JPH0554977A - 調光器 - Google Patents
調光器Info
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- JPH0554977A JPH0554977A JP3079776A JP7977691A JPH0554977A JP H0554977 A JPH0554977 A JP H0554977A JP 3079776 A JP3079776 A JP 3079776A JP 7977691 A JP7977691 A JP 7977691A JP H0554977 A JPH0554977 A JP H0554977A
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- voltage
- bidirectional
- capacitor
- switching element
- terminal thyristor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な回路構成で、しかも調光レベルを表す
信号によって位相制御が可能な調光器を得る。 【構成】 双方向性3端子サイリスタ13は、コンデン
サ17の両端の電圧によってトリガされ、位相制御され
る。コンデンサ17の両端の電圧は、光導電セル15の
抵抗値によって、増加率が変化する。光導電セル15の
抵抗値は、入力電圧V1に対応してLED16に流れる
駆動電流によって制御される。
信号によって位相制御が可能な調光器を得る。 【構成】 双方向性3端子サイリスタ13は、コンデン
サ17の両端の電圧によってトリガされ、位相制御され
る。コンデンサ17の両端の電圧は、光導電セル15の
抵抗値によって、増加率が変化する。光導電セル15の
抵抗値は、入力電圧V1に対応してLED16に流れる
駆動電流によって制御される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、舞台やホールなどにお
いて、ランプなどの光出力を交流電源から供給する電力
を位相制御することによって調光する装置に関する。
いて、ランプなどの光出力を交流電源から供給する電力
を位相制御することによって調光する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの調光器の電気的構成の1例を
図5に示す。交流電源1からランプ2に供給する電力
は、双方向性3端子サイリスタ3によって位相制御され
る。双方向性3端子サイリスタの出力の両端には、可変
抵抗4およびコンデンサ5から成る直列回路が接続され
る。可変抵抗4およびコンデンサ5の接続点と双方向性
3端子サイリスタのゲート電極との間には、シリコン双
方向スイッチ(以下「SBS」と略称する。)6が接続
される。
図5に示す。交流電源1からランプ2に供給する電力
は、双方向性3端子サイリスタ3によって位相制御され
る。双方向性3端子サイリスタの出力の両端には、可変
抵抗4およびコンデンサ5から成る直列回路が接続され
る。可変抵抗4およびコンデンサ5の接続点と双方向性
3端子サイリスタのゲート電極との間には、シリコン双
方向スイッチ(以下「SBS」と略称する。)6が接続
される。
【0003】図4図示の構成の動作を図5によって説明
する。図5(1)は、交流電源1の出力電圧Viを示
す。この電圧がほぼ0であるゼロクロス点を過ぎると、
可変抵抗4を流れる電流によって、コンデンサ5が充電
される。コンデンサ5の両端の電圧VCの絶対値は、図
5(2)に示すように増加し、SBS6のターンオーバ
電圧VS以上になると、SBS6が導通し、双方向性3
端子サイリスタ3のゲートに電流が流れる。双方向性3
端子サイリスタ3のゲートに電流が流れると、双方向性
3端子サイリスタ3は導通し、交流電源からの電力がラ
ンプ2に供給される。双方向性3端子サイリスタ3が導
通しているときは、その両端の電圧はほぼ0になる。ラ
ンプ2の両端の電圧は、図5(3)に示すように双方向
性3端子サイリスタ3が遮断しているときは0であり、
双方向性3端子サイリスタ3が導通しているときはほぼ
交流電源1の出力電圧Viとなる。
する。図5(1)は、交流電源1の出力電圧Viを示
す。この電圧がほぼ0であるゼロクロス点を過ぎると、
可変抵抗4を流れる電流によって、コンデンサ5が充電
される。コンデンサ5の両端の電圧VCの絶対値は、図
5(2)に示すように増加し、SBS6のターンオーバ
電圧VS以上になると、SBS6が導通し、双方向性3
端子サイリスタ3のゲートに電流が流れる。双方向性3
端子サイリスタ3のゲートに電流が流れると、双方向性
3端子サイリスタ3は導通し、交流電源からの電力がラ
ンプ2に供給される。双方向性3端子サイリスタ3が導
通しているときは、その両端の電圧はほぼ0になる。ラ
ンプ2の両端の電圧は、図5(3)に示すように双方向
性3端子サイリスタ3が遮断しているときは0であり、
双方向性3端子サイリスタ3が導通しているときはほぼ
交流電源1の出力電圧Viとなる。
【0004】SBS6がターンオンするタイミングは、
可変抵抗4の抵抗値Rとコンデンサ5の容量値Cとによ
る時定数によって変化する。したがって、可変抵抗4の
抵抗値Rを代えることにより、双方向性3端子サイリス
タ3の導通する位相角を代えてランプ2に供給する電力
の位相制御を行うことができる。
可変抵抗4の抵抗値Rとコンデンサ5の容量値Cとによ
る時定数によって変化する。したがって、可変抵抗4の
抵抗値Rを代えることにより、双方向性3端子サイリス
タ3の導通する位相角を代えてランプ2に供給する電力
の位相制御を行うことができる。
【0005】図6は、従来からの調光器のさらに他の構
成を示す。図4図示の構成に類似する部分には、同一の
参照符を付す。注目すべきは、入力信号が0〜10Vの
電圧レベルで与えられることである。双方向性3端子サ
イリスタ3は、ホトカプラ7を介してトリガされる。双
方向性3端子サイリスタ3のゲートには、ホトカプラ7
に含まれるホトサイリスタ7aと抵抗8との直列回路が
接続される。ホトサイリスタ7aは、ホトカプラ7に含
まれる発光ダイオード(以下「LED」と略称する。)
7bからの光出力によって制御される。LED7bは、
抵抗7cを介して比較器9の出力に接続される。比較器
9は、関数発生器10からの出力波形の電圧Vfと入力
信号電圧V1とを比較し、LED7bを駆動する。
成を示す。図4図示の構成に類似する部分には、同一の
参照符を付す。注目すべきは、入力信号が0〜10Vの
電圧レベルで与えられることである。双方向性3端子サ
イリスタ3は、ホトカプラ7を介してトリガされる。双
方向性3端子サイリスタ3のゲートには、ホトカプラ7
に含まれるホトサイリスタ7aと抵抗8との直列回路が
接続される。ホトサイリスタ7aは、ホトカプラ7に含
まれる発光ダイオード(以下「LED」と略称する。)
7bからの光出力によって制御される。LED7bは、
抵抗7cを介して比較器9の出力に接続される。比較器
9は、関数発生器10からの出力波形の電圧Vfと入力
信号電圧V1とを比較し、LED7bを駆動する。
【0006】図7は、図6図示の構成の動作波形を示
す。図7(1)は、交流電源1の出力電圧Viを示す。
図7(2)は、関数発生器10からの出力波形の電圧V
fと入力信号レベルV1とを示す。出力波形電圧Vf
は、交流電源1のゼロクロス点から次のゼロクロス点ま
で連続的に低下する、いわゆるランプ波形である。図7
(1)に示す電圧Viは、半周期毎に極性が変わるけれ
ども、図7(2)に示す電圧Vfは、同一の極性であ
る。電圧Vfが、入力電圧V1未満になる範囲で、図7
(3)に示すように、比較器9の出力電圧V2はローレ
ベルとなる。このローレベルの期間に、図7(4)に示
すように、双方向性3端子サイリスタ3はトリガされ、
ランプ2の両端に電圧VLが印加される。
す。図7(1)は、交流電源1の出力電圧Viを示す。
図7(2)は、関数発生器10からの出力波形の電圧V
fと入力信号レベルV1とを示す。出力波形電圧Vf
は、交流電源1のゼロクロス点から次のゼロクロス点ま
で連続的に低下する、いわゆるランプ波形である。図7
(1)に示す電圧Viは、半周期毎に極性が変わるけれ
ども、図7(2)に示す電圧Vfは、同一の極性であ
る。電圧Vfが、入力電圧V1未満になる範囲で、図7
(3)に示すように、比較器9の出力電圧V2はローレ
ベルとなる。このローレベルの期間に、図7(4)に示
すように、双方向性3端子サイリスタ3はトリガされ、
ランプ2の両端に電圧VLが印加される。
【0007】以上のような、図4および図6に示される
ような従来からの構成は、以下に示すような問題を有す
る。
ような従来からの構成は、以下に示すような問題を有す
る。
【0008】図4図示の構成では、多くのランプを別
々の調光レベルで制御しながら、全体を同時に制御する
マスタ的な操作を行うことが困難である。各ランプ2毎
の可変抵抗4を同時に操作しなければならないからであ
る。
々の調光レベルで制御しながら、全体を同時に制御する
マスタ的な操作を行うことが困難である。各ランプ2毎
の可変抵抗4を同時に操作しなければならないからであ
る。
【0009】図6図示の構成では、入力電圧V1とし
て与える調光レベルを、ランプ2毎に設ける可変抵抗器
から与え、各可変抵抗器には共通にマスタとなる可変抵
抗器からの出力を与えるようにすることなどによって、
マスタ的な操作を行うことができる。しかしながら、入
力電圧V1のレベルに対応して位相制御を行うために
は、関数発生器10が必要である。この関数発生器10
は、交流電源1の出力電圧のゼロクロス点に同期して、
関数波形Vfを発生する必要があり、回路構成が複雑に
なる。また、調光器を3相4線式の電源にて使用するよ
うなときは、各相の出力電圧のゼロクロス点は異なるタ
イミングであるので、関数発生器10も3回路必要とな
る。さらに、位相制御を行う調光器が、どの相に使われ
ているかを判断して、正しいタイミングの関数波形Vf
を与える関数発生器10を接続しなければならない。こ
の接続を誤ると、位相制御を行うことができないけれど
も、この接続は間違いを起こしやすい。
て与える調光レベルを、ランプ2毎に設ける可変抵抗器
から与え、各可変抵抗器には共通にマスタとなる可変抵
抗器からの出力を与えるようにすることなどによって、
マスタ的な操作を行うことができる。しかしながら、入
力電圧V1のレベルに対応して位相制御を行うために
は、関数発生器10が必要である。この関数発生器10
は、交流電源1の出力電圧のゼロクロス点に同期して、
関数波形Vfを発生する必要があり、回路構成が複雑に
なる。また、調光器を3相4線式の電源にて使用するよ
うなときは、各相の出力電圧のゼロクロス点は異なるタ
イミングであるので、関数発生器10も3回路必要とな
る。さらに、位相制御を行う調光器が、どの相に使われ
ているかを判断して、正しいタイミングの関数波形Vf
を与える関数発生器10を接続しなければならない。こ
の接続を誤ると、位相制御を行うことができないけれど
も、この接続は間違いを起こしやすい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡単
な回路構成で、入力信号によって与えられる調光レベル
に従う位相制御が可能な調光器を提供することである。
な回路構成で、入力信号によって与えられる調光レベル
に従う位相制御が可能な調光器を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、交流電源と照
明負荷とスイッチング素子とは閉ループを形成してお
り、一端がスイッチング素子の出力端の一方に接続さ
れ、光の照射によって電気抵抗値が変化する光抵抗素子
と、一端が光抵抗素子の他端に接続され、他端がスイッ
チング素子の出力端の他方に接続されるコンデンサと、
光抵抗素子およびコンデンサの接続点とスイッチング素
子の制御入力端子との間に接続されスイッチング素子を
トリガするトリガ手段と、光抵抗素子に、入力信号によ
って与えられる位相角に対応した光を照射する手段とを
含むことを特徴とする調光器である。
明負荷とスイッチング素子とは閉ループを形成してお
り、一端がスイッチング素子の出力端の一方に接続さ
れ、光の照射によって電気抵抗値が変化する光抵抗素子
と、一端が光抵抗素子の他端に接続され、他端がスイッ
チング素子の出力端の他方に接続されるコンデンサと、
光抵抗素子およびコンデンサの接続点とスイッチング素
子の制御入力端子との間に接続されスイッチング素子を
トリガするトリガ手段と、光抵抗素子に、入力信号によ
って与えられる位相角に対応した光を照射する手段とを
含むことを特徴とする調光器である。
【0012】
【作用】本発明に従えば、照明負荷は交流電源から、ス
イッチング素子によって位相制御される電力が供給され
る。スイッチング素子の出力端の両端には、光抵抗素子
とコンデンサとの直列回路が接続される。光抵抗素子と
コンデンサとの接続点とスイッチング素子の制御入力端
子との間には、トリガ手段が接続される。光抵抗素子に
は、照明負荷を位相制御すべき位相角に対応した光が照
射される。光抵抗素子の電気抵抗値は光によって変化す
るので、コンデンサの両端の電圧の絶対値の上昇率も光
によって変化してトリガ手段がスイッチング素子をトリ
ガするタイミングも変化する。このようにして、関数発
生器などを使用しないで、調光レベルによって位相制御
を行うことができる。
イッチング素子によって位相制御される電力が供給され
る。スイッチング素子の出力端の両端には、光抵抗素子
とコンデンサとの直列回路が接続される。光抵抗素子と
コンデンサとの接続点とスイッチング素子の制御入力端
子との間には、トリガ手段が接続される。光抵抗素子に
は、照明負荷を位相制御すべき位相角に対応した光が照
射される。光抵抗素子の電気抵抗値は光によって変化す
るので、コンデンサの両端の電圧の絶対値の上昇率も光
によって変化してトリガ手段がスイッチング素子をトリ
ガするタイミングも変化する。このようにして、関数発
生器などを使用しないで、調光レベルによって位相制御
を行うことができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の電気的構成を示
すブロック図である。交流電源11と照明負荷であるラ
ンプ12とスイッチング素子である双方向性3端子サイ
リスタ13とは、閉ループを形成している。交流電源1
1からランプ12に供給する電力は、双方向性3端子サ
イリスタ13のスイッチング動作によって位相制御され
る。双方向性3端子サイリスタ13は、入力信号電圧V
1に対応して、ホトカプラ14を介して与えられる光信
号によって導通する位相角が制御される。ホトカプラ1
4には、受光素子である光導電セル15と、発光素子で
ある発光ダイオード(以下「LED」と略称する。)1
6が含まれる。双方向性3端子サイリスタ13の両出力
端間には、光導電セル15とコンデンサ17との直列回
路が接続される。光導電セル15とコンデンサ17の接
続点と、双方向性3端子サイリスタ13のゲートとの間
には、トリガ手段であるSBS18が接続される。光導
電セル15には、並列に抵抗19が接続される。LED
16は、トランジスタ20によって抵抗21を介して駆
動される。入力電圧V1は、調光レベルに対応して、0
〜10Vの範囲で変化する。この電圧は、抵抗22を介
してトランジスタ20のベースに与えられ、LED16
を発光させる。
すブロック図である。交流電源11と照明負荷であるラ
ンプ12とスイッチング素子である双方向性3端子サイ
リスタ13とは、閉ループを形成している。交流電源1
1からランプ12に供給する電力は、双方向性3端子サ
イリスタ13のスイッチング動作によって位相制御され
る。双方向性3端子サイリスタ13は、入力信号電圧V
1に対応して、ホトカプラ14を介して与えられる光信
号によって導通する位相角が制御される。ホトカプラ1
4には、受光素子である光導電セル15と、発光素子で
ある発光ダイオード(以下「LED」と略称する。)1
6が含まれる。双方向性3端子サイリスタ13の両出力
端間には、光導電セル15とコンデンサ17との直列回
路が接続される。光導電セル15とコンデンサ17の接
続点と、双方向性3端子サイリスタ13のゲートとの間
には、トリガ手段であるSBS18が接続される。光導
電セル15には、並列に抵抗19が接続される。LED
16は、トランジスタ20によって抵抗21を介して駆
動される。入力電圧V1は、調光レベルに対応して、0
〜10Vの範囲で変化する。この電圧は、抵抗22を介
してトランジスタ20のベースに与えられ、LED16
を発光させる。
【0014】光抵抗素子である光導電セル15は、光伝
導効果を利用して、光の照射によって電気抵抗が変化す
る抵抗体によって形成される。素材としては、硫化カド
ミウム(CdS)や、セレン化カドミウム(CdSe)
などが使用される。ホトカプラ14における、LED1
6に流れる電流i1と、光導電セル15の抵抗値R3と
の関係は、図2に示される。トランジスタ20は、入力
電圧V1に対応してLED16に流れる電流i1を制御
する電圧/電流変換回路と考えることができる。図3
は、入力電圧V1とLED16の駆動電流i1との関係
を示す。
導効果を利用して、光の照射によって電気抵抗が変化す
る抵抗体によって形成される。素材としては、硫化カド
ミウム(CdS)や、セレン化カドミウム(CdSe)
などが使用される。ホトカプラ14における、LED1
6に流れる電流i1と、光導電セル15の抵抗値R3と
の関係は、図2に示される。トランジスタ20は、入力
電圧V1に対応してLED16に流れる電流i1を制御
する電圧/電流変換回路と考えることができる。図3
は、入力電圧V1とLED16の駆動電流i1との関係
を示す。
【0015】図2および図3に示すように、入力電圧V
1と光導電セル15の抵抗値R3との間には、LED1
6の駆動電流i1を仲介として、対応関係がある。入力
電圧V1が大きくなるほど、光導電セル15の抵抗値R
3は小さくなり、コンデンサ17の充電電圧の増加は大
きくなる。コンデンサ17の両端の電圧VCが、SBS
18のターンオーバ電圧以上になると、SBS18が導
通し、双方向性3端子サイリスタ13のゲートにトリガ
電流が流れ、双方向性3端子サイリスタ13が導通す
る。双方向性3端子サイリスタ13が導通することによ
り、交流電源11からの電力がランプ12に供給され
る。光導電セル15の抵抗値と、抵抗21および抵抗2
2の抵抗値、ならびにコンデンサ17の容量値を調整す
ることによって、入力電圧V1が0Vのとき、双方向性
3端子サイリスタ13が導通せず、V1が10Vのと
き、双方向性3端子サイリスタ13が100%導通し、
V1が中間のレベルでは、双方向性3端子サイリスタ1
3が導通する位相角も中間の位相角となるようにするこ
とができる。さらに、光導電セル15と並列に抵抗19
を接続することによって、入力電圧V1と位相制御され
る位相角との対応関係を調整することができる。
1と光導電セル15の抵抗値R3との間には、LED1
6の駆動電流i1を仲介として、対応関係がある。入力
電圧V1が大きくなるほど、光導電セル15の抵抗値R
3は小さくなり、コンデンサ17の充電電圧の増加は大
きくなる。コンデンサ17の両端の電圧VCが、SBS
18のターンオーバ電圧以上になると、SBS18が導
通し、双方向性3端子サイリスタ13のゲートにトリガ
電流が流れ、双方向性3端子サイリスタ13が導通す
る。双方向性3端子サイリスタ13が導通することによ
り、交流電源11からの電力がランプ12に供給され
る。光導電セル15の抵抗値と、抵抗21および抵抗2
2の抵抗値、ならびにコンデンサ17の容量値を調整す
ることによって、入力電圧V1が0Vのとき、双方向性
3端子サイリスタ13が導通せず、V1が10Vのと
き、双方向性3端子サイリスタ13が100%導通し、
V1が中間のレベルでは、双方向性3端子サイリスタ1
3が導通する位相角も中間の位相角となるようにするこ
とができる。さらに、光導電セル15と並列に抵抗19
を接続することによって、入力電圧V1と位相制御され
る位相角との対応関係を調整することができる。
【0016】入力電圧V1は、0〜10Vの範囲で調光
レベルを表しているけれども、他の電圧範囲であっても
よいことは勿論である。ホトカプラ14では、光を照射
するLED16と光導電セル15とは、電気的には絶縁
されているので、入力信号V1のレベルを必要に応じて
自由に設定し、LED16から対応する光出力を得るこ
とができればよい。
レベルを表しているけれども、他の電圧範囲であっても
よいことは勿論である。ホトカプラ14では、光を照射
するLED16と光導電セル15とは、電気的には絶縁
されているので、入力信号V1のレベルを必要に応じて
自由に設定し、LED16から対応する光出力を得るこ
とができればよい。
【0017】また、ホトカプラ14の受光素子として、
光導電セル15を用いているけれども、受光素子として
ホトトランジスタなどを用い、その内部抵抗の変化を利
用するようにしてもよいことは勿論である。また、光導
電セル15は、ホトカプラ14内に、LED16ととも
に含まれているけれども、LED16と光導電セル15
とを空間的に離れた位置に配置し、光ファイバによって
光信号を与えるようにしてもよいことは勿論である。
光導電セル15を用いているけれども、受光素子として
ホトトランジスタなどを用い、その内部抵抗の変化を利
用するようにしてもよいことは勿論である。また、光導
電セル15は、ホトカプラ14内に、LED16ととも
に含まれているけれども、LED16と光導電セル15
とを空間的に離れた位置に配置し、光ファイバによって
光信号を与えるようにしてもよいことは勿論である。
【0018】また、スイッチング素子として双方向性3
端子サイリスタ13を使用しているけれども、逆阻止形
サイリスタを逆並列接続して使用するようにしてもよい
ことは勿論である。またトリガ手段として、SBS18
を使用しているけれども、他の双方向性トリガ素子を用
いてもよいことは勿論である。
端子サイリスタ13を使用しているけれども、逆阻止形
サイリスタを逆並列接続して使用するようにしてもよい
ことは勿論である。またトリガ手段として、SBS18
を使用しているけれども、他の双方向性トリガ素子を用
いてもよいことは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、関数発生
器などを使用しないでも、入力信号によって与えられる
調光レベルに従って位相制御を行うことができる。した
がって、複数の照明負荷を調光制御しているときであっ
ても、各照明負荷を調光制御するための調光レベルを、
共通してマスタフェーダなどで共通して変化させること
によって、一括した調光レベルの変化を行うように制御
することもできる。
器などを使用しないでも、入力信号によって与えられる
調光レベルに従って位相制御を行うことができる。した
がって、複数の照明負荷を調光制御しているときであっ
ても、各照明負荷を調光制御するための調光レベルを、
共通してマスタフェーダなどで共通して変化させること
によって、一括した調光レベルの変化を行うように制御
することもできる。
【0020】また、電源同期のためのゼロクロス点の検
出や、ランプ波形の発生などのための関数発生器も不要
であるので、簡単な回路構成の調光器を実現することが
できる。特に、3相交流を電源とするようなときは、3
種類の電源同期回路や関数発生器を設ける必要がないの
で、位相制御を簡単に行うことができる。
出や、ランプ波形の発生などのための関数発生器も不要
であるので、簡単な回路構成の調光器を実現することが
できる。特に、3相交流を電源とするようなときは、3
種類の電源同期回路や関数発生器を設ける必要がないの
で、位相制御を簡単に行うことができる。
【0021】さらに、簡単な構成で照明負荷毎に独立し
た調光制御が可能になるので、照明負荷の増設などが容
易である。
た調光制御が可能になるので、照明負荷の増設などが容
易である。
【図1】本発明の一実施例の電気回路図である。
【図2】図1図示のホトカプラ14の特性を示すグラフ
である。
である。
【図3】図1図示の実施例における入力電圧V1とLE
D駆動電流i1との関係を示すグラフである。
D駆動電流i1との関係を示すグラフである。
【図4】従来からの調光器の1例を示す電気回路図であ
る。
る。
【図5】図4図示の電気回路の動作を示す波形図であ
る。
る。
【図6】従来からの調光器の他の電気的構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図7】図6図示の調光器の動作を示す波形図である。
11 交流電源 12 ランプ 13 双方向性3端子サイリスタ 14 ホトカプラ 15 光導電セル 16 LED 17 コンデンサ 18 SBS 19,21,22 抵抗 20 トランジスタ
Claims (1)
- 【請求項1】 交流電源と照明負荷とスイッチング素子
とは閉ループを形成しており、 一端がスイッチング素子の出力端の一方に接続され、光
の照射によって電気抵抗値が変化する光抵抗素子と、 一端が光抵抗素子の他端に接続され、他端がスイッチン
グ素子の出力端の他方に接続されるコンデンサと、 光抵抗素子およびコンデンサの接続点とスイッチング素
子の制御入力端子との間に接続されスイッチング素子を
トリガするトリガ手段と、 光抵抗素子に、入力信号によって与えられる位相角に対
応した光を照射する手段とを含むことを特徴とする調光
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07977691A JP3195803B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 調光器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07977691A JP3195803B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 調光器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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