JPH0550738A - 透明不可視マーク付カタログとそれを用いた予約発注システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紫外線インクなどの肉眼で視認できない不可
視インクでバーコードなどのマークを透明不可視マーク
付カタログの情報検索に用い，また，この透明不可視マ
ーク付カタログを用いた予約発注システムを提供する。 【構成】 通信販売カタログ４０は商品紹介写真４１の
下に透明バーコード４２が印刷されている。自宅にいる
購入希望者はこの透明バーコード４２を透明バーコード
リーダ３０で読み取らせ，通信販売カタログ４０ととも
に配付されている商品紹介写真４１についての詳細商品
情報を記憶しているＣＤ−ＲＯＭ２２からの情報検索に
使用する。検索された情報はＣＲＴ表示器２３，スピー
カ２４なとから出力される。この出力情報はその商品の
購入を決定するに充分な情報である。購入希望者はその
購入指示を自宅で行う。通信販売端末装置のシステム１
０と電話回線９０で接続されている通信販売センタ装置
８０はかかる購入指示に応答して受注処理，発注処理を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は，紫外線などの入射光に
対し可視または不可視の蛍光を発するインクや，赤外線
などの入射光に対し蛍光または不可視の反射光を発する
インクなど，人間の眼で視認できないインクで書いた不
可視マークを用いた予約発注用カタログ，および，その
透明不可視マーク付カタログを用いた予約発注システム
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来からＴＶ放送による商品案内を参照
して購入商品を決定し電話または葉書で申し込む方法，
あるいは，郵送された通信販売用カタログを参照して購
入商品を決定し電話または葉書で申し込む通信販売シス
テムが知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記通信販売方法はい
ずれも電話または葉書で購買対象およびその購買者を詳
細に指示しなければならず，手間と時間がかかるという
問題がある。またＴＶ放送は自己の希望する商品につい
ての紹介がなされるとは限らず，一方的に売手からの情
報提供であり，自己の希望する商品の紹介という面から
不十分である。また放送の即時性から購入するための検
討するために充分な時間がとれないという問題がある。
さらに自己が望む情報が充分に提供されないという問題
がある。通信販売用カタログを用いる方法は限られた紙
面に数多くの商品紹介がされている場合が多い関係で商
品紹介の要点のみ記載されている場合が多く，それ自体
からは充分な商品知識が得られないという問題がある。

【０００４】以上のように，特に高価な商品を在宅購入
をしようとすると，上記通信販売システムは問題があ
る。本発明は在宅で充分商品知識を得ることができ，簡
単な方法で在宅購入が可能な通信販売システムなどの予
約発注システム，およびそれに用いる予約発注用カタロ
グを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め，本発明によれば，通信販売商品説明部またはその近
傍にその商品を紹介問い合わせおよび購入申込に使用す
る透明不可視マークを有する透明不可視マーク付カタロ
グが提供される。また本発明によれば，通信販売商品説
明部またはその近傍にその商品を紹介問い合わせおよび
申込に使用する透明不可視マークを有する透明不可視マ
ーク付カタログと，該透明不可視マーク付カタログの透
明不可視マークを読み取る透明不可視マークを読み取り
手段と，上記商品についての画像データ音声データなど
として紹介情報が記憶されている情報記憶手段と，上記
不可視マーク読み取り手段で読み取った不可視マークで
規定される情報を上記情報記憶手段から検索する情報検
索手段と，該情報検索手段で検索した情報を画像，音な
どの情報として出力する情報出力手段と，該情報出力手
段に出力された情報について購入申込を指示する手段
と，該購入申込指示手段に応答して通信回線を介して上
記購入申込情報を伝送する通信手段と，該通信手段に応
答して受信した購入申込を受け付ける購入処理手段を有
する予約発注システムが提供される。さらに本発明によ
れば，電話回線を介して電話機と通信販売中央装置とが
接続され，通信販売商品説明部またはその近傍にその商
品を紹介問い合わせおよび申込に使用する透明不可視マ
ークを有する透明不可視マーク付カタログを有し，上記
電話機に接続され，該透明不可視マーク付カタログの透
明不可視マークを読み取る透明不可視マークを読み取り
手段と，該読み取り手段からの読み取りデータを電話機
および電話回線を介して伝送する第１の通信手段とを有
し，上記通信販売中央装置には，商品についての情報が
記憶された情報記憶手段と，上記電話機と電話回線を介
して接続され上記通信手段からのデータを受け付け上記
不可視マーク読み取り手段で読み取った不可視マークで
規定される情報を情報記憶手段から検索する情報検索手
段と，該情報検索手段で検索した情報を上記通信回線を
介して上記電話機に伝送する第２の通信手段とを有し，
また上記通信販売中央処理装置には，上記電話機からの
購入申込に応答して購入申込を受け付ける手段を有する
予約発注システムが提供される。本発明において，商品
とは有体物には限らず，旅行，イベントなど広く社会で
商取引の対象きなるものをいう。

【０００６】

【作用】透明不可視マーク付カタログには簡単な商品紹
介の近傍などにその商品についての詳細な情報を検索す
るための透明不可視マークが印刷されている。透明不可
視マークを参照して詳細情報を別途入手する構成とする
ことで，透明不可視マーク付カタログ自体は必要最小限
の記事記載ですみ，少ない紙面に多くの商品紹介を美観
に優れた状態で行うことができる。この透明不可視マー
ク付カタログに対応して掲載されている商品を紹介する
ための文字，図形，写真，そして，音声データが，たと
えば，ＣＤ−ＲＯＭなどに記憶されている。購入者が自
宅で透明不可視マーク付カタログを見て希望する商品情
報が欲しい場合，透明不可視マークに透明マークリーダ
を当てそのマークを読み取らせ，対応する商品情報をＣ
Ｄ−ＲＯＭなどから検索して出力させる。購入者は自宅
で，詳細な商品内容を画像，文字，音声などから知るこ
とができる。かかる情報を参照して購入を決定した場
合，購入者希望者はその購入指示を電話回線などを介し
て接続されている通信販売センタ装置に行う。上記同様
の処理を，電話機を介して行う。電話機には透明マーク
リーダが接続され，その読み取られたコードが通信販売
センタ装置に送信され，対応する商品情報が通信販売セ
ンタ装置から電話機のハンドセットなどから音声情報と
して出力される。購入者希望者は購入希望商品をプッシ
ュボタンなどから行う。

【０００７】

【実施例】図１に本発明の予約発注システムとしての第
１実施例の通信販売システムの構成を示す。この通信販
売システムは，家庭などに設置された通信販売端末装置
のシステム１０およびこの通信販売端末装置のシステム
１０に接続された透明バーコードリーダ３０，通信販売
処理センタに配設された通信販売センタ装置８０，電話
回線９０を介して，通信販売端末装置のシステム１０と
通信販売センタ装置８０とを接続するＭＯＤＥＭ１０Ａ
およびＭＯＤＥＭ８Ａを有している。また通信販売シス
テムは，他の家庭に設置された電話機端末装置５０，こ
の電話機端末装置５０に接続された透明バーコードリー
ダ３２，電話回線９０を介して通信販売センタ装置８０
と電話機端末装置５０とを電話回線９０を介して接続す
るＭＯＤＥＭ８Ｂとを有している。この通信販売システ
ムには透明バーコードリーダ３０で読み取られる通信販
売カタログ４０を用いる。また透明バーコードリーダ３
２で読み取られる通信販売パンフレット７０を用いる。

【０００８】図２に通信販売カタログ４０のあるページ
の部分図を示す。図２（Ａ）は通信販売カタログ４０の
部分平面図であ，図２（Ｂ）は図２（Ａ）の透明バーコ
ード４２の拡大図である。通信販売カタログ４０には複
数の商品が写真などを用いて紹介されている。この通信
販売カタログ４０では商品紹介写真４１，その上の商品
番号および商品名称，商品紹介写真４１の下部の透明バ
ーコード４２が１組として，商品紹介されている。透明
バーコード４２は図２（Ｂ）に示すように，肉眼では見
えない紫外線インクでバーコードとして商品紹介写真４
１の下部に印刷されている。ここで，それぞれの商品紹
介記事などは通信販売カタログ４０には詳細に記載され
ていない。詳細な商品紹介は，後述するように，透明バ
ーコード４２を透明バーコードリーダ３０で読み取り，
通信販売端末装置のシステム１０からＣＲＴ表示，音声
出力などの様式で詳細に行われる。このように，通信販
売カタログ４０には購入希望者が索引とするに充分な情
報のみ表している。したがって，少ない紙面で多くの商
品紹介を行うことができる。透明バーコード４２は肉眼
では見えないので，従来の黒いバーコードに比較して美
観に優れる。通信販売カタログ４０内の他の商品紹介も
同様である。

【０００９】通信販売カタログ４０の配付とともにその
内部の商品の詳細情報が記憶されているＣＤ−ＲＯＭ２
２が配付されてくる。ＣＤ−ＲＯＭ２２の情報としては
文字情報，図形（写真）情報，音声情報など多様な情報
が記憶されている。

【００１０】図３に通信販売端末装置のシステム１０の
構成を示す。この通信販売端末装置のシステム１０はパ
ーソナルコンピュータを用いて構成しており，パソコン
本体（ＣＰＵ）１１，バス１２，このバス１２を介して
ＣＰＵ１１に接続されるインターフェース（Ｉ／Ｆ）１
３，Ｉ／Ｆ１４，ハードディスク装置１５，ＲＯＭ１
６，ＲＡＭ１７，ＣＲＴ制御装置１８およびＣＲＴ表示
器２３を有している。Ｉ／Ｆ１３には透明バーコードリ
ーダ３０が接続されている。また，Ｉ／Ｆ１４には上記
配付されたＣＤ−ＲＯＭ２２が接続されている。バス１
２には音出力処理装置１９が接続され，音出力処理装置
１９にはスピーカ２４が接続されている。ＲＯＭ１６お
よびハードディスク装置１５にはＣＰＵ１１が処理を行
う各種プログラムが記憶されている。ＲＡＭ１７は各種
プログラムの動作に一部使用される他，種々のデータを
保存する。ＣＰＵ１１はバス１２を介してＭＯＤＥＭ１
０Ａに接続されている。

【００１１】図４および図５に図１に示した透明バーコ
ードリーダ３０の構成を示す。透明バーコードリーダ３
０は，光学系３１０と信号処理部３１５からなる。光学
系３１０は図５にその斜視図を示すように，通信販売カ
タログ４０の透明バーコード４２，紫外線インクで印刷
された通信販売カタログ４０の透明バーコード４２に紫
外線光を投射する光源３１２，光源３１２からの光が透
明バーコード４２で反射した光を反射させて偏向させる
反射鏡３１１，光学フィルタ付レンズ３１３およびイメ
ージセンサ３１４からなる。信号処理部３１５は，イメ
ージセンサ３１４で電気信号に変換した信号を増幅する
増幅回路３１６，波形整形を行う波形整形回路３１７，
波形整形されたアナログ信号を二値化する二値処理回路
３１８，および，コード変換回路３１９を有している。

【００１２】図６および図７を参照して，通信販売カタ
ログ４０と通信販売端末装置のシステム１０の処理動作
について述べる。ステップＳ０１ ：在宅購入を希望する購入者はまず上記
配付されたＣＤ−ＲＯＭ２２を通信販売端末装置のシス
テム１０に装荷する。ついで購入者は，通信販売カタロ
グ４０を開いて，商品紹介写真４１とその商品名「机」
を見て，その商品に興味がある場合，透明バーコードリ
ーダ３０を透明バーコード４２に当て，入力ボタンを押
す。これにより，透明バーコードリーダ３０によって透
明バーコード４２が読み取られ，そのコードがＩ／Ｆ１
３を介してＣＰＵ１１に入力される。ステップＳ０２ ：ＣＰＵ１１は入力された透明バーコー
ドが正常であるか否かを判断する。この正常性の判断
は，入力された透明バーコードに相当する情報がＣＤ−
ＲＯＭ２２に記憶されているか否かを判断するものであ
る。ステップＳ０８ ：もし入力された透明バーコードが情報
検索対象外の場合，ＣＰＵ１１はステップＳ１１に移行
し次の処理を受け付ける処理に移る。

【００１３】ステップＳ０３：入力された透明バーコー
ドが正常な場合，ＣＰＵ１１はＣＤ−ＲＯＭ２２内の対
応する情報を検索する。この検索情報としてはその商品
紹介内容に応じて文字情報，写真，図形情報，音声情報
を組合せた情報となる。たとえば，商品紹介写真４１に
示した「机」の場合は，その詳細な写真と，材質などを
記述する文字情報などがＣＤ−ＲＯＭ２２に記憶されて
いる。またＣＤに関する商品情報の場合，ＣＤの表面お
よび裏面に記されている程度の作曲家，演奏家，そのと
作品についてのの写真と文字による紹介，主要部の音楽
がＣＤ−ＲＯＭ２２に記憶されている。ステップＳ０４，Ｓ０５ ：ＣＰＵ１１はＣＤ−ＲＯＭ２
２から検索した情報から，文字，図形，写真などの画像
データが存在するか否かをチェックし，もし存在すると
きは，ＣＲＴ制御装置１８を介してＣＲＴ表示器２３に
文字および写真，図形を画像データとして出力する。ステップＳ０６，Ｓ０７ ：ＣＰＵ１１はさらに音データ
が含まれているか否かをチェックし，もし，存在すれ
ば，音出力処理装置１９を介してスピーカ２４に音を出
力する。以上により，購入者希望者は通信販売カタログ
４０の希望する商品紹介写真４１についての詳細な商品
情報がＣＲＴ表示器２３およびスピーカ２４から知るこ
とができる。

【００１４】ステップＳ０８，Ｓ０９：購入者希望者が
その商品の購入を希望するときは，申込み入力ボタン
（図示せず）を押す。この入力ボタン操作に応答してＣ
ＰＵ１１は，ＭＯＤＥＭ１０Ａ，電話回線９０，ＭＯＤ
ＥＭ８Ａを介して通信販売センタ装置８０に上記透明バ
ーコード４２に対応するコードを指定して購入申込みを
行う。通信販売センタ装置８０には事前に，通信販売端
末装置のシステム１０を持つ購入者の申込み口座名称，
配送先住所，引き落とし口座などが記憶されている。通
信販売センタ装置８０はＣＰＵ１１から上記申込みがあ
ると，通信販売センタ装置８０はその購入者および商品
を指定する透明バーコード４２の読み取りコードを確認
後，予約を登録し，さらに在庫の有無，配送予定日など
を確認する。通信販売センタ装置８０はその商品番号，
在庫の有無，配送予定日，金額などをＭＯＤＥＭ８Ａ，
電話回線９０，ＭＯＤＥＭ１０Ａを介してＣＰＵ１１に
送信する。ステップＳ１０，Ｓ１１ ：ＣＰＵ１１は通信販売センタ
装置８０からの，上記送信を待つ。これらについての情
報を受信すると，ＣＰＵ１１はＣＲＴ表示器２３に出力
する。ステップＳ１２，Ｓ１３ ：購入者はＣＲＴ表示器２３に
表示された内容を確認して，上記入力ボタンを押して最
終購入指示を行う。かかる最終購入指示はＣＰＵ１１か
ら通信販売センタ装置８０に送出される。通信販売セン
タ装置８０はかかる最終購入指示に応答して，発注書お
よび請求書を発行する。

【００１５】以上で商品紹介写真４１に関する商品の購
入が行われた。以上述べたように，購入者は自宅に居な
がら，そして夜間，昼間に無関係に希望する商品の詳細
を画像データおよび音声データを介して確認して，購入
の可否を決定でき，そして，在宅のまま購入指示をする
ことができる。このときに使用する通信販売カタログ４
０は最小限の情報が簡潔に記載されており，少ない紙面
に多くの商品概要が掲載できる。また詳細情報を求める
透明バーコード４２は透明であり，通信販売カタログ４
０の美観を損ねない。なお，透明バーコード４２は商品
紹介写真４１内に印刷しても，商品紹介写真４１自体の
視認性を低下させない。あるいは，商品番号の上に重ね
て透明バーコード４２を印刷し，透明バーコードリーダ
３０による位置決定を容易にすることなもできる。この
場合，透明バーコード４２は透明であるから，商品番号
の視認性に影響を与えない。

【００１６】図８は図１に示した電話機端末装置５０と
通信販売センタ装置８０との間に通信販売システムを示
す構成図である。電話機端末装置５０には上記透明バー
コードリーダ３０と同様の透明バーコードリーダ３２が
接続されている。電話機端末装置５０は通常のプシュホ
ン電話機５２と，通常のハンドセット５４と，通信イン
ターフェース回路５６とを有している。通信販売センタ
装置８０は，上述した通信販売端末装置のシステム１０
との処理を行った受注処理手段８６の他，受信処理手段
８１，情報検索手段８２，情報記憶手段８３，音声出力
手段８４，送信処理手段８５を有している。通信販売セ
ンタ装置８０は，図３に示したコンピュータと同様なコ
ンピュータで構成されている。通信販売センタ装置８０
内にかかる手段を設けたのは，電話機端末装置５０内に
は図３に示した通信販売端末装置のシステム１０の構成
要素がないため，通信販売端末装置のシステム１０で行
っていた機能を通信販売センタ装置８０側で処理し，電
話機端末装置５０側には既存の装置と透明バーコードリ
ーダ３２などの最小限の設備を準備するだけで，上記通
信販売端末装置のシステム１０と通信販売センタ装置８
０との間の処理と類似の購入処理を可能とするためであ
る。

【００１７】図８に示した通信販売システムの動作を述
べる。透明バーコードリーダ３２は図１に示した通信販
売パンフレット７０の透明バーコードを読み取る。通信
販売パンフレット７０も上述した通信販売カタログ４０
と同様，商品の写真とその詳細情報を検索させるための
透明バーコードが印刷されている。この読み取られた透
明バーコードの内容が通信インターフェース回路５６，
電話回線９０およびＭＯＤＥＭ８Ｂを介して受信処理手
段８１で受信され，情報検索手段８２に出力される。情
報記憶手段８３には上述したＣＤ−ＲＯＭ２２と同様の
商品情報が記憶されている。ただし，ハンドセット５４
では音声情報しか受信できないから，情報記憶手段８３
には音声情報のみ記憶されている。情報検索手段８２は
情報記憶手段８３から透明バーコードリーダ３２で読み
取られた透明バーコードに対応する商品情報を検索して
取り出す。情報検索手段８２は取り出した情報を音声出
力手段８４に出力する。音声出力手段８４には音声ＣＯ
ＤＥＣが収容されており，音声情報を音声に変換する。
音声に変換された商品情報はＭＯＤＥＭ８Ｂ，電話回線
９０，通信インターフェース回路５６を介してハンドセ
ット５４に受信され，通常の電話機の音声として商品の
紹介が行われる。

【００１８】購入者はその商品紹介を参考にして，も
し，購入を希望するときはプッシュホン電話機５２のプ
ッシュホンの特殊ボタンを押す。この購入指示が受信処
理手段８１を介して受信され，受注処理手段８６が上述
したと同様，在庫の有無，配送予定日などを確認し，音
声出力手段８４および送信処理手段８５を介してハンド
セット５４に通報する。これに対して，購入者は最終購
入指示をプシュホン電話機５２から行う。受注処理手段
８６はこの最終購入指示に応答し，上述した発注指示，
請求書の発行などの処理を行う。

【００１９】以上述べたように，電話機端末装置５０お
よび透明バーコードリーダ３２を用いて通信販売パンフ
レット７０を参照して商品を購入することができる。な
お，視覚情報を充実させるため，図８に示した電話機端
末装置５０にＴＶ装置を接続し，通信販売端末装置のシ
ステム１０におけるのと同様，画像情報を表示させるよ
うに構成することもできる。あるいは，電話機端末装置
５０にファクシミリ装置を接続し，画像データをそのフ
ァクシミリ装置に出力するようにすることもできる。こ
れらの場合，情報記憶手段８３には画像情報を記憶して
おく。

【００２０】本発明の実施に際しては上述した実施例に
限定されず，種々の変形形態をとることができる。通信
販売カタログ４０の透明バーコード４２は上記紫外線イ
ンクで印刷される他，赤外線で蛍光を発するまたは不可
視の赤外線インクで印刷されてもよい。通信販売カタロ
グ４０に検索用として印刷された透明バーコード４２に
代えて，透明数字，記号などの透明マークを用いてもよ
い。この場合，透明バーコードリーダ３０に代えて透明
ＯＣＲを用いる。また，たとえば，図３に示したＣＲＴ
表示器２３に代えて既存の家庭用ＴＶ装置を用いてもよ
い。さらにＣＤ−ＲＯＭ２２を用いず，ＣＤ−ＲＯＭ２
２に代えて通信販売センタ装置８０の情報記憶手段８３
に記憶されている情報をハードディスク装置１５にて転
送し，商品についての情報検索をハードディスク装置１
５に対して行ってもよい。また通信販売端末装置のシス
テム１０は電話機端末装置５０とを組み合わせた構成に
してもよい。

【００２１】上述した実施例は通信販売システムについ
て例示したが，本発明の予約発注システムは，旅行案内
パンフレットに不可視マークを用い，上記同様，詳細な
旅行情報を出力させ，さらに旅行参加を予約することに
もできる。さらに本発明の予約発注システムのたの例と
しては，イベントに関する案内パンプレットに不可視マ
ークを印刷し，その不可視マークを参照してさらに詳細
な情報を出力させ，そのイベントへの参加を予約するこ
とができる。

【００２２】

【発明の効果】以上述べたように本発明の通信販売用カ
タログは，透明不可視マークを印刷し，この透明不可視
マークを用いて商品内容の詳細な情報を知ることができ
る。この透明不可視マークは肉眼で見えず，商品番号，
商品写真などの視認性を低下させず，さらにこれらの印
刷物に重ねて印刷できるので，美観に優れ，小さいスペ
ースに纏めることができる。さらにこの透明不可視マー
ク付カタログを用いた予約発注システムによれば，自宅
で充分な商品知識を得たうえで自宅から直接その商品を
購入することができる。この購入手続きは利用時間帯の
制約がないので，昼間の勤務者などにとって好都合であ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の透明不可視マーク付カタログ
を用いた通信販売システムの構成図である。

【図２】図１に示した透明不可視マーク付カタログの部
分図である。

【図３】図１に示した通信販売端末装置のシステムの構
成図である。

【図４】図１に示した透明バーコードリーダの構成図で
ある。

【図５】図４に示した透明バーコードリーダの光学系の
斜視図である。

【図６】図３に示した通信販売端末装置のシステムの処
理フローチャートである。

【図７】図３に示した通信販売端末装置のシステムの処
理フローチャートである。

【図８】図１に示した通信販売センタ装置８０と電話機
端末装置５０の構成図である。

【符号の説明】

１０・・通信販売端末装置のシステム，１０Ａ・・ＭＯ
ＤＥＭ，１１・・ＣＰＵ，１２・・バス，１３，１４・
・インターフェース，１５・・ハードディスク装置，１
６・・ＲＯＭ，１７・・ＲＡＭ，１８・・ＣＲＴ制御装
置，１９・・音出力処理装置，２２・・ＣＤ−ＲＯＭ，
２３・・ＣＲＴ表示器，２４・・スピーカ，３０，３２
・・透明バーコードリーダ，４０・・通信販売カタロ
グ，４１・・商品紹介写真，４２・・透明バーコード，
５０・・電話機端末装置，５２・・プッシュホン電話
機，５４・・ハンドセット，５６・・通信インターフェ
ース回路，７０・・通信販売パンフレット，８０・・通
信販売センタ装置，８Ａ，８Ｂ・・ＭＯＤＥＭ，８１・
・受信処理手段，８２・・情報検索手段，８３・・情報
記憶手段，８４・・音声出力手段，８５・・送信処理手
段，８６・・受注処理手段，

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通信販売商品説明部またはその近傍にそ
   の商品を紹介問い合わせおよび購入申込に使用する透明
   不可視マークを有する透明不可視マーク付カタログ。
2. 【請求項２】 通信販売商品説明部またはその近傍にそ
   の商品を紹介問い合わせおよび申込に使用する透明不可
   視マークを有する透明不可視マーク付カタログと， 該透明不可視マーク付カタログの透明不可視マークを読
   み取る透明不可視マークを読み取り手段と， 上記商品についての画像データ音声データなどとして紹
   介情報が記憶されている情報記憶手段と， 上記不可視マーク読み取り手段で読み取った不可視マー
   クで規定される情報を上記情報記憶手段から検索する情
   報検索手段と， 該情報検索手段で検索した情報を画像，音などの情報と
   して出力する情報出力手段と， 該情報出力手段に出力された情報について購入申込を指
   示する手段と， 該購入申込指示手段に応答して通信回線を介して上記購
   入申込情報を伝送する通信手段と， 該通信手段に応答して受信した購入申込を受け付ける購
   入処理手段を有する予約発注システム。
3. 【請求項３】 電話回線を介して電話機と通信販売中央
   装置とが接続され，通信販売商品説明部またはその近傍
   にその商品を紹介問い合わせおよび申込に使用する透明
   不可視マークを有する透明不可視マーク付カタログを有
   し， 上記電話機に接続され，該透明不可視マーク付カタログ
   の透明不可視マークを読み取る透明不可視マークを読み
   取り手段と，該読み取り手段からの読み取りデータを電
   話機および電話回線を介して伝送する第１の通信手段と
   を有し， 上記通信販売中央装置には，商品についての情報が記憶
   された情報記憶手段と，上記電話機と電話回線を介して
   接続され上記通信手段からのデータを受け付け上記不可
   視マーク読み取り手段で読み取った不可視マークで規定
   される情報を情報記憶手段から検索する情報検索手段
   と，該情報検索手段で検索した情報を上記通信回線を介
   して上記電話機に伝送する第２の通信手段とを有し， また上記通信販売中央処理装置には，上記電話機からの
   購入申込に応答して購入申込を受け付ける手段を有する
   予約発注システム。