JP2018129273A - 導電材、導電材を含む電気機械、及び導電材の製造方法 - Google Patents

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Mitsuhiro Okamura
光浩 岡村
勝俊 櫻井
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勝俊 櫻井
隆将 森
Takamasa Mori
隆将 森
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Takanori Onuma
貴則 大沼
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Abstract

【課題】 導電体が高い電流容量を有し、絶縁層が耐熱性を有する導電材、その導電材を含む電気機械、及び、その導電材の製造方法を提供する。【解決手段】 銅、アルミニウム、又はこれらの合金を主成分とし、表面から部分的に突出するカーボン系材料3を含む導電体2と、絶縁性の樹脂材料を含み、前記導電体を被覆する被覆層5とを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、被覆層及び導電体を有する導電材、その導電材を含む電気機械、及びその導電材の製造方法に関する。
近年、モータを小型化及び高出力化することが望まれている。モータを高出力化するためには、コイルを流れる電流を増大させる方法が考えられる。しかしながら、コイル温度が上昇し、導線の溶断等が引き起こされる。
コイルの温度が上昇すると被覆材が熱劣化し、被覆材の絶縁性が低下する虞がある。したがって、モータを小型化及び高出力化するためには、電流容量のより大きい導電体と、熱劣化しにくい被覆材とを有する導電材の開発が望まれている。
一方、高温で使用される場合であっても絶縁層の絶縁破壊が起きる電圧の低下を抑えられた絶縁被覆電線が開発されている(例えば、特許文献1)。特許文献1の絶縁被覆電線は、銅導線、その外周を被覆する絶縁層、及びその外周を被覆する半導電層からなる。
一方、銅とカーボンナノチューブ(CNT)とが複合化された複合材料(以下、CNT銅複合材料と記載する)が開発されている(例えば、非特許文献1)。非特許文献1では、CNT銅複合材料の電流容量が、銅の電流容量を上回ることが報告されている。CNT銅複合材料において高い電流容量が得られるのは、原子間の結合が強く拡散が起こりにくいカーボン系材料を銅に混ぜることによって、銅粒子がカーボン系材料に覆われ、銅粒子の表面や界面で起こる拡散が抑制されるためであると考えられている。
更に、フッ素ゴムにCNTを混ぜることによって、ゴムの耐熱温度が上昇することが公知になっている(例えば、非特許文献2)。CNTは筒状の炭素構造物であり、700度の高い耐熱性を持つ。更に、ゴムの温度が上昇するとゴムの高分子鎖を切断するラジカルが発生し、CNTの表面に電子雲によってラジカルが捕捉されるために、ゴムの耐熱性が向上すると考えられている。
特開2007―5174号公報
Chandramouli Subramaniam,Takeo Yamada,Kazufumi Kobashi,Atsuko Sekiguchi,Don N. Futaba,Motoo Yumura & Kenji Hata, Nature Communications 4, Article number: 2202 (2013) 日刊工業新聞,2015年3月24日付記事,「産総研、CNT混ぜゴム耐熱温度を100度C上昇一構造補強、ラジカル捕捉」
特許文献1に記載の絶縁被覆電線ではコイルの温度が上昇し、絶縁材が熱劣化する虞があった。
本発明は、以上の背景を鑑み、導電体が高い電流容量を有し、且つ、絶縁層が耐熱性を有する導電材、その導電材を含む電気機械、及び、その導電材の製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、銅、アルミニウム、又はこれらの合金を主成分とし、表面から部分的に突出するカーボン系材料(22)を含む導電体(2)と、絶縁性の樹脂材料を含み、前記導電体を被覆する被覆層とを有する導電材(1、11、21)が提供される。
この態様によれば、導電体が、銅、アルミニウム、又は銅及びアルミニウムの合金と、原子間の結合が強く拡散が起こりにくいカーボン系材料とが含まれる複合材料によって形成されるため、導電層が高い電流容量を有する。
更に、導電体が銅、アルミニウム、又はこれらの合金及びカーボン系材料の複合材料によって形成され、導電体表面から突出するカーボン系材料は樹脂材料に接触する。カーボン系材料にはCNTと同様に電子雲が形成されている。そのため、樹脂材料と接触するカーボン系材料の表面に形成された電子雲によって樹脂材料を劣化させるラジカルが捕捉され、樹脂材料の耐熱性が向上する。
また、上記の態様において、前記カーボン系材料(22)は、カーボンナノチューブ(3)、グラフェン(12)、カーボンナノホーン(23)、カーボンナノコイル(24)からなる群から選択された材料を含むとよい。
この態様によれば、カーボン系材料はπ結合する炭素原子を含んでいるため、その表面にπ電子による電子雲が形成される。形成された電子雲によってラジカルが捕捉されやすくなるため、樹脂材料の耐熱性が向上する。
また、上記の態様において、前記カーボン系材料の表面には、銅、アルミニウム、クロム、ニッケル、金、亜鉛、マンガン、銀、鉄、鉛、錫、ガドリウム、ガリウム、フッ化リチウムからなる群から選択された少なくとも1種の金属、前記金属の酸化物、又は前記金属の炭化物が結合しているとよい。
この態様によれば、カーボン系材料と銅又はアルミニウム、又はこれらの合金との接合力が高まり、導電体の電気伝導度が向上する。
また、巻線を含む電気機械であって、上記の態様の前記導電材が前記巻線をなす電気機械(15)が提供される。
この態様によれば、高い電流容量を有する導電体、及び絶縁信頼性を有する被覆層を備えた導電材が巻線に使用されることによって、巻線を小型化、且つ高出力化した電気機械が提供される。
また、バスバー、又はバスリングを含む電気機械であって、上記の態様の前記導電材によって形成された前記バスバー(20)、又はバスリング(21)を含む電気機械(15)が提供される。
この態様によれば、高い電流容量を有する導電体、及び絶縁信頼性を有する被覆層を備えた導電材をバスバー、又はバスリングに使用することによって電気機械を小型化、且つ高出力化することが可能となる。
また、上記課題を解決するために、0.1nm以上100nm以下の銅粒子又はアルミニウム粒子を含有するペーストと、カーボン系材料22とを混合した後、硬化処理をすることによって導電体を形成するステップと、絶縁性の樹脂材料を用いて前記導電体を被覆するステップとを含む導電材1、11、21の製造方法が提供される。
この態様によれば、導電体が、銅、アルミニウム、又はこれらの合金と、原子間の結合が強く拡散が起こりにくいカーボン系材料とが含まれる複合材料によって形成されるため、高い電流容量を持つ導電体を形成することが可能となる。硬化処理の後、カーボン系材料は導電体表面から突出する態様となり、被覆後、カーボン系材料は樹脂材料に接触するため、樹脂材料の耐熱性が向上する。
更に、銅粒子又はアルミニウム粒子の間の空隙を埋めるようにカーボン系材料が配置された後に硬化処理が行われるため、導電体を構成する銅粒子又はアルミニウム粒子とカーボン系材料との密着性が高められ、導電体の密度が高まる。そのため、導電体の電気伝導度が高まる。更に、ペーストの硬化処理することによって導電体を形成することができるため製造が容易である。
また、上記の態様において、前記導電体を形成するステップにおいて、超音波及び電磁波の少なくとも一方を用いて銅粒子又はアルミニウム粒子を含有するペーストにカーボン系材料を分散させるとよい。
この態様によれば、銅粒子又はアルミニウム粒子の隙間にカーボン系材料が入るため、銅粒子又はアルミニウム粒子とカーボン系材料との密着性がより高められると共に、導電体の空隙が少なくなる。そのため、導電体の密度が高まり導電体の電気伝導度が向上する。
また、上記課題を解決するために、銅又はアルミニウムを含む溶湯にカーボン系材料を混合し導電体を形成するステップと、絶縁性の樹脂材料を用いて前記導電体を被覆するステップとを含むとよい。
この態様によれば、溶解した銅又はアルミニウムを用いることによって、銅又はアルミニウムとカーボン系材料とが混ざりやすくなるため、導電体の電流容量が高い導電材を作製することが可能となる。更に、溶湯を用いることによって、導電材の生産速度を高めることができる。
また、上記の態様において、前記導電体を形成するステップにおいて、超音波、衝撃波及び電磁波の少なくとも一方を用いて銅又はアルミニウムを含む溶湯にカーボン系材料を分散させるとよい。
この態様によれば、凝集したカーボン系材料を超音波、衝撃波及び電磁波によるキャビテーションにより分散することができる。分散されたカーボン系材料の隙間に銅又はアルミニウムが入るため、銅粒子又はアルミニウム粒子とカーボン系材料との密着性がより高められると共に、導電体の空隙が少なくなる。そのため、導電体の密度が高まり導電体の電気伝導度が向上する。
また、上記課題を解決するために、銅、アルミニウム、又はこれらの合金とカーボン系材料を圧力、衝撃波及び遠心力の少なくとも一つを用いて混合し導電体を形成するステップと、絶縁性の樹脂材料を用いて前記導電体を被覆するステップとを含むとよい。
この態様によれば、カーボン材料の隙間に銅又はアルミニウムが入るため、銅又はアルミニウムとカーボン系材料との密着性がより高められると共に、導電体の空隙が少なくなる。そのため、導電体の密度が高まり導電体の電気伝導度が向上する。
また、上記の態様において、前記導電体を形成するステップの前に、メッキ、スパッタ、又は蒸着を用いて、銅、アルミニウム、クロム、ニッケル、金、亜鉛、マンガン、銀、鉄、鉛、錫、ガドリウム、ガリウムからなる群から選択された金属、前記金属の酸化物、又は前記金属の炭化物を前記カーボン系材料に結合させるとよい。
この態様によれば、カーボン系材料と銅又はアルミニウム又はこれらの合金との接合力を高めることが可能となる。そのため、導電体の電気伝導度が向上する。
また、上記の態様において、前記カーボン系材料22は、カーボンナノチューブ3、グラフェン12、カーボンナノホーン23、カーボンナノコイル24からなる群から選択された材料を含むとよい。
この態様によれば、カーボン系材料の表面においてπ電子による電子雲が形成されるためラジカルが捕捉されやすくなり、樹脂材料の耐熱性が向上する。
また、上記の態様において、前記被覆層を設けるステップにおいて、前記導電体に絶縁性の樹脂材料を塗布、又は噴霧、又は、前記導電体を前記樹脂材料の液浸させた後、乾燥及び/又は加熱硬化させるステップを含むとよい。
この態様によれば、導電体を絶縁性の樹脂材料を用いて被覆することができ、導電体の電気伝導度が高く、且つ、絶縁層の絶縁性の高い導電材を作製することが可能となる。
以上の構成によれば、導電体が高い電流容量を有し、絶縁層が耐熱性を有する導電材、その導電材を含む電気機械、及び、その導電材の製造方法を提供することが可能となる。
第1実施形態に係る導電材の模式図 第1実施形態に係る導電材が使用されたモータの模式図 第2実施形態に係る導電材の模式図 第3実施形態に係る導電材の模式図
以下に本発明による導電材をモータ用巻線に適用した三つの実施形態を、図1〜図4を参照して説明する。
<<第1実施形態>>
図1に示されるように、導電材1は導電体2を有する。導電体2は銅を主成分としカーボンナノチューブ3(CNT)を含む直径約1mmの芯線部4を有している。導電体2には芯線部4の表面から部分的に突出するCNT3が含まれている。
導電体2に含まれるCNT3は、好ましくは単層CNTであり、更により多く金属カーボンナノチューブを含むことが好ましい。
各CNT3の表面には、所定の金属、前記所定の金属の酸化物、又は前記所定の金属の炭化物が付着している。前記所定の金属は、銅、アルミニウム、クロム、ニッケル、金、亜鉛、マンガン、銀、鉄、鉛、錫、ガドリウム、ガリウム、フッ化リチウムから選択される少なくとも1種の金属である。本実施形態では、CNT3の表面には銅が付着している。但し、CNT3の表面は銅により完全には覆われておらず、前記所定の金属の酸化物又は前記所定の金属の炭化物がCNT3には付着していないため、一部にCNT3を構成する炭素原子が露出している。
導電材1は更に導電体2を被覆し、絶縁樹脂材料によって形成された被覆層5を有する。被覆層5は導電体2の外周を覆うように形成され、CNT3は被覆層5の外周表面に露出しないようにしておくことが、絶縁性の観点から、より好ましい。
次に、導電材1の製造方法について説明する。導電材1の製造方法には、CNT3の前処理を行うステップと、前処理の後に行われる導電体2を形成するステップと、導電体2を形成するステップの後に行われる導電体2を被覆するステップとが含まれる。
CNT3の前処理をするステップでは、所定の金属、前記所定の金属の酸化物、又は前記所定の金属の炭化物をCNT3表面に付着させる処理が行われる。所定の金属は、銅、アルミニウム、クロム、ニッケル、金、亜鉛、マンガン、銀、鉄、鉛、錫、ガドリウム、ガリウム、フッ化リチウムから選択された少なくとも1種の金属である。本実施形態では銅をCNT3表面に付着させる処理が行われる。但し、所定の金属、前記所定の金属の酸化物、又は前記所定の金属の炭化物によってCNT3の表面が完全に覆われることがないように、付着される量が調節される。
所定の金属、前記所定の金属の酸化物、又は前記所定の金属の炭化物をCNT3表面に付着させる方法としては、メッキ、スパッタ、又は蒸着のいずれかを用いてもよい。本実施形態では、CNT3の表面に付着させる処理としてメッキ処理が行われる。
また、CNT3の表面に金属を付着させる前に、CNT3に微細孔を形成すべく、アルゴンガス等を用いた賦活を行ってもよい。
導電体2を形成するステップでは、まず、CNT3を直径0.1nm以上100nm以下の銅粒子を含有するペースト材料に混合させる。その後、混合物に超音波を印加し、キャビテーションを発生させることによって、CNT3をペースト材料中に分散させる。その後、CNT3が分散した混合物を直径1mm程度の線状に押出成形し、約200度で焼結させる。CNT3が分散した混合物は、焼結後、冷却されることによってCNT3及び銅の複合材料から成る導電体2となる。
導電体2を被覆するステップでは、導電体2に絶縁樹脂材料を塗布、又は噴霧するか、又は、導電体2を絶縁樹脂材料に液浸させた後、乾燥、加熱硬化、又は、乾燥と加熱硬化とを行うことによって、導電体2が絶縁樹脂材料によって被覆される。本実施形態では、導電体2を形成するステップで得られた導電体2に絶縁樹脂材料を塗布し導電体2を乾燥させる。導電体2を被覆するステップが完了すると、導電材1が完成する。
次に、導電材1の効果について説明する。導電体2は銅及びCNT3の複合材料によって形成されている。上述の通り、CNT3及び銅の複合材料の電流容量は銅の電流容量よりも大きいため、導電材1の導電体2は銅の電流容量よりも大きい電流容量を有する。
芯線部4の表面からCNT3が突出し、CNT3は炭素原子が露出する部分において被覆層5に含まれる樹脂材料に接触する。CNT3は共有結合する炭素原子によって構成されているため高い耐熱性を持つ。また、CNT3を構成する炭素原子はπ結合しているため、各炭素原子から供給されるπ電子がCNT3に沿って電子雲を形成し、絶縁樹脂材料を劣化させるラジカルを捕捉することができる。そのため、樹脂材料に大きな入熱があった場合であっても、樹脂材料の劣化が抑えられ、被覆層5の耐熱性が向上する。
芯線部4からCNT3から突出するように設けられているため、導電体2の表面積が増加し、導電材1から熱が逃げやすい。そのため、被覆層5に熱が籠りにくくなり、被覆層5が局所的な熱によって損傷しにくくなる。
また、導電体2に含まれるCNT3には金属CNTが含まれている。そのため、導電体の電気伝導度が高まり、導電体の電気伝導度が向上する。
導電体2を形成するステップにおいて、CNT3に所定の金属、所定の金属の酸化物、又は所定の金属の炭化物を付着させた後に、銅粒子を含むペーストとCNT3とが混合される。所定の金属としてはCNT3をはじめとするカーボン系材料22に結合し易い金属であって、銅、アルミニウム、クロム、ニッケル、金、亜鉛、マンガン、銀、鉄、鉛、錫、ガドリウム、ガリウム、フッ化リチウムから選択される金属である。これらの金属、これらの金属の酸化物、又はこれらの金属の炭化物をCNT3に結合しやすいため、これらの材料を予めCNT3に付着させることによって、銅とCNT3とがより強固に結合する。そのため、導電体2の電気伝導度がより高められる。
導電体2を形成するステップにおいて、銅粒子を含むペーストとCNT3とを混合するときに超音波が印加される。超音波の印加によって、銅粒子の間の空隙を埋めるようにCNT3が配置され、銅粒子とCNT3との密着性が高められるため、導電体2の密度が高まり導電体2の電気伝導度がより高められる。
導電体2を形成するステップにおいて、ペーストの硬化処理することによって、銅とCNT3の複合材料からなる導電体2を形成することができる。ペーストの硬化処理は約200℃に加熱し冷却することによって行うことができるため、導電材1の製造が容易である。
導電材1は広く電気機械15に使用される。図2には、電気機械15の一態様として、導電材1をコイル16の巻線として使用したモータ15の例が示されている。モータ15はアウタロータ型の電気モータであり、ステータ15A及びロータ15Bを有する。ステータ15Aには導電材1が巻線として使用された複数のコイル16が円周上に並ぶように配置されている。ロータ15Bには複数の磁石がコイル16の端部に相対する位置に配置されており。導電材1は導電体2の電気伝導度が高く被覆層5の絶縁性が高いため、導電体2の太さ、及び被覆層5の厚みを薄くすることによって、コイル16を小型化、軽量化、及び高出力化することができる。よって、導電材1はモータ15の巻線に適しているということができる。
<<第2実施形態>>
図3に示されるように、第2実施形態に係る導電材11は、第1実施形態と比べ、CNT3の代わりにグラフェン12が導電材11に含まれている点のみが異なる。図3では、第1実施形態とは異なる部分であるグラフェン12には異なる符号が付され、導電体2、芯線部4、及び被覆層5には同じ符号が付されている。導電材11の製造方法もCNT3の代わりにグラフェン12が用いられることを除き、導電材1の製造方法と同じである。
導電体2に含まれるグラフェン12はバンドギャップが小さい線形なバンド構造を有することが好ましく、具体的にはより多くの奇数層のグラフェンを含んでいるとよい。
第2実施形態に係る導電材11の導電体2は銅を主成分とし、グラフェン12を含んでいる。グラフェン12はCNT3と同様に炭素から形成され、互いにπ結合によって結合した炭素原子からできた六角形格子構造を有する。導電材11の導電体2は、導電材1の導電体2と同様に原子間の結合が強く拡散が起こりにくい炭素系材料と銅とが混合されて形成されているため、銅粒子界面を覆うことで、銅粒子の表面や界面で起こる拡散が抑制される。そのため、導電材11の導電体2は導電材1と同様に、銅の電流容量よりも大きい電流容量を有する。
更に、導電材11では芯線部4の表面からグラフェン12が突出し、グラフェン12の突端部は被覆層5を構成する樹脂材料に接触している。グラフェン12は共有結合する炭素原子によって構成されているため高い耐熱性を持つ。また、CNT3と同様に、グラフェン12はπ結合する炭素原子によって構成されているため、各炭素原子から供給されるπ電子がグラフェン12の表面に沿って電子雲を形成し、樹脂材料を劣化させるラジカルを捕捉することができる。そのため、樹脂材料に大きな入熱があった場合であっても、樹脂材料の劣化が抑えられ、被覆層5の耐熱性が向上するという効果が得られる。
芯線部4からグラフェン12から突出するように設けられているため、導電体2の表面積が増加し、導電材11から熱が逃げやすくなる。そのため、被覆層5に熱が籠りにくくなり、被覆層5が局所的な熱によって損傷しにくくなるという効果が得られる。また、グラフェン12にバンドギャップを小さい奇数層のグラフェンが多く含まれることによって、導電体の電気伝導度が高まり導電体の電気伝導度が向上する。
<<第3実施形態>>
図4に示されるように、第3実施形態に係る導電材21は、第1実施形態、及び第2実施形態と比べ、CNT3、又はグラフェン12の代わりに所定のカーボン系材料22が導電材に含まれている点のみが異なる。また、カーボン系材料22としては、CNT3、グラフェン12、カーボンナノホーン23、カーボンナノコイル24を含んでいる。図4では、カーボン系材料22にはそれぞれ対応する符号が付され、導電体2、芯線部4、及び被覆層5には同じ符号が付されている。導電材21の製造方法もCNT3の代わりにカーボン系材料22が用いられることを除き、導電材1の製造方法と同じである。また、図4の二点鎖線に囲まれる範囲内の拡大図に示されるように、CNT3の層数、及び、グラフェン12の層数はいずれの数であってもよい。
カーボン系材料22が使われた場合でも、カーボン系材料22のそれぞれが共有結合、特に、π結合する炭素原子によって構成されているため、第1実施形態、及び、第2実施形態と同様に、導電材21の導電体2は銅の電流容量よりも大きい電流容量を有する。更に、第1実施形態、及び、第2実施形態と同様に、カーボン系材料22は、芯線部4から突出し樹脂材料と接触する部分において、絶縁樹脂材料を劣化させるラジカルを捕捉することができる。そのため、樹脂材料に大きな入熱があった場合であっても、樹脂材料の劣化が抑えられ、樹脂材料の耐熱性が向上するという効果が得られる。また、カーボン系材料22が被覆層5の外周表面に露出しないようにしておくことが、絶縁性の観点から、より好ましい。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。
上記実施形態ではCNT3を、銅粒子を含むペースト材料に混合させることによって導電体2を形成していたが、この方法には限定されない。例えば、導電体2を形成するステップにおいて銅を含む溶湯にカーボン系材料22を入れた後に混合することによって、銅及びCNT3の複合材料を形成してもよい。また、上記実施形態では、混合するときに超音波を加える場合について記載したが、衝撃波、又は電磁波を用いてもよい。衝撃波又は電磁波を用いて、超音波と同様にキャビテーションを発生させることによって、カーボン系材料22が分散され、カーボン系材料22と銅とが混合しやすくなる。
銅は銅原子同士が金属結合によって結合し、カーボン系材料22を構成する炭素は共有結合によって結合しているため、銅の融点はカーボン系材料22の融点よりも低い。具体的には、銅の融点は1085度であるが、CNT3の融点は不活性雰囲気下において3000度以上である。そのため、不活性雰囲気下において銅を含む溶湯にカーボン系材料22を入れたときにカーボン系材料22は分解せず、銅を含む溶湯にカーボン系材料22を入れた後に混合することによって、銅及びCNT3の複合材料を形成することが可能となる。また、アルミニウムの融点は660度であり、同様に不活性雰囲気下において、アルミニウムを含む溶湯にカーボン系材料22を入れたときにカーボン系材料22は分解しない。
溶湯を用いることによって、銅とカーボン系材料22とが混ざりやすくなり、銅とカーボン系材料22との密着性が高められる。そのため、導電体2の電気伝導度が高い導電材1、11、21を製造することが可能となる。更に、溶湯を用いることによって、導電材の生産速度を高められるという効果が得られる。
また導電材11、21、31を形成するときに、圧力を用いて銅とカーボン系材料22との複合材料を形成してもよい。例えば、粒子状の銅とカーボン系材料22とを混合した後、混合物を高温高圧下で焼結させる、又は、カーボン系材料22に銅をメッキ、蒸着又はスパッタを用いて付着させた後、混合物を高温高圧下で焼結させてもよい。高圧を印加することによって、カーボン系材料22の隙間に銅が入りやすくなり、銅とカーボン系材料22との複合材料の密度が高まる。そのため、導電材1、11、21の電気伝導度が高められる。
また導電材11、21、31を形成するときに、銅とカーボン系材料22とを含む混合物を所定の回転軸を中心とする高速回転させることによって、銅とカーボン系材料22との複合材料を形成してもよい。例えば、カーボン系材料22に対して回転軸の側に銅を配置し混合物を高速回転させる。回転運動によって銅にカーボン系材料22よりも大きな遠心力が加わるため、カーボン系材料22の間に銅原子が侵入し、銅とカーボン系材料22との複合材料の密度が高まる。そのため、導電材1、11、21の電気伝導度が高められる。また、遠心力を印加するときに所定の温度に加熱してもよい。
また圧力、又は遠心力の少なくとも一方を、銅粒子を含むペースト材料をカーボン系材料22に混合するとき、又は、銅を含む溶湯にカーボン系材料22を入れた後に印加することによって、カーボン系材料22の間に銅を分散させてもよい。
上記実施形態において、CNT3の前処理をするステップにおいて、アルゴンガスによるCNT3の賦活の後、所定の金属、前記所定の金属の酸化物、又は、前記所定の金属の炭化物を付着させる処理を行っていたが、付着させる処理を行わず、アルゴンガスによる賦活のみを行ってもよい。賦活化によってカーボン系材料22が多孔質材料に変わるため、カーボン系材料22に形成された孔に銅が入り、より銅とカーボン系材料22との密着性が高められる。その結果、導電体2の密度が高まり導電材1、11、21の電気伝導度がより高められる。
また、CNT3の賦活として、アルゴンガスを用いたガス賦活が行われていたが、ガス賦活には限定されず、所定の薬品による賦活を行ってもよい。
上記実施形態では、カーボン系材料22と銅とによって導電体2を形成していたが、カーボン系材料22とアルミニウムとによって導電体2を形成してもよい。例えば、第1実施形態では、カーボン系材料22と、アルミニウム粒子を含むペースト材料とを混合させることで導電体2を形成してもよい。また、アルミニウムの溶湯にカーボン系材料22を混合し導電体2を形成してもよい。また、カーボン系材料22と銅及びアルミニウムの合金とによって導電体2を形成してもよい。
上記実施形態において、導電材1、11、21が適用される例として、モータ15の巻線を挙げたがそれには限定されない。導電材1,11,21は、例えば発電機やトランスの巻線、又はインダクタ等の電気機械に使用することができる。
導電材1、11、21を用いて形成される材料は線材に限定されない。導電材1、11、21を板状に成形することによって、板状の導電材1、11、21を作成することもできる。板状の導電材1、11、21は、例えば、図2に示されるバスバー18又はバスリング19に使用することができる。
1 :第1実施形態に係る導電材
2 :導電体
3 :カーボンナノチューブ(CNT)
5 :被覆層
11 :第2実施形態に係る導電材
12 :グラフェン
15 :モータ(電気機械)
18 :バスバー
19 :バスリング
21 :第3実施形態に係る導電材
22 :カーボン系材料
23 :カーボンナノホーン
24 :カーボンナノコイル

Claims (13)

  1. 銅、アルミニウム、又はこれらの合金を主成分とし、表面から部分的に突出するカーボン系材料を含む導電体と、
    絶縁性の樹脂材料を含み、前記導電体を被覆する被覆層とを有する導電材。
  2. 前記カーボン系材料は、カーボンナノチューブ、グラフェン、カーボンナノホーン、カーボンナノコイルからなる群から選択された材料を含むことを特徴とする請求項1に記載の導電材。
  3. 前記カーボン系材料の表面には、銅、アルミニウム、クロム、ニッケル、金、亜鉛、マンガン、銀、鉄、鉛、錫、ガドリウム、ガリウム、フッ化リチウムからなる群から選択された少なくとも1種の金属、前記金属の酸化物、又は前記金属の炭化物が結合していることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1つの項に記載の導電材。
  4. 巻線を含む電気機械であって、
    請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載の前記導電材で前記巻線が形成されていることを特徴とする電気機械。
  5. バスバー、又はバスリングを含む電気機械であって、
    請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載の前記導電材によって形成されたバスバー、又はバスリングを含むこと特徴とする電気機械。
  6. 0.1nm以上100nm以下の銅粒子又はアルミニウム粒子を含有するペーストと、カーボン系材料とを混合した後、硬化処理をすることによって導電体を形成するステップと、絶縁性の樹脂材料を用いて前記導電体を被覆するステップとを含むことを特徴とする導電材の製造方法。
  7. 前記導電体を形成するステップにおいて、超音波、衝撃波及び電磁波の少なくとも一つを用いて前記銅粒子又はアルミニウム粒子を含有する前記ペーストに前記カーボン系材料を分散させることを特徴とする請求項6に記載の導電材の製造方法。
  8. 銅又はアルミニウムを含む溶湯にカーボン系材料を混合し導電体を形成するステップと、絶縁性の樹脂材料を用いて前記導電体を被覆するステップとを含むことを特徴とする導電材の製造方法。
  9. 前記導電体を形成するステップにおいて、超音波、衝撃波及び電磁波の少なくとも一方を用いて銅又はアルミニウムを含む溶湯に前記カーボン系材料を分散させることを特徴とする請求項8に記載の導電材の製造方法。
  10. 銅、アルミニウム、又は、これらの合金とカーボン系材料を圧力及び遠心力の少なくとも一方を用いて混合し導電体を形成するステップと、絶縁性の樹脂材料を用いて前記導電体を被覆するステップとを含むことを特徴とする導電材の製造方法。
  11. 前記導電体を形成するステップの前に、メッキ、スパッタ、又は蒸着を用いて、銅、アルミニウム、クロム、ニッケル、金、亜鉛、マンガン、銀、鉄、鉛、錫、ガドリウム、ガリウム、フッ化リチウムからなる群から選択された金属、前記金属の酸化物、又は前記金属の炭化物を前記カーボン系材料に結合させることを特徴とする請求項6〜請求項10のいずれか1つの項に記載の導電材の製造方法。
  12. 前記カーボン系材料は、カーボンナノチューブ、グラフェン、カーボンナノホーン、カーボンナノコイルからなる群から選択された材料を含むことを特徴とする請求項6〜請求項11のいずれか1つの項に記載の導電材の製造方法。
  13. 前記導電体を被覆するステップにおいて、前記導電体に絶縁性の前記樹脂材料を塗布、又は噴霧するか、又は、前記導電体を前記樹脂材料の液浸させた後、乾燥及び/又は加熱硬化させるステップを含むことを特徴とする請求項6〜請求項12のいずれか1つの項に記載の導電材の製造方法。
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