JPH05505949A - スリットラジオグラフィ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 名称ニスリットラジオグラフィ装置 本発明は、スリット絞りと協働し固定端部および遊端部を有する電気制御信号な 舌片を含む吸収装置と、作動中電気制御信号を舌片に与える制御装置とを備える スリットラジオグラフィ装置に間する。

このような装置は、たとえばオランダ特許出願番号８４００８４５から公知であ る。この公知の装置は、スリット形絞りを介して平らな扇形Ｘ線ビームで患者ま たは被検査物体を走査することのできるＸ線源を含む。等化されたＸ線像を得る ために、電気制御信号の制御のもとに、Ｘ線ビーム内により大きくまたはより小 さく入込むことのできる隣接して配置された多数の吸収素子を含む吸収装！をス リット絞りの近くに備える。

各吸収素子は、扇形Ｘ線ビームのセクタを作用することができる。制御信号は検 出器によって得られ、その検出器は、患者または物体の後方に置かれ、透過した 放射線量をＸ線ビームの各セクタ毎に測定し、対応する電気制御信号を与える。

吸収素子としては、圧電材料を用いることができ、この圧電材料は一端がクラン プされており、他端は上述した電気制御信号の制御のもとにＸ線ビーム内に揺動 することができる。このような舌片はすでにそれ自体が、ある程度Ｘ線放射線を 吸収するが、通常はＸ線放射線を吸収する特別素子を遊端部にさらに備える。後 者の場合、Ｘ線放射線を吸収する特別素子がＸ線ビーム内に揺動すれば足りる。

舌片は、上面および底面の間に印加される電気制御電圧によって曲がることので きる圧電材料から成る単一の舌片でもよい、また舌片は、重なり合った圧電材料 から成る２つのストリップで構成される、いわゆるバイモルフ素子であってもよ い。

この場合、電気制御電圧は、相互に結合した外面（上面および底面）と共通中央 面との間に印加される。

スリット絞りのスリットに関して、舌片の位置がＸ線ビームの関連するセクタに おいて、患者または物体を瞬時的に透過した放射線量と常に一致するように、す なわち患者または物体の瞬時的な、したがって局部的な透過率と一致するように 舌片を制御することができる。

オランダ特許出願番号８６０１６７８の内容は引用することによってここに含ま れているものと見なされ、他の方法について述べると、それによればいわゆるＸ 線ビームの硬度変調が用いられる。

オランダ特許出願番号８６０１６７８の明細書から公知の方法によれば、舌片ま たは吸収素子の遊端部は、スリット絞りを完全にあるいはほぼ開放する位置と、 スリットを完全にあるいはほぼ遮閉する位置との間で所定の周波数で揺動する。

Ｘ線ビームのセクタにおいて瞬時的に透過した放射線量は、関連するセクタにお ける患者または物体の瞬時透過率の関数として、振動の位相および／または振動 の振幅を変えることによって制御される。

全ての場合、舌片が電気制御信号に迅速かつ正確に反応することが大切である。

したがって、たとえば上述のオランダ特許出願番号８６０１６７８では、振動す る舌片の位相を患者のまたは物体の瞬時局部透過率に迅速に一致させることがで きることが大切である。制御されない振動もまた防。

止するべきである。

したがって、本発明の目的は、上述した要件を満たす上述のタイプの装置を提供 することである。

この目的のなめに、本発明に従えば、このような装置は少なくとも多数の舌片の 最大偏差を制限する少なくとも１つのストップ素子を含むことを特徴とする。

以下、添付の図面を参照して本発明をより詳細に説明する。

第１図は、圧電舌片を有する吸収装置を備えるスリントラジオグラフィ装置の一 例の側面図、第２図は本発明によるスリットラジオグラフィ装置のスリット絞り のスリットに関連する圧電舌片の側面図、 第３図〜第６図は、本発明による装置の圧電舌片のためのストップ装置の多数の 典型的な実施例を示す線図である。

第１図は、吸収装置を備える（公知の）スリットラジオグラフィ装置の一例の側 面図である。図示の装置は、矢印５で示すようにスリット形絞り２を介して扇形 Ｘ線ビーム３の面に対して横切る方向で、患者４または被検査物体を走査するこ とのできるＸ線源１を含む、Ｘ線検出器６は、たとえばＸ線フィルムカセット、 または同時に動く長手のＸ線像増強管を含んでもよく、その検出器は患者を透過 した放射線を検出し、所望のＸ線陰影像を形成する。矢印５に従う走査は、作動 中絞り２とともに、Ｘ線源が好ましくはＸ線源のＸ線焦点を通って、矢印７で示 すように図面の紙面に対して垂直方向に延びる軸のまわりを揺動することによっ て起きる。

等化されたＸ線写真を得るために、吸収装置８が用いられ、この吸収装置は各セ クタでＸ線ビームを変調することができ、またＸ線源と同時に揺動する。吸収装 置は、隣接して配置された圧電舌片９を含み、この圧電舌片は、圧電性を有する セラミック材料で舌片が製造されるので、圧電セラミック舌片とも呼ばれる。各 舌片は、Ｘ線ビーム３の特定のセクタを作用することができる。この目的のため に、舌片は固定的に装着されており、たとえば一端がクランプされている０曲が る舌片に適した電気制御信号を与えると、結果として道端部がＸ線ビーム内へ入 込む、必要な制御信号は、検出器１０によって与えられ、この検出器は本例では 患者とＸ線検出器との間に配置され、瞬時毎に患者を透過した放射線を検出し、 Ｘ線ビームの各セクタ毎に電気信号を与え、この電気信号は、処理回路１１を介 して対応する舌片へ与えられる。

図示のように、検出器はＸ線ビームの走査の動きに同期して動く長手の放射線検 出器であってもよいし、２次元静止検出器であってもよい。

第２図は、一端の近くで支持部材１６に固定的に適切にクランプされた圧電舌片 １５の側面図である。他端は非制御状態にあり、スリット絞り２のスリット１７ 近くに配置される。スリット１７が完全に非制御状態にある休止位置の圧電舌片 を示す。このことは、第２図では詳細には示されていないＸ線源７のＸ線焦点１ ８から発生するＸ線ビーム３かスリットおよび舌片を自由に通過することができ るということを意味する。

圧電舌片は、電気制御信号を与える図示の接続端子１９．２０を備える。さらに 、図示の例では、圧電舌片は道端部に吸収素子２１を備える。適切な制御電圧に よって矢印２２で示すように、遊端部または吸収素子がＸ線ビーム内へより大き く、またはより小さく動くように圧電舌片が曲がった状態になることができる。

吸収素子がＸ線ビーム内に入込むや否や、Ｘ線放射線は少なくとも部分的に吸収 されて、したがって吸収素子の位置で減弱される。

すでに述べたように、舌片が迅速かつ正確に制御信号に従うことが大切である。

舌片の位置を変えることのできる速度は、舌片の質量慣性または機械的共振周波 数に関連する。大きい質量慣性は、位置または振動の位相の迅速な変化の妨げと なる。

より強い制御信号を与えることによって、舌片がより迅速に反応するかも知れな いが、そのことは舌片のオーバシュートの恐れ、および舌片の損傷の恐れを増大 させることにもなる。比較的低い機械的共振周波数、すなわち制御信号で発生す る周波数と値が同じオーダである共振周波数を有する舌片は、制御されない振動 になり、たとえば破損してしまうかもしれない。

本発明に従えば、作動中に舌片の、または舌片部分の最大偏差を制限するストッ プ装置を用いることによって、略述した問題を避けることができる。

第３図は、このようなストップ装置の第１実施例を示す線区である６図示のスト ップ装置は、２つのストップ素子３１．３２を含み、このストップ素子は支持部 材１６にクランプされた端部３０から離れて、舌片１５のいずれか一方側に備え られており、舌片の最大偏差を制限する。舌片がストップ素子３１または３２と ぶつかるや否や、そのストップ素子は、支持部材１６の働きを一時的に行う固定 点として働く、シたがって、舌片の長さは、いわば減じられたようになり、共振 周波数がより高くなってしまう、したがって、舌片はより迅速に制御可能になる 。

ストップ素子は、種々の形をしていてよく、少なくともストップ素子がＸ線ビー ム３の領域に位置する限りにおいては、Ｘ線放射線を透過させる材料、たとえば プレキシガラスから製造される。

第４図は、ストップ素子３３．３４の典型的一実施例を示し、各ストップ素子は 、それぞれリプ３５．３６．３７または３８．３９．４０の形で舌片１５の各々 に沿って、互いに離れて位置する多数のストップストリップを含む。舌片１５の 偏差が大きくなるにつれて、舌片は、先ずストップリブ３５．３８と、次にスト ップリブ３６．３９と、最後にストップリブ３７．４０とぶつかる。

同時に、舌片の機械的共振周波数は、舌片がより多くのストップリブによりかか るにつれて増加すストップ素子は、第５図に示すように、ストップ縁部を形成す る階段状に形成されて配置されたストリップであってもよい。各ストップ素子４ ０゜４１は、第５図に示すように、それぞれ３つのストップ縁部４２．４３．４ ４または４５．４６゜４７を有する。本例でのストップ素子は、舌片支持部材を さらに形成する。

第３図〜第５図の典型的実施例では、ストップ素子は、別個のストップリブまた は縁部を形成する。しかしながら５ストツプ素子は、少なくとも部分的に平滑な 面の形状、たとえば四角柱状の曲面のまたは立方体状の曲面の形状、あるいは異 なるタイプの曲面を組合せた形状を有してもよい。

部分的に平滑な面をしたストップ素子と、１つ以上の別個のストップ縁部とを組 合せたものでもよい。

第６図はストップ素子５０．５１の例を示し、舌片１５のクランプされた端部か ら見るとき、先ずストップ縁部５２または５３をそれぞれ形成し、次に平滑な面 のセクション５４丈たは５５をそれぞれ有する。平滑なセクション５４．５５と 組合せて、舌片の道端部の近くに位置する舌片の一部と協働することのできる別 個のストップ素子５６゜５７を本例ではさらに備える。

ストップ素子５４．５５の後縁部５８．５９は、装置の作動中、必要とする舌片 と任意に接触し、したがって任意に別個のストップ縁部の機能として働く。

図示の例では、ストップ素子は、舌片のどちらか一方側に対称的に配置される。

しかしながら、このことは必要であるとは言えない、このように、たとえば第３ 図の実施例は、ストップ素子３２がストップ素子３１よりも、休止位置からより 離れておよび／またはクランプされた端部からより離れて位置するように変形す ることができる。

原則として、舌片の一方側のストップ素子を完全に省くこともでき、その結果舌 片の偏差は一方側のみ制限される。

個々の舌片の特性として、舌片の最大偏差で最も大きい相互の差を示すので、好 ましくは、舌片の遊端部が、最大偏差て′Ｘ線ビームの外側に位置するように舌 片を配置する。したがって、舌片の道端部は、スリット絞りを制限する固定され た部分のスリット１７の後方で、大きい偏差で動き、その地点で動きの方向を変 える。

上記の説明により、当業者には種々の変形態様が明らかであると言える。したが って、第５図に示す平滑な面を有するストップ素子は、第４図に示すように、さ らに３つのストップリブまたは縁部の代わりに、支持部材を形成してもよい、さ らに３つのストップリブまたは縁部の代わりに、より多くの数のまたはより少な い数のストップリブまたは縁部を用いてもよいし、任意に、平滑な面をした１つ 以上のストップセクションを組合せてもよい、これらのおよび同様な変形も本発 明の範囲内に入るものと見なされる。

ＩＧＩ ＦＩＧ、２ ＦＩＧ、３ ＦＩＧ、、！。

ＦＩＧ、５ ＦＩＧ　６ 要　約　書 スリットラジオグラフィ装置は、電気制御可能な圧電舌片を含む吸収装置を備え る。舌片の上のおよび／または下の偏差は、扇形Ｘ線ビームの外側で、ストリ／ プによって最大限に制限される。

１つより多いスｌ−リップは、舌片の固定端部がら見るとき、縦方向に位置する ことができる。したがって、舌片の偏差がｆｉｔ＠され、υ制御信号の大きな位 相の変化は、それによる振動を生じることなしに、舌片がストリップによってそ の動きが制限される期間中生じることができる。

補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）平成　４年　７月３０日

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. １．スリット絞りと協働し、固定端部および遊端部を有する電気制御可能な圧電 舌片を含む吸収装置と、作動中前記舌片に電気制御信号を与える制御装置とを備 えるスリットラジオグラフィ装置において、少なくとも多数の舌片の最大偏差を 制限する、少なくとも１つのストップ素子を含むことを特徴とするスリットラジ オグラフィ装置。
2. ２．前記少なくとも１つのストップ素子は、前記舌片の前記固定端部から見ると き、間隙を有して、前後に位置しているストップストリツプを含み、前記ストッ プストリップと、前記舌片の休止位置との間の距離は、前記ストップストリップ が前記舌片の前記固定端部からより離れて位置するにつれて大きくなることを特 徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。
3. ３．前記ストップストリップは、互いに平行なリプとして形成されることを特徴 とする請求の範囲第２項に記載の装置。
4. ４．前記ストップストリップは、階段状に形成されたストップ素子の前記縁部に よって形成されることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の装置。
5. ５．少なくとも１つのストップ素子は、舌片支持部材をさらに形成することを特 徴とする請求の範囲第１項〜第４項のいずれか１項に記載の装置。
6. ６．前記少なくとも１つのストップ素子は、連続した曲面に従って平滑に変化す るストップ経路を形成する少なくとも１つのセクションを有することを特徴とす る請求の範囲第１項〜第５項のいずれか１項に記載の装置。
7. ７．ストップ素子は、前記舌片のいずれか一方側に位置することを特徴とする請 求の範囲第１項〜第６項のいずれか１項に記載の装置。
8. ８．前記舌片のいずれか一方側に位置する前記ストップ素子は、前記舌片に関し て非対称に装着されることを特徴とする請求の範囲第７項に記載の装置。
9. ９．前記少なくとも１つのストップ素子は、作動中、前記舌片の前記遊端部の近 くに位置する前記舌片の端セクションと協働するストップストリップを含むこと を特徴とする請求の範囲第１項〜第８項のいずれか１項に記載の装置。
10. １０．前記少なくとも１つのストップ素子、前記舌片および前記スリット絞りは 、前記舌片の前記遊端部が前記スリット絞りの前記スリットによって規定される 前記スリット絞りの透過領域の外側に、大きい偏差で延びるように、配置される ことを特徴とする請求の範囲第１項〜第９項いずれか１項に記載の装置。
11. １１．スリット絞りと協働し、固定端部および遊端部を有する電気制御可能な圧 電舌片を含む吸収装置と、前記舌片が連続して作動中振動するように、前記舌片 へ作動中に制御信号を与える制御装置とを備えるスリットラジオグラフィ装置に おいて、請求の範囲第１項〜第１０項いずれか１項に記載のストップ素子の使用 。