JPH055580A - 冷媒回路用異物除去装置 - Google Patents

冷媒回路用異物除去装置

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JPH055580A
JPH055580A JP15481891A JP15481891A JPH055580A JP H055580 A JPH055580 A JP H055580A JP 15481891 A JP15481891 A JP 15481891A JP 15481891 A JP15481891 A JP 15481891A JP H055580 A JPH055580 A JP H055580A
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JP
Japan
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oil
refrigerant
foreign matter
filter
compressor
Prior art date
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Pending
Application number
JP15481891A
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English (en)
Inventor
Kan Kushiro
城 款 久
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、圧縮機にて発生する微細異物を確
実に除去して、圧縮機に再流入しないようにすることを
目的とする。 【構成】 冷媒回路に配設されたオイルセパレータにお
いて、冷媒・オイル流入管とオイル流出管との間に微細
異物除去用のフイルタを配設する。従つて、分離オイル
中に混在する摩耗粉等の異物が除去され、冷媒中に混在
する微細異物もフイルタドライヤにより除去されるの
で、圧縮機への再流入が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷媒回路用異物除去装
置に関するもので、冷媒回路内の圧縮機にて発生する異
物を除去するために用いられる。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧縮機、オイルセパレータ、凝
縮器、膨張弁、蒸発器、およびアキユムレータが直列的
に配設された冷媒回路では、圧縮機の潤滑のために冷媒
と潤滑オイルを一体的に圧縮機内部に流通させている。
圧縮機から吐出された冷媒ガスと潤滑オイルは、オイル
セパレータにてオイルと冷媒ガスとに分離され、冷媒ガ
スは冷媒回路を凝縮器へと流れていき、オイルはオイル
戻し管からアキユムレータへと流れていく。そして、ア
キユムレータで再び冷媒と混合され圧縮機に潤滑オイル
が供給される。
【0003】ここで、圧縮機はロータリ型やベーン型等
が用いられ、これらの圧縮機は面摺動部をもつために摩
耗粉が発生しやすい。この摩耗粉が冷媒回路を通つて圧
縮機に再流入すると、圧縮機に悪影響を及ぼすことがあ
る。そこで、冷媒回路の途中に100メツシユ程度のフ
イルタを設けてこの摩耗粉を除去し、圧縮機への再流入
を防止している。
【0004】また、摩耗粉の中でも特に微細な20μm
程度の微細異物は、100メツシユ程度のフイルタでは
除去できないので、冷媒回路の膨張弁上流側にフイルタ
ドライヤを設けて、ここで除去するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来技
術のものでは、オイルセパレータにて分離されたオイル
に混在する異物が除去できず、アキユムレータから再度
圧縮機へと流入するおそれがあつた。
【0006】そこで、本発明では、圧縮機にて発生する
異物を完全に除去して、圧縮機に再流入しないようにす
ることを、その技術的課題とする。
【0007】
【発明の構成】
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の技術的
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、冷
媒と潤滑用のオイルが一体的に流通する圧縮機、オイル
セパレータ、凝縮器、フイルタドライヤ、膨張弁、蒸発
器、およびアキユムレータが直列的に配設された冷媒回
路において、オイルセパレータは冷媒・オイル流入管、
冷媒流出管、およびオイル流出管と、冷媒・オイル流入
管とオイル流出管との間に配設された異物除去用フイル
タとを有するようにして冷媒回路用異物除去装置を構成
したことである。
【0009】
【作用】上述した本発明の技術的手段によれば、オイル
セパレータ内の冷媒・オイル流入管とオイル流出管との
間に異物除去用フイルタを配設したことで、分離オイル
に混在する摩耗粉等の異物がここで除去され、圧縮機へ
の異物の再流入が防止できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の技術的手段を具体化した実施
例について、添付図面に基づいて説明する。
【0011】図1において、冷媒回路10中には圧縮機
11、オイルセパレータ12、凝縮器(図1では冷媒回
路の冷房モードを示す。暖房モードでは蒸発器として作
用する。)13、レシーバ14、フイルタドライヤ1
5、膨張弁16、蒸発器(図1では冷媒回路の冷房モー
ドを示す。暖房モードでは凝縮器として作用する。)1
7、およびアキユムレータ18が直列的に配設されてい
る。尚、四方切替弁19は冷媒回路の冷房モードと暖房
モードを切り替える。ここで、圧縮機11は例えばガス
エンジンや電気モータ等の駆動源20により駆動され
る。また、圧縮機11の潤滑のために冷媒中にオイルが
混在されている。
【0012】オイルセパレータ12は図2に示す構造を
有する。即ち、ハウジング30の内部空間は第1・第2
バツフル板31・32および区画板33により第1・第
2・第3・第4室34・35・36・37に分割され
る。第1室34乃至第4室37は旋回通路38・39お
よび通路40を介して互いに連通している。
【0013】ハウジング30に固設された冷媒・オイル
流入管41は第1室34に開口し、オイル流出管42は
第4室37に開口し、冷媒流出管43は第3室36に開
口している。ここで、オイル流出管42はオイル戻し管
48の一端と連通し、オイル戻し管48の他端はアキユ
ムレータ18に連通している。
【0014】第4室37には円筒状の異物除去用フイル
タ44が配設され、異物除去用フイルタ44の下部開口
部に配設されたリテーナ46を介して区画板33に向け
てスプリング45により付勢されている。また、リテー
ナ46の冷媒流出管43接触内周面にはOリング47が
配設されている。尚、この異物除去用フイルタ44は2
0μm程度の異物でも除去できるようになつている。
【0015】以上の構成を有する冷媒回路用異物除去装
置の作用について以下に説明する。
【0016】駆動源20の運転により圧縮機11が駆動
され、冷媒回路10中に適量封入された冷媒が冷媒回路
10内を還流する。即ち、図1に示す冷房モードで説明
すると、圧縮機11から吐出された冷媒には圧縮機潤滑
用のオイルが混在しているので、オイルセパレータ12
にて冷媒とオイルとに分離される。ここで、オイルの混
在した冷媒は冷媒・オイル流入管41から第1室34に
流入し、旋回通路38を介して第2室35へ流入する。
この後、更に旋回通路39を介して第3室36へ流入す
る。ここで、相対比重の大きいオイルは第3室36の外
周部へと集められ、相対比重の小さい冷媒は第3室の中
央部に集められる。
【0017】第3室において、冷媒流出管43はその中
央部に開口しているので、冷媒だけが冷媒流出管43か
ら冷媒回路10を四方切替弁19を介して凝縮器13へ
と流れていく。また、オイルは通路40を通つて第4室
37に流入し、ここで円筒状の異物除去用フイルタ44
の内周から外周へと流れることで、オイルに混在する異
物が異物除去用フイルタ44の内周側に残る。従つて、
異物除去用フイルタ44の外周からオイル流出管42へ
と流出するオイルには異物が存在しない。この後、オイ
ルはオイル戻し管48からアキユムレータ18へと流出
する。
【0018】一方、四方切替弁19を介して凝縮器13
に流入した冷媒はここで凝縮した後、レシーバ14を通
りフイルタドライヤ15に至る。ここで、冷媒中のほん
ど全ての異物(微細異物を含む)が除去され、膨張弁1
6で膨張した後、蒸発器17に流入して蒸発する。この
後、再度四方切替弁19を通つてアキユムレータ18に
至る。そして、オイルと混合された冷媒は圧縮機11に
吸入される。
【0019】以上のサイクルを繰り返すことで冷媒回路
が運転され、冷媒・オイルに混在する異物は異物除去用
フイルタ44及びフイルタドライヤ15にて完全に除去
される。
【0020】
【発明の交換】以上に示したように本発明では、オイル
セパレータ内の冷媒・オイル流入管とオイル流出管との
間に異物除去用フイルタを配設したことで、分離オイル
に混在する摩耗粉等の異物が除去され、冷媒回路中のフ
イルタドライヤにより冷媒に混在する異物も除去される
ので圧縮機への異物の再流入が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の冷媒回路10の構成図を示す。
【図2】図1におけるオイルセパレータ12の拡大断面
図を示す。
【符号の説明】
10 冷媒回路、 11 圧縮機、 12 オイルセパレータ、 13 凝縮器、 15 フイルタドライヤ、 16 膨張弁、 17 蒸発器、 18 アキユムレータ、 41 冷媒・オイル流入管、 42 オイル流出管、 43 冷媒流出管、 44 異物除去用フイルタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 冷媒と潤滑用のオイルが一体的に流通す
    る圧縮機、オイルセパレータ、凝縮器、フイルタドライ
    ヤ、膨張弁、蒸発器、およびアキユムレータが直列的に
    配設された冷媒回路において、前記オイルセパレータは
    冷媒・オイル流入管、冷媒流出管、およびオイル流出管
    と、前記冷媒・オイル流入管と前記オイル流出管との間
    に配設された異物除去用フイルタとを有することを特徴
    とする冷媒回路用異物除去装置。
JP15481891A 1991-06-26 1991-06-26 冷媒回路用異物除去装置 Pending JPH055580A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0783526A (ja) * 1993-09-13 1995-03-28 Hitachi Ltd 圧縮式冷凍機
JPH07208833A (ja) * 1993-12-22 1995-08-11 Samsung Electronics Co Ltd 空気調和機用オイル分離器
KR100498383B1 (ko) * 2002-12-06 2005-07-01 엘지전자 주식회사 오일 분리기
CN100424448C (zh) * 2006-06-02 2008-10-08 松下·万宝(广州)压缩机有限公司 一种压缩机
JP2011027292A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置

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