JPH0550587U - カセットパック再生/記録装置の排出検査装置 - Google Patents

カセットパック再生/記録装置の排出検査装置

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JPH0550587U
JPH0550587U JP10159791U JP10159791U JPH0550587U JP H0550587 U JPH0550587 U JP H0550587U JP 10159791 U JP10159791 U JP 10159791U JP 10159791 U JP10159791 U JP 10159791U JP H0550587 U JPH0550587 U JP H0550587U
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pack
cassette pack
cassette
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JP10159791U
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勉 三譯
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カセットパック再生/記録装置から排出され
たカセットパックの高さ位置を、作業者のばらつきによ
ることなく高精度で検査することができるようにする。 【構成】 カセットパック再生/記録装置を、着脱可能
に搭載するベースを、移動手段によって予め定める移動
経路に沿って移動可能とし、この移動経路の途中に、排
出状態にあるカセットパックの高さ位置を発光素子と受
光素子との組合わせによって光学的に検出し、こうして
非接触状態でカセットパックの高さ位置を高精度に測定
することを可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カセットデッキ、すなわちカセットパックを再生しあるいはまた記 録するための装置において、そのカセットパックの排出状態を検査するための装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
典型的な先行技術は図10に示されている。磁気テープを収納したカセットパ ックの、カセットデッキである再生/記録装置1からの排出状態を検査して、寸 法形状に誤差のあるカセットパックの挿入および排出を確実に達成するために、 そのカセットパック再生/記録装置1から予め定める基準パック2を挿入口3か ら排出した状態で、レール4に沿って移動する限界ゲージ治具5を用いて矢符8 の方向に作業者が手で押し、この限界ゲージ治具5の切欠き6内を基準パック2 が通過することができるかどうかを検査する。これによって、たとえば図11に 示されるように、この基準パック2が切欠き6の上部7に当ったときには、この カセットパック再生/記録装置のカセットパックを上昇して排出する構成が不良 であるものと判定している。カセットパック再生/記録装置1とレール4とは、 基台9に固定される。基準パック2は、カセットパックの公差の範囲内で、その 最大寸法を有する外形を有する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような図10および図11に示される先行技術では、作業者が限界ゲージ 治具5を矢符8のように手で押して移動して検査を行うので、その作業者が限界 ゲージ治具5に作用させる力のばらつきによって、測定精度に誤差を生じるとい う問題がある。またこのような先行技術では、カセットパック再生/記録装置1 が不良品であると判断されたときにおいて、どの程度の誤差が生じているかを測 定することができない。
【0004】 本考案の目的は、作業者によるばらつきを防いで高精度に検査を行うことがで き、しかも誤差の程度を検出することができるようにしたカセットパック再生/ 記録装置の排出検査装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、カセットパック再生/記録装置を着脱可能に搭載するベースと、 ベースを予め定める移動経路に沿って移動する移動手段と、 移動経路の途中に設けられ、ベースが移動経路に沿う予め定める位置にきたと き、カセットパック再生/記録装置の排出状態にあるカセットパックの高さ位置 を光学的に検出する手段とを含むことを特徴とするカセットパック再生/記録装 置の排出検査装置である。
【0006】
【作用】
本考案に従えば、磁気テープを収納したカセットパックの再生または記録を行 う装置をベースに着脱可能に搭載し、このベースを、予め定める移動経路に沿っ て移動手段によって移動し、この移動経路の途中で、カセットパック再生/記録 装置から排出されているカセットパックの高さ位置を検出手段によって光学的に 検出することによって、作業者によるばらつきを防ぎ、高精度で、その排出状態 にあるカセットパックの高さ位置を検出することができ、その高さ位置をたとえ ばデジタル値で検出することができる。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の平面図であり、図2はその左方から見た側面図であ り、図3はその実施例の簡略化した斜視図である。台板11上にはリニアベアリ ングなとど呼ばれる一対のレール12,13が設けられ、カセットパック再生/ 記録装置14が着脱可能に搭載されたベース15が、矢符16およびその逆方向 に複動空気圧シリンダなどの移動手段17によって往復移動可能である。
【0008】 図4はカセットパック再生/記録装置14の平面図であり、図5はそのカセッ トパック再生/記録装置14の側方から見た断面図である。カセットパック再生 /記録装置14は、本体18がケーシング19内に収納されて取付脚部20によ って前記ケーシング19に固定されて構成されている。このケーシング19には 、前面パネル21がビス22などによって固定される。前面パネル21にはカセ ットパックの挿入孔23が形成され、本考案の一実施例では、基準パック24が その装置14から排出した状態が図5において示されている。
【0009】 この装置14において、ケーシング19の下面と挿入孔23の下面との間の距 離L1から、挿入孔23の上下の間隔L2および本体18のケーシング19内に おける取付脚部20による上下の高さ位置L3は高精度で設定されて該装置14 が組立てられている。本体18は、挿入孔23からカセットパック24が押し込 まれて挿入され、図4の仮想線25で示される位置に到達したとき、エレベータ 機構26の働きによってそのカセットパック24は参照符27で示されるように 下降し、この状態でカセットパック27内の磁気テープの再生または記録が行わ れる。
【0010】 このカセットパック再生/記録装置14からカセットパック27を排出する際 には、エレベータ機構26はそのカセットパック27を上昇し、図4の参照符2 5で示される位置にもたらし、次に水平に移動して、基準パック24に示される 排出状態にもたらして、排出孔23から部分的にカセットパックを排出した状態 とする。
【0011】 この排出状態にあるカセットパックの上下の位置が、本体18のエレベータ機 構26の働きによって、予め定めた値の範囲内にあり、したがってこの排出状態 にある基準パック24の上面28と測定基準29となる取付脚部20との間の上 下の高さL4を、予め定める規格内に収まるように本体18のエレベータ機構2 6を構成する必要がある。この測定基準29の位置は、台板11の上面から予め 定める高さに正確に設定される。ベース15上には、脚部30を介して、カセッ トパック再生/記録装置14のケーシング19が着脱して交換可能に取付けられ る。
【0012】 台板11上には、第1の複動空気圧シリンダCY1と、第2の複動空気圧シリ ンダCY2と、ボルト31によって矢符16方向の位置の調整が可能な突片32 とが固定される。シリンダCY1のピストン棒には第1ストッパ33が固定され 、また第2シリンダCY2のピストン棒には第2のストッパ34が固定される。 突片32は第3のストッパとして働く。ベース15のレール12,13に沿う移 動経路の途中は、基準パック24のカセットパック再生/記録装置14への挿脱 を可能にする基準パック挿脱手段35が設けられる。
【0013】 図6は基準パック24の挿脱手段35の側面図である。台板11上には、複動 空気圧シリンダなどの駆動手段36によって、台車37が前記移動方向16に垂 直方向に水平に移動可能に設けられており、チャック39は、基準パック24を 把持し、またその把持状態を解除可能である。チャック39は、ピン40のまわ りに角変位可能であり、台車37に設けられた複動空気圧シリンダ41のピスト ン棒42は、ピン43によってチャック39にピン結合される。基準パック24 は、このチャック39と受け部44との間に挟持されて把持可能であり、またシ リンダ41が縮小されてその把持状態が図6に示されるように解除可能である。
【0014】 台板11上には光学的検出手段45が設けられる。この光学的検出手段45は 図7に示されるように、基準パック24の2つの被検出領域51,52に向けて 光を照射する発光素子46と、その反射光を受光する受光素子47とを有し、反 射光の強度に対応して、基準パック24の上下の高さ位置、したがって前述の図 5に関連して述べた距離L4を非接触で高精度に測定することができる。このよ うな光学的検出手段45は支柱48によって台板11上に固定される。
【0015】 べース15の下部には突片49が固定されており、この突片49は、移動手段 17によって矢符16の方向にベース15が移動するとき、第1〜第3ストッパ 33,34,32によって、移動方向16の変位が制限されて停止される。
【0016】 表1および図8を参照して図1〜図7に示される実施例の動作を説明する。
【0017】
【表1】
【0018】 表1に示されるステップ1では、移動手段17はベース15を図1の最左端位 置で休止状態とし、このときシリンダCY1は伸長し、第1ストッパ33は位置 P1にあり、この状態は図8(1)に示されている。シリンダCY2は縮小され 第2ストッパ34は位置Q1にある。また基準パック24の挿脱手段35は、図 1および図8(1)の下方に後退した位置R1にある。
【0019】 この状態で移動手段17によってベース15は矢符16の移動方向に移動され 、これによって突片49は位置P1にある第1ストッパ33に当接して停止し、 この動作はステップ2において行われる。
【0020】 次のステップ3では、ベース15は停止され、基準パック挿脱手段35は、後 退位置R1から、次のステップ4において前進位置R2に移動して、カセットパ ック再生/記録装置14に挿入し、その基準パック24が図5に示されるように 排出状態とされる。その後、ステップ5ではシリンダ41が縮小されることによ ってチャック39による基準パック24の挟持状態が解除され、この状態で駆動 手段36はカセットパック挿脱手段35の台車37を後退位置R1に戻す。この ようにステップ3〜5におけるカセットパック再生/記録装置14の状態は図3 において参照符14aで示される。基準パック24が排出状態となっている様子 は、図8(2)に示されるとおりである。
【0021】 次のステップ6では、シリンダCY1が縮小されて第1ストッパ33は図1の 実線で示される状態となって図8(3)の位置P2となり、このときシリンダC Y2は縮小されて第2ストッパ34が位置Q2にある状態から、図8(3)に示 されるように伸長された位置Q2に突出される。そこで移動手段17によってベ ース15は移動方向16に移動し、突片49は位置Q2にある第2ストッパ34 に当接して停止する。これによって光学的検出手段45の働きによって基準パッ ク24の図1における右隅部の被検出領域51の高さ位置が検出される。
【0022】 次のステップ7では、シリンダCY2が縮小されて第2ストッパ34は図1の 実線で示されるように、また図8(4)で示されるように位置Q1に戻る。この 状態で移動手段17によってベース15は移動方向16にさらに移動され、これ によって突片49は第3ストッパ32に当接し、この状態で停止し、光学的検出 手段45の働きによって基準パック24の被検出領域52の高さ位置が光学的に 検出される。
【0023】 ステップ9では、シリンダCY1が伸長され、ストッパ33が突片49に当接 し、また移動手段17の働きによって、移動方向16の逆方向に移動され、第1 ストッパ33が位置P1に移動して、突片49と当接した状態でベース15が停 止する。そこで基準パック挿脱手段35が後退位置R1から、次のステップ10 では、前進位置R2となってカセットパック再生/記録装置14からの排出状態 となっている基準パック24をシリンダ41の伸長によってチャック39で把持 し、次のステップ11で後退する。この状態で次に移動手段17の働きによって ベース15は移動方向16の逆方向に移動して元の状態に戻る。
【0024】 こうして光学的検出手段45から得られる基準パック24の各被検出領域51 ,52の各高さ位置は、図9に示される許容範囲である規格ΔLの範囲内にある かどうかがその光学的検出手段45の出力に応答するマイクロコンピュータなど によって実現される処理回路において判断される。高さ位置の上限値はHIで示 され、下限値はLOで示され、この高さ位置が規格ΔLの範囲内にあるときには 、カセットパック再生/記録装置14のエレベータ機構26は正確に組立てられ たものと判断し、「OK」であって良品であるものと判断される。
【0025】 またその高さ位置が規格ΔLの範囲外にあるときには、エレベータ機構26は 「NG」であって不良品であるものと判断される。このような上限値HIと下限 値LOとは、光学的検出手段45の受光素子47の出力電圧などに対応している 。
【0026】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、ベースにカセットパック再生/記録装置を着脱 自在に搭載し、移動手段によってそのベースを予め定める移動経路に沿って移動 し、この移動経路の途中に設けられた検出手段によって、カセットパック再生/ 記録装置の排出状態にあるカセットパックの高さ位置を光学的に検出するように したので、作業者によるばらつきを防いで高精度に、カセットパックの高さ位置 を検出することができ、しかもその高さ位置の具体的な数値を、たとえばデジタ ル値で検出することが可能である。しかもこのような排出状態にあるカセットパ ックの高さ位置は、光学的に検出され、そのカセットパックに非接触状態で検出 が行われるので、測定精度の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の平面図である。
【図2】図1に示される実施例の左側面図である。
【図3】図1および図2に示される実施例の簡略化した
斜視図である。
【図4】カセットパック再生/記録装置14の簡略化し
た平面図である。
【図5】カセットパック再生/記録装置14の側方から
見た縦断面図である。
【図6】基準パック24の挿脱手段35の構成を示す側
面図である。
【図7】光学的検出手段45の構成を示す斜視図であ
る。
【図8】図1〜図7に示される実施例の動作を説明する
簡略化した平面図である。
【図9】光学的検出手段45の出力に基づいてカセット
パック再生/記録装置14のエレベータ機構26の判定
を行う動作を説明するめの図である。
【図10】先行技術の簡略化した斜視図である。
【図11】図10に示される先行技術の側面図である。
【符号の説明】
11 台板 12,13 レール 14 カセットパック再生/記録装置 15 ベース 16 移動方向 17 移動手段 24 基準パック 26 エレベータ機構 35 基準パック挿脱手段 45 光学的検出手段 46 発光素子 47 受光素子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットパック再生/記録装置を着脱可
    能に搭載するベースと、 ベースを予め定める移動経路に沿って移動する移動手段
    と、 移動経路の途中に設けられ、ベースが移動経路に沿う予
    め定める位置にきたとき、カセットパック再生/記録装
    置の排出状態にあるカセットパックの高さ位置を光学的
    に検出する手段とを含むことを特徴とするカセットパッ
    ク再生/記録装置の排出検査装置。
JP10159791U 1991-12-10 1991-12-10 カセットパック再生/記録装置の排出検査装置 Withdrawn JPH0550587U (ja)

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JP10159791U JPH0550587U (ja) 1991-12-10 1991-12-10 カセットパック再生/記録装置の排出検査装置

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JPH0550587U true JPH0550587U (ja) 1993-07-02

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JP (1) JPH0550587U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11892878B2 (en) 2015-11-18 2024-02-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11892878B2 (en) 2015-11-18 2024-02-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960404