JPH0552624A - 感熱式流量センサ - Google Patents

感熱式流量センサ

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Publication number
JPH0552624A
JPH0552624A JP3218199A JP21819991A JPH0552624A JP H0552624 A JPH0552624 A JP H0552624A JP 3218199 A JP3218199 A JP 3218199A JP 21819991 A JP21819991 A JP 21819991A JP H0552624 A JPH0552624 A JP H0552624A
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JP
Japan
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current
sensitive
flow sensor
flow velocity
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP3218199A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuaki Yasui
克明 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3218199A priority Critical patent/JPH0552624A/ja
Publication of JPH0552624A publication Critical patent/JPH0552624A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 応答性に優れ、特性の安定した感熱式流量セ
ンサを得る。 【構成】 感熱式流量センサにおいて、膜状の感熱抵抗
体6にパターニングライン7を描くことによって電流路
を構成し、電流路の折り返し部分に電流の最小回転半径
を大きくするような形状の拡大パターン9を設け、ま
た、電流路の屈曲部に電流の最小回転半径を大きくする
ような緩衝パターン10を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流体の流量、流速を
計測するための感熱式流量センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば実開昭61−10893
0号公報に示された感熱式流量センサの構成図であり、
流体の主流路となるハウジング1内の所定位置に検出管
2が設けられ、検出管2の所定位置に感熱抵抗体を備え
た流速プローブ3及び流体温度センサ4が配設され、抵
抗R1 ,R2 と共にブリッジが構成され、ブリッジの接
続点b,cは差動増幅器101に入力され、差動増幅器
101の出力はトランジスタ102のベースに接続さ
れ、トランジスタ102のエミッタはブリッジの一端a
に接続され、トランジスタ102のコレクタは電源10
3に接続されている。
【0003】図6は、特開平2−269915号公報に
示された感熱式流量センサの流速プローブ3を示す平面
図であり、図において、5は絶縁性の基板、6は基板5
上に着膜され、温度によって抵抗値の変化する素材で構
成された膜状の感熱抵抗体、7は電流路を構成するため
に感熱抵抗体6に描かれたパターニングライン、8は感
熱抵抗体6の両端に接続されたリード線である。
【0004】次に動作について説明する。ハウジング1
内に一定流量の流体が流れている場合には、差動増幅器
101と、トランジスタ102により構成される制御回
路により、流速プローブ3に設けられた感熱抵抗体6の
温度が流体より一定温度だけ高くなるようにブリッジ回
路への供給電流が制御され、ブリッジ回路は平行状態に
なっている。この状態において流体の流量が増加する
と、感熱抵抗体6が冷却されてその抵抗値が変化し、ブ
リッジ回路が非平衡になり、該制御回路によりブリッジ
回路への供給電流が増やされる。これにより感熱抵抗体
6が加熱されて元の温度に戻ることにより、ブリッジ回
路の平衡状態が回復される。
【0005】ここで、流速プローブ3は、感熱抵抗体6
にパターニングライン7を描くことによりジグザグの電
流路を構成した構造であるため、電流路の折り返し部
分、または、屈曲部で電流の最小回転半径が非常に小さ
くなる。電流は、電流路の内側を集中して流れ易く、最
小回転半径が小さいほどその集中度が高くなる性質があ
るため、折り返し部分では、電気力線はA部を拡大した
図7に示すように、パターニングライン7の先端部近傍
に集中する。
【0006】また、屈曲部では電気力線はB部を拡大し
た図8に示すように、パターニングライン7の角部近傍
に集中する。そのため、流体の流量が急増し、ブリッジ
回路への供給電流が増やされた場合には、発熱はパター
ニングライン7の先端部近傍や角部近傍に集中し、まず
それらの部分が加熱されてから熱が他の部分へ伝導し平
衡状態に至る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の感熱式流量セン
サの流速プローブは、以上のように構成されているの
で、感熱抵抗体の温度分布が定常状態になるまでに時間
がかかり、流量計としての応答性に問題があった。ま
た、パターニングラインが非常に細い場合には、その先
端部近傍における電流の集中度は先端部のライン幅の微
妙な違いに大きく影響されるため、流速プローブの特性
にばらつきが出易いという問題があった。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、応答性に優れ、特性の安定し
た感熱式流量センサを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
の感熱式流量センサは、流体の通過によって流速プロー
ブから奪われる熱量に基づいて流体の流速、流量を測定
する感熱式流量センサにおいて、流速プローブに絶縁性
の基板と、この基板上に着膜され温度によってその抵抗
値を変化させる素材よりなる膜状の感熱抵抗体と、電流
路を構成するために前記膜状の感熱抵抗体に描かれたパ
ターニングラインと、電流路の折り返し部分の内側に当
たるパターニングラインの先端に設けられた電流の最小
回転半径を大きくするような形状の拡大パターンとを備
えたものである。
【0010】また、請求項2の感熱式流量センサは、流
体の通過によって流速プローブから奪われる熱量に基づ
いて流体の流速、流量を測定する感熱式流量センサにお
いて、電流路の屈曲部の内側となるパターニングライン
の角部に、電流の最小回転半径を大きくするような形状
の緩衝パターンを備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明における感熱式流量センサは以上のよ
うに構成したので、流速プローブの電流路を構成するパ
ターンの折り返し部分、または、屈曲部で電流の最小回
転半径があまり小さくならず、電流のパターニングライ
ンの先端部近傍や角部近傍への過度の集中を防ぐことが
でき、発熱量の分布を略均等にすることができる。この
ため、流体の流量が急増し、ブリッジ回路への供給電流
が増やされた場合にも、感熱抵抗体は略均等に加熱され
る。このため、温度分布が平衡状態に達する時間が短
く、流量センサとしての応答性が速くなる。また、電流
の集中度が小さいため、先端部または角部の多少の形状
誤差は特性に与える影響が小さく、流速プローブの特性
にばらつきが出にくい。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例による感熱式流量
センサの流速プローブ3を図1について説明する。図に
おいて、5は絶縁性の基板、6は基板5上に着膜され、
温度によって抵抗値の変化する素材で構成された膜状の
感熱抵抗体、7は電流路を構成するために感熱抵抗体6
に描かれたパターニングライン、8は感熱抵抗体6の両
端に接続されたリード線、9はパターニングライン7の
先端に設けられた円形の拡大パターン、10はパターニ
ングライン7の角部に設けられた円弧状の緩衝パターン
である。
【0013】基本的な動作は従来技術と同様であるが、
この発明による感熱式流量センサの流速プローブ3は、
パターニングライン7の先端に拡大パターン9を設け、
角部に緩衝パターン10を設けた構造であるため、電流
路の折り返し部分、または、屈曲部での電流の最小回転
半径が比較的大きくなる。電流は内側を集中して流れ易
い性質があるが、最小回転半径があまり小さくないた
め、パターニングライン7の先端部近傍や角部近傍の電
流の集中度はそれほど高くならない。このため、流体の
流量が急増し、ブリッジ回路への供給電流が増やされた
場合にも、感熱抵抗体6は略均等に加熱される。このた
め、温度分布が平衡状態に達する時間が短く、流量セン
サとしての応答性が速くなる。
【0014】また、拡大パターン9や緩衝パターン10
の近傍における電流の集中度が小さいため、拡大パター
ン9や緩衝パターン10の多少の形状誤差は特性に与え
る影響が小さく、流速プローブ3の特性にばらつきが出
にくくなる。
【0015】なお、上記実施例では拡大パターン9の形
状を円形としたが、拡大パターン9は、電流の最小回転
半径を大きくするように、パターニングライン7の先端
を拡大する形状であればいかような形状でもよく、例え
ば、レーザートリマ等を用いてパターニングライン7を
形成する場合には、図2に示すようにパターニングライ
ン7の先端に十字状の切り込みを入れることにより拡大
パターン9を形成してもよい。
【0016】また、上記実施例では緩衝パターン10の
形状を円弧状にしたが、緩衝パターン10はパターニン
グライン7の角部での電流の曲がり方を緩やかにする形
状であればいかような形状でもよく、例えば、レーザー
トリマ等を用いてパターニングライン7を形成する場合
には、図3に示すようにパターニングライン7を交差さ
せることにより、緩衝パターン10を形成してもよい。
さらに図4に示すようにパターニングライン7の角部を
平坦状に曲げることにより、緩衝パターン10を形成し
てもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、感熱抵
抗体の電流路の折り返し部分、または、屈曲部で電流の
最小回転半径があまり小さくならないように構成したの
で、電流の過度の集中を防ぐことができ、発熱量の分布
を略均等にすることができる。このため、流体の流量が
急増した場合にも温度分布が平衡状態に達する時間が短
く、応答性の速い感熱式流量センサが得られる効果があ
る。また、電流の集中度が小さいため、先端部または角
部の多少の形状誤差は特性に与える影響が小さく、特性
の安定した感熱式流量センサが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による感熱式流量センサの
流速プローブを示す平面図である。
【図2】この発明の他の実施例による感熱式流量センサ
の流速プローブの拡大パターンを示す平面図である。
【図3】この発明の他の実施例による感熱式流量センサ
の流速プローブの緩衝パターンを示す平面図である。
【図4】この発明の他の実施例による感熱式流量センサ
の流速プローブの緩衝パターンを示す平面図である。
【図5】従来の感熱式流量センサの構成図である。
【図6】従来の感熱式流量センサの流速プローブを示す
平面図である。
【図7】従来の感熱式流量センサの流速プローブのパタ
ーニングラインの先端部における電気力線の流れを示す
説明図である。
【図8】従来の感熱式流量センサの流速プローブのパタ
ーニングラインの角部における電気力線の流れを示す説
明図である。
【符号の説明】
3 流速プローブ 5 基板 6 感熱抵抗体 7 パターニングライン 9 拡大パターン 10 緩衝パターン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の通過によって流速プローブから奪
    われる熱量に基づいて流体の流速、流量を測定する感熱
    式流量センサにおいて、流速プローブに絶縁性の基板
    と、この基板上に着膜され温度によってその抵抗値を変
    化させる素材よりなる膜状の感熱抵抗体と、電流路を構
    成するために前記膜状の感熱抵抗体に描かれたパターニ
    ングラインと電流路の折り返し部分の内側に当たるパタ
    ーニングラインの先端に設けられた電流の最小回転半径
    を大きくするような形状の拡大パターンとを備えたこと
    を特徴とする感熱式流量センサ。
  2. 【請求項2】 流体の通過によって流速プローブから奪
    われる熱量に基づいて流体の流速、流量を測定する感熱
    式流量センサにおいて、電流路の屈曲部の内側となるパ
    ターニングラインの角部に、電流の最小回転半径を大き
    くするような形状の緩衝パターンを備えたことを特徴と
    する感熱式流量センサ。
JP3218199A 1991-08-29 1991-08-29 感熱式流量センサ Pending JPH0552624A (ja)

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JP3218199A JPH0552624A (ja) 1991-08-29 1991-08-29 感熱式流量センサ

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JP3218199A JPH0552624A (ja) 1991-08-29 1991-08-29 感熱式流量センサ

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JPH0552624A true JPH0552624A (ja) 1993-03-02

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ID=16716174

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JP3218199A Pending JPH0552624A (ja) 1991-08-29 1991-08-29 感熱式流量センサ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008180739A (ja) * 2002-12-13 2008-08-07 Denso Corp フローセンサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008180739A (ja) * 2002-12-13 2008-08-07 Denso Corp フローセンサ

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Effective date: 20040128

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