JPH0552673U - 流下式製氷機の製氷部 - Google Patents

流下式製氷機の製氷部

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JPH0552673U
JPH0552673U JP10152991U JP10152991U JPH0552673U JP H0552673 U JPH0552673 U JP H0552673U JP 10152991 U JP10152991 U JP 10152991U JP 10152991 U JP10152991 U JP 10152991U JP H0552673 U JPH0552673 U JP H0552673U
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JP
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plate
connecting plate
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ice
fitted
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JP10152991U
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正行 黒柳
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製作が容易で、かつ除氷が容易に行える流下
式製氷機の製氷部を提供する。 【構成】 冷媒が流れる蒸発管11は、銅等の良熱伝導
材料よりなる鞘状部材から構成される。この鞘状部材に
鍔状の複数の仕切板13が相互に間隔をおいて長手方向
に嵌装される。更に、各仕切板の上端縁及び下端縁に形
成されたスロット13a、13bに、平板状の別個の上
部連結板15及び下部連結板17が嵌着される。同上部
連結板及び下部連結板はそれぞれ上方及び下方から蒸発
管の近傍まで延びる。上部連結板及び下部連結板と複数
の仕切板とは、銅等よりは低い熱伝導率の材料から構成
される。仕切板の開口13cは、同開口に嵌装される蒸
発管の外面との間に隙間14を形成するような大きさを
有するのが好ましい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流下式製氷機に関し、特にその製氷板もしくは製氷部の構造に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
流下式製氷機においては、冷凍回路の冷媒が流れて蒸発する蒸発管即ち蒸発器 によって製氷板を冷却し、この製氷板に水を散水し、流下させて目的とする氷を 作るのが一般的である。
【0003】 そして、製造される氷は、その使用目的から取り扱い易い一定の形状寸法を有 する氷粒もしくは氷片とする必要から、製氷板には、縦方向の仕切板や、必要に 応じ水平方向の仕切板が設けられる。
【0004】 水の冷却を効果的に行い、氷結を早く進めるという観点から、前記仕切板も製 氷板本体と同様良熱伝導材料で形成するのもよいが、一般に蒸発管は、銅合金等 の良熱伝導材料から構成されているので、これを製氷面の一部に直接利用しよう という提案がなされている。即ち、特開昭61−165564号公報には、仕切 板部を含め樋状に形成した対の波形製氷板を背中合わせで結合して組み付け、こ れを縦長に配置した製氷機が示されている。そして、対の製氷板の結合部に水平 方向に形成された開口もしくは切欠きに、蒸発管が挿通され、同蒸発管の外面は 露出し製氷面の一部となっている。
【0005】 この先行技術においては、製氷板の樋部に製氷水が流され、他方蒸発管内に冷 媒が流されて蒸発されるので、氷は蒸発管の外面から生成して製氷板の樋部内で 成長する。
【0006】 このように、蒸発管が製氷板から露出しているので、製氷の進行は早いものの 、製氷板だけでなく仕切板部上にも氷粒が成長し氷結するから、除氷時、氷粒の 融解、離脱が蒸発管部より遅れる。即ち、除氷に手間どり、蒸発管部での加熱に より、融氷水が多く発生し易い。
【0007】 上述の除氷時の問題は、仕切板部も製氷板本体と同じ材料で形成したために生 じたと考えられるところから、製氷部を良熱伝導材料で構成し、仕切板部を低熱 伝導率材料で構成する提案が既になされている。即ち、実開平2−81370号 公報には、低熱伝導材料からなる仕切板である分離壁体が、断熱ゴムパッキンを 介して製氷板本体たる板形部材に係止され、良熱伝導材料からなるその板形部材 に、冷媒蒸発管が一体的に形成されている製氷装置の蒸発器が示されている。こ の蒸発器においては、冷媒が蒸発管内を流れて蒸発熱を奪い、板形部材を低温に してこれに散布される水を冷却し、氷結させる。そして、断熱ゴムパッキンを介 し、低熱伝導性分離壁体と結合しているので、板形部材及びこれに接触する製氷 水を効率的に冷却し、製氷効率がよい。また、氷は、板形部材とのみ氷着してい るが、分離壁体とは氷着していないので、除氷も効率的に行われる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述した実開平2ー81370号公報記載のものにおいても、板形部 材は、蒸発管と、これ等を連結する製氷板本体とが一体化された構造なので、製 氷板本体部上に氷が成長し、氷結するので、除氷が今一つ速やかに行われていな かった。また、蒸発管を円形断面に成形し、この円形蒸発管に平板部を連結する ので、製造が工程的に複雑で難しかった。
【0009】 従って、本考案の目的は、製作が容易で、かつ除氷が容易に行える流下式製氷 機の製氷部を提供することにある。
【0010】 また、本考案の別の目的は、製作が容易で、かつ除氷が容易に行えると共に、 改良された製氷能力を有する流下式製氷機の製氷部を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案によれば、冷媒が流れる蒸発管は、銅等の 良熱伝導材料よりなる鞘状部材から構成される。この鞘状部材に鍔状の複数の仕 切板が相互に間隔をおいて長手方向に嵌装される。更に、各仕切板の上端縁及び 下端縁に形成されたスロットに、平板状の別個の上部連結板及び下部連結板が嵌 着される。同上部連結板及び下部連結板はそれぞれ上方及び下方から蒸発管の近 傍まで延びる。上部連結板及び下部連結板と複数の仕切板とは、銅等よりは低い 熱伝導率の材料、例えばステンレス鋼板等から構成され、きつく嵌着されて全体 として剛に構成されると共に、ろう接等で接合される。
【0012】 また、上述の目的を達成するため、本考案の流下式製氷機の製氷部は、良熱伝 導材料から形成された長円形横断面の鞘状冷媒蒸発管と、該蒸発管の長手方向に 相互に間隔をおいて嵌装されるように開口を備えると共に同蒸発管と交差して延 びる複数の鍔状仕切板と、同仕切板の上端縁及び下端縁のスロットにそれぞれ嵌 着されて蒸発管の近傍まで上方及び下方から延びる別個の上部連結板及び下部連 結板とを備える。仕切板の開口は、同開口に嵌装される蒸発管の外面との間に隙 間を形成するような大きさを有し、仕切板並びに上部連結板及び下部連結板は、 蒸発管より低い熱伝導率を有する材料から形成されている。
【0013】
【作用】
前述した構成の製氷機において、製氷運転時、蒸発管内で冷媒が蒸発し、鞘状 冷媒蒸発管が冷却されてその外表面に水が氷結し、成長するが、鍔状仕切板と上 部連結板及び下部連結板は低熱伝導材料でつくられているため氷が実質的に付着 せず、氷の成長方向を規制する仕切作用のみを発揮する。
【0014】 除氷時には、冷媒蒸発管は、ホットガスが流れて速やかに昇温し、氷結部が融 けて氷が脱落する。複数の鍔状仕切板、上部連結板及び下部連結板は、互いに差 し込まれて組み立てられていて、全体として剛な仕切構造体となり、製造される 氷を適当な形状、大きさに保つ。
【0015】 仕切板の開口が、同開口に嵌装される蒸発管の外面との間に隙間を形成するよ うな大きさを有する場合、製氷時には、蒸発管から仕切板及び上下部連結板への 熱の損失が更に減少し、また、除氷時には、蒸発管内を流れるホットガスの熱が 仕切板及び上下部連結板へ伝わり難くなる。
【0016】
【実施例】
次に、本考案の好適な実施例について添付図面を参照して詳細に説明するが、 図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
【0017】 図1は、本考案に係る流下式製氷機の概略的な全体系統図であるが、製氷水タ ンク1は、パイプ3、5及び循環ポンプPを介して散水器7に連絡し、ここから の水を散水ガイド9を介して下方の製氷部10に散布する。製氷部10は、中央 に嵌装された冷媒蒸発管11を有し、その中を流れる冷媒の蒸発によって冷却さ れ、前述の散水ガイド9からの水を冷却し、氷粒もしくは氷塊8として氷結させ る。
【0018】 図2は、製氷部10の詳細を示す拡大斜視図であり、鞘状の冷媒蒸発管11は 、銅合金製の長円形横断面管であり、比較的大きな側平面を正面及び背面(図に おいて)に有する。この蒸発管11には、7枚の鍔状仕切板13が嵌装されてい る。勿論この枚数は、適宜変更可能である。鍔状仕切板13は、分解斜視図であ る図3に示すように、4隅で角をとったプレス打抜き平板であって、低熱伝導材 料例えばステンレス鋼板より容易に製作される。仕切板13の上端縁及び下端縁 にそれぞれ形成されたスロット13a、13bには同様の材料からなる上部連結 板15及び下部連結板17が挿着される。当業者にとって自明なように、連結板 15、17も単純形状の平板であって、プレスによる打抜き加工で容易に製作可 能である。鍔状仕切板13と、上下部連結板15、17とは、スロット13a、 13b、15a、17aの挿着又は嵌着部においてろう接合で固着される。溶接 を用いてもよい。
【0019】 各鍔状仕切板13は、当然であるが中央に、蒸発管11が挿通される矩形開口 13cを有し、開口13cの高さ及び幅方向の寸法h、wは、蒸発管11を第2 図のように挿入して組み立てたとき、蒸発管11の外面との間に若干の隙間14 (図2参照)が生ずるように選定されるのが好ましい。即ち、蒸発管11の支持は 、必ずしも仕切板13及び上下部連結板15、17により行う必要はない。従っ て、組み立てたとき、上下部連結板15、17はそれぞれ上方及び下方から蒸発 管11の近傍まで延びるが、勿論、蒸発管11に(好ましくは部分的に)接触し てもよい。
【0020】 製氷部10は、前述のように構成されているから、製氷機の製氷運転時、蒸発 管11の中で冷媒が蒸発して蒸発熱を奪っても、専ら蒸発管11及びその表面を 流れる水から奪うのみで、鍔状仕切板13及び上下部連結板15、17からはそ れ程熱を取らない。従って、氷は蒸発管11の側平面に氷結し、成長する。そし て、除氷時、蒸発管11の中を流れ、その氷結部を速やかに融かすので、除氷が 効率的に行われる。
【0021】 尚、この実施例では、図1に示すように製氷機が製氷部を1個のみ用いる場合 について説明したが、上述したような構造を有する複数個の製氷部を横方向もし くは縦方向に結合して用いてもよい。その場合、1本の蒸発管は各製氷部に共通 とするのが好ましく、蒸発管から分岐管を延出して各製氷部に挿通したり、蒸発 管を蛇行管状に屈曲させて各製氷部に挿通することができる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、蒸発管と一緒に製氷板部を構成する鍔 状仕切板及び上下部連結板は、相対的に低い熱伝導材料で構成され、蒸発管と仕 切板等との間で熱伝導は実質的に行われないので、除氷を効率的に行うことがで きる。また、仕切板及び連結板は、プレスによる打抜き加工で簡単に製作できる ので、製作も容易であり、製造コストを低減させることができる。
【0023】 また、仕切板の開口が、同開口に嵌装される蒸発管の外面との間に隙間を形成 するような大きさを有する場合、製氷時には、蒸発管から仕切板及び上下部連結 板への熱の損失が更に減少し、また、除氷時には、蒸発管内を流れるホットガス の熱が仕切板及び上下部連結板へ伝わり難くなるため、製氷能力が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す全体系統図。
【図2】本考案の実施例の要部を示す拡大斜視図。
【図3】本考案の実施例の要部を示す分解斜視図。
【符号の説明】
10 製氷部 11 蒸発管 13 仕切板 13a スロット 13b スロット 13c 仕切板の開口 14 隙間 15 上部連結板 17 下部連結板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 良熱伝導材料から形成された鞘状冷媒蒸
    発管と、該蒸発管の長手方向に相互に間隔をおいて嵌装
    され同蒸発管と交差して延びる複数の鍔状仕切板と、同
    仕切板の上端縁及び下端縁のスロットにそれぞれ嵌着さ
    れて前記蒸発管に向かい上方及び下方から延びる別個の
    上部連結板及び下部連結板とを備え、前記仕切板並びに
    前記上部連結板及び下部連結板は、前記蒸発管より低い
    熱伝導率を有する材料から形成されている流下式製氷機
    の製氷部。
  2. 【請求項2】 良熱伝導材料から形成された長円形横断
    面の鞘状冷媒蒸発管と、該蒸発管の長手方向に相互に間
    隔をおいて嵌装されるように開口を備えると共に同蒸発
    管と交差して延びる複数の鍔状仕切板と、同仕切板の上
    端縁及び下端縁のスロットにそれぞれ嵌着されて前記蒸
    発管の近傍まで上方及び下方から延びる別個の上部連結
    板及び下部連結板とを備え、前記仕切板の前記開口は、
    同開口に嵌装される前記蒸発管の外面との間に隙間を形
    成するような大きさを有し、前記仕切板並びに前記上部
    連結板及び下部連結板は、前記蒸発管より低い熱伝導率
    を有する材料から形成されている流下式製氷機の製氷
    部。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5830188B1 (ja) * 2015-04-12 2015-12-09 稲森 總一郎 流下式製氷機及び該流下式製氷機の製氷棚の製造方法
EP2938938A4 (en) * 2012-12-27 2017-01-25 Oxen, Inc. Ice maker
CN111550958A (zh) * 2020-06-10 2020-08-18 上海冰韵机电设备有限公司 一种高效环保拼装式多冰型冰盘

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