JPH05505190A - フィゾスチグミンの投与のための装置及び方法 - Google Patents

フィゾスチグミンの投与のための装置及び方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 フィゾスチグミンの投与のための装置及び方法発明の分野 本発明は、フィゾスチグミン及びその近縁の化学類似体の経皮的投与のだめの装 置及び方法に関するものである。
発明の背景 を須の神経伝達物質であるアセチルコリン(ACt+)は、脳内及び抹消の副文 惑神経系内の両方に存在する。筋繊維又は軸索にそって伝わるインパルスは、池 の繊維又は軸索へのインパルスの伝達に関するシナプス接合部でのAChの形成 に依存する。伝達物質としてのアセチルコリンの作用は、酵素であるアセチルコ リンエステラーゼ(AChE)により、コリンと酢酸に変換された時に終わる( 転換される)。現代の生物物理学的な方法は、AChからコリン及び酢酸への変 換の進行にかかる時間か1000秒より少ないということを明らかにした。AC hEを阻害又は不活性にする能力を有する薬剤は、抗コリンエステラーゼ物質又 はAChE阻害剤と呼ばれる。AChE阻害の結果、アセチルコリンはシナプス 間隙に蓄積する。AChは転換されないので、インパルスは影響を受けた部位に 対して、他の方法で生じると思われるものよりも長い時間にわたって伝達さ托結 果として神経筋作用をより強くするか、より長引かせる。これらACl+副文感 神経シナプスは、脳及び抹消神経系に広く分布するので、AChE阻害剤か脳及 び身体の両方に対して広範な多様性の影響を生ずることは驚くことではない。
フィゾスチグミンは、天然に見い出されるアセチルコリンエステラーゼ阻害剤の −っである。それは、カラパル豆又はオーディールビーン、多年性植物(フィゾ スチグミン)の乾燥した、熟した種から単離されていて、西アフリカ、ナイアガ ラのカラパル地方に見出されていた。それは、エスレナット(Esre nut ) 、チョップナツト(chop nut)又はエツエスレ(Etu Esre )の豆とも呼ばわ、カラパル豆は試罪法の毒として使用されていた。罪の試験と して、容疑者はカラパル豆の一定量を無理に摂取させられた。もし彼か死ねば、 彼の有罪は証明された。もし被疑者か彼の無罪を確信し、すぐに豆を食へたなら ば、彼は豆を吐き戻し、試練の後も生きているという見込みは高かった。(有罪 又は無罪の証拠は、いつも偶然に任せられたのではなかったと報告されている。
みかけ上、部族裁判の誤審の可能性のいずれも避けるため、部族の年長者により 早まった判断を下された無罪者にブラセボが与えられたらしい)。スヮイン(S wain、 T、 ed)著、Plants in the Developm ent on Modern Medicine、 Harvard Univ ersity Press、 303〜360yージ(1 972年)を参照されたい。カラパル豆から単離されたフィゾスチグミンは、1 877年にラクオイアー(Laqueur)により広角線内症の治療用の薬剤に 取り入れられた線内症は眼圧の上昇により特徴づけられる疾患であり、それかも し充分に高く連続性ならば視神経円板の損傷を引き起こし、その結果−生盲目に なる。房水の流出に関連する小さな直径の孔の網か、それらの正常状態を失った 時、広角線内症又は慢性単性線内症は起こる。広角線内症は漸進的、潜行的に発 症し、一般に外科的改善を受けることは可能でない。このタイプの線内症におい て、眼圧のコントロールは連続的及び永久的な薬剤療法でのみ可能である。
重症筋無力症は、骨格筋の弱さ及び目立った疲れやすさにより特徴づけられる神 経筋疾患である。その臨床的顕示は、加世紀になる前に記載されたが、フィゾス チグミンかこの疾患の管理に使用されたのは、1930年代初期までてはなかっ た。フィゾスチグミンが筋収縮を増強させ、重症筋無力症の症状と動物のクラー レ中毒との類似性の[gは、その後クラーレに拮抗すると知られる薬剤であるフ ィゾスチグミンがこの症状に治療的価値かあると示唆した。この観察は、重症筋 無力症の治療へのフィゾスチグミンの使用を導いた。
遅発性ジスキネシアは、一般的には口部及び顔面の筋組織、しばしば体幹及び四 肢を含む、異常な不随意運動を特徴とする疾患である。口及び顔面の一般的な運 動は、頬をぶっと吹くこと、しかめっらをすること、舌を押し出すこと及びなめ ること、及び目の絶え間のないまたたきである。異常な運動は、規則的かつ反復 性であり、それは言語能力、唾液分泌、噛み砕くこと、及び飲み込むことを妨げ るかも知れない。多くの場合、患者はその症状に気がっかない。遅発性ジスキネ シアは一般に不可逆であり、現在では不治であると考えられている。従って、こ の症状の発現の予防は、問題を処理するための唯−知られる効果的な方法と考え られている。遅発性ジスキネシアは、神経弛緩剤を使ってきた老人病患者に最も 頻繁に見られる。すべての神経弛緩剤は、遅発性ジスキネシアを引き起こす可能 性がある。しかしながら、最も大きな阻害の程度を引き起こす、低用量で高い効 力の薬剤、及びこのようなより高い程度の錘体の副作用は、最も遅発性ジスキネ シアを起こしそうである。そのような高い効力の薬剤には、フェノチアジン類、 チオキサンチン類、ブチロフェノン類、ベンゾジアゼピン類及びジヒドロインド ロン類かあげられる。近年における向精神薬のより著しい使用は、遅発性ジスギ ネジアの発症を深刻化させてきた。老人病介護の便宜において増加する神経弛緩 剤の使用は、結果として遅発性ジスキネ・ノアの発生に劇的な増加をもたらした 。 Harcourt Brace Jovanovict+、 Inc、によ るGeriatrics、第34世、第7号、59−66ページ、1979年7 月、を参照されたい。All1erican Journal of Psyc hiatryS第134巻、第7号、1979年7月、769〜774ページに 報告された抗コリン様薬剤の使用についての研究は、フィゾスチグミン及びコリ ンの使用が、遅発性ジスキネシアに明確な(pos山ve)治療効果を有すると 指摘している。示されたデータは絶対的ではないが、試験は、フィゾスチグミン 注射が遅発性ジスキネシアを病んでいる患者の20%〜80%の遅発性ジスキネ シアを減少することを示しでいた。連続的及び永久的な薬物治療は、遅発性ジス キネシアをフントロールするのに必須である。
アルツハイマー型の老人性痴呆(SDAT)は、長期記憶障害を特徴とする、進 行性で不治の不可逆性疾患である。ヒト及び動物の研究は、記憶機能にお1プる コリン作用のプロセスと結び付けられてきた。抗コリン作用薬及びフリン様作用 藁の研究は、コリン作用の活性の変動が、記憶における情報の貯蔵及び回復に深 く影響を及はすことかできると示唆している。デービス(1)avis)らは、 5cience 、第201巻、2′72ページ(1978年)に報告した研究 のなかに、フィゾスチグミンは長期記憶への情報の貯蔵を意味深く増強するとい うことを終わりに書いている。さらにこの研究は、長期記憶からの情報の回復も フィゾスチグミン治療によって改善されることを指摘している。
フィゾスチグミンの注射による遅発性ジスキネシア、広角線内症、5DAT等の 治療は実際的な療法ではない。フィゾスチグミンは、全身的投与に引き続いて素 早い代謝か生じるため、短い半減期(約1〜2時間)を示す。このようにして、 治療は有効な血中濃度を保つために、最低でも30分〜1時間ごとにフィゾスチ グミンの注射を必要とするであろう。さらに、フィゾスチグミンの全身的な使用 を制限する副作用を避けるために、フィゾスチグミンは安全のために絶え間無く 患者をモニタリングするための幅の狭い治療用窓を伴う。最近、フィゾスチグミ ンは経口投与用に錠剤中に処方されてきた。多様な経口投与量についての薬剤の 血中濃度の測定は、所望される濃度より多い極量(あるいは中毒の範囲)から効 果的な量以下である最小値にわたる範囲の血中濃度に一般的な変化を示す。多く の他のものと同様に、上述した機能障害は初老のヒトの間に、より一般的に広ま っている。この群は、他の年齢の群よりも一層記憶障害、および身体的な能力障 害に耐えており、終始変わらぬ治療を達成するのは必ず困難である。フィゾスチ グミンの経皮的投与は、全身的治療に多くの利益を有する。治療が、24時間以 内に少量の薬剤の適用で達成できる場合に、患者のコンプライアンスが改善され るということは周知である。経皮的投与は、適切な装置の適用の必要性か24時 間に一度だけ生じる可能性を提供する。治療は、経皮的装置の除去により終える ことかできる。安定した血中濃度は、用量をコントロールした装置を使用するこ とにより得ることかでき、このようにして過剰投与により引き起こされる有害な 副作用、及び十分な量を服薬させないことによる効果の不足を制限する。短い代 謝の寿命を育する薬理学的に有効な薬剤は、薬剤投与の経皮的方法に特に適して いる。
文献は、ゆっくりした又は、薬物の放出を維持又はコントロールするための経皮 的装置の記載で満たされている。これらの装置は、一体構造の貯蔵(mnoli thic reservoir)装置 、浸透性推進(os+noticall y driven)装置、膜コントロール(IIIembrane contr olled)装置、増強コントロール(enhancer controlle d)装置、マイクロカプセルに包み込んだ薬剤1、バイオエロダブル(bioe rodable)装置及び上述のほとんとすべての考えられる組合せの形を取っ ている。当技術の一般的な論評について、ベーカ−(R,Vi、 Baker)  、ウィリー(John Wiley)及びソング(SonS)著、”Cont rolled Re1ease of Biologically Activ e Agents−11987年を参照■ れたい。薬物治療に使用される服薬方法及び装置の全ては、含蓄的であまり述べ られていない仮定を伝え:放出された薬剤はどのように貯蔵しても、有意にその 効力を減少させるか、望ましくない又は受け入れることができない分解生成物を 累積するほど、変わらなかった。大抵の遊離塩基アルカロイドは、空気酸イし化 学作用のある放射線、熱等に対して安定ではないということは周知である。フィ ゾスチグミン遊離塩基は、その二つの塩基性第3アミン基がそのフェノールカル ボアニリド基の加水分解を促進するので、特に不安定な化合物である。一度加水 分解が起こると、空中酸素との接触は、すばやくフェノール性水酸基を酸化して 、強度に着色したオルト−キノリン、ルブレセリンにする。エリス(S、ε1l is)著、J、 Pharmacol、εXI)、 Ther、 79(194 3年)、364〜372ページに記載された5tudies on Physo stigmine and related 5ubstances 、、IV  Chemical 5tudies@on Phys。
stigmine Breakdowm Products and Re1a ted Epinephrine Derivatives■Q照さ れたい。反応Iを参照されたい。その結果として、このクラスの化学薬品は、一 般にそれらの塩として貯蔵さべ投与される。例えば、フィゾスチグミンはその遊 離塩基としての貯蔵が難しいので、サリチル酸塩が商業用製品として注意書画き て販売され、その注意書は、溶液は耐光性の無アルカリガラス容器でうまく囲ん で保ち、開封後一連間以内に使用すべきであるというものである。その従業者は 、もしその製品が変色しているならば、それを捨てることについて注意する。
はとんとすべての場合において、遊離塩基は経皮的浸透に好ましい。なぜなら、 その塩の形態が少しでも輸送さね−吸収されるとしても不完全であるのに反し、 遊離塩基は素早く角質層のスキンバリヤー(skin harrier)を通る からである。貯蔵対浸透性のこの相反する問題を解決することか試みられてきた 。例えば、第4゜692、462号中のパネルジー(Banerjee)は、イ オン交換樹脂上で薬剤の遊離塩基と結合し、効用のために皮膚による薬剤の遊離 塩基型の平衡濃度の吸収性に頼っている。第4.781.924号中のり−(L ee)及びヤン(Yum)は、乾燥塩基性化合物との組合せにおけるそれらの塩 型に、多様な塩基性薬剤を貯蔵している。吸湿と同時に、溶液は形成され、アル カリ化合物と有機塩基の塩型との反応を可能とし、遊離塩基を遊離させる。この 遊離塩基は、装置を通して皮膚表面に移動し、それは素早くスキンバリヤーに浸 透する。これらの発明は、その安定な形態である塩に治療用薬剤を含むため、及 びその最も生物学的に有用な形態である遊離塩基において薬剤を投与するために 当業者が行う範囲を説明するのに有用である。適切な貯蔵安定性を維持する一方 、ターゲット薬剤の最も有効で生物学的に有用な形態(遊離塩基)でターゲット 薬剤を含む装置又は方法の必要性及び価値を、前記の論議は説明している。
敏感な薬剤のための一体構造マトリックスとして多様なポリマーを使用すること によって酸素及び水分の有害な影響に対する効果的な保護を、達成ることができ ないと、従来の知識は指摘してきた。空中酸素及び水蒸気の拡散はとても速いの で、いずれの有意な時間、周囲条件下で貯蔵される、加水分解又は酸化に敏感な 薬剤は、予想される崩壊生成物に素早く変換されるであろうと考えられる。その 結果として、薬剤不安定性の問題を処理するための過去の努力は、ターゲット薬 剤を適切な貯蔵安定性を育する化学的態様に変換することに捧げられてきた。
発明の概要 本発明は、フィゾスチグミン遊離塩基のような化学的に不安定な官能基を含む化 合物を、一体構造のポリマーマトリックスに組み込むことにより安定化させる効 果的な化合物は、フィゾスチグミン遊離塩基及びフィゾスチグミン誘導体を含む 。フィゾスチグミン遊離塩基及びフィゾスチグミン遊離塩基誘導体は以下のよう な一般式Iに表すことができる。
(一般式I中、R1,R2,、R3及cFR4は独立してH又は低級アルキル基 を表す。)化学的に類似した官能基は、加水分解、酸化又は加水分解及び酸化に 不安定な部分として定義される。
ここに使用した“一体構造゛は、化学物質及びポリマー担体の単−相を意味する 。
本発明の目的は、薬剤の貯蔵期間を増加させるための新規方法を開示することで ある。
本発明の他の目的は、フィゾスチグミンil!#塩基及びその近密に関連した類 似薬の貯蔵期間を増加させるための新規方法を開示することである。
本発明の他の目的は、フィゾスチグミン遊離塩基及びその近密に関連した類似薬 放出のための新規な経皮用装置を開示することである。
本発明の他の目的は、記憶障害、線内症、遅発性ジスキネジー及び重症筋無力症 の治療に効果的な化合物の放出をコントロールするための装置及び方法を開示す ることである。
本発明の他の目的は、アセチルコリンの欠乏から起こる症状の治療のための方法 を提供することである。
本発明のさらなる目的は、アセチルコリンの欠乏から起こる症候性症状の治療の ための方法を提供することである。
本発明の一層の目的は、発明の記述から当業者に明らかにされるであろう。
ている。フィゾスチグミン遊離塩基かポリマーマトリックスに含まれるとき、そ の安定性が著しく増強されることか見出された。ポリマーマトリックス中の薬剤 を得るために、多くの技術を用いることかでき、それはポリマーと薬剤のブレン ドの押し出しくそこで温度及び剪断安定性を認める)、粉末圧縮及び溶液法等を 含む。初歩的な磐様においては、マトリックスを加えた薬剤の調製を、まずフィ ゾスチグミン遊離塩基及びポリマーの両方を適切な溶媒中に溶解し、引き続き溶 液の流延により達成した。澄明な溶液か得られた時、溶媒ベースのポリマーフィ ルムを流延し、溶媒を蒸発させる公知技術のいずれかにより、該調製物を保護裏 地に流延することかできる。蒸発後、薄い接着フィルムをマトリックスに流延す るか、又は両面医療用接着テープを付けた。接着剤を剥離性の裏地で覆い、パン チを押し抜きにより切り抜いた。最終のバッチを箔パウチ中にヒートシールし、 必要になるまで貯蔵することかできる。フィゾスチグミン遊離塩基マトリックス は、ポリマーマトリックスに分散された固体フィゾスチグミン遊離塩基を含む。
本発明者は、説明の目的のために観察した現象について以下の解釈を提供するか 、それに拘束されない。フィゾスチグミン様化合物の崩壊が、水及び酸素との反 応を必要とするので、低い吸湿性及び低い酸素及び水分透過性を有するポリマー は、崩壊反応について必須試薬を遮断することにより崩壊を防ぐ。好まIバは、 ポリマーは20”C1相対湿度100%で、5重量%より少ない吸lを有するべ きである。ポリマーマトリックスのコントロールの結果ではなく、加工により引 き起こされる早期崩壊を防ぐために、使用前のポリマーの完全な乾燥、不活性雰 囲気下で製造作業を行うこと、及び不活性雰囲気下で完成パッチを封止すること を含む、完成バッチへの遊離塩基の加工の間に、酸素及び水分は除かれるべきで ある。より好ましいポリマーの一つは、ボリウlノタンタイブのものである。ポ リウレタン類は、様々なタイプのポリカーボネート(ハードセグメント)及びポ リオール(ソフトセグメント)を使用して一般に合成される。ポリウレタンの物 理的及び化学的特性の幾つかは、ポリオール及びポリイソシアネート反応体の選 択同様、ハードとソフトのセグメントの割合により測定される。線状ポリウレタ ン類は、一般的に以下の反応により、ヒドロキシル基を末端に持つ化合物とジイ ソシアネートとが反応するプレポリマールートにより作られる:(X)HO−R −OH+(X+1)OCN−R,−NCO→0CN−R,−CNHCOO−R− 00CHN−R,)X−NGO(式中、Rはポリエーテル、ポリエステル、ポリ カーボネート又は炭化水素を表す。) 本反応の生成物は、イソシアネートを末端に持つプレポリマーである。その後、 このプレポリマーは1.4−ブタンジオールのような低分子量ジオール(連鎖延 長剤)とさらに反応しく2シヨツトプロセス)、線状、熱可塑性及び溶媒可溶性 エラストマーを生成する。あるいは、すべての反応体は単一段階(1シヨツトプ ロセス)で結合し、所望の生成物を生成することができる。ポリエーテルソフト セグメントポリウレタンは、ポリエステルベースのポリウレタンより優れた加水 分解抵抗を有するが、より低い酸化抵抗及びより低い引張強さを有する:ポリカ ーボネートベースのソフトセグメントポリウレタンは、物理的及び化学的特性に おいて、一般的にポリエーテル及びポリエステル型の間の中間点を占める。炭化 水素ベースのポリオールは入手可能であり、優れた酸化抵抗及び加水分解抵抗を 有するポリウレタンを製造するために使用することができる。芳香族、脂肪族及 び脂環式のポリイソシアネート類は、異なる紫外線及び防湿性バイオコンパティ ビリティ(biocompatibility)を示す。このようにして、ポリ ウレタン合成の当業者は、合成のための適当なモノマーを選択し、具体的な適用 の問題を克服する。ポリエーテル、ポリカーボネート及び炭化水素型のポリウレ タン類は、生物医学的使用に好ましい。なぜなら、それらは一般にポリエステル タイプに比べて、より不活性だからである。ポリウレタンポリマーは、Pe1l ethne” 2363という商品名てDow chemical、ミツドラン ド、ミシガンから、及びTeccoflex” EG−80A及びTeccof lex”EG−60Dという商品名てThermedics Corporat ion、Woburn、マサチューセッツから、医薬用使用に承認された品種を 入手可能である。異なる硬さは入手可能であり:より柔らかい品種は簡単に溶解 するので一般的に本発明の状況においては好ましい。
ポリマーマトリックス材料として使用され得る他のポリマーは、エチレン酢酸ビ ニルのコポリマーを含む。これらのポリマーは、酢酸ビニル含有量か2%から5 0%及びそれ以上の広範な多様性の品種を商業的に入手可能である(EIvax OlDupont Corporation:Ultrathene @、US I Chemicals等)。一般的にポリマーの透過性は、酢酸ビニル含有量 の増加と共に増加する。ベーカ−(Baker、 R,W、 )、ウイリイ(J ohn Wiley&5ons)著、Controlled Re1ease  of Biologically Active A■■獅狽■ 、161〜165ページを参照されたい。このようにして、適切な酢酸ビニル含 有量及びフィルムの厚さを選ぶことにより、適切な剥離性を得ることができる。
他の有用なマトリックス材料に、Pehax@という商品名でAtochem  Inc、から入手可能なポリエーテルブロソクアミト類のようなものかあげられ る。同様に有用なものは、Dow Corning 、 General El ectric等から入手できる望のシリコンベースのポリマーである。一般的に 、もし薬剤又は添加される薬理学的に許容され得る可塑剤、例えばフタル酸ジオ クチル、ポリエチレングリコール、セバシン酸ブチル等により可フ化されたもの として供給されるならば、ガラス性ポリマー、例えばポリビニルクロライド又は エチルセルロースを使用することができるが、ゴム状ポリマーはこの適用に好ま しい。バッチは、パッチを積層するための当技術分野に公知の技術のいずれによ っても結合することかできる。パッチの製造における一般的な第1段階は、ポリ マーマトリックス材料の溶液を製造することである。ポリウレタンを溶解するた めに使用できる溶媒には、テトラヒドロフラン(THF) 、Fischer  5cientific、スプリングフィールド、ニューシャーシー、ジメチルホ ルホキンドCDMSO)、及びジメチルホルムアミドCDIJF)があげられる 。乾燥後の材料に残っている残留物が1.5%を超えない限りは、医薬物質との 使用のためにテトラヒドロフランは承認されてきたので、テトラヒドロフランは より好ましい溶媒である。溶媒及びポリウレタンの品種によるが、一般的に溶液 中のポリウレタンの重量%は5%〜約35%の範囲内であろう。Tを使用するな らば、軟らかい品種のポリウレタンの比較的高い濃度、一般的に約20〜25% で流延用溶液を調製することかできる。より硬い品種は、溶解するのがより困難 である。できるだけ高い濃度のポリウレタンを作ることは一般的に望ましい。流 延する時の溶液は、完成フィルムの厚みに関連する。また、濃縮した溶液は一層 粘性があり、フィゾスチグミン遊離塩基のよりよい封じ込めは、粘性のある溶液 からのフィルムキャストで達成されるということが見出されてきた。固体フィゾ スチグミン遊離塩基をポリマー溶液に加え、完全な溶液が得られるまで混合物を 攪拌する。溶液中のフィゾスチグミン遊離塩基の百分率は、完成マトリックスの 所望される使用量により変化してもよい。完成マトリックスのフィゾスチグミン 遊離塩基含有量は、約3%〜約30%で広く変化してもよい。30%以上の添加 量を達成してもよいが、フィゾスチグミンの効力及び毒性のため、高濃縮マトリ ックスは、過失によってフィゾスチグミンを過剰投与するという可能性に関連し た危険を超える利点を提供しない。
ポリウレタン中のフィゾスチグミン遊離塩基を、以下の実施例のモデル化合物と して選んだが、当業者は一般的な原理及び方法を他の類似化学薬品に利用するこ とができる。
実施例1 水溶液中のフィゾスチグミン遊離塩基の安定性中性又はアルカリ性溶 液中のフィゾスチグミン遊離塩基の相対安定性を、以下のように測定した。フィ ゾスチグミン遊離塩基のメタノール性溶液に数滴の塩酸を滴下して酸性とし、p Hを約3〜6にした。溶液か崩壊生成物のルブレセリンの蓄積のためにピンクに 変わった時に、この溶液のアリコートを直ちに及びl又は2時間後に分析した。
分析をHPLCNova Pak 4−Cl3カラム及び以下からなる移動相を 用いて行った。
348.0g水 650、0 g メタノール 110g クエン酸 0.63g85%亜燐酸 0.96g ペンタスルホン酸ナトリウム有意な崩壊の直前のフィゾスチグミン 遊離塩基のクロマトグラムを図1aに示し、1又は2時間後に現れるピンクの溶 液の崩壊生成物の出現を図1bに示した。
同様の方法により、中性又はわずかに酸性の水中のフィゾスチグミン遊離塩基の 安定性を測定し、図2に示した。室温で、薬剤はより安定であり、わずかにピン クを呈している:しかしながら同じ条件下で30日以内に初期薬剤の半分より多 くのものか素早く崩壊した。溶媒としてエタノール及びミリスチン酸イソプロピ ルを使用したこれら実験を繰り返したところ、緩衝していない水を用いた時より 崩壊の速度は遅かったが、酸性にした水を用いた時より速いということがわかつ  −た。エタノール溶液では、フィゾスチグミン遊離塩基の5%は7日後になく なり、10%は!8後になくなった。崩壊のこの速度では、バッチは1年でその 有効成分の72%を失い、2年で92%を失うであろう。
実施例2.ポリマーマトリックスにおけるフィゾスチグミン遊離塩基の安定性溶 液を施したポリマーマトリックスにおけるフィゾスチグミン遊離塩基の安定性の 向上を以下の実験に示した。Pe1lethane” grade 2363− 80AEという名称のDOWより製造されたポリエーテルベースのポリウレタン 18g、フィゾスチグミン遊離塩基2.Og及びミリスチン酸イソプロピル2. 0gを、THF80g中に溶解して、ポリマーマトリックスにフィゾスチグミン 遊離塩基を含むバッチを製造した。溶液が澄明になるまで放置した。アセチルソ スチン0.02gを含んでいるポリマー/薬剤溶液の第2の同一ロットを製造し た。澄明な溶液を、5cotch”100という商品名でミネアポリスの3AJ  Companyから入手可能なポリエステルベースの剥離性の裏地(rele ase 1iner)の反対側に流延した。T)IF溶媒の蒸発後、2000  a mの液状キャストフィルムを200〜230μmの厚さの乾燥マトリックス フィルムに製造した。表面積7.9(Jl”のバッチを、これら積層構造から切 断し、ポリエチレン箔のパウチ中に包装し、室温及び45°Cで貯蔵した。 そ れぞれのロットからの3つのバッチを、製造直後、及び室温及び45°Cで貯蔵 した後7日及び5日後のフィゾスチグミン遊離塩基含量について試験した。一度 、裏地をバッチから取り外し、薬剤含有フィルムをはかりにかけ、その後TIW 25g(:溶解し、ひき続きメタノール25gで希釈した。HPLCに注入する 前に、沈澱したPe1lethan”を溶液から濾過した。アセチルシスティン の存在及び不在下で、バッチから回収したフィゾスチグミン遊離塩基の平均の量 を表1に示した。安定化した及び安定化していないバッチについての理論上の薬 剤添加量は、それぞれ17.2及び164■であった。重量データにおけるばら つきはフィルム重量の変動に帰することかでき、分析誤差は±lO%ぐらいであ る。
回収したフィゾスチグミン遊離塩基の重量(■)貯蔵時間 防腐剤なし 防腐剤 あり (日) 室温 45°C室温 45°C理論添加量 17.2 17.2 16 ,2 16.20 15.0 +5.0 15.1 15.17 16.5 1 6.8 17.3 16.825 16.8 18,5 16.8 16.8誤 差の制限範囲内で、室温又は45°Cの試験期間中、測定可能なフィゾスチグミ ン遊離塩基の損失はなかった。5日間、45°Cで貯蔵したバッチはわずかに変 色した:しかしながら、付加的なピークは、これらのバッチのHPLC分析では 観察されなかった。
実施例3 フィゾスチグミン遊離塩基バッチのin vivo試験Pe11et hne”2363−80AE(24,4g)を、フィゾスチグミン遊離塩基2. 903g及びミリスチル酸イソプロピル2.951gを含むTHF 101.3  gの溶液に加え、澄明な溶液が形成されるまで攪拌した。n正溶媒の蒸発後、 2000μmの液状キャストフィルムから180−230μmの厚さの乾燥マト リックスフィルムを製造した。1011%のミリスチル酸イソプロピルを含むア ベリー接着剤(Avery adhesive)460の溶液を、薬剤/ポリマ ーマトリックスフィルムに流延し、約80μmの厚さの接着層に製造した。最終 的にフィルムを、訓カンパニーから入手可能な剥離性の裏地のフィルム1022 でオーバーレイし、表面積7.92cm2のパンチを積層構造から切断した。こ れらのバッチをはかりにかけ、ポリエチレン−箔パウチにヒートンールし、使用 するまで貯蔵した。 その後、毛を注意深く刈り取ったウサギの皮膚にそのバッ チを置き、23時間後にバッチを取り除き、in vivoスキンフランクスを 測定し、表IIにまとめた。
バッチ 重量 重量 投与量している量0 Δマスへマスタイム フラックスN  (mg) (mg) (mg) (mg) (mg) (%) (mg/hr ) (a g/ad −hr)1 408 229 22.0 6.8 +5. 2 69 0.66 832 4+2 23.3 22.4 7,4 15.0  67 0.65 823 396 217 20.8 6,8 14.0 6 7 0.61 774 417 238 22.8 7.+ 15.7 69  0.68 865 359 180 +7.2 5,2 12.0 70 0. 52 666 415 236 22.7 6,7 16.0 70 0.70  8g7 367 188 18.0. 5.2 12.8 71 0.56  718 393 214 20.5 6.2 +4.3 70 0.62 78 9 390 211 20.2 6.5 13.7 68 0.60 7510  411 232 22.3 7゜1 15.2 68 0.66 8311  37+ 192 18.4 5.7 12.7 69 0.55 7012 3 53 174 +6.7 4゜9 11.8 71 0.51 64平均 39 1 2+2 20.3 6,3 14.0 69 0.61 77標準偏差22  22 2.1 0.8 +、4 1 0.06 8%CV 5.6 10,4  10.5 +2.9 9゜8 1.99.8 9.8” HPLCによる測定 裏地、接着剤及びライナーは0.179gバッチ表面積=7.9cm’ n時間にわたるウサギに対する平均総薬剤フラックスは、薬剤放出の約70%で ある、0.77±8μg/cm”・hてあった。平均フィゾスチグミン遊離塩基 フラックスは160gg/備2・hてあった。
〉 要約書 本発明は、ポリマーマトリックスに遊離塩基を組み込むことにより、フィゾスチ グミン遊離塩基及びフィゾスチグミン類似体の貯蔵安定性を増加する方法に関す る。化学的に適合した増強剤及びアジュバントは遊離塩基の安定性を妨げない。
国際調査報告

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.一体構造ポリマーマトリックスに、加水分解又は酸化に不安定な薬剤を組み 込むことにより、該薬剤の貯蔵安定性を増加させるための方法であり、該ポリマ ーマトリックスが以下のものを含むことを特徴とする方法:a.該ポリマー及び 、 b.該薬剤。
  2. 2.一体構造ポリマーマトリックスに、増強剤及び加水分解又は酸化に不安定な 薬剤を組み込むことにより、該薬剤の貯蔵安定性を増加させるための方法であり 、該ポリマーマトリックスが以下のものを含むことを特徴とする方法:a.該ポ リマー b.該増強剤及び、 c.該薬剤。
  3. 3.加水分解又は酸化に不安定な薬剤の貯蔵安定性を増加するための方法であり 、以下の工程を含むことを特徴とする方法:a.ポリマー及び薬剤の溶液を調製 すること、b.該薬剤及びポリマー溶液を流延すること、c.該流延溶液から溶 媒を除去すること及び、d.該マトリックスを回収すること、そして、該薬剤は 以下の一般式を有する。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R1、R2、R3及びR4は、独立してH又は低級アルキル基を表す)
  4. 4.加水分解又は酸化に不安定な薬剤の貯蔵安定性を増加するための方法であり 、以下の工程を含むことを特徴とする方法:a.ポリマー、薬剤及び増強剤の溶 液を調製すること、b.該薬剤、ポリマー及び増強剤の溶液を流延すること、c .該流延溶液から溶媒を除去すること及び、d.該マトリックスを回収すること 、そして、該薬剤は以下の一般式を有する。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R1、R2、R3及びR4は、独立してH又は低級アルキル基を表す)
  5. 5.該ポリマーが、20℃、相対湿度100%で5重量%より少ない吸湿量を有 する、請求項1に記載の方法。
  6. 6.該ポリマーが、20℃、相対湿度100%で5重量%より少ない吸湿量を有 する、請求項2に記載の方法。
  7. 7.該ポリマーがポリウレタンである、請求項1に記載の方法。
  8. 8.該ポリマーがポリウレタンである、請求項2に記載の方法。
  9. 9.該ポリマーがポリエーテル型ポリウレタンである、請求項1に記載の方法。
  10. 10.該ポリマーがポリエーテル型ポリウレタンである、請求項2に記載の方法 。
  11. 11.a.皮膚を覆った側(skin−facing side)及び皮膚から 離れた側(skin−distal side)を有する一体構造が、12時間 又はそれ以上の治療用に、該薬剤の有用なフラックスを維持するのに十分な薬剤 を有している、該一体構造を含む薬剤、及び b.該皮膚から離れた側を、該一体構造と接触し、覆っている裹の層、を含むこ とを特徴とする経皮用パッチ。
  12. 12.a.皮膚を覆った側及び皮膚から離れた側を有する一体構造が、12時間 又はそれ以上の治療用に、該薬剤の有用なフラックスを維持する十分な薬剤を有 している、該一体構造を含む薬剤、 b.該皮膚から離れた側を、該一体構造と接触し、覆っている裹の層、及びc. 7時間より長い治療のために好適なフラックスで、該肌を覆った側から薬剤の拡 散をコントロールする速度コントロール手段、を含むことを特徴とする経皮用パ ッチ。
  13. 13.該薬剤が以下の一般式を有する、請求項10に記載のパッチ。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R1、R2、R3及びR4は、独立してH又は低級アルキル基を表す)
  14. 14.該薬剤が以下の一般式を有する、請求項10に記載のパッチ。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R1、R2、R3及びR4は、独立してH又は低級アルキル基を表す)
  15. 15.一体構造が、20℃、相対湿度00%で5重量%より少ない吸湿量を有す るポリマーで作られている、請求項11に記載のパッチ。
  16. 16.一体構造が、20℃、相対湿度100%で5重量%より少ない吸湿量を有 するポリマーで作られている、請求項12に記載のパッチ。
  17. 17.一体構造がポリウレタンから作られる、請求項11に記載のパッチ。
  18. 18.一体構造がポリウレタンから作られる、請求項12に記載のパッチ。
  19. 19.請求項11に記載の装置を、医学的廃疾及びその治療を必要としている哺 乳類に投与することを含む、該哺乳類の治療方法。
  20. 20.該廃疾がアルツハイマー型老人性痴呆症である、請求項15に記載の方法 。
  21. 21.該廃疾が遅発性ジスキネジアである、請求項15に記載の方法。
  22. 22.該廃疾が重症筋無力症てある、請求項15に記載の方法。
  23. 23.該廃疾が緑内障である、請求項15に記載の方法。
  24. 24.請求項12に記載の装置を、医学的廃疾及びその治療を必要としている哺 乳類に投与することを含む、該哺乳類の治療方法。
  25. 25.該廃疾がアルツハイマー型老人性痴呆症である、請求項20に記載の方法 。
  26. 26.該廃疾が遅発性ジスキネジアである、請求項20に記載の方法。
  27. 27.該廃疾が、重症筋無力症である、請求項20に記載の方法。
  28. 28.該廃疾が、緑内障である、請求項20に記載の方法。
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