JPS632871Y2 - - Google Patents

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JPS632871Y2
JPS632871Y2 JP18854183U JP18854183U JPS632871Y2 JP S632871 Y2 JPS632871 Y2 JP S632871Y2 JP 18854183 U JP18854183 U JP 18854183U JP 18854183 U JP18854183 U JP 18854183U JP S632871 Y2 JPS632871 Y2 JP S632871Y2
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veneer
cooling
drying
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JP18854183U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、原木から旋削して得られたシート状
薄板で、合板製品の素材となる単板の乾燥装置に
係り、熱風により高温となつた単板の冷却装置に
関するものである。
従来、合板工場において使用されている単板乾
燥装置は各種あるが、それは全てといつて良い
程、入口、出口以外を密封状態にした装置内に熱
風を循環し、該装置内を単板を移送しながら乾燥
する、いわゆる熱風循環型の乾燥装置である。
これらの乾燥装置において、乾燥工程を了えて
所要の含水率迄乾燥された単板は、およそ80〜90
℃の温度に達し、このままでは次段の矧合せ工
程、や重ね合せ接着工程等において、糊が弾かれ
て欠膠による接着不良を起すなどの各種障害が続
出するのである。
従つて通常は、該単板を50℃前後にするため、
該装置の乾燥工程終端部において、冷却フアンに
より外からの冷気を吸引して単板に吹き付ける冷
却装置が配備されているのである。
しかしながら、従来のこの種、冷却装置は、一
年を通じ、変化のない恒常的な冷却作用を繰り返
すことから、特に、夏、冬の大きな気温差や、ま
た気候不順の地などにおいて、冷却効果に過不足
を生じ、例えば、冬期の東北地区の合板工場で
は、冷却過多により、合板の接着仮圧締時間を多
く要することから、冷却を暫時停止させたり、ま
た再度始動させるなど、極めて煩雑で不適確な冷
却操作となり、また冷却装置の設備容量も余裕を
みて設置するなどの無駄があり、合板製造の隘路
となつていたのである。
本考案は前記隘路を打開したもので、冷却装置
へ導入する、外気の温度を検出する温度検出装置
と、変速回転可能な冷却フアンと、前記温度検出
装置からの信号を受けて、冷却フアンの回転を
増、減速する制御装置とを備えたことを特徴とし
ている。
以下図面により、本考案一実施例を説明する、
第1図は乾燥装置の全体側面図である、1は乾燥
装置で、単位乾燥セクシヨン10を単板移送方向
に沿つて、複数連設し乾燥工程を構成している。
第2図は、連設された3セクシヨンの単位乾燥
セクシヨンの外板を取り外して図示した側面図で
あり、第3図は単位乾燥セクシヨンを正面から見
た断面図である。図示のように各セクシヨンに
は、単板の搬送装置としてロール16が上下方向
に3段配置され、上下に3列の単板乾燥が可能と
なつている、また単板移送の矢示B方向には、熱
風を単板表裏に噴射するノズルボツクス13と、
搬送装置のロール16が適宜、交互に配設されて
いる。
なお搬送装置としては、単板を上下から直接挟
持して回転するロール以外に、金網コンベヤによ
り上下から単板を挟みながら移送する装置のほ
か、コンベヤチエーン、スプリングワイヤ等の搬
送帯により構成された搬送装置もある。
第3図は、ノズルボツクス13がロール16の
陰に位置し、図示されていない、10Hは加熱装
置で、例えば熱源に蒸気を使用した場合、多数の
放熱フインを付けた、エロフインヒータ等の熱交
換器が用いられる、10Sは、前記加熱装置の手前
に取付けられた除塵スクリーンで、機内を循環す
る熱風により持ち寄られた、テープ、木屑等の異
物を塞ぎ止める役目をするものである。
14は熱風フアンで、加熱装置10Hを経て、
高温となつた熱風を矢示H方向に吸引し、さらに
加圧付勢して、矢示I方向に吐出するものであ
る。
一方、単板は、上下3段に構成されたロール1
6による搬送装置によつて、上下から挟持され搬
送されるが、搬送されつつ、矢示I方向からの、
熱風を封入されたノズルボツクス13のノズルか
ら、該単板表裏に、熱風がいきおいよく噴射さ
れ、逐次乾燥されながら移送されることになる。
単板に吹き付けられた熱風は、自らの温度を下
げながら、単板表裏を伝つて第3図の左方へと抜
け、矢示J方向に立ち上がり、熱風フアン14に
引き寄せられて矢示K方向へ進み、加熱装置10
Hを通過して加熱される。以下、矢示H−I−J
−K方向に循環を繰り返すのである。
12は加熱装置へ給熱する給熱配管であり、1
8は所定数の単位乾燥セクシヨンおきに聳立配備
された排気筒で、ダンパなどの調節装置18Dに
より、適宜コントロールしながら、機内の単板乾
燥に伴い発生する、湿潤空気を排出するものであ
る。
以上連設された複数の乾燥セクシヨン10は、
一般的に同一の構成となつており、乾燥装置の単
板乾燥工程を形成することになる。
2は入口コンベヤで、被乾燥物の単板を、実施
例においては、上下3段に振り分けて送入する。
3は出口コンベヤで、乾燥を了えた単板を、機外
へ取り出すもので後述の冷却装置終端部に配置さ
れている。
20は本考案になる冷却装置で、連設された複
数の単位乾燥セクシヨン10により構成された乾
燥工程の末端部に配設されており、第1図実施例
においては、2セクシヨンの冷却装置が連設され
ている。
第4図は、冷却装置を正面から見た断面図であ
る、冷却装置は、第3図に図示の単位乾燥セクシ
ヨンの加熱装置10Hを削除した構造となつてお
り、単板表裏に風を吹き付けるノズルボツクス、
単板の搬送装置としてのロール等の配置は、同じ
である。第4図においては、第3図と対照的に、
単板進行方向に交互配置されたロールとノズルボ
ツクスのうちロールがノズルボツクスの陰に位置
し、図示されていない。
28は給気筒で、低温な外気を矢示M方向に導
入するものである。24は冷却フアンで、給気筒
を介して外気を吸入し、矢示N方向に吐出する、
そしてダクト25を経てノズルボツクス23へと
進入するのである、ノズルボツクス23は、単板
乾燥のノズルボツクス13と同様な構成で、図示
実施例の場合、上下3段、送入、移送される単板
の表裏に各々配置されるとともに、単板表裏に冷
気を噴射するよう、細幅スリツト状のノズル23
Nが開溝されている。
ノズル23Nからいきおいよく噴出した冷気
は、単板に急激な冷却作用を与えながら、該単板
を伝つて図の左方へと矢示方向に移動し、ダクト
26へ到達し、続いて矢示O方向へ立上り、排気
筒28′により、矢示P方向の外部へと排出され
るのである。
27は、温度検出装置で、給気筒28により導
入される、冷たい外気に曝露状態に配設され、外
気温度に応じて信号を制御装置29へ出力するも
のである。
制御装置29は、前記温度検出装置から信号を
受けて、冷却フアン24の回転を制御するもので
あり、例えばフアン駆動用電動機(図示省略)へ
供給する電源の周波数を変えて、該電動機、すな
わち冷却フアンの回転を可変にするものである。
冷却フアンの回転は、導入する外気の検出温度
に略、比例して制御するが、乾燥装置の機内温度
検出装置、もしくは、乾燥工程の最終段階に単板
温度検出装置を配備し、該装置からの検出温度に
略、比例して、冷却フアンの回転を制御するフア
クターを、制御装置29に加味する場合もある。
第1図において、冷却装置20は、2セクシヨ
ン配設されているが、温度検出装置27と制御装
置29は、1セツトのみで、2セクシヨンに配備
された2台の冷却フアンをコントロールするほ
か、前後のいずれか1セクシヨンのみ、前記操作
を施す構成とする場合もある。
単板の表裏に外気を吹き付ける手段は、前述の
説明のごとく、ダクト25の延長上に、上下各段
の単板を挟んで、細幅のノズルを開溝したノズル
ボツクス23を配置して、単板表裏に噴射させる
ほか、例えば、簡略な手法として、前記ノズルボ
ツクスを省略し、第4図のダクト25から、左方
のダクト26へ、外気が吹き抜けながら単板表裏
に吹き付け作用を施す構成もある。
また本説明においては、単位乾燥セクシヨンを
複数連設し、単板移送方向に直交して熱風が循環
する、いわゆる熱風の横循環式乾燥装置について
説明したが、大型のフアン2台により、単板移送
方向の逆方向に熱風を廻す、いわゆる熱風の縦循
環式乾燥装置等においても、乾燥工程末端部に冷
却装置は配備されており、本考案による装置が採
用される。
以上の構成による本考案の実施態様を説明する
と、単板は、入口コンベヤ2により、矢示A方向
に送入され、上下3段に分散し、連設された単位
乾燥セクシヨン10を矢示B方向に搬送装置のロ
ール6に挟持されながら移送される、各乾燥セク
シヨンは、第3図に図示するように、矢示H−I
−J−K方向に熱風が循環し、熱風は、加熱装置
10Hにより加熱されては、逐次移送されてくる
単板の表裏に、ノズルボツクスから噴射し、乾燥
作用を繰り返すのである。
乾燥熱風に浴した単板は、最終の乾燥セクシヨ
ン通過時点で、所要の仕上り含水率に整えられる
とともに、自らも高温となつて、該乾燥工程末端
部に配設された冷却装置へ到達する。
冷却装置20は、温度検出装置27、および制
御装置29等により、使用する冷気温度に対応し
た回転速度で駆動される冷却フアン24により、
適正な風量、風圧でノズルボツクス23から噴出
して該単板を冷却し、所定温度に仕上げ、出口コ
ンベヤ3により、機外へと取り出されるのであ
る。
以上本考案により、無駄のない設備容量と、外
界の状況変化に動じない、通年的な、適正温度の
仕上り単板確保が可能となつたのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は、乾
燥装置の全体側面図、第2図は、部分側面図、第
3図は、単位乾燥セクシヨンの正面図、第4図
は、冷却装置の正面図である。 1……乾燥装置、2……入口コンベヤ、3……
出口コンベヤ、10……単位乾燥セクシヨン、1
0H……加熱装置、13,23……ノズルボツク
ス、14……熱風フアン、16……搬送装置、1
8,28′……排気筒、20……冷却装置、24
……冷却フアン、27……温度検出装置、28…
…給気筒、29……制御装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 単板を移送する搬送装置と、熱風を循環する
    熱風フアンと、熱風を加熱する加熱装置とを備
    えてなる単板乾燥装置において、外気を吸引し
    て単板へ吹き付ける冷却フアンと、吸引する外
    気の温度検出装置と、前記検出装置の信号を受
    けて冷却フアンの回転を制御する制御装置と、
    外気を単板表裏に導くダクトからなる冷却装置
    を、前記単板乾燥装置の乾燥工程末端に配置し
    たことを特徴とする単板乾燥装置における冷却
    装置。 2 冷却フアンの制御装置は、外気温度に比例し
    て冷却フアンを制御することを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の単板乾燥装
    置における冷却装置。 3 外気を単板表裏に導くダクトは、細幅のノズ
    ルを開溝したノズルボツクスを備えたことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項、また
    は第2項に記載の単板乾燥装置における冷却装
    置。
JP18854183U 1983-12-06 1983-12-06 単板乾燥装置における冷却装置 Granted JPS6096586U (ja)

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JPS6096586U JPS6096586U (ja) 1985-07-01
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