JPH0553216A - 複写機 - Google Patents
複写機Info
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- JPH0553216A JPH0553216A JP3218559A JP21855991A JPH0553216A JP H0553216 A JPH0553216 A JP H0553216A JP 3218559 A JP3218559 A JP 3218559A JP 21855991 A JP21855991 A JP 21855991A JP H0553216 A JPH0553216 A JP H0553216A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- threshold value
- copying machine
- drop
- lamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 停電等による電源電圧の瞬時の低下に起因し
て発生し得る露光ランプ光量低下による画像上の黒筋発
生の予測性をオペレータに知らせること。 【構成】 交流電圧を位相制御してハロゲンランプを位
相制御点灯させるようにした複写機において、交流電圧
V0 の電圧低下の検出レベルを定める閾値Vrefと電圧
低下の継続時間を監視する閾値とが設定された速やかな
検出が可能な交流電圧低下検出手段41を設け、露光中
に閾値以上の時間に渡って閾値Vref 以下となる交流電
圧V0 の低下が検出されたときには表示手段によりその
旨を表示させるようにした。
て発生し得る露光ランプ光量低下による画像上の黒筋発
生の予測性をオペレータに知らせること。 【構成】 交流電圧を位相制御してハロゲンランプを位
相制御点灯させるようにした複写機において、交流電圧
V0 の電圧低下の検出レベルを定める閾値Vrefと電圧
低下の継続時間を監視する閾値とが設定された速やかな
検出が可能な交流電圧低下検出手段41を設け、露光中
に閾値以上の時間に渡って閾値Vref 以下となる交流電
圧V0 の低下が検出されたときには表示手段によりその
旨を表示させるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機において良好なるコピー
を得るためには露光ランプの光量が所望値で安定してい
ることが必要である。ここに、従来、露光ランプの光量
を、ランプ電圧の検出により安定化させる制御方式とし
て2つの方式がある。1つは、ランプレギュレータ自体
を安定化させるもので、ハロゲンランプの直流点灯や、
蛍光灯の高周波点灯で用いられる。他の1つは、MPU
を介してランプ光量を制御するもので、ハロゲンランプ
の位相制御点灯の場合に用いられる。前者は入力電圧の
変化に対する出力応答が比較的速いのに対して、後者は
遅い特性を持つ。
を得るためには露光ランプの光量が所望値で安定してい
ることが必要である。ここに、従来、露光ランプの光量
を、ランプ電圧の検出により安定化させる制御方式とし
て2つの方式がある。1つは、ランプレギュレータ自体
を安定化させるもので、ハロゲンランプの直流点灯や、
蛍光灯の高周波点灯で用いられる。他の1つは、MPU
を介してランプ光量を制御するもので、ハロゲンランプ
の位相制御点灯の場合に用いられる。前者は入力電圧の
変化に対する出力応答が比較的速いのに対して、後者は
遅い特性を持つ。
【0003】また、露光ランプには光量変動、特に光量
低下を伴い得るが、アナログ複写機とデジタル複写機と
では事情が異なる。アナログ複写機の場合であれば、露
光スリット幅があるので短時間の光量低下は目立たない
が、デジタル複写機にあってはCCDの蓄積時間以上の
光量低下があれば画像上に現れてしまう。例えば30C
PMのデジタル複写機の場合であれば、CCDの蓄積時
間は350μsである。
低下を伴い得るが、アナログ複写機とデジタル複写機と
では事情が異なる。アナログ複写機の場合であれば、露
光スリット幅があるので短時間の光量低下は目立たない
が、デジタル複写機にあってはCCDの蓄積時間以上の
光量低下があれば画像上に現れてしまう。例えば30C
PMのデジタル複写機の場合であれば、CCDの蓄積時
間は350μsである。
【0004】さらに、露光ランプに蛍光灯を使用するか
ハロゲンランプを使用するかによっても点灯条件は異な
ってくる。蛍光灯を用いる場合、複写機では電源周波数
のリプルを嫌うため、40kHz程度で高周波点灯させ
ることになり、直流電源をインバータで昇圧交流化させ
る構成とされる。即ち、蛍光灯にあってはある程度電圧
低下すると完全に消えてしまうので、蛍光灯を電源周波
数で点灯させた場合には交流電源の1サイクル中で完全
に点灯しない部分があり、光量リプルが非常に大きくな
るからである。一方、ハロゲンランプを用いる場合、ア
ナログ複写機であれば、光量リプルがそれ程問題となら
ないため交流電圧を直接位相制御して交流のまま使用す
るが、デジタル複写機であれば、交流リプルの画像への
影響を防ぐために直流点灯させることになる。
ハロゲンランプを使用するかによっても点灯条件は異な
ってくる。蛍光灯を用いる場合、複写機では電源周波数
のリプルを嫌うため、40kHz程度で高周波点灯させ
ることになり、直流電源をインバータで昇圧交流化させ
る構成とされる。即ち、蛍光灯にあってはある程度電圧
低下すると完全に消えてしまうので、蛍光灯を電源周波
数で点灯させた場合には交流電源の1サイクル中で完全
に点灯しない部分があり、光量リプルが非常に大きくな
るからである。一方、ハロゲンランプを用いる場合、ア
ナログ複写機であれば、光量リプルがそれ程問題となら
ないため交流電圧を直接位相制御して交流のまま使用す
るが、デジタル複写機であれば、交流リプルの画像への
影響を防ぐために直流点灯させることになる。
【0005】このようなことから、従来、複写機で使用
されている露光ランプ電源回路としては、次の3つが代
表的とされている。即ち、ハロゲンランプ位相制御電
源回路方式、ハロゲンランプ直流点灯電源回路方式、
蛍光灯高周波点灯電源回路方式である。
されている露光ランプ電源回路としては、次の3つが代
表的とされている。即ち、ハロゲンランプ位相制御電
源回路方式、ハロゲンランプ直流点灯電源回路方式、
蛍光灯高周波点灯電源回路方式である。
【0006】図6にハロゲンランプ位相制御電源回路例
を示す。入力交流電源に対してダイオード1,2とサイ
リスタ3,4とによるブリッジ回路5を介してハロゲン
ランプ6を接続したものである。ここに、入力交流電圧
Viの波形を図7(a)に示し、位相制御後のブリッジ回
路5の出力電圧Voの波形を同図(b)に示す。今、同図
(b)においてA点でサイリスタ4がトリガされると電流
はダイオード1、ハロゲンランプ6、サイリスタ4の順
で流れる。サイリスタ4は一旦トリガされると入力電圧
が0Vになるまで電流を流し続ける。次に、入力電圧の
極性が反転してB点でサイリスタ3がトリガされると電
流はサイリスタ3、ハロゲンランプ6、ダイオード2の
順で流れる。このようにしてハロゲンランプ6には非連
続な電圧が加わり、入力電圧のゼロクロス点からサイリ
スタ3又は4が導通するまでの位相を変化させること
で、ハロゲンランプ6に与える電力を変化させ、光量を
制御できる。
を示す。入力交流電源に対してダイオード1,2とサイ
リスタ3,4とによるブリッジ回路5を介してハロゲン
ランプ6を接続したものである。ここに、入力交流電圧
Viの波形を図7(a)に示し、位相制御後のブリッジ回
路5の出力電圧Voの波形を同図(b)に示す。今、同図
(b)においてA点でサイリスタ4がトリガされると電流
はダイオード1、ハロゲンランプ6、サイリスタ4の順
で流れる。サイリスタ4は一旦トリガされると入力電圧
が0Vになるまで電流を流し続ける。次に、入力電圧の
極性が反転してB点でサイリスタ3がトリガされると電
流はサイリスタ3、ハロゲンランプ6、ダイオード2の
順で流れる。このようにしてハロゲンランプ6には非連
続な電圧が加わり、入力電圧のゼロクロス点からサイリ
スタ3又は4が導通するまでの位相を変化させること
で、ハロゲンランプ6に与える電力を変化させ、光量を
制御できる。
【0007】このような位相制御方式でハロゲンランプ
6を点灯させることは、前述したように主にアナログ複
写機で用いられる。即ち、ハロゲンランプ6は抵抗負荷
とみなすことができるので、流れる電流もほぼ出力電圧
Voと同様な波形となるが、光量を光センサ等で計ると
同図(c)に示すようにほぼ平坦な出力となる。これは、
ハロゲンランプ6のフィラメントの熱特性によるためで
あり、アナログ複写機では原稿から感光体への結像にお
いてスリット幅を有するため同図(c)に示すような変動
分r(光量リプル)は問題とならない。しかし、デジタ
ル複写機にあっては、CCDにより読込むためこの光量
リプルが問題となる。例えば、30CPMの複写機では
1主走査の読取りは350μsとなるので、光量リプル
がそのまま画像上に現れ、副走査方向に縞状となって再
現されてしまう。よって、デジタル複写機ではハロゲン
ランプの点灯は直流で行なうことになる。
6を点灯させることは、前述したように主にアナログ複
写機で用いられる。即ち、ハロゲンランプ6は抵抗負荷
とみなすことができるので、流れる電流もほぼ出力電圧
Voと同様な波形となるが、光量を光センサ等で計ると
同図(c)に示すようにほぼ平坦な出力となる。これは、
ハロゲンランプ6のフィラメントの熱特性によるためで
あり、アナログ複写機では原稿から感光体への結像にお
いてスリット幅を有するため同図(c)に示すような変動
分r(光量リプル)は問題とならない。しかし、デジタ
ル複写機にあっては、CCDにより読込むためこの光量
リプルが問題となる。例えば、30CPMの複写機では
1主走査の読取りは350μsとなるので、光量リプル
がそのまま画像上に現れ、副走査方向に縞状となって再
現されてしまう。よって、デジタル複写機ではハロゲン
ランプの点灯は直流で行なうことになる。
【0008】図8にハロゲンランプ直流点灯電源回路例
を示す。これは、入力交流電源に対して4つのダイオー
ドによる全波整流回路11の出力側に平滑用コンデンサ
12、スイッチングトランジスタ13、ダイオード1
4、インダクタンス15、コンデンサ16を順次直並列
接続してスイッチングレギュレータと称されるランプレ
ギュレータ17を接続し、ハロゲンランプ18に直流電
圧を供給させるようにしたものである。ハロゲンランプ
18を直流点灯させれば光量リプルは少なく、デジタル
複写機に使用しても画像ムラ等の問題を起こさないもの
となる。
を示す。これは、入力交流電源に対して4つのダイオー
ドによる全波整流回路11の出力側に平滑用コンデンサ
12、スイッチングトランジスタ13、ダイオード1
4、インダクタンス15、コンデンサ16を順次直並列
接続してスイッチングレギュレータと称されるランプレ
ギュレータ17を接続し、ハロゲンランプ18に直流電
圧を供給させるようにしたものである。ハロゲンランプ
18を直流点灯させれば光量リプルは少なく、デジタル
複写機に使用しても画像ムラ等の問題を起こさないもの
となる。
【0009】まず、交流電圧V0 は全波整流回路11、
平滑用コンデンサ12により整流平滑されて直流電圧V
1 となる。平滑されたこの直流電圧V1 は、交流電圧V
0 の波高値が例えば100Vの場合、141Vとなる。
次に、この直流電圧V1 をスイッチングトランジスタ1
3で高周波スイッチングし、図9(a)に示すような波形
の電圧V2 を得る。この電圧V2 をダイオード14、イ
ンダクタンス15、コンデンサ16で平滑化し、同図
(b)に示すような出力電圧V3 を得る。即ち、スイッチ
ングトランジスタ13がオンの時にはこのトランジスタ
13を通してインダクタンス15にエネルギーが蓄えら
れ、トランジスタ13がオフするとインダクタンス15
に蓄えられたエネルギーがダイオード14を通して放出
される。このようにして、出力電圧V3 は直流となる。
今、コンデンサ12の電圧をV2 、スイッチングのデュ
ーティをD(=TON /T)とすると、V3 =D・V2 と
なる。この出力電圧V3 からフィードバックを掛けてデ
ューティDを変化させれば、安定した直流電圧が得られ
る。
平滑用コンデンサ12により整流平滑されて直流電圧V
1 となる。平滑されたこの直流電圧V1 は、交流電圧V
0 の波高値が例えば100Vの場合、141Vとなる。
次に、この直流電圧V1 をスイッチングトランジスタ1
3で高周波スイッチングし、図9(a)に示すような波形
の電圧V2 を得る。この電圧V2 をダイオード14、イ
ンダクタンス15、コンデンサ16で平滑化し、同図
(b)に示すような出力電圧V3 を得る。即ち、スイッチ
ングトランジスタ13がオンの時にはこのトランジスタ
13を通してインダクタンス15にエネルギーが蓄えら
れ、トランジスタ13がオフするとインダクタンス15
に蓄えられたエネルギーがダイオード14を通して放出
される。このようにして、出力電圧V3 は直流となる。
今、コンデンサ12の電圧をV2 、スイッチングのデュ
ーティをD(=TON /T)とすると、V3 =D・V2 と
なる。この出力電圧V3 からフィードバックを掛けてデ
ューティDを変化させれば、安定した直流電圧が得られ
る。
【0010】さらに、図10に蛍光灯高周波点灯電源回
路例を示す。即ち、直流電源に接続された高周波点灯回
路21により蛍光灯22を点灯させるようにしたもので
ある。高周波点灯回路21は直流電源にスイッチングト
ランジスタ23を接続し、このスイッチングトランジス
タ23に直列接続された1次巻線N1 を有する高周波ト
ランス24を設けたもので、この高周波トランス24の
2次巻線N2 に蛍光灯22のフィラメント22a,22
bがスイッチ25とインダクタンス26とを介して接続
されている。フィラメント22a,22bの他端間には
4つのダイオード27,28,29,30とスイッチ3
1とが接続されている。
路例を示す。即ち、直流電源に接続された高周波点灯回
路21により蛍光灯22を点灯させるようにしたもので
ある。高周波点灯回路21は直流電源にスイッチングト
ランジスタ23を接続し、このスイッチングトランジス
タ23に直列接続された1次巻線N1 を有する高周波ト
ランス24を設けたもので、この高周波トランス24の
2次巻線N2 に蛍光灯22のフィラメント22a,22
bがスイッチ25とインダクタンス26とを介して接続
されている。フィラメント22a,22bの他端間には
4つのダイオード27,28,29,30とスイッチ3
1とが接続されている。
【0011】ここに、巻線N1,N2の巻数比は例えば
1:2とされており、1次側の電圧に対して2次側の電
圧は2倍に昇圧される。蛍光灯22の点灯時にあっては
スイッチ25,27は閉じられる。そして、高周波トラ
ンス24の2次側が正極性の場合にはダイオード27,
29を通って蛍光灯22のフィラメント22a,22b
に電流が流れる。負極性の場合には、ダイオード30,
28を通って蛍光灯22のフィラメント22b,22a
に電流が流れる。フィラメント22a,22bが電子を
放出して放電を開始したら、スイッチ31を開いてフィ
ラメント22a,22bの電源を切ることになる。
1:2とされており、1次側の電圧に対して2次側の電
圧は2倍に昇圧される。蛍光灯22の点灯時にあっては
スイッチ25,27は閉じられる。そして、高周波トラ
ンス24の2次側が正極性の場合にはダイオード27,
29を通って蛍光灯22のフィラメント22a,22b
に電流が流れる。負極性の場合には、ダイオード30,
28を通って蛍光灯22のフィラメント22b,22a
に電流が流れる。フィラメント22a,22bが電子を
放出して放電を開始したら、スイッチ31を開いてフィ
ラメント22a,22bの電源を切ることになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように複写機にお
いては各種のランプ電源回路があり、光量制御方式、ア
ナログ複写機とデジタル複写機、蛍光灯とハロゲンラン
プとで、瞬時の電源電圧の低下に対する反応は異なる
が、何れにしても、瞬時の電源電圧の低下が発生する
と、露光中の場合であれば露光ランプが一瞬暗くなり、
画像に黒筋が発生することがある。瞬時の電源電圧の低
下には、系統の電源電圧自体が何らかの原因、例えば交
流電源の瞬時停電により低下する場合と、系統の電源が
プアなために複写機の定着ヒータ等の大電力を必要とす
る負荷がオンした時に電圧低下する場合とがある。何れ
の場合にあっても、現象的には同じであり、低下レベル
と低下継続時間とに関連して画像上に黒筋が現れる。
いては各種のランプ電源回路があり、光量制御方式、ア
ナログ複写機とデジタル複写機、蛍光灯とハロゲンラン
プとで、瞬時の電源電圧の低下に対する反応は異なる
が、何れにしても、瞬時の電源電圧の低下が発生する
と、露光中の場合であれば露光ランプが一瞬暗くなり、
画像に黒筋が発生することがある。瞬時の電源電圧の低
下には、系統の電源電圧自体が何らかの原因、例えば交
流電源の瞬時停電により低下する場合と、系統の電源が
プアなために複写機の定着ヒータ等の大電力を必要とす
る負荷がオンした時に電圧低下する場合とがある。何れ
の場合にあっても、現象的には同じであり、低下レベル
と低下継続時間とに関連して画像上に黒筋が現れる。
【0013】ここに、その状況を前述した各方式毎に詳
細に検討すると、瞬時の電源電圧の低下に対する反応が
異なるため、瞬時の電源電圧の低下によって引き起こさ
れる光量低下による画像の黒筋発生の可能性を各方式毎
に的確に検出し表示することが要望される。
細に検討すると、瞬時の電源電圧の低下に対する反応が
異なるため、瞬時の電源電圧の低下によって引き起こさ
れる光量低下による画像の黒筋発生の可能性を各方式毎
に的確に検出し表示することが要望される。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、交流電圧を位相制御してハロゲンランプを位相制御
点灯させるようにした複写機において、前記交流電圧の
電圧低下の検出レベルを定める閾値と電圧低下の継続時
間を監視する閾値とが設定された交流電圧低下検出手段
を設け、露光中に閾値以上の時間に渡って閾値以下とな
る交流電圧低下が検出されたときにその旨を表示する表
示手段を設けた。
は、交流電圧を位相制御してハロゲンランプを位相制御
点灯させるようにした複写機において、前記交流電圧の
電圧低下の検出レベルを定める閾値と電圧低下の継続時
間を監視する閾値とが設定された交流電圧低下検出手段
を設け、露光中に閾値以上の時間に渡って閾値以下とな
る交流電圧低下が検出されたときにその旨を表示する表
示手段を設けた。
【0015】請求項2記載の発明では、交流電圧を整流
平滑化した直流電圧に基づき蛍光灯を高周波点灯又はハ
ロゲンランプを直流点灯させるようにした複写機におい
て、整流平滑化された直流電圧の電圧低下の検出レベル
を定める閾値が設定された直流電圧低下検出手段を設
け、露光中に閾値以下となる直流電圧低下が検出された
ときにその旨を表示する表示手段を設けた。
平滑化した直流電圧に基づき蛍光灯を高周波点灯又はハ
ロゲンランプを直流点灯させるようにした複写機におい
て、整流平滑化された直流電圧の電圧低下の検出レベル
を定める閾値が設定された直流電圧低下検出手段を設
け、露光中に閾値以下となる直流電圧低下が検出された
ときにその旨を表示する表示手段を設けた。
【0016】請求項3記載の発明では、交流電圧を整流
平滑化した直流電圧に基づき露光ランプを高周波点灯さ
せるようにした複写機において、前記露光ランプの光量
低下の検出レベルを定める閾値が設定されたランプ光量
検出手段を設け、露光中に閾値以下となる光量低下が検
出されたときにその旨を表示する表示手段を設けた。
平滑化した直流電圧に基づき露光ランプを高周波点灯さ
せるようにした複写機において、前記露光ランプの光量
低下の検出レベルを定める閾値が設定されたランプ光量
検出手段を設け、露光中に閾値以下となる光量低下が検
出されたときにその旨を表示する表示手段を設けた。
【0017】
【作用】まず、交流電源による交流電圧を位相制御して
露光用のハロゲンランプの電源とする方式は、アナログ
複写機で使用されるが、この際、交流電源に電圧低下や
瞬時停電が発生すると画像に黒筋となって現れるので、
電圧低下検出手段としては、交流電圧の低下を速やかに
検出し得ること、低下検出レベルを設定し得ること、及
び、低下継続検出時間を設定できることが必要となる。
この点、請求項1記載の発明によれば、電圧低下の検出
レベルの閾値と電圧低下の継続時間を監視する閾値とを
設定して交流電圧の低下を検出することにより、アナロ
グ複写機でハロゲンランプを位相制御する際の光量低下
の発生による黒筋の発生を予測し、オペレータに知らせ
得るものとなる。
露光用のハロゲンランプの電源とする方式は、アナログ
複写機で使用されるが、この際、交流電源に電圧低下や
瞬時停電が発生すると画像に黒筋となって現れるので、
電圧低下検出手段としては、交流電圧の低下を速やかに
検出し得ること、低下検出レベルを設定し得ること、及
び、低下継続検出時間を設定できることが必要となる。
この点、請求項1記載の発明によれば、電圧低下の検出
レベルの閾値と電圧低下の継続時間を監視する閾値とを
設定して交流電圧の低下を検出することにより、アナロ
グ複写機でハロゲンランプを位相制御する際の光量低下
の発生による黒筋の発生を予測し、オペレータに知らせ
得るものとなる。
【0018】一方、交流電源による交流電圧を整流平滑
化した直流電圧に基づきハロゲンランプを直流点灯する
ものや、蛍光灯を高周波点灯させるものにあっては、整
流平滑化した直流電圧は平滑用のコンデンサ容量が大き
いと交流電圧が瞬時低下してもすぐには下がらないの
で、請求項1記載の発明のような交流電圧検出手段によ
り速やかに検出する必要はない。また、電源電圧の低下
に伴いコンデンサ電圧が低下する特性曲線は機器によっ
て予め特定し得るので、電圧低下の検出レベルの閾値の
みを設定すれば、低下する時間は一義的に決まることに
なり、時間設定は不要である。この点、請求項2記載の
発明によれば、直流電圧の電圧低下の検出レベルの閾値
を設定した直流電圧検出手段により整流平滑化された直
流電圧の低下を検出することにより、アナログ複写機又
はデジタル複写機においてハロゲンランプを直流点灯、
又は、デジタル複写機において蛍光灯を高周波点灯させ
る際の光量低下の発生による黒筋の発生を予測し、オペ
レータに知らせ得るものとなる。
化した直流電圧に基づきハロゲンランプを直流点灯する
ものや、蛍光灯を高周波点灯させるものにあっては、整
流平滑化した直流電圧は平滑用のコンデンサ容量が大き
いと交流電圧が瞬時低下してもすぐには下がらないの
で、請求項1記載の発明のような交流電圧検出手段によ
り速やかに検出する必要はない。また、電源電圧の低下
に伴いコンデンサ電圧が低下する特性曲線は機器によっ
て予め特定し得るので、電圧低下の検出レベルの閾値の
みを設定すれば、低下する時間は一義的に決まることに
なり、時間設定は不要である。この点、請求項2記載の
発明によれば、直流電圧の電圧低下の検出レベルの閾値
を設定した直流電圧検出手段により整流平滑化された直
流電圧の低下を検出することにより、アナログ複写機又
はデジタル複写機においてハロゲンランプを直流点灯、
又は、デジタル複写機において蛍光灯を高周波点灯させ
る際の光量低下の発生による黒筋の発生を予測し、オペ
レータに知らせ得るものとなる。
【0019】また、交流電源による交流電圧を整流平滑
化して蛍光灯を高周波点灯させるものにあっては、電源
電圧低下時には完全消灯を引き起こすこともあるが、そ
の電圧ははっきり特定し得ない反面、高速な応答を必要
とする。この点、請求項3記載の発明によれば、光量低
下の検出レベルの閾値を設定したランプ光量検出手段に
より直にランプ光量の低下を検出することにより、アナ
ログ複写機又はデジタル複写機において蛍光灯を高周波
点灯させる際の光量低下の発生による黒筋の発生を予測
し、オペレータに知らせ得るものとなる。この際、消灯
発生の検知もできる。
化して蛍光灯を高周波点灯させるものにあっては、電源
電圧低下時には完全消灯を引き起こすこともあるが、そ
の電圧ははっきり特定し得ない反面、高速な応答を必要
とする。この点、請求項3記載の発明によれば、光量低
下の検出レベルの閾値を設定したランプ光量検出手段に
より直にランプ光量の低下を検出することにより、アナ
ログ複写機又はデジタル複写機において蛍光灯を高周波
点灯させる際の光量低下の発生による黒筋の発生を予測
し、オペレータに知らせ得るものとなる。この際、消灯
発生の検知もできる。
【0020】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1及び図
2に基づいて説明する。本実施例は、アナログ複写機で
露光ランプとしてハロゲンランプを用い、図6に示すよ
うな方式により位相制御するものに適用したもので、図
1に示すような交流電圧検出回路41を設けたことを要
旨とする。
2に基づいて説明する。本実施例は、アナログ複写機で
露光ランプとしてハロゲンランプを用い、図6に示すよ
うな方式により位相制御するものに適用したもので、図
1に示すような交流電圧検出回路41を設けたことを要
旨とする。
【0021】まず、位相制御ハロゲンランプ点灯方式の
電源について検討する。交流電源ACは時として電圧が
異常低下することがある。その原因の1つは、自系統で
多量の電力を消費したためにライン電圧が下がる場合で
あり、他の1つは自系統の上流側又は他系統の事故など
により電圧が下がる場合である。電圧の下がり方にも特
徴があり、この種の電子機器で有害となるのは電圧が長
時間に渡って少し低下することではなく、短時間ではあ
るが大幅に電圧が低下することである。これによって、
例えば複写機で露光中であれば、光量低下により画像上
に黒筋等を生ずるからである。このような電圧低下の原
因としては、自系統としては大容量のインダクタンス成
分を持つ負荷が投入されたこと、他系統としては落雷な
どによって送電線が遮断されたことなどが考えられる。
送電線に落雷したような場合であれば、保護回路が働き
回路を遮断するが、一定時間後再投入可能であれば投入
し、投入できなければ回路遮断のままとなる。送電線は
系統が枝状につながっているので、他系統で起きた事故
でも影響を受け、短時間電圧が異常低下することがあ
る。
電源について検討する。交流電源ACは時として電圧が
異常低下することがある。その原因の1つは、自系統で
多量の電力を消費したためにライン電圧が下がる場合で
あり、他の1つは自系統の上流側又は他系統の事故など
により電圧が下がる場合である。電圧の下がり方にも特
徴があり、この種の電子機器で有害となるのは電圧が長
時間に渡って少し低下することではなく、短時間ではあ
るが大幅に電圧が低下することである。これによって、
例えば複写機で露光中であれば、光量低下により画像上
に黒筋等を生ずるからである。このような電圧低下の原
因としては、自系統としては大容量のインダクタンス成
分を持つ負荷が投入されたこと、他系統としては落雷な
どによって送電線が遮断されたことなどが考えられる。
送電線に落雷したような場合であれば、保護回路が働き
回路を遮断するが、一定時間後再投入可能であれば投入
し、投入できなければ回路遮断のままとなる。送電線は
系統が枝状につながっているので、他系統で起きた事故
でも影響を受け、短時間電圧が異常低下することがあ
る。
【0022】よって、この方式において、黒筋を引き起
こすような光量低下の原因となる電圧低下の検出手段と
しては、交流電圧の低下を速やかに検出し得ること、低
下検出レベルを設定し得ること、及び、低下継続検出時
間を設定できることが必要となり、図1に示すような回
路構成とした。ちなみに、交流電圧の低下をその整流平
滑化された後の直流電圧でみることも可能であるが、直
流電圧低下検出によると、交流電圧の低下から検出まで
に時間がかかり、かつ、負荷容量によって検出時間が変
化し、さらには、検出してからVccがダウンするまでの
時間が短い、という問題がある。
こすような光量低下の原因となる電圧低下の検出手段と
しては、交流電圧の低下を速やかに検出し得ること、低
下検出レベルを設定し得ること、及び、低下継続検出時
間を設定できることが必要となり、図1に示すような回
路構成とした。ちなみに、交流電圧の低下をその整流平
滑化された後の直流電圧でみることも可能であるが、直
流電圧低下検出によると、交流電圧の低下から検出まで
に時間がかかり、かつ、負荷容量によって検出時間が変
化し、さらには、検出してからVccがダウンするまでの
時間が短い、という問題がある。
【0023】このような点が改善された本実施例の交流
電源低下検出手段41について説明する。まず、交流電
源ACに対して4つのダイオードによる全波整流回路4
2が接続され、その整流出力端に対して分圧抵抗43,
44を介してアナログコンパレータ45が接続されてい
る。このコンパレータ45の基準入力端子(−)には電
圧低下の検出レベルを定めるための閾値を基準電圧Vre
f として可変設定し得るための可変抵抗46が接続され
ている。コンパレータ45の出力側には交流電圧低下検
出信号を出力する再トリガ型単安定マルチバイブレータ
47が接続されている。この単安定マルチバイブレータ
47には電圧低下の継続時間を監視する閾値を検出時間
として可変設定するための可変抵抗48とコンデンサ4
9とが接続されている。
電源低下検出手段41について説明する。まず、交流電
源ACに対して4つのダイオードによる全波整流回路4
2が接続され、その整流出力端に対して分圧抵抗43,
44を介してアナログコンパレータ45が接続されてい
る。このコンパレータ45の基準入力端子(−)には電
圧低下の検出レベルを定めるための閾値を基準電圧Vre
f として可変設定し得るための可変抵抗46が接続され
ている。コンパレータ45の出力側には交流電圧低下検
出信号を出力する再トリガ型単安定マルチバイブレータ
47が接続されている。この単安定マルチバイブレータ
47には電圧低下の継続時間を監視する閾値を検出時間
として可変設定するための可変抵抗48とコンデンサ4
9とが接続されている。
【0024】このような構成において、交流電源ACの
交流電圧V0 が図2(a)に示すように1サイクルに渡っ
て低下すると、全波整流回路42により整流された波形
は同図(b)に示す電圧V1 のようになる。このような電
圧V1 を正入力とするコンパレータ45の出力電圧V2
は同図(c)に示すようなパルス波形となり、基準電圧V
ref 以下に電圧低下した部分では出力が出ない。このよ
うな電圧V2 を受ける再トリガ型単安定マルチバイブレ
ータ47は交流電圧V0 が設定値以上でコンパレータ4
5出力が連続的に出力される部分では再トリガされるた
め、出力V3 は同図(d)に示すようにHレベルとなる
が、電圧低下によりコンパレータ45の出力V2 が所定
時間t以上に渡って欠落すると、単安定マルチバイブレ
ータ47は再トリガされず、Lレベルの出力が交流電圧
低下検出信号として出力される。よって、この検出信号
に基づき表示手段(図示せず)で電圧低下により光量低
下が発生し、画像上に黒筋が発生し得ることをオペレー
タに知らせればよい。
交流電圧V0 が図2(a)に示すように1サイクルに渡っ
て低下すると、全波整流回路42により整流された波形
は同図(b)に示す電圧V1 のようになる。このような電
圧V1 を正入力とするコンパレータ45の出力電圧V2
は同図(c)に示すようなパルス波形となり、基準電圧V
ref 以下に電圧低下した部分では出力が出ない。このよ
うな電圧V2 を受ける再トリガ型単安定マルチバイブレ
ータ47は交流電圧V0 が設定値以上でコンパレータ4
5出力が連続的に出力される部分では再トリガされるた
め、出力V3 は同図(d)に示すようにHレベルとなる
が、電圧低下によりコンパレータ45の出力V2 が所定
時間t以上に渡って欠落すると、単安定マルチバイブレ
ータ47は再トリガされず、Lレベルの出力が交流電圧
低下検出信号として出力される。よって、この検出信号
に基づき表示手段(図示せず)で電圧低下により光量低
下が発生し、画像上に黒筋が発生し得ることをオペレー
タに知らせればよい。
【0025】ここに、可変抵抗46は正弦波の波高値に
対する比率で検出すべき低下レベルの閾値を基準電圧V
ref として設定できるものである。また、単安定マルチ
バイブレータ47の出力時間は可変抵抗48により決定
される。あまり長く設定すると短時間の電圧低下では検
出しなくなるが、短く設定すると短時間の電圧低下でも
検出できるようになる。最短時間は半周期である。
対する比率で検出すべき低下レベルの閾値を基準電圧V
ref として設定できるものである。また、単安定マルチ
バイブレータ47の出力時間は可変抵抗48により決定
される。あまり長く設定すると短時間の電圧低下では検
出しなくなるが、短く設定すると短時間の電圧低下でも
検出できるようになる。最短時間は半周期である。
【0026】このような交流電圧低下検出回路41によ
れば、交流電圧V0 の低下を速やかに検出でき、かつ、
検出すべき電圧低下のレベルも任意に設定でき、かつ、
検出すべき低下継続時間も任意に設定できる特徴を持
つ。
れば、交流電圧V0 の低下を速やかに検出でき、かつ、
検出すべき電圧低下のレベルも任意に設定でき、かつ、
検出すべき低下継続時間も任意に設定できる特徴を持
つ。
【0027】つづいて、請求項2記載の発明の一実施例
を図3及び図4により説明する。本実施例は、アナログ
複写機又はデジタル複写機で露光ランプとして蛍光灯を
用い、この蛍光灯を高周波点灯させるもの、又は、デジ
タル複写機で露光ランプとしてハロゲンランプを用い、
このハロゲンランプを直流点灯させるものに適用したも
ので、図3に示すような直流電圧低下検出回路51を設
けたことを要旨とする。
を図3及び図4により説明する。本実施例は、アナログ
複写機又はデジタル複写機で露光ランプとして蛍光灯を
用い、この蛍光灯を高周波点灯させるもの、又は、デジ
タル複写機で露光ランプとしてハロゲンランプを用い、
このハロゲンランプを直流点灯させるものに適用したも
ので、図3に示すような直流電圧低下検出回路51を設
けたことを要旨とする。
【0028】まず、交流電源ACに対して4つのダイオ
ードによる全波整流回路52が接続され、その整流出力
端には平滑用のコンデンサ53が接続されている。直流
電圧低下検出回路51はこのコンデンサ53の両端の整
流平滑された直流電圧V1 の低下を検出するものであ
り、コンデンサ53の両端には分圧抵抗54,55が接
続され、その分圧電圧を入力とするアナログコンパレー
タ56が設けられている。このコンパレータ56の基準
入力端子(−)には電圧低下の検出レベルを定めるため
の閾値を基準電圧として可変設定し得るための可変抵抗
57が接続されている。なお、整流平滑された直流電圧
ラインに対しては電圧安定化回路(REG)58を介し
て出力コンデンサ59が接続されている。
ードによる全波整流回路52が接続され、その整流出力
端には平滑用のコンデンサ53が接続されている。直流
電圧低下検出回路51はこのコンデンサ53の両端の整
流平滑された直流電圧V1 の低下を検出するものであ
り、コンデンサ53の両端には分圧抵抗54,55が接
続され、その分圧電圧を入力とするアナログコンパレー
タ56が設けられている。このコンパレータ56の基準
入力端子(−)には電圧低下の検出レベルを定めるため
の閾値を基準電圧として可変設定し得るための可変抵抗
57が接続されている。なお、整流平滑された直流電圧
ラインに対しては電圧安定化回路(REG)58を介し
て出力コンデンサ59が接続されている。
【0029】このような構成において、今、交流電圧V
0 が図4(a)中に示すように停電したとすると、コンデ
ンサ53両端の直流電圧V1 は同図(b)に示すように徐
々に低下する。その時のコンデンサ59両端の出力電圧
V2 は同図(c)に示すように低下する。即ち、コンデン
サ53の直流電圧V1 が出力電圧V2+電圧安定化回路
ドロップアウト電圧=VB になるまでは、安定した状態
で出力し得るものとなる。この時間をtB とすると、本
実施例ではそれよりも早い時間tA で直流電圧V1 の低
下を検出するように設定されている。つまり、コンパレ
ータ56の基準電圧VA を可変抵抗57により適宜設定
することによりこの機能が実現される。直流電圧V1 が
基準電圧VA 以下になれば、コンパレータ56出力V3
は同図(d)に示すようにLレベルとなり、これが直流電
圧低下検出信号として出力される。よって、この検出信
号に基づき表示手段(図示せず)で電圧低下により光量
低下が発生し、画像上に黒筋が発生し得ることをオペレ
ータに知らせればよい。
0 が図4(a)中に示すように停電したとすると、コンデ
ンサ53両端の直流電圧V1 は同図(b)に示すように徐
々に低下する。その時のコンデンサ59両端の出力電圧
V2 は同図(c)に示すように低下する。即ち、コンデン
サ53の直流電圧V1 が出力電圧V2+電圧安定化回路
ドロップアウト電圧=VB になるまでは、安定した状態
で出力し得るものとなる。この時間をtB とすると、本
実施例ではそれよりも早い時間tA で直流電圧V1 の低
下を検出するように設定されている。つまり、コンパレ
ータ56の基準電圧VA を可変抵抗57により適宜設定
することによりこの機能が実現される。直流電圧V1 が
基準電圧VA 以下になれば、コンパレータ56出力V3
は同図(d)に示すようにLレベルとなり、これが直流電
圧低下検出信号として出力される。よって、この検出信
号に基づき表示手段(図示せず)で電圧低下により光量
低下が発生し、画像上に黒筋が発生し得ることをオペレ
ータに知らせればよい。
【0030】さらに、請求項3記載の発明の一実施例を
図5により説明する。本実施例は、基本的には、アナロ
グ複写機又はデジタル複写機において露光ランプとして
蛍光灯を使用し、この蛍光灯を高周波点灯させるものに
適用したもので、図5に示すような光量低下検出回路6
1を設けたことを要旨とするが、ハロゲンランプ使用の
ものでも支障はない。
図5により説明する。本実施例は、基本的には、アナロ
グ複写機又はデジタル複写機において露光ランプとして
蛍光灯を使用し、この蛍光灯を高周波点灯させるものに
適用したもので、図5に示すような光量低下検出回路6
1を設けたことを要旨とするが、ハロゲンランプ使用の
ものでも支障はない。
【0031】まず、直流電圧に基づく高周波電源により
点灯される露光ランプとして蛍光灯(又はハロゲンラン
プ)62の光量を受光検知するフォトセンサ63が設け
られている。このフォトセンサ63の検出出力は抵抗6
4を有する増幅器65により増幅された後、抵抗66を
介してアナログコンパレータ67に入力されている。こ
のコンパレータ67の基準入力端子(−)には光量低下
の検出レベルを定めるための閾値を基準電圧として可変
設定する可変抵抗68が接続されている。
点灯される露光ランプとして蛍光灯(又はハロゲンラン
プ)62の光量を受光検知するフォトセンサ63が設け
られている。このフォトセンサ63の検出出力は抵抗6
4を有する増幅器65により増幅された後、抵抗66を
介してアナログコンパレータ67に入力されている。こ
のコンパレータ67の基準入力端子(−)には光量低下
の検出レベルを定めるための閾値を基準電圧として可変
設定する可変抵抗68が接続されている。
【0032】このような構成において、電源電圧の低下
などにより蛍光灯62の光量が設定された基準値以下に
低下すると、コンパレータ67出力がLレベルとなり、
これが光量低下検出信号として出力される。よって、こ
の検出信号に基づき表示手段(図示せず)で光量低下が
発生し、画像上に黒筋が発生し得ることをオペレータに
知らせればよい。この際、蛍光灯62が消灯したことも
検知される。
などにより蛍光灯62の光量が設定された基準値以下に
低下すると、コンパレータ67出力がLレベルとなり、
これが光量低下検出信号として出力される。よって、こ
の検出信号に基づき表示手段(図示せず)で光量低下が
発生し、画像上に黒筋が発生し得ることをオペレータに
知らせればよい。この際、蛍光灯62が消灯したことも
検知される。
【0033】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成したの
で、請求項1ないし3記載の発明によれば、各々露光ラ
ンプの点灯制御方式の違い、蛍光灯とハロゲンランプと
の違い、アナログ複写機とデジタル複写機の違いといっ
た状況に応じて、各々的確に電源電圧の低下によるラン
プ光量の低下発生を検出でき、これにより予想される画
像上での黒筋の発生をオペレータに知らせ、コピー取り
直し等の対応をとらせることができる。
で、請求項1ないし3記載の発明によれば、各々露光ラ
ンプの点灯制御方式の違い、蛍光灯とハロゲンランプと
の違い、アナログ複写機とデジタル複写機の違いといっ
た状況に応じて、各々的確に電源電圧の低下によるラン
プ光量の低下発生を検出でき、これにより予想される画
像上での黒筋の発生をオペレータに知らせ、コピー取り
直し等の対応をとらせることができる。
【図1】請求項1記載の発明の一実施例を示す回路図で
ある。
ある。
【図2】その動作を示す波形図である。
【図3】請求項2記載の発明の一実施例を示す回路図で
ある。
ある。
【図4】その動作を示す波形図である。
【図5】請求項3記載の発明の一実施例を示す回路図で
ある。
ある。
【図6】従来のハロゲンランプ位相制御電源回路を示す
回路図である。
回路図である。
【図7】その動作を示す波形図である。
【図8】ハロゲンランプ直流点灯電源回路を示す回路図
である。
である。
【図9】その動作を示す波形図である。
【図10】蛍光灯高周波点灯電源回路の回路図である。
【符号の説明】 41 交流電圧低下検出手段 51 直流電圧低下検出手段 61 光量低下検出手段 62 露光ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 君育 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 福井 智則 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (3)
- 【請求項1】 交流電圧を位相制御してハロゲンランプ
を位相制御点灯させるようにした複写機において、前記
交流電圧の電圧低下の検出レベルを定める閾値と電圧低
下の継続時間を監視する閾値とが設定された交流電圧低
下検出手段を設け、露光中に閾値以上の時間に渡って閾
値以下となる交流電圧低下が検出されたときにその旨を
表示する表示手段を設けたことを特徴とする複写機。 - 【請求項2】 交流電圧を整流平滑化した直流電圧に基
づき蛍光灯を高周波点灯又はハロゲンランプを直流点灯
させるようにした複写機において、整流平滑化された直
流電圧の電圧低下の検出レベルを定める閾値が設定され
た直流電圧低下検出手段を設け、露光中に閾値以下とな
る直流電圧低下が検出されたときにその旨を表示する表
示手段を設けたことを特徴とする複写機。 - 【請求項3】 交流電圧を整流平滑化した直流電圧に基
づき露光ランプを高周波点灯させるようにした複写機に
おいて、前記露光ランプの光量低下の検出レベルを定め
る閾値が設定されたランプ光量検出手段を設け、露光中
に閾値以下となる光量低下が検出されたときにその旨を
表示する表示手段を設けたことを特徴とする複写機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3218559A JPH0553216A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 複写機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3218559A JPH0553216A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 複写機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0553216A true JPH0553216A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=16721847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3218559A Pending JPH0553216A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 複写機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0553216A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2012137298A1 (ja) * | 2011-04-05 | 2014-07-28 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 電力制御装置および電力制御方法 |
WO2022004539A1 (ja) * | 2020-06-30 | 2022-01-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 異常検出装置及びそれを備えたレーザ発振器 |
-
1991
- 1991-08-29 JP JP3218559A patent/JPH0553216A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2012137298A1 (ja) * | 2011-04-05 | 2014-07-28 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 電力制御装置および電力制御方法 |
WO2022004539A1 (ja) * | 2020-06-30 | 2022-01-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 異常検出装置及びそれを備えたレーザ発振器 |
CN115280168A (zh) * | 2020-06-30 | 2022-11-01 | 松下知识产权经营株式会社 | 异常检测装置以及具备其的激光振荡器 |
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