JPH0556216U - 集塵機におけるガス抜き用自動開閉弁 - Google Patents

集塵機におけるガス抜き用自動開閉弁

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Publication number
JPH0556216U
JPH0556216U JP25492U JP25492U JPH0556216U JP H0556216 U JPH0556216 U JP H0556216U JP 25492 U JP25492 U JP 25492U JP 25492 U JP25492 U JP 25492U JP H0556216 U JPH0556216 U JP H0556216U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
vent
dust collector
gas
pressure
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP25492U
Other languages
English (en)
Inventor
勝彦 後藤
Original Assignee
新東ダストコレクタ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 新東ダストコレクタ株式会社 filed Critical 新東ダストコレクタ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集塵機などのケーシング内部に充満したガス
を自動的に外部へ放出することができるガス抜き用自動
開閉弁を提供する。 【構成】 作動時において内部の圧力が大気圧と異なっ
た状態となる装置のケーシング2に通気口1を設けて該
通気口1にはバネ体5の弾発力により常時は通気口1を
開くが、ケーシング内部の圧力と大気圧との圧力差がバ
ネ力をこえるとバネ体5の弾発力に抗し通気口1を閉ざ
す蓋体6を設けて装置作動時におけるケーシング内部の
圧力と大気圧との差によって通気口1が自動的に開閉す
るようにしたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、集塵機などの内部に充満したガスを自動的に外部へ放出することが できる集塵機におけるガス抜き用自動開閉弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、アルミ粉塵を集塵処理するための湿式集塵機においては処理作業中に 水とアルミ粉が反応して水素ガスが発生したり、また石炭粉塵を処理するための 乾式集塵機においてはメタンガスやアセチレンガス等の可燃性ガスが集塵機のケ ーシング内部に充満し、爆発を誘発するという危険性があった。そこで、前記の 可燃性ガスを集塵機内より外部へ放出するために集塵処理の停止時において点検 扉を開放したり、ガス抜き用のファンを作動させたりして対処していたが、その ためには煩雑な作業を強いられることになるという問題点があるとともに、専用 のオペレーターが必要となって多くの作業者を要するという問題点もあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記のような従来の問題点を解決して、集塵機などのケーシング内 部に充満したガスを扉の開閉をする等の煩雑な作業をすることなく、しかも何等 人手を介することなく自動的に外部へ放出することができる集塵機におけるガス 抜き用自動開閉弁を提供することを目的として完成されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本考案の集塵機におけるガス抜き用自動 開閉弁は、内部の圧力が装置の作動にともない変化するケーシングに通気口を設 け、該通気口には、バネ体の弾発力により常時は口縁より離間されて通気口を開 くが、ケーシング内部の圧力と大気圧との圧力差がバネ力をこえると通気口を閉 ざす蓋体を設けたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
このように構成されたガス抜き用自動開閉弁は、例えば水素ガスやメタンガス 等の可燃性ガスが充満する集塵機の所定のケーシング上部などに設置されるもの であって、集塵機が作動してケーシングの内部圧力が負圧となりその大気圧との 圧力差がバネ力をこえると蓋体がバネ体により通気口の口縁に密着するよう引っ 張られて通気口の気密性は保持され、一方、集塵機の停止によってケーシングの 内部圧力が大気圧と等しくなるに伴い前記蓋体がバネ体の弾発力によって通気口 を開かせるからケーシング内部に充満した可燃性ガスを外部へ自動的に放出でき る。
【0006】
【実施例】
次に、本考案を図示の実施例について詳細に説明する。 図面は、図4に示されるような湿式集塵機20に本考案を用いた例を示すもの であって、図1の実施例に基づいて説明すると、図中1は前記湿式集塵機20の ケーシング2に設けられた短筒状の通気口、3は通気口1内を横切るよう設けら れた横架部材、4は該横架部材3の中央より突設されたガイドロッド、5はガイ ドロッド4に付設されたバネ体、6は前記ガイドロッド4の先端部に調整用ナッ ト7により先方への移動を制限されて摺動自在に取り付けられた蓋体である。な お、該蓋体6の接触面には前記通気口1と接した場合に気密性を保持できるよう パッキン8が設けられている。
【0007】 このように構成されたものは、図4に示されるように作動時において投入口2 1より導入された被処理ガスを給水パイプ22より噴出される水とともにその下 部にあるマルチロッドスクラバー23を通過させ、更にエリミネータ24を通過 させる間に集塵処理を行い清浄ガスとして排出口25より排出する湿式集塵機2 0の可燃性ガスが充満しやすいケーシング2の上部などに、図1および図2に示 す第1の実施例のような状態に設置しておけば、湿式集塵機20の作動時にはケ ーシング2の内部は被処理ガスの流れにより大気圧に対して負圧の状態となって いるので、図2に示されるように蓋体6はバネ体5の弾発力に反して下方へ引っ 張られパッキン8を介して通気口1にぴったりと密着した状態となり、湿式集塵 機20の気密性を十分に保持することができ効率的な集塵処理が行われることと なる。
【0008】 一方、湿式集塵機20の停止時においては前記被処理ガスの流れがなく内部の 圧力が大気圧と等しくなるので、図1に示されるように蓋体6はバネ体5の弾発 力により自然に上方へ押し上げられ通気口1の口縁から離れて開放状態となり、 内部に充満していた排出処理すべき水素ガス、メタンガス、アセチレンガス等の 可燃性ガスは即座に外部へ放出されることとなる。このように、前記蓋体6は湿 式集塵機20の作動時における内部の圧力が大気圧と異なることを利用して通気 口1の開閉を行うよう構成されており、ケーシング2の内部に充満した排出処理 の必要な可燃性ガスを煩雑な作業を行うことなく、しかも人手を介することなく 自動的に外部へ放出することができるものである。
【0009】 なお、第1の実施例においては作動時における装置の内部の圧力状態が負圧と なる場合について説明したが、これとは逆に作動時において装置の内部の圧力状 態がプラス圧となるような場合には、図3に示されるように蓋体6を横架部材3 より内部へ向けて突設したガイドロッド4の先端部に取り付けたものとすれば、 装置の作動時には蓋体6がプラス圧の作用によりバネ体5の弾発力に反して押し 上げられ通気口1の口縁にぴったりと密着した状態となり、一方、装置の停止時 には内部圧力が大気圧と等しくなって蓋体6が自重とバネ体5の弾発力により自 然に下方へ押し下げられ通気口1から離れて開放状態となり、ケーシング内部に 充満していた排出処理すべきガス等を即座に外部へ放出することとなる。
【0010】
【考案の効果】
以上の説明からも明らかなように本考案は、内部の圧力が装置の作動にともな い変化するケーシング内部に充満したガスを扉の開閉をする等の煩雑な作業をす ることなく、しかも、何等人手を介することなく自動的に外部へ放出することが できるものであり、ガス抜きのためのファン等の余分な設備を設ける必要もなく 廉価で安全性の高い集塵装置等を提供することができ、更には簡単な機構であっ て従来の装置に対して容易に取り付けることができるという利点も有する。 よって本考案は従来の問題点を一掃した集塵機におけるガス抜き用自動開閉弁 として、その実用的価値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】図1の作動状態を示す断面図である。
【図3】その他の実施例を示す断面図である。
【図4】本考案を用いた湿式集塵機の概略を示す全体図
である。
【符号の説明】
1 通気口 2 ケーシング 5 バネ体 6 蓋体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部の圧力が装置の作動にともない変化
    するケーシング(2)に通気口(1) を設け、該通気口(1)
    には、バネ体(5) の弾発力により常時は口縁より離間さ
    れて通気口(1) を開くが、ケーシング内部の圧力と大気
    圧との圧力差がバネ力をこえると通気口(1) を閉ざす蓋
    体(6) を設けたことを特徴とする集塵機におけるガス抜
    き用自動開閉弁。
JP25492U 1992-01-08 1992-01-08 集塵機におけるガス抜き用自動開閉弁 Withdrawn JPH0556216U (ja)

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JP25492U JPH0556216U (ja) 1992-01-08 1992-01-08 集塵機におけるガス抜き用自動開閉弁

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JPH0556216U true JPH0556216U (ja) 1993-07-27

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ID=11468795

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220019505A (ko) * 2020-08-10 2022-02-17 주식회사 윈드테크 방폭구조의 집진기

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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960404