JPH0555008U - 調軸装置 - Google Patents

調軸装置

Info

Publication number
JPH0555008U
JPH0555008U JP10689091U JP10689091U JPH0555008U JP H0555008 U JPH0555008 U JP H0555008U JP 10689091 U JP10689091 U JP 10689091U JP 10689091 U JP10689091 U JP 10689091U JP H0555008 U JPH0555008 U JP H0555008U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adjusting
gear
spur gear
worm
pressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10689091U
Other languages
English (en)
Inventor
秀樹 長岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP10689091U priority Critical patent/JPH0555008U/ja
Publication of JPH0555008U publication Critical patent/JPH0555008U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、構成が簡単で且つコンパクトである
と共に、数ミクロンオーダーの微調整が可能な調軸装置
を提供する。 【構成】調軸装置は、調節機構本体14と、対物レンズ
3が嵌入可能な嵌入部と、この嵌入部上部に丸アリ加工
された丸アリ部19と、この丸アリ部19を3等分した
位置に設けられた第1ないし第3の押圧ピン21、2
3、25と、第1の押圧ピン21を丸アリ部19方向に
付勢させるバネ31と、第2及び第3の押圧ピン23、
25に夫々設けられた第1の平歯車37と、これら平歯
車37に夫々噛合可能な第2の平歯車41が取り付けら
れた歯車軸39と、これら歯車軸39に設けられたウォ
ームホイール43と、これらウォームホイール43に夫
々噛合可能なウォーム47と、これらウォーム47が設
けられた調節ピン45と、これら調節ピン45に夫々設
けられた調節つまみとを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、走査型顕微鏡に用いられる走査針の位置を、観察光学系の 軸に整合させる調軸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の調軸装置は、種々の走査型顕微鏡に用いられており、例えば、 光学顕微鏡一体型トンネル顕微鏡(特願昭63−506701公表参照)では、 3次元アクチュエータに突設された探触針ホルダーのワリに、走査針(即ち探針 )の基端部を圧入することによって、探針を光学顕微鏡の観察視野内に配置させ ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、探針は、消耗品であり、頻繁に取り換える必要がある。特に、探針 を光学顕微鏡の観察視野内、特に、その中心に高精度に位置決めさせる場合、対 物レンズを数ミクロンオーダーで微調整させる必要がある。しかし、従来のよう にネジの微動だけでは、十数ミクロンオーダーの調整が限界であるという問題が ある。ネジのつまみを大きくしたり、減速比の大きなギヤを介挿させて微調整を 行うことも考えられるが、構成が複雑になると共に装置が大型化してしまうとい う問題がある。
【0004】 本考案は、このような問題点を解決するためになされ、その目的は、構成が簡 単で且つコンパクトであると共に、数ミクロンオーダーの微調整が可能な調軸装 置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本考案は、走査型顕微鏡に適用可能であっ て、観察用光学部品を支持する支持手段と、この支持手段を微調節して前記光学 部品の観察視野内に走査針の軸を規定させる調節手段と、を備えている。
【0006】
【作用】
走査針を走査型顕微鏡にセットした後、調節手段を介して支持手段を微調節す ることによって、観察用光学部品の観察内の所定位置に走査針の軸が規定される 。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例に係る調軸装置について、図1ないし図5を参照して 説明する。 図1には、本実施例の調軸装置が取り付けられた光学顕微鏡一体型トンネル顕 微鏡の全体の構成が概略的に示されている。
【0008】 図1に示すように、本実施例の調軸装置が設けられた光学顕微鏡一体型トンネ ル顕微鏡は、鏡筒1と、対物レンズ3と、この対物レンズ3を支持するステージ 直結部5と、このステージ直結部5をZ方向に移動させるZステージ7と、圧電 素子9を介してステージ直結部5に支持された探針11と、この探針11を顕微 鏡の観察視野内(具体的には、観察視野の中心)に配置されるように、対物レン ズ3を微動調節させる調節機構13と、を備えている。
【0009】 このような顕微鏡では、所望の対物レンズ3を観察光路中にセットさせた後、 Zステージ7を介してステージ直結部5を動作させてピントを合わせる。この状 態で、標本15を移動させて観察対象を決める。次に、観察対象部分の標本15 の原子レベルでの観察を行うため、探針11と標本表面との間の距離を一定に保 つように、圧電素子9に所定の制御電圧を印加する。この状態で、探針11を標 本15に沿って走査させることによって、標本表面のSTM観察が行われる。
【0010】 このようなSTM観察では、その観察精度を一定に保つため、探針11は頻繁 に取り換える必要がある。そして、新たに取り付けられた探針11は、観察視野 の中心に高精度に位置決めさせる必要がある。
【0011】 本実施例の調軸装置には、新たに取り付けられた探針11を、対物レンズ3の 観察視野の中心に高精度に位置付けるため、以下の構成を有する調節機構13が 設けられている。 図2ないし図5には、調節機構13の構成が概略的に示されている。
【0012】 調節機構13は、調節機構本体14と、対物レンズ3が嵌入可能な嵌入部17 (図3参照)とを備えている。この嵌入部17の上部(即ち鏡筒1(図1参照) 側の部分)には、丸アリ加工された丸アリ部19が設けられており、この丸アリ 部19を介して嵌入部17が調節機構本体14に取り付けられている。また、調 節機構本体14の丸アリ部19を3等分した位置には、第1ないし第3の押圧ピ ン21、23、25が配置されている(図2参照)。これら第1ないし第3の押 圧ピン21、23、25は、丸アリ部19を、その中心方向に押圧可能に構成さ れており、これら第1ないし第3の押圧ピン21、23、25の押圧力を丸アリ 部19に作用させることによって、嵌入部17の位置が規定される。
【0013】 第1の押圧ピン21は、調節機構本体14に開口された貫通孔27(図4参照 )に挿通されており、固定ネジ29によって固定されたバネ31によって、常時 、丸アリ部19方向に付勢されている。
【0014】 また、第2及び第3の押圧ピン23、25は、夫々、ネジ部33、35(図2 参照)を備えており、これら第2及び第3の押圧ピン23、25を調節機構本体 14に螺合させることによって、その先端部が丸アリ部19を押圧可能に構成さ れている。また、これら第2及び第3の押圧ピン23、25は、夫々、その基端 部に、第1の平歯車37(図2参照)が取り付けられている。これら第1の平歯 車37は、第2及び第3の押圧ピン23、25に夫々並列して配置された歯車軸 39に取り付けられた第2の平歯車41に噛合可能に構成されている。
【0015】 また、第2及び第3の押圧ピン23、25は、夫々、調節機構本体14に設け られた支持部材24によって嵌合され、支持されているため、これら第2及び第 3の押圧ピン23、25のネジ部33、35の遊びが適当に調節されている。
【0016】 また、歯車軸39は、夫々、ウォームホイール43が取り付けられており、こ れらウォームホイール43は、夫々、対物レンズ3の光軸方向に沿って設けられ た調節ピン45に取り付けられたウォーム47に噛合可能に構成されている。こ のような調節ピン45は、回転自在構成されており、その先端部は、調節つまみ 49として外部から操作できるように、調節機構本体14の下端から突出されて いる(図3及び図5参照)。 次に、本考案の調軸装置の動作について、図1ないし図5を参照して説明する 。
【0017】 新たな探針11が顕微鏡にセットされた後、2本の調節つまみ49を所定量回 転する。この回転運動は、夫々、ウォーム47及びウォームホイール43を介し て減速され、夫々、歯車軸39に伝達される。これら歯車軸39の回転運動は、 夫々、第2の平歯車41に伝達される。これら第2の平歯車41は、夫々、第1 の平歯車37に噛合されているため、第2の平歯車41の回転運動は、夫々、第 1の平歯車37を介して第2及び第3の押圧ピン23、25を回転させる。第1 及び第2の平歯車37、41は、夫々、互いに軸方向の拘束力を有していないの で、第1の平歯車37と共に第2及び第3の押圧ピン23、25は、夫々、ネジ 部33、35の螺合方向に沿って移動される。この結果、第2及び第3の押圧ピ ン23、25の先端部が丸アリ部19に当接され、このとき発生した合力が、丸 アリ部19を第1の押圧ピン21方向に押圧する。このため、第1の押圧ピン2 1を付勢しているバネ31の応力が丸アリ部19を押し戻すように作用する。こ の結果、丸アリ部19は、第1ないし第3の押圧ピン21、23、25によって 、挟持される。
【0018】 このような動作を2つの調節つまみ49について適宜行うことによって、対物 レンズ3が数ミクロンオーダーの精度で微調節され、探針11を観察視野の中心 に高精度に位置決めさせることができる。
【0019】 仮に、第1の平歯車37と第2の平歯車41との歯数比を1:1、また、ウォ ーム47とウォームホイール43との歯数比を1:20、そして、第2及び第3 の押圧ピン23、25のネジ部33、35のネジピッチを0.5mmとすると、 調節つまみ49の1回転に対する第2及び第3の押圧ピン23、25の送り量は 25μmとなる。この結果、探針11の位置決めには、十分の性能が確保できる 。
【0020】 従って、本実施例の調軸装置は、観察視野の中心に探針11を数ミクロンオー ダー精度で微調節させることができる。また、探針11と調節つまみ49との位 置が接近していることから、探針11の取り付け用のスペースと位置調節用のス ペースとを共有することができ、装置の構成上有利である。また、装置の構成が 簡単且つコンパクトであるため、顕微鏡に取り付けた場合でも、占有領域が僅か であり、他の光学部品を付加することもでき得る。また、既製の歯車を用いて構 成することができるため、製造コストも安価となる。
【0021】 なお、本考案は、上述した実施例の構成に限定されることはなく、使用目的及 び環境に応じて適宜変更することができる。例えば、第1の平歯車37と第2の 平歯車41との歯数比も、任意に設定可能であることは言うまでもない。
【0022】
【考案の効果】
本考案の調軸装置は、その構成が簡単且つコンパクトであると共に、調節手段 によって支持手段を微調節することによって、光学部品の観察視野内に走査針の 軸を数ミクロンオーダーの精度で規定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る調軸装置が設けられた
光学顕微鏡一体型トンネル顕微鏡の全体の構成を概略的
に示す図。
【図2】図1に示す光学顕微鏡一体型トンネル顕微鏡に
設けられた調軸装置の構成を概略的に示す部分断面図。
【図3】図2のIII-III 線に沿う断面図。
【図4】図1に示す調軸装置の第1の押圧ピンの部分を
拡大して示す断面図。
【図5】図2に示す調軸装置の一部を切欠して示す側面
図。
【符号の説明】
14…調節機構本体、19…丸アリ部、21…第1の押
圧ピン、23…第2の押圧ピン、25…第3の押圧ピ
ン、37…第1の平歯車、39…歯車軸、41…第2の
平歯車、43…ウォームホイール、47…ウォーム、4
5…調節ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査型顕微鏡に適用可能であって、 観察用光学部品を支持する支持手段と、 この支持手段を微調節して前記光学部品の観察視野内に
    走査針の軸を規定させる調節手段と、を備えていること
    を特徴とする調軸装置。
JP10689091U 1991-12-25 1991-12-25 調軸装置 Withdrawn JPH0555008U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10689091U JPH0555008U (ja) 1991-12-25 1991-12-25 調軸装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10689091U JPH0555008U (ja) 1991-12-25 1991-12-25 調軸装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0555008U true JPH0555008U (ja) 1993-07-23

Family

ID=14445080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10689091U Withdrawn JPH0555008U (ja) 1991-12-25 1991-12-25 調軸装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0555008U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000298091A (ja) * 1999-04-14 2000-10-24 Jeol Ltd 走査型トンネル顕微鏡
JP2008145322A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Mitsubishi Electric Corp エンコーダの取り付け治具および取り付け方法
CN111239950A (zh) * 2019-12-30 2020-06-05 扬州曙光光电自控有限责任公司 一种便于调整光路的光轴调整组件

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000298091A (ja) * 1999-04-14 2000-10-24 Jeol Ltd 走査型トンネル顕微鏡
JP2008145322A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Mitsubishi Electric Corp エンコーダの取り付け治具および取り付け方法
CN111239950A (zh) * 2019-12-30 2020-06-05 扬州曙光光电自控有限责任公司 一种便于调整光路的光轴调整组件
CN111239950B (zh) * 2019-12-30 2024-05-24 扬州曙光光电自控有限责任公司 一种便于调整光路的光轴调整组件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE3854620T2 (de) Tunnel-abtastmikroskop.
DE68916667T2 (de) Mikroskop.
EP1769220B1 (de) Geodätisches messgerät mit piezo-antrieb
DE4400869C1 (de) Vorrichtung zur lateralen Justierung von Linsen innerhalb eines Hochleistungsobjektives
EP0351714A2 (de) Lagerung für Tastköpfe
GB2079969A (en) Object table for an optical instrument
US4482221A (en) Microscope fine focus control mechanism
JPH0555008U (ja) 調軸装置
GB2054898A (en) Support for an optical device
DE69005689T2 (de) Mechanische Objektplatte, insbesondere für ein Tunneleffektmikroskop.
JP3434709B2 (ja) テーブル機構
WO2020187549A1 (de) Projektionsbelichtungsanlage für die halbleiterlithographie mit einem optischen element mit sensorreferenz und verfahren zur ausrichtung der sensorreferenz
JPH01152406A (ja) コリメート装置
US5492414A (en) Linear ball slide with rack and pinion
JP2006293223A (ja) ステージ傾き調整装置及び顕微鏡ステージ
JPS6116167B2 (ja)
JP2005017454A (ja) 試料支持装置
JPH01287403A (ja) 走査型トンネル顕微鏡
JP3025026B2 (ja) 載物台移動装置
JP2002267911A (ja) 光学機器
JPS6245684Y2 (ja)
JP2005091866A (ja) 顕微鏡ステージ
DE102015223520A1 (de) Projektionsbelichtungsanlage für die Halbleiterlithographie
WO2004099843A1 (de) Feinverstellvorrichtung
JPH0355936Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960404