JPH0554503A - デイスククランパ取付装置 - Google Patents

デイスククランパ取付装置

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JPH0554503A
JPH0554503A JP3208153A JP20815391A JPH0554503A JP H0554503 A JPH0554503 A JP H0554503A JP 3208153 A JP3208153 A JP 3208153A JP 20815391 A JP20815391 A JP 20815391A JP H0554503 A JPH0554503 A JP H0554503A
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clamper
cartridge
disk
lid
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Eiji Yamamori
英司 山盛
Masanori Akiyama
昌範 秋山
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストの低廉化,構造および組み立ての簡素
化を図る。 【構成】 ディスク載置用のテーブル8に対応する位置
にクランパ挿入窓25aを有するカートリッジホルダ2
5と、このカートリッジホルダ25に装着されディスク
クランパ35を保持するクランパ取付板36とを備え、
このクランパ取付板36を、ディスククランパ35がク
ランパ挿入窓25a内に臨む方向の付勢力をもつ弾性変
形可能な薄板によって形成した。このため、クランパ取
付板36の弾性変形によってクランパ挿入窓25a内に
ディスククランパ35を進退させることができ、ホルダ
に対するディスククランパの取り付けに従来必要とした
枢支軸とスプリングが不要になり、部品点数を削減する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば携帯型のディス
クプレーヤに使用して好適なディスククランパ取付装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディスク再生装置には、日本語
辞書情報や英和辞書情報等の情報信号を光ディスク等の
情報ディスクに記録し、この情報ディスクから所望の情
報を読み出し、この読み出された情報を表示部に表示す
るようにしたものが知られている。
【0003】これは、所定の情報が記録された光ディス
ク等の情報ディスクを回転操作し、このディスクに記録
された情報を読み出し再生するディスクドライブ装置
と、情報ディスクに記録された情報から読み出し再生す
べき所望の情報を選択するキーボード装置と、情報ディ
スクから読み出された情報を文字情報として表示する表
示装置とから構成されている。
【0004】この種のディスク再生装置は、ディスクド
ライブ装置,キーボード装置および表示装置が各々独立
した装置であり、これら装置を組み合わせて机上等に設
置して使用し得るものであるが、ディスク再生装置を構
成する各装置は大型であることから、携帯して使用する
ことは不可能である。
【0005】一方、光ディスク等の情報ディスクにあっ
ては、記録密度の著しい向上が達成されるようになった
ことから、直径を8cmとする一枚の光ディスクに1冊
の日本語辞書あるいは1冊子の英和辞書に対応する情報
が記録可能とされている。
【0006】そこで、この高密度記録が可能な小型の光
ディスクを携帯し、光ディスクから所望する情報を自在
な場所で簡単に読み出し再生すると共に、この再生され
た所望の情報を可視情報として表示装置に表示し得るよ
うにした装置の提供が要望されている。
【0007】近年、このような要望に応えるべくなされ
たものであって、各々が独立して構成されているディス
クドライブ装置,キーボード装置および表示装置を一体
化して機器全体の小型化を達成し、延いては携帯可能な
までに小型化したディスクプレーヤが提案されており、
先に本出願人は平成2年特許願第11619号に「携帯
型ディスクプレーヤ」として開示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種携帯
型ディスクプレーヤ等の電子機器におけるディスククラ
ンパ取付装置は、カートリッジホルダに枢支軸を介して
回転自在に設けられディスククランパを保持するクラン
パ取付板と、このクランパ取付板にクランパ挿入用の開
口窓内に臨む方向の付勢力を付与するスプリングとを備
えており、このためカートリッジホルダに対するディス
ククランパの取り付けにクランパ取付板の他に枢支軸と
スプリングが必要であった。この結果、部品点数が嵩
み、コスト高になるばかりか、構造が複雑になり、かつ
組み立てが煩雑になるという問題があった。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、部品点数を削減することができ、もってコスト
の低廉化,構造および組み立ての簡素化を図ることがで
きるディスククランパ取付装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスクク
ランパ取付装置は、ディスク載置用のテーブルに対応す
る位置にクランパ挿入用の開口窓を有するホルダと、こ
のホルダに装着されディスククランパを保持するクラン
パ取付板とを備え、このクランパ取付板を、ディスクク
ランパが開口窓内に臨む方向の付勢力をもつ弾性変形可
能な薄板によって形成したものである。
【0011】
【作用】本発明においては、クランパ取付板の弾性変形
によってクランパ挿入用の開口窓内にクランパを進退さ
せることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明につき、日本語辞書情報や英和
辞書情報等の情報を記録形成してなる光ディスクおよび
音楽信号等を記録形成してなる光ディスク単体を選択的
に記録媒体とし、光ディスクから読み出し再生された情
報を可視情報として表示部に表示する光ディスクの再生
機能および表示機能を備えたディスクプレーヤに適用し
た実施例を挙げて説明する。
【0013】先ず、機器本体につき図2,図3,および
図5を用いて説明する。
【0014】符号Aで示すディスクプレーヤには、ディ
スクカートリッジのカートリッジ本体内に収納された光
ディスクあるいは光ディスク単体を回転駆動するディス
ク回転駆動装置1と、このディスク回転駆動装置1によ
って回転する光ディスクに記録形成された情報信号を読
み出し再生する情報信号読み出し手段としての光学ピッ
クアップ装置2とを内蔵する機器本体3が備えられてい
る。
【0015】この機器本体3は、通孔4a,4bを有す
る方形箱状のキャビネット4とこのキャビネット4の底
面側を開口を閉塞する底板5とからなり、内部には上面
側に直径を8cmとする光ディスクが収納されたディス
クカートリッジを装着可能なディスク装着部6が形成さ
れている。
【0016】また、この機器本体3のディスク回転駆動
装置1および光学ピックアップ装置2は、金属板を打ち
抜いて形成してなるシャーシ基板7に取り付けられてお
り、このシャーシ基板7を介してキャビネット4内に配
設されている。
【0017】ところで、ディスク回転駆動装置1は、光
ディスクと共に回転駆動するディスクテーブル8と、こ
のディスクテーブル8を回転駆動するスピンドルモータ
9とから構成されている。このうち、スピンドルモータ
9は、シャーシ基板7の上面側にスピンドル10を突出
させてシャーシ基板7の下面側に取り付けられている。
また、ディスクテーブル8は、スピンドル10の先端に
これと一体に回転するように取り付けられている。この
ディスクテーブル8の中心部には、光ディスクの中心孔
に嵌合しテーブル回転中心とディスク中心を一致させる
センタリング部材11が配設されている。
【0018】このセンタリング11部材は、スピンドル
10の軸線方向に移動可能にコイルばね等に付勢されて
おり、光ディスクがディスクテーブル8上に載置される
際にスピンドル10の軸線方向に弾性変位しながら光デ
ィスクの中心孔に嵌合し、この光ディスクの中心孔をデ
ィスクテーブル8の回転中心に一致させる。
【0019】一方、光学ピックアップ装置2は、シャー
シ基板7の下方のピックアップ送りモータ12によって
回転駆動する送りねじ13と、シャーシ基板7下方のス
ライドガイドブロック(図示せず)に支持されており、
ディスクテーブル8上の光ディスクと径方向に直線移動
し得るように構成されている。この光学ピックアップ装
置2は、ピックアップ送りモータ12の駆動による送り
ねじ13の回転によって光ディスクの径方向に移動す
る。
【0020】このようにディスク回転駆動装置1および
光学ピックアップ装置2はシャーシ基板7に取り付けら
れるが、このシャーシ基板7は各コーナ部近傍の一部を
垂下するようにL字状に折曲形成された取付片14を、
キャビネット4内のコーナ部近傍に突設された取付支持
片15にねじ16によって固定してキャビネット4内に
取り付けられる。そして、取付片14と取付支持片15
間には、キャビネット4に衝撃等の外乱が加えられた時
にこの外乱がシャーシ基板7に伝達され光学ピックアッ
プ装置2の送り操作およびディスク回転駆動装置1によ
る光ディスクの回転を阻害しないようにすることから、
緩衝体17が介装されている。この緩衝体17は、比較
的大きな付勢力をもつゴム等の弾性体によって形成され
ており、必要に応じてコイルばね18を使用することに
より所定の弾性力を得るように構成されている。そし
て、この緩衝体17は、中央部外周囲に形成された嵌合
溝部17aを取付片14に形成された切欠き14aに嵌
合させて支持されており、シャーシ基板7をキャビネッ
ト4に取り付けた時に取付片14と取付支持片15間に
介装される。
【0021】なお、シャーシ基板7の上面側には、ディ
スク装着部6内のディスクカートリッジを水平方向およ
び高さ方向に位置決めするための位置決め案内ピン20
と高さ位置決めピン21が植設されている。
【0022】また、キャビネット4内には、前記光学ピ
ックアップ装置2によって読み取られた光ディスクから
の情報信号を処理する信号処理回路および光学ピックア
ップ装置2の移送を制御する制御回路等ディスク再生装
置を構成するに必要な電気回路を形成してなる電気回路
基板22が配設されている。この電気回路基板22は、
キャビネット4内に垂下するボス部23にビス24によ
って取り付けられている。
【0023】次に、カートリッジホルダーにつき、図
1,図5,図7および図8を用いて説明する。
【0024】符号25で示すカートリッジホルダは、デ
ィスクテーブル8に対応する位置にクランパ挿入窓25
aを有し、図9〜図12に示すようにディスクカートリ
ッジ200を機器本体3内のディスク装着部6に装着操
作し、ディスクカートリッジ200内の光ディスク20
1をディスクテーブル8上に載置するものであり、シャ
ーシ基板7に回動自在に設けられている。なお、このカ
ートリッジホルダ25は、ディスク装着部6を覆うよう
にして停止する下降位置と、ディスクカートリッジ20
0の挿抜を可能とするディスク装着部6を開放するよう
にして停止する上昇位置に亘って回動するものである。
【0025】ここで、ディスクカートリッジ200につ
き説明すると、ディスクカートリッジ200は、上ハー
フ203および下ハーフ204を突き合わせ結合して形
成されたカートリッジ本体202と、このカートリッジ
本体202内に回転自在に収納された光ディスク201
とによって構成されている。
【0026】このうち、カートリッジ本体202には、
光ディスク201の径方向に延在する開口窓205と、
この開口部205に連続してカートリッジ本体202の
略中央部に光ディスク201を回転駆動するディスク回
転駆動装置1のディスクテーブル8が進入するディスク
挿入用開口部206とが設けられている。このカートリ
ッジ本体202には、開口窓205およびディスクテー
ブル挿入用開口部206を開閉する上下2つの覆板20
7a,207bを有する断面コ字状の金属薄板からなる
シャッタ207が進退自在に取り付けられている。
【0027】このシャッタ207は、ディスクカートリ
ッジ200が非使用時に開口窓205およびディスクテ
ーブル挿入用開口部206を閉塞するようにシャッタ閉
塞用ばね210によって付勢されている。また、このシ
ャッタ207の前面側には、後述するシャッタ開閉アー
ム先端のローラが係合する係合孔208が設けられてい
る。そして、このシャッタ207は、ディスクカートリ
ッジ200をカートリッジホルダ25に挿入操作する
と、シャッタ開閉アームが回動することにより、シャッ
タ開閉アームの回動に追随してシャッタ閉塞用ばね21
0の付勢力に抗して移動する。このシャッタ207の移
動によって開口窓205およびディスクテーブル挿入用
開口部206が開放する。
【0028】このように構成されたディスクカートリッ
ジ200が挿入保持されるカートリッジホルダ25は、
ディスクカートリッジ200が挿入保持されるに十分な
大きさの略平板状に形成されており、両側縁にはディス
クカートリッジ200の両側縁を各々支持するカートリ
ッジ支持部26,27が一体に形成されている。これら
両カートリッジ支持部26,27は、カートリッジホル
ダ25の主面部28両側縁をL字状に折曲して形成され
ている。これらカートリッジ支持部26,27間には、
ディスクカートリッジ200を挿抜する収納部25Aが
形成されており、この収納部25Aの前方部には内外に
開口するカートリッジ挿抜口29が設けられている。こ
のカートリッジ挿抜口29の上縁部には、カートリッジ
ホルダ25に対するディスクカートリッジ200の挿入
操作を簡単かつ確実にする目的から、プラスチック製の
カートリッジ受け30が突設されている。このカートリ
ッジ受け30のカートリッジ挿抜口29側の下面は傾斜
ガイド面で形成され、ディスクカートリッジ200の挿
入を案内するように構成されている。
【0029】なお、カートリッジ挿抜口29の幅はディ
スクカートリッジ200の対角線の寸法より小さい寸法
に設定されており、ディスクカートリッジ200の斜め
進入を阻止し得るように構成されている。
【0030】そして、カートリッジホルダ25は、後端
部両側の回動支持片32,32がシャーシ基板7上のホ
ルダ取付片31,31に枢支軸33,33を介して枢支
されている。
【0031】次に、ディスククランパにつき、図1,図
2,図7および図8を用いて説明する。
【0032】符号35で示すディスククランパは、カー
トリッジホルダ25の主面部28の略中央部にクランパ
取付板36を介して設けられている。このディスククラ
ンパ35は、カートリッジホルダ25のクランパ挿入窓
25a内外に進退しディスクテーブル8と共動して挾持
するように構成されている。そして、ディスククランパ
35は、光ディスクを押圧するディスク押圧板38の上
面側に突出する円筒部39をクランパ取付板36に挿通
させ、円筒部39のフランジ部40でクランパ取付板3
6から抜け落ちを防止し得るように構成されている。
【0033】すなわち、ディスククランパ35は、円筒
部39の範囲で軸方向に移動かつ回転可能となるように
クランパ取付板36に遊嵌支持されている。
【0034】また、ディスククランパ35のディスクテ
ーブル8と対向する面側には、金属板等の磁性材料から
なるディスクテーブル8に吸着するマグネット41が取
り付けられている。このマグネット41は、ディスクク
ランパ35がディスクテーブル8と共動して光ディスク
を挾持した時に光ディスクがディスクテーブル8と確実
に一体となって回転し得るように構成されている。
【0035】さらに、ディスククランパ35は、ディス
クテーブル8と対向する面の中心部にディスクテーブル
8の位置決め係合凹部8aに係合する係合突起35aが
設けられている。このディスククランパ35がディスク
テーブル8に吸着された時に係合突起35aが位置決め
係合凹部8aに係合することにより、ディスククランパ
35とディスクテーブル8の回転中心が一致する。
【0036】そして、ディスククランパ35を支持して
なるクランパ取付板36は、基端部後側に折り返しによ
って一体に形成された一対の弾性支持片42,42を、
カートリッジホルダ25の主面部28の一部を切り起こ
し形成された一対の支持片45,45に係止することに
よりカートリッジホルダ25の主面部28に対して弾性
支持されており、ディスククランパ35がカートリッジ
ホルダ25(クランパ挿入窓25a)内に臨むように図
4に矢印Aで示す方向に付勢されている。このクランパ
取付板36の後端縁には両弾性支持片42,42間に介
在し後側斜め上方に向かって突出する乗り上げ片36a
が一体に設けられており、片側側縁には前側斜め上方に
向かって突出する傾斜片36bが折曲形成されている。
【0037】次に、シャッタ開閉機構につき、図5〜図
8を用いて説明する。
【0038】符号50で示すシャッタ開閉機構は、カー
トリッジホルダ25に設けられており、ディスクカート
リッジ200のシャッタ207を移動操作し、カートリ
ッジ本体202の開口窓205およびディスクテーブル
挿入用開口部206を開放して光ディスク201の信号
記録面および中心孔201aの開口周縁を外部に露呈さ
せるように構成されている。このシャッタ開閉機構50
は、カートリッジホルダ25に対するディスクカートリ
ッジ200の挿抜によって回動するシャッタ開閉アーム
51と、このシャッタ開閉アーム51にカートリッジ引
き抜き方向(シャッタ閉方向)の弾撥力を付与するトー
ションスプリング57Aとによって構成されている。
【0039】そして、このシャッタ開閉機構50のシャ
ッタ開閉アーム51は、長尺なアーム部51aの先端側
にシャッタ207のピン係合孔208に係合するシャッ
タ開閉ローラ56が設けられており、アーム部51aの
基端側にはコ字状に折曲形成された枢支部57が設けら
れている。このシャッタ開閉アーム51は、枢支部57
がカートリッジホルダ25の後端側に回動支持軸58を
介して枢支され、この回動支持軸58を中心にして図5
に矢印BおよびCで示す方向に回動可能に取り付けられ
ている。また、このシャッタ開閉アーム51の基端部側
にはカートリッジホルダ25の主面部28上に連結アー
ム65が設けられている。
【0040】なお、回動支持軸58は、カートリッジホ
ルダ25の後端側の一部をL字状に折曲形成してなる植
立片59に設けられている。
【0041】次に、ディスククランパ離脱機構およびデ
ィスクカートリッジ着脱機構につき、図1,図7,図8
および図13〜図16を用いて説明する。
【0042】符号93で示すディスククランパ離脱機構
は、シャーシ基板7に揺動自在に設けられた連結リンク
53と、この連結リンク53の揺動によって進退するス
ライドプレート82と、このスライドプレート82の進
退によってクランパ取付板回動レバー48とからなり、
カートリッジホルダ25の回動操作によってディスクテ
ーブル8からディスククランパ35を離脱させるように
構成されている。
【0043】このディスククランパ離脱機構93のスラ
イドプレート82には、カートリッジホルダ25の主面
部28上面に植立してなる一対のスライドガイドピン6
1,61に係合する長孔62,62が前後方向に所定の
間隔をもって設けられている。そして、これら両長孔6
2,62のうち前方の長孔62近傍には傾斜片36bに
対向するガイド面68aを有する延在片68が設けられ
ており、後方の長孔62近傍にはカートリッジホルダ2
5の主面部28に枢支軸48aを有するクランパ取付板
回動レバー48が揺動自在に連結されている。
【0044】このクランパ取付板回動レバー48には、
枢支軸48aを中心とする円の周方向に延在しカートリ
ッジホルダ25の主面部28上に植立するピン28aに
係合する長孔48bと、この長孔48bの延在方向前方
には両弾性支持片42,42間に臨み乗り上げ片36a
に係合する係合突起48cとが設けられている。また、
このクランパ取付回動レバー48には、レバー乗り上げ
用の傾斜部52aを有するレバー押圧片52と、連結ア
ーム65に係合可能な押圧部54aを有するアーム押圧
片54とが突設されている。そして、このクランパ取付
板回動レバー48は、スライドプレート82の進退動作
によって回動し、係合突起48cがクランパ取付板36
の乗り上げ片36aに摺動係合してディスククランパ3
5をディスクテーブル8から離脱させ得るように構成さ
れている。
【0045】一方、符号84で示すディスクカートリッ
ジ着脱機構は、ディスクカートリッジ200を挿抜する
収納部25Aを有するカートリッジホルダ25と、この
カートリッジホルダ25に設けられディスクカートリッ
ジ200の挿抜によって回動するシャッタ開閉アーム5
1と、このシャッタ開閉アーム51の後方停止位置にお
いてディスクカートリッジ200を係止するカートリッ
ジ係止レバー86とからなり、シャッタ基板7に設けら
れている。
【0046】このディスクカートリッジ着脱機構84の
カートリッジホルダ25には、シャッタ開閉アーム51
にシャッタ開方向の回動動作を付与する第1レバーとし
てのクランパ取付板回動レバー48と、このクランパ取
付板回動レバー48のシャッタ閉方向の回動力によって
回動する第2レバーとしてのカートリッジロック解除レ
バー85と、このカートリッジロック解除レバー85の
回動によって回動するカートリッジ係止レバー86とが
設けられている。
【0047】このうちカートリッジ係止レバー86は、
ディスクカートリッジ200の側方および下方に開口す
る凹部200a内に係脱する突子86aを有し、折り返
し形成してなる弾性片86bによってカートリッジ収納
部25内のディスクカートリッジ200を係止する方向
に回動付勢されている。
【0048】また、カートリッジロック解除レバー85
には、レバー押圧片52の傾斜部52aに対応する傾斜
面87aを有する弾性変形可能な回動力伝達片87が一
体に設けられている。
【0049】なお、このカートリッジロック解除レバー
85は、カートリッジホルダ25の主面部28に植立す
るストッパ88によってカートリッジ係止方向の回動動
作が規制されている。
【0050】このように構成されたディスクカートリッ
ジ着脱機構84によるカートリッジホルダ25に対する
ディスクカートリッジ200の装着は、図13に示すよ
うにカートリッジホルダ25内にディスクカートリッジ
200をトーションスプリング57の弾撥力に抗して挿
入操作することにより行われる。すなわち、ディスクカ
ートリッジ200の挿入操作によってカートリッジ係止
レバー86が図7に矢印Dで示す方向に回動し、さらに
ディスクカートリッジ200を挿入操作すると図8に示
すようにカートリッジ係止レバー86の突子86aが凹
部200a内に臨む。このとき、図14に示すようにシ
ャッタ開閉アーム51の連結アーム65とアーム押圧片
54の押圧部54aの係合状態が解除されるため、カー
トリッジホルダ25が自重によって同図に矢印Eで示す
方向に回動し、連結リンク53が同図に矢印Fで示す方
向に揺動してスライドプレート82が同図に矢印Gで示
す方向に後退すると共に、この後退動作に連動してクラ
ンパ取付板回動レバー48が同図に矢印H方向に回動
し、係合突起48cと乗り上げ片36aの乗り上げ係合
状態が解除される。さらに、クランパ取付板回動レバー
48が図14に矢印H方向に回動すると、レバー押圧片
52の押圧力によって回動伝達片87が弾性変形して傾
斜面87aに傾斜部52aが乗り上げ、クランパ取付板
回動レバー48が同方向にさらに回動すると、図15に
示すようにレバー押圧片52と回動力伝達片87の係合
状態が解除される。また、クランパ取付板36が図17
に矢印Iで示す方向に回動するため、ディスククランパ
35がカートリッジホルダ25内に臨みマグネット41
の吸引力によってディスクテーブル8側に吸着し、ディ
スクテーブル8上に載置された光ディスク201はディ
スクテーブル8と共動して一体に回転可能となる。
【0051】一方、ディスクカートリッジ着脱機構84
によるディスクカートリッジ200のカートリッジホル
ダ25からの離脱は、図17に矢印Jに示す方向にカー
トリッジホルダ25をマグネット41の吸引力に抗して
回動操作することにより行われる。すなわち、カートリ
ッジホルダ25の回動操作によって連結リンク53が図
16に矢印Kで示す方向に揺動してスライドプレート8
2が同図に矢印Lで示す方向に前進すると共に、この前
進動作に連動してクランパ取付板回動レバー48が同図
に矢印M方向に回動し、乗り上げ片36aが係合突起4
8cに乗り上げ係合する。さらに、クランパ取付板回動
レバー48が矢印Mで示す方向に回動すると、レバー押
圧片52の押圧力によってカートリッジロック解除レバ
ー85が同図に矢印Nで示す方向に回動すると共に、カ
ートリッジ係止レバー86が同図に矢印Oで示す方向に
回動し、カートリッジ係止レバー86の突子86aが凹
部200aの内部から外部に離脱する。そして、シャッ
タ開閉アーム51のトーションスプリング57Aよる弾
撥力によってディスクカートリッジ200が図7に矢印
Pで示す方向に移動する。
【0052】また、本実施例におけるディスクカートリ
ッジ着脱機構84は、ディスクカートリッジ200の凹
部200aとカートリッジ係止レバー86の突子86a
との係合力に抗してディスクカートリッジ200を図8
に矢印Qで示す方向に引き抜くことにより行うことがで
きる。
【0053】この他、本実施例におけるディスクカート
リッジ着脱機構84は、前述したディスクカートリッジ
200の装着のみならず光ディスク単体の装着を可能と
するが、カートリッジホルダ25内にディスクカートリ
ッジ200を挿入してシャッタ開閉アーム51をディス
クテーブル8上の光ディスクの回転を阻害しない位置に
逃がすことができる。
【0054】次に、第1蓋体110の位置決め機構につ
き、図2,図3および図18〜図22を用いて説明す
る。
【0055】符号110で示すパネルとしての第1蓋体
は、前述したカートリッジホルダ25および通孔111
a付きのキーボード蓋111からなり、このうちキーボ
ード蓋111の反カートリッジホルダ側にはディスク装
着部6に装着される光ディスクの情報信号の読み出しを
制御し、かつ光ディスクから所望する情報を読み出し再
生する多数の操作キー112を配列してなる操作部が設
けられている。
【0056】この操作部は、押圧操作によって弾性変位
する多数の操作キー112を一枚の弾性板に一体に形成
してなる操作キー板113と、操作キー112の押圧操
作によってON・OFFするスイッチ部が形成されたプ
リント配線板からなるキースイッチ取付板114とによ
って構成されている。このうち、操作キー板113は、
キーボード蓋111の内側に配設されており、各操作キ
ー112はキーボード蓋111に穿設してなる透孔11
5に挿通されている。また、キースイッチ取付板114
は、操作キー板113上に重ね合うようにしてキーボー
ド蓋111の内側に配設されている。そして、操作キー
板113およびキースイッチ取付板114は、覆板11
6によってキーボード蓋111の内側に固定されてい
る。この覆板116は、ビス116aによってキーボー
ド蓋111に固定されており、後端縁には表裏面に開口
する角孔116bが穿設されている。
【0057】この角孔116bの開口周縁には覆板11
6の裏側に臨む断面コ字状の保持片233が固定されて
おり、この保持片233には通孔111aに対応する通
孔233aが設けられている。また、この保持片233
には、通孔233aに挿通する係止片234aおよび通
孔111aに挿通するフランジ付き突子234bを有す
る硬質材料からなる押圧体234が進退自在に設けられ
ている。
【0058】この押圧体234は、後述する第2蓋体1
32がキーボード蓋111から離脱する方向に圧縮コイ
ルばね235によって回動付勢されている。この圧縮コ
イルばね235は、係止片234aの周囲に設けられ、
かつ突子234bのフランジ端面と通孔233aの開口
周縁間に弾装されている。
【0059】なお、突子234bの外側挿通端部長さ
は、押圧体234の取付位置が第2蓋体132の枢支位
置に近い程小さい寸法に設定することができる。
【0060】ところで、操作部を構成する操作キー11
2は、アルファベッドを表示してなるアルファベッドキ
ー112aと、光ディスク201から読み出され後述す
る表示部に表示される複数の選択情報項目を各々指標す
るカーソルを移動操作しカーソルを所望情報項目に対応
して指標させるカーソル移動キー112bと、このカー
ソル移動キー112bの操作によるカーソルの移動によ
って指標された選択情報項目を選択する複数の選択キー
112c,112dと、ディスクプレーヤの情報読み出
し機能を選択する複数の機能選択キー112eと、この
他文字表示切り換えキー112f,112gとから構成
されている。
【0061】このように操作部が配設されたキーボード
蓋111は、キャビネット4の後端両側に立ち上がり形
成してなる蓋取付部117,118の相対向する内側面
に設けられた支持板119,119に回動支持板12
1,121を支軸123,123の回りに枢支させて機
器本体3に対して回動可能に取り付けられている。この
キーボード蓋111は、機器本体3に対する閉蓋位置と
開蓋位置を確実にするため、一方の支持板119と回動
支持板122間にトグルばね125が弾装されている。
【0062】このトグルばね125は、一方のアーム部
125aの先端をキーボード蓋111側の回動支持板1
22および支持板119に穿設してなる係合孔126
(一方のみ図示)に係合し、他方のアーム部125bの
先端を支持板119に突設してなる係止ピン127に係
止して取り付けられている。
【0063】また、キーボード蓋111には、カートリ
ッジホルダ25が次に示すようにして連結されている。
すなわち、キーボード蓋111に対するカートリッジホ
ルダ25の連結は、カートリッジホルダ25の主面部2
8の両側に突設してなる被係合片128,128を、キ
ーボード蓋111の相対向する内側面に突設してなる係
合片130,130に係合することにより行われる。
【0064】そして、第1蓋体110は、閉蓋時には被
係合片128,128および係合片130,130が互
いに係合することによりキーボード蓋111にカートリ
ッジホルダ25が追随して回動する。
【0065】したがって、第1蓋体110を機器本体3
のディスク装着部6を閉塞する方向に回動操作すると、
カートリッジホルダ25もディスク装着部6を閉塞する
方向に回動する。そして、カートリッジホルダ25がデ
ィスク装着部6を閉塞する下降位置まで回動すると、開
放したディスクテーブル挿入用開口部206からディス
クテーブル8がカートリッジ本体202内に進入し、カ
ートリッジ本体202内の光ディスク201がディスク
テーブル8上に載置される。このとき、光ディスク20
1は、センタリング部材11に中心孔を係合させディス
クテーブル8に対する芯出しが図れる。また、ディスク
カートリッジ200は、ディスク装着部6において位置
決め案内ピン20および高さ位置決めピン21によって
水平方向および高さ方向に位置決めされる。
【0066】このうち、位置決め案内ピン20は、カー
トリッジホルダ25が回動することによりディスクカー
トリッジ200の位置決め凹部200a内に進退する案
内挿入部20aおよび円柱状の位置決め基端部20bを
有する大小2つの突子からなり、シャーシ基板7の後端
部に左右方向に間隔をもって設けられている。これら位
置決め案内ピン20の案内挿入部20aはカートリッジ
ホルダ回動時における位置決め凹部200aの開口縁を
逃がす切欠き20cを形成することにより先端に向かっ
て細くなる形状とし、かつ案内挿入部20aの頂点aは
カートリッジホルダ25の反枢支側に位置付けられてい
る。
【0067】なお、ディスクプレーヤにあっては、記録
媒体として光ディスク単体のみを用いるものがあるが、
この場合カートリッジホルダ25を設ける必要はなく、
ディスクテーブル8と共動して光ディスクを挾持するデ
ィスククランパ35をキーボード蓋111に直接取り付
ける。
【0068】また、図24に示すようにディスクカート
リッジ200内に収納されない光ディスク単体220を
ディスク装着部6に装着するには、第1蓋体110の開
蓋状態においてディスク装着部6が開放する状態にある
から、ディスクテーブル8上に光ディスク単体220を
装着し、第1蓋体110を機器本体3のディスク装着部
6を閉塞する方向に回動操作する。
【0069】次に、第2蓋体132の着脱機構につき、
図2,図3,図19,図23および図25を用いて説明
する。
【0070】符号132で示す第2蓋体は、光ディスク
から読み出し再生された情報を画像情報として表示する
表示パネルの機能をもつものであり、内面には表示部1
33が設けられている。この表示部133は、例えば液
晶表示素子(LCD)からなる表示パネル134によっ
て構成されている。そして、第2蓋体132は、蓋取付
部117,118の相対向する内側面の上端側にフリク
ションピン136,136を軸受部(図示せず)によっ
て枢支されている。また、第2蓋体132の自由端側中
央部には機器本体3に係脱するロック爪132aが設け
られており、枢支側端部には押圧体234の突子234
bに対応する当接部132bが設けられている。
【0071】また、機器本体3の側方部には、音声信号
出力のジャック146,外部電源入力用のジャック14
7および表示パネル134のコントラスト調整用つまみ
148が設けられており、他方の側方部には映像信号出
力用のジャック149が設けられている。
【0072】そして、機器本体3内の前方部には、通孔
4b内に臨み左右方向に進退するロック解除用押圧子2
36と、このロック解除用押圧子236によって連動す
るロック機構237が設けられている。
【0073】このロック機構237は、機器本体3に固
定され左右方向に所定の間隔をもって並列する2つのガ
イド孔238a,238bおよび上下方向に突出する2
つの係止片238c,238dを有するL字状の取付台
238と、この取付台238に進退自在に設けられ所定
の両ガイド孔238a,238bに臨む突子239a,
239bおよび上下方向に突出する係止片239c,2
39dを有するスライダ239と、このスライダ239
の係止片239dと取付台238の係止片238dとの
間に係止されロック解除用押圧子236に復帰習性を付
与する引張コイルばね240とから構成されている。こ
のうち、ロック機構237の取付台238には、第2蓋
体132のロック爪132aをロック状態において係止
片239cに押圧付勢する弾性片241が装填されてい
る。また、ロック解除用押圧子236は、外部に露呈す
る操作片236aと、この操作片236aの後方に突出
するコ字状の保持片236bと、この保持片236bの
前方に突出しかつ機器本体3の裏側に係合する係合片2
36cとによって形成されている。
【0074】したがって、第2蓋体132を機器本体3
から離脱するには、ロック解除用押圧子236を移動操
作することにより行うことができる。すなわち、ロック
解除用押圧子236を引張コイルばね240の弾撥力に
抗して図23に矢印Sで示す方向に移動操作すると、ス
ライダ239が同方向に移動してロック爪132aと係
止片239cの係止状態が解除されると共に押圧体23
4が圧縮コイルばね235の弾撥力によって上方に移動
して第2蓋体132を第1蓋体110から離脱する方向
に押圧する。
【0075】なお、機器本体3の側方部には、キャビネ
ット4の通孔4a内に臨み音量調整用のボリューム14
5が配設されている。
【0076】次に、情報信号の読み出し再生状態につ
き、図17および図25を用いて説明する。
【0077】すなわち、ディスクカートリッジ200あ
るいは光ディスク単体220をディスク装着部6に装着
した状態にあっては、第1蓋体110がディスク装着部
6を覆って機器本体3に対して閉蓋された状態にあるた
め、第1蓋体110の上面側にキーボード113が外部
に露呈した状態にある。このとき、第2蓋体132を回
動操作してその角度を適宜設定する。
【0078】ここで、スタート釦を操作し、光ディスク
201の回転駆動を開始して光ディスク201に記録さ
れた情報信号の読み出し再生状態とすると共に、操作キ
ー112を構成するキースイッチを操作し、所望する情
報を読み出し操作する。これにより、光ディスク201
から読み出し再生された所望の情報は、第2蓋体132
の表示部133に画像情報として表示される。
【0079】そして、所望する情報の読み出し再生が完
了した後にディスクカートリッジ200を機器本体3か
らエジェクト操作するには、ストップ釦を操作してプレ
ーヤを停止状態とし、次いで第1蓋体110を開放方向
に回動操作する。この第1蓋体110が開放方向に回動
すると、カートリッジホルダ25も同方向に回動して機
器本体3に対する上昇位置に至り、ディスクカートリッ
ジ200を使用した場合にカートリッジホルダ25内の
ディスクカートリッジ200がシャッタ開閉アーム51
によってディスク引き抜き方向に移動してその一部がカ
ートリッジホルダ25外に露呈する。また、光ディスク
単体220を使用した場合には手動によって機器本体3
外に取り出す。
【0080】なお、カートリッジホルダ25には、ディ
スクカートリッジ200の誤挿入を防止すると共に、カ
ートリッジホルダ25内に挿入されたディスクカートリ
ッジ200の一側面を押圧支持し、エジェクト時にディ
スクカートリッジ200がカートリッジホルダ25から
急峻な排出を防止するねじりコイルばねからなる誤挿入
防止部材142が取り付けられている。この誤挿入防止
部材142は、カートリッジホルダ25の主面部28の
一側部に立ち上がり形成してなる取付片143を介して
装填されている。これにより、ディスクカートリッジ2
00を誤った方向からカートリッジホルダ25内に挿入
すると、ディスクカートリッジ200の一部が誤挿入防
止部142aに係止され、ディスクカートリッジ200
のカートリッジホルダ25に対する所定位置への挿入が
阻止される。また、ディスクカートリッジ200のエジ
ェクト時には、誤挿入防止部142aがカートリッジ本
体202の一側面を押圧することによりディスクカート
リッジ200のカートリッジホルダ25からの急峻な排
出を防止する。
【0081】次に、バッテリ収納用ケースにつき、図4
および図6を用いて説明する。
【0082】すなわち、符号150で示すバッテリ収納
用ケースは、機器本体3の背面側に固定され切換板装着
部としての基部151およびこの基部151に設けられ
各々が対向する2つの側部152a,152bからなる
コ字状の取付板153と、この取付板153に装着され
乾電池154と充電池155を選択的に収納可能な空間
部156aおよびこの空間部156aの内外に開口する
電池挿入口156bを有する筐体156と、この筐体1
56に着脱自在に設けられ電池挿入口156b開閉する
蓋体157とによって構成されている。
【0083】このうち、取付板153の一方の側部15
2aには電池押圧用のスプリング158aを有する乾電
池接続用の端子158が取り付けられており、他方の側
部152bには乾電池押圧用のスプリング159が取り
付けられている。この取付板153の基部151には、
上下方向に開口する軸孔160aを有し空間部156a
内に開口する収納用凹部160が設けられており、この
収納用凹部160および空間部156aに連通する貫通
窓161が設けられている。また、取付板153の基部
前方には貫通孔160内に臨むロック解除用の爪部16
2aを有する押圧子162が弾性支持片162bを介し
て一体に設けられており、さらに押圧子162の側方に
並列するようにして鉤形状のストッパ163が一体に立
設されている。このストッパ163の近傍には、軸孔1
60aを挿通する枢支軸164が設けられている。この
枢支軸164には、ストッパ163に対応する爪部16
5aを有する弾性片165が一体に設けられている。
【0084】そして、取付板153の基部後方には、収
納用凹部160あるいは空間部156a内の各所定位置
に臨む切換板166が枢支軸164を介して回動自在に
設けられている。
【0085】この切換板166は、空間部156a内に
臨む方向にスプリング167によって回動付勢されてい
る。この切換板166の反枢支側端縁上方裏部には押圧
子162の爪部162aに係脱する爪部166aに一体
に設けられており、中央部裏側には充電池155に接続
する2つの端子168,168が上下方向に所定の間隔
をもって取り付けられている。
【0086】なお、取付板153の乾電池端子近傍に
は、充電池収納確認用のスイッチ押圧片169が弾性支
持片169aを介して一体に設けられている。
【0087】また、バッテリ収納用ケース150の蓋体
157には、電池挿入口156bの開口周縁側に植立し
てなる突子(図示せず)に係脱可能な爪部170aを有
する係止片170が一体に設けられている。
【0088】したがって、バッテリ収納用ケース150
内に乾電池154を装着するには切換板166を収納用
凹部160内に臨ませ、充電池155を装着するには切
換板166を空間部156a内に臨ませて行う。この場
合、押圧子162を弾性支持片162bの弾撥力に抗し
て押圧操作すると、爪部162aと爪部166aの係合
状態が解除されるため、切換板166がスプリング16
7の弾撥力によって回動し空間部156a内の所定位置
に停止する。また、切換板166をスプリング167の
弾撥力に抗して押圧操作すると、切換板166が回動し
て爪部166aが爪部162aを乗り越えるため、爪部
166aと爪部162部が係合して切換板166が収納
用凹部160内に停止する。
【0089】なお、本実施例におけるディスクプレーヤ
を使用しない保管状態にあっては、第1蓋体110を機
器本体3の上面側のディスク装着部6を閉塞し、さらに
第2蓋体132を機器本体3側に回動操作して第1蓋体
110上に重ね合わせて閉塞することにより操作キー1
12が第2蓋体132によって覆われて図26に示すよ
うに機器本体3に一体化される。
【0090】また、本発明においては、乾電池あるいは
充電池に代えて外部電源入力用のジャック147を介し
て商用電源9Vの直流電源を供給してもプレーヤを駆動
することができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ィスク載置用のテーブルに対応する位置にクランパ挿入
用の開口窓を有するホルダと、このホルダに装着されデ
ィスククランパを保持するクランパ取付板とを備え、こ
のクランパ取付板を、ディスククランパが開口窓内に臨
む方向の付勢力をもつ弾性変形可能な薄板によって形成
したので、クランパ取付板の弾性変形によってクランパ
挿入用の開口窓内にクランパを進退させることができ
る。
【0092】したがって、ホルダに対するディスククラ
ンパの取り付けに従来必要とした枢支軸とスプリングが
不要になるから、部品点数を削減することができ、コス
トの低廉化,構造および組み立ての簡素化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスククランパ取付装置を示す
斜視図。
【図2】ディスクプレーヤの内部構造を示す断面図。
【図3】第1蓋体および第2蓋体を開放した状態を示す
斜視図。
【図4】バッテリ収納用ケースに充電池を装着した状態
を示す分解斜視図。
【図5】図2の分解斜視図。
【図6】バッテリ収納用ケースに乾電池を装着した状態
を示す分解斜視図。
【図7】カートリッジホルダに対するディスクカートリ
ッジの装着前の状態を示す平面図。
【図8】カートリッジホルダに対するディスクカートリ
ッジの装着後の状態を示す平面図。
【図9】電子機器としてのディスクプレーヤに装着され
るディスクカートリッジの上面側を示す斜視図。
【図10】電子機器としてのディスクプレーヤに装着さ
れるディスクカートリッジの下面側を示す斜視図。
【図11】シャッタ開放時におけるディスクカートリッ
ジの上面側を示す斜視図。
【図12】シャッタ開放時におけるディスクカートリッ
ジの下面側を示す斜視図。
【図13】連結アームとアーム押圧片の係合状態を示す
斜視図。
【図14】回動力伝達片がレバー押圧片に乗り上げた状
態を示す斜視図。
【図15】回動力伝達片がレバー押圧片の係合が解除し
た状態を示す斜視図。
【図16】回動力伝達片とレバー押圧片の係合状態を示
す斜視図。
【図17】ディスク装着部に対するディスクカートリッ
ジの装着状態を示す断面図。
【図18】キーボード蓋の分解斜視図。
【図19】第2蓋体の着脱装置を示す局部断面図。
【図20】ディスクカートリッジの位置決め前状態を示
す側面図。
【図21】ディスクカートリッジの位置決め後状態を示
す側面図。
【図22】機器本体に対する第1蓋体の取付状態を説明
するために示す斜視図。
【図23】機器本体に対する第2蓋体のロック機構を示
す斜視図。
【図24】ディスク装着部に対する光ディスク単体の装
着状態を示す斜視図。
【図25】ディスクプレーヤの使用状態を示す斜視図。
【図26】機器本体に対する第1蓋体および第2蓋体の
収納状態を示す斜視図。
【符号の説明】
25…カートリッジホルダ、25a…クランパ挿入窓、
35…ディスククランパ、36…クランパ取付板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク載置用のテーブルに対応する位
    置にクランパ挿入用の開口窓を有するホルダと、このホ
    ルダに装着されディスククランパを保持するクランパ取
    付板とを備え、このクランパ取付板を、前記ディスクク
    ランパが前記開口窓内に臨む方向の付勢力をもつ弾性変
    形可能な薄板によって形成したことを特徴とするディス
    ククランパ取付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100503784B1 (ko) * 1998-04-18 2005-10-19 삼성전자주식회사 슬림형 디스크 플레이어

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