JPH0554034B2 - - Google Patents

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JPH0554034B2
JPH0554034B2 JP27575885A JP27575885A JPH0554034B2 JP H0554034 B2 JPH0554034 B2 JP H0554034B2 JP 27575885 A JP27575885 A JP 27575885A JP 27575885 A JP27575885 A JP 27575885A JP H0554034 B2 JPH0554034 B2 JP H0554034B2
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JP
Japan
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zone
section
hot air
drying
veneer
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JP27575885A
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JPS62134480A (ja
Inventor
Kenji Akino
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uroko Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Uroko Seisakusho Co Ltd
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は合板製造工場において、ヘニヤレース
を用い原料となる木材丸太の左右木口端面を挟持
して回転する一方、その原木の全長におよぶ長尺
の刃物を原木外周面に所定量食い込ませて削り出
される、広幅シート状で水分をかなり含んだ単板
の乾燥装置における熱風の循環系統の改良に関す
るものである。
〔従来の技術〕
単板の乾燥手段としては、被乾燥物の送入部
と、取り出し部を除き、断熱材などによる保温板
を用いて装置全体を密閉容器状に遮蔽構築し、そ
の装置内を適宜速度で単板を移送する搬送機構を
備えるとともに、熱交換器などにより高温化され
た熱風を、前述の単板搬送方向に平行に、または
単板の幅方向を通り抜けるように循環させるもの
がある。
一例として特願昭58−84546号(特開昭59−
208381号、ベニヤ単板乾燥機)がある。この発明
は単板の搬送機構(無端搬送体)、機内空気を昇
温する加熱機、熱風循環用送風機、および通風路
など、従来、単板乾燥装置に採用された周知技術
のほか、複数の放熱管を単板搬送路の上下に配備
したことを特徴としている。
次に同発明装置の実施例中乾燥容量を大きくし
た、乾燥機1単位を基準に倍加設置した、いわゆ
るダブルエアサーキユレーシヨン型乾燥機の熱風
循環方向を考察すると、乾燥工程の前半部につい
ては、乾燥機長手方向の中間部を基点に単板搬入
口へ向けて熱風が送られ、また後半部は、同じく
乾燥機中間部を基点に、こんどは単板搬出口へ向
けて熱風が循環されている。(同上公開公報第3
頁) 以上のような乾燥熱風の流れは、ダブルサーキ
ユレーシヨン型単板乾燥装置における熱風循環方
向として以前から定法として採用されていたもの
である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
説明のため図面を採用する。第1図は従来型の
単板乾燥装置全体の側面図である。この装置は単
位乾燥セクシヨン11,21を直線的に複数連設
し、さらに加熱ヒーター、熱風循環用のフアン等
を各々装備した第1ゾーン10と第2ゾーン20
により構成されたダブルサーキユレーシヨン型の
乾燥装置である。
また、この装置は上下方向に3段の単板乾燥が
可能となるよう単板搬送用の搬送機構5がローラ
に構成されて高さ方向に3列配設されている。1
8,28は熱風の通風路14,24に各々立設さ
れた排気筒であり、後述の単板から蒸発した水分
を多く含んだ熱風(単板を乾燥することにより低
温化する。)を調節自在に機外へ排出する役目を
果すものである。第2図は、前記乾燥装置の正面
図である。
以上の装置において、単板は、左端の入口コン
ベア1から乾燥装置へ送り込まれ、機内を循環す
る高温熱風を浴びながら搬送機構5によつて矢示
イ方向へ移送され所定の含水率に仕上げられる。
その後単板は、さらに移送されて、乾燥装置の最
終段に配備された冷却セクシヨン31によつて冷
やされ、出口コンベヤ2から機外へと搬出される
のである。
一方、機内を循環しながら単板を乾燥する熱風
は、第1ゾーンにおいては、単板移送方向イと逆
向きの矢示B,C方向に吹き抜け、排気部12に
到着して矢示D方向に立上り(第2図参照)フア
ン13によつて付勢されて通風路14を矢示F方
向へ進むことになる、そして加熱ヒーター15を
通過することにより高温熱風となり吹き込み部1
6を矢示A方向に下降して再び単板移送方向イと
逆向きの矢示B,C方向へ進み、以下同方向に熱
風循環が繰り返されるのである。
次に第1ゾーン10に連設された第2ゾーン2
0の熱風循環路は第1ゾーンとは逆に単板移送方
向イと同じ向きの矢示L,M,N方向に流されれ
た後、第2ゾーン末端に配設された排気部22を
矢示O方向に立上り、(第2図と同じ要領で立上
る)フアン23によつて加圧付勢されながら矢示
P方向に通風路24を通り抜けるのである。そし
てさらに直進して加熱ヒーター25を潜り抜けて
高温熱風となり、矢示K方向に下降して吹き込み
部26を通り、矢示L方向からM方向へと進み、
以下M,N,O,P,K,Lの順に繰り返し循環
するのである。
ここで単板乾燥について触れると、原木から切
削して得た単板は多くの水分を含み(重量比100
%前後)単板乾燥前半では、乾燥温度に略比例し
て乾く恒率乾燥となつて、比較的容易に乾燥が進
行し、また乾燥後半は略、減率乾燥となつて、緩
慢な乾燥状態が持続するのが通常である。
これらの事柄を背景にした従来型の乾燥手段の
場合、第1図の体1ゾーンについては、送り込ま
れる単板は含水率が高く、初期乾燥は恒率乾燥と
なつて水分が続々と蒸発し、第1ゾーン機内は湿
潤空気が充満するとともに、機内循環の高温熱風
は逐次低下を招き、また高さ方向では下側になる
程温度が下がるのである。
次に第1ゾーンに連設された第2ゾーン20
は、第1ゾーンによる初期乾燥を了えた単板が搬
入されて、略、減率乾燥状態が続くことになり、
水分蒸発もさほど活発ではなく、機内の熱風感度
低下も第1ゾーン程顕著ではない。
単板からの水分を多量に含んだ第1ゾーンでは
湿潤空気を排出する必要があり、排気筒18から
適宜排出するのであるが、これは機内を循環する
熱風の風量、風圧を減少する働きをする。なお第
2ゾーンの排出は第1ゾーンに比べ極めて僅かで
ある。
以上のことから第1ゾーンと第2ゾーンの境界
近傍では、第1ゾーンの低温熱風が第1図矢示
G′方向へ流れる、つまり第2ゾーン側へ引き込
まれる現象が発生するのである。
これらの引き込まれた低温熱風は、矢示G′,
G′のように主として第2ゾーンの下側を熱風循
環方向に通り抜けるため、最終的にこの乾燥装置
による乾燥単板は、上段と下段とで乾燥度合に差
が出たり、下段通過単板に乾燥むらを生ずるとい
つた問題点が頻発したのである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、単位乾燥セクシヨンを複数連設した
従来のダブルサーキユレーシヨン型単板乾燥装置
において、前後に配列された第1ゾーンと第2ゾ
ーンの熱風循環方向を、各々従来と逆方向に強制
循環する一方、(本発明の一実施例を図示した第
3図参照)第1ゾーンの第2ゾーンの連結部に配
置連設されていた従来型の熱風の吹き込み部1
6,26を、逆に熱風の排気部に変更するのであ
る。
また従来、第1、第2ゾーン共に、連設された
複数の単位乾燥セクシヨン上部に設置された、熱
風の通風路14,24上面に立設されていた排気
筒18,28は、前記した排気部に各々立設し
て、機内の湿潤空気を調節自在に機外排出可能に
するのである。
さらに従来、第1ゾーンの始端部、および第2
ゾーン末端部に配置された熱風の排気部12,2
2は逆に熱風の吹き込み部に変更することを特徴
としている。その他単板の機内搬送手段、単板の
送入部、および機外への単板取り出し手段等は従
来型と同じである。
〔作用〕
従来型乾燥装置においては、第1ゾーンと第2
ゾーンの境界に配備された第1ゾーンの、熱風の
吹き込み部16における風量は、フアン13によ
る風量から、排気筒18により機外へ排出された
風量を除いた量となり、比較的に機外排出量の僅
かな第2ゾーンの吹き込み部26の風圧、風量
が、隣接する第1ゾーン吹き込み部より勝つてい
るのが常態である。
従つて第1ゾーンから第2ゾーンへ低温化した
熱風が流入して乾燥むらなどの弊害を生じていた
のであるが、本発明の実施例によれば、両者が隣
接する排気部の風量は共に損失のない、フアン風
量と同じとなりお互いに干渉することはなくなる
ことになる。
また仮に僅かに第2ゾーン側へ第1ゾーンの低
温熱風が吸引されたとしても、直ちに第2ゾーン
内循環の熱風に携行されて、先ず最初に加熱ヒー
ター25を通過することになり適宜かく拌されて
共に高温熱風と化し、上下段の乾燥むらなどの障
害は起こらないのである。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図示すると、第3図(全体
側面図)と第4図(正面図)になる。従来例を図
示した第1図、第2図と対比すると、両者の外観
は排気筒18,28の取付位置を除いて同一とな
つている。以下図面により本発明を説明する。
前述したように本発明による単板乾燥装置は従
来装置と同じように単位乾燥セクシヨン11,2
1を連設し、加熱ヒーター15,25、およびフ
アン13,23等を各々配備した第1ゾーン10
と、第2ゾーン20からなつている。そして図の
左端が入口コンベア1、右端が出口コンベア2に
構成される点も従来例と同じである。
入口コンベヤ1に連設する第1ゾーン始端部に
は熱風の吹き込み部16が配置され、これは従来
熱風の排気部となつていた箇所であり、フアン1
3が載置されている。次に単位乾燥セクシヨン1
1が4セクシヨン連設し、その情報には通風路1
4が配備され、続いて連設された乾燥セクシヨン
の上方には、加熱ヒーター15が配設されている
のである。
次に第1ゾーン10の末端部には排気部12
(従来型では、熱風の吹き込み部となつていた個
所)が接続され、さらに排気部12の上面に排気
筒18が立設され、湿潤空気を調節自在に機外へ
排出可能となつている。
第2ゾーン20は、第1ゾーン末端部配置の排
気部12に連設された、第2ゾーン用の排気部が
始端部となりその上面に排気筒を立設した排気部
22と、それに連設した複数の単位乾燥セクシヨ
ン21と、その情報に配列設置された、加熱ヒー
ター25、および通風路24と、第2ゾーン末端
部に配設された吹き込み部26とからなり、また
熱風の吹き込み部26の上部には熱風循環用のフ
アン23が載置されているのである。
第2ゾーンの吹き込み部26には冷却セクシヨ
ン31が連設されている。これは乾燥熱風を浴び
て高温となつた単板を適宜冷却する役目をするも
のである。引き続き冷却セクシヨン31には出口
コンベア2が接続されており、また入口、出口コ
ンベアを除いた、連設された乾燥セクシヨンに
は、全長にわたつて搬送機構5が配設されてい
る。
なお第3図の実施例においては、搬送機構が高
さ方向に3段のローラとなつているが、上下の段
数は任意に設定可能であり、また搬送もローラの
ほか、ネツトコンベア、チエンコンベア等、適宜
変更可能である。
以上の構成において単板は、入口コンベア1か
ら乾燥装置に送り込まれ、引き続き搬送機構によ
り矢示イ,ロ,ハ,ニ,ホと移送され、出口コン
ベア2によつて矢示ヘ方向の機外へと取り出され
ることになる。
次に熱風循環経路は、第1ゾーン10におい
て、第3図の加熱ヒーター15を図の右から左へ
通過した高温熱風が、フアン13に吸引された矢
示A′方向に通風路14を通り抜け、矢示B′方向
に吹き込み部16を掛け降り、続いて単板移送方
向に沿つて矢示C′方向に高速で単板を擦過しなが
ら乾燥しつづ通り抜けるのである。
単板の乾燥効果を挙げて低温過湿となつた熱風
は、引き続き排気部12に到達して矢示D′方向
に立ち上がり、排気筒18により適宜、湿潤空気
を機外へ放出するとともに、矢示E′方向へ迂回
し、加熱ヒーター15を通過することによつて再
び高温熱風となり、以下前述の経路を循環するの
である。
第2ゾーン20においては、加熱ヒーター25
を通過して高温化した熱風が、フアン23に吸引
されて通風路24を矢示K′方向に進み、吹き込
み部26に到達して矢示L′方向に降下し、さらに
M′からN′方向に進んで、単板搬送方向に逆らつ
て吹き抜けながら単板を乾燥するのである。引き
続き熱風は、排気部22においてN′,O′方向に
立ち上がつて加熱ヒーター25に至り、以下、同
じ熱風経路を繰り返し循環するのである。
以上詳述した本発明装置によれば、作用の項で
詳述したように乾燥むらなどの障害を排除するな
どの効果があり、また既設装置についても、比較
的簡単に本発明装置に改善することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来の乾燥装置を現したもの
で、第3図、第4図は本発明一実施例を図示した
ものである、第1図、第3図は側面図、第2図、
第4図は正面図である。 1……入口コンベア、2……出口コンベア、5
……搬送機構、10……第1ゾーン、11,21
……単位乾燥セクシヨン、12,22……排気
部、13,23……フアン、15,25……加熱
ヒーター、16,26……吹き込み部、18,2
8……排気筒、20……第2ゾーン、31……冷
却セクシヨン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 単板を連続的に搬送しながら乾燥する単板乾
    燥装置において、単位乾燥セクシヨンを複数連設
    し、始端部に配設された吹き込み部およびフアン
    と、末端部に配設された排気部と、単位乾燥セク
    シヨンの上部に配置された通風路、および加熱ヒ
    ーターと、前記排気部上面に立設された排気筒か
    らなり単位乾燥セクシヨン内の熱風方向を単板搬
    送方向と同方向に送風する第1ゾーンと、第1ゾ
    ーン末端部から単位乾燥セクシヨンを複数連設
    し、始端部に配設された排気部と、単位乾燥セク
    シヨンの上部に配置された加熱ヒーター、および
    通風路と、末端部に配設された吹き込み部、およ
    びフアンと、前記排気部上面に立設された排気筒
    からなり、単位乾燥セクシヨン内の熱風方向を単
    板搬送方向の逆方向に送風する第2ゾーンを備え
    たことを特徴とする単板乾燥装置。
JP27575885A 1985-12-06 1985-12-06 単板乾燥装置 Granted JPS62134480A (ja)

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JPS62134480A JPS62134480A (ja) 1987-06-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS643489A (en) * 1987-06-25 1989-01-09 Uroko Seisakusho Co Ltd Drier
JPH05285924A (ja) * 1992-04-08 1993-11-02 Hirano Tecseed Co Ltd セラミックシ−トの乾燥装置

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