JPH0553391B2 - - Google Patents

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JPH0553391B2
JPH0553391B2 JP32492189A JP32492189A JPH0553391B2 JP H0553391 B2 JPH0553391 B2 JP H0553391B2 JP 32492189 A JP32492189 A JP 32492189A JP 32492189 A JP32492189 A JP 32492189A JP H0553391 B2 JPH0553391 B2 JP H0553391B2
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JP
Japan
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radiation
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scanning
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Masao Shiotsuki
Toshikatsu Sugaya
Yoshio Kashimura
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Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
Original Assignee
Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、バツクグラウンド放射線計数値が空
間的、時間的に変化している環境下において、放
射線の空間的分布を正確に求める放射線測定法に
関し、例えば放射線映像化装置に適用して効果の
ある放射線測定法に関するものである。
〔従来の技術〕
放射性物質を含有する物体の放射能分布を測定
する放射線映像化装置は、シールドに設けられた
コリメート孔によつて放射線受光方向をコリメー
トしている放射線検出器を、測定対象の物体に対
して遠隔の位置にて、例えば水平方向に90°、垂
直方向に60°の範囲で走査し、この測定範囲を
1500から9000個の領域に分割して各領域の放射線
計測データを演算して求めることを測定の基本原
理としているものである。
従来は、上記の各領域に含まれるバツクグラウ
ンドは全領域について一様なものとして、各領域
の放射線計測値から均等に一定バツクグラウンド
値を減算する手法を採用していた。すなわち、第
4図のフロー図に示すように、従来の測定手法に
よると、まず、走査測定により測定範囲を分割し
て各領域について放射線計測を行う。各領域での
計数値をa1,a2,a3,a4,……a1500とする。次
に、これら計数値データのデータフアイルを作成
して保存する。次いで、適当なバツクグラウンド
値cを設定し、設定したバツクグラウンド値cを
保存しておいた各領域の放射線計測データa1
a2,a3,a4,……1500から減算し、その減算結果
a1−c,a2−c,a3−c,a4−c,……a1500−c
を測定値として出力表示する。
〔発明が解決しようとする課題) しかしながら、実際のバツクグラウンド計数値
は、シールドの遮蔽厚の不均等などのために、測
定範囲の各領域において一定の値をもたず、バラ
ツキのあるものである。上記のような従来の測定
手法においては、測定画面の高バツクグラウンド
領域を基準にして減算するバツクグラウンド値を
設定するため、放射能濃度の低い低汚染部の計数
値を全部減算してしまうので、検出限界の値が上
昇してしまう。また、測定値及び測定値より作成
した放射線分布映像の信頼性の低下がもたらされ
る。
したがつて、本発明は、上記の従来の測定手法
の問題点を解決するために、計測結果である計数
中に含まれるバツクグラウンド値を測定範囲の各
領域毎に計測して、放射線濃度の低い低汚染部の
測定を可能にし、また、測定データから正確な放
射線の空間的分布を求めることができる放射線測
定法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の放射線測定法は、シールドに設けられ
たコリメート孔によつて放射線受光方向をコリメ
ートしている放射線検出器を測定対象に対して走
査することによつて、複数の領域に分割した測定
範囲の各領域からの放射線を計測する放射線測定
法において、前記放射線計測とは別に各領域毎に
バツクグラウンド放射線値を、前記シールドに設
けられたコリメート孔を封鎖して前記放射線検出
器を測定対象に対して前記走査と同一の位置にて
前記走査と同様に走査することによつて計測し、
この計測値を前記走査によつて計測した各領域の
放射線値から減算することを特徴とする方法であ
る。
走査は、放射線検出器をシールドと一体に構成
し、これを回転させて走査するか、シールドを相
互に球磨り状に摺動係合する内側シールドと外側
シールドとにて構成し、一方のシールドとその内
側に配置した放射線検出器とを固定し、コリメー
ト孔を穿設した他方のシールドのみを摺動させて
走査することもできる。
さらに、コリメート孔を封鎖する封鎖用遮蔽部
材をコリメート孔に着脱自在に付属させたシール
ドを用いることが望ましい。
〔作用〕
シールドに設けられたコリメート孔によつてコ
リメートしている放射線検出器を測定対象に対し
て走査することによつて計測された計測データの
中には、各領域からコリメート孔を経て検出器に
達する真の放射線による値の他に、シールドを透
過して検出器に達するバツクグラウンド放射線に
よる値が含まれており、この後者のバツクグラウ
ンド放射線の値は、測定範囲に対するシールド及
び検出器の角度、位置、姿勢、経過時間等によつ
て変化するもので、一様ではない。したがつて、
このバツクグラウンド放射線の値を各領域につい
て、シールドに設けられたコリメート孔を封鎖し
て同じ放射線検出器を測定対象に対して同様に走
査することによつて計測し、その値を前記計測デ
ータから減算することにより、より正確な放射線
計測データが得られる。
〔実施例〕
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施
例を説明する。第1図に示すように、本発明の放
射線測定法に使用する放射線検出器1は遮蔽用の
シールド2によつて取り囲まれており、検出器1
の検出部前面に対応するシールド2の部分には放
射線受光方向をコリメートするためのコリメート
孔3が設けられている。このように構成された検
出ヘツド4を、第1図aに示すように、放射線分
布を測定する測定範囲5に対抗させて配置し、例
えば水平方向に90°、垂直方向に60°の範囲でヘツ
ド4を所定の順序で回転させて走査する。この測
定範囲5を1500から9000個の領域6に分割して各
領域6からの放射線を計測する(これを走査測定
とする)。このようして計測された計測データ
の中には、各領域6からコリメート孔3を経て検
出器1に達する真の放射線による値の他に、シー
ルド2を透過して検出器1に達するバツクグラウ
ンド放射線による値が含まれている。この後者の
バツクグラウンド放射線の値は、測定範囲5に対
する検出ヘツド4の角度、位置、姿勢、経過時間
等によつて変化するもので、一様ではない。した
がつて、本発明においては、このバツクグラウン
ド放射線の値を各領域について別に計測して、そ
の値を先に走査測定において計測した各領域の
計測値から減算してより正確な放射線値を得よう
とするものである。このために、第1図bに示す
ように、シールド2のコリメート孔3に封鎖用遮
蔽材7を挿入してコリメート孔3を封鎖し、第1
図aの場合と同様に走査して、シールド2を透過
して検出器1に達するバツクグラウンド放射線の
値を各領域について計測する(これを走査測定
とする)。そして、この走査測定において各領
域について計測されたバツクグラウンド放射線の
値を、さきに走査測定において計測した各領域
の計測値から減算して真の放射線値を得る。
すなわち、第2図のフロー図に示すように、本
発明の測定法によると、まず、走査測定により
測定範囲を分割して各領域について放射線計測を
行う。各領域での計数値をa1,a2,a3,a4,……
a1500とする。次に、これら計数値データのデー
タフアイルを作成して保存する。ここまでは従
来の手法と同様であるが、本発明においては、次
いでコリメート孔3に封鎖用遮蔽材7を挿入して
コリメート孔3を封鎖し、走査測定により、走
査測定により得られた放射線計測データに含ま
れるバツクグラウンド放射線の値を各領域につい
て計測する。その値をb1,b2,b3,b4,……b1500
とし、これら計数値データのデータフアイルを
作成して保存する。そして、データフアイル,
を呼び出して、各領域についてその差a1−b1
a2−b2,a3−b3,a4−b4,……a1500−b1500を求め
て、真の計測データを得、その測定結果を出力表
示する。このような測定法を採ることにより、各
領域毎のバツクグラウンド放射線値にバラツキが
あつても、領域毎に正しいバツクグラウンド値を
減算するので、放射線分布は正しく計測される。
ところで、第1図の説明においては、検出ヘツ
ド4を回転させて測定範囲5を走査するものと
し、放射線検出器1を取り囲む遮蔽用のシールド
2にコリメート孔3を直接穿設するものとした
が、これに限られるものではなく、例えば、第3
図に示すように、シールドを相互に球磨り状に摺
動係合する内側シールド2′と外側シールド2″と
にて構成し、内側シールド2′とその内側に配置
した放射線検出器1とを固定し、コリメート孔3
を穿設した外側シールド2″のみを摺動させて走
査させるようにしてもよい。また、コリメート孔
3を封鎖する封鎖用遮蔽材7としては、コリメー
ト孔3の形状に適合するものを含め付属させてお
き、簡単な操作でコリメート孔3に着脱できるよ
うにすることが望ましい。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明の放射線
測定法は、第3図に示した従来の手法に比較し
て、測定回数を1回増やすことにより(第2図の
走査測定)、1500から9000個に分割された各測
定領域毎のバツクグラウンド放射線の値を正確に
計測することを特徴とするものであり、この方法
により、シールド遮蔽厚のバラツキ等に起因する
バツクグラウンド値減算時の誤差は、従来の均一
バツクグラウンド値減算法に比較して、大幅に低
減することができる。また、本発明の放射線測定
法によれば、放射能濃度の低い低汚染部の測定を
可能にし、放射線検出限界値を大幅に低下でき、
さらには、測定データから正確な放射線の空間的
分布を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の放射線計測法の実施例の説明
図、第2図は第1図の放射線計測法のフロー図、
第3図は検出ヘツドの変形例の断面図、第4図は
従来の測定手法のフロー図である。 1……放射線検出器、2……シールド、2′…
…内側シールド、2″……外側シールド、3……
コリメート孔、4……検出ヘツド、5……測定範
囲、6……各領域、7……封鎖用遮蔽材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シールドに設けられたコリメート孔によつて
    放射線受光方向をコリメートしている放射線検出
    器を測定対象に対して走査することによつて、複
    数の領域に分割した測定範囲の各領域からの放射
    線を計測する放射線測定法において、前記放射線
    計測とは別に各領域毎に、バツクグラウンド放射
    線値を、前記シールドに設けられたコリメート孔
    を封鎖して前記放射線検出器を測定対象に対して
    前記走査と同一の位置にて前記走査と同様に走査
    することによつて計測し、この計測値を前記走査
    によつて計測した各領域の放射線値から減算する
    ことを特徴とする放射線測定法。 2 シールドと一体に構成されている放射線検出
    器を回転させて走査することを特徴とする請求項
    1記載の放射線測定法。 3 前記シールドを相互に球磨り状に摺動係合す
    る内側シールドと外側シールドとにて構成し、一
    方のシールドとその内側に配置した放射線検出器
    とを固定し、コリメート孔を穿設した他方のシー
    ルドのみを摺動させて走査するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の放射線測定法。 4 コリメート孔を封鎖する封鎖用遮蔽部材をコ
    リメート孔に着脱自在に付属させたシールドを用
    いることを特徴とする請求項1から3いずれかに
    記載の放射線測定法。
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