JPH05508622A - 珪素及びアルミニウムの錯体 - Google Patents

珪素及びアルミニウムの錯体

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JPH05508622A
JPH05508622A JP91508042A JP50804291A JPH05508622A JP H05508622 A JPH05508622 A JP H05508622A JP 91508042 A JP91508042 A JP 91508042A JP 50804291 A JP50804291 A JP 50804291A JP H05508622 A JPH05508622 A JP H05508622A
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レイン,リチャード エム.
ヤングダール,ケイ エイ.
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    • C07F5/06Aluminium compounds
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    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
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    • C07F7/04Esters of silicic acids
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 珪素及びアルミニウムの錯体 発明の分野 本発明は少なくとも1個の珪素またはアルミニウム原子を含有する錯体、(種々 の化学的、鉱物的形態の)シリカまたはアルミナを初発材料とするこのような錯 体の調製、及びその他の珪素またはアルミニウム含有化合物を調製するためのこ れら錯体の使用に係わる。
発明の背景 珪素系化学物質は殺剤、カーペット用汚れ防止ポリマー、航空宇宙用高級セラミ ックス、エレクトロニクス部品など多様な用途に利用されている。シリカ及びそ の他の珪素含有材料のマーケットは年額数十像ドルのマーケットである。・じか に観察している者さえも見落としがちなことであるが、このマーケットの問題点 の1つは砂を除いておよそあらゆる珪素系材料が以下に列記するような古典的セ ラミックス処理技術によって生産されていることにある。即ち、(I)多ぐの場 合、製品コストが高くなり、(2)応用範囲が制限され、(3)製法がすでに成 熟してしまっているだけに成長の可能性に限界がある。
珪素は炭熱還元によって生成させることができる:〜1200℃ Sl 02 + 2C−3+ + Co +CO2(1)所期の珪素系物質を得 るには上式で得られた珪素メタル(純度90〜98%)をさらに処理しなければ ならない。例えば、工業的に有用な(高純度の)シリカ(例えば、ヒユームドシ リカまたはエレクトロニクス用シリカ)を得るためには多くの場合反応(1)で 生成したSiメタルを先ずCQ 2またはHCyと反応させることによってS  + CQ 2を生成させる必要があり、この5iCQ<を焼成処理することにな る(例えば反応4): Si+2CQ2sicg4(2) S++HCg H3+ Cf!3+ sicg4(3)sice4+ H,、0 + 02→5ro2+oct−+−y+cg O,(4)炭熱還元法は光熱及び 特殊設備を必要とする。その結果がエネルギー消費と設備コストの大きい製法で ある。珪素を塩素またはHCQと反応させるには有毒物質や腐食性物質を処理す るための特殊な、高価な設備も必要である。このような重大な欠点にも拘らず、 基本技術はすでに前世紀の末から今世紀初頭にかけて開発されたから、製法上の 問題点はすべて解決されている。このことが量産効果と相俟ってヒユームドシリ カまたはエレクトロニクス用シリカの上記のような製法を商業的に成功させてい る。
同様の問題はアルミナ及びアルミニウム系化学物質の製造にも及んでいる。即ち 、アルミニウム系化合物やアルミニウム含有セラミックスの主要供給源であるア ルミニウムを形成するには溶融アルミナ/溶融氷晶石を電解還元する必要がある から、ここでも製造技術は高いコストを伴ない、複雑になる。
珪素系化学物質の製造はほぼ同じ化学作用に基づいている。
シリコーンポリマーの多くは“ダイレクトプロセス”で得らRCg+Si R3 iCg3+ R2Si Ce2この単純な反応が有効なのはRCgがMeCQま たはPhCeの場合だけである。MeCgである場合、主要生成物はMe 2  S + CI!□であり、これを加水分解し、重合させることによって基本的シ リコーンポリマーであるポリジメーチルシロキサンを得る: 低分子量オリゴマー nは3−5 、x<100 上記反応は標準的な有機化学反応、特殊誘導体及び処理手順と相俟ってシリコー ン及び珪素化学工業の大部分の基本となる。意外にも、珪素系ポリマーの新しい 製法はほとんど開発されていない。もし新しい製法が開発され、シリコーンポリ マーのような商業的に見合う物質が得られるとすればたとえ規模は小さくてもそ の成果は極めて大きいであろう。好ましくはこの新しい製法はその初発物質が低 コストで入手し易いものでなければならない。その点で、上述のような珪素含有 化合物を製造する初発物質としてシリカが好ましい。
シリカ3102は天然に産出される最も平凡な物質である。
砂という形態では建築材料の基本成分であり、低技術のガラス製品やセラミック スの製造にも利用されている。もっと精製された形態では(例えば練り歯磨きの ような)研摩材として、また食品及び食品関連製品の乾燥及び食感改良材として 利用されている。さらに、エレクトロニクス材料及び光学材料の製造にも利用さ れている。
シリカは珪素系化学物賀製造の原料でもある。シリカゲルの使用に始まる合成経 路が極めて低コストであるという重要な属性を提供する(研究用シリカの販売価 格15ドル/kg以下)。さらに、シリカゲルはその相対非反応性に鑑み極めて 取扱い易い。工業用焼成シリカの販売価格は1ドル/kg以下であり、本発明に 使用できる。
その反面2反応性が低いだけに、シリカを化学的に変性させる簡単な、かつ低温 で行われる方法は極めて少ない。このような方法の1つに塩基に溶解させること によって珪酸ナトリウムを生成させる方法がある: Na OH+ 5in2− N14Sin4(ll)残念ながら有用な原料とし ての化学物質を形成するためにこの反応を応用できる範囲は限られている。珪酸 エステル化に関するKenn7及びGoodvinの最近の研究[1norga nic t++d Otganometxllic Po17mers、N、X e1din et I+。、^C5Symposium 5eries 360 .238 (1987) ]は下記のような変換を可能にした:Na4Sin4 +IICQ NaCQ+″St (OH) 4 ” (9)トルエンアゼオドロ ープ “Sl (OH) 4”+EIOHN20 +Si (OEI) 4EI OH を5icl!4と反応させることにより、即ち、反応(11)によって製造され るSi (OEt)4を商業的に利用してヒユームドシリカ及びエレクトロニク ス用シリカを形成する。
5i(OEj)4は光学用ガラスやファイバオプチカルの紡績用プールの形成に も利用される。
シリカゲル及びカテコールと水の混合物から可溶性珪素錯体を調製できることが 報告されている。この報告によれば、シリカが1.2芳香族ジオールと反応して ヘキサ配位モノマー珪素錯体が形成される: Cotriu及びその共同研究者等は無水条件下で塩基性メタノール溶液を使用 することによって上記アプローチを改良した。
Anger、 Chem、 In1.Ed、 Engl、 25 (5) :  474−475 (1986)に掲載された^、 Boudin等の論文を参照 されたい。この安定な塩をグリニヤール試薬のような強力な核試薬によってアル キル化することによって3個の(しばしば4個の)新しい珪素−炭素結合を形成 することができた。
このアプローチに伴なう問題はカテコール錯体であるトリス(1,2−ジヒドロ キソベンゾエート)シリコネートが比較的高価であり、Li AeH4、RMg  BrまたはRLiのような高価な試薬を使用する強制条件下でなければ変性さ せることができず、生成物がトリまたはテトラ置換珪素に限られることにある。
従って、応用規模は制約される。しかも、モノ及びジアルキル誘導体の形成は不 可能である。
本発明はカテコールの代りにエチレングリコールのような脂肪族1.2または1 .3−ジオールを使用してより反応性の高いシリカ錯体を製造する方法の開発に 基づ(。即ち、詳しくは後述する本発明の一実施態様ではシリカと1,2または 1,3−脂肪族ジオールを反応させることによって幾つかの新規の珪素錯体を形 成する。これらの錯体は分析の結果1個または2個以上の陰イオン性ペンタ配位 珪素原子を含有することが判明している。
ペンタ配位珪素錯体についてはすでに報告されている。例えば、米国特許第3. 455.980号はエチレングリコールなどのような隣位脂肪族ジオールのペン タ配位珪素錯体を開示している。しかし、この特許の開示内容は錯体をシリカか ら形成するのではなく、過剰脂肪族ジオール及びアミンの存在において式(R’  0) 4 S iで表わされる化合物から形成するという点で本発明とは異な る。さらに、この特許に開示されているペンタ配位珪素錯体の構造は本発明が開 示する錯体の構造とは異なる。
米国特許第4.632.967号、第4.577、003号及び第4.447. 628号もペンタ配位珪酸塩に係わるが、いずれも本発明のものとはその構造を 異にする。
一般に、公知技術は単量形テトラ配位珪素錯体からは単量形ペンタ配位珪素錯体 だけが、(例外なくポリアルキルシロキサンによって架橋されている)二量形初 発物質からは二量形錯体だけが得られることを教示している。しかし、実際には 二量形錯体を形成するに充分なジオールが添加されるという条件下で単量形ペン タ配位珪素が形成されるのである。
論文”Penjxeoordinxte 5ilicon Detiyx目ve s、IV、’^Ik7Iammoniui 5iliconate 5ans  Derived frost A11phajic 1゜2− Dials ”  [C,L、 Fr7e、 J、 Am、 Chem、 Soc、 92 :  5.1204−1210(+970) ] には本発明の珪素系化合物と似た、 ただし構造の異なる珪素系化合物が開示されている。
ほかに本発明の背景と関連づけることのできる刊行物としては次のようなものが ある: “C7clic Pentiox75iliconate5どR,R, Holmeg et al、、Phosphorus、 5ulfur and  5ilicon and the Re1ated Elements 42  : 1−13 (1989) ; “ReactionoI Grignar d Reagenjs WHh Dianionic Hexxcoordin ated 5i1icon Col1lpIexes : Org++nosi licon Compounds from 5ilicaGel、”A、 8 oudiIl、 et at、、Anger、 Chem、 lnL Ed、  Engl、 25 (5) : 474−475 (1986) ; ”Rea ction of Catechol with Co11oidalSili ca and 5ilicic Ac1d in Aqueous Ammon ii、” D、W、Batnam、 Inorganic Chemistry  II(6) : 1424−1429 (1972) ;及び“Pe山coo rdinate 5ilicon Comp+o+nds、 V、 ” Nov el 5ilatrane ChemistB、−C,L、 Fr7e、 ef al、、 J、^m、Chew、Soc、93(25) :6805−6811  (1971)。
シリカの反応性利用に関する研究やペンタ配位珪素錯体の調製に関する研究はす でになされているが、有用な珪素化合物の新規及び改良製法に対する需要は未だ 満たされていない。
本発明は新規のペンタ配位珪素錯体、シリカを原料とするその製法、及びこれら の錯体を介してシリカを種々の有用な珪素化合物に変換する方法を提供せんとす るものである。
同様に、ジオールの存在において塩基と反応させることによりアルミナ(A E  20 a )をも可溶性錯体に変換できることも発明者等の知見である。
本発明の目的はシリカを初発物質として使用して有用な珪素含有化合物の調製を 可能にすることにある。
本発明の他の目的はさらに反応させることによって多種にわたる有用な珪素化合 物を生成させることができる珪素含有化合物を得ることにある。
本発明の他の目的はシリカを初発物質とし、簡単で安価な反応を利用する可溶性 の珪素系化合物質の製法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的はこのアプローチを他の金属酸化物アルミナに応用でき ることを立証することにある。
詳しくは後述するように、本発明の上記及びその他の目的はシリカまたはアルミ ニウムを塩基の存在において脂肪族ジオールと反応させることによりペンタ配位 珪素錯体またはアルミニウム錯体を生成させることができるという発見によって 達成された。これらの錯体はさらに他の化学反応によって比較的容易に機能化さ れ、これによって有用な珪素及びアルミニウム含有化合物を生成させることがで きる。精製及び加水分解により、これらの化合物を直接利用して高純度のシリカ またはアルミナを形成することができる。加熱すれば、これらの化合物は広範囲 のガラス及びセラミックスの先駆物質となる。種々の配位子を利用する配位子交 換または種々の陽イオンと利用する陽イオン交換により、脂肪族グリコールとシ リカまたはアルミナの反応からの初期生成物を他の生成物に交換することもでき る。
一般に、珪素またはアルミニウム錯体を生成させる本発明の反応は下記の図式で 表現することができる。
ただしXは0または1、各RはH,OH,C,、アルキル。
o−c アルキル、Cアルケン” 6−12アリール、Cl−62−6 ト6ヒドロキシアルキル、C1−6チオアルキル、C2−12アルコキシアルキ ル、C3−20ヘテロアロマチツク、及びこれらの複合体からそれぞれ独立に選 択され、R基は例えばS i、 S n。
Ge、Pなどのような非炭素元素を含有することもでき、TはHまたは Yはカチオン性、多くの場合モノまたはシカチオン性であるが二量体を結合して クラスタを形成する高電荷陽イオンであってもよい。
上記反応の生成物は単量形(T=H)または二量形(T=H以外)の珪素錯体ま たはアルミニウム錯体である。上述したように、この生成物を他の配位子または 陽イオンを含む化合物と反応させると配位子または陽イオンを交換された生成物 が得られる。上記反応の生成物は例えば標準的な手順を踏んで他の有用な珪素ま たはアルミニウム含有化合物またはセラミックスに変換することも可能である。
発明の詳細な説明 本発明は塩基の存在においてシリカまたはアルミナを脂肪族ジオールと反応させ ると同時に、反応中に形成される水を除去することにより、比較的マイルドな反 応条件下でシリカまたはアルミナを珪素またはアルミニウムの錯体に変換できる との所見に基づくものである。この反応から多くの場合高収率で珪素錯体または アルミニウム錯体が生成する。
下の図式は本発明の錯体を形成するためのシリカを初発物質とする反応例及び種 々の有用な珪素含有生成物を得るための幾つかの2次的反応を示す: ゼオライト状生成物に至る 低温工程 初発物質である脂肪族グリコール、シリカまたはアルミナ。
及び塩基は例えばSigmx Chemicsl CompxBやAldric h Chemicif Coa+pxn7のようなメーカーから入手するか、あ るいは入手可能な初発物質及び公知の反応を利用して合成すればよい。
要約すれば、過剰モルの脂肪族ジオールをシリカまたはアルミナ及び塩基に添加 し、過当な溶剤を加え、この混合物を反応させる。反応は溶剤としての過剰反応 物質中で進行させることができる。ジオール:シリカ:塩基のモル比は通常3− 5 :1−3 :1−3. ジオール:アルミナ:塩基のモル比は通常3−7  :1−3 : 3−9である。
反応に使用する塩基で最も好ましいのはアルカリ金属の水酸化物または酸化物、 例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化セシウムな どである。一般に最終生成物中の陽イオンYを提供するのはこの塩基である。
最終生成物中に存在する陽イオンは本発明との関連で比較的重要ではない。発明 者等の所見によれば、陽イオンに課せられる条件は特になく、本発明の目的にか なった種々の陽イオンから任意のものを選択することができる。ただし、条件が 不適当であれば遷移金属陽イオンの多くは還元されるから、この点に留意して反 応条件を選択しなければならない。陽イオンはアルカル金属またはアルカリ土類 金属から得ることが好ましいが、その他の化学物質から得ることも可能である。
珪素錯体中の陽イオンとして作用する他の化学物質の例として第4塩を挙げるこ とができる。適当な第4塩は下記の一般構造式で表わされる: R’EX ただし、EはN、Pまたはsb 、各R′はCl−4アルキル。
Xは水酸化物または水との反応でOH−を発生する化学物質などのような陰イオ ンである。
2+ 2+ 2+ 2+ 二価陽イオンの例としてMg 、Ca 、Ba 、Ni 。
及びCo2+がある。
使用されるジオールは下記式で表わされるものであればよい: ただしXは0または1、各RはH,OH,C,−6フルキル。
C1−6アルコキシ、C2−6アルケン” 6−12アリール、C1−6ヒドロ キシアルキル、C1−6チオアルキル、C2−12アルコ合体から選択され、R は1個または2個以上の(好ましくは1−3個の)非炭素元素、例えばSi、S n、Ge、Pなどを持つことができる。
アルキル分は直鎖、分岐、及び/または環状である。アルキル分の例として、メ チル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロペンチル、2−メチルブチルな どが挙げられる。
アルケン分は直鎖2分岐、及び/または環状である。アルケン分の例として、3 個以上の炭素原子を有する上記アルキル基の(可能なら)モノ、ジ、及びポリ不 飽和類似体が挙げられる。
アリール基は一般的には6乃至12個の炭素原子を有する芳香族炭化水素分であ る。アリール基はジオールに直接結合するか、または媒介アルキル分を介して結 合する。アリール基は例えばベンジル、フェニルなどである。
ヒドロキシアルキル基は1個または数個の(好ましくは1−3個の)水酸基で置 換された直鎖9分岐、及び/または環状Cアルキル基であればよい。例えば、1 −ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシプロピルなどであ る。
チオアルキル基は硫黄原子を介してジオールに結合している直鎖2分岐、及び/ または環状Cl−6アルキルであればよい。例えば、硫黄原子を介してジオール に結合している上記アルキル分のいずれかである。
アルコキシアルキル基は2乃至12個の炭素原子を有するエーテル分であり、例 えば、メトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエチルなどである。
ヘテロアロマチック基は1個または2個以上の(好ましくは1または2個の)へ テロ原子(好ましくはO,N、及び/またはS)を有するC 基(好ましくはC 3−g)であればよく、例えばピリジン、チオフェン、ピラジン、トリアジンな どから誘導される基である。
ジオールは不飽和か、または1−3個の非水素置換基によって置換されているこ とが好ましい。好ましい置換基はC1−6アルキルまたはC2−6アルケニルで ある。また、置換基は錯体のそれぞれ別々の炭素原子に位置することが好ましい 。
反応条件下における配合禁忌、立体的高密度、及び/または不安定性に鑑み、好 ましくない置換基組合わせがある。当業者ならば合成に関する標準的な知識及び /または一連の実験に基づいてこのような組合わせを知ることができるであろう 。
光学活性ジオールの場合、反応に使用する前にジオールを分割するか、またはラ セミ化合物の混合物として使用すればよい。同様に、光学活性炭素原子を有する ジオールを使用することによって形成された最終生成物は精製の過程で分割する か、または立体異性体の混合物として使用すればよい。
ジオールとしては隣位ジオールが好ましい。ただし、状況によってはジオール配 位子のフレキシビリティ−に応じて水酸基がジオールに1,3配向を有すること ができる。
反応にはいかなるグレードまたは形態のシリカでも使用できる。好ましいシリカ はできるだけ有機不純物の少ないIQ−400メツシユである。ただし、海浜の 砂でも使用できる。
アルミナもグレードや形態に関係なく反応に使用できる。
好ましいアルミナは1G−400メツシユである。
4シリカまたはアルミナを初発物質とする上記基本反応は覆々の溶剤を使用して 行うことができる。好ましい溶剤はエチレングリコール、2−アミノエタノール 、アミルアルコール。
2−エトキシエタノールなどのような高沸点アルコールである。ただし、その他 の溶剤、例えばDMSO,スルフオラン。
N−メチルピロリドンなども使用できる。
反応は周囲温度以上の温度で進めるのが普通であるが、好ましくは使用する溶剤 の沸点で進行させる。多くの場合、温度範囲の上限は約200℃である。約3f l’〜170℃が好ましく、約80℃乃至150℃が最も好ましい。
反応中に形成される水は形成と同時にほとんど完全に除去しなければならない。
経験に照らして、水を除去しなければ例9において後述するように、本発明の生 成物は得られない。
脱水は共沸蒸留によって行うのが便利であり、共沸脱水できる正確な温度が使用 する溶剤及びその他の条件に応じて異なることは合成化学の専門家の容易に理解 するところであろう。
脱水は公知の脱水剤または標準的な透膜方式を利用して行うこともできる。
反応は数分間(例えば20分間)から必要に応じて2−4日間にわたって進めら れるのが普通である。
最終生成物は冷却されて沈殿物として反応混合物から分離されることが多いが、 反応混合物中に溶解したままとなる場合もあり、この場合にはアセトニトリルの ような非溶剤を添加して沈殿させねばならない。種々の標準的な方法を利用して 生成物を分離し、精製すればよい。例えば、生成物を溶剤に溶かし、濾過し、濃 縮し、結晶させればよい。この結晶生成物を適当な溶剤系から再結晶させればよ い。状況によっては所期生成物の精製を助けるためカラムクロマトグラフィーな どのような精製処理を施さねばならない場合もある。
好ましい実施例ではアルカル金属の水酸化物または酸化物の存在においてエチレ ングリコールをシリカと反応させることにより、下記のような二量形ペンタ配位 珪素錯体を生成させる。
その他の好ましい反応物質などを下の表に列記する:浄書(内容に変更なし) 1.トエタンジオール 11f011)IRQCIICll、011 1旧O6 M S + 2 (OεII、 CIl、 Of sグリセロール 11011  110cIIICI!ON I・・−261II、 li、 foci、 C RICI、 0111G) 。
1、トブロバンジオールMOB ll0cII、 CHI、 OH]@・市・  M2S12foci、 Cl1(CR,10) 51、トプロパンノオール I Ioi Racs1ε+1!1+11 …−m M、 Si!10cl+、 C R,C1l、 [+141−アミノ−L3 110Rll0cR,Cl12ON  l旧O・ M!St!fOcIIzelf(C1l 、 IIR,10) 。
特定の反応物質に適用される基本反応パラメータの詳細については例において後 述する。
上記反応で生成物が形成されたのち、生成物を上述のように精製するか、または 必要に応じてそのまま他の生成物に変換すればよい。珪素またはアルミニウム錯 体はHCQ、無水酢酸、塩化アセチル、追加のシリカまたはアルミナなどのよう な種々の反応物質で処理すればよい。この処理の結果、そのまま実用的なアルミ ニウムまたは珪素含有化合物が生成する。このようにして得られる珪素化合物は 例えばSi (QCHCHO) 、5iC1! 、Si (OAC) 、(加熱 によって得られる) Si C,結晶性珪素含有化合物(例えば石英)、ゼオラ イト状生成物、中性珪素含有ポリマーなどである。アルミニウム含有化合物とし てはアルカリ土類アルミネートガラスやセラミックスなどが挙げられる。
例6で後述するような交換によって得られるイオンポリマーは電子ディスプレイ 用、非線形光学用、及びバッテリ用の透明電極を製造するためのコーティング可 能なイオン伝導材として利用できる。
珪素またはアルミニウム錯体を初発物質とする上記反応のほかに、交換反応を利 用することもできる。配位子交換反応においては、錯体を形成するために使用さ れるジオールとは異なる過剰量の配位子で錯体を処理する。反応の過程で最初に 使用された錯体中のジオールに新しい配位子が取って代わる。
上記反応の代りに、またはこれと並行して、珪素またはアルミニウム錯体を初発 陽イオン性化合物とは異なる過剰量の陽イオン性化合物と接触させることにより 錯体に陽イオン交換反応を作用させる。例えば、初期反応に水酸化カリウムを使 用する場合、アンモニウム塩との交換反応を利用すればカリウム陽イオンをアン モニウム陽イオンで置換することができる。ただし、この反応を進める際には錯 体中の環状ジオキシ分を臂開するような状態、特に酸性状態を避けるように留意 しなければならない。交換反応についても具体例の項で後述する。
シリカではなく A Q 20aを金属酸化物反応体として使用する場合にも同 様の方法及びアプローチを利用すればよい。
以上に本発明を概説したが、さらに幾つかの具体例に沿って詳細に説明する。な お、以下に述べる具体例はあくまでも説明のためのものであり、本発明を制限す るものではない。
A、概論 1、方法 操作はすべて外部から水分が侵入しないように注意深く行われた。悪気性物質は 標準的なシュレンク及びグローブボックス技術を利用して扱った。TMSを基準 としてCD30D中でIH913C及び29Siスペクトル NMRスペクトル を観察した。化学物質はすべて標準的なメーカーから購入し、ジオールを除いて いずれも使用前に窒素雰囲気中で蒸留した。
2、設備 IBM FTIR−44分光光度計で赤外線スペクトルを記録した。また、Va rian 300 MH!分光計で核磁気共鳴データを集めた。テネシー州ノッ クスビルのG11braith Laboratoriesによって元素分析が 行われた。
B、材料 40Gメツシユのシリカゲル(0,23モル)13.8g及び水酸化カリ(85 %) 14.8g (0,26モル)を500mL丸底フラスコに注入した。( Mg/MgI2から)蒸留したばかりのEtOH125mL及び蒸留エチレング リコール250mLをフラスコに加え、混合物を沸騰するまで加熱した。エタノ ール分を蒸留して反応中に形成された水を(共沸混合物によって)除去した。
次いで、溶液が均質な様相を呈するまで混合物をさらに加熱した。この過程でシ リカに部分的な溶解が認められた。蒸留を続けることにより過剰エチレングリコ ール及び反応中に形成された水の大部分を除去した。蒸留の過程でシリカの大部 分が溶解した。冷却すると、残留している無色液体が粘着性の白色固形物となっ た。この固形物を蒸留したばかりのメタノール350mLに加え、セライト被覆 フリットによって濾過した。濾液を真空中で〜20 mLまで濃縮してから無水 アセトニトリルをゆっくり加えて細かい白色粉末を沈殿させた。沈殿物をガラス フリットに集め、アセトニトリル200mLで3回にわたって洗浄した。メタノ ール及びアセトニトリル/エーテルから再結晶させて純白粉末を得、これを真空 乾燥した。その結果、90g (0,21モル)の生成物を得た。即ち、収率9 0%を達成した。NMR: ’H,3,4ppm+ (溶剤ピーク下);13C ,61,1,64,3ppm ; ”Si 、−103,0ppm、元素分析、 計算値(実測値)%C,27,53(27,631;%H,4,98(4,64 ) ;%Si 、 13.60 (12,92) ;%に、 17.84(17 ,99) ;差分%0,37、01 (36,81)。
2、機能性の珪素含有化合物の製造 純粋な無水酢酸にK Si (OCH2CH20)5をゆつくり添加し、加熱す ると、反応冷却後KOAcを濾過することができる。塩化アセチルを使用しても よい。真空下で過剰無水酢酸及び1.2−エタンジアセテートを除去すると、S i (OCCH3)4として定性できる白色固形物が得られた。
2つのHCQ等価体で処理し、次いでKCtを濾過すると実験式がSi (OC RCH20)2の中性のテトラ配位高分子珪素化合物が分離され、これが中和の 過程で形成された過剰エチレングリコールと平衡関係にあって開環ジオール、例 えばSi (OCHCH20) 2 (OCH2CH20H)2を形成し、この 開環ジオールはシリカ含有ガラスのゾルゲル処理用としてSi (OEt)4の 代りに使用できる。比較的高い濃度においてS i (OC82CN20) 2  (OCR20H20)2化合物はレオロジーを過剰エチレングリコールまたは 溶剤の除去によって制御できるオリゴマー/ポリマー形態と平衡して、珪素含有 セラミックスの先駆物質となり得るコーティング可能な、または紡績可能な物質 を形成する。
ポリシロキサン合成の専門家に公知の技術を利用すればこれらの4配位珪素含有 化合物をその他の珪素含有化合物の先駆物質として利用できる。
シIJ 力5.001 (0,083%fiv)及びLi OH1,98g ( 0,083モル)を使用し、カリウム誘導体に使用するのと同様の方法を採用し た。すぐには溶けない生成物の“高分子”部分を1〜2日の間メタノール中で撹 拌した結果、定量的に溶解した。
得られたメタノール可溶性の物質をメタノール及びアセトニトリル/エーテルか ら再結晶させ、真空乾燥した。その結果26、2g (71ミリモル)の生成物 を得た。即ち、85%の収率13 、29 を達成した。 C,61,2,64,411111m 、Si 、−102,9 ppm。
Na OHを3.33g (83ミリモル)使用したことを除けばカリウム塩の 調製について述べたのと同じ手順を踏んた。ここでも1〜2日間にわたりメタノ ール中で撹拌し、完全な溶解を見た。メタノール可溶物質を上述のように再結晶 させ、真空乾燥した。その結果26g (75ミリモル)の生成物を得た。
即ち90%の収率を達成した。NMR(CD30D): ’H。
3J6ppm ; 13C,63,2ppm ; 29Si、−103,3pp m0Cs OHを8.74g (83ミリモル)使用したことを除けばカリウム 塩の調製について述べたのと同じ手順を踏んだ。この場合には生成物がエタノー ルに完全溶解した。アセトニトリルを添加することにより生成物を沈殿させた。
シリカはほとんど全部溶解したが、分離した収量は僅かに53%であった。
NMR(CD OD) : ’H,3,4ppm(溶剤ピーク下);I3G、  63.2ppIl; ”S i、 −103,lppm。元素分析、計算値(実 測値)%C,20,72(21,06) ;%H,3,63(3,83) ;% 5i11、511 (Il、 21) ;%Ct 、 39.38 (38,1 14) ;差分%0.27.32(27,06)。IR(グリコール)υO−H = 3300゜6、エチレングリコールとのピナコール交換に、、Si 2 ( OC82CH20) 51.5g (3,46ミリモル)を(溶剤として添加し た)蒸留したばかりのピナコール80 mLと混合し、反応混合物をN2下で加 熱した。混合物が溶融し、シリコネートが溶解し、さらに、エチレングリコール とピナコールの混合物65mLが蒸留されるまで加熱を続けた。
冷却すると、残留の液体が白色固形物となった。50mLのアセトニトリルで2 回にわたって過剰ピナコールを洗い流した。
残った白色の物質をメタノールに溶かし、上述の例のように再結晶させた。収率 はほぼ定量的であった。生成物はに2S+ (OCMe 2 CMe 20)s であると考えられる。NM、1 .13 R(CD OD) 、H,3,4ppm(溶剤ピーク下)、C175,8,26 ,5,25,9ppm ; 29St、−109ppm0に2Si 2 (OC 82CH20) 55.0g (11,5モル)を(溶剤として添加された)蒸 留したばかりの1,3−プロパンジオール5hLと混合した。反応混合物をNz 下で加熱した。シリコネートが溶解し、エチレングリコール及びプロパンジオー ルの35mL混合物が蒸留されるまで加熱を続けた。
残留溶液を冷ジエチルエーテル50mLに注入した。生成物はフラスコ底に油状 に残った。この油状生成物を50mLシュレンクフラスコに注入し、真空乾燥し て透明なガラス状固形物を得た。この固形物をMe OH15a+Lに溶かし、 アセトニトリル70mLに注入することによって沈殿を形成し、これをミ、l ディアムフリットで濾過した。NMR(CD OD)、H。
1.75クインテット、1.74クインテット、3.35s 、3.66)リプ レット、3.67)リプレット、5.13sppm ; 13C,60,0及び 36.3.29 ppm 、S i、 −107,2ppm、生成物は部分的に高分子構造である 場合がある。
L+ 、、Si 2 (OCR2CH20) 55.0g (13,5ミリモル )をエチレングリコール50mLと混合した。リチウム塩が全部溶解するまで溶 液を撹拌しながら加熱した。次いで蒸留したばかりのPEG4 (テトラエチレ ングリコール) 40mLを添加した。過剰エチレングリコールを蒸留して透明 な黄色溶液を得た。減圧下の蒸留によってPEG4 2OmLを除去した。
次いでEI OH4hLを添加し、さらにアセトニトリルを添加することによっ て粗製のガラス状ポリマー生成物を沈殿させ、これを濾過し、真空乾燥した。1 3CNMR(CD 0、+3 D) 、C,?3.6.71.3.64.3及び62.1がこの粗製物質の特徴 であった。末尾2つのピークはエチレングリコールが残留していることを示唆し ている。構造は高分子構造である。
下記反応を試みた。
EIO)I B、to+2sio2+ 5HOCH2CH20H−Bl [Si 2(OCH 2CH20) 5]+H20 室温において500mLシュレンクフランクフラスコ中OHOH25OにBl  06.38g(4,16Xl0−2モル)を溶解させた。次いでこの溶液に40 0メツシユSi 02 5.(10g(8,32xio モル)及びエチレング リコール11.6mL (d = 1.114g/mL ; 0.208モル) を添加した。
エタノール約15hLを蒸留してBl (OCH2CH20)を形成し、次いで エタノール100+aL以上を添加し、この懸濁液を16時間にわたって還流さ せた。次いでエタノールの大部分を残留して除くと、白色の粘着性懸濁液が残留 した。残留する溶剤を真空下で除去した。白色残留物をメタノール250meで 処理し、1時間にわたって撹拌した。初期残留物の一部は不溶性であった。この 不溶性部分をフリットフィルタによる濾過によって回収し、メタノールで洗浄し 、真空乾燥した。その結果、未反応シリカがほぼ定量的に回収された(4゜9g )。メタノール溶液から真空下に溶剤を除去すると、極めで濃い液体が残渣とし て残った。これを少量のエタノール(〜201)溶解させ、アセトニトリル60  mLで処理し、白色の細かい生成物沈殿を得た(8.99g)。回収生成物は [Bl 1 (OCHCHO)]の構造と一致した。 H及び13CのNMRスペクトル (CD30D)は次のようなピークを示1 .13 した。 Hnmr :3.62ppm ;5.35ppm 、Cnmr :64 .80ppm。
10、グリコール酸アルミニウムの合成Art 2035g (o、 049モ ル)及び水酸化リチウム7.03g(0,294モル)を50OmL丸底フラス コに注入した。次いでエチレングリコール25hL及びエタノール60m Lを 添加した。
混合物を加熱し、先ずエタノール/水共沸物質を蒸留して除いた。蒸留によって エチレングリコールの大部分が除去された。この系を冷却し、−晩にわたってN 2下に放置した。12時間後、白色固形物が得られ、これをメタノールで処理し た結果、固形物はほとんど完全に溶解した(僅かに濁りが見られたが6セライト で濾過することにより濁りが除かれた)。
白色固形物が沈殿し始めるまで溶液の容積を真空下で縮小させた。アセトニトリ ルを添加することによって沈殿を完了させ、次いで生成物を濾過し、真空乾燥し た。収率は定量的で、1 あった。NMR(CD OD) 、H,3,51tppi及び5.1199m  ; ’C,64,32ppm。
以上に本発明を説明したが、当業者には明らかなように、本発明の思想または範 囲を逸脱することなく多様な変更を加えることができる。
要 約 書 Xが0または1. TがHまたは であり、各Rがそれぞれ独立にH,OH,C,−6アルキル。
Cアルケン” 6−12アリール’ C1−6ヒドロキシアルキル、Cl−6チ オアルキル、C2−12アルコキシアルキル、C3−20ヘテロアロマチツク及 びこれらの組合わせから成る群から選択され、RがSi、Ge、Sn、Pなどの ような非炭素元素の1個または2個以上の原子をも含むことができ、Yが陽イオ ンであるとして式 を有する珪素またはアルミニウム錯体を、シリカまたはアルミナを反応中に形成 される水を除去しながら、塩基の存在においてジオールと反応させることによっ て調製する。シリカまたはアルミナを初発物質とするこの錯体の製法、及びこの 錯体を他の珪素またはアルミニウム含有化合物に変換する方法を開示する。
手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 平成3年特許願第508042号 2、発明の名称 珪素及びアルミニウムの錯体 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 アメリカ合衆国、98195 ワシントン州。
シアトル、フルーグ ホール 300゜5、補正命令の日付 平成5年6月15 日(発送日)6、補正の対象 浄書した明細書第22頁の翻訳文7、補正の内容  別紙の通りタイプ印書により浄書した明細書第22頁の翻訳文を特許法施行規 則(様式52〉に従いA4版にて作成し補充します。
国際調査報告

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.xが0または1;各RがH,OH,C1−6アルキル,C1−6アルコキシ ,C2−6アルケン,C6−12アリール,C1−6ヒドロキシアルキル,C1 −6チオアルキル,C2−12アルコキシアルキル,C3−20ヘテロアロマチ ック,及びこれらの組合わせであり、前記R基のそれぞれがSi,Ge,Sn及 びPから成る群から選択された元素の原子を1個または2個以上含有し; TがHまたは ▲数式、化学式、表等があります▼ であり、Yが陽イオンである ことを特徴とする式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる錯体。
  2. 2.各Rがそれぞれ独立にメチル基またはHである請求項1記載の錯体。
  3. 3.すべてのRがHである請求項1記載の錯体。
  4. 4.Tが ▲数式、化学式、表等があります▼ である請求項1記載の錯体。
  5. 5.珪素錯体において、Yがアルカリ金属陽イオンである請求項1記載の錯体。
  6. 6.珪素錯体において、YがCs+であり、TがHである請求項1記載の錯体。
  7. 7.珪素錯体において、Yが2Na+,2Li+または2K+であり、Tが ▲数式、化学式、表等があります▼ である請求項1記載の錯体。
  8. 8.K2Si2(OCH2CH2O)5,Li2Si2(OCH2CH2O)5 ,Na2Si2(OCH2CH2O)5,BaSi2(OCH2CH2O)5及 びCaSi2(OCH2CH2O)5から成る群から選択されたことを特徴とす る珪素錯体。
  9. 9.珪素またはアルミニウム錯体の製法において、xが0または1,各Rがそれ ぞれ独立にH,OH,C1−6アルキル,C1−6アルコキシ,C2−6アルケ ン,C6−12アリール,C1−6ヒドロキシアルキル,C1−6チオアルキル ,C2−12アルコキシアルキル,C3−20ヘテロアロマチック及びこれらの 組合わせから成る群から選択されるとして式▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物とシリカまたはアルミナを塩基の存在において反応させ、反 応中に形成された水を除去して珪素またはアルミニウム錯体を生成させ、この錯 体を回収することを特徴とする珪素またはアルミニウム錯体の製法。
  10. 10.前記反応を約20℃乃至約200℃の温度において進める請求項9記載の 製法。
  11. 11.前記水を蒸留によって除去する請求項9記載の製法。
  12. 12.前記水を共沸蒸留によって除去する請求項11記載の製法。
  13. 13.前記反応で生成する錯体を濾過及びこれに続く再結晶処理によって回収す る請求項9記載の製法。
  14. 14.前記水を脱水剤との反応によって除去する請求項9記載の製法。
  15. 15.前記水を膜透過によって除去する請求項9記載の製法。
  16. 16.TがHまたは ▲数式、化学式、表等があります▼ であり、Yが陽イオンであるとして、前記錯体が式▲数式、化学式、表等があり ます▼ を有する請求項9記載の製法。
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