を䟋
えば×10-2Torr以䞋の真空にする。その埌、
被芆局を圢成する金属を䞎える原料ガス及び掻性
ガスを導入し、高呚波の照射によりプラズマ励起
し、これによ぀お原料ガスず掻性ガスずが反応し
お励起状態ずな぀お、グラフアむトりむスカヌ
の衚面に䟋えばTi3N4が被芆される。この方法で
はボヌト䞊に散垃したグラフアむトりむスカ
ヌの衚面に金属化合物を被芆するのであるか
ら、ボヌト䞊に収玍されたグラフアむトりむ
スカヌの集合䜓の衚面郚にあるものず集合䜓の
内郚にあるグラフアむトりむスカヌずでは金属
化合物の被芆の皋床が若干盞違する可胜性があ
る。
金属化合物の被芆が終了したならば、ボヌト
は、電磁開閉扉を開攟するこずにより、
反応宀から取り出し宀に移動させる。この
取り出し宀で、手動圧力調節匁により、
埐々に内郚気圧を倧気圧に戻し、ボヌトを取
り出す。
なお、前蚘反応宀内を枛圧にし、あるいは枛
圧状態を垞圧に戻すずきは、逃し匁機構を利甚し
お埐々に枛圧及び昇圧するこずが奜たしい。
その速床は、特に760〜10Torrの間は1Torr
秒皋床の速床で枛圧又は加圧するこずが望たし
い。急激に枛圧、加圧するず、グラフアむトりむ
スカヌが散逞する恐れがあるためである。
なお、第図においおで瀺すのは高呚波誘導
コむルである。
以䞊のようにしお補造される金属化合物被芆グ
ラフアむトりむスカヌず、皮々のマトリツクス材
料ずを組合せるこずにより、繊維匷化金属
FRM、繊維匷化プラスチツクスFRP、繊
維匷化セラミツクスFRC、繊維匷化ゎム
FRR等の耇合材料を補造するこずができる。
この発明においおは、これらの耇合材料の䞭で
も、特にFRMが奜たしい。
前蚘FRMの堎合、䜿甚するマトリツクス材料
ずしおは、䟋えば、AlMgTi等の軜金属、
ZnSnCu等の䜎融点金属、FeNiCo等の
鉄族金属、CdMnCu等の重金属、AuAg
PtIrOsPd等の金属、TaNbMo
Cr等の高融点金属、SiGe等の半導䜓金属
及びこれ等の合金が挙げられる。これらは、目的
に応じお適宜遞択できる。この発明においおは、
これらの䞭でも、Alが奜たしい。
前蚘FRPの堎合、䜿甚するマトリツクス材料
ずしおは、䟋えば、゚ポキシ暹脂、ポリむミド暹
脂、ポリ゚ステル暹脂等の硬化性暹脂、ナむロ
ン、ポリ゚チレン、ポリスルホン、ポリ゚ヌテル
等の熱可塑性暹脂あるいはこれらをベヌスずした
倉性暹脂等が挙げられる。
前蚘金属化合物被芆グラフアむトりむスカヌの
䜿甚量ずしおは、耇合材料の党容量に察し、通垞
〜70容量である。
前蚘金属化合物被芆グラフアむトりむスカヌの
耇合材料を補造するには、マトリツクス材料の溶
液䞭に分散させる方法、マトリツクス材料の粉末
ず混合焌結する方法、又は、埓来の方法を甚いる
こずができる。
実斜䟋 以䞋、実斜䟋を挙げおこの発明を曎に詳现に説
明する。
実斜䟋  気盞流動法によ぀お埗たグラフアむトりむスカ
ヌ盎埄0.2〜1.0Ό、アスペクト比50〜200
を、第図に瀺す反応宀内に配眮した埌、逃し
匁によ぀お管内を7.6×102Torrから
10Torr䜍迄に1Torr秒皋床の枛圧速床で埐々
に枛圧し、その埌、曎に枛圧を続け玄〜×
10-2Torrずした。
前蚘操䜜に平行しおグラフアむトりむスカヌの
枩床を450〜470℃に昇枩した埌、マスフロヌ
にお制埡した四塩化チタンガス及びN2ガスを導
入し、玄0.3〜0.5Torrの真空を保ち぀぀、高呚波
誘導コむルの発信13.56MHzのラゞオ波によ
るプラズマ励起を行な぀た500W、25分。
この間マツチングダむダルの操䜜にお反射波は
〜20を、入射波はほがコンスタントに500付近
を保぀ようにした。
この結果、グラフアむトりむスカヌの衚面に窒
化チタンの金属化合物が被芆された。この窒化チ
タンの被芆膜厚は平均玄0.02ÎŒmであり、たた平
均被芆䜓積は容量であ぀た。
なお、反応宀内を倧気圧に戻す堎合も
10Torr以埌はごく緩やかに昇圧し、局内の蒞着
グラフアむトりむスカヌの散逞を防いだ。
䞊蚘のようにしお埗られた窒化チタン被芆グラ
フアむトりむスカヌ25容量をアルミニりム
溶湯750〜800℃䞭に分散させお、金属化合物
被芆グラフアむトりむスカヌの耇合材料たるグラ
フアむトりむスカヌ匷化アルミニりムを埗た。埗
られたグラフアむトりむスカヌ匷化アルミニりム
を甚いお、幅10mm、厚みmm、長さ150mmの詊料
片を䜜成し、その匕匵り匷床を枬定したずころ、
平均玄55Kgmm2であ぀た。
比范䟋  前蚘実斜䟋においお、N2ガスの代わりに
NH3ガスを甚い、グラフアむトりむスカヌの枩
床を420℃にしたこずの倖は前蚘実斜䟋ず同様
にしお、平均被芆䜓積が36容量である窒化チタ
ン被芆グラフアむトりむスカヌを補造した。な
お、この窒化チタン被芆グラフアむトりむスカヌ
における窒化チタンの膜厚は0.01ÎŒmであ぀た。
この窒化チタン被芆グラフアむトりむスカヌを
甚いお前蚘実斜䟋ず同様にしお、金属化合物被
芆グラフアむトりむスカヌの耇合材料たるグラフ
アむトりむスカヌ匷化アルミニりムを補造し、前
蚘実斜䟋ず同様にしお評䟡した。その結果、匕
匵り匷床は平均玄2.1Kgmm2であ぀た。
実斜䟋  第図に瀺す装眮を甚いおグラフアむトりむス
カヌを掻性ガスず共に導入し、反応宀䞭に浮遊
させるこず以倖は実斜䟋ず同様に行な぀お窒化
チタン被芆グラフアむトりむスカヌを埗た。滞圚
時間が短かか぀たので重量増は0.2であ぀た。
これを、゚ポキシ暹脂をマトリツクス材料ずす
るFRPずしグラフアむトりむスカヌの容量は
12、その匷床を䞉点曲げで枬定したずころ、
23Kgmm2を埗た。
尚、蒞着しないグラフアむトりむスカヌの堎合
は17Kgmm2であ぀た。
発明の効果 この発明に係る金属化合物被芆グラフアむトり
むスカヌの耇合材料の補造方法によるず、 (1) その材料である金属化合物被芆グラフアむト
りむスカヌずマトリツクス材料たる金属やプラ
スチツクずのヌレ性や分散性が、金属化合物を
被芆しないグラフアむトりむスカヌに比べお栌
段に良奜である。
(2) たた、気盞流動法によ぀お補造したグラフア
むトりむスカヌは䞡端が䞞くな぀た圢状を有す
るので、基板成長法によ぀お埗られたグラフア
むトりむスカヌを甚いた堎合のように匷化材に
おける角郚分からマトリツクス材料たる金属に
クラツクが発生するこずがない。
(3) 以䞊により、高匷床、高匟性率等の機械的特
性、耐熱性等の熱的特性に優れ、しかも軜量で
あるので、航空機、ロケツト郚品、自動車の゚
ンゞン郚品あるいはその内倖装品等に奜適であ
るなどの数々の優れた特性を有する金属化合物
被芆グラフアむトりむスカヌの耇合材料を提䟛
するこずができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の実斜䟋を瀺すものである。
第図は、この発明におけるグラフアむトりむス
カヌに金属化合物を被芆するための化孊蒞着装眮
を瀺す説明図、及び第図は第図ずは別の化孊
蒞着装眮を瀺す抂略説明図である。   化孊蒞着装眮、  反応宀、  グ
ラフアむトりむスカヌ導入管、  原料ガス導
入管、  ガス排出管、  ガス噎出孔、
  回転締切匁装眮、  加熱スクリヌン、
  プラズマ電極、  加熱装眮、
  グラフアむトりむスカヌ貯蔵タンク、
  恒枩装眮、  原料タンク、  
コンダクタンス匁、  電磁匁、
  トラツプ、  ストツク宀、  䞍
掻性ガス導入管、  回転匁装眮、  
集積宀、  マスフロヌ、  手動圧力
調節匁。

Claims (1)

    【特蚱請求の範囲】
  1.  気盞流動法によ぀お埗られたグラフアむトり
    むスカヌの衚面に、プラズマ化孊蒞着によ぀お金
    属化合物を平均被芆䜓積が前蚘グラフアむトりむ
    スカヌの20容量以䞋になる割合で被芆しおその
    衚面状態を改質した金属化合物被芆グラフアむト
    りむスカヌず、マトリツクス材料ずを耇合するこ
    ずを特城ずする金属化合物被芆グラフアむトりむ
    スカヌの耇合材料の補造方法。
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