JPH0553970B2 - - Google Patents
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- JPH0553970B2 JPH0553970B2 JP58021129A JP2112983A JPH0553970B2 JP H0553970 B2 JPH0553970 B2 JP H0553970B2 JP 58021129 A JP58021129 A JP 58021129A JP 2112983 A JP2112983 A JP 2112983A JP H0553970 B2 JPH0553970 B2 JP H0553970B2
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- piston
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- adjustment
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 6
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 241000356860 Pterygotrigla polyommata Species 0.000 description 1
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/38—Slack adjusters
- F16D65/40—Slack adjusters mechanical
- F16D65/52—Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play
- F16D65/56—Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut
- F16D65/567—Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut for mounting on a disc brake
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2121/00—Type of actuator operation force
- F16D2121/02—Fluid pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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- F16D2121/14—Mechanical
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2123/00—Multiple operation forces
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2125/00—Components of actuators
- F16D2125/18—Mechanical mechanisms
- F16D2125/20—Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa
- F16D2125/22—Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa acting transversely to the axis of rotation
- F16D2125/26—Cranks
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16D2125/22—Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa acting transversely to the axis of rotation
- F16D2125/28—Cams; Levers with cams
- F16D2125/32—Cams; Levers with cams acting on one cam follower
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、パーキングブレーキ機構付デイスク
ブレーキに関する。
ブレーキに関する。
[従来の技術]
パーキングブレーキ機構付デイスクブレーキ
は、例えば特公昭44−16486号公報に示されてい
て、同広報の一実施例においては、パーキングブ
レーキ機構が、ピストンに同軸的に一体成形され
シリンダの底壁に設けた取付孔内に第2のシール
リングを介して摺動可能に嵌挿された調節ナツト
と、この調節ナツトに進退可能に螺合されて頭部
を前記シリンダ外に突出させてなりかつ該頭部に
はラチエツトを有してなる調節ボルトと、キヤリ
パのシリンダの底壁から延出させた支持部に揺動
可能に支持され調節ボルトの頭部頂面に当接する
カムを備えたパーキングレバーと、このパーキン
グレバーに組付けられて調節ボルトのラチエツト
に係合しパーキングレバーの揺動量が所定量以上
のとき調節ボルトに途切れ回転運動を与えて調節
ボルトを調節ナツトから突出させるポールを備え
る構成となつている。
は、例えば特公昭44−16486号公報に示されてい
て、同広報の一実施例においては、パーキングブ
レーキ機構が、ピストンに同軸的に一体成形され
シリンダの底壁に設けた取付孔内に第2のシール
リングを介して摺動可能に嵌挿された調節ナツト
と、この調節ナツトに進退可能に螺合されて頭部
を前記シリンダ外に突出させてなりかつ該頭部に
はラチエツトを有してなる調節ボルトと、キヤリ
パのシリンダの底壁から延出させた支持部に揺動
可能に支持され調節ボルトの頭部頂面に当接する
カムを備えたパーキングレバーと、このパーキン
グレバーに組付けられて調節ボルトのラチエツト
に係合しパーキングレバーの揺動量が所定量以上
のとき調節ボルトに途切れ回転運動を与えて調節
ボルトを調節ナツトから突出させるポールを備え
る構成となつている。
[発明が解決しようとする課題]
上記した従来のパーキングブレーキ機構におい
ては、ピストンに調節ナツトが一体的に形成され
ているため、 (1) パツドクリアランスの調節時やパツド交換時
に調節ボルトが回転しても調節ナツトは回転せ
ず、調節ナツトとシリンダの底壁間に設けられ
た第2のシールリングはねじられない。
ては、ピストンに調節ナツトが一体的に形成され
ているため、 (1) パツドクリアランスの調節時やパツド交換時
に調節ボルトが回転しても調節ナツトは回転せ
ず、調節ナツトとシリンダの底壁間に設けられ
た第2のシールリングはねじられない。
(2) ブレーキ液が充填されるシリンダ内に調節ナ
ツトと調節ボルトの螺合部が無く、エア抜き性
がよい。
ツトと調節ボルトの螺合部が無く、エア抜き性
がよい。
等の利点が得られるものの、
(a) 制動時にピストンがパツドにより引きずられ
てシリンダ内にて傾動すると、調節ナツトもピ
ストンと一体的に傾動して第2のシールリング
に局部的に過度の負荷が作用する。
てシリンダ内にて傾動すると、調節ナツトもピ
ストンと一体的に傾動して第2のシールリング
に局部的に過度の負荷が作用する。
(b) 調節ナツトの傾動に伴つて調節ボルトも傾動
し、ラチエツトとポール間に誤作動が生じるお
それがある。
し、ラチエツトとポール間に誤作動が生じるお
それがある。
等の問題がある。
[課題を解決するための手段]
本発明は、上記した(1)、(2)の利点を損なうこと
なく、上記した(a)、(b)の各問題を解決すべくなさ
れたものであり、パーキングブレーキ機構を、ピ
ストンとは別体でシリンダの底壁にピストンと同
軸的に設けた取付孔内に第2のシールリングを介
して摺動可能に嵌挿され閉塞端を前記シリンダ内
に突入させかつ前記ピストンに当接させてなる有
底筒状の調節ナツトと、この調節ナツトに進退可
能に螺合されて頭部を前記シリンダ外に突出させ
てなりかつ該頭部にはラチエツトを有してなる調
節ボルトと、キヤリパのシリンダの底壁から延出
させた支持部に揺動可能に支持され前記調節ボル
トの頭部頂面に当接するカムを一体的に有するパ
ーキングレバーと、このパーキングレバーに組付
けられて前記調節ボルトのラチエツトに係合し前
記パーキングレバーの揺動量が所定量以上のとき
前記調節ボルトに途切れ回転運動を与えて前記調
節ボルトから前記調節ナツトを突出させるポール
を備える構成とした。
なく、上記した(a)、(b)の各問題を解決すべくなさ
れたものであり、パーキングブレーキ機構を、ピ
ストンとは別体でシリンダの底壁にピストンと同
軸的に設けた取付孔内に第2のシールリングを介
して摺動可能に嵌挿され閉塞端を前記シリンダ内
に突入させかつ前記ピストンに当接させてなる有
底筒状の調節ナツトと、この調節ナツトに進退可
能に螺合されて頭部を前記シリンダ外に突出させ
てなりかつ該頭部にはラチエツトを有してなる調
節ボルトと、キヤリパのシリンダの底壁から延出
させた支持部に揺動可能に支持され前記調節ボル
トの頭部頂面に当接するカムを一体的に有するパ
ーキングレバーと、このパーキングレバーに組付
けられて前記調節ボルトのラチエツトに係合し前
記パーキングレバーの揺動量が所定量以上のとき
前記調節ボルトに途切れ回転運動を与えて前記調
節ボルトから前記調節ナツトを突出させるポール
を備える構成とした。
[発明の作用・効果]
本発明によるパーキングブレーキ機構において
は、調節ナツトがピストンとは別体で有底筒状に
形成されていて、シリンダの底壁にピストンと同
軸的に設けた取付孔内に第2のシールリングを介
して摺動可能に嵌挿されて閉塞端をシリンダ内に
突入させかつピストンに当接させているため、 (1) パツドクリアランスの調節時やパツド交換時
に調節ボルトが回転しても調節ナツトは回転せ
ず、調節ナツトとシリンダの底壁間に設けられ
た第2のシールリングはねじられずその耐久性
は損なわれない。
は、調節ナツトがピストンとは別体で有底筒状に
形成されていて、シリンダの底壁にピストンと同
軸的に設けた取付孔内に第2のシールリングを介
して摺動可能に嵌挿されて閉塞端をシリンダ内に
突入させかつピストンに当接させているため、 (1) パツドクリアランスの調節時やパツド交換時
に調節ボルトが回転しても調節ナツトは回転せ
ず、調節ナツトとシリンダの底壁間に設けられ
た第2のシールリングはねじられずその耐久性
は損なわれない。
(2) ブレーキ液が充填されるシリンダ内に調節ナ
ツトと調節ボルトの螺合部が無く、エア抜き性
がよい。
ツトと調節ボルトの螺合部が無く、エア抜き性
がよい。
(3) 制動時にピストンがパツドにより引きずられ
てシリンダ内にて傾動しても、そのピストンの
傾動は調節ナツトに直接伝わらず、調節ナツト
及びこれに螺合する調節ボルトは殆ど傾動しな
い。したがつて、調節ナツトの外周に配設され
る第2のシールリングに局部的に過度の負荷が
作用することはなく、第2のシールリングの耐
久性は損なわれない。また、調節ボルトも殆ど
傾動しないため、ラチエツトとポール間に誤作
動が生じることもなく、パツドクリアランスが
誤調節されることもない。
てシリンダ内にて傾動しても、そのピストンの
傾動は調節ナツトに直接伝わらず、調節ナツト
及びこれに螺合する調節ボルトは殆ど傾動しな
い。したがつて、調節ナツトの外周に配設され
る第2のシールリングに局部的に過度の負荷が
作用することはなく、第2のシールリングの耐
久性は損なわれない。また、調節ボルトも殆ど
傾動しないため、ラチエツトとポール間に誤作
動が生じることもなく、パツドクリアランスが
誤調節されることもない。
といつた各作用効果が得られる。
[実施例]
以下に本発明の各実施例を図面に基づいて説明
する。第1図は本発明の第1実施例を示してい
て、ここに示したデイスクブレーキにおいては、
図示しない車体の一部(例えば、ナツクルアー
ム)に組付けられるトルクメンバ20に、デイス
クロータ22の両側に配置したパツド24,26
が図示左右方向へ摺動可能に組付けられている。
またトルクメンバ20には、キヤリパ28が公知
の手段により図示左右方向へ摺動可能に組付けら
れている。キヤリパ28は、デイスクロータ22
の外周の一部を跨いで両パツド24,26を包囲
する形状に形成されていて、図示右端には二股状
に形成されて図示右方のパツド24の裏金24a
背面に当接する押動アーム28aが形成され、ま
た図示左方にはシリンダ28bが形成されてい
る。シリンダ28bは図示左右方向に形成されて
いて、カツプ状のピストン30がシールリング3
2を介して図示左右方向(軸方向)へ摺動可能に
嵌挿され、図示左方のパツド26の裏金26a背
面に当接している。このピストン30はシリンダ
28b内に供給される液圧又はパーキングブレー
キ機構によつて押動されるように構成されてい
て、その外周とシリンダ28bの外端部間にはダ
ストブーツ34が装着されている。なお、ピスト
ン30はパツド26の裏金26aに設けた突起2
6bにより廻り止めされている。
する。第1図は本発明の第1実施例を示してい
て、ここに示したデイスクブレーキにおいては、
図示しない車体の一部(例えば、ナツクルアー
ム)に組付けられるトルクメンバ20に、デイス
クロータ22の両側に配置したパツド24,26
が図示左右方向へ摺動可能に組付けられている。
またトルクメンバ20には、キヤリパ28が公知
の手段により図示左右方向へ摺動可能に組付けら
れている。キヤリパ28は、デイスクロータ22
の外周の一部を跨いで両パツド24,26を包囲
する形状に形成されていて、図示右端には二股状
に形成されて図示右方のパツド24の裏金24a
背面に当接する押動アーム28aが形成され、ま
た図示左方にはシリンダ28bが形成されてい
る。シリンダ28bは図示左右方向に形成されて
いて、カツプ状のピストン30がシールリング3
2を介して図示左右方向(軸方向)へ摺動可能に
嵌挿され、図示左方のパツド26の裏金26a背
面に当接している。このピストン30はシリンダ
28b内に供給される液圧又はパーキングブレー
キ機構によつて押動されるように構成されてい
て、その外周とシリンダ28bの外端部間にはダ
ストブーツ34が装着されている。なお、ピスト
ン30はパツド26の裏金26aに設けた突起2
6bにより廻り止めされている。
パーキングブレーキ機構は、有底筒状の調節ナ
ツト36、調節ボルト38、パーキングレバー4
0及びポール42等を備えている。調節ナツト3
6は、シリンダ28bの底壁28c中央に形成し
たボス部28dの取付孔28e内にシールリング
37を介して摺動可能に嵌挿されていて、その閉
塞端36aはシリンダ28b内に突入しピストン
30の頂壁30aに抜差可能かつ回転不能に連結
されている。このピストン30と調節ナツト36
の連結はピストン30に設けた凹所と調節ナツト
36の右端を非円形とすることによりなされてい
る。調節ボルト38はピツチの大なるねじにて調
節ナツト36に進退可能に螺合されていて、その
頭部38aはシリンダ28b外に突出している。
この調節ボルト38の頭部38aには環状のフラ
ンジ38bが一体的に形成されるとともに、調節
ボルト38とは別体のラチエツトホイール39が
一体的に固着されている。また、調節ボルト38
の頭部38aはキヤリパ28の筒部28fに固着
したプラグ44に軸方向へ摺動可能かつ回転可能
に支承されており、調節ボルト38のフランジ3
8bとプラグ44間にはスラスト軸受46が介装
されている。パーキングレバー40は、キヤリパ
28の筒部28fから延出させた一対の支持アー
ム28g(図には一方のみ示されている)に支持
ピン41を介して揺動可能に支持されていて、そ
の下端には調節ボルト38の頭部38a頂面に当
接するカム40aが一体的に形成されている。ま
たパーキングレバー40の上端40bはブーツ4
8外に突出していて、揺動操作可能となつてい
る。ポール42は、パーキングレバー40の中間
部に組付けられていて、その先端にてラチエツト
ホイール39に係合しており、パーキングレバー
40の図示反時計方向への揺動量が所定値以上の
ときパーキングレバー40の図示時計方向への揺
動時(復帰時)にラチエツトホイール39及び調
節ボルト38に途切れ回転運転を与えて調節ボル
ト38から調節ナツト36を突出させる。
ツト36、調節ボルト38、パーキングレバー4
0及びポール42等を備えている。調節ナツト3
6は、シリンダ28bの底壁28c中央に形成し
たボス部28dの取付孔28e内にシールリング
37を介して摺動可能に嵌挿されていて、その閉
塞端36aはシリンダ28b内に突入しピストン
30の頂壁30aに抜差可能かつ回転不能に連結
されている。このピストン30と調節ナツト36
の連結はピストン30に設けた凹所と調節ナツト
36の右端を非円形とすることによりなされてい
る。調節ボルト38はピツチの大なるねじにて調
節ナツト36に進退可能に螺合されていて、その
頭部38aはシリンダ28b外に突出している。
この調節ボルト38の頭部38aには環状のフラ
ンジ38bが一体的に形成されるとともに、調節
ボルト38とは別体のラチエツトホイール39が
一体的に固着されている。また、調節ボルト38
の頭部38aはキヤリパ28の筒部28fに固着
したプラグ44に軸方向へ摺動可能かつ回転可能
に支承されており、調節ボルト38のフランジ3
8bとプラグ44間にはスラスト軸受46が介装
されている。パーキングレバー40は、キヤリパ
28の筒部28fから延出させた一対の支持アー
ム28g(図には一方のみ示されている)に支持
ピン41を介して揺動可能に支持されていて、そ
の下端には調節ボルト38の頭部38a頂面に当
接するカム40aが一体的に形成されている。ま
たパーキングレバー40の上端40bはブーツ4
8外に突出していて、揺動操作可能となつてい
る。ポール42は、パーキングレバー40の中間
部に組付けられていて、その先端にてラチエツト
ホイール39に係合しており、パーキングレバー
40の図示反時計方向への揺動量が所定値以上の
ときパーキングレバー40の図示時計方向への揺
動時(復帰時)にラチエツトホイール39及び調
節ボルト38に途切れ回転運転を与えて調節ボル
ト38から調節ナツト36を突出させる。
上記のように構成した本実施例においては、シ
リンダ28b内に圧液が供給されると、ピストン
30が右方へ移動してパツド26をデイスクロー
タ22の左側面に押圧し、同時にキヤリパ28が
左方へ移動してその押動アーム28aにてパツド
24をデイスクロータ22の右側面に押圧するた
め、通常のブレーキ作用が得られる。このとき、
パーキングブレーキ機構においては、調節ナツト
36に液圧が作用し、その作用力が調節ボルト3
8、スラスト軸受46を介してプラグ44に伝わ
り、プラグ44にて受承される。また、このとき
には、ピストン30と調節ナツト36の連結が外
れないため調節ナツト36がピストン30により
回転を阻止され、また調節ボルト38がポール4
2により調節ナツト36内へ侵入する回転を阻止
させるため、調節ナツト36と調節ボルト38の
螺合量は変化しない。
リンダ28b内に圧液が供給されると、ピストン
30が右方へ移動してパツド26をデイスクロー
タ22の左側面に押圧し、同時にキヤリパ28が
左方へ移動してその押動アーム28aにてパツド
24をデイスクロータ22の右側面に押圧するた
め、通常のブレーキ作用が得られる。このとき、
パーキングブレーキ機構においては、調節ナツト
36に液圧が作用し、その作用力が調節ボルト3
8、スラスト軸受46を介してプラグ44に伝わ
り、プラグ44にて受承される。また、このとき
には、ピストン30と調節ナツト36の連結が外
れないため調節ナツト36がピストン30により
回転を阻止され、また調節ボルト38がポール4
2により調節ナツト36内へ侵入する回転を阻止
させるため、調節ナツト36と調節ボルト38の
螺合量は変化しない。
また、シリンダ28b内の液圧が解除される
と、シールリング32の復元作用によりピストン
30が左右へもどされるとともに、デイスクロー
タ22とパツド26の摩擦振動によりキヤリパ2
8が右方へもどされて、通常のブレーキ作用が解
除される。このとき、パーキングブレーキ機構に
おいては、調節ナツト36に作用する液圧が消失
するのみで作動は全くない。
と、シールリング32の復元作用によりピストン
30が左右へもどされるとともに、デイスクロー
タ22とパツド26の摩擦振動によりキヤリパ2
8が右方へもどされて、通常のブレーキ作用が解
除される。このとき、パーキングブレーキ機構に
おいては、調節ナツト36に作用する液圧が消失
するのみで作動は全くない。
一方、パーキングレバー40が図示反時計方向
へ揺動操作されると、パーキングレバー40のカ
ム40aにより調節ボルト38、調節ナツト36
及びピストン30が右方へ押動され、パツド26
がデイスクロータ22の左側面の押圧されるとと
もに、その反力によりキヤリパ28が左方へ押さ
れてパツド24がデイスクロータ22の右側面に
押圧されてパーキングブレーキ作用が得られる。
また、パーキングレバー40が図示状態までもど
されると、パーキングブレーキ作用が解除され
る。
へ揺動操作されると、パーキングレバー40のカ
ム40aにより調節ボルト38、調節ナツト36
及びピストン30が右方へ押動され、パツド26
がデイスクロータ22の左側面の押圧されるとと
もに、その反力によりキヤリパ28が左方へ押さ
れてパツド24がデイスクロータ22の右側面に
押圧されてパーキングブレーキ作用が得られる。
また、パーキングレバー40が図示状態までもど
されると、パーキングブレーキ作用が解除され
る。
しかして、上記したパーキングブレーキ操作時
(解除操作も含む)において、両パツド24,2
6の摩耗によりパーキングレバー40が図示反時
計方向へ所定値以上揺動されると、ポール42と
ラチエツトホイール39の係合位置が変わり、パ
ーキングレバー40の図示時計方向への揺動時に
ラチエツトホイール39及び調節ボルト38がポ
ール42により途切れ回転運動させられて、調節
ボルト38がシールリング37で回転止めされて
いる調節ナツト36に対して回転して調節ナツト
36が調節ボルト38から突出する。この結果、
デイスクロータ22と両パツド24,26間の非
制動時におけるクリアランス(パツドクリアラン
ス)が調節ナツト36の回転無しで自動的に調節
され、シールリング37がねじられることはな
い。なお、両パツド26,24の摩耗が少なく、
パーキングレバー40の図示時計方向への揺動量
が所定値以下の場合には、ポール42とラチエツ
トホイール39の係合位置は変わらず、上記した
パツドクリアランスは調節されない。
(解除操作も含む)において、両パツド24,2
6の摩耗によりパーキングレバー40が図示反時
計方向へ所定値以上揺動されると、ポール42と
ラチエツトホイール39の係合位置が変わり、パ
ーキングレバー40の図示時計方向への揺動時に
ラチエツトホイール39及び調節ボルト38がポ
ール42により途切れ回転運動させられて、調節
ボルト38がシールリング37で回転止めされて
いる調節ナツト36に対して回転して調節ナツト
36が調節ボルト38から突出する。この結果、
デイスクロータ22と両パツド24,26間の非
制動時におけるクリアランス(パツドクリアラン
ス)が調節ナツト36の回転無しで自動的に調節
され、シールリング37がねじられることはな
い。なお、両パツド26,24の摩耗が少なく、
パーキングレバー40の図示時計方向への揺動量
が所定値以下の場合には、ポール42とラチエツ
トホイール39の係合位置は変わらず、上記した
パツドクリアランスは調節されない。
また、パツド交換時、ポール42をラチエツト
39から外しピストン30をシリンダ28b内に
押し込めば、調節ボルト38がスラスト軸受46
の作用により回転し、ピストン30及び調節ナツ
ト36が回転することなく移動するため、シール
リング32がピストン30によりまたシールリン
グ37が調節ナツト36によりねじり切られるこ
とはない。
39から外しピストン30をシリンダ28b内に
押し込めば、調節ボルト38がスラスト軸受46
の作用により回転し、ピストン30及び調節ナツ
ト36が回転することなく移動するため、シール
リング32がピストン30によりまたシールリン
グ37が調節ナツト36によりねじり切られるこ
とはない。
以上要するに、本実施例においては、調節ナツ
ト36がピストン30とは別体で有底筒状に形成
されていて、シリンダ28bの底壁28cにピス
トン30と同軸的に設けた取付孔28e内にシー
ルリング37を介して摺動可能に嵌挿されて閉塞
端36aをシリンダ28b内に突入させかつピス
トン30に当接させているため、 (1) パツドクリアランスの調節時やパツド交換時
に調節ボルト38が回転しても調節ナツト36
は回転せず、調節ナツト36とシリンダの底壁
28cのボス部28d間に設けられたシールリ
ング37はねじられずその耐久性は損なわれな
い。
ト36がピストン30とは別体で有底筒状に形成
されていて、シリンダ28bの底壁28cにピス
トン30と同軸的に設けた取付孔28e内にシー
ルリング37を介して摺動可能に嵌挿されて閉塞
端36aをシリンダ28b内に突入させかつピス
トン30に当接させているため、 (1) パツドクリアランスの調節時やパツド交換時
に調節ボルト38が回転しても調節ナツト36
は回転せず、調節ナツト36とシリンダの底壁
28cのボス部28d間に設けられたシールリ
ング37はねじられずその耐久性は損なわれな
い。
(2) ブレーキ液が充填されるシリンダ28b内に
調節ナツト36と調節ボルト38の螺合部が無
く、エア抜き性がよい。
調節ナツト36と調節ボルト38の螺合部が無
く、エア抜き性がよい。
(3) 制動的にピストン30がパツド26により引
きずられてシリンダ28b内にて傾動しても、
そのピストン30の傾動は調節ナツト36に直
接伝わらず、調節ナツト36及びこれに螺合す
る調節ボルト38は殆ど傾動しない。したがつ
て、調節ナツト36の外周に配設されるシール
リング37に局部的に過度の負荷が作用するこ
とはなく、シールリング37の耐久性は損なわ
れない。また、調節ボルト38も殆ど傾動しな
いため、ラチエツト39とポール42間に誤作
動が生じることもなく、パツドクリアランスが
誤調節されることもない。
きずられてシリンダ28b内にて傾動しても、
そのピストン30の傾動は調節ナツト36に直
接伝わらず、調節ナツト36及びこれに螺合す
る調節ボルト38は殆ど傾動しない。したがつ
て、調節ナツト36の外周に配設されるシール
リング37に局部的に過度の負荷が作用するこ
とはなく、シールリング37の耐久性は損なわ
れない。また、調節ボルト38も殆ど傾動しな
いため、ラチエツト39とポール42間に誤作
動が生じることもなく、パツドクリアランスが
誤調節されることもない。
といつた各作用効果が得られる。
第2図は本発明の第2実施例を示していて、こ
こに示したデイスクブレーキにおいては、パーキ
ングレバー140がキヤリパ128に形成した後
壁128hを有する支持部128gに組付けられ
ていて、図示状態(パーキングブレーキ解除状
態)においてはパーキングレバー140のカム1
40aが調節ボルト138の頭部138a頂面に
当接するとともに、パーキングレバー140に一
体的に形成したストツパ部140cがキヤリパ1
28の後壁128hに当接している。このため、
本実施例においては、シリンダ28b内に圧液が
供給されたときに調節ナツト136に作用する力
が調節ボルト138及びパーキングレバー140
を介して後壁128hにて受承される。その他の
構成は、プラグ44とスラスト軸受46が用いら
れていないことを除いて、上記第1実施例と同じ
であるため、100番台の類似符号を付してその説
明は省略する。また、このデイスクブレーキの作
動は、上記第1実施例の作動と実質的に同じであ
るため、その説明は省略する。なお、本実施例に
おいて、そのパツド交換時にポール142をラチ
エツトホイール139から外し調節ボルト138
を回転させながらピストン130をシリンダ12
8b内に押し込めば、ピストン130が回転する
ことなくシリンダ128b内に入るため、シール
リング132がピストン130によりねじり切ら
れることはない。
こに示したデイスクブレーキにおいては、パーキ
ングレバー140がキヤリパ128に形成した後
壁128hを有する支持部128gに組付けられ
ていて、図示状態(パーキングブレーキ解除状
態)においてはパーキングレバー140のカム1
40aが調節ボルト138の頭部138a頂面に
当接するとともに、パーキングレバー140に一
体的に形成したストツパ部140cがキヤリパ1
28の後壁128hに当接している。このため、
本実施例においては、シリンダ28b内に圧液が
供給されたときに調節ナツト136に作用する力
が調節ボルト138及びパーキングレバー140
を介して後壁128hにて受承される。その他の
構成は、プラグ44とスラスト軸受46が用いら
れていないことを除いて、上記第1実施例と同じ
であるため、100番台の類似符号を付してその説
明は省略する。また、このデイスクブレーキの作
動は、上記第1実施例の作動と実質的に同じであ
るため、その説明は省略する。なお、本実施例に
おいて、そのパツド交換時にポール142をラチ
エツトホイール139から外し調節ボルト138
を回転させながらピストン130をシリンダ12
8b内に押し込めば、ピストン130が回転する
ことなくシリンダ128b内に入るため、シール
リング132がピストン130によりねじり切ら
れることはない。
第1図は本発明によるパーキングブレーキ機構
付デイスクブレーキの第1実施例を示す断面図、
第2図は本発明によるパーキングブレーキ機構付
デイスクブレーキの第2実施例を示す断面図であ
る。 符号の説明 26……パツド、28……キヤリ
パ、28b……シリンダ、28c……底壁、28
d……ボス部、28e……取付孔、28g……支
持アーム、30……ピストン、30a……頂壁、
32……シールリング、36……調節ナツト、3
6a……閉塞端、37……シールリング、38…
…調節ボルト、38a……頭部、39……ラチエ
ツトホイール、40……パーキングレバー、40
a……カム、42……ポール。
付デイスクブレーキの第1実施例を示す断面図、
第2図は本発明によるパーキングブレーキ機構付
デイスクブレーキの第2実施例を示す断面図であ
る。 符号の説明 26……パツド、28……キヤリ
パ、28b……シリンダ、28c……底壁、28
d……ボス部、28e……取付孔、28g……支
持アーム、30……ピストン、30a……頂壁、
32……シールリング、36……調節ナツト、3
6a……閉塞端、37……シールリング、38…
…調節ボルト、38a……頭部、39……ラチエ
ツトホイール、40……パーキングレバー、40
a……カム、42……ポール。
Claims (1)
- 1 キヤリパに形成したシリンダ内にカツプ状の
ピストンがシールリングを介して軸方向へ摺動可
能に嵌挿され、このピストンがパーキングブレー
キ機構又は前記シリンダ内に供給される圧液によ
つて押動されてパツドを押圧するようにしてなる
パーキングブレーキ機構付デイスクブレーキにお
いて、前記パーキングブレーキ機構を、前記ピス
トンとは別体で前記シリンダの底壁に前記ピスト
ンと同軸的に設けた取付孔内に第2のシールリン
グを介して摺動可能に嵌挿され閉塞端を前記シリ
ンダ内に突入させかつ前記ピストンに当接させて
なる有底筒状の調節ナツトと、この調節ナツトに
進退可能に螺合されて頭部を前記シリンダ外に突
出させてなりかつ該頭部にはラチエツトを有して
なる調節ボルトと、前記キヤリパのシリンダの底
壁から延出させた支持部に揺動可能に支持され前
記調節ボルトの頭部頂面に当接するカムを一体的
に有するパーキングレバーと、このパーキングレ
バーに組付けられて前記調節ボルトのラチエツト
に係合し前記パーキングレバーの揺動量が所定量
以上のとき前記調節ボルトに途切れ回転運動を与
えて前記調節ボルトから前記調節ナツトを突出さ
せるポールを備える構成としたことを特徴とする
パーキングブレーキ機構付デイスクブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58021129A JPS59147126A (ja) | 1983-02-10 | 1983-02-10 | パ−キングブレ−キ機構付デイスクブレ−キ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58021129A JPS59147126A (ja) | 1983-02-10 | 1983-02-10 | パ−キングブレ−キ機構付デイスクブレ−キ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59147126A JPS59147126A (ja) | 1984-08-23 |
JPH0553970B2 true JPH0553970B2 (ja) | 1993-08-11 |
Family
ID=12046273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58021129A Granted JPS59147126A (ja) | 1983-02-10 | 1983-02-10 | パ−キングブレ−キ機構付デイスクブレ−キ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59147126A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8622617D0 (en) * | 1986-09-19 | 1986-10-22 | Lucas Ind Plc | Disc brakes |
-
1983
- 1983-02-10 JP JP58021129A patent/JPS59147126A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59147126A (ja) | 1984-08-23 |
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