JPH0553162A - 非線形光学素子及びその製造方法 - Google Patents

非線形光学素子及びその製造方法

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JPH0553162A
JPH0553162A JP3240646A JP24064691A JPH0553162A JP H0553162 A JPH0553162 A JP H0553162A JP 3240646 A JP3240646 A JP 3240646A JP 24064691 A JP24064691 A JP 24064691A JP H0553162 A JPH0553162 A JP H0553162A
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incident side
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linear optical
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JP3240646A
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English (en)
Inventor
Hiroko Nagasawa
裕子 長澤
Hidetaka Ninomiya
英隆 二宮
Takayuki Kato
孝行 加藤
Kazuo Asano
和夫 浅野
Hideyuki Kurosawa
秀行 黒沢
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 有機非線形光学材料2の少なくとも光入射側
面が、光学的に透明な第1の保護層3で被覆され、更
に、この第1の保護層の光入射側面が光学的に透明な第
2の保護層4で被覆され、第1の保護層3の厚みが第2
の保護層4の厚みよりも小さく、かつ、第2の保護層4
の光入射側面が整形されていることを特徴とする非線形
光学素子。 【効果】 保護層形成材料への溶解によって有機非線形
光学材料の結晶表面が侵食されることがなく、長期間安
定した入射結合効率を保持できる、保護層付き非線形光
学素子及びその製造方法を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザー光のようなコ
ヒーレントな光の波長変換、強度変調、スイッチング等
に用いられる非線形光学素子に関し、更に詳しくは、非
線形光学材料として有機化合物材料を用いた非線形光学
素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【発明の背景】レーザー光等の強い光を物質に照射した
時に顕著に現れる非線形光学効果は、波長変換、強度変
調、スイッチング等に応用できるものであり、近年、こ
の非線形光学効果を有する材料の探索研究が数多く為さ
れている。
【0003】前記の波長変換、特に2次の非線形光学効
果に基づいた第2高調波発生(Second Harmonic Genera
tion、以下SHGと略す。)に関しては、従来知られて
いたニオブ酸リチウム(LiNbO3 )、燐酸二水素カ
リウム(KDP)等の無機材料に比較して、有機化合物
材料を用いた非線形光学材料が桁違いに高い性能を有す
ることが指摘されている。(例えば、「有機非線形光学
材料」,加藤政雄、中西八郎監修、シー・エム・シー
社,1985年刊)
【0004】SHG効果をもつ化合物として、例えば2
−メチル−4−ニトロアニリン(MNA)、2−アセト
アミド−4−ニトロ−N,N−ジメチルアニリン(DA
N)、2−アセトアミド−4−ニトロ−1−ピロリジノ
ベンゼン(PAN)、2−(α−メチルベンジル)アミ
ノ−5−ニトロピリジン(MBA−NP)等が知られて
いる。
【0005】これらの材料を用いて効率の良い波長変換
素子を構成するためには、基本波により誘起された非線
形分極波とそれから生じる光第2高調波との位相整合が
とれていなければならない。バルク結晶を用い、結晶の
複屈折性を利用して角度又は温度による位相整合をとる
方式においては、バルク結晶を共振器内に入れて基本波
レーザーの強度を高めることにより、高い波長変換効率
をもつ素子が得られる。
【0006】一方、平板光導波路、チャンネル型光導波
路、光ファイバー等の光導波路型波長変換素子は、モー
ド分散やチェレンコフ放射方式を利用して比較的容易に
位相整合が可能である上に、導波路部分に光波を閉じ込
めて高い光波パワー密度を得ることができるので、波長
変換効率の高い素子が得られる可能性が大きく、注目さ
れている。
【0007】バルク結晶を用いる素子は、溶液から溶媒
蒸発法や温度降下法などにより、また融液からブリッジ
マン法やゾーンメルティング法などにより単結晶を成長
させ、これを素子に最適な面で切り出し、研磨して使用
する。
【0008】また、平板型光導波路は、例えば、2枚の
基板をスペーサーを介して向かい合わせ、基板間に有機
非線形光学材料の融液を注入した後にブリッジマン法な
どにより平板状に単結晶を成長させたり、基板間に溶液
を滲みこませ溶媒蒸発法などにより単結晶を成長させる
ことにより形成される。
【0009】また、ファイバー型光導波路を形成するた
めには、中空ファイバー中に非線形光学材料を溶融して
注入した後、ブリッジマン−ストックバーガー法などで
コアに単結晶化する方法がとられている。〔参考図書:
D.S. Chemla, J. Zyss: Nonlinear Optical Properties
of Organic Molecules and Crystals Vol. 1 ; ACADEM
IC PRESS INC. (1987)〕
【0010】このような有機化合物材料を用いた非線形
光学素子においては、光の入出射面となる有機化合物材
料の表面が雰囲気に開放していると、材料の昇華及び雰
囲気中の湿気や酸素との反応により、表面状態が変化し
てしまい、光の結合効率や波長変換効率などの低下をき
たす。これを防止するために、有機非線形光学材料の外
表面に雰囲気から隔絶するための保護層を形成する必要
がある。
【0011】
【従来技術】有機非線形光学材料をコアに用いたファイ
バー型の波長変換素子において、ファイバーの入出射端
面に前記保護層を形成する技術が、例えば特開平2−21
9032号及び同2−250043号の各公報に開示されている。
しかしこれらの技術では、有機非線形光学材料の表面に
保護層を形成する工程において、保護層形成材料により
有機非線形光学材料の表面が溶解されたり変質したりし
てコアの端面形状が変化して、ファイバー型導波路への
光の入射効率が低下してしまうという問題があった。
【0012】また、特開平2−79032 号公報には、難溶
性の溶剤を用いて非線形光学材料の表面に樹脂を塗布
し、遮断層を形成する方法が示されている。しかし、一
般に有機非線形光学材料は分子の極性が高いので、多く
の材料に溶解し易く、表面形状を変化させずに遮断層を
形成することのできる溶剤を選択することが困難な場合
が多い。一方、特開平2−79033 号公報には、遮断層用
の樹脂の塗布液にあらかじめ有機非線形光学材料を飽和
溶解させておき、塗布時の素子の溶解を抑制する方法が
開示されている。しかしこの場合には、樹脂中に異物質
が混入することにより、樹脂の硬化特性、光学特性が変
化してしまい、信頼性の高い遮断層を形成することは困
難であった。
【0013】
【発明の目的】本発明の目的は、保護層形成材料への溶
解によって有機非線形光学材料の結晶表面が侵食される
ことがなく、長期間安定した入射結合効率を保持でき
る、保護層付き非線形光学素子及びその製造方法を提供
することにある。
【0014】
【発明の構成】本発明は、有機非線形光学材料の表面
に、保護層が形成されてなる非線形光学素子において、
前記有機非線形光学材料の少なくとも光入射側面が、光
学的に透明な第1の保護層で被覆され、更に、この第1
の保護層の光入射側面が光学的に透明な第2の保護層で
被覆され、前記第1の保護層の厚みが前記第2の保護層
の厚みよりも小さく、かつ、前記第2の保護層の光入射
側面が整形されていることを特徴とする非線形光学素子
及びその製造方法に係るものである。
【0015】また、有機非線形光学材料の表面に、保護
層を形成してなる非線形光学素子の製造方法において、
前記保護層の形成材料に前記有機非線形光学材料が実質
的に溶解しない低温の下に、前記保護層を形成すること
を特徴とする非線形光学素子の製造方法に係るものでも
ある。
【0016】前記低温下の保護層の形成方法は、前記第
1の保護層を形成する場合にも用いることができる。
【0017】また、上記の「低温」は、0℃以下である
ことが好ましく、この低温下で保護層形成のために用い
る保護材料は、光硬化型樹脂であることが好ましい。
【0018】更に、前記非線形光学素子が、クラッド材
の中心部に有機非線形光学材料からなるコアを有するフ
ァイバー型非線形光学素子であることも好ましい。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0020】図1及び図2は本発明の第1実施例を示す
ものである。
【0021】図1は、本発明の非線形光学素子の例を示
す断面図である。本例はクラッド1の中心部に有機非線
形光学材料からなるコア2を有する光ファイバー形の非
線形光学素子を用いている。
【0022】コア2の光入射側面にはコア材である前記
有機非線形光学材料の昇華を防止するための光学的に透
明な第1の保護層3が設けられている。この第1の保護
層3の光入射側には更に、光入射側面が整形された光学
的に透明な第2の保護層4が設けられている。
【0023】本例では、集光レンズ(平凸レンズ)5が
接着されて第2の保護層4の表面が平面に整形されてい
る。
【0024】本例の非線形光学素子(以後SHG素子と
いう。)は図2に示すように光波長変換装置6に、組み
込んで使用することができる。光波長変換装置6は、半
導体レーザ7、コリメートレンズ8、集光レンズ9、第
2の保護層4によってSHG素子10と一体化された第2
集光レンズ5、及びSHG素子10がこの順に配置されて
いる。また、SHG素子10の出射側には不要の基本波を
カットするためのフィルター11及びここを通過した変換
済みの光を平行光にするためのコリメートレンズ12が設
けられている。半導体レーザー7はホルダー13及び14
に、コリメートレンズ8及び集光レンズ9はホルダー15
に、第2集光レンズ5及びSHG素子10はホルダー16
に、フィルター11及びコリメートレンズ12はホルダー17
に夫々固定されており、各ホルダーは治具18、19等によ
って連結されている。
【0025】本例のように、SHG素子10と一体化した
第2の集光レンズを設けた場合は、光学結合の設計が容
易となり、入射結合効率を高く維持することが可能であ
る。
【0026】ファイバー型SHG素子はコア2及びクラ
ッド1から成っている。コア2は、クラッド1の中心の
中空部内に有機非線形光学材料の単結晶を形成すること
で構成されている。
【0027】コア2に使用される有機非線形光学材料と
しては、例えば2−メチル−4−ニトロアニリン(MN
A)、2−アセトアミド−4−ニトロ−N,N−ジメチ
ルアニリン(DAN)、2−アセトアミド−4−ニトロ
−1−ピロリジノベンゼン(PAN)、2−(α−メチ
ルベンジル)アミノ−5−ニトロピリジン(MBA−N
P)等が知られている。これらの有機非線形光学材料
は、非線形光学効果が無機系の非線形光学材料に比べて
非常に大きく、効率よく光高調波を発生することができ
る。
【0028】コア2の直径は、4μm以下であることが
好ましく、更に基本波のコア2中への閉じ込め効果を高
め、また単一モードのSHG素子10を形成するために
は、2μm以下にすることが好ましい。コア2の直径が
4μmを超えると、コア2中の基本光波密度が低くな
り、波長変換効率が低下する恐れがある。
【0029】上記のコア2の端部に入射された基本波20
aは、前記の有機非線形光学材料によって波長が基本波
の1/2 であるSHG波20bを派生する。基本波20aはコ
ア2内を伝搬し、出射された後に、図2に示したフィル
ター11に吸収される。一方、SHG波20bはコア2から
クラッド1へ放射され、ここを伝搬して、クラッド材の
端面からリング状に出射される(チェレンコフ放射方
式)。
【0030】SHG波20bの光導波路を構成するクラッ
ド1の材料としては、ガラス類、プラスチック類等、い
かなる材質のものを用いてもよいが、基本波、SHG波
に対して吸収がなく、光学的に均質であり、高強度光に
対する光損傷しきい値の高い材料であることが好まし
い。
【0032】クラッド1の中空部内にコア2を形成する
方法としては、ブリッジマン炉による方法等がある。ま
た、具体的な製造方法については例えば特開平2−2500
43号公報等に開示されている。
【0033】本実施例のクラッド1の外径は1.0 mmであ
り、またコア2の径は1.5 μmとしてある。更に、上記
クラッド1の材質は光学ガラスであり、またコア2は、
2−メトキシ−5−ニトロフェノールの単結晶で形成さ
れている。
【0034】次に、本例のSHG素子10の製造方法を図
10に基づいて説明する。 (1)第1の保護層3を形成するために、同図(i) に示
す如く先端直径約10μmのマイクロピペット21を使用し
て、SHG素子10の端面に出ているコア2の入射端部へ
保護材料である紫外線硬化樹脂(Norland Products In
c. 製;NOA61、屈折率n=1.56)を塗布した。この
塗布は図示しない顕微鏡で観察しながら行い、コア2を
中心に直径約30μmの広さに被覆した。次に、この保護
材料を200 w高圧水銀灯で1分間紫外線照射し、硬化さ
せて同図(ii)に示すような第1の保護層3を完成した。
【0035】(2)上記の、第1の保護層3を有するS
HG素子10の入射端部全体を、同図(iii) に示すような
先端部直径約500 μmのキャピラリー22を用いて前記と
同じ紫外線硬化樹脂を同図(iv)に示すように塗布した。
【0036】(3)同図(v) に示すように、平凸レンズ
5の中心軸にコア2が重なるように位置合わせを行った
後に平凸レンズ5とSHG素子10を突き当て、平凸レン
ズ5側から紫外線(図示せず)を照射して紫外線硬化樹
脂を硬化させ、同図(vi)に示すように第2の保護層4を
形成した。なお、レンズのない他の例〔同図(vii) 〕に
ついては後に説明する。
【0037】上記保護層3又は4を形成するための保護
材料としては、本例で使用した紫外線硬化樹脂等の光硬
化性樹脂、α−シアノアクリレート、エポキシ樹脂、ポ
リ酢酸ビニル或いはその共重合体、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルブチラール、アクリル系接着剤、ポリエ
チレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ユリア樹脂、電子
線硬化型樹脂、ポリイミド、無機系接着剤等を用いるこ
とができるが、中でも光硬化性樹脂、α−シアノアクリ
レート、エポキシ樹脂が好ましく、特に第1の保護層3
を形成するための保護材料としては、有機非線形光学材
料(コア材料)の溶解量をできるだけ少なくするため
に、光硬化性樹脂のような硬化速度の速いものが好まし
い。
【0038】また、第2の保護層4を形成する保護材料
としては、本例のようにレンズ或はガラス板等で入射側
面を整形できる場合は、上記樹脂類の他に、例えばシリ
コーン油等の硬化しない液体を液状のまま使用してもよ
い。
【0039】上記保護材料は、保護層を形成した際に光
学的に透明でなければならない。この光学的に透明と
は、基本波及びSHG波が99%以上透過できるという意
味を表す。
【0040】また、各保護層3又は4の屈折率nは1.4
〜1.8 であることが好ましく、第1の保護層3及び第2
の保護層4に用いる保護材料の屈折率nは互いに近けれ
ば近い程好ましい(両保護材料の種類は同じであっても
異なっていてもよい)。
【0041】第1の保護層3を形成するための保護材料
の使用量は、コア2の入射側端面を完全に塞ぐに必要最
小限の量であることが好ましい。多過ぎる場合にはコア
材料の溶解量が増えて入射側端面が侵食され、結合効率
の低下原因となる。従って、本例のように直径1.5 μm
のコア2を用いた場合は使用量は5×10-4μl以下更に
は5×10-5μl以下が好ましい。この保護層3の厚み
は、30μm以下が好ましく、更に好ましくは10μm以下
である。
【0042】第1の保護層3は微小なため、表面の凹凸
を修正することは困難である。従って、第2の保護層4
をその上に形成し、この表面を整形することになる。第
2の保護層4は直接にコア材料と触れることがないた
め、余裕を持った大きさに形成することが可能であり、
その厚みは第1の保護層3の1〜30倍程度にするとよ
い。また第2の保護層の塗布面積は、入射光のスポット
を完全に受光できる大きさであることが必要である。
【0043】第2の保護層4の入射面は整形されていな
ければならないが、この整形とは、入射光を散乱させな
いように保護層表面を整えることを意味する。即ち、本
例のように保護材料の表面に平凸レンズを押し付け、入
射側面を平滑化する方法がある。この他、ガラス板等の
光学的に透明な材料を押し付けて入射側面を平滑にする
方法、硬化した保護層4を光学的に研磨して、滑らかな
平面或はレンズ状曲面を形成する方法等がある。
【0044】図3は第2の実施例を示す図である。第1
の実施例の平凸レンズ5をGRIN−RODレンズ24に
代え、あとは同様としてあるが、GRIN−RODレン
ズも平凸レンズと同様端面が平面なため、第2の保護層
4の入射側面を整形するのに好適である。
【0045】図4は第3の実施例を示す図である。本例
のSHG素子は、図10(vii) に示すようにして作成し
た。即ち、同図(iv)で第2の保護層4を形成するための
保護材料(紫外線硬化型樹脂)を塗布し、そのまま紫外
線を照射して硬化させ、この表面を平滑に光学研磨し、
整形したものである。この第2の保護層の厚みは約100
μmとした。
【0046】前記にて作成した下記のSHG素子につい
て、半導体レーザーを光源としてレーザー光を入射し、
入射結合効率を測定した(コア径1.5 μm、集光ビーム
径3μm)。 A………第1の保護層だけのもの〔図10(ii)のSHG素
子〕 B………レンズなしのもの〔本例(第3の実施例):図
10(vii) のSHG素子〕 C………レンズ付きのもの〔第1の実施例:図10(vi)の
SHG素子〕 D………第2の保護層のみを形成し、整形したもの〔図
16に示す従来例〕
【0047】上記コア径及び集光ビーム径の条件下で
は、理論上の最大結合効率は73%であるが、これに対し
て、Aは9%と低く、またDについても20%程度であっ
た。一方、実施例のBは65%と高く、またCについても
62%と高率であった。
【0048】図5は第4の実施例を示す図である。この
例では、上記第3の実施例と同様にしてSHG素子を形
成するが、最後の光学研磨の際に平滑でなくレンズ状に
研磨し、整形する。本例ではレンズ球面の曲率を自由に
設定できるため、目的に合わせて研磨調整でき便利であ
る。
【0049】図6は第5の実施例を示す図である。この
例では第1の実施例の平凸レンズ5の代わりに薄板ガラ
ス25を用いている。本例では第3の実施例のように第2
の保護層4の表面を光学研磨する手間を省くことができ
る。
【0050】図7は第6の実施例を示す図である。この
例では、上記第5の実施例と同様にガラス26を付けたま
ま第2の保護層4を形成し、その後にガラス26を剥がし
たものである。この場合、ガラス26の剥離を容易にする
ためにガラス面に離型剤を塗布しておくことが好まし
い。本例の場合も、第2の保護層4の表面を光学研磨す
る手間を省くか又は大幅に軽減することができるため、
作成を短時間で行うことができる。
【0051】図8は第7の実施例を示す図である。第2
の保護層4はスピンコート法により塗布し、硬化してあ
るため光入射側面は平滑化されている。本例では光学研
磨が不要であるため短時間で成形できること、ガラス等
を接着しないため、ガラス面の光散乱を考慮しなくて良
いこと等の利点がある。
【0052】図9は第8の実施例を示す図である。前記
第1〜第7の実施例は全てファイバー形の例であった
が、本例は平面型(チャネル型)のSHG素子27を用
い、この入射側面に第1の保護層3及び第2の保護層4
を形成した。
【0053】平面導波路型SHG素子27は、ガラス基板
1に深さ0.5μm、幅1.5 μmの溝をリソグラフィー法
により形成し、この基板1に対向ガラス基板28を厚さ1
μmのスペーサを介して貼り合わせ、これら2枚の基板
の間に2−メトキシ−5−ニトロフェノールの単結晶2
をブリッジマン法によって形成した。平面導波路型SH
G素子27は、リソグラフィー法により導波路を形成する
ため、微小寸法の導波路を精度よく形成しやすい利点が
ある。
【0054】図11は第9の実施例を示す図である。本例
は保護材料にコア材が実質的に溶解しない低温(以後、
単に低温という。)の下に保護層4を形成する例であ
り、一見図16の従来例に類似している。しかし、従来例
では図17に示すようにコア2の端面と保護層4の接触部
分を拡大してみると、コア材が保護材料に溶解されて混
合状態となっている部分29が存在する。この混合部29が
存在するため、従来例では入射光の散乱が発生し、結合
効率が前記Dのように低下していた。これに対して、本
例の低温状態で保護層4を形成したものはこのような混
合部29が生じないため、結合効率を高く維持することが
できる。
【0055】図12は、保護材料の量と入射結合効率との
関係を示すグラフである〔コア材料………2−メトキシ
−5−ニトロフェノール(MNP)、コア径………1.5
μmφ(ファイバー型)、保護材………紫外線硬化樹脂
(NOA61:Norland Products Inc, 製)、25℃塗布、
30秒後硬化〕。
【0056】上記条件において、入射結合効率をそれ程
低下させず(50%以上であれば使用可。)に使用できる
保護材料の容量は僅か1×10-4μl程度であり、この量
で形成した保護層4は余りにも薄いため表面を整形する
ことは困難である。
【0057】一方、図13はコア材料である前記MNPの
保護材料(NOA61)に対する溶解量と温度との関係を
示すグラフである。測定は、ファイバー型に形成した前
記MNP結晶を上記のNOA61に10分間浸漬し、コア材
が溶解して消失した部分の長さ(単位:μm)を求める
ことによって行った。
【0058】本図によると、常温(25℃)の溶解量(12
μm)に対して、0℃では5μm、−20℃では殆ど0と
なる。従って、図12の25℃の例では1×10-4μlの保護
材料しか使用できなかったのに対して、例えば0℃で保
護層を形成する場合はその12/5=2.4 倍の量、即ち2.4
×10-4μlの保護材料を使用することができる。
【0059】前記低温は、保護材料及びコア材の溶解性
に係るため一概には決められないが、0℃以下が好まし
く、−20℃以下であれば更に好ましい。
【0060】前記低温は、保護材料の塗布及び硬化の工
程で維持されなければならない。上記低温の好ましい範
囲を別の面から見ると、使用する光の波長の1/4 以下程
度迄のコア材の侵食は許容することができる。本例では
870nm の光を使用しているため、コア材が200nm 程度侵
食されることは容認できる。図13によって0.2 μmのM
NP溶解量に対応する温度は約−20℃以下であることが
分かり、−20℃以下の温度であれば入射結合効率には影
響が出ないことが理解される。
【0061】本例の保護層付きSHG素子10の製造法を
以下に示す。 (1)SHG素子10を、窒素ガス雰囲気下で−25℃に冷
却した支持台に保持し、これに−25℃に冷却した窒素ガ
スを1分間吹き付けて冷却した。 (2)この素子のコア2入射側面に、あらかじめ−25℃
に冷却しておいた前記紫外線硬化樹脂NOA61をキャピ
ラリーで塗布した。 (3)150 wの高圧水銀灯を用い、可視光、赤外光をカ
ットし、紫外光のみを上記紫外線硬化樹脂に1分間照射
して硬化した。 (4)上記の硬化した樹脂の入射側面を光学研磨して平
滑に整形し、保護層4を形成した。
【0062】上記作業は、冷却による結露を防ぐため
に、乾燥した空気又は不活性ガス中で行うことが望まし
い。また、各材料の冷却は、上記のように窒素ガス等の
冷却用ガスを吹き付ける方法の他に、前記塗布工程の前
の工程から低温環境下で作業を進めることによる冷却で
もよく、また、冷却媒体へ各材料を接触させる熱伝導に
よる冷却でもよい。
【0063】保護材料としては、前記のものはどれでも
使用可能であるが、低温状態で硬化できるものでなけれ
ばならず、この面から、可視光、紫外線、X線等により
硬化できる樹脂を用いるのが好ましい。また、コア材と
の溶解性の面からは、溶解度の低いものを選択すること
が好ましいが、低温で溶解性を抑えることができるた
め、溶解性が高くても例えば屈折率等の他の点で優れて
いるものも選択することができて有利である。
【0064】更に上記保護材料の好ましい性質としては (1)使用する光の波長での透過率が高いこと(光学的
に透明であること) (2)コア材、クラッド材、レンズ等との接着性が高い
こと (3)コア材の蒸気を吸収、透過しないこと (4)雰囲気の酸素、水分等の透過率が十分に低いこと
等が挙げられる。
【0065】図14は第10の実施例を示す図である。本例
はバルク単結晶2の表面に紫外線硬化樹脂の保護層4を
形成した例である。このバルク単結晶2は、4−(N,
N−ジメチルアミノ)−3−アセトアミドニトロベンゼ
ン(DAN)の単結晶をジメチルスルフォキシドを溶媒
として溶媒蒸発法により成長させた。
【0066】上記結晶(大きさ8×6×2mm3 )を、−
30℃に冷却したN2 ガスを噴き付けて冷却した後、−30
℃に冷却した紫外線硬化樹脂UV−74(Summers Labora
tories製)の液中に浸漬して塗布した。塗布した紫外線
硬化樹脂に、150 wの高圧水銀灯の可視光、赤外光をカ
ットして紫外光を2分間照射し、硬化させた。最後に、
この結晶の保護層4の表面を光学研磨して波長変換素子
とした。この素子は、結晶表面での光散乱損失が少な
く、また、保護層によりコア材2の昇華を防止できるた
め、期間に渡って安定な波長変換特性を示した。
【0067】バルク単結晶2は、昇華し易いため保護層
の形成は必須であるが、保護層形成材料に対してある程
度の溶解度があるため、結晶面を平滑に保ちながら保護
層を形成することが困難であった。本例では諸材料を−
30℃に冷却することによってこの問題を解決した。
【0068】図15は第11の実施例を示す図である。本例
では平面導波路型のSHG素子27を用い、この入射側面
に−30℃の低温下で保護層4を形成した。平面導波路型
SHG素子27の作成法、特徴等は、前記第7の実施例の
場合と同様である。
【0069】上記の、有機非線形光学材料が実質的に溶
解しない低温の下に保護層を形成する方法においては、
保護層の入射側面の最終形体を上記以外にも種々変化す
ることができ、例えば、平凸レンズ、GRIN−LOD
レンズ等のレンズ或はガラス板を接着し、又は、保護層
自身の表面をレンズ状に光学研磨することもできる。
【0070】更に、前記第1の保護層及び第2の保護層
を形成する前記第1〜第8の実施例において、第1の保
護層の形成を上記低温の下に行うことも可能である。
【0071】特に、ファイバー形SHG素子について
は、図10に示す保護層の形成工程において、マイクロピ
ペットで第1の保護層形成用樹脂を塗布する(i) の工
程、及びこの樹脂を硬化させる(ii)の工程のみを低温下
で行えばよい。この段階でコア材2は封止されるため、
後の工程は常温下で行うことができる。
【0072】上記第1の保護層を上記低温下で形成する
場合の利点としては、使用する保護材料が少ないため温
度管理が容易であること、比較的高い温度(例えば0℃
程度)であっても第1の保護層3が微小であるからコア
材2が侵食されないこと、またこの逆に、低温下で作業
を行うため保護材に対するコア材2の溶解度が微少であ
るから第1の保護層3を多少大きめに作成してもコア材
2が侵食されないこと、即ち、作業温度及び保護層容量
の両者共に余裕を持って設定できること等が挙げられ
る。
【0073】また、平面形SHG素子及びバルク結晶形
素子についても、低温下で第1の保護層を形成する際に
は、上記ファイバー型SHG素子の場合と同様の効果を
得ることができる。
【0074】以上、本発明を各種実施例について説明し
たが、これらの実施例は本発明の技術的思想に基づいて
更に変形が可能である。
【0075】例えば、図10のファイバー型SHG素子に
おいて、第1の保護層を、光学的に研磨した微小ガラス
片をコア2の入射側面に突き当てることで形成し、この
上に第2の保護層を被覆、硬化させることも可能であ
る。また、図14のバルク結晶に対する低温下の保護層形
成については、コア材の溶解のない十分な低温下に、複
数のバルク結晶を詰めた容器内へ保護材を流し込み、こ
のまま硬化して複数のバルク結晶片を含むブロックを作
成することもできる。
【0076】また、本発明の実施例においては、ファイ
バー型及び平面導波路型SHG素子の入射側面への保護
層の形成について説明したが、これらの素子の出射側面
にも同様に保護層を形成することができる。
【0077】
【発明の効果】本発明に係る非線形光学素子は、少なく
とも光入射側面が光学的に透明な保護層を有しており、
しかもその保護層が (1)第2の保護層の厚みよりも小さい厚みの第1の保
護層を有し、及び/又は、 (2)前記保護層の構成材料に有機非線形光学材料が実
質的に溶解しない低温の下に形成されている ため、入射側面の前記有機非線形材料が前記保護層の形
成材料によって侵食されることがなく、また、保護層に
よって昇華も防ぐことができるため長期間安定した入射
結合効率を維持することが可能である。
【0078】また第2の保護層の入射側面は整形された
滑らかな平面又は曲面であるため、入射光を散乱するこ
とがない。更にこの保護層の入射側面にはレンズ又はガ
ラス板等を接着して整形することも可能であり、特にレ
ンズを用いた場合は、光学結合の設計が容易となり、入
射結合効率を高くすることができる。
【0079】また、上記(1)及び(2)の両方の条件
を満たす非線形光学素子は、第1の保護層の厚み及び保
護層形成時の温度条件共に余裕を持って設定できるた
め、本発明に係る保護層の形成が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による非線形光学素子の一例を示す断面
図である。
【図2】本発明に係る波長変換装置の一例を示す断面図
である。
【図3】本発明による非線形光学素子の他の例を示す断
面図である。
【図4】同素子の他の例を示す断面図である。
【図5】同素子の他の例を示す断面図である。
【図6】同素子の他の例を示す断面図である。
【図7】同素子の他の例を示す断面図である。
【図8】同素子の他の例を示す断面図である。
【図9】同素子の他の例を示す断面図である。
【図10】同素子の形成手順を示す図である。
【図11】同素子の他の例を示す断面図である。
【図12】保護材料量と入射結合効率の関係を示すグラフ
である。
【図13】温度とMNP(2−メトキシ−5−ニトロフェ
ノール)の溶解量の関係を示すグラフである。
【図14】本発明による非線形光学素子の他の例を示す斜
視図である。
【図15】同素子の他の例を示す斜視図である。
【図16】従来の非線形光学素子の一例を示す断面図であ
る。
【図17】同素子の断面図及び拡大断面図である。
【符号の説明】
1 クラッド 2 コア 3 第1の保護層 4 第2の保護層 5 集光レンズ 6 光波長変換装置 10、27 SHG素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/109 8934−4M (72)発明者 浅野 和夫 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 黒沢 秀行 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機非線形光学材料の表面に、保護層が
    形成されてなる非線形光学素子において、前記有機非線
    形光学材料の少なくとも光入射側面が、光学的に透明な
    第1の保護層で被覆され、更に、この第1の保護層の光
    入射側面が光学的に透明な第2の保護層で被覆され、前
    記第1の保護層の厚みが前記第2の保護層の厚みよりも
    小さく、かつ、前記第2の保護層の光入射側面が整形さ
    れていることを特徴とする非線形光学素子。
  2. 【請求項2】 クラッドの中心部に、有機非線形光学材
    料からなるコアを有するファイバー形非線形光学素子に
    おいて、前記コアの少なくとも光入射側面が光学的に透
    明な第1の保護層で被覆され、更に、この第1の保護層
    の光入射側面が光学的に透明な第2の保護層で被覆さ
    れ、前記第1の保護層の厚みが前記第2の保護層の厚み
    よりも小さく、かつ、前記第2の保護層の光入射側面が
    整形されていることを特徴とする非線形光学素子。
  3. 【請求項3】 有機非線形光学材料の表面に、保護層を
    形成してなる非線形光学素子の製造方法において、 (1)前記有機非線形光学材料の少なくとも光入射側面
    を、光学的に透明な第1の保護材料で被覆し、これを硬
    化させて第1の保護層を形成する工程と、 (2)これに続いて、前記第1の保護層の光入射側面
    を、光学的に透明な第2の保護材料で被覆して第2の保
    護層を形成する工程と、 (3)これと同時か又はこれに続いて、前記第2の保護
    層の光入射側面を整形する工程とを含むことを特徴とす
    る非線形光学素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 クラッドの中心部に、有機非線形光学材
    料からなるコアを有するファイバー型非線形光学素子の
    製造方法において、 (1)前記コアの少なくとも光入射側面を、光学的に透
    明な第1の保護材料で被覆し、これを硬化させて第1の
    保護層を形成する工程と、 (2)これに続いて、前記第1の保護層の光入射側面
    を、光学的に透明な第2の保護材料で被覆して第2の保
    護層を形成する工程と、 (3)これと同時か又はこれに続いて、前記第2の保護
    層の光入射側面を整形する工程とを含むことを特徴とす
    る非線形光学素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 有機非線形光学材料の表面に、保護層を
    形成してなる非線形光学素子の製造方法において、前記
    保護層の形成材料に前記有機非線形光学材料が実質的に
    溶解しない低温の下に、前記保護層を形成することを特
    徴とする非線形光学素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 クラッド材の中心部に、有機非線形光学
    材料からなるコアを有するファイバー型非線形光学素子
    の製造方法において、前記コアの少なくとも光入射側面
    に請求項5に記載の温度条件下に保護層を形成すること
    を特徴とする非線形光学素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 有機非線形光学材料の表面に、保護層を
    形成してなる非線形光学素子の製造方法において、 (1)前記有機非線形光学材料の少なくとも光入射側面
    を、光学的に透明な第1の保護材料で被覆し、これを硬
    化させて第1の保護層を形成し、この際、前記第1の保
    護材料に前記有機非線形光学材料が実質的に溶解しない
    低温の下に形成する工程と、 (2)これに続いて、前記第1の保護層の光入射側面
    を、光学的に透明な第2の保護材料で被覆して第2の保
    護層を形成する工程と、 (3)これと同時か又はこれに続いて、前記第2の保護
    層の光入射側面を整形する工程とを含むことを特徴とす
    る非線形光学素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 クラッドの中心部に、有機非線形光学材
    料からなるコアを有するファイバー型非線形光学素子の
    製造方法において、 (1)前記コアの少なくとも光入射側面を、光学的に透
    明な第1の保護材料で被覆し、これを硬化させて第1の
    保護層を形成し、この際、前記第1の保護材料に前記有
    機非線形光学材料が実質的に溶解しない低温の下に形成
    する工程と、 (2)これに続いて、前記第1の保護層の光入射側面
    を、光学的に透明な第2の保護材料で被覆して第2の保
    護層を形成する工程と、 (3)これと同時か又はこれに続いて、前記第2の保護
    層の光入射側面を整形する工程とを含むことを特徴とす
    る非線形光学素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 有機非線形光学材料が実質的に溶解しな
    い低温が、0℃以下である請求項5〜8項のいずれか1
    項に記載の非線形光学素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 保護層の形成材料として、光硬化型樹脂
    を用いることを特徴とする請求項5〜9項のいずれか1
    項に記載の非線形光学素子の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004005990A1 (ja) * 2002-07-08 2004-01-15 Japan Science And Technology Agency 光ファイバーコネクタおよびその製造方法、並びに光接続装置
US6805588B2 (en) 2000-02-03 2004-10-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Cable connector

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