JPH0553112A - ロールコーターおよびそのロールコーターを使用する液晶表示素子の製造方法 - Google Patents

ロールコーターおよびそのロールコーターを使用する液晶表示素子の製造方法

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JPH0553112A
JPH0553112A JP21095891A JP21095891A JPH0553112A JP H0553112 A JPH0553112 A JP H0553112A JP 21095891 A JP21095891 A JP 21095891A JP 21095891 A JP21095891 A JP 21095891A JP H0553112 A JPH0553112 A JP H0553112A
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roll coater
base film
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relief printing
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伸 吉澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数独立分離した個々のガラス基板にほぼ均一
に配向膜材料を転写し得るロールコーターを提供し、且
つそのロールコーターを使用する液晶表示素子の製造方
法を提供する。 【構成】版胴10と、この版胴の表面上に設けられたベ
ースフィルム12と、このベースフィルム12上に設け
られ、転写パターンの形状に対応すると共に、互いに分
離独立した複数の凸版部13とを有する。また、この構
成のロールコーターを用いて配向膜材料をガラス基板1
9に転写して液晶表示素子を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールコーターおよび
そのロールコーターを使用する液晶表示素子の製造方法
に関する。
【0002】本発明は、特に液晶表示素子(LCD)の
透明電極を形成したガラス基板面に配向膜を形成する際
に好ましく利用される。
【0003】
【従来の技術】液晶表示素子の液晶セルの製造は、ガラ
ス基板表面上に透明導電膜を全面に蒸着し、フォトリソ
グラフィ技術によって電極をパターニング形成し、その
後、透明電極が形成されたガラス基板面の全面にスピン
コート法によって配向膜材料を塗布して配向膜を形成し
ていた。しかしながら、液晶層の厚みをとるためにガラ
ス基板端部に設けるスペーサー・シールがその配向膜の
ため被着しにくく、また被着しても剥離する問題があっ
た。
【0004】そこで、従来は図6に示すように、ガラス
基板の配向膜形成の所定位置にのみ配向膜を形成し得る
ように円筒状のロールコーターを利用する方法がとられ
た。すなわち、図6において、版胴1の表面上にマグネ
ットラバー2を介してベースフィルム3、そして凸版部
4aを有するフォトレジストベース4bを配設し、凸版
部4aの表面(液体保持層を有する)に予め配向膜材料
を保持被着させ、それを搬送されたガラス基板5の表面
に回転転写する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の転写による方法
は、大きなガラス基板の所定位置に配向膜を形成する場
合には問題ない。しかし、液晶カラービューファインダ
ー等の小さなガラス基板を用いる単個取りプロセスの場
合には、図7に示すように、独立分離して配置されたガ
ラス基板5aのそれぞれの厚みは一定でなく(Aは厚
く、Bは薄い)バラツキがあり、厚いガラス基板Aは凸
版部4aを強く押すため、フォトレジストベース4bに
へこみ変形を与えて、隣接する薄いガラス基板Bに配向
膜材料が十分に転写されず、従って転写ムラが生ずる。
この配向膜材料の転写ムラは先の透過率を変え明るさの
ムラを発生することにもなる。
【0006】そこで、本発明は、複数独立分離した個々
のガラス基板にほぼ均一に配向膜材料を転写し得るロー
ルコーターを提供し、且つそのロールコーターを使用す
る液晶表示素子の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
れば、版胴と、この版胴の表面上に設けられたベースフ
ィルムと、このベースフィルム上に設けられ、転写パタ
ーンの形状に対応すると共に分離独立した複数の凸版部
とを有するロールコーターによって解決される。
【0008】更に、上記課題は本発明によれば、対向す
る基板間に挟持された液晶層と、前記基板の内壁側に設
けられた電極と、前記液晶層の液晶分子を配向させる配
向膜とからなる液晶表示素子の製造方法において、版胴
と、この版胴の表面上に設けられたベースフィルムと、
このベースフィルタ上に設けられ、転写パターンの形状
に対応すると共に分離独立した複数の凸版部とからなる
ロールコーターを用い、このロールコーターに被着させ
た配向膜材料を前記基板上に転写する工程を含むことを
特徴とする液晶表示素子の製造方法によって解決され
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、版胴10の表面上に、凸版
(部)13が個々の転写パターン形状に対応して互いに
個々に分離独立して複数配置されているために、凸版部
面に被着された、例えば配向膜材料が互いに他の凸版部
13の変形を受けずに対応するガラス基板19のパター
ン転写部にほぼ均一に良好に転写される。また、各凸版
部13は版胴10の表面上に設けられたベースフィルム
12によって安定して配置されているため、転写パター
ンとの対応も良好に保持される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明のロールコーターの一実施例を説明
するための斜視図である。
【0011】図1に示したロールコーター20は、直径
約200mm、長さ約450mmの円筒状の金属製版胴
(版シリンダー)10の表面にマグネットラバー11お
よびその上に例えばポリエチレンからなる厚さ約0.2
mmのベースフィルム12が順次設けられ、ベースフィ
ルム12上には転写パターンの形状に対応し、各々分離
独立したフォトレジストからなる4つの凸版(部)13
が配設されている。
【0012】マグネットラバー11は版胴10の表面上
に堅固に固定されており、ベースフィルム12は個々の
凸版13を安定配置させる。
【0013】図2は、上記ロールコーターを用いて個々
のガラス基板に配向膜材料を転写する方法を説明するた
めの一実施例斜視図である。
【0014】図2に示すように、ロールコーター20に
隣接してグラビアロール21が矢印A方向に移動可能に
設けられている。このグラビアロール21表面には、P
方向にロール回転されながらポリイミド(PI)タンク
14から供給される配向膜材料としてのポリイミド14
aが細管15を介して滴下口16からN2ガス圧力で滴
下され、更にドクターブレード17により液滴がグラビ
アロール21表面で均等に延ばされる。延ばされたポリ
イミド14aは、P方向に回転されながらA方向に移動
し、上記ロールコーター20の凸版13の表面に塗布、
被着される。
【0015】テーブル18上には配向膜材料を形成すべ
き小さな個々のガラス基板(図では4枚)19が配設さ
れており、矢印Bの方向へ送られ、ロールコーター2
0、グラビアロール21のそれぞれの上記機能によりガ
ラス基板19の表面に、ポリイミドが被着された凸版1
3からポリイミド14aが転写される。テーブル18は
B方向に移動できる他、ガラス基板19を凸版へ押し付
けることが可能なように上下にも移動できるように構成
されている。本方法では個々のガラス基板各々に対応し
た位置に配置されている4個の分離独立された凸版によ
って配向膜材料(ポリイミド)がムラなく転写できる。
【0016】ここで、図3および図4を用いて、本発明
に係るロールコーターによって、いかに良好に配向膜材
料がガラス基板面に転写されるかを説明する。
【0017】図3は、本発明に係るロールコーターのロ
ール表面部分であり、図1と同一要素は同一符号で示し
た。図3に示されたロールコーターには3個の凸版13
がロール軸に並列配置されている。図4にはこのロール
コーターを用いて凸版表面上に被着された配向膜材料
(図示せず)を厚さの異なるガラス基板に転写する時点
の状態が示されている。19aは薄いガラス基板を示
す。本発明では凸版13が個々に独立分離しているた
め、転写パターンを有するガラス基板の厚さへの対応を
図に示すように各々で良好に行えるようになっている。
すなわち、薄いガラス基板に対してはそのままの厚さか
若干押し込まれた凸版形状をとることができ、一方厚い
ガラス基板に対しては、強く大きく押し込まれた形状を
とることができる。このようにガラス基板の厚みに相違
があっても良好に対応できる。
【0018】図5は本発明に係る凸版形状の他の実施例
を示す。図5に示された凸版13aには同じ材質のフォ
トレジストからなるフォトレジストベース13bが土台
のように形成され、しかもそれぞれのベースが隣のベー
スから分離されている。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
転写基板の厚さが若干不均一であっても、ロール表面に
設けられた凸版部に被着された例えばLCD用の配向膜
材料が均一にムラなく転写される。従って、液晶カラー
ビューファインダ等の面積の小さなガラス基板複数個に
同時に配向膜を良好に形成することができる。
【0020】しかも、本発明によればパターン間隔も狭
められ、生産効率を向上させることができ、LCD単個
プロセスに好適に利用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロールコーターの一実施例を説明する
ための斜視図である。
【図2】図1のロールコーターを用いて転写する方法を
示す一実施例斜視図である。
【図3】本発明に係るロールコーターのロール表面部分
断面図である。
【図4】転写時の状態を示す部分面図である。
【図5】本発明に係る凸版形状の他の実施例を示す部分
断面図である。
【図6】第1の従来例を示す部分断面図である。
【図7】第2の従来例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1,10 版胴 2,11 マグネットラバー 3,12 ベースフィルム 4a 凸版部 4b フォトレジストベース 5,5a,19,19a ガラス基板 13 凸版(部) 14 ポリイミド(PI)タンク 15 細管 16 滴下口 18 テーブル 20 ロールコーター 21 グラビアロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴と、この版胴の表面上に設けられた
    ベースフィルムと、このベースフィルム上に設けられ、
    転写パターンの形状に対応すると共に分離独立した複数
    の凸版部とを有するロールコーター。
  2. 【請求項2】 対向する基板間に挟持された液晶層と、
    前記基板の内壁側に設けられた電極と、前記液晶層の液
    晶分子を配向させる配向膜とからなる液晶表示素子の製
    造方法において、 版胴と、この版胴の表面上に設けられたベースフィルム
    と、このベースフィルム上に設けられ、転写パターンの
    形状に対応すると共に分離独立した複数の凸版部とから
    なるロールコーターを用い、このロールコーターに被着
    させた配向膜材料を前記基板上に転写する工程を含むこ
    とを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
JP21095891A 1991-08-22 1991-08-22 ロールコーターおよびそのロールコーターを使用する液晶表示素子の製造方法 Expired - Fee Related JP3082328B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100733768B1 (ko) * 2005-12-09 2007-07-02 (주)에스티아이 필름패턴 형성수단을 구비한 기판 인캡슐레이션 장치 및방법
JP2010049226A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Lg Display Co Ltd 配向膜印刷方法及びその装置
CN103728778A (zh) * 2013-12-17 2014-04-16 合肥京东方光电科技有限公司 图案变化辊及转印设备

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