JPH05505907A - ケーブル・カツプリング・トランスフオーマー - Google Patents

ケーブル・カツプリング・トランスフオーマー

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JPH05505907A JP91506951A JP50695191A JPH05505907A JP H05505907 A JPH05505907 A JP H05505907A JP 91506951 A JP91506951 A JP 91506951A JP 50695191 A JP50695191 A JP 50695191A JP H05505907 A JPH05505907 A JP H05505907A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 ケーブル・カップリング・トランスフォーマ− 発明の分野 本発明は、2心ケーブルのような多心電気導体についてのカップリング・トラン スフォーマ−に関する。
見見立見! 本発明は、はぼ同じ大きさの反対方向の電流が流れる一対の間隔をへだてた電気 導体についてのカップリング・トランスフォーマ−であって、導体と電磁関係に 配置され、使用の際、一対の磁束経路を定め、導体間に延びる比較的に低い透磁 率の部分と経路を分は合う比較的に高い透磁率の部材と、高透磁率部材によって 定められる磁束経路の一部と電磁関係となるようにそれぞれ配置されている電気 的に接続された一対の第2要素とを有している。
このトランスフォーマ−は、電話ケーブルのような2心ケーブルあるいはそれ以 上の多心ケーブルにおいて、多心(コア)導体がこれらの間に磁束経路が形成さ れるよう間隔をへだてているならば、ケーブルと電気的に接触することなく、エ ネルギーをピックアップするのに、すなわち誘導するのに使用することができる 。かくして、本発明は、絶縁状態を損なわせることのない、またラインを乱すこ とのない非常に簡単なタップを多心ケーブル内に提供する。
トランスフォーマ−が電気導体からエネルギー、例えば信号をピックアップする のに使用されるとき、各第2要素は、各導体を流れる電流と関係した互いに逆相 の出力を与えるよう構成されている。好ましくは、各第2要素は、各出力の加算 を与えるよう互いに接続されている0通例、各第2要素は、逆相の出力が加算合 成されるように互いに単純に接続されている。
この装置は、多くの用途を有している0例えば、複数の防犯あるいは火災警報セ ンサの共通ケーブルへのカップリング手段としてこれを用いることができる。こ の場合、共通ケーブルを傷つけることなく、各センサを共通ケーブルに取り付け ることができる。かくして、状況に応じて、センサを取り付けたり取り外したり することができる。
本発明の特に有用な用途は、電話線、あるいは高周波数さらには無線周波数まで の可聴周波数付近の信号を取り扱うラインへの拡張タップとしての用途である。
磁束経路と第2要素との間の電磁関係は、従来のトランスフォーマ−・カップリ ングによるものであっても良いし、あるいはホール効果によるものであっても良 いし、あるいはこれら両者を組み合せたものであっても良い。
本発明の利点は、特に、ケーブル自身でピックアップされたノイズを2心ケーブ ルの構成によって相殺するという事実である。この理由は、2つのケーブル心( コア)を流れる反対方向の電流によって磁束経路に磁束が誘導され、この磁束に よって第2部材に電圧が誘導され、これにより、両方の心(コア)でピックアッ プされたノイズをほぼ相殺するからである。
磁束経路と第2要素との間の電磁関係は、当業者にとって明らかであるように、 電磁カップリング、磁気抵抗カップリング(アーリー効果)、ホール効果等によ るもので構成されている。
本発明によるケーブル・カップリング・トランスフォーマ−は、この一般ぶ理に は固執しながら、多くの異なる態様をとることができる。
本発明の1つの態様においては、高透磁率部材をフレームあるいはトンネルの形 状の包囲体にすることもできるし、あるいは、電気要素(第2要素)が互いに反 対方向に巻かれた対向するアームをもつ開いた溝形材(channel)にする こともできる、各巻線の自由端間の誘導電位差が両方の巻線に誘導された電圧の 加算(相殺とは反対の意味)となるよう、各巻線の端部を接続することができる 。この実施態様において。
あるいは他の実施態様において、各巻線を同じにすることができるが、これは厳 密な要件ではない。各要素の出力が当初アンバランスであるときには、バランス をとるため、各要素の加算出力を適宜増幅しても良い、もちろん、各巻線を流れ る電流が各磁束経路に磁束を誘導し、ケーブルの多心(コア)内に同じ大きさの 反対の電圧を誘導するという上記と反対のモードにおいても、このトランスフォ ーマ−は同等に良く作動する。これに関しては、本発明についても、トランスフ ォーマ−の一般原理と同様のことが云える。
包囲体あるいは溝形材(channel )を角形、すなわち断面が角形のもの にすることができ、いずれの場合も、各巻線が対向した各アームを取り囲んでい る。トンネル構成の高透磁率部材は、トンネル内での長いケーブル長によって、 より大きなカップリングを与えるので、単純なフレームよりも良い。
変形例として、磁束経路と電磁間係に配置されたフレームあるいはトンネルによ って定められる経路に沿って延びる所定長さの巻線によって第2要素を構成して も良い。第2要素を、絶縁された個々のワイヤーの束とすることができる。特に 好ましくは、第2要素の長さを、各側が高透磁率部材と電磁関係に配置されてい る単一多巻コイルの向かい合っている長さによって規定することができる。
本発明の変形例において、高透磁率部材は、ケーブル心(コア)導体のループに 対する経路を定めるような形状となっている。この経路は、角状であっても良い し、皿状であっても良い。いずれの場合にも、各第2要素は、ループの平らな面 に隣接するコイル巻線によって構成される。磁束経路は、ループおよび巻線用の シェルあるいはハウジングと、ループが周りに配置される高透磁率の心(コア) とによって構成される高透磁率部材により定められる。ハウジングは、また、第 2要素においてピックアップされる可能性のある妨害、混信に対する遮壁(スク リーン)を形成している。また、シェルは、ループあるいはケーブルを心(コア )付近に挿入させることができるように、その周囲に裂は目が設けられているの が良い。
本発明の他の態様では、間隔をへだてた導体の1巻以上のループが、心(コア) の周りに巻かれている。
前述した包囲体あるいはトンネルプロファイルは、電気導体間を通るさらにより 低い透磁率の部分によって作られる共通部分のところで各磁束経路が合うように 磁束経路を作る。
導体をトンネル内に配置させることができるためには、導体をトンネル開口から 入れるか、あるいは、トンネルを部分的に分解し、それを再び閉じる前に導体を トンネル内に入れる必要がある。実際問題として、ラインが乱されるのを必要と される以上に阻止するために、トンネル組立体を部分的に分解することによって 、例えばすでに使用中の2心ケーブルに本発明のトランスフォーマ−をより容易 に取り付けることができる。
また、いくつかの月途で生じる可能性のあるこの問題を克服するために、比較的 に高い透磁率の部材を、2つの磁束経路が集まる領域の少なくとも一部に置く必 要のないことがわかる。このかわりに、高透磁率部材の端部を接続しない状態の ままとし、共通部分の前の残りの磁束経路を低透磁率のもの9例えば空気ギャッ プとすることができる。この仕方では、ケーブルを受けるためのスペースが一方 の側で開いており、これにより、高透磁率部材の対向した2つのアーム間の溝( channel)内にケーブルを簡単に置くことができる。
なお、これにより、磁束の低下が生ずるが、これは、多くの場合耐えることがで きるものであることがわかる。重要なのは、本発明のノイズ相殺特性が十分に維 持されることである。
本発明は、種々の仕方で実施することができ、そのうちのいくつかを図面を参照 して、例示として説明する。
図面の簡単な説明 第1図は本発明の第1の実施例の概略図である。
第2図(a)、(b)はそれぞれ本発明の第2の実施例の断面図、斜視図である 。
第3図は第2図(a)の変形例の断面図である。
第4図(a)、(b)はそれぞれ本発明の第3の実施例の断面図、端面図である 。
図5図(a)、(b)はそれぞれ第4図(a)、(b)の変形例の断面図、側面 図である。
第6図(a)、(b)は本発明のさらに他の実施例の切欠斜視図、平面図である 。
第7図は本発明で使用される増幅器の回路図である。
第8図は本発明の他の実施例の切欠斜視図である。
第9図は本発明のさらに他の実施例の斜視図である。
第10図は本発明を組み入れた通信システムの概略図である。
実施例 導体に流れる電流が、導体を取り囲む高透磁率のリングに磁束を誘導することは 当業者には知られている。さらに、一対の同軸導体に同じ大きさの反対方向の電 流が流れることによって磁束の相殺を生じさせる。
各導体が離れているならば、一対の対向した磁束経路が、リングと2つの導体間 の低透磁率経路とによって形成される。
導体間の共通部分の磁束は、リングに磁束を誘導する単一導体の電流と同じ電流 によって作られる磁束よりもかなり小さなものとなる。しかしながら、この磁束 量は、ごく僅がのものではない。各導体を流れる電流が互いに反対方向であると き、導体間のこの共通部分には両方の磁束経路から同じ方向の磁束が存在する。
先づ、第1図を参照すると、本発明の第1の態様が示されており、この第1の態 様では、高透磁率の9例えば鋼製の角形リング10が対向アーム12.14にお いてコイル16゜18によって取り囲まれている。各コイルは、対向アームの周 りに互いに反対に巻かれている。各コイルの下端部は、ワイヤ20によって互い に電気的に接続されている。また、各ワイヤの上端部は端子AおよびBとなって いる6エナメル被覆された2つの心(コア)導体22.24を有する電気ケーブ ルがリングを貫通している。同じ大きさの逆相の交流電流がケーブル心(コア) に流れると、(矢印で示すように)反対向きの磁束経路をもち、かつ心(コア) 22゜24間を通る磁束がリングに誘導される。これによって、各巻線には電圧 が誘導され、各巻線の電圧は、各導体を流れる同じ大きさの反対方向の2つの電 流に比例した電圧が端子AとBとの間に生じるよう、ワイヤ20による電気的接 続により加算合成される。
変形例においては、巻線16.18は、心(コア)22゜24の両側に角形断面 をもつトンネル10’の対向した隅部の所定長さのワイヤ束によって置き換えら れる。第2図(a)、(b)にはこの変形例が示されている。トンネル10’は 、チャンネル(channel)部分10aとリッド(lid)部分10bとを 有している。第2図(a)、(b)に示された実施例では、第2要素の長さは、 コイル28の真直ぐな平行側部によって定められる。接続部分26は、各ケーブ ル導体が巻線に誘導された電圧を受信しないように、各ケーブル導体に対してほ ぼ90”の角度で配置されるのが好ましい、これらの接続部分は、ケーブルの経 路からこれらを取り出すために、チャンネル部分10aの凹部に埋め込まれてい る。
好適には、トンネル10’のコイルの真直ぐな長さ部分は、エポキシ樹脂のよう な磁気的に比較的に不活性な物質中に埋め込まれている。
本発明の効率限界は、空気ギャップのサイズ、あるいはケーブル間の他の低透磁 率の共通磁気経路のサイズに基づいている。かくして、より高い透磁率の材料の スペーサを空気ギャップ内に挿入することによって、効率を高めることができる 。また、側壁のサイズを小さくすることによってトンネルの形状を変形し、空気 ギャップを最小にすることができる。
第3図に示すように、リッドと側壁との間の自由スペースにさらに巻線29を付 加することができる。各導体を流れる電流に比例する電圧を増加させるように、 この巻線29を接続することができる。しかしながら、この特別な巻線を付加す ることによって、装置の組立てや、2つのコイルの互いの接続が複雑となる。
トンネル10’によって画定される心(コア)は、好ましくは、ケーブルの方向 に沿って積層されている。
第4図(a)、(b)に示されている本発明の変形例では、ケーブルは、高透磁 率の外側部分34と直径5重層、長さ17mmの中央心(コア)36とをもつハ ウジング32内に形成されている直径12mmの円形通路30内に環状(ループ )のものとして配置されている。外側部分34には、孔38が形成されており、 この孔38を通ってループがハウジングに入り、中央心(コア)を取り囲んでい る。ハウジングは、これを角形箱の角形のような他の任意所望の形状のものにす ることができる。
40s、w、g、ワイヤが約2,500の巻数で巻かれた接続コイル40.42 が、中央心(コア)36の周りのケーブルのループの両側に巻かれている。
磁束経路は、ハウジングと、心(コア)導体間の中央心(コア)36を通る実質 上低い透磁率の経路とによって形成される。中央心(コア)は、共通経路の透磁 率を高める比較的高透磁率の材料の挿入体として働く。
このループ型のカップリング・トランスフォーマ−の効率を高めるために、心( コア)の肩囲を増加させて、より長い長さのケーブルが心(コア)を取り囲むよ うにすることができる。
第5図(a)、(b)は、第4図(a)、(b)の変形例であり、第5図(a) 、(b)では、巻数が1つ以上のケーブルを収容するように構成されている。中 央心(コア)の孔461は、中央においてケーブルに余裕をもたせている。また 、ハウジング321は、リッドとボール44.46とに分けられ、その内部への 出し入れが可能となっている。
本発明のさらに他の態様では、高透磁率部材は、互いに対向する一対のE−形の 積層体で作られており、これらの外側アームおよび中間アームが角形スペースを 定め、lっのスペースの両側にケーブルのループを収容するようコイルが巻かれ ている。この変形例では、上述した中央心(コア)を通る孔による空気ギャップ がE−形の板の中央アームによって効果的に充填されることが理解されよう、実 際、この変形例は、第4図(b)に示した断面図と同様のものと考えることがで きる。
第1図の実施例では、2つの磁束経路が例えばケーブル導体間の空気ギャップに 入る前に合わさる実質的に空(null)の領域が存在することがわかる。これ を利用して、ケーブル用のスペースが開いた溝(channel)であり、この 溝内に包囲トンネルと対向するようにケーブルを置くことの可能な変形例を構成 することができる。
第6BW (a)、(b)を参照すると、本発明のさらに他の実施例では、この 空(null)の磁束領域現象を利用している。
第6図(a)、(b)のカップリング・トランスフォーマ−は、E−形の側方形 状をもつニッケル鋼あるいはトランスフォーマ−特性鋼積層体で作られた巻型( for重er)50を有している。上記巻型50の形状は、幅が25+amであ り、各外側アーム52は約2.5mmの横方向の厚さを有している。内側の短か いアーム54は幅が約5鳳鳳である1巻型は長さが約48mmである。エナメル 被覆された50s、w、g、の鋼ワイヤの巻数7000の巻線56がボビン58 上に巻かれている。このボビン58は、巻型50の内側アーム54を取り囲んで いる。
このトランスフォーマ−構成は、スチレン樹脂で注型され、平らな底部のV−形 溝62を定める本体6oが形成される。
ここで、V−形溝62の基部は内側アーム54の自由端のすぐ上となる。■−形 溝の両側は、外側アーム52の頂部の内側エツジまで延びている。樹脂注型のト ランスフォーマ−は、黄銅ケース(図示せず)に密閉されて、静電遮蔽および/ または電磁遮蔽されている。もちろん、当業者に知られている他の態様の遮蔽を 行なっても良い。
第6図(a)において、樹脂は、アーム52の外面から側方に延びる一対のフラ ンク64を構成することがわかる。これらのフランク64は、巻線56の端部が 取り付けられる増幅回路を収容する。この増幅回路は第7図に示されている。
増幅は、BFWI○の電界効果トランジスタ66によってなされる。巻線56は 、トランジスタ66のゲートと接地電位との間に接続される。トランジスタ66 のドレインは、4゜7にΩのバイアス用抵抗70を介して電圧供給線に接続され ている。このバイアス用抵抗70は、トランスフォーマ−から隔たっていても良 く、樹脂内に入れられなくても良い。トランジスタ66のソースは、並列に接続 された2、2にΩの抵抗と22μFのコンデンサとの組68を介して接地されて いる。
かくして、第6図(a)、(b)の実施例は、自蔵式の受信ユニットである。も ちろん、ユニットは、内部増幅器がバイパスされ、外部の駆動増幅器を使って適 切なインピーダンス整合がなされるならば送信も可能である。しかしながら、大 きな空気ギャップによって、大きな伝送損失が生じ、伝送効率を低下させ、また ノイズをピックアップし易くなる。
2心ケーブルは、心(コア)導体を並べて配置した状態で、V−形溝62の底部 に置かれる。しかしながら、ケーブルを溝の底部の上方に僅かに相対的に回転さ せおよび/またはもち上げるならば、適切なピックアップのなされることがわか る。■−形の溝は、また、種々の直径および異なる断面のケーブルを巻型の内側 アームに対して中心合せすることができるので、特に有利であることがわかる。
この構成のカップリング・トランスフォーマ−は、心(コア)導体が溝の最低部 に位置決めされることを必要としないので、ケーブルのサイズを変えるごとに導 体が異なる位置になっても性能に著しい影響を与えない。
第8図は、トランスフォーマ−としての作動に特に良く適した本発明の他の実施 例を示す図である。この実施例では、巻型71は、変形E−形プロファイルのニ ッケル鋼あるいはトランスフォーマ−鋼が側方に積層されて作られており、巻型 71の外側アーム72には、内方に延びる突起部74が形成され、この突起部7 4が内側アーム78上の四角形溝76のエツジを画定している。前述のように、 外側アーム72は幅が2.5mmであり、内側アーム78は幅が5mmである。
外側アームは高さが2011!11であり、巻型の縦方向の広がりは約75mm である。直前の実施例と同様に、組立体は、これを取り囲むスチレン樹脂注型8 o内に収容されている。もちろん、アクリルあるいはエポキシのような他の適切 な樹脂をも同等に用いることができる。実際、適当な注封材料を用いることがで きる。各外側アームは、ボビン86上に24s、w、g。
のエナメル被覆された巻数100の銅ワイヤの巻線82を有しており、ボビン8 6は、巻線に逆相電流の加算信号を与えるよう増幅回路に接続されている。この 実施例における巻線は、これに接続されている駆動増幅器においてデバイスのイ ンピーダンスを低減させるため、直列のかわりに並列に接続されている。
製造を容易にするため、外側アームは、巻型の基部部分と連結される第1の部分 72aと、これと分離した第2の部分72bとに分割されている。これによって 、組立ての際には、各ボビン86を外側アームの対応した第1の部分72aに置 き、次いで、第2の部分72bをボビンの内側ギャップ内に置くことができる6 また、必要ならば電磁遮蔽体内に組立体を収容することができる。
ケーブルを置くことのできる開いた溝(channel)をそのままの状態にし ながら、突起部74によって溝(channel)内の比較的低い透磁率の経路 を最小にすることがわかる。磁束経路の低透磁率の部分をさらに減少させるため 、E−形プロファイルの基部に向けて外方にフレアする逆V−形のチャンネルを 使用し、その中に楕円形状のケーブルを挿入し回してこれを所定位置に保持する ことも可能である。しかしながら、ある用途では、より厚いケーブルを一端から 溝(channel)内に入れることが必要とされる。かくして、逆V−形では 、ケーブルを所定位置に保持することができる。
第9図には、本発明のさらに他の実施例が示されている。
これは、短絡ライン上での2方向通信用の送信/受信装置として意図されている 。この実施例は、フェライト材料で作られた2つの部分の巻型90からなってい る。2つの部分92゜94の各々は、60+a+*X 28mmX 6+a+a の平らな基部部分96゜と、高さが1+mの一対の対向した側部材98とを有し ている。
上記2つの各部分の側部材98は、組み立て装置において互いに合わされ、短絡 ラインが通過するトンネルを作る。図に描かれているように、上方基部部分96 には、それぞれ15巻数をもつ20s、w、g、のエナメル被覆された単一層の 銅ワイヤ巻線99の2つの接続グループが巻かれている。各巻JilI99は、 相対的に反対方向に巻かれ、ワイヤ100のブリッジング部分によって接続され ている。ここで、ワイヤ100のブリッジング部分は、巻型90によって画定さ れるトンネルを通って延びている導体への影響を実質的に取り除くために所定巻 数の巻線に関して普通に配置されている。
この実施例では、比較的高透磁率の経路は、フェライト巻型90によって明確に 定められている。上述のように、巻型における磁束経路は、各巻線99間に集ま り、空(null)の領域を作る。磁束経路の比較的低透磁率の部分は、基部9 6間と、トンネル内に正しく位置決めされたケーブル間とを通っている。
第10図には、第9図の実施例を利用する送信/受信システムが示されている。
このシステムは、両端が短絡されているバランスのとれた300Ωの2心フイー ダーケーブル104を取り囲む第9図に示されているような一対のカップリング 送信/受信ユニット102を有している。ケーブルは、各装置のトンネル内にス ペーサによって所定の間隔で配置され、比較的低透磁率の磁束経路の中心は、フ ィーダー間のギャップとほぼ一致している。送信/受信ユニットは、100m以 上間隔をへだでており、適当な遠隔増幅後、2MH,の伝送周波数で信号を良好 に受信することができる。2つ以上の多くの送信/受信ユニットを同じラインに 取り付けても同じ効果を得ることができる。ユニットの個数は、システム性能を 実質的に低下させない。信号強度に影響を与える要因は、送信ユニットと受信ユ ニットとの間の距離である。
本発明の高周波数への用途は、本発明の基本原理に固執しながら、材料を適当に 選択しカップリング・トランスフォーマ−の構成を適当に選択することで、無線 周波数での通信にも拡張することができる。
このシステムを、音声通信、信号処理(signalling) r遠隔制御/ テレメトリ−およびデータ送信/受信にも使用することができる。用語「通信」 は、これら全てを含むことを意図している0本発明は、地上での多くの環境およ び用途に適応可能であるが、磁束経路の比較的低い透磁率の部分が大部分水から なる海中での通信にも十分に適している。これに関して、空気と水との間の透磁 率の差を考慮してその性能を最適化するために、トランスフォーマ−の構造を再 設計することが必要である。しかしながら、同じユニットは、両方の環境におい て、良好に働くことがわかる。
本発明の利点は、特に、構成が非常に簡単であり、エネルギーを運ぶかあるいは エネルギーの加わる複数のワイヤと正しい関係に置かれることだけで良いという ことにあり、これらの利点によって、水エングレッション(water eng ression)の問題や装置のユーザの器用さが相対的に欠けるといった問題 が特に大きい水中で、特に有利である。
本発明では、また、多心ケーブル中の情報/活動を遠隔検知するのに好ましくな い環境あるいは腐食環境にも良く適している。また、カップリング・トランスフ ォーマ−の通信装置としての簡素さは、特に有利である。
かくして、本発明は、同じ大きさの反対方向の電流が流れる導体間の磁束を利用 して、各導体に流れる電流に比例した電圧を導出することにある。
F/G、8 要約書 本発明のケーブル・カップリング・トランスフォーマ−は、一対の磁束経路の高 透磁率部分を定める金属またはフェライトの巻型と、高透磁率部分の各々と電気 的に関連した巻線と、同じ大きさの逆相電流が流れる一対の導体間を通る各磁束 経路の共通低透磁率部分とを有している。導体または巻線のいずれかで誘導され た電流の一部は、他方(すなわち巻線または導体)に影響を与えて、簡単な通信 装置を構成する。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成4年 9月28日

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ほぼ同じ大きさの反対方向の電流が流れる一対の間隔を隔てた電気導体用の カツプリング・トランスフオーマーであって、該カツプリング・トランスフオー マーは、各導体と電磁関係に配置された比較的高い透磁率の部材を有し、該高透 磁率部材は、使用の際に、導体間に延びる比較的低い透磁率の磁束経路と分け合 う一対の磁束経路を定めるようになっており、また、前記カツプリング・トラン スフオーマーは、高透磁率部材によって定められる磁束経路の各々の一部とそれ ぞれ電磁関係に配置され、互いに電気的に接続された一対の第2要素をさらに有 していることを特徴とするカツプリング・トランスフオーマー。
  2. 2.前記一対の第2要素は、各々からの出力が加算合成されるよう電気的に接続 されていることを特徴とする請求の範囲第1項記載のカツプリング・トランスフ オーマー。
  3. 3.磁束経路と第2要素との間の電磁関係は、電磁カツプリング,磁気抵抗カツ プリング,またはホール効果によってなされることを特徴とする請求の範囲第1 項記載のトランスフオーマー。
  4. 4.高透磁率部材は、少なくとも一部分が、導体の配置されるスペースを定める ことを特徴とする請求の範囲第1項記載のトランスフオーマー。
  5. 5.高透磁率部材は、少なくとも一部分が、導体を囲むトンネルまたは開いた溝 を構成し、トンネルまたは溝は、導体間に延びる磁束経路の一部分を有している ことを特徴とする請求の範囲第4項記載のトランスフオーマー。
  6. 6.溝は、ほぼV−形のプロファイルを有していることを特徴とする請求の範囲 第5項記載のトランスフオーマー。
  7. 7.トンネルまたは溝は、角形か弧状であることを特徴とする請求の範囲第5項 記載のトランスフオーマー。
  8. 8.第2要素の各々は、高透磁率部材の一部分と関連した電気導体ごとに設けら れ、高透磁率部材の各部分は、電気導体の各々の磁束経路を保持することを特徴 とする請求の範囲第1項記載のトランスフオーマー。
  9. 9.第2要素の各々は、巻線で構成されていることを特徴とする請求の範囲第8 項記載のトランスフオーマー。
  10. 10.各巻線は、磁束経路の対応した部分の周りに巻かれていることを特徴とす る請求の範囲第9項記載のトランスフオーマー。
  11. 11.高透磁率部材と導体との間にあって導体間に延びる磁束経路の一部分に高 透磁率挿入体が配置されていることを特徴とする請求の範囲第1項記載のトラン スフオーマー。
  12. 12.比較的に高い透磁率の部材は、積層された鋼または中実フェライト材料の 巻型であることを特徴とする請求の範囲第1項記載のトランスフオーマー。
  13. 13.一対の第2の要素と接続される入力端子をもつ増幅回路を有していること を特徴とする請求の範囲第1項記載のトランスフオーマー。
  14. 14.請求の範囲第1項に記載のカツプリング・トランスフオーマーを少なくと も1つ有し、磁束経路の低透磁率部分が実質的に導体間を通るように、2つの心 (コア)導体ケーブルが配置されていることを特徴とする通信システム。
  15. 15.ケーブルは、両端が短絡された一対の導体であることを特徴とする請求の 範囲第14項記載のシステムる
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