JPH05508324A - ハイブリッド形態の新規可溶性、非開裂性gp160変異体 - Google Patents

ハイブリッド形態の新規可溶性、非開裂性gp160変異体

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JPH05508324A JP4509833A JP50983392A JPH05508324A JP H05508324 A JPH05508324 A JP H05508324A JP 4509833 A JP4509833 A JP 4509833A JP 50983392 A JP50983392 A JP 50983392A JP H05508324 A JPH05508324 A JP H05508324A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ハイブリッド形態の新規可溶性、 非開裂性gp160変異体 本発明は、後天性免疫不全症候群(AIDS)を発生させるウィルスに対して、 免疫保護応答を誘導することができる新しい分子の製造に必要とされる手段を構 成する方法に関する。
個体において、この病気は、HIV (ヒト免疫不全ウィルス)レトロウィルス によるT−ヘルパーリンパ球の感染に引続いて、発生する。現在までのところ、 これらのレトロウィルス類は、2つの主なタイプに分類されている:基本的にヨ ーロッパおよび北米で猛威を振るっているHIV−1タイプと、アフリカでの感 染に特徴的なHIV−2タイプとにである。同一タイプ内でも、H■Vレトロウ ィルス類は、互いにある程度の多様性を示す。
この多様性は、例えば、細胞栄養特性の相違により、または互いに僅かに異なる ウィルス蛋白質により、特徴付けられる。この理由から、特定のHIVレトロウ ィルスに言及する必要がある場合には、“ウィルス株”という語を使用すること が好ましい。
一般的ニ言って、HIVレトロウィルス類は、以下の構造を有している。ニゲツ ムRNA分子および種々の結合する蛋白質は、蛋白質性のキャプシド(ヌクレオ キャプシド)により、囲まれている(encapsulated) 。その全体 は、ウィルス起源のエンベロープ蛋白質を組み込んだ細胞起源の膜により、保護 されている。
種々の形態のこのエンベロープ蛋白質は、現在エイズに対するワクチンの有望な 治療成分であると考えられている。
自然的な条件下では、エンベロープ蛋白質(env )は、当初そのN−末端に シグナル配列を含む前駆体の形態で合成される。このシグナル配列は、前駆体か ら小胞体(分泌経路)への通過を開始させる。このシグナルペプチドは、次いで 蛋白質分解切断により、除去される。この切断の生成物は、gp160と呼ばれ る蛋白質であり、これは、それ自身引続いて切断されて、gp40という小サブ ユニットとgp120という大サブユニットとになる。gp120のN−末端は 、gp160のN−末端に対応し、一方gp40のC−末端は、gp160L: vC−末端に対応する。
これらのサブユニットのそれぞれは、感染した細胞から分泌される。しかしなが ら、gp40は、そのトランスメンブラン ドメインを介して、細胞膜に固定さ れている。そのC−末端部分(細胞質内ドメイン)は、細胞質と接触し続けるの に対し、そのN−末端部分(細胞質外ドメイン)は、細胞表面に位置する。gp 120サブユニットは、細胞外に放出されて、gp40サブユニットの細胞外ド メインと相互作用する。エンベロープ蛋白質の2つのサブユニットは、かくして 、コンプレックスの形態で、関連し続ける。
種々のウィルス株のenv蛋白質の前駆体のアミノ酸配列は、現在知られている 。例えば、図1は、ウィルス株HIV−I Bru、HIV−I MN、HIV −IELI、HIV−I RF、HIV−I 5F2CおよびHIV−I SC のgp160蛋白質の前駆体の配列を示す。同様に、図2は、ウィルス株HIV 、−2R。
dのgp160蛋白質の前駆体の配列を示す。
これ以降の記載においては、理解を容易とするために、ウィルス株HrV−I  Bruのgp160以外のgp160蛋白質の配列は、ウィルス株HIV−3, Bruのgp160 (以後gp160−Bruという)の配列を参照しつつ、 説明する・ a) g 1) 160−B r uは、831個のアミノ酸を有しており、こ れらは、1から831までの番号を付されている。さらに、gp120−Bru は、gp160−Bruの最初の486個のアミノ酸の配列に対応する。
一方、gp40 Bruは、487位のアミノ酸から始まり、831位のアミノ 酸で終わる配列に対応する。
b) 他の種類のgp160の配列は、最大の相同性を示す様に、gp160− Bruの配列と並べられる。この目的のために、ギャップ(gaps)をgp1 60−Bruの配列または他の種類のgp160の配列に導入しても良い。定義 により、他の種類のgp160中のアミノ酸の位置は、gp160−Bru中の 相同アミノ酸の位置により、同様な方法で特定される。
C) その結果、ギャップが他の種類のgl)160の配列に導入された場合に は、その位置Xのアミノ酸に対応するgp160の配列中の位置Xには、アミノ 酸は、存在しない。しかしながら、このアミノ酸は、実際に存在するものと見な される。
d) アミノ酸の位置Xと位aX+1との間で、gp16’ O−B r uの 配列に1個または2個以上のギャップが導入された場合には、他の種類のgp1 60において、その位置は、少なくとも2個のサブポジションX XX5、・・ ・・・・、X (これらのそれぞれは、1個のアミノ酸により占められている) をカバーするものと見なされる。
定義により、下流の位置X は、位置Xを表す。
e) 位置1のアミノ酸の上流側において、gp160−Bruの配列に1個ま たは2個以上のギャップが導入された場合には、他の種類のgp160において は、その位置lは、少なくとも2個のサブポジション1.15、・・・・・・、 1 (これらのそれぞれは、1個のアミノ酸により占められている)をカバーす るものと見なされる。
定義により、NF2−末端の上流の位置1nは、位置1を示す。
f) gp160−BruのNF2−末端の1個乃至2個以上のアミノ酸に対応 して、他の種類のg p 160 ニ1個または2個以上のギャップが導入され た場合には、定義により、他の種類のgpiso中のN H2−末端におけるア ミノ酸は、同時に位置1および相同アミノ酸の位置を占めることに注意すべきで ある。
g) gp160−BruのC00H−末端の1個乃至2個以上のアミノ酸に対 応して、他の種類のgp160の配列に1個または2個以上のギャップが導入さ れた場合には、定義により、他の種類のgp160中のC00H−末端における アミノ酸は、同時に位置841および相同アミノ酸の位置を占めることに注意す べきである。
現在のところ、ワクチンに関しては、エンベロープ蛋白質は、治療的な観点から 、有望な候補の1っである。
しかしながら、その自然状態での長鎖構造は、実用性の点で、ハンディキャップ となる。この理由から、gp120のエピトープとgp40とのエピトープの多 くを保持するであろう単一鎖蛋白質を利用することがより好ましいと思われてき た。この種の蛋白質は、特許公報WO37/6260に開示されている。これは 、より詳しくは、非開裂性で可溶性のgp160の変異体(variant ) である。
HIV−1タイプのウィルス株の全てのgp160蛋白質は、位置483−48 6に、1または2以上の蛋白質分解酵素により認識される、いわゆる主開裂サイ ト(major cleavage 5ite )を有している。この主開裂サ イトは、Figurelに示すgp160蛋白質の全てについて同じであり、配 列Arg−G 1 u−Lys−Arg (REKR)に相当する。
蛋白質分解酵素は、この主開裂サイトの直ぐ下流を切断して、gp120および gp40を遊離する。
この開裂サイトが、そこに存在しない場合には、効率は低いものの、蛋白質分解 酵素は、いわゆる副開裂サイト(minor cleavage 5ite ) を認識し、その直ぐ下流で切断する。この開裂サイトについても、図1に示す全 てのgp160蛋白質について同じである。これは、ある研究者によれば、47 7〜479位に位置する配列Lys−Arg−Arg (KRR)に対応してお り、他の研究者によれば、475〜478位に位置する配列Lys−Ala−L ys−Arg (KAKR)に対応している。
さらに、HIV−2タイプのウィルス株のgp160蛋白質は、475〜478 位に配列Lys−Glu−Arg−Lys(KEKR)に対応する主開裂サイト のみを有していることに注意すべきである。
非開裂gp160変異体は、天然のgp160の人工的類似体である。そのアミ ノ酸配列は、主開裂サイトおよび/または副開裂サイトが除去された天然のgp 160のアミノ酸配列に対応する。この様なgp160変異体は、組替えDNA 手法により、合成することができる。
これは、天然のgp160をコードするDNAフラグメントを単離し、次いで定 方向突然変異により主開裂サイトをコードする領域を修正して、蛋白質分解作用 に対して感応しないgp160変異体をコードするDNAフラグメントを得るだ けで十分である。この様にして得られたDNAフラグメントは、次いで、上記g p160変異体を形成するに適した条件下に発現される。主開裂サイトをもはや 含まないこの様なgp160変異体を以後タイプA非開裂gl)160変異体と いうものとする。
さらに、好ましくは、副開裂サイトをコードする領域を同様な目的で修飾しても 良い。この様な条件下では、主開裂サイトおよび副開裂サイトのいずれをも含ま ないタイプA′非開裂gp160変異体が得られる。
この目的のためには、例えば、開裂サイトREKR,KEKRまたはKAKRお よび開裂サイトKRRのそれぞれを配列Asn−Glu−His−Gln (N EHQ)およびGln−Asn−Hls (QNH)により、置き換えても良い 。
さらに、gp160を溶解型として得ることも必要である。この様なgp160 は、疎水性のトランスメンブラン領域が除かれた天然のgp160に相当する。
このトランスメンブラン領域は、gp40に相当するゾーン中の659位のアミ ノ酸残基から680位のアミノ酸残基に位置する。さらに、必須ではないが、4 87位のアミノ酸残基から514位のアミノ酸残基にまで伸びる他の疎水性領域 を除去することも、出来る。
同様に、溶解性のgpi6o変異体の合成に必要な手段は、明らかに対応するD NAフラグメントを含む。これは、原DNAフラグメントの修飾により、得なけ ればならない。
公知の異なるgp160蛋白質の配列の比較により、その配列が相互に高変異性 である少なくとも3つのドメインがあることが示されている。これらの3つのド メインは、通常V1、v2およqV3ドメイン(またはループンと称されている 。
初めの2つのドメイン、vlおよびv2は、96位のシスティン残基と1711 位のシスティン残基との間に位置しているのに対し、第3のドメインv3は、2 71位のシスティン残基と306位のシスティン残基との間に位置している。
さらに、程度はより低いと考えられているものの、ある程度の可変性を示す最終 ドメインがある。これは、T−ヘルパーリンパ球のCD4レセプターへの結合部 位である;これは、はぼ340位のアミノ酸残基と440位のアミノ酸残基との 間に位置している。
どのgp160を使用するかに関わりなく、ワクチン接種実験によれば、第3の 高変異性ドメインが、適切な免疫を得るために、必要であることが判明した。し かしながら、このドメインの高変異特性の故に、実現した保護は、使用したgp 、160から派生するウィルス株に対してのみ有効であろう。
最後に、第1および第2の高可変性ドメインならびにCD4レセプター結合部位 は、得られる免疫の程度に影響する様に思われる。
一般的な有用性を有するワクチンは、世界で蔓延しているH I Vウィルス株 の多数に対する保護をヒトに与え得るものでなければならない。従って、gp1 60に基くワクチンは、個々の異なるウィルス株から得られた種々のgp160 蛋白質を含んでいなければならない。その様なワクチンを採用するためには、先 ず第一に、各ウィルス株に対応する、非開裂性で且つ可溶性のgp160変異体 の製造用の手段を構築することが適切である。
従って、第1のアプローチとして、この操作は、以下の工程を含むであろう;い ずれの場合にも、特定のウィルス株のgp160をコードするDNAフラグメン トをクローン化する;その配列を決定する;置換または欠失により開裂部位およ び疎水性領域を除(ために、このDNAフラグメントを修飾する;最後に、この 様にして修飾されたDNAフラグメントを発現に適した適切な条件下におく。こ のタイプの操作は、各gp160について繰り返さなければならないので、この 様なワクチンの調製は、長時間を要し、高価になるものと予測される。
さらに、ウィルス株は、時間の経過とともに、例えば変異により、変化すること がある。特定の時期に世界の特定の地域で感染の主な原因となっている特定の株 は、感染菌としては、力が弱まり、他の特定の株がこれにとって代わる。従って 、ワクチンを疫学的条件に急速に適合させ得ることが重要である。本発明に関し ては、可能な限りの短時間内にgp160変異体を入手し得ることが重要である 。
この目的のために、問題となっているウィルス株の如何に関わらず、適切なgp 160変異体を得るための新しい方法が、見出された。第1のウィルス株から得 られる非開裂性で且つ可溶性(soluble )のgp160変異体の製造用 の発現カセットが入手可能となりさえすれば、第2のウィルス株のgp160を コードするDNAフラグメントの完全なりローン化を回避しつつ、第2のウィル ス株に由来する同様な変異体を得ることを可能にし、さらにこれから得られるで あろう改良を可能にする。
従って、本発明は、非開裂性で且つ可溶性のgp160変異体の前駆体または非 開裂性で且つ可溶性のハイブリッドgp160変異体をコードするDNAユニッ トを含む発現カセットを構築する方法を提供する。この変異体は、以下のアミノ 酸配列を備えている:1) 第1のHIVウィルス株のgp160から得られ且 つこのgpiso中においてX位のアミノ酸からY位のアミノ酸までの間に位置 する第1の領域(ここに、Xは1〜271の数であり、Yは306〜482の数 である); ii) 第2のHrVウィルス株に由来するタイプAの非開裂性で可溶性のgp 160変異体から得られ且つこのgp160変異体中においてY+1位のアミノ 酸からC−末端のアミノ酸までの間に位置する第2の領域(ここに、Yは上記に 定義した通りである);および1ii) Xが1以外の数である場合には、上記 第2のHIVウィルス株のgp160から得られ且つこのgl160中において 1位のアミノ酸からX−1位のアミノ酸までの間に位置する第3の領域(ここに 、Xは上記に定義した通りである)。
また、上記のDNAユニットを含む発現カセットを得るための本発明方法は、以 下の工程を備えている:a) 上記第1の領域をコードするDNAフラグメント をクローン化する工程;および b) 上記a)工程においてクローン化されたDNAフラグメントを以下の構成 を有するカセットの1つのサイト(site)に挿入する工程: m) 該サイトの上流側にあり、以下の配列を有するもの: i) プロモーター、 ii) 翻訳開始コドン 1ii) 必要ならば、シグナルペプチドをコードする第1のDNA領域、およ び iv) Xが上記に定義した数であるが1以外である場合には、上記ハイブリッ ドgp160変異体のアミノ酸配列の上記第3の領域をコードする第2のDNA 領域;および n) 該サイトの下流側にあり、以下の配列を有するもの: i) Yが上記に定義した数である場合には、上記ハイブリッドgp160変異 体のアミノ酸配列の上記第2の領域をコードする第3のDNA領域、および ii) 翻訳停止コドン。
この様な発現カセット(expression cassette )は、異種 の発現システムにおいて可溶性で、非開裂性のハイブリッドgp160変異体の 製造を可能とするために、不可欠のツールである。
本発明の方法によれば、上記第1領域をコードしているDNAフラグメントは、 一般に用いられている任意の方法に従ってクローン化することができる。しかし 、HIVウィルスの上記第2株に感染された細胞のゲノムDN A (geno mic DNA)から始まるPCR技術を使用すれば、当該クローニングがより 有利に実施され得ることは注目に値する。クローン化されたDNAフラグメント は、カセット(cassette )に最初から存在しているか、又は例えばポ リリンカー(polylinker )を適宜使用してこの目的のために作成さ れた制限サイト(restrictionsites)において挿入(1nse rtion)される。該方法の説明は、以下の実施例にて示す。
“ある種類のポリペブタイドをコードしているDNAユニット(DNA uni t )”とは、5′位の第1コドン及び3′位の最終コドンに、それぞれポリペ ブタイドのN−末端位の最初のアミノ酸及びC−末端の最後のアミノ酸をコード しているDNA分節(segment)を意味する。
より有利な実施態様によれば、非開裂性(non−cleavable)且つ可 溶性ハイブリッドgp160変異株(variant)の前駆体(precur sor)をコードしているDNAユニットを含む発現カセットを作成するために 、本発明の方法が実施される。
“本発明のgp160変異体の前駆体“とは、シグナルベプタイド及び成熟した ( mature ) gp 160変異体を含むポリペブタイドを意味する; 該変異体のN−末端は、シグナルベプタイド(signal pepticle  )のC−末端とペプチド結合を介して結合している。この前駆体は、該DNA ユニット発現による最初の生成物である。
これは特に、宿主細胞の細胞質(cytoplasm)中に、N−末端位で翻訳 開始メチオニン残基(translation 1nitiation met hionine residue)と結合して存在している。
シグナルペプタイドは、gp160変異体の開始の小胞体への転移を可能とする 。この転移の際、該シグナルペプタイドはタンパク分解開裂(proteoly tic cleavage )により切断され(relinquished )  、g p 160変異体の成熟型(mature form)が生成される。
以下本文において1 ″gp160変異体(variant ) ”なる用語は 全てその成熟型を意味するものである。
シグナルペプタイドは、慣用されている任意のシグナルペプタイドで良い。しか しシグナルペプタイドは、本発明のgp160変異体を製造するための宿主微生 物を考慮して、選ばなくてはならない。例えば、宿主微生物が哺乳類の細胞であ る場合、本発明変異体の第1、第2及び第3領域の起源(origin )とは 無関係に、HIVウィルスと異なった株のgp160タンパク前駆体のシグナル ベプタイドから選ぶと有利である。或いは、合成シグナルペプタイドを使用する こともできる。そのようなシグナルペプタイドとしては、例えばN−末端がHf ■ウィルスの上記第2株のgp160の前駆体に由来し、C−末端がHIVウィ ルスの上記第1株のgp160の前駆体に由来しているハイブリドシグナルベプ タイドが挙げられる。参考までに、狂犬病ウィルス(rabies virus  )株のグリコプロティンの前駆体のシグナルペプタイドも使用することができ ることを、さらに付は加えておく。最後に、ここに挙げた事項がこれに限定され るものでないことは、当業者にとっては自明のことである。
本発明はまた、以下のものから成る非開裂性且つ可溶性のバイブリドgp160 変異体を提供する:i) HIVウィルス第1株”gp180!:1m由来し、 且つこのgp160中においてX位のアミノ酸からY位のアミノ酸までの間に位 置する第1の領域(ここに、Xは1〜271の数であり、Yは306〜482の 数である); ii) HI Vウィルス第2株から生じたタイプAの非開裂性且つ可溶性のg p160変異体に由来し、且つ該gp160変異体中のY+1位(Yは上記に同 じ)のアミノ酸からC−末端のアミノ酸に位置している第2領域:及び のgp160に由来し、且つ該gp160変異体中の1位のアミノ酸からx−1 位(Xは上記に同じ)のアミノ酸に位置している第3領域。
本発明のgp160変異体の第1、第2及び第3領域は、第1株が第2株と異な っているという条件においては、任意のHIvウィルスのgp160に由来して も良い。第1領域は、HIV−2RodSHIV−I El i、HIM−I  RF、HIV−I 5F2C,HIV−I SC及びHIV−I MNの株から 選ばれたウィルス株のgp160に由来していることがより好ましく、後者が特 に好ましい。同様に、第2及び第3領域はHIV−I Bru株のgp160に 由来することが好ましい。
“タイプAの非開裂性のgp160変異体″は、以下のgp160変異体を意味 するものであるニー主要開裂サイトを含まないタイプHIV−1ウィルス株のg p160に由来するか、 −または該開裂サイトを含まないタイプHI V−2ウィルス株のgp160に 由来する gp160変異体がタイプHIV−1ウィルス株のgp160に由来する場合、 当該変異体はタイプA′が好ましい;これはすなわち、主要開裂サイトも副次的 な(m1nor)開裂サイトも含んでいないことを意味する。
“可溶性gp160変異体”は、膜内外領域(transmembrane r egion )を−切含まない天然のgp160に由来するか、又は膜内に固定 する( anchorage)作用がもはや不可能となるように天然の膜内外領 域が突然変異されている天然のgp160に由来するgp160変異体を意味す る。さらに、このような可溶性変異体が疎水性領域を含まないようにすることが 可能であり、有利でもある。
“発現カセット”は、発現されるDNAユニット及び後者を発現するために必要 な要素(element)から成るDNA分節を意味する。DNAユニットの発 現は、該DNAユニットのメツセンジャーRNAへの転写及び当該メツセンジャ ーRNAのタンパク質への翻訳により得ることができる。従って、必須要素は、 構成的(constitutive )又は誘導性の(1nducible)プ ロモーター(転写開始)、翻訳開始コドン(ATGコドン)及び翻訳終了コドン (TAGSTAA又はTGAコドン)である。
さらに、発現カセットは他の要素、例えば転写ターミネータ−(transcr iption terminator )を含むことも可能である。
当業者は、DNAユニット発現に好ましい宿主微生物に沿った、且つ発現カセッ トが自己複製(replication)のだめに挿入されるべきベクターに沿 った、適当なプロモーター及びターミネータ−を選択できることは明らかである 。
上述したものを保持する場合、本発明は、本発明のgp160変異体の前駆体又 は本発明のgp160変異体をコードしているDNAユニット及び該DNAユニ ット発現に必要な要素を含む発現カセットをも提供するものである。
宿主微生物中の自律的適用(autonomous applicati。
n)を提供するため、本発明の発現カセットは、宿主微生物に適している自己複 製の起点(origin )を有する異なったタイプのベクター、例えばプラス ミド又はウィルスに挿入しても良い。ウィルス型ベクターは特に、そのゲノムに かなりの量の外来DNAをその自己複製能力を損なうことなく組み込む能力を有 している。これらベクターは、例えばワクシニアウィルス、カナリア痘ウィルス 及び鶏痘ウィルスのような痘そうウィルス:及びアデノウィルス−2又はアデノ ウィルス−5のようなアデノウィルスのようなバキュロウィルスを含む。
異種の製造システム(heterologous production sy stem )における利用以外に、これらウィルス型ベクターのいくつかは、ワ クチン剤(vaccinating agent)として利用できる。これは特 に、痘そうウィルス及びアデノウィルスに適用される。
それゆえ本発明は、そのゲノムに本発明の発現カセットが挿入されるウィルス型 ベクターにも関連している。
本発明の他の側面においてはまた、本発明の発現カセットにより形質転換された 細胞も得られる。細胞を形質転換する該発現カセットは、プラスミドによって運 搬されるか、或いは宿主細胞のゲノムに挿入されても良い。
本発明のgp160変異体製造用の宿主微生物はいかなるタイプの細胞でも良い が、真核細胞が好ましい。これは、例えば酵母のような真菌、昆虫細胞及び哺乳 類細胞を含む。
本発明はさらに、本発明のgp160変異体の製造に際して以下の2つの方法を 提供するものであるニー第1の方法は、本発明の細胞を培養する工程および培地 からの上記変異体の取り出し工程から成る、−第2の方法は、培養細胞を本発明 のウィルス型ベク′ターに感染させる工程および培地からの上記変異体の収穫工 程から成る。
本発明のgp160変異体及びウィルス型ベクターはHIVウィルスに対するワ クチン活性(vaccinal activity)を有しているので、特にA IDSの治療及び予防を目的とする医薬品として有用である。
従って、本発明は以下のものを提供するものである:i)治療薬として本発明の gp160変異体の少なくとも1つ又は本発明のウィルス型ベクターを少なくと も1つ含む、AIDSの治療及び予防を目的とする医薬組成物(pharmac eutical composition )、ii)本発明のgpiso変異 体又はウィルス型ベクターを、治療を必要とする患者に治療学的有効量(the rapeutically effective amount )で投与する ことからなる、AIDSの治療及び予防方法、 1ii)A I D Sの治療及び予防処置を目的とする治療薬としての、本発 明のgl)160変異体又はウィルス型ベクターの使用。
本発明の医薬組成物は、本発明のgp180変異体を幾つか含んでいることが好 ましい;各gp160変異体は、組成物中に存在する他の変異体と異なる、少な くとも1つの第3可変ドメイン(hypervariable domain  )(V3ループ(V 31oop ) )を有している。このような医薬組成物 は、それゆえ種々のHIV株から患者を適確に保護することができる。
本発明の医薬組成物はさらに、例えばgp160の第3可変ドメインと本質的に 対応しているペプタイド(以下、v3ペプタイドと略す)の様な他の治療薬から 成ることも可能である。この様なペプタイドは、本発明の医薬組成物中に含まれ るgp160変異体の第3可変ドメインの配列と実質的に同等であるベプタイド 配列を有しているのが好ましい。同様に、該組成物中に幾つかのV3ペプタイド が存在していても良い。特に、本発明の医薬組成物が異なったgp160変異体 を含んでいる場合、対応するv3ペプタイドがそこに添加可能であることは明ら かである。
本発明の医薬組成物は常法に従って製造することができる。特に本発明のgp1 60変異体は、薬学的見地から許容される希釈剤又は賦形剤と結合させることが できる。最後に、本発明の組成物はミョウバン(alum )のようなワクチン アジュバント(vaccination adjuvant )を含むことがで きる。或いは、該アジュバントは使用直前に本発明の組成物中に添加しても良い 。
本発明の組成物は、ワクチン分野において通常用いられている任意の経路により 投与しても良いが、特に皮下経路、例えば注射可能な溶液又は懸濁液の形態が好 ましい。投与は、単独投与又は特定の時間間隔をおいた1回以上の繰り返し投与 で実施できる。適切な投与量は、例えば治療する患者や投与形式などの種々のパ ラメーターによって変化する。
本発明の医薬組成物はまた、治療キット(treatmentkit)の一部と して提供されるものである。−例として、この様なキットは以下のものを含んで も良い;−一方で、本発明のgp160変異体を少なくとも1つ含む医薬組成物 、 一他方で、V3ペプタイドを少なくとも1つ含む医薬組成物、 −また、キットに含まれている医薬組成物の順次投与又は同時投与に関する指示 を特定するリーフレット(leaflet)。
以下の図面により本発明を説明する: 図1は、以下のウィルス株の天然のgp160タンパク前駆体のアミノ酸配列を 示す;HIV−I Bru(a) 、HIV−I MN (b) 、HIV−I  El 1(c) 、HIV−I RF (d) 、HIM−I 5C(e)、 及びHIV−I 5F2C(f)、シグナル配列のアミノ酸残基は−1〜−29 位の番号を付した。
−30位のメチオニン残基は、翻訳開始コドンに対応している。成熟したgp1 60タンパクのアミノ酸残基は1〜841位の番号を付した。アステリスク(* )はその位置でのアミノ酸残基の同一性(1dentity )を示し、ドツト (・)は保存的変化(conservative change)(アミノ酸は 異なるが、同一クラスに属している)を示す。
図2は、HIV−I Bru (a)及びHIV−2Rod(b)のウィルス株 の天然のgp160タンパク前駆体のアミノ酸配列を示す。シグナル配列のアミ ノ酸残基は、−1〜−29位の番号を付した。−30位のメチオニン残基は翻訳 開始コドンに対応している。成熟したgp160タンパクのアミノ酸残基は1〜 841位の番号を付した。アステリスク(*)はその位置でのアミノ酸残基の同 一性を示し、ドツト(・)は保存的変化(アミノ酸は異なるが、同一クラスに属 している)を示す。
図3は、可溶性且つ非開裂性のg 1) 160−B r u変異体(膜内外ド メインなし)の前駆体コードしている配列及び該前駆体のアミノ酸配列を含むベ クターpTG1163のPstI−PstIフラグメントのヌクレオチド配列を 示す。
図4は、バクテリオファージMl 3TG4168及びM13TG4174の構 成(construction )工程を図式化したものである。
図5は、gp120−MNの前駆体及び該前駆体のアミノ酸配列をコードしたヌ クレオチド配列を示す。gpl 20−MNの第3可変ドメインを少なくとも1 つコードしているDNAフラグメントを増幅させるためのオリゴヌクレオチド0 TG2624及び0TG2625Gt、ハイブリダイゼーション領域の上に示す 。
図6は、gp120−Eliの前駆体及び該前駆体のアミノ酸配列をコードする ヌクレオチド配列を示す。少なくともgp120−MNの第3可変ドメインをコ ードしているDNAフラグメントを増幅させるためのオリゴヌクレオチド0TG 2624及び0TG2625は、ハイブリダイゼーション領域の上に示す。
図7は、gp120−RFの前駆体及び該前駆体のアミノ酸配列をコードしたヌ クレオチド配列を示す。少なくともgp120−RFの第3可変ドメインをコー ドしているDNAフラグメントを増幅させるためのオリゴヌクレオチド0TG2 624及び0TG2625は、ハイブリダイゼーション領域の上に示す。
図8は、gl)120−3F2Cの前駆体及び該前駆体のアミノ酸配列をコード したヌクレオチド配列を示す。
少なくともgp120−8F2Cの第3可変ドメインをコードしているDNAフ ラグメントを増幅させるためのオリゴヌクレオチド0TG2624及び○TG2 625は、ハイブリダイゼーション領域の上に示す。
本文の記載及び理解を容易にするため、以下の実施例において「シグナル配列」 は翻訳開始メチオニン残基を含むシグナル配列を意味するものと理解される。
実施例1: バクテリオファージM13TG4168が運搬する挿入カセットの 作製。
図3に示すように、特許出願EPA245,136に記載されているプラスミド pTG1163のPstl−Pstl DNAフラグメントは、非開裂性(no n−cleavable)で且つ可溶性のgp160−Bru変異体の前駆体を コードするDNA配列を含む。このpstl−Psll DNAフラグメントを 、pstlによって事前にいる〕バクテリオファージM13mp701に挿入し てバクテリオファージM137G4137 (図4)を得る。
図3に示すようにPs l I−Ps t Iフラグメントのヌクレオチドの番 号付与は、実施例1の以下の部分において参照される。
プラスミドpTG1163をPstlとA”p n /とによって切断し、ヌク レオチド1から138に対応するDNA7ラグメント(図3)を、PstlとK p n Iとによって事前に消化した〔上記のエム、ビー、キーニーら(M、P 、 Kieny et al、) (1983)に記載されている〕バクテリオ ファージM137G130に挿入する。そして、バクテリオファージM13TG 4147を得る(図4)。
バクテリオファージMl 3TG4137をEflllによって切断し、フレノ ウ酵素(Klenow enzyme) [:べ一リンガー マンハイム(Bo ehringer Mannheim) )によって処理して平滑末端(blu nt end )を得、その後、EcoRlによって切断する。この消化に由来 し、ヌクレオチド1424から2644に対応する配列を含むFCθkl−B7 111 フラグメント(図3)を、! c o RVとEcoRIとによって事 前に消化したバクテリオファージM13TG4147に挿入する。そして、i) ヌクレオチド1から138に対応するDNAフラグメント、 ii)バクテリオファージM13TG4147のポリリンカーの残存配列(re maining 5equence of the polylinker)、 即ち、ATCGCATGCG。
1ii)ヌクレオチド1424から2644に対応するDNAフラグメント、 を含むバクテリオファージM13TG4158を得ル。
−零値の非転写(antisense)バクテリオファージM13TG4158 は、アメルシャムキット(Amersham kit)と下記の配列を有するオ リゴヌクレオチド0TG2623 : とを使用して行う突然変異φ欠失(mutation−deletion)の鋳 型になる。
この突然変異誘発によって、ヌクレオチド67から138、配列ATCGCAT GCG及びヌクレオチド1424から1525を含む184塩基対フラグメント の欠失と、ヌクレオチド66と1526との間に挿入される5′末端の酵素sp 力Iと3″末端の5tyyrlとのための開裂部位の作製とを同時に行うことが 可能となる。そして、 i)ヌクレオチド1から66に対応するDNAフラグメント、 ii)酵素sp力Iと5tyytylとのための開裂部位を含むDNA配列GC ATGCATCCCG、並びに、1ii)ヌクレオチド1526から2644に 対応するDNAフラグメント、 を含むバクテリオファージM13TG4168を得る。
体合成用発現カセットの作製。
図5に示すように、gp120−MNの前駆体の大部分をコードするDNAフラ グメントを、ウィルス株HIVIMNによって感染したCEMヒト細胞のゲノム DNAによって開始するPCR(複製連鎖反応)遺伝子増幅技術によってクロー ン化(cloned)する。このクローニングには、増幅したDNAフラグメン トの5′末端に酵素sp力lのための開裂部位及び増幅したDNAフラグメント の3゛末端に酵素、5”mzlのための開裂部位をそれぞれ導入するオリゴヌク レオチド0TG2624と0TG2625とを使用する。これらのオリゴヌクレ オチオリボヌクレオチド0TG2624と0TG2625とによってもたらされ る配列修飾を考慮に入れると、増幅したsp力1−8mal DNAフラグメン トは図5に示すヌクレオチド53から1505に対応する。このフラグメントを 、sp力lとSm1lとによって切断したバクテリオファージM13TG416 8に挿入する。
そして、Bru−MNハイブリッドgp160蛋白質の前駆体をコードするDN Aフラグメントを含むバクテリ3 オファージM137G4174を得る。Br u−MNハイブリ”ツドgp160変異体をコードするバクチリオフ: アージ M13TG4174のpstlフラグメントを、1 E7.5にプロモーターの 下流であってチミジンキナーゼをコードするワクシニアウィルス遺伝子内にある 〔エム、ビー、キーニーら(M、P、 Kieny et al、) 、バイオ テクノロジー(Biotechnology) 、(1986) 4 : 79 0に記載されている〕 トランスファープラスミドpTG186ポリに挿入する 。
続いて、エム、ビー、キーニーら(LP、 Kieny et al、)ネイチ + −(Nature)(1984)、312,163−166に記載されてい る方法に従い、プラスミドpTG5156を使用して、Bru−MNハイブリッ ドgp160蛋白質の発現のためのブロックをワクシニアウィルス、コペンハー ゲン(Copenhagen)株のゲノムに転移させる。そして、ワクシニアベ クターVVTG5156を得る。
実施例3: Bru−Eliハイブリッドgp160変異体合成用発現カセット の作製。
プラスミドpTG186ボリをE tt 、/;7 N /で切断し、フレノウ 酵素によって処理1、Smtylによって切断してポリリンカーの大部分を欠失 させ、その後、それ自身を再結合(religated) してプラスミドpT G186PEを得る。ここで、ポリリンカーは酵素Pstl、5ilI及びEc oRIのみのための開裂部位を保有している。
E7.5にプロモーターの下流であってチミジンキナーゼをコードするワクシニ アウィルス遺伝子内にあるPsllによって事前に切断したプラスミドpTG1 86PEに、 1)a3に示すDNAフラグメントのヌクレオチド1から66に対応するDNA フラグメント、ii)酵素sp力Iと、9m1lとのための開裂部位を含むDN A配列GCATGCATCCCG。
1ii)図3に示すDNAフラグメントのヌクレオチド1526から2644に 対応するDNAフラグメント、を含む上記のバクテリオファージM13TG41 68のPstl−Psij DNAフラグメントを挿入する。
そして、プラスミドpTG5160を得る。
図6に示すように、gl)ff20−Eljの前駆体の大部分をコードするDN Aフラグメントを、HIVI−E11ウィルスによって感染したCEMヒト細胞 のゲノムD N Aによって開始するPCR遺伝子増幅技術によってクローン化 する。このクローニングには、増幅したDNAフラグメントの5゛末端に酵素S p力Iのための開裂部位を、増幅したDNAフラグメントの3−末端に酵素Sm 1lのための開裂部位を、それぞれ導入するオリゴ、l[、オチI’0TG26 24と0TG2625とを使用する。オリゴヌクレオチド0TG2624と0T G2625とによってもたらされる配列修飾を考慮に入れると、増幅したsp力 l−5tyyil DNA7ラグメントは、図6に示すヌクレオチド53から1 490に対応する。
このフラグメントを、sp力IとSm1lとによって事前に切断した〔上記のエ ム、ビー、キーニーう(M、 P、 X1eny et al、) (1983 )に記載されている〕バクテリオファージM13TG131に挿入して、バクテ リオファージM13TG4197を得る。その後、バクテリオファージM137 G4197の5p力l−5m1l フラグメントを、5p/!iとSmttlと によって事前に切断した〔上記の〕 トランスファープラスミドpTG5160 に挿入する。そして、pTG5193を得る。
続いて、上記のエム5 ビー、 キーニーら(M、P、 Kienyetal、 )(1984)に記載されている方法に従い、プラスミドpTG5193を使用 して、Bru−Eliハイブリッドgp160蛋白質の発現のためのブロックを ワクシニアウィルス、コペンハーゲン株のゲノムに転移させる。そして、ワクシ ニアベクターVVTG5193を得る。
実施例4: Bru−RFハイブリッドgp160変異体合成用発現カセットの 作製。
図7に示すように、gp120−RF蛋白質の前駆体の大部分をコードするDN Aフラグメントを、HIVI−RFウィルスによって感染したCEMヒト細胞の ゲノムDNAによって開始するPCR遺伝子増幅技術によってクローン化する。
このクローニングは、増幅したDNAフラグメントの5′末端に酵素5β力Iの ための開裂部位を、増幅したDNAフラグメントの3−末端に酵素、!;mal のための開裂部位を、それぞれ導入するオリゴヌクレオチド○TG2624と0 TG2625とを使用して行う。オリゴヌクレオチド0TG2624と0TG2 625とによってもたらされる配列修飾を考慮に入れると、増幅したSp/yI −3miI DNAフラグメントは、図7に示すヌクレオチド53から1523 に対応する。このフラグメントを1.5’plylとSm1lとによって事前に 切断したバクテリオファージM13TG131に挿入して、バクテリオファージ M13TG4198を得る。その後、バクテリオファージM13TG4198の SpAI−5m、glフラグメントを1.5)ylylと5malとによって事 前に切断した〔実施例3に記載の〕トランスファープラスミドpTG5160に 挿入する。
そして、pTG5194を得る。
続いて、上記のエム、ピー、 キーニーら(1984)に記載されている方法に 従い、プラスミドpTG5194を使用して、Bru−RFハイブリッドgI) 160蛋白質の発現のためのブロックをワクシニアウィルス、コペンハーゲン株 のゲノムに転移させる。そして、ワクシニアベクターVVTG5194を得る。
実施例5: Bru−8F2Cハイブリッドgp160変異体合成用発現カセッ トの作製。
図8に示すように、gp120−8F2Cの前駆体の大部分をコードするDNA フラグメントを、HIVI−8F2Cウイルスによって感染したOEMヒト細胞 のゲノムDNAによって開始するPCR遺伝子増幅技術によってクローン化する 。このクローニングは、増幅したDNAフラグメントの5′末端に酵素5β力I のための開裂部位を、増幅したDNAフラグメントの3′末端に酵素Sm5lの ための開裂部位を、それぞれ導入するオリゴヌクレオチド0TG2624と0T G2625とを使用して行う。オリゴヌクレオチド0TG2624と0TG26 25とによってもたらされる配列修飾を考慮に入れると、増幅した5βlyl− 8mil DNAフラグメントは、図8に示すヌクレオチド53から1493に 対応する。その後、このフラグメントを、sp力Iと5m、ylとによって事前 に切断したバクテリオファージM13TG131に挿入して、バクテリオファー ジM13TG4199を得る。バクテリオファージM13TG4199の5p力 !−8m、qlllフラグメント5p力IとSm1lとによって事前に切断した 〔実施例3に記載の〕トランスファープラスミドpTG5160に挿入する。
そして、pTG5195を得る。
続いて、上記のエム、ピー、キーニーら(1984)に記載されている方法に従 い、プラスミドpTG5195を使用して、Bru−8F2Cハイブリッドgl )160蛋白質の発現のためのブロックをワクシニアウィルス、コペンハーゲン 株のゲノムに転移させる。そして、ワクシニアベクターVVTG5195を得る 。
実施例6から9: Bru−MN、Bru−Eli、Bru−RF及びBru  5F2Cハ イブリッドgp160蛋白質の生産 及び精製: ウシ胎児血清〔Fe2)10%を添加したGMEM培地〔ギブ:+(Gibco ) )でBHK−21細胞を培養する。
細胞が全面を覆ったとき(5,8X106細胞/ml)、培養培地を除去し、細 胞系(cell lawn)をPBS [デュベルコの(Dubelcco″S )リン酸緩漬液塩iセロームド(Seromed) ) 50 m lを用いて 2回洗浄する。その後、Fe2を含まないフレッシュGMEM培地を添加する。
そして、上記実施例2から5に記載されているワクシニアウィルスVvTG51 56、VVTG5193、VVTG5194及びVVTG 5195+lD−ツ を、1pfu/細胞〔プラーク形成単位〕の感染力で添加し、感染を72時間継 続させる。その後、細胞屑(cell debris )を除去するためにリゼ イト(Iysate)を10,000gで20分間遠心分離機にかけて、特に( inter alia)、ハイブリッドgp160とヴイリオン(virion )とを含む上澄みを回収する。
上記のようにして得た培養上澄み20m1に1M塩化亜鉛(Z n Cl 2  )溶液1.3mlを添加して最終的なZ n Cl 2濃度を60mMにする。
この混合物を水中で1時間放置する;そして、ヘロースRFミニフユージ(■e raeus RF Minifuge)遠心分離機で20分間、3000rpm で遠心分離した後に、沈降上澄みを回収する。この方法で、蛋白質汚染物質(c ontaminant proteins)の大部分とヴイリオンを沈降によっ て除去する。そして、それぞれの場合について、ハイブリッドgpi6o変異体 の精製された溶液を得る。
L且凹L」 ムユ」」−」μと ム匹Z−141と ム=ルLよ一里見し 665 670 675 680 685 690 695 フ00 705  710 フ15 720フ25 7]0 フ35 フ40 フ45 750 フ 55 フロ0 765 フッ0 775 7807B5 790 795 11 00 SO51110815820825830シ計扛1ユ F工ure2(続き) 355 360 365 370 375 コ80 385 390 395  400 405 410415 420 425 430 4コ5 440 4 45 450 455 460 465 470475 480 4135 4 90 495 500 SO55105155205255306006056 106156206256306コ5 640 645 650 655660  665 670 675 6B0 685 690 695 700 705  710715 720 725 730 735 740 745 750  755 フロ0 765ムエこs2五4L− ム且扛1」 pstl Ly s ThrPhsAs nG 1yTh rG ly P roe ys  T h rAs nValsarThrVa 1Glnc凵@s ACACATGGAATTAGGCCAGTAGTATCMCTCAACTGC TにTTGAATGGCAGT 818Th rHi sG l y I le ArgP roValVa l S erThrG l nLauLauLs  uAs nGlys■■ ムニューシ」μL F工ure 3 (続き) PhaAs n X 1aThrAs nTrpLauTrpTyr X l  eLysAg nArgva lArgGl nG l yArgProGlu GlyIleGluGluGluGlyGlyGluArgAspArgAsp ArgSsrATTCGATTAG’l’GAACGGATCCTTAGCAC TTATCTGGGACGATCTGCGGAGC2246X laArgLa  uVa IAs nGl yS erLa uAl aLeu X 1eTr pAs pAs pLeuArgse ■ LauLeuAs nAlaThrAla X 1sAl aVa 1AlaG luGly?hrAspArgVal 工1eFi ure 3 (1!き) 乙ユ凹1j CGC Flure 5 (続1つ 0TG2625 Lよ扛1j OTG2624 F工ure 6 (続き) CTTGGTAATCCTCAT わユ■Lユ F工ure 7 (続き) ムユ扛L1 riure8 続き) OTG2625 CATCGTGGGTGGGCCCGTTTC要 約 書 ハイブリッドの前駆体、非制限および可溶性のgp160変異体、およびそれに より得られる新規変異体をコードするDNAユニットからなる発現カセットを構 築する新規方法を開示する。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.非開裂性かつ可溶性のハイプリッドgp160変異体の前駆体、または非開 裂性かつ可溶性のハイプリッドgp160変異体をコードするDNAユニットを 含む発現カセットを構築する方法であって、該gp160変異体が; i)HIVウイルスの第1株のgp160に由来し、このgp160のアミノ酸 X位からアミノ酸Y位に局在(located)し、Xが1〜271の数であり 、Yが306〜482の数である第1領域; ii)HIVウイルスの第2株から得られるタイプAの非開裂性かつ可溶性のg p160変異体に由来し、このgp160変異体のアミノ酸Y+1位からC末端 に局在し、Yが前記の通りである第2領域;及び iii)Xが1以外のとき、HIVウイルスの前記第2株のgp160に由来し 、このgp160のアミノ酸1位からアミノ酸X−1位(Xは前記に同じ)に局 在する第3領域; からなるアミノ酸配列を有し; 前記DNAユニットを含む発現カセットを得るための該方法が; a)前記第1領域をコードするDNAフラグメントのクローニング工程;及び b)前記a)工程でクローン化されたDNAフラグメントをカセットの1つの部 位(site)に挿入する工程を含み、該カセットは; m)該部位の上流が以下の配列; i)プロモーター ii)翻訳開始コドン iii)必要により、シグナルペプチドをコードする第1のDNA領域、および iv)Xが1以外の前記のものであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体 のアミノ酸配列の前記第3領域をコードする第2DNA領域を有し;並びにn) 該部位の下流が以下の配列; i)Yが前記の通りであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体のアミノ酸 配列の前記第2領域をコードする第3のDNA領域、および ii)翻訳終末コドンを有すること からなる方法。
  2. 2.非開裂性かつ可溶性のハイプリッドgp160変異体の前駆体をコードする DNAユニットを含む発現カセットを構築する方法であって、該ハイプリッドg p160変異体が; i)HIVウイルスの第1株のgp160に由来し、このgp160のアミノ酸 X位からアミノ酸Y位に局在し、Xが1〜271の数であり、Yが306〜48 2の数である第1領域; ii)HIVウイルスの第2株から得られる非開裂性かつ可溶性のgp160変 異体に由来し、このgp160変異体のアミノ酸Y+1位からC末端に局在し、 Yが前記の通りである第2領域;及び iii)Xが1以外のとき、HIVウイルスの前記第2株のgp160に由来し 、このgp160のアミノ酸1位からアミノ酸X−1位(Xは前記に同じ)に局 在する第3領域; からなるアミノ酸配列を有し; 前記DNAユニットを含む発現カセットを得るための前記方法が; a)前記第1領域をコードするDNAフラグメントのクローニング工程;及び b)前記a)工程でクローン化されたDNAフラグメントをカセットの1つの部 位に挿入する工程を含み、該カセットは; m)該部位の上流が以下の配列; i)プロモーター、 ii)翻訳開始コドン、 iii)シグナルペプチドをコードする第1のDNA領域、および iv)Xが1以外の前記のものであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体 のアミノ酸配列の前記第3領域をコードする第2DNA領域を有し;並びにn) 該部位の下流が以下の配列; i)Yが前記の通りであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体のアミノ酸 配列の前記第2領域をコードする第3DNA領域、および ii)翻訳終末コドンを有すること からなる請求項1に記載の方法。
  3. 3.非開裂性かつ可溶性のハイプリッドgp160変異体の前駆体、または非開 裂性かつ可溶性のハイプリッドgp160変異体をコードするDNAユニットを 含む発現カセットを構築する方法であって、該gp160変異体が; i)HIVウイルスの第1株のgp160に由来し、このgp160のアミノ酸 X位からアミノ酸Y位に局在し、Xが1〜271の数であり、Yが306〜47 6の数である第1領域; ii)HIVウイルスの第2株から得られるタイプA−の非開裂性かつ可溶性の gp160変異体に由来し、このgp160変異体のアミノ酸Y+1位からC末 端に局在し、Yが前記の通りである第2領域;及びiii)Xが1以外のとき、 HIVウイルスの前記第2株のgp160に由来し、このgp160のアミノ酸 1位からアミノ酸X−1位(Xは前記に同じ)に局在する第3領域; からなるアミノ酸配列を有し; 前記DNAユニットを含む発現カセットを得るための前記方法が; a)前記第1領域をコードするDNAフラグメントのクローニング工程;及び b)前記a)工程でクローン化されたDNAフラグメントをカセットの1つの部 位に挿入する工程を含み、該カセットが; m)該部位の上流が以下の配列; i)プロモーター、 ii)翻訳開始コドン、 iii)必要により、シグナルペプチドをコードする第1DNA領域、および iv)Xが1以外の前記のものであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体 のアミノ酸配列の前記第3領域をコードする第2DNA領域を有し;並びにn) 該部位の下流が以下の配列; i)Yが前記の通りであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体のアミノ酸 配列の前記第2領域をコードする第3DNA領域、および ii)翻訳終末コドンを有すること からなる請求項1に記載の方法。
  4. 4.非開裂性かつ可溶性のハイプリッドgp160変異体の前駆体、または非開 裂性かつ可溶性のハイプリッドgp160変異体をコードするDNAユニットを 含む発現カセットを構築する方法であって、該変異体が;i)HIVウイルスの 第1株のgp160に由来し、このgp160のアミノ酸X位からアミノ酸Y位 に局在し、Xが1〜271の数であり、Yが306〜482の数である第1領域 ; ii)HIVウイルスの第2株から得られるタイプAの非開裂性かつ可溶性のg p160変異体に由来し、このgp160変異体のアミノ酸Y+1位からC末端 に局在し、Yが前記の通りであり、前記第2株が株HIV1−Bruである第2 領域;及び iii)Xが1以外のとき、HIVウイルスの前記第2株のgp160に由来し 、このgp160のアミノ酸1位からアミノ酸X−1位(Xは前記に同じ)に局 在する第3領域; からなるアミノ酸配列を有し; 前記DNAユニットを含む発現カセットを得るための前記方法が; a)前記第1領域をコードするDNAフラグメントのクローニング工程;及び b)前記a)工程でクローン化されたDNAフラグメントをカセットの1つの部 位に挿入する工程を含み、該カセットは; m)該部位の上流が以下の配列; i)プロモーター、 ii)翻訳開始コドン、 iii)必要により、シグナルペプチドをコードする第1DNA領域、および iv)Xが1以外の前記のものであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体 のアミノ酸配列の前記第3領域をコードする第2DNA領域を有し;並びにn) 該部位の下流が以下の配列; i)Yが前記の通りであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体のアミノ酸 配列の前記第2領域をコードする第3DNA領域、および ii)翻訳終末コドンを有すること からなる請求項1または3に記載の方法。
  5. 5.非開裂性かつ可溶性のハイプリッドgp160変異体の前駆体、または非開 裂性かつ可溶性のハイプリッドgp160変異体をコードするDNAユニットを 含む発現カセットを構築する方法であって、該変異体が;i)HIVウイルスの 第1株のgp160に由来し、このgp160のアミノ酸X位からアミノ酸Y位 に局在する第1領域(Xが1〜271の数であり、Yが306〜482の数であ り、かつ前記第1株がHIV−1MN、HIV−1Eli、HIV−1RF、H IV−1SF2CおよびHIV−1SCの株から選ばれる);ii)HIVウイ ルスの第2株から得られるタイプAの非開裂性かつ可溶性のgp160変異体に 由来し、このgp160のアミノ酸Y+1位からC末端に局在し、Yが前記の通 りである第2領域;及び iii)Xが1以外のとき、HIVウイルスの前記第2株のgp160に由来し 、このgp160のアミノ酸1位からアミノ酸X−1位(Xは前記に同じ)に局 在する第3領域; からなるアミノ酸配列を有し; 前記DNAユニットを含む発現カセットを得るための前記方法が: a)前記第1領域をコードするDNAフラグメントのクローニング工程;及び b)前記a)工程でクローン化されたDNAフラグメントをカセットの1つの部 位に挿入する工程を含み、該カセッドは; m)該部位の上流が以下の配列; i)プロモーター ii)翻訳開始コドン iii)必要により、シグナルペプチドをコードする第1DNA領域、および iv)Xが1以外の前記のものであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体 のアミノ酸配列の前記第3領域をコードする第2DNA領域を有し;並びにn) 該部位の下流が以下の配列; i)Yが前記の通りであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体のアミノ酸 配列の前記第2領域をコードする第3DNA領域、および ii)翻訳終末コドンを有すること からなる請求項1、3および4のいずれかに記載の方法。
  6. 6.非開裂性かつ可溶性のハイプリッドgp160変異体の前駆体、または非開 裂性かつ可溶性のハイプリッドgp160変異体をコードするDNAユニットを 含む発現カセットを構築する方法であって、該変異体が;i)HIVウイルスの 第1株のgp160に由来し、このgp160のアミノ酸X位からアミノ酸Y位 に局在する第1領域(Xが1〜271の数であり、Yが306〜482の数であ り、前記第1株がHIV−1MN株である); ii)HIVウイルスの第2株から得られるタイプAの非開裂性かつ可溶性のg p160変異体に由来し、このgp160変異体のアミノ酸Y+1位からC末端 に局在し、Yが前記の通りである第2領域;及び iii)Xが1以外のとき、HIVウイルスの前記第2株のgp160に由来し 、このgp160のアミノ酸1位からアミノ酸X−1位(Xは前記に同じ)に局 在する第3領域; からなるアミノ酸配列を有し; 前記DNAユニットを含む発現カセットを得るための前記方法が; a)前記第1領域をコードするDNAフラグメントのクローニング工程;及び b)前記a)工程でクローン化されたDNAフラグメントをカセットの1つの部 位に挿入する工程を含み、該カセットは; m)該部位の上流が以下の配列; i)プロモーター ii)翻訳開始コドン iii)必要により、シグナルペプチドをコードする第1DNA領域、および iv)Xが1以外の前記のものであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体 のアミノ酸配列の前記第3領域をコードする第2DNA領域を有し;並びにn) 該部位の下流が以下の配列; i)Yが前記の通りであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体のアミノ酸 配列の前記第2領域をコードする第3DNA領域、および ii)翻訳終末コドンを有すること からなる請求項5に記載の方法。
  7. 7.非開裂性かつ可溶性のハイプリッドgp160変異体の前駆体、または非開 裂性かつ可溶性のハイプリッドgp160変異体をコードするDNAユニットを 含む発現カセットを構築する方法であって、該変異体が;i)HIVウイルスの 第1株のgp160に由来し、このgp160のアミノ酸X位からアミノ酸Y位 に局在する第1領域(Xが1〜271の数であり、Yが450〜482の数であ る); ii)HIVウイルスの第2株から得られるタイプA−の非開裂性かつ可溶性の gp160変異体に由来し、このgp160変異体のアミノ酸Y+1位からC末 端に局在し、Yが前記の通りである第2領域;及びiii)Xが1以外のとき、 HIVウイルスの前記第2株のgp160に由来し、このgp160のアミノ酸 1位からアミノ酸X−1位(Xは前記に同じ)に局在する第3領域; からなるアミノ酸配列を有し; 前記DNAユニットを含む発現カセットを得るための前記方法が; a)前記第1領域をコードするDNAフラグメントのクローニング工程;及び b)前記a)工程でクローン化されたDNAフラグメントをカセットの1つの部 位に挿入する工程を含み、該カセットは; m)該部位の上流が以下の配列; i)プロモーター、 ii)翻訳開始コドン、 iii)必要により、シグナルペプチドをコードする第1DNA領域、および iv)Xが1以外の前記のものであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体 のアミノ酸配列の前記第3領域をコードする第2DNA領域を有し;並びにn) 該部位の下流が以下の配列; i)Yが前記の通りであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体のアミノ酸 配列の前記第2領域をコードする第3DNA領域、および ii)翻訳終末コドンを有すること からなる請求項1および3〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 8.非開裂性かつ可溶性のハイプリッドgp160変異体の前駆体、または非開 裂性かつ可溶性のハイプリッドgp160変異体をコードするDNAユニットを 含む発現カセットを構築する方法であって、該変異体が;i)HIVウイルスの 第1株のgp160に由来し、このgp160のアミノ酸X位からアミノ酸Y位 に局在する第1領域(Xが1〜97の数であり、Yが306〜482の数である ); ii)HIVウイルスの第2株から得られるタイプA−の非開裂性かつ可溶性の gp160変異体に由来し、このgp160変異体のアミノ酸Y+1位からC末 端に局在し、Yが前記の通りである第2領域;及びiii)Xが1以外のとき、 HIVウイルスの前記第2株のgP160に由来し、このgP160のアミノ酸 1位からアミノ酸X−1位(Xは前記に同じ)に局在する第3領域; からなるアミノ酸配列を有し;前記DNAユニットを含む発現カセットを得るた めの前記方法が;a)前記第1領域をコードするDNAフラグメントのクローニ ング工程;及び b)前記a)工程でクローン化されたDNAフラグメントをカセットの1つの部 位に挿入する工程を含み、該カセットは; m)該部位の上流が以下の配列; i)プロモーター ii)翻訳開始コドン iii)必要により、シグナルペプチドをコードする第1DNA領域、および iv)Xが1以外の前記のものであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体 のアミノ酸配列の前記第3領域をコードする第2DNA領域を有し;並びにn) 該部位の下流が以下の配列; i)Yが前記の通りであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体のアミノ酸 配列の前記第2領域をコードする第3DNA領域、および ii)翻訳終末コドンを有すること からなる請求項1および3〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 9.非開裂性かつ可溶性のハイプリッドgp160変異体の前駆体、または非開 裂性かつ可溶性のハイプリッドgp160変異体をコードするDNAユニットを 含む発現カセットを構築する方法であって、該変異体が;i)HIVウイルスの 第1株のgp160に由来し、このgP160のアミノ酸X位からアミノ酸Y位 に局在する第1領域(Xが1〜97の数であり、Yが306〜482の数である ); ii)HIVウイルスの第2株から得られるタイプA−の非開裂性かつ可溶性の gp160変異体に由来し、このgp160変異体のアミノ酸Y+1位からC末 端に局在し、Yが前記の通りである第2領域;及びiii)Xが1以外のとき、 HIVウイルスの前記第2株のgp160に由来し、このgp160のアミノ酸 1位からアミノ酸X−1位(Xは前記に同じ)に局在する第3領域; からなるアミノ酸配列を有し; 前記DNAユニットを含む発現カセットを得るための前記方法が; a)HIVウイルスの前記第2株に感染した細胞のゲノムDNAから始まるPC R技術による前記第1領域をコードするDNAフラグメントのクローニング工程 (act);及び b)前記a)工程でクローン化されたDNAフラグメントをカセットの1つの部 位に挿入する工程を含み、該カセットは; m)該部位の上流が以下の配列; i)プロモーター ii)翻訳開始コドン iii)必要により、シグナルペプチドをコードする第1DNA領域、および iv)Xが1以外の前記のものであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体 のアミノ酸配列の前記第3領域をコードする第2DNA領域を有し;並びにn) 該部位の下流が以下の配列; i)Yが前記の通りであるとき、前記ハイプリッドgp160変異体のアミノ酸 配列の前記第2領域をコードする第3DNA領域、および ii)翻訳終末コドンを有すること からなる請求項1および3〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 10.以下のものからなるアミノ酸配列を有する非開裂性かつ可溶性のハイプリ ッドgp160変異体;i)HIVウイルスの第1株のgp160に由来し、こ のgp160のアミノ酸X位からアミノ酸Y位に局在する第1領域(Xが1〜2 71の数であり、Yが306〜482の数である); ii)HIVウイルスの第2株から得られるタイプAの非開裂性かつ可溶性のg p160変異体に由来し、このgp160変異体のアミノ酸Y+1位からC末端 に局在し、Yが前記の通りである第2領域;及び iii)Xが1以外のとき、HIVウイルスの前記第2株のgp160に由来し 、このgp160のアミノ酸1位からアミノ酸X−1位(Xは前記に同じ)に局 在する第3領域。
  11. 11.i)HIVウイルスの第1株のgp160に由来し、このgp160のア ミノ酸X位からアミノ酸Y位に局在する第1領域(Xが1〜271の数であり、 Yが306〜476の数である); ii)HIVウイルスの第2株から得られるタイプA−の非開裂性かつ可溶性の gp160変異体に由来し、このgp160変異体のアミノ酸Y+1位からC末 端に局在し、Yが前記の通りである第2領域;及びiii)Xが1以外のとき、 HIVウイルスの前記第2株のgp160に由来し、このgp160のアミノ酸 1位からアミノ酸X−1位(Xは前記に同じ)に局在する第3領域 からなるアミノ酸配列を有する請求項10に記載の非開裂性かつ可溶性のハイプ リッドgp160変異体。
  12. 12.i)HIVウイルスの第1株のgp160に由来し、このgp160のア ミノ酸X位からアミノ酸Y位に局在する第1領域(Xが1〜271の数であり、 Yが306〜482の数である); ii)HIVウイルスの第2株から得られるタイプAの非開裂性かつ可溶性のg p160変異体に由来し、このgp160変異体のアミノ酸Y+1位からC末端 に局在し、Yが前記の通りであり、前記第2株がHIV−1Bru株である第2 領域;及び iii)Xが1以外のとき、HIVウイルスの前記第2株のgp160に由来し 、このgp160のアミノ酸1位からアミノ酸X−1位(Xは前記に同じ)に局 在する第3領域 からなるアミノ酸配列を有する請求項10または11に記載の非開裂性かつ可溶 性のハイプリッドgp160変異体。
  13. 13.i)HIVウイルスの第1株のgp160に由来し、このgp160のア ミノ酸X位からアミノ酸Y位に局在する第1領域(Xが1〜271の数であり、 Yが306〜482の数であり、前記第1株がHIV−1MN、HIV−1El i、HIV−1RF、HIV−1SF2CおよびHIV−1SCの各株から選ば れる);ii)HIVウイルスの第2株から得られるタイプAの非開裂性かつ可 溶性のgp160変異体に由来し、このgp160変異体のアミノ酸Y+1位か らC末端に局在し、Yが前記の通りである第2領域;及び iii)Xが1以外のとき、HIVウイルスの前記第2株のgp160に由来し 、このgp160のアミノ酸1位からアミノ酸X−1位(Xは前記に同じ)に局 在する第3領域 からなるアミノ酸配列を有する請求項10〜12のいずれかに記載の非開裂性か つ可溶性のハイプリッドgp160変異体。
  14. 14.i)HIVウイルスの第1株のgp160に由来し、このgp160のア ミノ酸X位からアミノ酸Y位に局在する第1領域(Xが1〜271の数であり、 Yが306〜482の数であり、前記第2株が株HIV−1MNである); ii)HIVウイルスの第2株から得られるタイプAの非開裂性かつ可溶性のg p160変異体に由来し、このgp160変異体のアミノ酸Y+1位からC末端 に局在し、Yが前記の通りである第2領域;及び iii)Xが1以外のとき、HIVウイルスの前記第2株のgp160に由来し 、このgp160のアミノ酸1位からアミノ酸X−1位(Xは前記に同じ)に局 在する第3領域 からなるアミノ酸配列を有する請求項13に記載の非開裂性かつ可溶性のハイプ リッドgp160変異体。
  15. 15.i)HIVウイルスの第1株のgp160に由来し、このgp160のア ミノ酸X位からアミノ酸Y位に局在する第1領域(Xが1〜271の数であり、 Yが450〜482の数である); ii)HIVウイルスの第2株から得られるタイプA−の非開裂性かつ可溶性の gp160変異体に由来し、このgp160変異体のアミノ酸Y+1位からC末 端に局在し、Yが前記の通りである第2領域;及びiii)Xが1以外のとき、 HIVウイルスの前記第2株のgp160に由来し、このgp160のアミノ酸 1位からアミノ酸X−1位(Xは前記に同じ)に局在する第3領域 からなるアミノ酸配列を有する請求項10〜14のいずれかに記載の非開裂性か つ可溶性のハイプリッドgp160変異体。
  16. 16.i)HIVウイルスの第1株のgp160に由来し、このgp160のア ミノ酸X位からアミノ酸Y位に局在する第1領域(Xが1〜97の数であり、Y が306〜482の数である); ii)HIVウイルスの第2株から得られるタイプA−の非開裂性かつ可溶性の gp160変異体に由来し、このgp160変異体のアミノ酸Y+1位からC末 端に局在し、Yが前記の通りである第2領域;及びiii)Xが1以外のとき、 HIVウイルスの前記第2株のgp160に由来し、このgp160のアミノ酸 1位からアミノ酸X−1位(Xは前記に同じ)に局在する第3領域 からなるアミノ酸配列を有する請求項10〜15のいずれかに記載の非開裂性か つ可溶性のハイプリッドgp160変異体。
  17. 17.請求項1〜9のいずれかに記載の方法により得られる発現カセット。
  18. 18.請求項10〜16のいずれかに記載のgp160変異体の前駆体、または 請求項10〜16のいずれかに記載のgp160変異体をコードするDNAユニ ットおよび前記DNAユニットの発現に必要な要素を含む発現カセット。
  19. 19.請求項17または18に記載の発現カセットで形質転換された細胞。
  20. 20.請求項17または18に記載の発現カセットをゲノム中に挿入してなるウ イルスベクター。
  21. 21.請求項19に記載の細胞を培養する工程および該培養物から前記変異体を 収穫する工程を含む請求項10〜16のいずれかに記載のgp160変異体の製 造方法。
  22. 22.細胞培養物を請求項20に記載のウイルスベクターで感染させる工程およ び該培養物から前記変異体を収穫する工程を含む請求項10〜16のいずれかに 記載のgp160変異体の製造方法。
  23. 23.治療剤として請求項10〜16のいずれかに記載のgp160変異体を含 むAIDSの予防または治療を目的とする医薬組成物。
  24. 24.治療剤として請求項20に記載のウイルスベクターを含むAIDSの予防 または治療を目的とする医薬組成物。
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