JPH0551310A - 酸化性毛髪染料組成物の２容器入り包装品 - Google Patents
酸化性毛髪染料組成物の２容器入り包装品Info
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- JPH0551310A JPH0551310A JP3293971A JP29397191A JPH0551310A JP H0551310 A JPH0551310 A JP H0551310A JP 3293971 A JP3293971 A JP 3293971A JP 29397191 A JP29397191 A JP 29397191A JP H0551310 A JPH0551310 A JP H0551310A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 好ましい変動粘度特性をもつ酸化性毛髪染料
組成物を提供する。 【構成】 本発明の組成物は全組成物重量を基準として
約５乃至約１０％の分子内炭素原子１８乃至２２をもつ
脂肪酸、上記脂肪酸を中和しかつ毛髪染料組成物ｐＨを
８．５乃至１１．５とするに十分なアルカリ化剤、およ
び約１．２５乃至約５％の分子内炭素原子１２乃至２２
をもつ脂肪族アルコールを含む酸化性毛髪染料色組成物
を入れている１つの容器；ならびに約１．５乃至約６％
の無水Ｈ２Ｏ２で表わした毛髪染料酸化剤および約１０
乃至約１５％のＨＬＢ約９乃至１１．５をもつ少なくも
１種のアルコキシル化アルキルフェノールを含む、酸化
性毛髪染料顕色剤組成物を入れている他の容器から成
る。上記の２つの容器は使用直前にその内容物を互いに
混合して最終の酸化性毛髪染料組成物とする。
組成物を提供する。 【構成】 本発明の組成物は全組成物重量を基準として
約５乃至約１０％の分子内炭素原子１８乃至２２をもつ
脂肪酸、上記脂肪酸を中和しかつ毛髪染料組成物ｐＨを
８．５乃至１１．５とするに十分なアルカリ化剤、およ
び約１．２５乃至約５％の分子内炭素原子１２乃至２２
をもつ脂肪族アルコールを含む酸化性毛髪染料色組成物
を入れている１つの容器；ならびに約１．５乃至約６％
の無水Ｈ２Ｏ２で表わした毛髪染料酸化剤および約１０
乃至約１５％のＨＬＢ約９乃至１１．５をもつ少なくも
１種のアルコキシル化アルキルフェノールを含む、酸化
性毛髪染料顕色剤組成物を入れている他の容器から成
る。上記の２つの容器は使用直前にその内容物を互いに
混合して最終の酸化性毛髪染料組成物とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は独特の流動学的性質をも
つ水性酸化性毛髪染料組成物に関し、更に詳しくは該組
成物の２容器入り包装品に関する。本発明の毛髪染料組
成物はよい流動性と付着性をもつ。
つ水性酸化性毛髪染料組成物に関し、更に詳しくは該組
成物の２容器入り包装品に関する。本発明の毛髪染料組
成物はよい流動性と付着性をもつ。
【０００２】
【従来の技術】従来の酸化性毛髪染料組成物の物理的性
質は一般に染色操作の異なる段階に必要な流動性と妥協
している。酸化性毛髪染料組成物が毛髪に使われる場合
それは流動性よく頭髪の１本１本の毛全部を覆う様な適
当な流動性のものでなければならない。反対に毛髪に使
用後染料があまりさらさらしていれば染料は頭から流れ
てしまって好ましくない。染料に粘性をもたせて後者の
問題を防ごうとすれば染料をつける際毛髪にうまく流れ
ない。
質は一般に染色操作の異なる段階に必要な流動性と妥協
している。酸化性毛髪染料組成物が毛髪に使われる場合
それは流動性よく頭髪の１本１本の毛全部を覆う様な適
当な流動性のものでなければならない。反対に毛髪に使
用後染料があまりさらさらしていれば染料は頭から流れ
てしまって好ましくない。染料に粘性をもたせて後者の
問題を防ごうとすれば染料をつける際毛髪にうまく流れ
ない。
【０００３】
【発明の開示】発明者らは約３２００乃至約１０，００
０センチポアズ（ｃｐｓ）の低せん断割合（シェアレー
ト）（８．５／秒）粘度と約７０乃至１５０ｃｐｓの高
せん断割合（１，３７０／秒）粘度および１インチより
大きくない付着流下距離（ｓｔａｙ−ｐｕｔ ｆｌｏｗ
ｄｉｓｔａｎｃｅ）をもつ好ましい変動粘度特性をも
つ酸化性毛髪染料組成物を発見した。本発明の組成物は
全組成物重量を基準として約５乃至約１０％の分子内炭
素原子１８乃至２２をもつ脂肪酸、上記脂肪酸を中和し
かつ毛髪染料組成物ｐＨを８．５乃至１１．５とするに
十分なアルカリ化剤、および約１．２５乃至約５％の分
子内炭素原子１２乃至２２をもつ脂肪族アルコールを含
む酸化性毛髪染料色組成物を入れている１つの容器；な
らびに約１．５乃至約６％の無水Ｈ２Ｏ２で表わした毛
髪染料酸化剤および約１０乃至約１５％のＨＬＢ約９乃
至１１．５をもつ少なくも１種のアルコキシル化アルキ
ルフェノールを含む、酸化性毛髪染料顕色剤組成物を入
れている他の容器から成る。上記の２つの容器は使用直
前にその内容物を互いに混合して最終の酸化性毛髪染料
組成物とする。特に断らない限りパーセントはすべて重
量パーセントである。化学名はすべて化粧品香料協会１
９８２年出版のＣＦＴＡ化粧品成分辞典に使われた命名
法によって使用している。変助数は室温におけるもので
ある。
０センチポアズ（ｃｐｓ）の低せん断割合（シェアレー
ト）（８．５／秒）粘度と約７０乃至１５０ｃｐｓの高
せん断割合（１，３７０／秒）粘度および１インチより
大きくない付着流下距離（ｓｔａｙ−ｐｕｔ ｆｌｏｗ
ｄｉｓｔａｎｃｅ）をもつ好ましい変動粘度特性をも
つ酸化性毛髪染料組成物を発見した。本発明の組成物は
全組成物重量を基準として約５乃至約１０％の分子内炭
素原子１８乃至２２をもつ脂肪酸、上記脂肪酸を中和し
かつ毛髪染料組成物ｐＨを８．５乃至１１．５とするに
十分なアルカリ化剤、および約１．２５乃至約５％の分
子内炭素原子１２乃至２２をもつ脂肪族アルコールを含
む酸化性毛髪染料色組成物を入れている１つの容器；な
らびに約１．５乃至約６％の無水Ｈ２Ｏ２で表わした毛
髪染料酸化剤および約１０乃至約１５％のＨＬＢ約９乃
至１１．５をもつ少なくも１種のアルコキシル化アルキ
ルフェノールを含む、酸化性毛髪染料顕色剤組成物を入
れている他の容器から成る。上記の２つの容器は使用直
前にその内容物を互いに混合して最終の酸化性毛髪染料
組成物とする。特に断らない限りパーセントはすべて重
量パーセントである。化学名はすべて化粧品香料協会１
９８２年出版のＣＦＴＡ化粧品成分辞典に使われた命名
法によって使用している。変助数は室温におけるもので
ある。
【０００４】故に本発明は著しい揺変性、即ちむしろ急
傾斜をもつせん断割合曲線の関数としての粘度をもつ毛
髪染料組成物を提供するものである。これは本発明の基
本組成物を含む毛髪染料組成物が高剪断をうけた時、例
えばそれをつける際撹拌した時とその後しばらくその粘
度が低いことを意味する。これはそれを毛髪につける際
流動性十分な流体となる。組成物を毛髪につけたあとそ
れは次第に粘くなり毛からしたたったり流れたりしな
い。多数の市販毛髪染料組成物との比較試験は本発明に
より製造した毛髪染料組成物の流動性のすぐれているこ
とを証明している。
傾斜をもつせん断割合曲線の関数としての粘度をもつ毛
髪染料組成物を提供するものである。これは本発明の基
本組成物を含む毛髪染料組成物が高剪断をうけた時、例
えばそれをつける際撹拌した時とその後しばらくその粘
度が低いことを意味する。これはそれを毛髪につける際
流動性十分な流体となる。組成物を毛髪につけたあとそ
れは次第に粘くなり毛からしたたったり流れたりしな
い。多数の市販毛髪染料組成物との比較試験は本発明に
より製造した毛髪染料組成物の流動性のすぐれているこ
とを証明している。
【０００５】乳化剤のＨＬＢはアトラスケミカルインダ
ストリーズ社出版のＴｈｅ Ａｔｌａｓ ＨＬＢ Ｓｙ
ｓｔｅｍと題する冊子に記述されている処により決定さ
れる。ＨＬＢとは親水性−親脂性平衡を表わす。この系
は１９４０年代後半アトラスケミカル インダストリー
ズによって物質の乳化性の系統的表示方式として導入さ
れた。各乳化剤はＨＬＢという数値を定められた。乳化
剤はすべて親水性と親脂性の両方を組合せる分子より成
るので、この数値は各乳化剤における親水性又は極性基
と親脂性又は非極性基の大きさと強さの平衡をいう。性
質が親脂性である乳化剤はＨＬＢ９以下であり、また親
水性であるものはＨＬＢ１１以上である。ＨＬＢ９と１
１の間のものは中間性と考えられる。
ストリーズ社出版のＴｈｅ Ａｔｌａｓ ＨＬＢ Ｓｙ
ｓｔｅｍと題する冊子に記述されている処により決定さ
れる。ＨＬＢとは親水性−親脂性平衡を表わす。この系
は１９４０年代後半アトラスケミカル インダストリー
ズによって物質の乳化性の系統的表示方式として導入さ
れた。各乳化剤はＨＬＢという数値を定められた。乳化
剤はすべて親水性と親脂性の両方を組合せる分子より成
るので、この数値は各乳化剤における親水性又は極性基
と親脂性又は非極性基の大きさと強さの平衡をいう。性
質が親脂性である乳化剤はＨＬＢ９以下であり、また親
水性であるものはＨＬＢ１１以上である。ＨＬＢ９と１
１の間のものは中間性と考えられる。
【０００６】多数の乳化剤を混合した場合、混合物の合
成ＨＬＢは与えられた成分のパーセントとそのＨＬＢの
積の算術的合計である。例えばアルコキシル化アルキル
フェノール（ＨＬＢ１３）とノンオキシノール−４（Ｈ
ＬＢ８．８）の等濃度混合物の場合えられる混合物のＨ
ＬＢは１０．９である。他の適当するアルコキシル化ア
ルキルフェノール又はその混合物は毛髪染料組成物の分
野の平均的知識ある者には容易に明らかであろう。
成ＨＬＢは与えられた成分のパーセントとそのＨＬＢの
積の算術的合計である。例えばアルコキシル化アルキル
フェノール（ＨＬＢ１３）とノンオキシノール−４（Ｈ
ＬＢ８．８）の等濃度混合物の場合えられる混合物のＨ
ＬＢは１０．９である。他の適当するアルコキシル化ア
ルキルフェノール又はその混合物は毛髪染料組成物の分
野の平均的知識ある者には容易に明らかであろう。
【０００７】酸化剤は本発明組成物の重要成分であるの
で、また染髪分野で顕色剤組成物ともいわれる酸化剤は
毛髪染料中間体１又は２以上を含む組成物（染髪分野で
しばしば“テイント”（ｔｉｎｔ）という）から離して
おく必要があるので、また顕色剤およびテイント組成物
は共に水溶液であるので、アルコキシル化アルキルフェ
ノール乳化剤の少なくも１部は顕色剤組成物に含まれて
いるとよい。これは顕色剤組成物とテイント組成物を使
用前互いに混合する場合の両者の混合を容易にする。
で、また染髪分野で顕色剤組成物ともいわれる酸化剤は
毛髪染料中間体１又は２以上を含む組成物（染髪分野で
しばしば“テイント”（ｔｉｎｔ）という）から離して
おく必要があるので、また顕色剤およびテイント組成物
は共に水溶液であるので、アルコキシル化アルキルフェ
ノール乳化剤の少なくも１部は顕色剤組成物に含まれて
いるとよい。これは顕色剤組成物とテイント組成物を使
用前互いに混合する場合の両者の混合を容易にする。
【０００８】本発明に使われるＣ１８−Ｃ２２の脂肪酸
の例はステアリン酸、ベヘニン酸、アラキジン酸、アラ
キドン酸、オレイン酸、リノレイン酸又はそれらの混合
物、例えば天然産トール油酸がある。これらの酸は飽和
でも不飽和でもよい。
の例はステアリン酸、ベヘニン酸、アラキジン酸、アラ
キドン酸、オレイン酸、リノレイン酸又はそれらの混合
物、例えば天然産トール油酸がある。これらの酸は飽和
でも不飽和でもよい。
【０００９】ラウリル、オレイル、ステアリル、イソス
テアリル、セチル、ミリスチル、ベヒニルアルコール等
の様な種々のＣ１２−Ｃ２２脂肪族アルコールが本発明
に使用できる。これらのアルコールは飽和、不飽和、直
鎖又は分岐鎖構造をもっていてもよい。
テアリル、セチル、ミリスチル、ベヒニルアルコール等
の様な種々のＣ１２−Ｃ２２脂肪族アルコールが本発明
に使用できる。これらのアルコールは飽和、不飽和、直
鎖又は分岐鎖構造をもっていてもよい。
【００１０】アルカリ化剤は脂肪酸を中和しまた必要な
アルカリ性ｐＨをつくるため毛髪保護組成物に普通使わ
れるどんな物質でもよく、水酸化アンモニウム、モノエ
タノールアミン等がある。
アルカリ性ｐＨをつくるため毛髪保護組成物に普通使わ
れるどんな物質でもよく、水酸化アンモニウム、モノエ
タノールアミン等がある。
【００１１】酸化剤は過酸化水素で表わされるが、毛髪
処理組成物に使うに適した他の酸化剤、例えば過酸化尿
素の様な他の過酸化物も使用できる。特許明細書全体に
毛髪染料組成物について記述されているのであるが、本
発明も明細書と特許請求範囲をとおし記述しているとお
り発色する毛髪染料中間体を必ずしも含まないおだやか
な漂白剤含有を考えている。しかし通常主として毛髪漂
白用組成物は過酸化水素の様な酸化剤の外にパーコンパ
ウンド粉末の様な漂白ブースターを含む。しかし本発明
の便利な変動粘度特性はこの様な漂白ブースターを組成
物に加えてもらえないことがわかった。
処理組成物に使うに適した他の酸化剤、例えば過酸化尿
素の様な他の過酸化物も使用できる。特許明細書全体に
毛髪染料組成物について記述されているのであるが、本
発明も明細書と特許請求範囲をとおし記述しているとお
り発色する毛髪染料中間体を必ずしも含まないおだやか
な漂白剤含有を考えている。しかし通常主として毛髪漂
白用組成物は過酸化水素の様な酸化剤の外にパーコンパ
ウンド粉末の様な漂白ブースターを含む。しかし本発明
の便利な変動粘度特性はこの様な漂白ブースターを組成
物に加えてもらえないことがわかった。
【００１２】本発明組成物の流動性を比較的多数の市販
酸化性毛髪染料と比較した。比較結果を下記実施例中に
示している。市販の化合物はすべてある程度その粘度へ
のせん断割合依存度を示すが、本発明組成物程高せん断
割合依存度を示すものはなかった。故に従来の市販組成
物配合において低せん断割合において高粘度とするため
（よい付着性をえるため）又は高せん断割合において低
粘度とするため（よい流動性とするため）の両方ではな
いがいづれかにトレイドオフ（ｔｒａｄｅｏｆｆ）が必
要であった。僅かの例外では市販組成物製造業者は一般
に低せん断割合において不十分な高粘度をえる犠牲にお
いて高せん断割合において低粘度とすることを選んでい
る。粘度値のかなり鋭いせん断割合依存度がせん断割合
範囲の高端と低端両方において理想粘度に到達させるの
で、本発明組成物の場合このトレイドオフは必要ない。
酸化性毛髪染料と比較した。比較結果を下記実施例中に
示している。市販の化合物はすべてある程度その粘度へ
のせん断割合依存度を示すが、本発明組成物程高せん断
割合依存度を示すものはなかった。故に従来の市販組成
物配合において低せん断割合において高粘度とするため
（よい付着性をえるため）又は高せん断割合において低
粘度とするため（よい流動性とするため）の両方ではな
いがいづれかにトレイドオフ（ｔｒａｄｅｏｆｆ）が必
要であった。僅かの例外では市販組成物製造業者は一般
に低せん断割合において不十分な高粘度をえる犠牲にお
いて高せん断割合において低粘度とすることを選んでい
る。粘度値のかなり鋭いせん断割合依存度がせん断割合
範囲の高端と低端両方において理想粘度に到達させるの
で、本発明組成物の場合このトレイドオフは必要ない。
【００１３】実施例によればラベルにあげられた成分に
基づいてこの比較に使われた市販酸化性毛髪染料製品が
多数あげられている。成分表は他国では必要ないのでこ
の情報は米国で販売されている市販毛髪染料にのみ利用
できる。成分を利用できる市販酸化性毛髪染料のいずれ
もが本発明の独特な組合せ成分を含んでいない。
基づいてこの比較に使われた市販酸化性毛髪染料製品が
多数あげられている。成分表は他国では必要ないのでこ
の情報は米国で販売されている市販毛髪染料にのみ利用
できる。成分を利用できる市販酸化性毛髪染料のいずれ
もが本発明の独特な組合せ成分を含んでいない。
【００１４】本発明による組成物および市販酸化性毛髪
染料組成物のせん断割合による粘度測定は市販組成物の
製造者が明らかに主として毛髪に染色組成物を使用中よ
い流動性を目的としていることを示したので、更に一連
の試験を行なった。この試験において本発明による組成
物と市販組成物の高粘度付着性を比較した。各酸化性毛
髪染料組成物を傾斜板の上部に塗りつけ、５分後に各試
料の流下距離を測った。この比較付着試験結果は下記実
施例にも示している。この結果は１市販毛髪染料組成物
（ポリカラークリームヘヤカラー４５）のみが本発明組
成物と同じ付着性をもつことを示した。同じ市販組成物
の高せん断割合粘度データはしかし比較的よくない流動
性を示唆する比較的高粘度値を示しまたもちろんこの市
販組成物の場合のトレイドオフがよりよい付着性のため
に低せん断割合において高粘度を与える方に重点がおか
れたことを示している。下に説明するとおり付着試験は
更に低せん断割合における高粘度は染料組成物のよい付
着性を必ずしも与えないことを示した。したがって組成
物は８．５／秒の低せん断割合において約３２００乃至
約１０，０００ＣＰＳの粘度をもつことが必要な他に付
着試験において流下距離１インチ以内であることが更に
必要である。
染料組成物のせん断割合による粘度測定は市販組成物の
製造者が明らかに主として毛髪に染色組成物を使用中よ
い流動性を目的としていることを示したので、更に一連
の試験を行なった。この試験において本発明による組成
物と市販組成物の高粘度付着性を比較した。各酸化性毛
髪染料組成物を傾斜板の上部に塗りつけ、５分後に各試
料の流下距離を測った。この比較付着試験結果は下記実
施例にも示している。この結果は１市販毛髪染料組成物
（ポリカラークリームヘヤカラー４５）のみが本発明組
成物と同じ付着性をもつことを示した。同じ市販組成物
の高せん断割合粘度データはしかし比較的よくない流動
性を示唆する比較的高粘度値を示しまたもちろんこの市
販組成物の場合のトレイドオフがよりよい付着性のため
に低せん断割合において高粘度を与える方に重点がおか
れたことを示している。下に説明するとおり付着試験は
更に低せん断割合における高粘度は染料組成物のよい付
着性を必ずしも与えないことを示した。したがって組成
物は８．５／秒の低せん断割合において約３２００乃至
約１０，０００ＣＰＳの粘度をもつことが必要な他に付
着試験において流下距離１インチ以内であることが更に
必要である。
【００１５】本発明による好ましい流動学的性質に寄与
する重要成分を決定するため多数の比較実験を行なっ
た。この比較実験は単に好ましい性質に寄与する重要成
分をきめるだけでなく、また低せん断粘度値は組成物の
付着性をある程度示すと予想されるが、傾斜板上の付着
流下試験はより重要な性質でなくても少なくも同等であ
るとした。故に高い低せん断粘度は必ずしも傾斜板上の
適当な付着結果とはならない。
する重要成分を決定するため多数の比較実験を行なっ
た。この比較実験は単に好ましい性質に寄与する重要成
分をきめるだけでなく、また低せん断粘度値は組成物の
付着性をある程度示すと予想されるが、傾斜板上の付着
流下試験はより重要な性質でなくても少なくも同等であ
るとした。故に高い低せん断粘度は必ずしも傾斜板上の
適当な付着結果とはならない。
【００１６】テイントベース組成物を基準として重量％
で表わした次の成分を含むテイントベースは比較基準と
して役立った。
で表わした次の成分を含むテイントベースは比較基準と
して役立った。
【００１７】
【表１】 実施例の顕色剤の等量をこの試験に用いた。ベースは低
せん断（８．５／秒）粘度５３２４ｃｐｓと高せん断
（１３７０／秒）粘度１０１ｃｐｓをもち、また付着流
下試験でそれは全く移動を示さなかった。次表は比較結
果をまとめて示している。表の第１行は試料と上記テイ
ントベース組成物の間の差を示している。
せん断（８．５／秒）粘度５３２４ｃｐｓと高せん断
（１３７０／秒）粘度１０１ｃｐｓをもち、また付着流
下試験でそれは全く移動を示さなかった。次表は比較結
果をまとめて示している。表の第１行は試料と上記テイ
ントベース組成物の間の差を示している。
【００１８】
【表２】 顕色剤成分として毛髪染料組成物に貢献する他の重要成
分を決定するため更に一連の比較試験を行なった。した
がって酸化剤は重要な成分でありまた毛髪染料組成物を
基準として約１０乃至約１５重量％のＨＬＢ約９乃至約
１１．５をもつアルコキシル化アルキルフェノールの存
在も重要であるとわかった。下記実施例は本発明の実施
態様を示すものである。特に断らない限りパーセントは
すべて実施例の組成物の重量基準である。
分を決定するため更に一連の比較試験を行なった。した
がって酸化剤は重要な成分でありまた毛髪染料組成物を
基準として約１０乃至約１５重量％のＨＬＢ約９乃至約
１１．５をもつアルコキシル化アルキルフェノールの存
在も重要であるとわかった。下記実施例は本発明の実施
態様を示すものである。特に断らない限りパーセントは
すべて実施例の組成物の重量基準である。
【００１９】
（１）次の組成物は淡褐色染色を与える酸化性毛髪染料
組成物の色成分である。
組成物の色成分である。
【００２０】
【表３】 色組成物は水酸化アンモニウム、２種の脂肪族アルコー
ル（セチルとステアリル）およびオレイン酸を含んでお
り、これらは本発明の組成物の重要成分である。
ル（セチルとステアリル）およびオレイン酸を含んでお
り、これらは本発明の組成物の重要成分である。
【００２１】（２）ブロンド色調を与える次の色組成物
を製造した。
を製造した。
【表４】
【００２２】（３）上記（１）又は（２）の色組成物と
同時に使用するため次の顕色剤を製造した。
同時に使用するため次の顕色剤を製造した。
【表５】
【００２３】上記（１）又は（２）の色組成物のいづれ
かと上記（３）の顕色剤組成物の等容量部を混合して染
髪組成物を生成した。混合物を直接噴出孔から毛髪に応
用できるびんの中で振とうし又は２組成物を混合びん中
で混合した後普通染髪において行なうとおり混合物を応
用ブラシュでつけることができる。市販酸化性毛髪染料
を本発明によって製造した組成物と比較する粘度測定を
ハーケロトヴイスコ粘度計を用いて行なった。結果を次
表に示している。粘度は低せん断割合８．５／秒および
高せん断割合１３７０／秒における各物質のセンチポア
ズ（ｃｐｓ）で示した。上記（３）の顕色剤を使用した
本発明の場合を除いて組成物はすべて市販試料のそれぞ
れの顕色剤組成物を使用した。
かと上記（３）の顕色剤組成物の等容量部を混合して染
髪組成物を生成した。混合物を直接噴出孔から毛髪に応
用できるびんの中で振とうし又は２組成物を混合びん中
で混合した後普通染髪において行なうとおり混合物を応
用ブラシュでつけることができる。市販酸化性毛髪染料
を本発明によって製造した組成物と比較する粘度測定を
ハーケロトヴイスコ粘度計を用いて行なった。結果を次
表に示している。粘度は低せん断割合８．５／秒および
高せん断割合１３７０／秒における各物質のセンチポア
ズ（ｃｐｓ）で示した。上記（３）の顕色剤を使用した
本発明の場合を除いて組成物はすべて市販試料のそれぞ
れの顕色剤組成物を使用した。
【００２４】
【表６】 本発明組成物と市販酸化性毛髪製品との比較付着流下試
験を６０°角の傾斜硬厚紙上に各毛髪染料組成物０．５
ｇをつけて行なった。５分後に各試料の流下距離を測っ
た。種々の試料の流下距離を次表にインチで表わした。
市販酸化性染料の場合その製品の顕色剤を使用した。本
発明組成物の場合実施例（３）の顕色剤を用いた。市販
試料のあとの数字は色調名を表わしている。
験を６０°角の傾斜硬厚紙上に各毛髪染料組成物０．５
ｇをつけて行なった。５分後に各試料の流下距離を測っ
た。種々の試料の流下距離を次表にインチで表わした。
市販酸化性染料の場合その製品の顕色剤を使用した。本
発明組成物の場合実施例（３）の顕色剤を用いた。市販
試料のあとの数字は色調名を表わしている。
【００２５】
【表７】 よい付着流下性を示した最後の市販試料の場合この試料
の高せん断粘度データはこの製品配合にあたり流下性を
明らかに高粘度に妥協させていることを示している。米
国内で販売されまた本明細書で比較用に使われた市販製
品の表示から次の組成が確認される。
の高せん断粘度データはこの製品配合にあたり流下性を
明らかに高粘度に妥協させていることを示している。米
国内で販売されまた本明細書で比較用に使われた市販製
品の表示から次の組成が確認される。
【００２６】
【表８】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヤツク テイ マソニー アメリカ合衆国コネチカツト州 06492 ウオリンフオード バーネス ロード 439 (72)発明者 レイモンド フエインランド アメリカ合衆国コネチカツト州 06905 スタンフオード スタンウイツク プレイ ス 41
Claims (1)
- 【請求項１】 （ａ）（ｉ）２容器内容物重量を基準と
して分子内炭素原子約１８乃至約２２をもつ脂肪酸約５
乃至約１０重量％、 （ｉｉ）上記脂肪酸を中和しかつ２容器内容物混合後の
組成物ｐＨを約８．５乃至約１１．５とするに十分なア
ルカリ化剤および （ｉｉｉ）分子内炭素原子約１２乃至約２２をもつ脂肪
族アルコール約１．２５乃至約５％を含む酸化性毛髪染
料色組成物を入れている１容器および （ｂ）（ｉ）２容器内容物重量を基準として約９乃至約
１１．５のＨＬＢをもつ少なくも１のアルコキシル化ア
ルキルフェノール又は約９乃至約１１．５の合成ＨＬＢ
をもつ多数の上記フェノール約１０乃至約１５％および （ｉｉ）毛髪染料酸化剤（無水過酸化水素として表わし
て）約１．５乃至約６％を含む酸化性毛髪染料顕色剤組
成物を入れている他の容器より成り、かつ水性組成物入
り各容器を使用する前にその内容物を互いに混合するこ
とを特徴とする２容器入り包装品。
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|---|---|---|---|
| US41305582A | 1982-08-30 | 1982-08-30 | |
| US413055 | 1982-08-30 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58157305A Division JPS5989612A (ja) | 1982-08-30 | 1983-08-30 | 酸化性毛髪染料組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0551310A true JPH0551310A (ja) | 1993-03-02 |
| JPH0653656B2 JPH0653656B2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
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Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58157305A Granted JPS5989612A (ja) | 1982-08-30 | 1983-08-30 | 酸化性毛髪染料組成物 |
| JP3293971A Expired - Fee Related JPH0653656B2 (ja) | 1982-08-30 | 1991-08-22 | 酸化性毛髪染料組成物の２容器入り包装品 |
Family Applications Before (1)
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|---|---|---|---|
| JP58157305A Granted JPS5989612A (ja) | 1982-08-30 | 1983-08-30 | 酸化性毛髪染料組成物 |
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| AU (1) | AU562790B2 (ja) |
| BE (1) | BE897616A (ja) |
| BR (1) | BR8304675A (ja) |
| CA (1) | CA1221914A (ja) |
| CH (1) | CH654999A5 (ja) |
| DE (1) | DE3329916C2 (ja) |
| DK (1) | DK393283A (ja) |
| ES (1) | ES525189A0 (ja) |
| FI (1) | FI77369C (ja) |
| FR (1) | FR2532174B1 (ja) |
| GB (1) | GB2129447B (ja) |
| GR (1) | GR81545B (ja) |
| HK (1) | HK15989A (ja) |
| IT (1) | IT1207979B (ja) |
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| NL (1) | NL8302977A (ja) |
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| NZ (1) | NZ205364A (ja) |
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| SE (1) | SE461830B (ja) |
| ZA (1) | ZA836137B (ja) |
Cited By (3)
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| JP2013514996A (ja) * | 2009-12-18 | 2013-05-02 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 酸化染毛用泡状組成物 |
| JP2013514993A (ja) * | 2009-12-18 | 2013-05-02 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 泡状パーソナルケア組成物製品 |
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| FR2833834B1 (fr) | 2001-12-21 | 2004-01-30 | Oreal | Composition pour la teinture d'oxydation des fibres keratiniques comprenant un acide ether carboxylique oxyalkylene, un tensioactif mono-ou poly-glycerole et un alcool gras insature |
| ES2823977T3 (es) | 2011-03-21 | 2021-05-11 | Coloright Ltd | Sistemas para coloración personalizada |
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| KR102021652B1 (ko) | 2014-04-27 | 2019-09-16 | 콜로라이트 리미티드 | 모발을 분석하고 그리고/또는 모발-염색 트리트먼트의 성과를 예측하기 위한 장치 및 방법 |
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1991
- 1991-08-22 JP JP3293971A patent/JPH0653656B2/ja not_active Expired - Fee Related
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