JPH0552273A - 電動ミキシングバルブの制御方法 - Google Patents
電動ミキシングバルブの制御方法Info
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- JPH0552273A JPH0552273A JP23392291A JP23392291A JPH0552273A JP H0552273 A JPH0552273 A JP H0552273A JP 23392291 A JP23392291 A JP 23392291A JP 23392291 A JP23392291 A JP 23392291A JP H0552273 A JPH0552273 A JP H0552273A
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- motor
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- mixing valve
- valve
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 混合弁をモーターにより作動させる電動ミキ
シングバルブにおいて、混合弁を作動させるモーター
を、オーバーランがなく一定温度への落着きが早くなる
ように制御して、耐久性が高く精度の良い電動ミキシン
グバルブが得られるようにする。 【構成】 混合弁2を動かすモーターMを、パルスの入
力により、ステップ状に回転するステップモーターと
し、このモーターMに送るパルスの間隔を、前記弁箱1
の混合室14内に配設した温度センサSが検出する混合
水の検出温度値と制御装置6に設定しておく設定温度値
との差値の絶対値の大きさに応じて変更させ、かつ、検
出温度値と設定温度値の読み込みおよびそれらの差値の
演算ならびにその差値の絶対値の大小に応じたパルス間
隔の変更がパルスの発信ごとに行なわれるようにする。
シングバルブにおいて、混合弁を作動させるモーター
を、オーバーランがなく一定温度への落着きが早くなる
ように制御して、耐久性が高く精度の良い電動ミキシン
グバルブが得られるようにする。 【構成】 混合弁2を動かすモーターMを、パルスの入
力により、ステップ状に回転するステップモーターと
し、このモーターMに送るパルスの間隔を、前記弁箱1
の混合室14内に配設した温度センサSが検出する混合
水の検出温度値と制御装置6に設定しておく設定温度値
との差値の絶対値の大きさに応じて変更させ、かつ、検
出温度値と設定温度値の読み込みおよびそれらの差値の
演算ならびにその差値の絶対値の大小に応じたパルス間
隔の変更がパルスの発信ごとに行なわれるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水入口から流入してく
る水の量と湯入口から流入してくる湯の量との割合を変
更させることで、混合水出口から取出す混合水(湯)の
温度を所望に変更調節するようにしたミキシングバルブ
のうちで、流入してくる水の量と湯の量との割合を変更
させる混合弁の作動を、弁箱内の混合室内に配設した温
度センサにより制御されるモーターにより行なうように
した形態の電動ミキシングバルブの制御方法についての
改良に関する。
る水の量と湯入口から流入してくる湯の量との割合を変
更させることで、混合水出口から取出す混合水(湯)の
温度を所望に変更調節するようにしたミキシングバルブ
のうちで、流入してくる水の量と湯の量との割合を変更
させる混合弁の作動を、弁箱内の混合室内に配設した温
度センサにより制御されるモーターにより行なうように
した形態の電動ミキシングバルブの制御方法についての
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の形態の電動ミキシングバルブは、
例えば、特開平1−229186号公報、特開平3−7
4689号公報にあるように従来から知られている。
例えば、特開平1−229186号公報、特開平3−7
4689号公報にあるように従来から知られている。
【0003】この形態の電動ミキシングバルブは、図1
に示しているように、周壁1aに湯入口10と水入口1
1と混合水出口12とを具備せしめた弁箱1に、湯入口
10と水入口11とに通ずる弁室13と、前記弁室13
と前述混合水出口12とに通ずる混合室14と、調節ネ
ジ収容室1bとを装設し、その弁室13内には湯入口1
0および水入口11から流入してくる湯および水の流入
量を変更調節する混合弁2を組み込む。また、調節ネジ
収容室1b内には、回転により前記混合弁2の作動方向
に動く調節ネジ3を組み込み、この調節ネジ3を連繋部
材4を介して前記混合弁2に連繋する。また、混合室1
4内には、該混合室14内の混合水の温度を検出してそ
の検出した温度信号を出力する温度センサSを配設して
おく。そして、前記調節ネジ3を、調節ネジ収容室1b
に隣接して弁箱1に組付けた機枠aに装架せるモーター
Mの出力軸に、伝導機構5を介し伝導し、そのモーター
Mの駆動回転を、前述の温度センサSから出力される温
度信号とポテンシオメーター60により所望に設定され
る設定温度との比較から、回転方向と回転量を制御する
制御装置6により制御せしめることで構成してあって、
これにより、混合水出口12から吐出される混合水の出
湯温度が、所望に設定した温度に自動的に保持されるよ
うにしてある。
に示しているように、周壁1aに湯入口10と水入口1
1と混合水出口12とを具備せしめた弁箱1に、湯入口
10と水入口11とに通ずる弁室13と、前記弁室13
と前述混合水出口12とに通ずる混合室14と、調節ネ
ジ収容室1bとを装設し、その弁室13内には湯入口1
0および水入口11から流入してくる湯および水の流入
量を変更調節する混合弁2を組み込む。また、調節ネジ
収容室1b内には、回転により前記混合弁2の作動方向
に動く調節ネジ3を組み込み、この調節ネジ3を連繋部
材4を介して前記混合弁2に連繋する。また、混合室1
4内には、該混合室14内の混合水の温度を検出してそ
の検出した温度信号を出力する温度センサSを配設して
おく。そして、前記調節ネジ3を、調節ネジ収容室1b
に隣接して弁箱1に組付けた機枠aに装架せるモーター
Mの出力軸に、伝導機構5を介し伝導し、そのモーター
Mの駆動回転を、前述の温度センサSから出力される温
度信号とポテンシオメーター60により所望に設定され
る設定温度との比較から、回転方向と回転量を制御する
制御装置6により制御せしめることで構成してあって、
これにより、混合水出口12から吐出される混合水の出
湯温度が、所望に設定した温度に自動的に保持されるよ
うにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く構成されて
いる従前の電動ミキシングバルブは、湯入口10および
水入口11に供給される湯および水の、圧力および温度
が略一定に保持されているときは格別の問題は生じな
い。
いる従前の電動ミキシングバルブは、湯入口10および
水入口11に供給される湯および水の、圧力および温度
が略一定に保持されているときは格別の問題は生じな
い。
【0005】しかし、湯入口10および水入口11に供
給される湯および水は、それの湯圧・水圧および湯温・
水温が絶えず変動するものである。そして、この変動で
混合水の温度も変化してくるので、この変化に追従して
混合弁2を動かすようモーターMが駆動されるようにな
ることから、実際には、モーターMは絶えず細かい動き
で正逆に切替わって駆動されるようになって、痛みが早
く、また、細かい動きのためにオーバーランするように
なって、正逆の動きを繰返すようになり、一定温度の位
置に落ちつかない事が多い問題がある。
給される湯および水は、それの湯圧・水圧および湯温・
水温が絶えず変動するものである。そして、この変動で
混合水の温度も変化してくるので、この変化に追従して
混合弁2を動かすようモーターMが駆動されるようにな
ることから、実際には、モーターMは絶えず細かい動き
で正逆に切替わって駆動されるようになって、痛みが早
く、また、細かい動きのためにオーバーランするように
なって、正逆の動きを繰返すようになり、一定温度の位
置に落ちつかない事が多い問題がある。
【0006】本発明は、従来の電動ミキシングバルブに
生じているこの問題を解決するためになされたものであ
って、混合弁を動かすモーターを、オーバーランがなく
一定温度への落着きが早くなるように制御して、耐久性
が高く精度の良い電動ミキシングバルブが得られるよう
にする制御手段を提供することを目的とする。
生じているこの問題を解決するためになされたものであ
って、混合弁を動かすモーターを、オーバーランがなく
一定温度への落着きが早くなるように制御して、耐久性
が高く精度の良い電動ミキシングバルブが得られるよう
にする制御手段を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、電動ミキ
シングバルブの弁箱の弁室内に設けた混合弁を動かすモ
ーターを、パルスの入力によりステップ状に回転するス
テップモーターとし、このモーターに送るパルスの間隔
を、前記弁箱の混合室内に配設した温度センサが検出す
る混合水の検出温度値と制御装置に設定しておく設定温
度値との差値の絶対値の大きさに応じて変更させ、か
つ、検出温度値と設定温度値の読み込みおよびそれらの
差値の演算ならびにその差値の絶対値の大小に応じたパ
ルス間隔の変更がパルスの発信ごとに行なわれるように
したことを特徴とする電動ミキシングバルブの制御方法
を提起するものである。
は、上述の目的を達成するための手段として、電動ミキ
シングバルブの弁箱の弁室内に設けた混合弁を動かすモ
ーターを、パルスの入力によりステップ状に回転するス
テップモーターとし、このモーターに送るパルスの間隔
を、前記弁箱の混合室内に配設した温度センサが検出す
る混合水の検出温度値と制御装置に設定しておく設定温
度値との差値の絶対値の大きさに応じて変更させ、か
つ、検出温度値と設定温度値の読み込みおよびそれらの
差値の演算ならびにその差値の絶対値の大小に応じたパ
ルス間隔の変更がパルスの発信ごとに行なわれるように
したことを特徴とする電動ミキシングバルブの制御方法
を提起するものである。
【0008】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0009】図2は本発明手段の実施に用いる電動ミキ
シングバルブAの一部を破断した展開図で、同図におい
て1は弁箱、1aは弁箱1の周壁、10は湯入口、11
は水入口、12は混合水出口、13は弁室、14は混合
室、1bは調節ネジ収容室、2は弁室13内に組込んだ
混合弁、3は調節ネジ収容室1b内に、回転により前記
混合弁2の作動方向に動くよう組込んだ調節ネジ、4は
調節ネジ3と混合弁2とを連繋する連繋部材、aは弁箱
1の前記調節ネジ収容室1bの外端側に組付けた機枠、
bは機枠aに組付けたモーターMと伝導機構5とよりな
る駆動部、Sは混合室14内の混合水の温度を検出する
よう混合室14内に配設したサーミスタよりなる温度セ
ンサ、6は前記温度センサSにより検出されて出力され
てくる検出温度値とポテンシオメーター60により予め
所望の温度に設定しておく設定温度値とを比較して、そ
の差値に基づき前記駆動部bのモーターMの回転方向と
回転量を判別して該モーターMを駆動させるよう制御す
る制御装置であり、これらの構成は、基本的には、前述
した図1に示している電動ミキシングバルブのものと変
わりがない、そして、これにより、混合室14内の混合
水の温度が、ポテンシオメーター60により設定した設
定温度となるように、混合弁2を作動させるモーターM
を自動制御することで、一定温度の湯が混合水出口12
から取り出されるようになっていることも、図1に示し
ている電動ミキシングバルブと変わりがない。
シングバルブAの一部を破断した展開図で、同図におい
て1は弁箱、1aは弁箱1の周壁、10は湯入口、11
は水入口、12は混合水出口、13は弁室、14は混合
室、1bは調節ネジ収容室、2は弁室13内に組込んだ
混合弁、3は調節ネジ収容室1b内に、回転により前記
混合弁2の作動方向に動くよう組込んだ調節ネジ、4は
調節ネジ3と混合弁2とを連繋する連繋部材、aは弁箱
1の前記調節ネジ収容室1bの外端側に組付けた機枠、
bは機枠aに組付けたモーターMと伝導機構5とよりな
る駆動部、Sは混合室14内の混合水の温度を検出する
よう混合室14内に配設したサーミスタよりなる温度セ
ンサ、6は前記温度センサSにより検出されて出力され
てくる検出温度値とポテンシオメーター60により予め
所望の温度に設定しておく設定温度値とを比較して、そ
の差値に基づき前記駆動部bのモーターMの回転方向と
回転量を判別して該モーターMを駆動させるよう制御す
る制御装置であり、これらの構成は、基本的には、前述
した図1に示している電動ミキシングバルブのものと変
わりがない、そして、これにより、混合室14内の混合
水の温度が、ポテンシオメーター60により設定した設
定温度となるように、混合弁2を作動させるモーターM
を自動制御することで、一定温度の湯が混合水出口12
から取り出されるようになっていることも、図1に示し
ている電動ミキシングバルブと変わりがない。
【0010】しかし、前述の混合弁2を作動させるモー
ターMは、入力されるパルスをパルス分配器でモーター
の各極に順次分配して送り込むことで、パルスが入力さ
れるごとに、各極が回転子の回転方向に並ぶ間隔に対応
する角度だけステップ状に回転するステップモーターが
使用され、また、モーターMに送り込むパルスを発信す
る発振器は、それの発信するパルスの間隔が所望に変更
されるものとなっている。
ターMは、入力されるパルスをパルス分配器でモーター
の各極に順次分配して送り込むことで、パルスが入力さ
れるごとに、各極が回転子の回転方向に並ぶ間隔に対応
する角度だけステップ状に回転するステップモーターが
使用され、また、モーターMに送り込むパルスを発信す
る発振器は、それの発信するパルスの間隔が所望に変更
されるものとなっている。
【0011】そして、温度センサSにより検出される混
合室14内の混合水の検出温度値とポテンシオメーター
60により設定される設定温度値とを比較してその結果
に基づきモーターMの駆動回路を制御する制御装置6
は、マイクロコンピューターが組込まれ、これにより、
温度センサSから出力されてくる混合水の検出温度値と
設定温度値とを比較演算して、差値がプラスかマイナス
かでモーターMを正転させるか逆転させるかの判別と、
差値に応じてモーターMを駆動させる制御を行なわす際
に、差値の絶対値の大小に応じてモーターMの駆動スピ
ードを変更制御するようにしている。
合室14内の混合水の検出温度値とポテンシオメーター
60により設定される設定温度値とを比較してその結果
に基づきモーターMの駆動回路を制御する制御装置6
は、マイクロコンピューターが組込まれ、これにより、
温度センサSから出力されてくる混合水の検出温度値と
設定温度値とを比較演算して、差値がプラスかマイナス
かでモーターMを正転させるか逆転させるかの判別と、
差値に応じてモーターMを駆動させる制御を行なわす際
に、差値の絶対値の大小に応じてモーターMの駆動スピ
ードを変更制御するようにしている。
【0012】即ち、制御装置6に組込むコンピューター
には、検出温度値と設定温度値との差値の絶対値が演算
されたとき、その絶対値と対応させる設定値を、例え
ば、図3に示している如く、多段に分けてそれぞれの設
定値回路に設定しておいて、その絶対値と多段に区分け
されている多数の設定値とを比較させて、絶対値と対応
する設定値を、多数の設定値のなかから選択させるよう
にする。そして、これら多段に区分けした設定値がそれ
ぞれ設定してあるそれぞれの設定値回路は、それぞれが
選択されたときに、それぞれの設定値の大きさに対応す
る時間が設定されたタイマー素子に信号を出力し、その
タイマー素子に設定された時間が経過することで、パル
ス発振器にパルスを発信させる信号を送るようにしてお
く。そしてまた、このパルスの発信により、モーターM
をワンステップ回動させたときに、再び、検出温度値と
設定温度値との比較を行なって同様の処理が繰返される
ようにしておき、これにより、パルスの発信ごとに、検
出温度値と設定温度値との比較と、その結果による絶対
値と多段に設定した設定値との対比・選択が行なわれ
て、このパルスの発信ごとに、適応する回転速度でモー
ターMがワンステップづつ駆動されて、絶対値が零にな
ることで制御作動が終了するようにしてある。
には、検出温度値と設定温度値との差値の絶対値が演算
されたとき、その絶対値と対応させる設定値を、例え
ば、図3に示している如く、多段に分けてそれぞれの設
定値回路に設定しておいて、その絶対値と多段に区分け
されている多数の設定値とを比較させて、絶対値と対応
する設定値を、多数の設定値のなかから選択させるよう
にする。そして、これら多段に区分けした設定値がそれ
ぞれ設定してあるそれぞれの設定値回路は、それぞれが
選択されたときに、それぞれの設定値の大きさに対応す
る時間が設定されたタイマー素子に信号を出力し、その
タイマー素子に設定された時間が経過することで、パル
ス発振器にパルスを発信させる信号を送るようにしてお
く。そしてまた、このパルスの発信により、モーターM
をワンステップ回動させたときに、再び、検出温度値と
設定温度値との比較を行なって同様の処理が繰返される
ようにしておき、これにより、パルスの発信ごとに、検
出温度値と設定温度値との比較と、その結果による絶対
値と多段に設定した設定値との対比・選択が行なわれ
て、このパルスの発信ごとに、適応する回転速度でモー
ターMがワンステップづつ駆動されて、絶対値が零にな
ることで制御作動が終了するようにしてある。
【0013】次に、このように構成する本発明手段によ
る電動ミキシングバルブAの制御作動を図4および図5
に示すダイヤフラムについて説明する。
る電動ミキシングバルブAの制御作動を図4および図5
に示すダイヤフラムについて説明する。
【0014】電源スイッチをオンとして、制御装置6の
ボックスに設けてあるスタートスイッチをオンとする
と、ポテンシオメーター60により設定され設定温度値
と、弁箱1の混合室14内に配設した温度センサSによ
り検出されて出力されてくるその時点における混合水の
検出温度値とが、制御装置6に組込まれているマイクロ
コンピューターに読み込まれる。
ボックスに設けてあるスタートスイッチをオンとする
と、ポテンシオメーター60により設定され設定温度値
と、弁箱1の混合室14内に配設した温度センサSによ
り検出されて出力されてくるその時点における混合水の
検出温度値とが、制御装置6に組込まれているマイクロ
コンピューターに読み込まれる。
【0015】この読み込みが終えたところで、検出温度
値と設定温度値の差値が演算される。
値と設定温度値の差値が演算される。
【0016】演算の結果、差値が零の場合は、最初のス
タート時点に戻り、前述の読み込みと差値の演算が繰り
返される。
タート時点に戻り、前述の読み込みと差値の演算が繰り
返される。
【0017】演算された差値が零でないときは、その差
値が設定温度値に対しプラスであるかマイナスであるか
を判別し、これにより、モーターMの回転方向を決定す
る。設定温度値に対する高低の判別が行なわれた差値の
信号は、プラスのものとマイナスのものとがそれぞれ別
の経路に流れるが、それぞれの経路において同じ処理が
行なわれる。
値が設定温度値に対しプラスであるかマイナスであるか
を判別し、これにより、モーターMの回転方向を決定す
る。設定温度値に対する高低の判別が行なわれた差値の
信号は、プラスのものとマイナスのものとがそれぞれ別
の経路に流れるが、それぞれの経路において同じ処理が
行なわれる。
【0018】まず、差値の値が、設定しておく限界値を
越えているか否かの判別を行ない、限界値に達していな
いときには、最初のスタート時点に戻り、設定温度値と
検出温度値との読み込みとそれらの差値の演算らの行程
が最初から繰返される。
越えているか否かの判別を行ない、限界値に達していな
いときには、最初のスタート時点に戻り、設定温度値と
検出温度値との読み込みとそれらの差値の演算らの行程
が最初から繰返される。
【0019】差値の値が限界値を越えたものであったと
きは、それの絶対値をとる。
きは、それの絶対値をとる。
【0020】次にこの差値の絶対値を、図3に示してい
る如く、多段に設定してある多数の設定値のそれぞれに
対して順次比較し、それら多数の設定値のなかから対応
する設定値を選択する。
る如く、多段に設定してある多数の設定値のそれぞれに
対して順次比較し、それら多数の設定値のなかから対応
する設定値を選択する。
【0021】次いで、選択した設定値に対応する時間の
経過後にパルスを発信させるようになる。
経過後にパルスを発信させるようになる。
【0022】そして、パルスを発信させると、再び最初
のスタート時点に戻り、同様の行程を繰り返し、その途
中で、差値が零になるか、限界値に達しない値となるこ
とで、読み込みと比較・演算が繰返されるだけとなっ
て、パルスの発信が停止し、従って、モーターMの駆動
が停止して安定した状態となる。
のスタート時点に戻り、同様の行程を繰り返し、その途
中で、差値が零になるか、限界値に達しない値となるこ
とで、読み込みと比較・演算が繰返されるだけとなっ
て、パルスの発信が停止し、従って、モーターMの駆動
が停止して安定した状態となる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明手段は、混
合弁2を作動させるモーターMを、ステップモーターと
し、このモーターMに送るパルスの間隔を、混合室14
内に配設した温度センサSが検出する混合水の検出温度
値と制御装置6に設定したおく設定温度値との差値の絶
対値の大きさに応じて変更し、かつ、検出温度値と設定
温度値との比較および差値の絶対値の大小に応じたパル
ス間隔の変更が、パルスの発信ごとに行なわれるように
しているのだから、混合弁2を作動させるモーターMの
駆動が、検出温度値と設定温度値の差が大きいときには
早いスピードで行なわれ、検出温度値が設定温度値に近
づくに従いゆっくりした速度になっていくので、モータ
ーMの駆動による混合弁2の制御作動を、迅速にしなが
ら、オーバーランがない状態として行なえるようにし得
る。
合弁2を作動させるモーターMを、ステップモーターと
し、このモーターMに送るパルスの間隔を、混合室14
内に配設した温度センサSが検出する混合水の検出温度
値と制御装置6に設定したおく設定温度値との差値の絶
対値の大きさに応じて変更し、かつ、検出温度値と設定
温度値との比較および差値の絶対値の大小に応じたパル
ス間隔の変更が、パルスの発信ごとに行なわれるように
しているのだから、混合弁2を作動させるモーターMの
駆動が、検出温度値と設定温度値の差が大きいときには
早いスピードで行なわれ、検出温度値が設定温度値に近
づくに従いゆっくりした速度になっていくので、モータ
ーMの駆動による混合弁2の制御作動を、迅速にしなが
ら、オーバーランがない状態として行なえるようにし得
る。
【図1】従前の電動ミキシングバルブの一部破断した展
開図である。
開図である。
【図2】本発明手段の実施に用いる電動ミキシングバル
ブの一部破断した展開図である。
ブの一部破断した展開図である。
【図3】同上電動ミキシングバルブの制御装置に組み込
む制御素子の説明図である。
む制御素子の説明図である。
【図4】本発明による電動ミキシングバルブの制御方法
の行程順のダイヤフラムである。
の行程順のダイヤフラムである。
【図5】本発明による電動ミキシングバルブの制御方法
の行程順の要約したダイヤフラである。
の行程順の要約したダイヤフラである。
A…電動ミキシングバルブ、a…機枠、b…駆動部、M
…モーター、S…温度センサ、1…弁箱、1a…周壁、
1b…調節ネジ収容室、10…湯入口、11…水入口、
12…混合水出口、13…弁室、14…混合室、2…混
合弁、3…調節ネジ、4…連繋部材、5…伝導機構、6
…制御装置、60…ポテンシオメーター。
…モーター、S…温度センサ、1…弁箱、1a…周壁、
1b…調節ネジ収容室、10…湯入口、11…水入口、
12…混合水出口、13…弁室、14…混合室、2…混
合弁、3…調節ネジ、4…連繋部材、5…伝導機構、6
…制御装置、60…ポテンシオメーター。
Claims (1)
- 【請求項1】 電動ミキシングバルブAの弁箱1の弁室
13内に設けた混合弁2を動かすモーターMを、パルス
の入力によりステップ状に回転するステップモーターと
し、このモーターMに送るパルスの間隔を、前記弁箱1
の混合室14内に配設した温度センサSが検出する混合
水の検出温度値と制御装置6に設定しておく設定温度値
との差値の絶対値の大きさに応じて変更させ、かつ、検
出温度値と設定温度値の読み込みおよびそれらの差値の
演算ならびにその差値の大小に応じたパルス間隔の変更
がパルスの発信ごとに行なわれるようにしたことを特徴
とする電動ミキシングバルブの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23392291A JPH0552273A (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 電動ミキシングバルブの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23392291A JPH0552273A (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 電動ミキシングバルブの制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0552273A true JPH0552273A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=16962706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23392291A Pending JPH0552273A (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 電動ミキシングバルブの制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0552273A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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