JPH05505825A - ジルコニウム中間体から銅中間体へのトランスメタレーション - Google Patents

ジルコニウム中間体から銅中間体へのトランスメタレーション

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ジルコニウム 日 から 藤 へのトランスメタレージぎンの羽 本発明は、有機金属化学の技術分野に関する。より詳しくいうと本発明は、有機 合成、特に炭素−炭素結合を形成を目的とする有機合成における反応性の中間体 として有用な有機金属化合物を合成するための方法に関する。
さまざまな合成反応において反応性の中間体として機能する有機銅複合体は、何 十年も前から知られている。炭素−炭素結合を形成する際に有機銅複合体を用い た特に重要な反応としては、付加反応(例えば1.4−共役系の付加反応や、カ ルボキュ−プレーン8ン反応(carbocupration reactio n) )、及び置換反応(例えばハロゲン化化合物(hal 1des)やトシ ル化合物(tosylatea)、あるいはメシル化合物(■esylates )の置換や、エポキサイドの開環等)が含まれる。このような反応において有機 銅複合体は、付加や置換による標的分子への導入を行うための、好適なカルボア ニオンの供給源として形式的には機能している。
有機鋼化学の分野における初期の研究では、銅(I)ハロゲン化物を、グリニヤ ー試薬(RMgX)や有機リチウム試薬(RLi)とともに触媒量で取り扱うか 、あるいは化学量論的な置で取り扱うかのいずれかの取り扱いに関与していた。
その結果として生産される化合物は、中性の有機鋼状BiRCu(I)や銅(I )の七ノアニオン性の塩であるR2CuM (M=LiあるいはMgX)のいず れかであり、通常は低次であるかあるいはギルマン試薬(Gilman rea gent)といわれる化合物であった。シアン化銅(I)はまた、等量の有機リ チウム化合物と反応させて低次のシアン化銅酸塩RCu (CN)Liを直接合 成する優れた前駆物質でもある。Cu−CN結合の強さは、銅(1)ハロゲン化 物と反応して一等量のLiXを生成する複分解よりもむしろ、−等量の有機リチ ウム化合物と反応して直接銅酸塩を形成することで説明できるものと考えられて いる。
このような低次の複合体には、直接合成するためのいくつかの応用例があるが、 このタイプの試薬を、異なる配位子(例えば、R≠R’)で構成することができ るということもさらにまた結論づけられている。換言すると、2等量の同一のR Liから化学式R2CuLiの複合体を形成するよりもむしろ、異なる有機リチ ウム化合物を用いて、化学式RTRRCuLiの複合体を合成することができる とl、Nうことである。この方法によれば、価値のあるRTLiを潜在的に保存 することが可能である。二つの異なった結合を含むこのような複合体を充分に活 用することは、親電子性の炭素に銅からもう一つの(″ダミーの”)1!!換基 であるRRを転移するよりもむしろ、望ましい配位子Rvの転移が選択的に行わ れるように調節できる能力に基づいている。
有機銅複合体の分野で特に意味深い試みとして、いわゆる”高次”の銅酸塩の研 究が行われてきた。例えば、二等量のRLi(あるいはそれぞれ−等量づつのR vLiとRRLi)と、シアン化銅(1)との混合物は、銅(1)のジアニオン 複合体あるいは高次のシアン化銅酸塩、即ちR2(CN)Li2の形成反応が進 行する。そのπ−電子が酸性の性質を有するンアノ基の結合は、エーテルのよう な溶媒(例えば、Et20やTHF)中において、銅が三価のマイナスチャージ の結合を受け入れることができると考えられている。このような高次の複合体は 、特にそれらが二種の異なった有機リチウム化合物から誘導される化合物である 場合、解決の鍵となる炭素−炭素結合を形成する際の高い選択性を育し、かつ効 果的な手段として充分に活用されてきた。
不飽和のカルボアニオンを導入するめに1.4−共役系の付加反応において鋼酸 塩を用いることは、その反応系において二重結合のジオメトリ−(geomet ry)を完全にコントロールする目的においてとりわけ魅力的なことである。こ のことは、例えば置換されたシクロベンテノンにおける不飽和ケトン官能基に、 アルケニル部位が共役系付加をすることを経てさまざまな種類のプロスタグラン ジンを合成する際に、特に重要な意味深いことである。
現在までのところ、反応性でビニル性の有機銅酸塩試薬の合成は、限定された多 くの代表的な反応経路と関連している。特に、特定のアルケニル基側鎖の標的分 子上への転移の際には、ビニルハロゲン化物(通常、臭化物あるいはヨウ化物) あるいはビニル錫化合物のいずれかが前駆体分子として用いられる。これらの前 駆体分子は、一般的には対応するアセチレンから合成され、合成中間体として用 いるための反応性の銅試薬に変換される。
米国特許明細1第4.777.275号で、チャンプベルら(Champbel l at al、)による文献(尚、この文献の記載は参照によってここに組み 入れられて〜)る。)jこit、高次の銅複合体の合成方法が記載されており、 そこでは新しい炭素−炭素結合を形成するために続いて行われる有機合成反応に おいて、望ましい配位子(RTとして示される。)が錫化合物から第1番目の高 次の銅複合体へインシトフで移されて、その結合を含む第2番目の高次の銅複合 体が形成される。もちろんこの方法を用いるにあたり、まず初めに特定のビニル 錫化合物を当業者に認められて0る手法を用いて合成する必要がある。そのよう な合成は一般に、好適なアセチレンと、例えばトリアルキル錫ノ\ライドとの反 応と言われるものである。都合の悪5)ことに、錫化合物は一般的にはかなり毒 性を育している。従ってもしも可能であれば、そのような中間体を完全に避ける ことが育利である。
対応するハロゲン化物から好適な銅酸塩複合体を合成することも問題点があり、 それはアルケニルハライド類の場合にはとりわけその問題が大きい。望ましい銅 酸塩の合成を行うには、一般的には対応するアルケニルリチウム化合物から行う ことが効果的であり、それは対応するアルケニルハライド類金属−ハロゲン交換 (典型的には、二等量の自然発火の危険があり、かつ高価なt−ブチルリチウム を用いている。)を行うことによって合成されるか、あるいは金属リチウムとの ハロゲン化物の反応によって合成される。この後者の方法を用いて有機リチウム 前駆体を合成することは、長い時間がかかり、そのうえ収率も低いであろう。更 に、アルケニル化合物の場合においては、立体化学的にいくらかの二重結合が失 われるであろう。
米国特許明細1第4,415.501号で、グルチンスカスら(Grudzin skas et al、)の文献(尚、この文献の記載も参照としてここに組み 入れられている。)によると、ビニル化銅酸塩複合体の形成において関与してい る化学との関連で、潜在的に問題点を有している結果のい(らかについては、試 薬の種類を択一的に選択して用いることで避けることができる。一種のアルケニ ルジルコニウム試薬が記述されており、それは種々の共役系の付加反応において 直接的に用いられるであろう。
これらのアルケニルジルコニウム試薬は、ジクロロペンタジェニルジルコニウム クロロハイドライドで保護された対応するアルキノールの反応によって合成され る。その終わりの方の反応は典型的には、不活性雰囲気下、溶液中においてジク ロロペンタジェニルジルコニウムジクロライドの還元によって、インシトウで生 成される。このように合成されたアルケニルジルコニウム試薬は、水分に対して 不安定な試薬であると記述されており、従って使用する直前に合成して準備する ことが最良の方法であると提案されている。共役系の付加のためにアルケニルジ ルコニウム試薬を標的分子と反応させることは、触媒量の還元性ニッケル触媒の 存在下において影響をうける。
米国特許明細1第4.415,501号に記載された方法が、反応性の銅酸塩の 形成に関連している可能性のある問題点のいくらかをうまく回避することができ ている場合、その文献中の表IIを再検討してすぐに判るように、結果としてで きる生成物の収量の価値及び純度は相当である。事実、ハイドロジルコホー21 フ反応(hydrozirconation reaction)の生産物は、 炭素−炭素結合を形成するための選択されたカブプリング反応において用いられ るであろうが、共役系におけるアルファ ベータ不飽和ケトン(即ち、■、4− 兵役系)にこれらの配位子を直接移行させるための一般的な確立された方法はな い。従って、試薬として直接的に有機リチウム化合物を用いるこの文献の方法は 、応用面において限界があり、はとんどの生産物、特にかなり高価な光学活性の 中間体から商業的な規模で得られる生産物の合成に対しては明らかに受け入れ難 いものである。
そこで本発明の目的は、特定のカルボアニオン等個物(例えばビニル性の有機金 属類)の標的分子への移動であって、そのようなカルボアニオンが関連している 以前より知られた反応機構に従って炭素−炭素結合の形成を行う移動にお0て用 いられるような、好ましい有機金属中間体を合成する方法を提供することにある 。
本発明の目的は特に、反応性の有機金属中間体及びそのような中間体を経て合成 されるその最終生成物の両方を高い収率で合成できるような、その反応性の有機 金属中間体を合成する方法を提供することにある。
更に本発明の他の目的は、形式的にカルボアニオンが関連している従来より知ら れた反応機構(例えば、1.4−共役系の付加反応あるいは置換反応等)を活用 して、目的とする有機金属のハロゲン化合物や錫化合物の前駆体を合成する必要 もあるいは単離する必要もなく、種々の生成物を合成する際に用いられる反応性 の有機金属中間体を合成する方法を提供することにある。
の 本発明によれば、例えば米国特許明細1第4,785.124号でチャンプベル ら(Cha■pbell et al、)による文献中等に記載されているタイ プの高次の銅酸塩複合体は、対応するジルコン酸塩中間体からトランスメタレー ジ覆ンする方法によって合成される。この合成方法は、プロスタグランジン類に ついているようなビニル性の側鎖を合成することに関して特に可動であり、この 場合本発明によれば、アセチレンの前駆体から反応性の銅酸塩を経て目的とする 最終生成物を、中間体を単離することなくワン−ポット操作(one−pot  operation)で高い収率で直接的に合成することが可能である。従って 、対応するビニルハロゲン化化合物や錫化合物の合成に関連して生じていた問題 点は、完全に避けることができる。
の詳 な。
本発明によると、下記の一般式■の銅酸塩複合体を合成することを目的とする新 規な合成方法が提供される。: ■ 〔ここで、 RTは、炭素−炭素結合を形成するアニオン種の基(定義については後に記述す る。)であり、; R1は、RTとは異なり、かつアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリ リック基、アリール基、ベンジリックな及びヘテロサイクリックな部位、−BR ”(ここでBは0またはSで、R3はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基 、アリリック基、アリール基、ベンジリックなあるいはヘテロサイクリックな部 位である。)、及び−NR’R5(ここでR′とR5は同じであるかあるいは異 なる基であり、それぞれはアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリリッ ク基、アリール基、ベンジリックなあるいはヘテロサイクリックな部位で、この 部位は非−インターフェアリングな置換基によって置換されていなくてもよいし 、置換されていてもよい。)からなるグループから選択され、;及び Aは、CNまたはSCNである。] 本発明の方法によれば、下記の一般式II:[ここで、 Cpは、非−インターフェアリングな置換基(例えば、ペンタメチルシクロペン タジェニル基)によって置換されていなくてもよいし、置換されていてもよいシ クロペンタジェニル部位を表しており、Xは、ハロゲン(例えば、C11Br1 1)であり、RTは前記に定義されたとおりである。]で表されるジルコニウム 中間体を、 一般式R2Mで表される化合物 [例えば、R”L iあるいはR2MgX (ここで、Mは好ましい金属であり 、Xはハロゲン、そしてR2はR1と同じく定義され、RIと同一であってもよ いし異なっていてもよい。)コ と付加反応させることによって、下記の一般式III :II (ここで、RT及びR2は前記に定義されたとおりである。)で表される中間体 を合成することができる。
単離することなく前記一般式II+で表される中間体を、本発明の方法にかかる 好ましい実施例に従って、安定でありかつ保存可能な下記の化学式、即ち;R’ 2Cu (A) L i2 (ここで、R’及びAは、前記に定義されたとおりであり、二個のR1は同じで あっても異なっていてもよい。) で表される銅酸塩試薬と反応させることによって、ジルコニウム中間体からトラ ンスメタレージ1ンを経て、一般式Iで表される化合物をかなりの高収率で合成 できる。
上記の方法(スキーム1において反応経路Aとして示されてpる方法。)に変わ ってとりうる方法は、一つの択一的な高次の銅酸塩■が、R’2Cu (A)  L r2の成分が続いて付加することによって生じることに従っている。明瞭化 することを目的として、次に記載する説明においてはR′について記述されてお り、そのR′はR1と同じ様式であると定義されている。R’ 2cu (A) Li2は2R′LiとCu(A)からなり、スキーム1における反応経路Bとし て示されているように、銅酸塩Iは中間体I+に2等量のR’Liを付加する段 階を経て、続いてR’ Cu (A)Liを導入することによって準備すること ができる。更にもう一つの変形法では3等量のR’Liがジルコン酸塩■1に付 加し、続いて1等量のCu(A)が付加することが必要である。そしてこの場合 、後者のもの(Cu(A))は、スキーム1の反応経路Cとして示されているエ ーテル性の溶媒を用II)た溶液内で固体として、あるいはLiX−可溶性型[ 例えば、Cu(A)―nLIX% ここでnは1から10の整数である。コとし て用いられる。ジルコン酸塩IIを出発物質とするこれらの択一的に行われる工 程の全て、及びそれぞれの択一的な工程に従う全体の反応において、ジルコニウ ムから銅への少なくとも何らかのトランスメタレージ1ンが関連していると信じ られている。これらの択一的な反応工程はすべて、本発明の範囲に含まれる。
更に最後に、3等量の同じR’Liが用いられることは明らかに必須のことでは な(、さまざまな有機リチウム試薬の組合せが用いられる。このことについては スキーム2に示されており、ここで三種の異なった試薬を並列して用いることが 企画されている。それぞれのR’、R”及びR″′は%RIに対して前記に定義 された置換基の中に含まれ、そしてR’、R”及びR”′の内のどれか二つある いは全ての三つの置換基は同じであってもよいし、三つの置換基金てが異なって いてもよい。スキーム2に示されているように、さまざまな形態のジルコン酸塩 及び銅酸塩を形成することが可能で、種々の生成物は置換基R11,Re及びR eを用いて設計されており、それぞれは出発物質におけるR’、R”及びR”′ の一つに対応している。こうしてR1は、一般式Iで表される最終的な生成物に おいて、R’、R”及びR″′の一つに対応している。
機構の点では、どのようにジルコン酸塩II+及び更に高次の銅酸塩が置換基を 変換し、一般的な化学式Iの生成物を合成するのかについては、現在の段階では 正確には判っていない。最初の段階は、中間体11に一等量のR’Liの付加を 行い、リチウムからジルコニウムへの単純なトランスメタレージぼンを経ること によって、ジルコン酸塩IIlが生成するものと考えられている。しかしながら 過剰のR′Liの影響がある条件では、他の経過が都合よく起こり、例えばR’  Cu (A)Li1Cu(A)あるいはCu (A) ・nLiX等の何らか のCu (1)源の導入よりも前に、別個の有機リチウム試薬の混合物が合成さ れる。R’Liの性質によっては1等量以上のR’Liのジルコン酸塩I+への 付加が起こり、下記の式に示したごと(、遊離のI’hLiを含むような平衡が うまく成り立つことが可能となる。 : 現時点では証明されているわけではないが、このような現象が起こっているであ ろうことが示唆されている[:Negishi、 E、 et al、、 Al drichimica Acta 18.31 (+985)参照。コ。もしも 平衡が存在しているとしても、RT L iを生じるような平衡の広がりは予測 することはできない。このような可能性のある平衡とは関係なく、中間体II+ 及びより高次の銅酸塩との間の直接的な配位子の変換を経るか、あるいは平衡関 係にあるRvLi及び択一的なCu (I)の供給源を用いる銅酸塩の形成によ って、工程を通しての熱力学的な偏りは最終的に、銅にRT@換基が結合する方 に傾く。典型的な方法については以下に記載されており(スキーム1における反 応経路Bに関連している実施例4、及びスキーム1における反応経路Cに関連し ている実施例5参照。)、それは銅酸塩Iを生じるトランスメタレーンコン ス キームにとって、混合の順番が無関係であることを明確に証明するものである。
五土ニムー1 2、Cu(入)orCu(Al匍nLiXス土二上−ヱ 一般式■で示される化合物を含む反応溶液は、続く反応(即ち例えば、共役系へ の付加反応あるいは置換反応)に直接的に用いることができ、置換基RTを高収 率で標的分子に移行することができる。その後その生成物は、従来より知られた 方法を用いて回収することができる。全ての反応は、不活性な雰囲気下(例えば 、アルゴン雰囲気の下で)で行うことが好ましい。
本発明の方法の好適な実施例によると、一般式IIで示されるジルコニウム中間 体は、ハイドロジルコネーシタン(hydrozirconation)反応に よる、本質的には従来より知られている手法によって合成される。ここでノ蔦イ ドロジルコネーンヨン反応には、望ましい置換基を有する前駆体化合物(その定 義については後述する。)を、化学式Cp2Z r (H) CI (ここでC pは、前記に定義したとおりである。)で表される化合物と、カルボアニオンR τで反応することが含まれる。
代表的にはCpは未置換のシクロペンタジェニル部位を表しており、その場合に おいては一般式Cp2Zr (H)CIで表される化合物が、ノ翫イドロジルコ ネーシーンにおいてよ(知られているシュワルツ(Schwartz)試薬に対 応する。これに代わる別法としては、ジルコニウム中間体は本質的に従来より知 られている他の方法を用いて合成されることが可能である。
上記の一般式においてRTは、最終的な生成物に導入されることが望ましい鎖あ るいは環状の配列に対応する非イオン性の置換基を表している。当業者にとって はよく知られているように、例えば1.4−共役系への付加反応及び置換反応等 を用いることによって、きわめて多い種類の置換基が前記一般式■で表される高 次の反応性の銅酸塩複合体に導入されつる。特に、本発明における置換基RTは 、本発明の方法に従ってジルコン酸塩複合体から銅酸塩複合体のアルキル置換基 を置き換えるために、インシトウにて移動することのできる広範な種類の構造を 含んでいる。非イオン性の置換基の典型的な種類としては、例えば前記に記載し た米国特許明細書4,777.275号において記述されているものが挙げられ る。興味ある置換基Ryは、: アルキル基、その例としては、鎖状あるいは樹枝状のアルキル基であって典型的 には1個から約20個の炭素原子を含んでいるアルキル基、あるいは3個から約 20個の炭素原子を含んでいるシクロアルキル基が挙げられる。;アルケニル基 、その例としては、末端及び/あるいは内部に二重結合を含んでいるオレフィン であって典型的には2個から約20個の炭素原子を含むアルケニル基、あるいは 3個から約20個の炭素原子を含むシクロアルケニル基が挙げられる。 ニ アリール基、その例としては、フェニル基、ナフチル基、及びフェナンチリル基 が挙げられる。; アリリック基:そして ベンジリックな部位 が含まれる。
有機合成の目的として特に興味深いものは、置換基の炭素鎖内に少なくとも1個 の不飽和結合を含んでいる置換基RTの場合である。そのような置換基の持つ電 子的な配列が、明らかにジルコニウムから銅への望ましいトランスメタレージワ ンを特に起こりやすくしている。末端にアルケニル基、アリール基、アリリック 基、及びベンジリック基を有するグループから選択された置換基Rtが、本発明 の実施において、好んで用いられる。
本発明の方法は、天然のプロスタグランジンあるいは合成のプロスタグランジン のベータ側鎖を含む置換基RT と関連する場合に特に有効に用いられる。その ような側鎖においては水酸基は保護されており、実質的にこれまでに知られてい る形態の望ましくない副反応(それは例えば、トリアルキルシリル基、テトラハ イドロピラニル基、あるいはテトラハイドロフラニル基によって起こる。)が生 じるのを防いでいる。
本発明において、全ての上記に記載した置換基RTの種類には、置換されていな い部位、あるいは一つまたはそれ以上の非−インターフェアリングな置換基によ って置換されている部位の両方が含まれている。非−インターフェアリングな置 換基によるとは、置換基が銅あるいはジルコニウム複合体における望ましくない 劃−反応あるいは再配列には関与しないことを意味し、またその置換基が立体的 な要因及び/または電気的な要因によって反応が妨害されないことを意味する。
例えば適する非−インターフェアリングな置換基としては、アルキル基、フェニ ル基、アルコキシ基、フェノキシ基、ハロゲン、そして保護された水酸基(即ち 、実質的に従来より知られている種々の保護基のうちの一つの保護基によって保 護されている水酸基)等が含まれる。更に、アルデヒド、ケトン及びカルボキシ ル基を含むカルボアニオンは、本質的に従来より知られている方法に従いふされ しい形態で保護されており、本発明の方法においてうまく用いることができる[ 参考として、シュワルツら(Schwartz et al、)による同上文献 の339頁の記載を挙げる。コ。典型的な例としては、その置換基は低級のアル キル基あるいはそれらの誘導体からなり、この場合の低級のアルキル基とは1個 から6個の直線状のアルキル鎖又は樹枝状のアルキル鎖、あるいは3個から6個 の炭素原子を育するンクロアルキル基を表している。トランスメタレージ盲ンは 低温(例えば、約−78℃程度の場合)で影響を受けて迅速に進行することがで きるので、本発明の方法は、反応性の銅酸塩複合体の合成(例えば、前述した米 国特許明細1第4,777.275号に記載されているような方法によって合成 される。)の目的で以前より用いられている一連の反応が行われる間に望ましく ない副反応が起こりやすいという種々の機能性を、本発明の方法に従って進行す るトランスメタレージぎンによって生じるようなカルボアニオンが育しているで あろうという特別な利点を提供する。
同様に、本発明に従って用いられる他の反応物に非−インターフェアリングな置 換基が存在していても、ここで予測されている反応機構をくつがえすだけのイン パクトはない。
以前に記述されているように、一般式11で表されるジルコニウム中間体を、そ れ自体本質的に知られている方法、例えば望ましい置換基の前駆体化合物(例え ば、アセチレン)から合成する方法によって生成することができる。本発明の好 ましい実施例によれば置換基Rtの供給は、置換基の前駆体化合物を選択するこ とによってうまく進行させることが可能であり、そしてこの場合の置換基の前駆 体化合物としては、実質的に従来より知られている方法〔参考文献として例えば 、シュワルツ、ジェイ、ら(Schwartz、 J、 et al、)による Angew、 Chew、 Int、 Ed、 Engl、 庄犯、 333( 1978)を挙げる。]に従って、一般式Cp2Zr (H)Xで表される化合 物とのハイドロジルコネーシ冒ン反応を経て望ましい置換基を供給できるような 前駆体化合物である。例えば、1−アルキニル化合物の反応を行うと、対応する l−アルケニル置換基(即ち、ビニルジルコネート)を含む中間体の形成が起き る。:同様に1−アルケニル前駆体の反応を行うと、対応するアルキル置換基( 即ち、アルキルジルコネート)を含む中間体が生じる。非−末端のアルキニルあ るいはアルケニルカルボアニオン前駆体化合物を使用すると、一般的には全体と して前駆体の鎖の立体障害の少ない方の位置にジルコニウムの部位を配置するこ とによって、ジルコネート(ジルコン酸塩)形成が起きる。例えば、内部の多重 結合へのZr−Hの付加し、続いてZr−H脱離及び再付加を経て迅速な再配列 が起こることによって、アルキル鎖の立体障害の少ない方の位置でそれぞれの場 合に、その金属を配置することができる。1.3−ジエン化合物の71イドロジ ルコネーシCンは立体障害の小さい二重結合に1.2−付加することによって進 行し、ガンマ、デルタ−不飽和のアルキルジルコニウム複合体を高収率で与える 。:同様に、ジェニルジルコニウム誘導体を生成するために行われる共役したエ ニン(enynes)のハイドロジルコネーシ、ンも、前述したように進行する ことが判っている。一般的にはそのような反応の生成物は、−次的に立体効果に 基づ(サイズ除外現象(size exclusion phenomena) によって決定づけられるOある場合には1皿上又壓に記載されている択一的な方 法、及び/または一般式I+のジルコニウム複合体の合成を目的として知られて いる他の方法(例えばトランスメタレーションや酸化的付加反応)も、特定の非 イオン性の置換基RTを供給するのに用いられる方法としてふされしい(参考文 献として例えば、ネギシャイー、ら(Negisht、 E、 et、 at、 )による5ynthesis、 +988. Iを挙げる。)。
本発明の特に好ましい実施例においては、一般式11で表されるジルコニウム中 間体は、一般式REC−Hで表される1−アルキニル化合物と一般式Cp2Zr (H)CIで表される化合物との反応によって合成される。尚ここで、Rはアル キル、アルケニル、アリール、アリリック、及びベンジリッタな部分からなるグ ループから選択される基であって、また前記部分は置換されて〜)ないかあるい は非−インターフェアリングな置換基によって置換されている部分である。この 方法によれば、対応する1−アルキンから直接的に意味のあるビニル性の置換基 (例えば、プロスタグランジン アナログに特有のベータ側鎖に対応するビニル 性の置換基)を含む高次置換の銅酸塩を合成することが可能である。本発明にか かるこの好ましい実施例において特に良い点は、一般基IIで表されるジルコニ ウム中間体が生成する反応混合物からそのジルコニウム中間体を単離する必要が ないことである。
このように、本発明の方法にかかるこの好適な実施例によれば、対応する1−ア ルキンからワン−ボット反応(one−pot reaction)過程を経て 、目的とするエノンにビニル性の側鎖を導入することが可能である。
一般式11で表される中間体のジルコン酸塩の生成に続き、特に好ましい手段( スキーム1における反応経路Aで表される手段)に従って、1等量のR2Liの 反応溶液への添加が通常、低温(例えば約−78℃)で行われ、一般式I11で 表される中間体が形成される。冷却(例えば−78℃)をした後、R’2Cu  (A)Li2の冷却溶液(例えば、−78℃の好ましい溶媒中で、2等量のR’ LiをCuCNと反応させることによって得られた溶液)が加えられて、そして その溶液はこの温度のまま比較的短い時間(例えば、約15分間)撹拌される。
続いてトランスメタレーションが行われて、一般式■で表される高次置換の銅酸 塩の混合物が形成され、その試薬は反応溶液から単離されることなく直接用いら れるであろう。同上文献において記載されている他の手法についても、低温(即 ち、一般的には室温以下の温度)で行うことが好ましい。適する溶媒としては、 テトラ/1イドロフラン(THF)、テトラハイドロフラン置換体、ジメチルエ ーテル、ジエチルエーテル、ジメトキンエタン(DME) 、ジメチルサルファ イド(DMS)、メチレンクロライド、トルエン、ベンゼン、ジブチルエーテル 、ニーブチルメチルエーテル、ボロントリフロライド及びそれらの混合溶媒が含 まれる。
本発明の方法の更に好適な実施例によると、一般式Iで表される銅酸塩複合体は 、反応溶液からそれ自身を単離することなく非イオン性の置換基RTの供給源と して用いられる。例えば、前記非イオン性の置換基に対して用いられる目的とす る反応物が、直接反応溶液に加えられると、望ましい1.4−共役系の付加反応 や置換反応などがうまく進行する。一般式■で表される銅酸塩複合体は、一種あ るす)はそれ以上の添加物を加えて用いることが好ましいであろう。添加物の例 としては、ボロントリフルオライド エタレード(BFa・E tzo)のよう なルイス酸; トリメチルシリル クロライド(Me3SiCI)のようなシリ ル/%ライド;トリー立−ブチルフtスフィン(n−Bu3P)のようなフォス フイン; テトラメチルエチレンジアミン、TMEDA (Me2NCH2CH 2NMe2)のようなアミン; 及び、さまざまなアルカリ金属塩であって、ノ ーライドやアルコキサイド(例えば、リチウムハライドあるいはりチウムアルコ キサイド、LiX/Li0R)を含むアルカリ金属塩が挙げられる。
表■に示した結果によっても判るように、本発明の方法は、反応性の銅酸塩ある いはそれ自身を合成する際の中間体を単離することなく目的とする分子に望まし い置換基を選択的に供給することのできる、高次置換の銅酸塩の混合物の直接的 形成が進行する。特に興味深い点としては、特徴のあるプロスタグランジンアナ ログのベータ側鎖が導入されることであり、例えばビニル性のノーライドあるい は錫中間体によらず、効力の強い抗分泌性の薬物のミソプロストール(園iso ρUrostol)が見いだされている。
本発明は次に記載する実施例を参照することによって、より充分に理解されるで あろう。この実施例は例示の目的で記載されているものであって、その記載が本 発明の範囲を限定しているものではない。本発明の範囲はこの明細書に記載した 請求の範囲の記載によって定義づけられるものである。
10mLの丸底フラスコに撹拌子を入れてジルコノセン りロライド ノ1イド ライド(0,129glo、50 mmol)を注入し、隔膜を用いて!封した 。そのフラスコを真空ポンプを用いて減圧にし、続いてアルゴンを封入する工程 を3回繰り返した。
THF (0,75■L)を加え、その混合物が白いスラリーになるまで撹拌し 、1−t−ブチルジフェニルシロキン−2−プロピン(1−t−butyldi phenylsiloxy−2−propine: 0゜147 g、 0.0 50 *■01)をTHF (0,75■L)溶液にしてカニユーレを用いて添 加して反応させた。その混合物を15分間撹拌すると、はとんど無色の溶液が得 られた。
その溶液を一78℃にまで冷却してエーテル性のM e L i (0,33m L、 0.50 meal)をシリンジを用いて加えて反応を行い、黄色の溶液 にした。M e L iの量によって、単離される生成物の収率をさまざまに変 化させることが可能である。不純物(特にリチウムアルコキサイド)は有害な影 響を有しているであろう。M e L iは、クメン−THF中にいれて商業的 に入手可能であり、それはエーテル性のMeLiの代わりとして用いることがで きる。続いてCu CN (0,045g、 0.50 mmol)を撹拌子を 入れた5■Lの丸底フラスコに入れ、そして隔膜で密封した。そのフラスコを上 記のように減圧にし、アルゴンを封入して、それからシリンジを用いてDME  (+、0■L)を加えた。その結果得られたスラリーを一78℃にまで冷却し、 エーテル中のMe L i (0,86ML、 1.0■腸01)を加えた。そ の混合物を加温してMe2Cu (CN)Li2の懸濁液とし、それをもう一度 −78℃に冷却してジルコニウム溶液にカニユーレを用いて加えた。その混合物 を一78℃で15分間撹拌して、黄色の溶液とし、その溶液を4−イソプロピル −2−シクロへ牛セノン(0,037■L、 0.25脂mol)と反応させた 。10分間たった後、その混合物をNHaCIを飽和させた10%のNHNH4 0H110を用いて反応を止めた。その生成物を3×3o■Lのエーテルで抽出 した後、Na25OA上で乾燥した。それからその溶液をセライトのパッドを通 して濾過し、溶媒を減圧で除去した。得られた残渣をシリカゲルを用いた高速ク ロマトグラフィー(流出溶媒は、エーテル/酢酸エチル= 9/ 1 ) k: かけて、3− (+−t−ブチルジフェニル−シロキシ−2−プロペン−3−イ ル)−4−イソプロピルシクロヘキサノン(表I中に記載した生成物上)を無色 のオイルとして、定量的な収! (0,108g)で得ることができた。その無 色のオイルは、申し分のないIR,NMR,MS、及びHRMSの測定データを 示した。
3−1−オクテン−1−イル −シクロヘキサノンの10mLの丸底フラスコに 撹拌子を入れてジルコノセン りロライド ハイドライド(0,129glo、 50 meal)を注入し、隔膜を用いて密封した。そのフラスコを真空ポンプ を用いて減圧にし、続いてアルゴンを封入する工程を3回繰り返した。
THF (1,5mL)を加え、その混合物が白いスラリーになるまで撹拌し、 1−オクチン(1−octyne: 0.147 g、 0.050 +nol )をカニユーレを用いて添加して反応させた。その混合物を15分間撹拌すると 、はとんど無色の溶液が得られた。その溶液を一78℃にまで冷却してエーテル 性のM e L i (0,35mL、 0.50 mmol) ラン’J 7 ジを用いて加えて反応を行い、黄色の溶液にした。続いてCu CN (0,0 45g、 0.50 meal)を撹拌子を入れた5 mLの丸底フラスコに入 れ、そして隔膜で密封した。
そのフラスコを上記のように減圧にし、アルゴンを封入して、それからシリンジ を用いてTHF (1,0mL)を加えた。その結果得られたスラリーを一78 ℃にまで冷却し、エーテル中のM e L i (0,70mL、 1.0■■ 01)を加えて反応させた。その混合物を加温してMe2Cu (CN)L i 2の無色の溶液とし、それをもう一度一78℃に冷却してジルコニウム溶液にカ ニユーレを用いて加えた。その混合物を一78℃で15分間撹拌して、黄色の溶 液とし、その溶液を2−シクロヘキセノン(0,024mL、 0.25−mo l)と反応させた。5分間たった後、その混合物をNH4Clを飽和させた10 %のNH4OH,5mLを用いて反応を止めた。その生成物を3 X 20 m Lのエーテルで抽出した後、Na2SO4上で乾燥した。それからその溶液をセ ライトのパッドを通して一過し、溶媒を減圧で除去した。得られた残渣をシリカ ゲルを用いた高速クロマトグラフィー(流出溶媒は、エーテル/酢酸エチル=9 /1)にかけて、3−(1−オクテン−1−イル)−シクロヘキサノン(表1中 に記載した生成物?)を無色のオイルとして、86%の収率(0,108g)で 得ることができた。その無色のオイルは、申し分のないI R,NMR,MS、 及びHRMSの測定データを示した。
実施例1及び2として記載した方法の変形法を用いることによって、表■の生成 物産一旦を、対応する抽出物及びアセチレン類を原料として、ここに示したよう な条件の下で合成することができる。
10mLの丸底フラスコに撹拌子を入れてジルコノセン クロライド ハイドラ イド(0,129g、0.50−mol)を注入し、隔膜を用いて密封した。そ のフラスコを真空ポンプを用いて減圧にし、続いてアルゴンを封入する工程を3 回繰り返した。
THF (1,5mL)を加え、その混合物が白いスラリーになるまで撹拌し、 トリメチル−[(1−メチル=1=(2−プロピニル)−ペンチル)−オキシコ シラン(tri■ethy1−[(11ethyl−1−(2−propynl )−pentyl)−oxy]5ilane: 0.124 mL、 0.05 0 m高盾戟jを添 加して反応させた。その混合物を15分間撹拌すると、はとんど無色の溶液が得 られた。その溶液を一78℃にまで冷却してエーテル性のMe L i (0, 35mL、 0.50mmol)をシリンジを用いて加えて反応を行い、黄色の 溶液にした。続いてCuCN (0,045g、 0.50 m1Ial)を撹 拌子を入れた5糺の丸底フラスコに入れ、そして隔膜で密封した。そのフラスコ を上記のように減圧にし、アルゴンを封入して、それからシリンジを用いてエー テル(0,50■L)を加えた。その結果得られたスラリーを一78℃にまで冷 却し、エーテル中(DFv4 e L i (0,70mL、 1.0 mmo l)を加えて反応させた。その混合物を加温してMe2Cu (CN)Li2の 懸濁液とし、それをもう一度−78℃に冷却してジルコニウム溶液にカニユーレ を用いて加えた。
その混合物を一78℃で15分間撹拌して、黄色の溶液とし、エーテル(0,5 0mL)に混合したメチル−7−(5−オキソ−3−[:()リエチルシリル) −オキシコ−1−シクロペンテ7−1−イル)−ヘプタノエート(0,088m L、 0.25 +n+ol) ヲカニs−レヲ用いて加えて反応させた。10 分間たった後、その混合物をNHaCIを飽和させた10%のNHaOH,20 ■Lを用いて反応を止めた。その生成物を3 X 30 mLのエーテルで抽出 した後、N a、 P S Os上で乾燥した。それからその溶液をセライトの パッドを通して濾過し、溶媒を減圧で除去した。得られた残渣をシリカゲルを用 いた高速クロマトグラフィー(流出溶媒は、エーテル/酢酸エチル=9/1)に かけて、保護された形のミソプロストール(表■中に記載した生成物ヱ)を無色 のオイルとして、92%の収率で0.+32g得ることができた。その無色のオ イルは、本物と申し分な(比較された。
3−1−フェニルエテノ−2−イル −3.55−トリメチルシクロヘキサノン の 10mLの丸底フラスコに撹拌子を入れてジルコノセン クロライド ハイドラ イド(0,258g、1.0謬鳳01)を注入し、隔膜を用いて密封した。その フラスコを真空ポンプを用いて減圧にし、続いてアルゴンを封入する工程を3回 繰り返した。
THF(3,0■L)を加え、その混合物が白いスラリーになるまで撹拌し、フ ェニルアセチレン(0,1110mL、 1.0 +nol)をシリンジを用い て添加して反応させた。
その混合物を15分間撹拌すると、明るい赤色の溶液が得られ、その溶液を一7 8℃にまで冷却してエーテル性のM e L i (1,40mL、 2.0  ++++ol)をシリンジを用いて加えて反応を行った。続いてCu CN ( 0,0895g、 1.0 m■01)を撹拌子を入れた5■Lの丸底フラスコ に入れ、そして隔膜で密封した。そのフラスコを上記のように減圧にし、アルゴ ンを封入して、それからシリンジを用いてTHF (1,0mL)を加えた。そ の結果得られたスラリーを一78℃にまで冷却し、そこにTHF (1゜50  mL)中でチオフェノン(0,080mL、 1.0 履aol)をn −B  u L i (0,43v+L、 l。
Om層of)とメタレーノ「ンさせて得られた2−チェニルリチウムの溶液を、 カニユーレを用いて添加して反応させた。その混合物を加温して(2−チェニル )Cu(CN)Liの懸濁液を得、それをもう一度−78℃に冷却してジルコニ ウム溶液にカニユーレを用いて加えた。その混合物を一78℃で30分間撹拌し て、明るい赤色の溶液とし、B Fa * E t20 (0,12mL、 1 .0 gaol)を加え、続いてイソフォロン(0,075mL、 0.5■■ of)を添加して反応させた。1時間たった後、その混合物をNHJCIを飽和 させた10%のNHaOHllo ++Lを用いて反応を止めた。その生成物を 3 X 50 MLのエーテルで抽出した後、Na2SOs上で乾燥した。それ からその溶液をセライトのパッドを通して濾過し、溶媒を減圧で除去した。得ら れた残渣をシリカゲルを用いた高速クロマトグラフィー(流出溶媒は、エーテル /酢酸エチル=9/1)にかけて、3−(l−フェニルエテンー2−イル)−3 ,5,5,−トリメチルシクロヘキサノン(表I中に記載した生成物産)を薄い 黄色のオイルとして、71%の収率(0,088g)で得ることができた。その 黄色のオイルは、申し分のないIRlNMR,MS、及びHRMSf)#定デー タを示した。上記の方法は、別法として商業的に入手可能な(2−チェニル)  Cu (CN) L i (2,94mL、 1.0 m馬al)を用いて行う ことができ、それは−78℃まで冷却した場合に、直接的にジルコニウム混合物 に添加することができる。
10mLの丸1iEフラスコに撹拌子を入れてノルコノセン タロライド ハイ ドライド(0,258g、1.0■脂of)を注入し、隔膜を用いて密封した。
そのフラスコを真空ポンプを用いて減圧にし、続いてアルゴンを封入する工程を 3回繰り返した。
THF (2,0t)を加え、その混合物を白いスラリーになるまで撹拌して、 1−オクチン(0,+48 mL、 1.0■履of)をTHF (0,75■ L)中に混合した溶液として、添加して反応させた。その混合物を15分間撹拌 すると、黄色−オレンジ色の溶液が得られ、その溶液を一78℃にまで冷却して Me L i (2,71mL、 3.0 anal) /クメンのTHF ( 2,OmL)溶液をカニユーレを用いて加えて反応を行い、明るい黄色の溶液を 得た。続いてCu CN (0,0895g、 1.0 gaol)及びL i  Cl (0,085g。
2、O1鳳of)を撹拌子を入れた5糺の丸底フラスコに入れ、そして隔膜で密 封した。そのフラスコを上記のように減圧にし、アルゴンを封入して、それから シリンジを用いてTHF (3,0■L)を加えた。その混合物を5分間撹拌し て無色の均一溶液を得、その溶液を一78℃にまで冷却して、ジルコニウム溶液 にカニユーレを用いて加えた。その混合物を15分間、−78℃で撹拌して明る い黄色の溶液とし、2−シクロヘキサノン(0,048■L、 0.50露mo l)を反応させた。10分間たった後、その混合物をNH4Clを飽和させた1 0%のN HA OH,10■Lを用いて反応を止めた。
その生成物を3×30■Lのエーテルで抽出した後、N a2S Oa上で乾燥 した。それからその溶液をセライトのパッドを通して濾過し、溶媒を減圧で除去 した。得られた残渣をンリカゲルを用いた高速クロマトグラフィー(流出溶媒は 、エーテル/酢酸エチル=9/1)にかけて、3−(1−オクテン−1−イル) −シクロヘキサノン(表■中に記載した生成物産)を無色のオイルとして、73 %の収率(0,076g)で得ることができた。その黄色のオイルは、申し分の ないIR,NMR,MS。
及びHRMSの測定データを示した。
上記の記載から、当業者は本発明の必須の特徴を容易に理解することができる。
そして、当業者はその精神及び目的から離れることな(、本発明を種々の応用、 及び条件に適応化することができる。状況に応じた便法が示唆されたりあるいは 便法が与えられるような場合に、形態的な変更あるいは均等物置換がなされよう と企画される。そして、特殊な意味の用語がここでは用いられているが、それら は説明的な意味で用いられているのであって、限定する目的で用いられているの ではない。
老−一一一上 抽出物 アセチレン 条 件 生成物 収 率*クロマトグラフィーで単離され た純粋な物質;この物質は% IRlNMRs Massスペクトル(高分解能 及び低分解能)によって確実に特徴づけられている。
冨束出発物質の回収を考慮した収率。
要 約 書 高次置換の銅酸塩複合体が、対応するジルコン酸塩中間体からトランスメタレー ンぎンの手法により合成される。この合成方法は、プロスタグランノンが有して いるようなビニル性の側鎖を合成できる点で特に価値のある有用な方法である。
本発明によれば、アセチレンプリカーサ−から反応性の銅酸塩を経て、中間体を 単離することなく単一の容器内において目的とする最終産物を扁い収率で、直接 的に得ることが可能である。ジルコニウム中間体とのトランスメタレーン、ンに 関与する銅酸塩を共に含有する成分を、そのジルコニウム中間体へ付加する一連 の付加反応も、別法として記述されている。
国際調査報告 国際調査報告

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.下記の一般式I: ▲数式、化学式、表等があります▼I 〔ここで、 RTは、炭素−炭素結合を形成するアニオン種の基であり、;R1は、RTとは 異なり、かつアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリリック基、アリー ル基、ベンジリックな及びヘテロサイクリックな部位、−BR3(ここでBはO またはSで、R3はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリリック基、 アリール基、ベンジリックなあるいはヘテロサイクリックな部位である。)、及 び−NR4R5(ここでR4とR5が同じであるかあるいは異なる基であり、そ れぞれはアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリリック基、アリール基 、ベンジリックなあるいはヘテロサイクリックな部位で、この部位は非−インタ ーフェアリングな置換基によって置換されていなくてもよいし、置換されていて もよい。)からなるグループから選択され、;及び Aは、CNまたはSCNである。] で表される銅酸塩複合体の合成方法が、下記の(a)及び(b)からなる段階: (a)下記の一般式II: ▲数式、化学式、表等があります▼II(ここで、 Cpは、非−インターフェアリングな置換基によって置換されていなくてもよい し、置換されていてもよいシクロペンタジエニル部位を表しており、Xは、ハロ ゲンであり、 RTは前記に定義されたとおりである。)で表されるジルコニウム中間体を、 一般式R2Liで表される化合物 (ここで、R2はR1と同じく定義され、そしてR1と同一であってもよいし異 なっていてもよい。) と反応させて、 下記の一般式III: ▲数式、化学式、表等があります▼III(ここで、RT及びR2は前記に定義 されたとおりである。)で表される中間体を合成する段階;及び(b)前記一般 式IIIで表される中間体を、化学式R12Cu(A)Li2 (ここで、R1及びAは、前記に定義されたとおりであり、二個のR1は同じで あっても異なっていてもよい。) で表される銅酸塩試薬と反応させて、 ジルコニウムから銅への結合の変換を経て、一般式Iで表される化合物を合成す る段階、 を含むことを特徴とする銅酸塩複合体の合成方法。
  2. 2.前記RTは、アルキル基、アルケニル基、アリール基、アリリック基及びベ ンジリック基からなるグループから選択されたアニオン種の基であって、その基 は非−インターフェアリングな置換基によって置換されていてもよいし、置換さ れていなくてもよい基であることを特徴とする請求の範囲第1項記載の銅酸塩複 合体の合成方法。
  3. 3.前記RTは、1個から約20個の炭素原子からなるアルキル基であることを 特徴とする請求の範囲第2項記載の銅酸塩複合体の合成方法。
  4. 4.前記RTは、2個から約20個の炭素原子からなるアルケニル基であること を特徴とする請求の範囲第2項記載の銅酸塩複合体の合成方法。
  5. 5.前記RTは、1−アルケニル部位であることを特徴とする請求の範囲第4項 記載の銅酸塩複合体の合成方法。
  6. 6.前記RTは、天然のあるいは合成のプロスタグランジンであって、好適には 水酸基が保護されているプロスタグランジンのベータ位の側鎖であることを特徴 とする請求の範囲第4項記載の銅酸塩複合体の合成方法。
  7. 7.前記段階(a)及び(b)は、中間体を単離することなく行われることを特 徴とする請求の範囲第1項記載の銅酸塩複合体の合成方法。
  8. 8.前記段階(b)は、室温以下の温度で行われることを特徴とする請求の範囲 第1項記載の銅酸塩複合体の合成方法。
  9. 9.前記段階(b)は、約−78℃で行われることを特徴とする請求の範囲第8 項記載の銅酸塩複合体の合成方法。
  10. 10.前記段階(a)及び(b)は、テトラハイドロフラン、テトラハイドロフ ラン置換体、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、ジメチ ルサルファイド、メチレンクロライド、トルエン、ベンゼン、ジブチルエーテル 、t−ブチルメチルエーテル、ボロントリフロライド及びそれらの混合溶媒から なるグループから選択された溶媒中で行われることを特徴とする請求の範囲第1 項記載の銅酸塩複合体の合成方法。
  11. 11.下記の一般式I ▲数式、化学式、表等があります▼I [ここで、 RTは、1−アルケニル基であり、; R1は、RTとは異なり、かつアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリ リック基、アリール基、ベンジリックな及びヘテロサイクリックな部位、−BR 3(ここでBはOまたはSで、R3はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基 、アリリック基、アリール基、ベンジリックなあるいはヘテロサイクリックな部 位である。)、及び−NR4R5(ここでR4とR5が同じであるかあるいは異 なる基であり、それぞれはアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリリッ ク基、アリール基、ベンジリックなあるいはヘテロサイクリックな部位で、この 部位は非−インターフェアリングな置換基によって置換されていなくてもよいし 、置換されていてもよい。)からなるグループから選択され、;及び Aは、CNまたはSCNである。]; で表される銅酸塩複合体の合成方法において、前記RTが対応する1−アルキン から誘導され、下記の(a)〜(c)からなる段階: (a)前記1−アルキンを、 化学式CP2Zr(H)Cl (ここでCpは、非−インターフェアリングな置換基によって置換されていなく てもよいし、あるいは置換されていてもよいシクロペンタジエニル部位を表して いる。) で表される化合物と反応させて、 下記の一般式II: ▲数式、化学式、表等があります▼II(ここで、Cp及びRTは前記に定義さ れたとおりである。)で表されるジルコニウム中間体を形成する段階;(b)前 記一般式IIで表されるジルコニウム中間体を、一般式R2Liで表される化合 物 (ここで、R2はR1と同じく定義され、そしてR1と同一であってもよいし異 なっていてもよい。) と反応させて、 下記の一般式III: ▲数式、化学式、表等があります▼III(ここで、RT及びR2は前記に定義 されたとおりである。)で表される中間体を合成する段階;及び(c)前記一般 式IIIで表される中間体を、化学式R12Cu(A)Li2 (ここで、R1及びAは、前記に定義されたとおりであり、二個のRjは同じで あっても異なっていてもよい。) で表される銅酸塩試薬と反応させて、 ジルコニウムから銅への結合の変換を経て、一般式Iで表される化合物を合成す る段階、 を含むことを特徴とする銅酸塩複合体の合成方法。
  12. 12.前記段階(a)〜(c)が、中間体を単離することなく単一の溶媒中で行 われることを特徴とする請求の範囲第11項記載の銅酸塩複合体の合成方法。
  13. 13.前記中間体を単離することなくカルボアニオン供給源として前記一般式I で表される銅酸塩複合体を使用することを、更に含むことを特徴とする請求の範 囲第12項記載の銅酸塩複合体の合成方法。
  14. 14.前記カルボアニオンの標的となる反応物が、前記反応の溶媒中に直接添加 されることを特徴とする請求の範囲第13項記載の銅酸塩複合体の合成方法。
  15. 15.前記一般式Iで表される銅酸塩複合体が、置換反応(displacem ent reaction)においてカルボアニオン供給源として用いられるこ とを特徴とする請求の範囲第14項記載の銅酸塩複合体の合成方法。
  16. 16.前記一般式Iで表される銅酸塩複合体が、1,4−共役系の付加反応(1 ,4−conjugated addition reaction)において カルボアニオン供給源として用いられることを特徴とする請求の範囲第14項記 載の銅酸塩複合体の合成方法。
  17. 17.前記一般式Iで表される銅酸塩複合体が、ルイス酸、シリルハライド、ホ スフィン、アミン、アルカリ金属塩及びアルカリ金属アルコキサイドからなるグ ループから選択された好くなくとも一つの添加物の存在下で用いられることを特 徴とする請求の範囲第16項記載の銅酸塩複合体の合成方法。
  18. 18.前記段階(a)〜(c)は、テトラハイドロフラン、テトラハイドロフラ ン置換体、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、ジメチル サルファイド、メチレンクロライド、トルエン、ベンゼン、ジブチルエーテル、 t−ブチルメチルエーテル、ボロントリフロライド及びそれらの混合溶媒からな るグループから選択された溶媒中で行われることを特徴とする請求の範囲第11 項記載の銅酸塩複合体の合成方法。
  19. 19.前記段階(c)が、室温以下の湿度で行われることを特徴とする請求の範 囲第11項記載の銅酸塩複合体の合成方法。
  20. 20.前記段階(c)が、約−78℃で行われることを特徴とする請求の範囲第 19項記載の銅酸塩複合体の合成方法。
  21. 21.下記の一般式I: ▲数式、化学式、表等があります▼I [ここで、 RTは、炭素−炭素結合を形成するアニオン種の基であり、;R1は、RTとは 異なり、かつアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリリック基、アリー ル基、ベンジリックな及びヘテロサイクリックな部位、−BR3(ここでBはO またはSで、R3はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリリック基、 アリール基、ベンジリックなあるいはヘテロサイクリックな部位である。)、及 び−NR4R5(ここでR4とR5が同じであるかあるいは異なる基であり、そ れぞれはアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリリック基、アリール基 、ベンジリックなあるいはヘテロサイクリックな部位で、この部位は非−インタ ーフェアリングな置換基によって置換されていなくてもよいし、置換されていて もよい。)からなるグループから選択され、;及び Aは、CNまたはSCNである。〕 で表される銅酸塩複合体の合成方法が、以下に記載する段階:即ち、下記の一般 式II: ▲数式、化学式、表等があります▼II(ここで、 Cpは、非−インターフユアリングな置換基によって置換されていなくてもよい し、置換されていてもよいシクロベンクジェニル部位を表しており、Xは、ハロ ゲンであり、そして RTは前記に定義されたとおりである。)で表されるジルコニウム中間体を、 一般式R′Liで表される化合物、 一般式R′′Liで表される化合物、 一般式R′′′LIで表される化合物、及び一般式Cu(A)あるいはCu(A )・nLiXで表される化合物(ここで、 nは、1から10までの整数であり、 R′、R′′及びR′′′は、同じであってもよいし、あるいは異なっていても よく、それぞれはR1と同様に定義されている。)のそれぞれ1等量と反応させ て、 一般式Iで表される化合物 (ここで、R1はR′、R′′′及びR′′′のうちの一つに相当する。)を合 成する段階、 を含むことを特徴とする銅酸塩複合体の合成方法。
  22. 22.下記の一般式I: ▲数式、化学式、表等があります▼I 〔ここで、 RTは、炭素−炭素結合を形成するアニオン種の基であり、;R1は、RTとは 異なり、かつアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリリック基、アリー ル基、ベンジリックな及びヘテロサイクリックな部位、−BR3(ここでBはO またはSで、R3はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリリック基、 アリール基、ベンジリックなあるいはヘテロサイクリックな部位である。)、及 び−NR4R5(ここでR4とR5が同じであるかあるいは異なる基であり、そ れぞれはアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリリック基、アリール基 、ベンジリックなあるいはヘテロサイクリックな部位で、この部位は非−インタ ーフェアリングな置換基によって置換されていなくてもよいし、置換されていて もよい。)からなるグループから選択され、;及び Aは、CNまたはSCNである。] で表される銅酸塩複合体の合成方法が、以下に記載する段階:即ち、下記の一般 式II: ▲数式、化学式、表等があります▼II(ここで、 Cpは、非−インターフェアリングな置換基によって置換されていなくてもよい し、置換されていてもよいシクロペンタジエニル部位を表しており、Xは、ハロ ゲンであり、 RTは前記に定義されたとおりである。)で表されるジルコニウム中間体を、 一般式R′Liで表される化合物、 一般式R′′Liで表される化合物、及び一般式R′′′Cu(A)Liで表さ れる化合物(ここで、 R′、R′′及びR′′′は、同じであってもよいし、あるいは異なっていても よく、それぞれはR1と同様に定義されている。)のそれぞれ1等量と反応させ て、 一般式Iで表される化合物 (ここで、R1はR′、R′′及びR′′′のうちの一つに相当する。)を合成 する段階、 を含むことを特徴とする銅酸塩複合体の合成方法。
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