JPH0553471A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
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- JPH0553471A JPH0553471A JP3235721A JP23572191A JPH0553471A JP H0553471 A JPH0553471 A JP H0553471A JP 3235721 A JP3235721 A JP 3235721A JP 23572191 A JP23572191 A JP 23572191A JP H0553471 A JPH0553471 A JP H0553471A
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- roller
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Landscapes
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オフセット量が多く滞溜トナーがある場合で
も、滞溜トナーを除去して記録材および加圧ローラの汚
れを防止することのできる定着装置を提供することを目
的としている。 【構成】 押圧ローラ8を移動可能に配設し、定着動作
開始前に該押圧ローラ8を定着ローラ1の回転方向下流
側位置8Bに移動させる。その後、所定時間定着ローラ
1を回転させた後、再び上記押圧ローラ8を元の位置8
Aに戻し、定着動作を行う。
も、滞溜トナーを除去して記録材および加圧ローラの汚
れを防止することのできる定着装置を提供することを目
的としている。 【構成】 押圧ローラ8を移動可能に配設し、定着動作
開始前に該押圧ローラ8を定着ローラ1の回転方向下流
側位置8Bに移動させる。その後、所定時間定着ローラ
1を回転させた後、再び上記押圧ローラ8を元の位置8
Aに戻し、定着動作を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は離型剤供給あるいはクリ
ーニングのためのクリーニングウェブを具備した定着装
置に関する。
ーニングのためのクリーニングウェブを具備した定着装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機等の画像形成装置
においては、定着装置のクリーニング並びに離型剤供給
を目的としてシリコーンオイル等を含浸させた耐熱性の
クリーニングウェブが備えられている。該クリーニング
ウェブは図7に示すようにウェブ供給ローラ5から巻取
りローラ6へ巻取られる途中でウェブ押圧ローラ8によ
り定着ローラ1に所定の圧力で当接しながらクリーニン
グとオイル塗布を行うようになっている。ウェブの駆動
はステッピングモータやソレノイドとワンウェイクラッ
チの組み合せ等で行っている。
においては、定着装置のクリーニング並びに離型剤供給
を目的としてシリコーンオイル等を含浸させた耐熱性の
クリーニングウェブが備えられている。該クリーニング
ウェブは図7に示すようにウェブ供給ローラ5から巻取
りローラ6へ巻取られる途中でウェブ押圧ローラ8によ
り定着ローラ1に所定の圧力で当接しながらクリーニン
グとオイル塗布を行うようになっている。ウェブの駆動
はステッピングモータやソレノイドとワンウェイクラッ
チの組み合せ等で行っている。
【0003】上記定着ローラ1はアルミニウム等の中空
芯金にフッ素樹脂(例えばポリテトラフルオロエチレ
ン)等の離型性、耐熱性の優れた被覆材を塗布したもの
を用い、内部に具備したハロゲンヒータ3とサーミスタ
(図示せず)等で所定の温度となるように制御されてい
る。上記定着ローラ1の下方に配設された加圧ローラ4
もアルミニウム等の芯金に耐熱性の高いシリコーンゴム
等を被覆しており、所定温度に加熱された定着ローラ1
との圧接部で記録材を挟持搬送することにより記録材上
の現像剤像を定着する。定着後、一部の現像剤(例え
ば、粉体トナー。以下、粉体トナーとする。)は定着さ
れずに定着ローラ上に付着するいわゆるオフセットを発
生させるが、上述したクリーニングウェブ7によってク
リーニングされる。
芯金にフッ素樹脂(例えばポリテトラフルオロエチレ
ン)等の離型性、耐熱性の優れた被覆材を塗布したもの
を用い、内部に具備したハロゲンヒータ3とサーミスタ
(図示せず)等で所定の温度となるように制御されてい
る。上記定着ローラ1の下方に配設された加圧ローラ4
もアルミニウム等の芯金に耐熱性の高いシリコーンゴム
等を被覆しており、所定温度に加熱された定着ローラ1
との圧接部で記録材を挟持搬送することにより記録材上
の現像剤像を定着する。定着後、一部の現像剤(例え
ば、粉体トナー。以下、粉体トナーとする。)は定着さ
れずに定着ローラ上に付着するいわゆるオフセットを発
生させるが、上述したクリーニングウェブ7によってク
リーニングされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、記録材上の画像比率が高い場合、記録材の表
面が粗い場合、記録材と粉体トナーとの静電吸着力が小
さい場合、あるいは、定着ローラ1からの熱供給が不足
した場合等はオフセット量が多くなり、ウェブ7と定着
ローラ1の当接部にトナーが滞溜することがあった。
来例では、記録材上の画像比率が高い場合、記録材の表
面が粗い場合、記録材と粉体トナーとの静電吸着力が小
さい場合、あるいは、定着ローラ1からの熱供給が不足
した場合等はオフセット量が多くなり、ウェブ7と定着
ローラ1の当接部にトナーが滞溜することがあった。
【0005】この滞溜したトナーは次の定着時に十分な
熱を受けて溶融し、ウェブ7と定着ローラ1の当接部を
擦り抜けて加圧ローラ4を汚したり記録材を汚す等の問
題点があった。
熱を受けて溶融し、ウェブ7と定着ローラ1の当接部を
擦り抜けて加圧ローラ4を汚したり記録材を汚す等の問
題点があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決し、オフセッ
ト量が多く滞溜トナーがある場合でも、該滞溜トナーを
除去して記録材及び加圧ローラの汚れを防止することの
できる定着装置を提供することを目的としている。
ト量が多く滞溜トナーがある場合でも、該滞溜トナーを
除去して記録材及び加圧ローラの汚れを防止することの
できる定着装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、表面が無端移動自在で内部に熱源を有する定着手
段と、該定着手段に圧接して配設された加圧手段と、上
記定着手段に対向するように配設された押圧手段によっ
て上記定着手段表面に所定の圧力分布で当接するように
配設され、該表面のクリーニング及び該表面への離型剤
の塗布を行うクリーニングウェブとを備えた定着装置に
おいて、上記クリーニングウェブの当接圧分布のピーク
位置あるいは上記定着手段表面に対する当接位置を該表
面の移動方向に対して可変とするように上記押圧手段を
移動自在に取付け、定着動作開始前に上記押圧手段を所
定位置に移動せしめて上記ピーク位置あるいは当接位置
を変更し、上記定着手段を所定期間駆動した後上記押圧
手段の上記ピーク位置あるいは当接位置を当初の位置に
戻して定着動作を行うように設定された制御手段を有し
ていることにより達成される。
的は、表面が無端移動自在で内部に熱源を有する定着手
段と、該定着手段に圧接して配設された加圧手段と、上
記定着手段に対向するように配設された押圧手段によっ
て上記定着手段表面に所定の圧力分布で当接するように
配設され、該表面のクリーニング及び該表面への離型剤
の塗布を行うクリーニングウェブとを備えた定着装置に
おいて、上記クリーニングウェブの当接圧分布のピーク
位置あるいは上記定着手段表面に対する当接位置を該表
面の移動方向に対して可変とするように上記押圧手段を
移動自在に取付け、定着動作開始前に上記押圧手段を所
定位置に移動せしめて上記ピーク位置あるいは当接位置
を変更し、上記定着手段を所定期間駆動した後上記押圧
手段の上記ピーク位置あるいは当接位置を当初の位置に
戻して定着動作を行うように設定された制御手段を有し
ていることにより達成される。
【0008】
【作用】本発明によれば、定着動作開始前に押圧手段を
移動することにより、クリーニングウェブの当接圧分布
のピーク位置あるいは定着手段表面に対する当接位置が
該表面の移動方向に対して変更される。これにより、上
記ピーク位置あるいは当接位置に滞溜したトナーがあっ
た場合、該トナーに対するクリーニングウェブの圧力を
一旦解除して該トナーが円滑に移動できるようにする。
この状態で定着手段を駆動すれば、上記トナーは該定着
手段の表面上を移動し、上記変更によって新たに定着手
段表面と当接されたクリーニングウェブの面において確
実に除去される。したがって、この後上記ピーク位置あ
るいは当接位置を元に戻して定着動作を行っても、定着
手段表面に残留したトナーがないので良好な定着が行わ
れる。
移動することにより、クリーニングウェブの当接圧分布
のピーク位置あるいは定着手段表面に対する当接位置が
該表面の移動方向に対して変更される。これにより、上
記ピーク位置あるいは当接位置に滞溜したトナーがあっ
た場合、該トナーに対するクリーニングウェブの圧力を
一旦解除して該トナーが円滑に移動できるようにする。
この状態で定着手段を駆動すれば、上記トナーは該定着
手段の表面上を移動し、上記変更によって新たに定着手
段表面と当接されたクリーニングウェブの面において確
実に除去される。したがって、この後上記ピーク位置あ
るいは当接位置を元に戻して定着動作を行っても、定着
手段表面に残留したトナーがないので良好な定着が行わ
れる。
【0009】
【実施例】本発明の第一実施例ないし第三実施例を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0010】〈第一実施例〉先ず、本発明の第一実施例
を図1ないし図3に基づいて説明する。図1は本発明を
電子写真複写機等における定着装置に適用した第一実施
例装置の概略構成を示す図である。
を図1ないし図3に基づいて説明する。図1は本発明を
電子写真複写機等における定着装置に適用した第一実施
例装置の概略構成を示す図である。
【0011】図1において1は定着ローラであり、芯金
上にポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂2を被
覆して直径40mmに形成されている。該定着ローラ1
の内部には800wのハロゲンヒータ3が設けられ、サ
ーミスタ(図示せず)等で表面温度を検知することによ
り表面温度が180℃になるように制御されている。一
方、上記定着ローラ1の下方の加圧ローラ4は芯金上に
厚さ5mmのシリコーンゴム層を有して直径32mmに
形成されており、総加重60kgで加圧されて定着ロー
ラ1と間に5mmのニップを形成している。
上にポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂2を被
覆して直径40mmに形成されている。該定着ローラ1
の内部には800wのハロゲンヒータ3が設けられ、サ
ーミスタ(図示せず)等で表面温度を検知することによ
り表面温度が180℃になるように制御されている。一
方、上記定着ローラ1の下方の加圧ローラ4は芯金上に
厚さ5mmのシリコーンゴム層を有して直径32mmに
形成されており、総加重60kgで加圧されて定着ロー
ラ1と間に5mmのニップを形成している。
【0012】また、定着ローラ1の上部には供給ローラ
5側から巻取りローラ6側に巻取られるクリーニングウ
ェブ7が配設されており、A4幅の記録材を定着する毎
に0.5mmづつ巻取りローラ6に巻取られる。上記ク
リーニングウェブ7は該巻取りローラ6に巻取られる途
中で直径18mmの耐熱性スポンジローラから成る押圧
手段たる押圧ローラ8に押圧されて上記定着ローラ1の
表面に当接しており、該表面のクリーニング及び離型剤
の塗布を行っている。上記押圧ローラ8はクリーニング
ウェブ7の当接位置を定着ローラ1の回転方向に沿って
移動させることができるように中心軸を該回転方向に沿
って移動自在に配設されており、休止時及び定着時には
8Aの位置でクリーニングウェブ7を当接させている
が、定着動作開始前には所定時間だけ上記回転方向下流
側の8Bの位置に移動する。このように、押圧ローラ8
を移動自在としたのは、押圧ローラ8とクリーニングウ
ェブ7の当接部に滞溜したトナーを定着動作開始前に除
去するためである。以下、このトナー除去の手法につい
て説明する。
5側から巻取りローラ6側に巻取られるクリーニングウ
ェブ7が配設されており、A4幅の記録材を定着する毎
に0.5mmづつ巻取りローラ6に巻取られる。上記ク
リーニングウェブ7は該巻取りローラ6に巻取られる途
中で直径18mmの耐熱性スポンジローラから成る押圧
手段たる押圧ローラ8に押圧されて上記定着ローラ1の
表面に当接しており、該表面のクリーニング及び離型剤
の塗布を行っている。上記押圧ローラ8はクリーニング
ウェブ7の当接位置を定着ローラ1の回転方向に沿って
移動させることができるように中心軸を該回転方向に沿
って移動自在に配設されており、休止時及び定着時には
8Aの位置でクリーニングウェブ7を当接させている
が、定着動作開始前には所定時間だけ上記回転方向下流
側の8Bの位置に移動する。このように、押圧ローラ8
を移動自在としたのは、押圧ローラ8とクリーニングウ
ェブ7の当接部に滞溜したトナーを定着動作開始前に除
去するためである。以下、このトナー除去の手法につい
て説明する。
【0013】図2に押圧ローラ8が上記8Aの位置と8
Bの位置にあるときの圧力分布と、クリーニングウェブ
の移動方向における汚れの分布を示す。図2から明らか
なようにクリーニングウェブは巻取り側程汚れがひど
く、押圧ローラ8が8A位置にあるときは該押圧ローラ
8によって加圧されている範囲のクリーニングウェブに
はほぼ全体的にトナーが付着している。したがって、休
止時に熱と圧力によって溶融した滞溜トナーがウェブ当
接部にあると十分に除去することができない。
Bの位置にあるときの圧力分布と、クリーニングウェブ
の移動方向における汚れの分布を示す。図2から明らか
なようにクリーニングウェブは巻取り側程汚れがひど
く、押圧ローラ8が8A位置にあるときは該押圧ローラ
8によって加圧されている範囲のクリーニングウェブに
はほぼ全体的にトナーが付着している。したがって、休
止時に熱と圧力によって溶融した滞溜トナーがウェブ当
接部にあると十分に除去することができない。
【0014】そこで、本実施例は、定着動作が開始され
る直前に押圧ローラ8を8Bの位置に移動させ、クリー
ニングウェブ7の汚れていない部分または汚れの少ない
部分を定着ローラ1に当接させることとした。そして、
この状態で定着ローラ1と加圧ローラ4を空回転させる
ことにより上記クリーニングウェブ7の汚れていない部
分または汚れの少ない部分で十分に滞溜トナーを除去す
るのである。
る直前に押圧ローラ8を8Bの位置に移動させ、クリー
ニングウェブ7の汚れていない部分または汚れの少ない
部分を定着ローラ1に当接させることとした。そして、
この状態で定着ローラ1と加圧ローラ4を空回転させる
ことにより上記クリーニングウェブ7の汚れていない部
分または汚れの少ない部分で十分に滞溜トナーを除去す
るのである。
【0015】次に、図3のフローチャートに基づいて本
実施例の滞溜トナー除去のシーケンスを説明する。先
ず、コピーボタンの押下によって定着動作の開始を検知
すると(ステップ100)、押圧ローラ8を回転方向下
流側の8Bの位置へ移動させる(ステップ101)。移
動して0.3秒経過したならば、定着ローラ1と加圧ロ
ーラ4の回転を開始する(ステップ102)。この回転
は2秒間行われ、滞溜トナーが汚れの少ない回転方向下
流側のウェブで吸収ないしはクリーニングされる。2秒
間の回転が終了したら、押圧ローラ8を初期の位置8A
に戻し、通常のクリーニング動作を行う(ステップ10
3からステップ104)。
実施例の滞溜トナー除去のシーケンスを説明する。先
ず、コピーボタンの押下によって定着動作の開始を検知
すると(ステップ100)、押圧ローラ8を回転方向下
流側の8Bの位置へ移動させる(ステップ101)。移
動して0.3秒経過したならば、定着ローラ1と加圧ロ
ーラ4の回転を開始する(ステップ102)。この回転
は2秒間行われ、滞溜トナーが汚れの少ない回転方向下
流側のウェブで吸収ないしはクリーニングされる。2秒
間の回転が終了したら、押圧ローラ8を初期の位置8A
に戻し、通常のクリーニング動作を行う(ステップ10
3からステップ104)。
【0016】以上のような本実施例装置を用いてコピー
を行ったところ、画像比率、記録材の種類、その他環境
の変動、コピー枚数等に拘らず、記録材の汚れは発生し
なかった。また、従来、10万枚程度で汚れがでる場合
があったが本実施例では20万枚から30万枚の耐久後
も加圧ローラ4に汚れが発生せず、加圧ローラ4の耐久
寿命の向上を図ることができた。
を行ったところ、画像比率、記録材の種類、その他環境
の変動、コピー枚数等に拘らず、記録材の汚れは発生し
なかった。また、従来、10万枚程度で汚れがでる場合
があったが本実施例では20万枚から30万枚の耐久後
も加圧ローラ4に汚れが発生せず、加圧ローラ4の耐久
寿命の向上を図ることができた。
【0017】〈第二実施例〉次に、本発明の第二実施例
について、図4及び図5を用いて説明する。なお、第一
実施例との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
について、図4及び図5を用いて説明する。なお、第一
実施例との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0018】本実施例は、図4に示すようにクリーニン
グウェブ7の送り方向を定着ローラ1の回転方向に対し
て順方向としたところが、第一実施例と異なる。本実施
例によっても記録材及び加圧ローラの汚れは全く認めら
れなかった。
グウェブ7の送り方向を定着ローラ1の回転方向に対し
て順方向としたところが、第一実施例と異なる。本実施
例によっても記録材及び加圧ローラの汚れは全く認めら
れなかった。
【0019】図5にウェブの圧力と汚れの分布を示す。
図5から判るように、本実施例ではウェブの汚れのひど
い方へ押圧ローラ8を移動させている。それにも拘らず
滞溜トナーがウェブ当接部を擦り抜けて記録材及び加圧
ローラを汚さないのは、休止時に溶融した当接部の滞溜
トナーはウェブ下流側の圧力のかかっていない凝集した
トナーにせき止められて擦り抜けられなかったものと考
えられる。
図5から判るように、本実施例ではウェブの汚れのひど
い方へ押圧ローラ8を移動させている。それにも拘らず
滞溜トナーがウェブ当接部を擦り抜けて記録材及び加圧
ローラを汚さないのは、休止時に溶融した当接部の滞溜
トナーはウェブ下流側の圧力のかかっていない凝集した
トナーにせき止められて擦り抜けられなかったものと考
えられる。
【0020】このように、押圧ローラ8の当接部を定着
ローラ1の回転方向下流側に移動させれば、ウェブの送
り方向に拘らず滞溜トナーの擦り抜けによる記録材及び
加圧ローラの汚れの発生を防止することができる。
ローラ1の回転方向下流側に移動させれば、ウェブの送
り方向に拘らず滞溜トナーの擦り抜けによる記録材及び
加圧ローラの汚れの発生を防止することができる。
【0021】〈第三実施例〉次に、本発明の第三実施例
を図6に基づいて説明する。なお、第一実施例との共通
箇所には同一符号を付して説明を省略する。
を図6に基づいて説明する。なお、第一実施例との共通
箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0022】本実施例は、押圧ローラ8の代わりにコの
字型のウェブ圧接部材9を用いたところが第一実施例と
異なる。定着動作前に定着ローラ1の回転方向下流側で
ある9Bの位置にウェブ圧接部材9を移動させ、0.5
〜3秒程度定着ローラ1の空回転を行うところは第一実
施例と同様である。本実施例によっても滞溜トナーの擦
り抜けがなく記録材及び加圧ローラの汚れのない良好な
定着を行うことができた。
字型のウェブ圧接部材9を用いたところが第一実施例と
異なる。定着動作前に定着ローラ1の回転方向下流側で
ある9Bの位置にウェブ圧接部材9を移動させ、0.5
〜3秒程度定着ローラ1の空回転を行うところは第一実
施例と同様である。本実施例によっても滞溜トナーの擦
り抜けがなく記録材及び加圧ローラの汚れのない良好な
定着を行うことができた。
【0023】以上に説明した第一実施例ないし第三実施
例においては、押圧ローラ8またはウェブ圧接部材9の
移動を定着動作前常に行うこととしたが、滞溜トナーが
多くなるときのみ行うようにしてもよい。つまり、画像
比率が高い場合、記録材の表面が粗い場合、環境条件等
で記録材とトナーの吸着力が不足する場合等に滞溜トナ
ーが多くなるので、以上のような条件を検知するセンサ
ーを画像形成装置に設け、必要な場合にのみウェブ当接
位置または圧力分布を変化させるようにしてもよい。
例においては、押圧ローラ8またはウェブ圧接部材9の
移動を定着動作前常に行うこととしたが、滞溜トナーが
多くなるときのみ行うようにしてもよい。つまり、画像
比率が高い場合、記録材の表面が粗い場合、環境条件等
で記録材とトナーの吸着力が不足する場合等に滞溜トナ
ーが多くなるので、以上のような条件を検知するセンサ
ーを画像形成装置に設け、必要な場合にのみウェブ当接
位置または圧力分布を変化させるようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クリーニングウェブの当接圧分布のピーク位置あるいは
定着手段表面に対する当接位置を定着動作開始前に該表
面の移動方向に対して変更し、定着手段を所定期間駆動
することとしたので、上記ピーク位置あるいは当接位置
に滞溜したトナーがあったとしても、確実に除去して記
録材や加圧ローラの汚れの発生を防止できる。また、上
記所定期間の経過後は、上記ピーク位置あるいは当接位
置を元に戻して定着を行うので、その後も良好な定着を
行うことができる。
クリーニングウェブの当接圧分布のピーク位置あるいは
定着手段表面に対する当接位置を定着動作開始前に該表
面の移動方向に対して変更し、定着手段を所定期間駆動
することとしたので、上記ピーク位置あるいは当接位置
に滞溜したトナーがあったとしても、確実に除去して記
録材や加圧ローラの汚れの発生を防止できる。また、上
記所定期間の経過後は、上記ピーク位置あるいは当接位
置を元に戻して定着を行うので、その後も良好な定着を
行うことができる。
【図1】本発明の第一実施例装置の概略構成を示す断面
図である。
図である。
【図2】図1装置のクリーニングウェブの送り方向にお
ける当接圧分布及び汚れの分布を示す図である。
ける当接圧分布及び汚れの分布を示す図である。
【図3】図1装置における滞溜トナー除去のシーケンス
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第二実施例装置の概略構成を示す断面
図である。
図である。
【図5】図4装置のクリーニングウェブの送り方向にお
ける当接圧分布及び汚れの分布を示す図である。
ける当接圧分布及び汚れの分布を示す図である。
【図6】本発明の第三実施例装置の概略構成を示す断面
図である。
図である。
【図7】従来装置の概略構成を示す断面図である。
1 定着手段(定着ローラ) 3 熱源(ハロゲンヒータ) 4 加圧手段(加圧ローラ) 7 クリーニングウェブ 8 押圧手段(押圧ローラ)
Claims (2)
- 【請求項1】 表面が無端移動自在で内部に熱源を有す
る定着手段と、該定着手段に圧接して配設された加圧手
段と、上記定着手段に対向するように配設された押圧手
段によって上記定着手段表面に所定の圧力分布で当接す
るように配設され、該表面のクリーニング及び該表面へ
の離型剤の塗布を行うクリーニングウェブとを備えた定
着装置において、上記クリーニングウェブの当接圧分布
のピーク位置あるいは上記定着手段表面に対する当接位
置を該表面の移動方向に対して可変とするように上記押
圧手段を移動自在に取付け、定着動作開始前に上記押圧
手段を所定位置に移動せしめて上記ピーク位置あるいは
当接位置を変更し、上記定着手段を所定期間駆動した後
上記押圧手段の上記ピーク位置あるいは当接位置を当初
の位置に戻して定着動作を行うように設定された制御手
段を有していることを特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 定着動作開始前のピーク位置あるいは当
接位置の変更は、定着手段表面の移動方向下流側に向か
って行われることとする請求項1に記載の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3235721A JPH0553471A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3235721A JPH0553471A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0553471A true JPH0553471A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=16990249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3235721A Pending JPH0553471A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0553471A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5475482A (en) * | 1993-07-06 | 1995-12-12 | Tokyo Kenki Kabushiki Kaisha | Fixing device having self loading mechanism and image forming apparatus using the same |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP3235721A patent/JPH0553471A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5475482A (en) * | 1993-07-06 | 1995-12-12 | Tokyo Kenki Kabushiki Kaisha | Fixing device having self loading mechanism and image forming apparatus using the same |
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