JPH055490Y2 - - Google Patents

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JPH055490Y2
JPH055490Y2 JP17516087U JP17516087U JPH055490Y2 JP H055490 Y2 JPH055490 Y2 JP H055490Y2 JP 17516087 U JP17516087 U JP 17516087U JP 17516087 U JP17516087 U JP 17516087U JP H055490 Y2 JPH055490 Y2 JP H055490Y2
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alcohol
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upper electrode
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車のエンジン等に使用されるメ
タノールやエタノール等のアルコールを他の燃
料、例えば、ガソリンと混合したアルコール混合
燃料中のアルコール濃度を検出するアルコール濃
度検出装置に関する。
[従来の技術] 従来より、アルコール混合燃料中のアルコール
濃度を検出する装置として種々のものが知られて
おり、更に、小型で高精度にアルコール濃度を検
出するために種々の改良が加えられている。例え
ば、アルコール濃度を検出するための電極板にア
ルコール燃料中の気泡が付着すると、電極板の面
積が減少してしまうために、正確なアルコール濃
度が検出できなくなる場合があるので、電極板を
水平に対して上向きに約15度傾けて取り付け、ア
ルコール燃料中の気泡が溜りにくくしたものが提
案されている(特開昭56−104240)。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、こうした従来の装置では、例え
ば円形状に電極板を形成している場合、第4図イ
に示すように、水平に電極板A,Bを配置した場
合の体積Vhは、電極板A,Bの直径をKとし、
電極板A,Bの厚さを加味した間隔を1とする
と、下記式で表される。
Vh=π×K2/4 また、第4図ロに示すように、電極板A,Bを
ある角度θで傾けると、その二点鎖線で示す電極
部の体積Viは、下記式で表される。
Vi=π×(sinθ+Kcosθ)2 ×(Ksinθ+cosθ)/4 この水平のときの体積Vhに対する傾けたとき
の体積Viの割合を、電極板A,Bをある角度θ
=5度、10度、15度に傾けたときの電極板A,B
の直径Kに応じて第3図イ,ロ,ハのグラフに示
す。このグラフから解るように、電極板を水平よ
り傾けると、電極部の体積が増加してしまい、装
置が大型化、特に装置の長さが長くなるという問
題があつた。
そこで本考案は上記の問題点を解決することを
目的とし、高精度にアルコール濃度を検出すると
共に、より小型のアルコール濃度検出装置を提供
することにある。
考案の構成 [問題点を解決するための手段] かかる目的を達成すべく、本考案は問題点を解
決するための手段として次の構成を取つた。即
ち、 対向して配置された2極の電極板間にアルコー
ル混合燃料を満たし、該電極板間のインピーダン
スを測定してアルコール濃度を検出するアルコー
ル濃度検出装置において、 少なくとも上側の前記電極板に上方に開口され
た貫通孔を設け、前記電極板を該貫通孔に向かつ
て上り傾斜を有するように形成したことを特徴と
するアルコール濃度検出装置の構成がそれであ
る。
[作用] 前記構成を有するアルコール濃度検出装置は、
貫通孔に向かつて上り傾斜を有するように形成し
た電極板が、アルコール燃料中の気泡を貫通孔に
導き、該貫通孔が、気泡を電極板の外に排出す
る。よつて、電極板に気泡が付着することがな
く、電極板間のインピーダンスを測定して高精度
にアルコール濃度を検出することができると共
に、小型である。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図は本考案の一実施例であるアルコール濃
度検出装置の断面図である。このアルコール濃度
検出装置は、アルコール混合燃料により運転され
る図示しないアルコールエンジンへの燃料供給経
路内に設けられたハウジング1を備え、このハウ
ジング1には、対向して燃料流入口2と、燃料流
出口4とが各々設けられている。燃料流入口2
は、図示しない燃料タンクに、燃料流出口4は、
エンジンの吸気系統に燃料を供給する手段にそれ
ぞれ接続されている。
また、ハウジング1に穿設された開口部6に
は、絶縁板8が嵌装されており、この絶縁板8に
は、その一端が絶縁板8を貫通してハウジング1
の外に突出された2本のターミナル電極10,1
2が固着されている。両ターミナル電極10,1
2の他端には、大径係止部10a,12aが形成
されており、この大径係止部10a,12aと絶
縁板8との間には、ターミナル電極10,12が
各々貫通する碍子部材14,16により、上下に
積層された上電極板18と下電極板20とが所定
間隔で互いに対向して固定されている。
前記上電極板18には、上方に開口された貫通
孔22が穿設されており、上電極板18は、この
貫通孔22に向かつて上り傾斜を有するように、
即ち、円錐台状に形成されている。また、上電極
板18の下に設けられた下電極板20にも、貫通
孔22と同心上に貫通孔22より小さな小貫通孔
24が穿設されている。下電極板20もまた小貫
通孔24に向かつて同じ上り傾斜を有するように
形成されており、上電極板18と下電極板20と
の互いに向かい合う面積が同じとなるように前記
小貫通孔24の直径が選定されている。更に、上
電極板18は、一方のターミナル電極10と接続
されており、下電極板20は、他方のターミナル
電極12と接続されている。
一方、上電極板18と下電極板20とが占める
体積Vは、第1図に二点鎖線で示す領域であり、
前述した水平な電極板A,Bと同じ電極面積、同
じ電極間隔である場合に、小貫通孔24の直径を
τK、上り傾斜角度をθとすると、下記式で表せ
る。
V=π/4×(√+2K+2sinθ)2 ×{1/2×(√+2−τ) ×Ktanθ+cosθ} また、一方のターミナル電極10は、所定の一
定周波数、例えば、500KHzの周波数の信号を出
力する発振回路26に接続されており、他方のタ
ーミナル電極12は、交流入力信号を増幅した
後、整流して所望の大きさの出力信号に調整して
出力するインピーダンス検出回路28の入力側に
接続されている。
次に、本実施例のアルコール濃度検出装置の作
動について説明する。
まず、燃料流入口2を介してアルコール混合燃
料がハウジング1内に供給されて、ハウジング1
内にアルコール混合燃料が満ち、上電極板18と
下電極板20との間にアルコール混合燃料が満た
され、燃料流出口4からアルコール混合燃料が流
出する。このとき、上電極板18と下電極板20
との間に満たされたアルコール混合燃料中の気泡
が、上電極板18の下面に接触すると、気泡は上
電極板18の上り傾斜に沿つて上昇し、貫通孔2
2まで達すると、貫通孔22を通つて、上電極板
18と下電極板20との間から、外に排出され
る。尚、本実施例では、下電極板20にも小貫通
孔24を設けて、下電極板20の下を通過するア
ルコール混合燃料中の気泡が、下電極板20の上
り傾斜に沿つて上昇し、小貫通孔24から貫通孔
22に抜け、排出される。これにより、下電極板
20の下に気泡が溜ることがないが、下電極板2
0に小貫通孔24を設けなくとも、実施可能であ
り、必要に応じて設ければよく、少なくとも上電
極板18に貫通孔22を設ければよい。
また、上電極板18と下電極板20との間にア
ルコール混合燃料が満たされると、発振回路26
から一定周波数の信号が出力され、この信号がタ
ーミナル電極10、上電極板18、下電極板2
0、ターミナル電極12を介して、インピーダン
ス検出回路28に入力される。一方、アルコール
混合燃料が満たされた上電極板18と下電極板2
0との間は、抵抗とコンデンサとが並列接続され
た等価回路に相当し、満たされたアルコール混合
燃料のアルコール濃度の変化にしたがつて変化す
るある有限のインピーダンス値を有する。よつ
て、発振回路26から出力された信号は、このイ
ンピーダンス値に応じて変化して、インピーダン
ス検出回路28に入力される。インピーダンス検
出回路28に入力された信号は、インピーダンス
検出回路28により増幅・整流されて出力され
る。この出力信号は、アルコール濃度に応じた信
号であり、予めアルコール濃度が既知のアルコー
ル混合燃料により求めた出力信号と比較すること
によりアルコール濃度を求めることができる。こ
の求めたアルコール濃度によりエンジンへの燃料
流量や点火時期等を制御することとなる。
尚、本実施例では、上電極板18、下電極板2
0を円錐台状としたが、第2図イに示すように、
四角錐台状の上電極板40、下電極板42として
もよく、或は他の角錐台状としてもよい。また
は、第2図ロに示すように、貫通孔44に向かつ
て上り傾斜を有するように、両側を折り曲げ、次
に、貫通孔44の中心から折り曲げて、上電極板
46及び下電極板48としてもよい。
前述した本実施例のアルコール濃度検出装置
は、上電極板18が、アルコール混合燃料中の気
泡を貫通孔22に導き、貫通孔22から気泡を外
に排出する。また、上電極板18と下電極板20
との間を通過するアルコール混合燃料のアルコー
ル濃度を、上電極板18と下電極板20との間の
インピーダンスを測定して検出する。
従つて、本実施例のアルコール濃度検出装置に
よると、上電極板18に気泡が付着して溜ること
がないので、高精度にアルコール濃度を検出する
ことができる。また、上電極板18と下電極板2
0とが占める体積Vは非常に少ない。即ち、前述
した体積Vを算出する式においてτ=0.2とした
場合について、前述した水平のときの体積Vhに
対する上電極板18と下電極板20とが占める体
積Vの割合を、上電極板18、下電極板20をあ
る上り傾斜角度θ=5度、10度、15度に傾けたと
きの電極板の直径Kに応じて第3図イ,ロ,ハの
グラフに示す。このグラフから明らかなように、
電極板の直径Kが12以上では、単に前述した電極
板A,Bを傾けた体積Viと、本実施例の体積V
との間には、二倍以上の体積差があり、本実施例
のアルコール濃度検出装置によると、単に前述し
た電極板A,Bを傾けたものより少ない体積で、
同じ検出精度を上げることができる。
以上本考案の実施例について説明したが、本考
案はこの様な実施例に何等限定されるものではな
く、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。
考案の効果 以上詳述したように本考案のアルコール濃度検
出装置は、電極板に気泡が付着して溜ることがな
く、高精度にアルコール濃度を検出できると共
に、電極板が占める体積が小さく、装置を小型に
することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としてのアルコール
濃度検出装置の断面図、第2図は他の実施例とし
ての電極板の説明図、第3図は電極板が占める体
積割合を説明するグラフ、第4図は従来の電極板
の説明図である。 1……ハウジング、10,12……ターミナル
電極、18,40,46……上電極板、20,4
2,48……下電極板、22,44……貫通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 対向して配置された2極の電極板間にアルコー
    ル混合燃料を満たし、該電極板間のインピーダン
    スを測定してアルコール濃度を検出するアルコー
    ル濃度検出装置において、 少なくとも上側の前記電極板に上方に開口され
    た貫通孔を設け、前記電極板を該貫通孔に向かつ
    て上り傾斜を有するように形成したことを特徴と
    するアルコール濃度検出装置。
JP17516087U 1987-11-17 1987-11-17 Expired - Lifetime JPH055490Y2 (ja)

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JP17516087U JPH055490Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

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JP17516087U JPH055490Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

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JPH0178942U JPH0178942U (ja) 1989-05-26
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