JPH0551564A - アプリケーシヨン粘着テープ及び装飾用粘着シートの施工方法 - Google Patents
アプリケーシヨン粘着テープ及び装飾用粘着シートの施工方法Info
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- JPH0551564A JPH0551564A JP21182691A JP21182691A JPH0551564A JP H0551564 A JPH0551564 A JP H0551564A JP 21182691 A JP21182691 A JP 21182691A JP 21182691 A JP21182691 A JP 21182691A JP H0551564 A JPH0551564 A JP H0551564A
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- sensitive adhesive
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 装飾用粘着シートの離型紙の離型力を高めた
場合でも、絵文字の転着性を改良し、転着した絵文字を
確実に被着体へ転写することができ、装飾用粘着シート
の粘着力が低下する冬季でも、転写可能なアプリケーシ
ョン粘着テープを提供する。 【構成】 アプリケーション粘着テープが、第１の樹脂
フィルム基材１の片面に第１の粘着剤層２が形成され、
第１の粘着剤層２上に第２の樹脂フィルム基材３が積層
され、更に第２の樹脂フィルム基材３に第１の粘着剤層
４が形成された四層から構成される。
場合でも、絵文字の転着性を改良し、転着した絵文字を
確実に被着体へ転写することができ、装飾用粘着シート
の粘着力が低下する冬季でも、転写可能なアプリケーシ
ョン粘着テープを提供する。 【構成】 アプリケーション粘着テープが、第１の樹脂
フィルム基材１の片面に第１の粘着剤層２が形成され、
第１の粘着剤層２上に第２の樹脂フィルム基材３が積層
され、更に第２の樹脂フィルム基材３に第１の粘着剤層
４が形成された四層から構成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、装飾用粘着シートから
切り抜かれた絵文字を被着体へ転写するために使用され
るアプリケーション粘着テープ、及び装飾用粘着シート
の施工方法に関する。
切り抜かれた絵文字を被着体へ転写するために使用され
るアプリケーション粘着テープ、及び装飾用粘着シート
の施工方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】アプリケーション粘着テープは、基材層
と粘着剤層の２層構造からなるものが、従来から使用さ
れている。また、装飾用粘着シートは、カッティングマ
シンの普及に伴って、カッティングマシンの切抜き適性
を向上するために、離型紙の離型力を高く（重く）した
ものが普及しつつある。
と粘着剤層の２層構造からなるものが、従来から使用さ
れている。また、装飾用粘着シートは、カッティングマ
シンの普及に伴って、カッティングマシンの切抜き適性
を向上するために、離型紙の離型力を高く（重く）した
ものが普及しつつある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、装飾用
粘着シートの離型紙の離型力を高めることによって、装
飾用粘着シートから切抜かれた絵文字がアプリケーショ
ン粘着テープへ転着し難くなるという問題点があった。
粘着シートの離型紙の離型力を高めることによって、装
飾用粘着シートから切抜かれた絵文字がアプリケーショ
ン粘着テープへ転着し難くなるという問題点があった。
【０００４】また、冬季には装飾用粘着シートの粘着力
が弱くなって、アプリケーション粘着テープへ転着され
た絵文字を被着体へ転写するのが難しくなり、絵文字の
施工ができなくなるという問題点もあった。
が弱くなって、アプリケーション粘着テープへ転着され
た絵文字を被着体へ転写するのが難しくなり、絵文字の
施工ができなくなるという問題点もあった。
【０００５】本発明は、上記欠点に鑑み、装飾用粘着シ
ートの離型紙の離型力を高めた場合でも、アプリケーシ
ョン粘着テープへの文字の転着性を改良し、且つ、装飾
用粘着テープの粘着力が弱くなる冬季においても施工可
能なアプリケーション粘着テープを提供することを目的
とする。
ートの離型紙の離型力を高めた場合でも、アプリケーシ
ョン粘着テープへの文字の転着性を改良し、且つ、装飾
用粘着テープの粘着力が弱くなる冬季においても施工可
能なアプリケーション粘着テープを提供することを目的
とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は二つの発明より
なる。請求項１記載のアプリケーション粘着テープは、
樹脂シート基材の片面に粘着剤層を形成し、粘着剤層に
離型紙を積層してなる装飾用粘着シートから切抜かれた
絵文字を被着体に転写するために使用されるアプリケー
ション粘着テープにおいて、アプリケーション粘着テー
プが、第１の樹脂フィルム基材の片面に第１の粘着剤層
が形成され、第１の粘着剤層上に第２の樹脂フィルム基
材が積層され、更に第２の樹脂フィルム基材に第２の粘
着剤層が形成された四層から構成され、アプリケーショ
ン粘着テープの剛性が装飾用粘着シートの剛性より高
く、且つ、第２の樹脂フィルム基材の剛性が第１の樹脂
フィルム基材の剛性より低く、更に第２の粘着剤層の粘
着力が第１の粘着剤層の粘着力より強くなるように形成
されていることを特徴とする。
なる。請求項１記載のアプリケーション粘着テープは、
樹脂シート基材の片面に粘着剤層を形成し、粘着剤層に
離型紙を積層してなる装飾用粘着シートから切抜かれた
絵文字を被着体に転写するために使用されるアプリケー
ション粘着テープにおいて、アプリケーション粘着テー
プが、第１の樹脂フィルム基材の片面に第１の粘着剤層
が形成され、第１の粘着剤層上に第２の樹脂フィルム基
材が積層され、更に第２の樹脂フィルム基材に第２の粘
着剤層が形成された四層から構成され、アプリケーショ
ン粘着テープの剛性が装飾用粘着シートの剛性より高
く、且つ、第２の樹脂フィルム基材の剛性が第１の樹脂
フィルム基材の剛性より低く、更に第２の粘着剤層の粘
着力が第１の粘着剤層の粘着力より強くなるように形成
されていることを特徴とする。
【０００７】請求項２記載の装飾用粘着シートの施工方
法は、樹脂シート基材の片面に粘着剤層を形成し、該粘
着剤層に離型紙を積層してなる装飾用粘着シートから絵
文字を切抜き、切抜いた絵文字を装飾用粘着シートの離
型紙から剥離し、請求項１記載のアプリケーション粘着
テープの第２の粘着剤層に転着して被着体に転写した
後、装飾用粘着シートから第１の樹脂フィルム基材を剥
離し、次いで第２の樹脂フィルム基材を絵文字から剥離
することを特徴とする。
法は、樹脂シート基材の片面に粘着剤層を形成し、該粘
着剤層に離型紙を積層してなる装飾用粘着シートから絵
文字を切抜き、切抜いた絵文字を装飾用粘着シートの離
型紙から剥離し、請求項１記載のアプリケーション粘着
テープの第２の粘着剤層に転着して被着体に転写した
後、装飾用粘着シートから第１の樹脂フィルム基材を剥
離し、次いで第２の樹脂フィルム基材を絵文字から剥離
することを特徴とする。
【０００８】以上により、上記目的が達成される。以下
に本発明を詳細に説明する。本発明に使用される装飾用
粘着シートは、樹脂シート基材の片面に粘着剤層を形成
し、粘着剤層に離型紙が積層されたものである。
に本発明を詳細に説明する。本発明に使用される装飾用
粘着シートは、樹脂シート基材の片面に粘着剤層を形成
し、粘着剤層に離型紙が積層されたものである。
【０００９】樹脂シート基材としては、軟質塩化ビニル
樹脂のシートもしくはフィルムが挙げられる。粘着剤と
しては、ゴム系、アクリル系のものが好適に使用され
る。離型紙としては、シリコーン樹脂などで離型処理さ
れた離型紙が好適に使用される。
樹脂のシートもしくはフィルムが挙げられる。粘着剤と
しては、ゴム系、アクリル系のものが好適に使用され
る。離型紙としては、シリコーン樹脂などで離型処理さ
れた離型紙が好適に使用される。
【００１０】アプリケーション粘着テープは、図１に示
すように、第１の樹脂フィルム基材１の片面に第１の粘
着剤層２を形成し、第１の粘着剤層２上に第２の樹脂フ
ィルム基材３を積層し、第２の樹脂フィルム基材３に第
２の粘着剤層４を形成した四層から構成される。
すように、第１の樹脂フィルム基材１の片面に第１の粘
着剤層２を形成し、第１の粘着剤層２上に第２の樹脂フ
ィルム基材３を積層し、第２の樹脂フィルム基材３に第
２の粘着剤層４を形成した四層から構成される。
【００１１】そして、アプリケーション粘着テープ剛性
が装飾用粘着シートの剛性より高く、且つ、第２の樹脂
フィルム基材の剛性が第１の樹脂フィルム基材の剛性よ
り低くなるように設定する必要がある。
が装飾用粘着シートの剛性より高く、且つ、第２の樹脂
フィルム基材の剛性が第１の樹脂フィルム基材の剛性よ
り低くなるように設定する必要がある。
【００１２】さらに、第２の粘着剤層の粘着力が第１の
粘着剤層の粘着力より強くなるように形成されているこ
とが必要である。ここで、剛性を表わす数値として、２
３℃、引張速度２００ｍｍ／分において、２％変形時の
モジュラスを採用した。
粘着剤層の粘着力より強くなるように形成されているこ
とが必要である。ここで、剛性を表わす数値として、２
３℃、引張速度２００ｍｍ／分において、２％変形時の
モジュラスを採用した。
【００１３】装飾用粘着シートのモジュラスは、一般
に、０．５〜１．２ｋｇ／１５ｍｍの範囲にあり、アプ
リケーション粘着テープのモジュラスは、この数値より
も高くなるように設定する必要がある。
に、０．５〜１．２ｋｇ／１５ｍｍの範囲にあり、アプ
リケーション粘着テープのモジュラスは、この数値より
も高くなるように設定する必要がある。
【００１４】延伸ポリプロピレンフィルム（ＯＰＰ）の
モジュラスを、例えば、１．５ｋｇ／１５ｍｍ以上とす
るには、７０μｍ以上の厚さが必要となる。また、第２
の粘着剤層の粘着力は、実用上から、２０〜３００ｇ／
１５ｍｍの範囲が好ましく、より好ましくは３０〜２０
０ｇ／１５ｍｍである。
モジュラスを、例えば、１．５ｋｇ／１５ｍｍ以上とす
るには、７０μｍ以上の厚さが必要となる。また、第２
の粘着剤層の粘着力は、実用上から、２０〜３００ｇ／
１５ｍｍの範囲が好ましく、より好ましくは３０〜２０
０ｇ／１５ｍｍである。
【００１５】第１の樹脂フィルム基材及び第２の樹脂フ
ィルム基材としては、ポリエチレン、無延伸ポリプロピ
レン、延伸ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂などのフィ
ルムもしくはシートが好適に用いられる。
ィルム基材としては、ポリエチレン、無延伸ポリプロピ
レン、延伸ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂などのフィ
ルムもしくはシートが好適に用いられる。
【００１６】第１の粘着剤層及び第２の粘着剤層は、樹
脂フィルム基材面に天然ゴム系、合成ゴム系、アクリル
樹脂系などの粘着剤を塗工することによって形成され
る。次に、装飾用粘着シートの施工方法について説明す
る。
脂フィルム基材面に天然ゴム系、合成ゴム系、アクリル
樹脂系などの粘着剤を塗工することによって形成され
る。次に、装飾用粘着シートの施工方法について説明す
る。
【００１７】まず、例えば、コンピュータの画面上で所
定の絵文字を作成した後、コンピュータと連動するカッ
ティングマシンによって、離型紙上の樹脂シート基材及
び粘着剤層が、画面上の絵文字に対応する絵文字として
自動的に装飾用粘着シートから切抜かれる。そして、絵
文字以外の不要部分を離型紙上から除いた後、切抜かれ
た絵文字の上に、アプリケーション粘着テープの第２の
粘着剤層を押し当てて、絵文字を粘着剤層に転着し、装
飾用粘着シートの離型紙から剥離する。
定の絵文字を作成した後、コンピュータと連動するカッ
ティングマシンによって、離型紙上の樹脂シート基材及
び粘着剤層が、画面上の絵文字に対応する絵文字として
自動的に装飾用粘着シートから切抜かれる。そして、絵
文字以外の不要部分を離型紙上から除いた後、切抜かれ
た絵文字の上に、アプリケーション粘着テープの第２の
粘着剤層を押し当てて、絵文字を粘着剤層に転着し、装
飾用粘着シートの離型紙から剥離する。
【００１８】ここで、アプリケーション粘着テープの剛
性を、装飾用粘着シートの剛性よりも高くしておけば、
第２の粘着剤層に押し当てられた絵文字は、アプリケー
ション粘着テープ側への転着が非常に容易となる。
性を、装飾用粘着シートの剛性よりも高くしておけば、
第２の粘着剤層に押し当てられた絵文字は、アプリケー
ション粘着テープ側への転着が非常に容易となる。
【００１９】次いで、アプリケーション粘着テープの第
２の粘着剤層に転着した絵文字を、アプリケーション粘
着テープと共に金属板などの被着体の表面に押し当て
て、被着体に貼着する。
２の粘着剤層に転着した絵文字を、アプリケーション粘
着テープと共に金属板などの被着体の表面に押し当て
て、被着体に貼着する。
【００２０】その後、アプリケーションフィルムから第
１の樹脂フィルム基材を剥離し、次いで、絵文字から第
２の樹脂フィルム基材を剥離する。ここで、四層からな
るアプリケーション粘着テープ全体を一度に絵文字から
剥離すると、アプリケーション粘着テープの剛性が高い
ことによって、絵文字がアプリケーション粘着テープ側
に残存し、被着体に転写することが難しくなる。
１の樹脂フィルム基材を剥離し、次いで、絵文字から第
２の樹脂フィルム基材を剥離する。ここで、四層からな
るアプリケーション粘着テープ全体を一度に絵文字から
剥離すると、アプリケーション粘着テープの剛性が高い
ことによって、絵文字がアプリケーション粘着テープ側
に残存し、被着体に転写することが難しくなる。
【００２１】従って、アプリケーション粘着テープよ
り、まず、第１の樹脂フィルム基材を剥離して、アプリ
ケーション粘着テープを剛性の低い第２の樹脂フィルム
基材だけとした後に、絵文字から第２の樹脂フィルム基
材を剥離する。
り、まず、第１の樹脂フィルム基材を剥離して、アプリ
ケーション粘着テープを剛性の低い第２の樹脂フィルム
基材だけとした後に、絵文字から第２の樹脂フィルム基
材を剥離する。
【００２２】また、第１の粘着剤層の粘着力が、第２の
粘着剤層の粘着力より弱いので、アプリケーション粘着
テープより、容易に第１の樹脂フィルム基材を剥離する
ことができる。
粘着剤層の粘着力より弱いので、アプリケーション粘着
テープより、容易に第１の樹脂フィルム基材を剥離する
ことができる。
【００２３】さらに、第２の樹脂フィルム基材の剛性を
第１の樹脂フィルム基材の剛性より低くすることによっ
て、第２の樹脂フィルム基材から絵文字の剥離をスムー
スに行うことができ、被着体への転写が可能となる。
第１の樹脂フィルム基材の剛性より低くすることによっ
て、第２の樹脂フィルム基材から絵文字の剥離をスムー
スに行うことができ、被着体への転写が可能となる。
【００２４】このような施工手順によって、装飾用粘着
シートから切抜かれた絵文字を、効率よく、確実に被着
体に貼着けることができる。
シートから切抜かれた絵文字を、効率よく、確実に被着
体に貼着けることができる。
【００２５】
【作用】本発明では、アプリケーション粘着テープが、
第１の樹脂フィルム基材の片面に第１の粘着剤層が形成
され、第１の粘着剤層上に第２の樹脂フィルム基材が積
層され、更に、第２の樹脂フィルム基材に第２の粘着剤
層が形成された四層から構成され、第２の樹脂フィルム
基材の剛性が第１の樹脂フィルム基材の剛性より低く、
更に、第１の粘着剤層の粘着力が第２の粘着剤層の粘着
力より強くなるように形成されている。
第１の樹脂フィルム基材の片面に第１の粘着剤層が形成
され、第１の粘着剤層上に第２の樹脂フィルム基材が積
層され、更に、第２の樹脂フィルム基材に第２の粘着剤
層が形成された四層から構成され、第２の樹脂フィルム
基材の剛性が第１の樹脂フィルム基材の剛性より低く、
更に、第１の粘着剤層の粘着力が第２の粘着剤層の粘着
力より強くなるように形成されている。
【００２６】アプリケーション粘着テープの剛性が、第
１の樹脂フィルム基材によって、剛性が高くなされてい
ることにより、装飾用粘着テープから切抜かれた絵文字
は、アプリケーション粘着テープの第２の粘着剤層によ
って、アプリケーション粘着テープ側に転着することが
できる。
１の樹脂フィルム基材によって、剛性が高くなされてい
ることにより、装飾用粘着テープから切抜かれた絵文字
は、アプリケーション粘着テープの第２の粘着剤層によ
って、アプリケーション粘着テープ側に転着することが
できる。
【００２７】また、アプリケーション粘着テープ側に転
着した絵文字を、被着体に押し当てた後、第１の樹脂フ
ィルム基材を剥離して、アプリケーション粘着テープの
剛性を低下させることによって、第１の基材を容易に剥
離することができるので、絵文字を被着体に、確実に転
写することができる。
着した絵文字を、被着体に押し当てた後、第１の樹脂フ
ィルム基材を剥離して、アプリケーション粘着テープの
剛性を低下させることによって、第１の基材を容易に剥
離することができるので、絵文字を被着体に、確実に転
写することができる。
【００２８】さらに、第２の粘着剤層の粘着力が、第１
の粘着剤層の粘着力より強くなるように形成されている
ので、第２の基材層から第１の基材層を容易に剥離する
ことができる。
の粘着剤層の粘着力より強くなるように形成されている
ので、第２の基材層から第１の基材層を容易に剥離する
ことができる。
【００２９】
【実施例】以下に本発明の実施例につき説明する。 （実施例１） １）アプリケーション粘着テープの作製 厚さ７０μｍの無延伸ポリプロピレン（ＣＰＰ）フィル
ム（モジュラス：１．５ｋｇ／１５ｍｍ）を第１の樹脂
フィルム基材１として、樹脂フィルム基材１の片面にア
クリル系粘着剤による粘着剤層２（厚さ１０μｍ、粘着
力：１５ｇ／１５ｍｍ）を形成し、粘着剤層２上に第２
の樹脂フィルム基材３として、ポリエチレン（ＰＥ）と
ポリプロピレン（ＰＰ）とのブレンドフィルム（厚さ４
０μｍ、モジュラス：０．８ｋｇ／１５ｍｍ）を積層
し、更に、第２の樹脂フィルム基材３上にゴム系粘着剤
による粘着剤層４（厚さ５μｍ、粘着力：３４ｇ／１５
ｍｍ）を形成して、図１に示すように、四層構造のアプ
リケーション粘着テープ１０を作製した。
ム（モジュラス：１．５ｋｇ／１５ｍｍ）を第１の樹脂
フィルム基材１として、樹脂フィルム基材１の片面にア
クリル系粘着剤による粘着剤層２（厚さ１０μｍ、粘着
力：１５ｇ／１５ｍｍ）を形成し、粘着剤層２上に第２
の樹脂フィルム基材３として、ポリエチレン（ＰＥ）と
ポリプロピレン（ＰＰ）とのブレンドフィルム（厚さ４
０μｍ、モジュラス：０．８ｋｇ／１５ｍｍ）を積層
し、更に、第２の樹脂フィルム基材３上にゴム系粘着剤
による粘着剤層４（厚さ５μｍ、粘着力：３４ｇ／１５
ｍｍ）を形成して、図１に示すように、四層構造のアプ
リケーション粘着テープ１０を作製した。
【００３０】尚、粘着剤層２及び粘着剤層４の粘着力は
１８０度剥離試験によって測定し、樹脂フィルム基材１
及び樹脂フィルム基材２のモジュラスは、引張試験機に
よって２％変形時の荷重を測定した。
１８０度剥離試験によって測定し、樹脂フィルム基材１
及び樹脂フィルム基材２のモジュラスは、引張試験機に
よって２％変形時の荷重を測定した。
【００３１】２）転着性 装飾用粘着シート（積水化学製「タックペイントＴＣ−
０３Ｔ」）から１０ｍｍ角の漢字「森」「美」「以」
「泳」及び「彩」を各２文字、合計１０個の文字をカッ
ティングマシンによって切抜き、１０個の文字の上に
１）で作製したアプリケーション粘着テープ１０を２３
℃の雰囲気下で押し当てて、アプリケーション粘着テー
プ１０への文字の転着性を、次の基準に従って評価し、
その結果を表１に示した。
０３Ｔ」）から１０ｍｍ角の漢字「森」「美」「以」
「泳」及び「彩」を各２文字、合計１０個の文字をカッ
ティングマシンによって切抜き、１０個の文字の上に
１）で作製したアプリケーション粘着テープ１０を２３
℃の雰囲気下で押し当てて、アプリケーション粘着テー
プ１０への文字の転着性を、次の基準に従って評価し、
その結果を表１に示した。
【００３２】 １０文字が転着できた場合・・・・・・・○ ７〜８文字が転着できた場合・・・・・・△ ６文字以下しか転着できなかった場合・・× ３）施工性 ２）でアプリケーション粘着テープ１０へ転着した１０
個の文字を、亜鉛鉄板に５℃の雰囲気下で貼着けた後、
アプリケーション粘着テープ１０より第１の樹脂フィル
ム基材１を剥離し、次いで、第２の樹脂フィルム基材３
を剥離して、施工性を次の基準に従って評価し、その結
果を表１に示した。
個の文字を、亜鉛鉄板に５℃の雰囲気下で貼着けた後、
アプリケーション粘着テープ１０より第１の樹脂フィル
ム基材１を剥離し、次いで、第２の樹脂フィルム基材３
を剥離して、施工性を次の基準に従って評価し、その結
果を表１に示した。
【００３３】 １０文字とも貼着けができた場合・・・・・・○ ７〜８文字を貼着けができた場合・・・・・・△ ６文字以下しか貼着けができなかった場合・・× （実施例２）粘着剤層４を粘着力２４ｇ／１５ｍｍのゴ
ム系粘着剤で形成したこと以外は、実施例１と同様にし
て、四層構造のアプリケーション粘着テープ１０を作製
し、転着性ならびに施工性評価を行い、その結果を表１
に示した。 （実施例３）第２の樹脂フィルム基材３として、厚さ１
００μｍの塩化ビニル樹脂（ＰＶＣ）フィルム（モジュ
ラス：０．４ｋｇ／１５ｍｍ）を使用し、樹脂フィルム
基材３上にゴム系粘着剤によって、粘着剤層４（厚さ１
０μｍ、粘着力：９４ｇ／１５ｍｍ）を形成したこと以
外は、実施例１と同様にして、四層構造のアプリケーシ
ョン粘着テープ１０を作製し、転着性ならびに施工性の
評価を行い、その結果を表１に示した。 （実施例４）第２の樹脂フィルム基材３として、厚さ６
０μｍの低密度ポリエチレン樹脂（ＬＤＰＥ）フィルム
（モジュラス：０．２ｋｇ／１５ｍｍ）を使用し、樹脂
フィルム基材３上にアクリル系粘着剤によって、粘着剤
層４（厚さ１０μｍ、粘着力：１８８ｇ／１５ｍｍ）を
形成したこと以外は、実施例１と同様にして、四層構造
のアプリケーション粘着テープ１０を作製し、転着性な
らびに施工性の評価を行い、その結果を表１に示した。 （比較例１）厚さ４０μｍのＰＥ／ＰＰブレンドフィル
ム（モジュラス：０．８ｋｇ／１５ｍｍ）を第２の樹脂
フィルム基材３として、樹脂フィルム基材３上にゴム系
粘着剤による粘着剤層４（厚さ５μｍ、粘着力：１０ｇ
／１５ｍｍ）を形成した二層構造のアプリケーション粘
着テープ１０を作製し、実施例１と同様にして、転着性
ならびに施工性の評価を行い、その結果を表１に示し
た。 （比較例２）厚さ８０μｍのＰＶＣフィルム（モジュラ
ス：０．４ｋｇ／１５ｍｍ）を第２の樹脂フィルム基材
３として、樹脂フィルム基材３上に、厚さ１０μｍのア
クリル系粘着剤（粘着力：５４０ｇ／１５ｍｍ）による
粘着剤層４を形成した二層構造のアプリケーション粘着
テープ１０を作製し、実施例１と同様にして、転着性な
らびに施工性の評価を行い、その結果を表１に示した。 （比較例３）厚さ５０μｍのＯＰＰフィルム（モジュラ
ス：２．８ｋｇ／１５ｍｍ）を第２の樹脂フィルム基材
３として、樹脂フィルム基材３上に、厚さ５μｍのアク
リル系粘着剤（粘着力：８０ｇ／１５ｍｍ）による粘着
剤層４を形成した二層構造のアプリケーション粘着テー
プ１０を作製し、実施例１と同様にして、転着性ならび
に施工性の評価を行い、その結果を表１に示した。
ム系粘着剤で形成したこと以外は、実施例１と同様にし
て、四層構造のアプリケーション粘着テープ１０を作製
し、転着性ならびに施工性評価を行い、その結果を表１
に示した。 （実施例３）第２の樹脂フィルム基材３として、厚さ１
００μｍの塩化ビニル樹脂（ＰＶＣ）フィルム（モジュ
ラス：０．４ｋｇ／１５ｍｍ）を使用し、樹脂フィルム
基材３上にゴム系粘着剤によって、粘着剤層４（厚さ１
０μｍ、粘着力：９４ｇ／１５ｍｍ）を形成したこと以
外は、実施例１と同様にして、四層構造のアプリケーシ
ョン粘着テープ１０を作製し、転着性ならびに施工性の
評価を行い、その結果を表１に示した。 （実施例４）第２の樹脂フィルム基材３として、厚さ６
０μｍの低密度ポリエチレン樹脂（ＬＤＰＥ）フィルム
（モジュラス：０．２ｋｇ／１５ｍｍ）を使用し、樹脂
フィルム基材３上にアクリル系粘着剤によって、粘着剤
層４（厚さ１０μｍ、粘着力：１８８ｇ／１５ｍｍ）を
形成したこと以外は、実施例１と同様にして、四層構造
のアプリケーション粘着テープ１０を作製し、転着性な
らびに施工性の評価を行い、その結果を表１に示した。 （比較例１）厚さ４０μｍのＰＥ／ＰＰブレンドフィル
ム（モジュラス：０．８ｋｇ／１５ｍｍ）を第２の樹脂
フィルム基材３として、樹脂フィルム基材３上にゴム系
粘着剤による粘着剤層４（厚さ５μｍ、粘着力：１０ｇ
／１５ｍｍ）を形成した二層構造のアプリケーション粘
着テープ１０を作製し、実施例１と同様にして、転着性
ならびに施工性の評価を行い、その結果を表１に示し
た。 （比較例２）厚さ８０μｍのＰＶＣフィルム（モジュラ
ス：０．４ｋｇ／１５ｍｍ）を第２の樹脂フィルム基材
３として、樹脂フィルム基材３上に、厚さ１０μｍのア
クリル系粘着剤（粘着力：５４０ｇ／１５ｍｍ）による
粘着剤層４を形成した二層構造のアプリケーション粘着
テープ１０を作製し、実施例１と同様にして、転着性な
らびに施工性の評価を行い、その結果を表１に示した。 （比較例３）厚さ５０μｍのＯＰＰフィルム（モジュラ
ス：２．８ｋｇ／１５ｍｍ）を第２の樹脂フィルム基材
３として、樹脂フィルム基材３上に、厚さ５μｍのアク
リル系粘着剤（粘着力：８０ｇ／１５ｍｍ）による粘着
剤層４を形成した二層構造のアプリケーション粘着テー
プ１０を作製し、実施例１と同様にして、転着性ならび
に施工性の評価を行い、その結果を表１に示した。
【００３４】
【表１】
【００３５】
【発明の効果】本発明のアプリケーション粘着テープに
よって、装飾用粘着シートの離型紙の離型力を高めた場
合でも、装飾用粘着シートから切抜かれた絵文字を、確
実にアプリケーション粘着テープに転着することがで
き、更に、転着した絵文字を確実に被着体へ転写するこ
とができる。
よって、装飾用粘着シートの離型紙の離型力を高めた場
合でも、装飾用粘着シートから切抜かれた絵文字を、確
実にアプリケーション粘着テープに転着することがで
き、更に、転着した絵文字を確実に被着体へ転写するこ
とができる。
【００３６】また、装飾用粘着シートの粘着力が低下す
る冬季においても、装飾用粘着シートから切抜かれた絵
文字を、確実に被着体へ転写することができる。
る冬季においても、装飾用粘着シートから切抜かれた絵
文字を、確実に被着体へ転写することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
１ 第１の樹脂フィルム基材 ２ 第１の粘着層 ３ 第２の樹脂フィルム基材 ４ 第２の粘着層 １０ アプリケーション粘着テープ
Claims (2)
- 【請求項１】 樹脂シート基材の片面に粘着剤層を形成
し、粘着剤層上に離型紙を積層してなる装飾用粘着シー
トから切抜かれた絵文字を被着体に転写するために使用
されるアプリケーション粘着テープにおいて、アプリケ
ーション粘着テープが、第１の樹脂フィルム基材の片面
に第１の粘着剤層が形成され、第１の粘着剤層上に第２
の樹脂フィルム基材が積層され、更に第２の樹脂フィル
ム基材に第２の粘着剤層が形成された四層から構成さ
れ、第２の樹脂フィルム基材の剛性が第１の樹脂フィル
ム基材の剛性より低く、更に第２の粘着剤層の粘着力が
第１の粘着剤層の粘着力より強くなるように形成されて
いることを特徴とするアプリケーション粘着テープ。 - 【請求項２】 樹脂シート基材の片面に粘着剤層を形成
し、該粘着剤層上に離型紙を積層してなる装飾用粘着シ
ートから絵文字を切抜き、切抜いた絵文字を装飾用粘着
シートの離型紙から剥離し、請求項１記載のアプリケー
ション粘着テープの第２の粘着剤層に転着して被着体に
転写した後、アプリケーション粘着テープから第１の樹
脂フィルム基材を剥離し、次いで第２の樹脂フィルム基
材を絵文字から剥離することを特徴とする装飾用粘着シ
ートの施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21182691A JPH0551564A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | アプリケーシヨン粘着テープ及び装飾用粘着シートの施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21182691A JPH0551564A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | アプリケーシヨン粘着テープ及び装飾用粘着シートの施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0551564A true JPH0551564A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=16612235
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21182691A Pending JPH0551564A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | アプリケーシヨン粘着テープ及び装飾用粘着シートの施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0551564A (ja) |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP21182691A patent/JPH0551564A/ja active Pending
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