JPH05504923A - ラック積み可能なプラスチックパレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ラック積み可能なプラスチックパレットレットに関する。

パレットは伝統的に木材で形状されているが、木製パレットは多くの欠点を有し ている。例えば、木製パレットは破損し易く、従って長期間に亘って再使用する ことはできない。また、木製パレットは、非使用時に、倉庫内の大切な床面積ス チックパレットが用いられており、ある程度の成功を収めている。成功を収めて いるプラスチックパレット設計の一形態においてはツインシート構造が使用され ており、該ツインシート構造においては、別々の成形作業により上下のプラスチ ックシートが形成さ瓢次に両シートが適当なプレスにおいて選択的に融着又は接 着により一体化されて強化二重壁構造が形成される。これらのツインシートプラ スチックパレットは全体的に満足できるものであるが、これらのパレットを荷積 み状態でラック内に保管すると一定期間の経過後にパレットのプラスチック材料 にクリープが生じる。この結果、パレットのプラットホームには、パレットがラ ックの支持部材から外れて、積荷と一緒にラックから落下してしまう程の歪みが 生じる。パレットに歪みが生じる２、パレットの自動検索装置（自動検索装置が 首尾よく作動するのは、本質的に歪みのない形状を保つパレットである）に関す る問題も生じる。プラスチックパレットにおけるこれらの歪みの問題を回避する ため、パレットのプラスチック主本体の剛性を高めるインサート組立体を、何ら かの方法でプラスチック主本体に配置するという試みがなされているが、これら の従来技術による剛性増強構造は過度に複雑且つ高価でもある。

クパレットを提供することにある。

より詳しくは、本発明の目的は、大きなりリープ又は歪みを受けることがなく、 長期間に亘り荷積み状態でラックに保管できるプラスチックパレットを提供する ことにある。

本発明の他の目的は、プラスチックパレットを形成する優れた方法を提供するこ とにある。

本発明のパレットは、上向きの平らな積荷光は面を形成するプラスチックの平ら な上方の主本体構造体と、該主本体構造体の下に横たわる関係をなして該主本体 構造体に固定されるプラスチックの平らな下方のベース構造体とを有するパレッ トであって、ベース構造体と主本体構造体とが協働して両横遺体の間に荷投機械 が入り得るトンネルを形成する形式のパレットである。

本発明の重要な特徴によれば、少なくとも１つの構造体が上下のプラスチックシ ートで形成されたツインシート構造体からなり、両プラスチックシートは、個々 に熱成形され且つツインシート構造体を形成すべく一体に融着されている。

本発明の他の特徴によれば、主本体構造体がベース構造体に融着されている。

本発明の他の特徴によれば、両横遺体がツインシート構造体として形成されてお り、各ツインシート構造体が、互いに一体に融着された上下の熱成形シートを有 している。

本発明の他の特徴によれば、ベース構造体が、主本体構造体の積荷光は面に対し て平行に配置される複数のビーム部材を有している。本発明の一実施例において は、ビーム部材が別体のビーム部材組立体により構成さ右、個々のビーム部材組 立体が主本体構造体の下面に固定されている。本発明の他の実施例においては、 と−ム訊材が共通のベース構造体内に閉じ込められている。

本発明の他の特徴によれば、主本体プラスチック構造体が、プラットホーム部と 、該プラットホーム部から下方に延びている複数の脚とを有しており、脚の底部 にベース構造体が固定される。この構成により、ベース構造体を主本体プラスチ ック構造体に取り付ける有効且つ便利な手段が形成される。

本発明の他の特徴によれば、ベース構造体が、その一方の側縁部に近接した位置 から他方の側縁部に近接した位置まで延びている複数の隆起部を有し、ビーム部 材がベース構造体の各隆起部と間延に配置されている。この構成により、パレッ トの残部に対してビーム器材を包み込む便利で有効な手段が提供される。

本発明の他の特徴によれば、各ビーム器材が金属の管状ビームで構成されている 。この構成により、本発明のパレット構造に安価で商業的に入手できる管状素材 を使用することが可能になる。

本発明の他の特徴によれば、ベース構造体が、各ビームを閉じ込めるプラスチッ クハウジングを備えている。この構成により、ベース構造体内にビームを組み込 む便利な手段を形成できる。

本発明の他の特徴によれば、ベース構造体がツインシート構造体として形成さね 、該ツインシート構造体が、ビームの上に漢たわる第１プラスチツクンートと、 ビームの下に横たわり、前記第１プラスチツクシートに融着される第２プラスチ ツクンートとからなる。この構成により、パレットのベース構造体の構成に既知 の有効なツインシート技術を用いることが可能になる。

本発明の他の特徴によれば、メース構造体のプラスチックハウジングの上面を主 本体構造体の下面に融着することにより、ベース構造体が主本体構造体に固定さ れる。この構成により、パレットの上下の構造体を堅固に一体に固定して完成し たパレット組立体を形成できる簡単で、有効且つ安価な手段が形成される。

本発明の他の特徴によれば、ベース構造体は全体として平らな下部を有しており 、この下部にビーム器材が配置される。この構成により、ビーム器材をベース構 造体に取り付ける別の手段を形成できると同時に、パレットをその関連する支持 面上に確実に載置できる平らな下方の足部を形成できる。

本発明の更に別の特徴によれば、主本体構造体の脚が列をなして配置されている 。また、ビーム器材がベース構造体の平らな下部の上面で互いに平行に配置され ており、各ビーム器材が夫々の脚の列の下に配置されている。この構成により、 一般に「ローボーイ　（手押し運搬台車）Ｊと呼ばれている形式の荷投機械を、 平らな下部を乗り越えさせてその車輪を平らな下部の開口内に入れることにより 、隣接するビーム間のトンネル内に入れることができ、これにより、車輪が支持 面に対して反作用を受けることができるため、ローボーイがパレットを持ち上げ ることが可能になる。

第１図は、本発明によるプラスチックバレントの斜視図である。

第２図は、本発明のパレットの底面図である。

第３図は、第１図の３−３線に沿う断面図である。

第４図は、本発明のパレットの分解斜視図である。

第５図は、本発明のパレットのベース構造体の斜視図である。

第６図は、本発明のパレットの成形行程を示す図面である。

第７図は、荷積み状態でラック構造体内に載置された本発明のパレットを示す図 面である。

第８図は、第１図の８−８線に沿う断面図であり、本発明のパレットをローボー イで持ち上げる方法を示すものである。

第９図は、本発明の別の形態によるプラスチックパレットの斜視図である。

第１０図は、第９図のパレットの底面図である。

第１１図は、第９図の１１−１１線に沿う断面図である。

第１２図は、第９図のパレットに採用された脚構造体を示す詳細底面図である。

第１３図は、第９図のパレットに採用されたビーム構造体の部分斜視図である。

第１４図は、第４３図の１４−１４線に沿う断面図である。

好ましい実施例についての詳細な説明 第１図から第８図に示すように、本発明のパレッＮＯは、概略的に、主本体プラ スチック構造体１２と、ベース構造体１４とで構成されている。

主本体プラスチックｌｌｔ遺体Ｉ２は、平らなプラットホーム部１６と、該プラ ットホーム部１６から下方に延びた複数の脚１８とを有している。プラットホー ム部１６は上向きの平らな積荷受は面２０を形成している。脚１８は中空であり 且つ積荷受は面２０内で上方に開放しており、積荷受は面　２０内に複数の矩形 開口２２を形成している。例えば、パレット１０には、その各コーナにおける１ つの脚、パレットの各辺に沿う１つの中間脚、及び中央脚からなる９個の脚１８ を設けることができる。

プラスチック構造体１２はツインシート構造体を具現化したものであり、上方の ポリエチレンプラスチックシート２４を真空成形し、下方のポリエチレンプラス チックシート２６を真空成形し、その後、両シート２４．２６を所定箇所で一体 に融着することにより完成したプラスチック構造体１２が形成される。融着箇所 又は接着箇所は、図面にふいては、上シート２４と下シート２６との間の破線で 示されている。図示のように、上下のシート２４．２６は、周辺フランジ部２４ ａ、２６ａの界面、下方に延びた脚部２４ｂ、２６ｂの界面、及び上シート２４ の下方に延びる突Ｒ２４ｃと下シート２６の上方に延びる突部２６ｃとの間の界 面において融着又は接着される。この一般的構造のプラスチックソインシートパ レットを形成する方法についての他の詳細は、本願の譲受人に翻された米国特許 第４．８７９．９５６号に開示されている。

ベース構造体１４は、複数のビーム（梁）４０と、プラスチック上シート４２と 、プラスチック上シート４４とからなる。各ビーム４０は、例えば、全体として 矩形の断面形状をもつ圧延鋼管状部材で形成することができる。

両プラスチックシート４２．４４はポリエチレンで形成するのが好ましい。ベー ス構造体１４は、シート４２を、第４図に最も良く示すように、ベース部４２ａ と複数の平行な起立リブ部４２ｂとを備えた波状でほぼ正弦波状の形状に形成（ 好ましくは真空成形法により形成）し、シート４４を、第４図に最も良く示すよ うに、ベース部４４ａと複数の平行な対の隆起リブ’！１４４ｂ（各リブ部４４ ｂの間には上方に開放した溝４４ｃが形成されている）とを備えた波状の形状に 形成（好ましくは真空成形法により形成）し、各溝４４ｃ内にビーム４Ｇを配置 し、各隆起リブ部４２ｂがリブ部４４ｂの夫々の対の上に載ってこれらの対を閉 じ込めるようにし且つ各隆起リブＲ４２ｂが夫々の溝４４ｃと接触して溝４４ｃ 内に夫々のビーム４０を閉じ込めるようにして、下シート４４の上に上シート４ ２を配置することにより組み立てられる。

上下のシート４２．４４は、上シート４２の一部を下シート４４の一部に選択的 に融着すべく、加熱溶融状態にある間に一体化される。より詳しくは、上シート ４２のベース部４２ａの下面が下シート４４のベース部４４ａの上面に融着され 且つリブ４２ｂの下面がリブ４４ｂの上面に固定されてビーム４０が閉じ込めら れ、第５図に最も良く示すような完成したベース構造体１４が形成される。完成 したベース構造体１４は、上下のシート４２．４４の一体に融着されたベース部 ４２ａ、４４ａで形成された平らな下部すなわち足部１４ａと、夫々のビーム４ ０を閉じ込めている上下のシート４２．４４の一体に融着されたリブｉ１４２　 ｂ。

４４ｂで形成された複数のリブ部１４ｂとを有している。また、ベース構造体１ ４は、互いに隣接するリブ部、１４ｂの間の平らｔ、１下部すなわち足ｍ１４ａ に設けられた全体として矩形の複数の開口すなわち孔１４ｃを有している。好ま しくは、図示のように、隣接するリブ部１４ｂの多対の間に２つの孔１４ｃを設 け、全部で４つの孔１４ｃを設ける。

第５図に最も良く示すように、ベース構造体１４の端部５０には、上シート４２ の一部として真空成形されたプラスチック端！４２ｄが設けられている。このプ ラスチック端部４２ｄの機能は、完成したベース構造体１４において、鎖端Ｒ４ ２ｄがなければ露出してしまうビーム４０の端部を覆ってベース構造体１４内に 汚染物質及び水分が侵入することを防止すること、及び美的に優れた外観を与え ることにある。上シート４２の端部４２ｄは、ベース構造体１４の形成時に下シ ート４４の夫々のリブ対４４ｂの端面に融着されることが理解されるであろう。

第１図及び第４図に最も良く示すように、主本体構造体１２の脚１８は３つの平 行な列に配置されており、各列は３つの脚１８を有している。ベース構造体１４ は、その各リブ部１４ｂが主本体構造体１２の１列の脚１８の下に取り付けられ 且つ該’ｍ１８の列に沿って配置され、これにより各リブ部１４ｂの上面が３つ の脚１８の下面と協働するようにして主本体構造体１２の下に取り付けられる。

ベース構造体１４は、主本体部（主本体構造体）　１２の全体的サイズ及び形状 にほぼ等しい全体的サイズ及び形状を有しており、ベース構造体１４の縁部が主 本体構造体１２の対応する縁部とほぼ同じ広がりになるようにして主本体構造体 １２の下に配置される。

ベース構造体１４を主本体構造体１２に固定するには、第６図に最も良く示すよ うに、主本体構造体１２をプラテン６０の上に配置し且つベース構造体１４をプ ラテン６０の下に配置する（第６Ａ図参照）。次に、脚１８の下面すなわち底面 とプラテン６０の上面とを接触させ且つリブ部４２ｂの上面とプラテン６０の下 面とを接触させることにより、主本体構造体１２及びベース構造体１４とプラテ ン６０の上下の面とが接触関係になるようにする（第６Ｂ図参照）。次に、電気 手段等によりプラテン６０を適当に加熱して該プラテン６０と接触しているプラ スチック材料を溶融する。次に、ベース構造体１４及び主本体構造体１２をプラ テン６０から引き離してプラテン６０を除去し、ベース構造体１４と主本体構造 体１２とを一体化して、脚１８の下面すなわち底面をリブｆｉ４２ｂの上面に対 して押し付ければ、主本体構造体１２とベース構造体１４との界面におけるプラ スチック材料が融着又は接着さねへ完成したパレット組立体が形成される（第６ Ｃ図参照）。

本発明のパレット１０は、従来技術によるプラスチックパレットの欠点を解消で きると同時に、プラスチックパレットのもつあらゆる長所を保有していることが 明らかになるであろう。より詳しくは、本発明のパレット１０は第７図に示すよ うな状況、すなわち、パレットに荷積みし、ベース構造体１４の両端部でパレッ トを支持するようにして保管ラック上に荷積み状態で配置する状況において特に 有効である。このようにラック積みされるとき、長期間保管する場合であっても 、ベース構造体１４はパレット１０のクリープ又は歪みを防止すべく機能する。

従って、従来技術によるプラスチックパレットの問題（すなわち、荷積ろして第 ７図に示すラック状況で使用すると、一定期間の経過によりクリープ及び歪みが 生じ易く、このため、パレットが支持ブラケット５２から外わヘパレットの荷の 重量によりラックから落下してしまうという問題）を回避できる。本発明のパレ ット１０はその歪みを回避できるため、従来技術によるパレットの次のような問 題、すなわち、長期間の使用後にパレットが歪んでしまい、標準型の自動検索機 械によるパレットの取扱いが複雑になってしまうという問題をも解消できる。ま た、本発明のパレッ）１０のベース構造体１４の足部すなわち下部、１４ａは、 パレット１０を確実に支持する平らで広い接地面を形成し、このため凹凸のある 搬送面上でも容易にパレットを移動することができる。

また、本発明のパレット１０は、フォークリフトトラックのフォーク又はローボ ーイのいずれによる取扱いをも容易にする。より詳しくは、脚１８同士の間でパ レット１０の横方向及び縦方向にトンネルが形成されているため、フォークリフ １−１−ラックのフォークをパレット１０の４つの側面のいずれからでも挿入す ることができる。第８図に最も良く示すように、本発明のパレット１０は、ハン ドル７６のジヤツキ運動により既知の方法で持ち上げられるリフト構造体７４を 支持している車輪７２を備えた形式のローボーイアｏが、パレットの２側面から アクセスすることが可能である。ローボーイアｏは、リブ部１４ｂに平行な側面 からはパレット１０に挿入できないものの、他の２つの側面のいずれからでも容 易にパレット１０に挿入できる。すなわち、ローボーイアｏの車輪７２は、ベー ス構造体１４の平らな下部すなわち足部１４ａにより形成された比較的薄い障害 部を容易に乗り越えて孔Ｌ４ｃ内に移動できる。これによりローボーイアｏの車 輪７２がパレット支持面７８上に位置して、ハンドル７６のジャツギ運動に応答 してパレット１０を支持面７８から持ち上げことのできる反作用面が得られる。

第９図〜第１４図に示す本発明の別の実施例にょるパレッ）１１０は、概略的に 、プラスチックの主本体構造体１１２と、複数のビーム構造体＋１４からなるベ ース構造体組立体とで構成されている。

プラスチックの主本体構造体１１２は、平らなプラットホーム部１１６と、該プ ラットホーム部１１６から下方に延びた複数の脚１１８とを有している。プラッ トホーム部１１Ｇは上向きの平らな積荷受は面１２０を形成している。脚１１８ は中空で且つ積荷受は面１２０内で上方に開放しており、積荷受は面１２０内に 複数の矩形開口１２２を形成している。例えば、バレッ）１１０には、その各コ ーナにおける１つの脚、パレットの各辺に沿う１つの中間脚、及び中央脚からな る９個の脚１１８を設けることができる。

主本体プラスチック構造体１１２はツインシート構造体を具現化したものであり 、上方のポリエチレンプラスチックシート１２４を真空成形し、下方のポリエチ レンプラスチックシート１２６を真空成形し、その後、両シート１２４．１２６ を所定箇所で一体に融着することにより最終のプラスチック構造体１１２が形成 される。融着箇所又は接着箇所は、図面においては、上シート１２４と下シート １２６との間の破線で示されている。図示のように、上下のシー目２４．１２６ は、周辺フランジ部１２４ａ、］、２６ａの界面、下方に延びた脚部１２４ｂ、 １２６ｂの界面、及び上シート１２４の下方に延びる突部１２４ｃと下シート１ ２６の上方に延びる突Ｒ１２６ｃとの間の界面において融着又は接着される。こ の一般的構造のプラスチックツインシートパレットを形成する方法についての他 の詳細は、本願の譲受人に離された米国特許第４．８７９．９５６号に開示され ている。　また、上下のシート１２４．１２６は、脚１１８の底部の領域が互い に一体に融着されていて、各脚１１８の底壁に下方に開口した溝１３０を形成す る形状を有している。溝」３０は、頂壁部１３４と、外方に拡がっており且つ下 方に延びている側壁部１３６とにより形成されている。頂壁部１３４及び側壁部 １３６は協働して全体的に台形の断面形状をもつ溝１３０を形成している。

溝１３０の頂壁部１３４には、パンチング加工による孔１３８が設けられている 。

ベース構造体組立体の各ビーム構造体１１４は逆Ｔ字形の断面形状を有しており 、ビーム１４０と、プラスチック上シート１４２と、プラスチック上シート１４ ４２からなる。

ビーム１４０は、例えば、全体として矩形の断面形状をもつ圧延鋼管状器材で形 成できる。

両プラスチックシート１４２．１４４はポリエチレンで形成するのが好ましい。

ビーム構造体１１４は、シート１４２を、好ましくは真空成形法により、ベース 部１４２ａ及び中央の起立背骨部すなわちステム部４４２ｂをもつ波状の形状に 形成（第４図に最も良く示す）し、下シート１４４に沿ってビーム１４０を中央 に配置し、ビーム１４０を覆う関係にして上シート１４２をビーム１４０上に配 置し、上シート１４２の側部すなわちベース部１４２ａを下シート１４４に融着 し、接合されたシート１４２．１４４により形成されたプラスチックハウジング 内にビーム１４０を全体的に閉じ込めることにより組み立てられる。

上シート１４２の背骨部１４２ｂには更に、互いに長手方向に間隔を隔てて配置 された一連の孔１４２Ｃが設けられている。これらの孔１４２Ｃの個数及び間隔 は、ビーム１４０の土壁に互いに長手方向に間隔を隔てて設けられた一連の孔１ ４０ａの個数及び間隔と同じであり、完成したビーム構造体１１４においてはビ ームの孔１４０ａと背骨部の孔１４２ｃとが夫々整合する。第」３図に示すよう に、各ビーム構造体１１４の端部」５０には、上シート１４２の一部として真空 成形されたプラスチック端部１４２ｄが設けられている。このプラスチック端部 ４４２ｄの機能は、完成したビーム組立体において、該端部１４２ｄがなければ 露出してしまうビーム１４０の端部を覆ってビーム構造体１１４内に汚染物質及 び水分が侵入することを防止すること、及び美的に優れた外観を与えることにさ れており、各列には３つの脚１１８が設けられている。３つのビーム構造体１１ ４が設けられており、夫々のビーム構造体１１４が脚１１８の各Ｊｌに沿って取 り付けられる。従って、任意の列における３つの脚１１８は、ビーム組立体くビ ーム構造体）１１４に沿って長手方向に間隔を隔てた箇所において夫々のビーム 組立体の連続部分と係合する。

ビーム構造体１１４はプラットホーム部１１６の全長にほぼ等しい全長を有して おり、これらのビーム構造体１１４は、互いに平行になり且つ完成したツクレフ ト組立体においてビーム構造体１１４の夫々の端部がブラー／　トホーム部１１ ６ののビーム構造体１１４のベース部１４２ａは協働して、パレットの広い面積 のしっかりとした接地面を形成している。

ビーム構造体１１４は、互いに整合した孔１３８．１４２Ｃ１１４０ａ内に配− ［４２を、関連する脚１１８の対面するプラスチック材料に接着又は融着するこ とにより、ビーム構造体１１４とプラスチック構造体１１２とを固定するこット のもつあらゆる長所を保有していることが理解されよう。より詳しくは、パレッ トに荷積みし、ビーム構造体１１４の両端部でパレットを支持するようにして保 管ラック上に荷積み状態で配置する状況において特に有効であることが理解され よう。

以上、本発明の好ましい実施例について詳細に図示し且つ説明したが、本発明の 範囲又は精神から逸脱することなく、本願に開示の実施例に種々の変更をなし得 ることは明らかである。

ＩＧ−１０ 要　約　書 ベース構造体（１４）がプラスチックの主本体構造体（１２）の下に配置されて いて、特に、パレットを荷積み状態でラックに保管する状況において、パレット に歪み及び破損が生じないようにしたプラスチックバレツ）（１０）。パレット のプラスチックの主本体構造体（１２）は、上向きの積荷受は面を形成する平ら なプラットホーム部（１６）と、該プラットホーム部から下方に延びている複数 の脚（１８）とを有しており、鉄脚（１８）はプラットホーム部（１６）との間 にフォークリフトトラックのフォークを受け入れることができるトンネルを形成 する。ベース構造体（１４）はプラスチック上シート（４４）と、プラスチック 上シート　（４２）と、プラスチック上シートにより形成された中空リブ部（］ 　４　ｂ）内に配置された複数の管状金属ビーム（４０）とを備えている。リブ 部（１４ｂ）は、主本体構造体（１２）のＩ！！１（１８）の夫々の列に夫々固 定されている。ベース構造体の別の実施例は、脚（１１８）の列に固定される複 数の別体の個々のビーム構造体（１１４又は１５０）を有している。

国際調査報告

Claims (47)

【特許請求の範囲】
1. １．上向きの平らな積荷受け面を形成するプラスチックの平らな上方のプラット ホーム構造体と、該プラットホーム構造体の下に横たわる関係をなして該構造体 に固定されたプラスチックの平らな下方のベース構造体であって、前記プラット ホーム構造体と協働して該プラットホーム構造体との間に荷役機械が入り得るト ンネルを形成する下方のベース構造体とを有しているプラスチックパレットにお いて、 前記上下の構造体の少なくとも一方が、上下のプラスチックシートで形成された ツインシート構造体からなり、前記上下のプラスチックシートが個々に熱成形さ れ且つ前記ツインシート構造体を形成すべく一体に融着されている、ことを特徴 とするプラスチックパレット。
2. ２．前記プラットホーム構造体が前記ベース構造体に融着されている、請求の範 囲第１項に記載のプラスチックパレット。
3. ３．前記上下の構造体が共にツインシート構造体として形成されており、各ツイ ンシート構造体が、互いに一体に融着された上下の熱成形シートを備えている、 請求の範囲第１項に記載のプラスチックパレット。
4. ４．前記一方の構造体が前記ベース構造体であり、また前記プラスチックパレッ トは、更に、前記ベース構造体内に組み込まれた複数の剛性ビームを備えている 、請求の範囲第１項に記載のプラスチックパレット。
5. ５．前記ベース構造体の上下のシートがベース構造体内に互いに平行な通路を形 成する形状を有しており、前記ビームが前記通路内に夫々受け入れられている、 請求の範囲第４項に記載のプラスチックパレット。
6. ６．前記プラットホーム構造体もツインシート構造体として形成されており、該 ツインシート構造体が、プラットホーム構造体を形成すべく個々に熱成形され且 つ互いに一体に融着された上下のプラスチックシートを備えている、請求の範囲 第５項に記載のプラスチックパレット。
7. ７．上向きの平らな積荷受け面を形成するプラスチックの平らな上方のプラット ホーム構造体と、該プラットホーム構造体とは別体に形成されており且つ前記プ ラットホーム構造体の下に横たわる関係をなして該構造体に固定されたプラスチ ックの平らな下方のベース構造体であって、前記プラットホーム構造体と協働し て該構造体との間に荷役機械が入り得るトンネルを形成する下方のベース構造体 とを有しているプラスチックパレットにおいて、前記上下の構造体の一方の構造 体内に組み込まれており且つ前記積荷受け面に対してほぼ平行に延びている複数 の剛性ビームを更に有している、ことを特徴とするプラスチックパレット。
8. ８．前記ビームが前記ベース構造体内に組み込まれている、請求の範囲第７項に 記載のプラスチックパレット。
9. ９．前記ビームが互いに平行な関係をなして配置されている、請求の範囲第８項 に記載のプラスチックパレット。
10. １０．前記ベース構造体が上下のシートからなるツインシート構造体であり、前 記上下のシートが、個々に熟成形され且つ前記ビームを夫々受け入れるための平 行通路を前記ペース構造体内に形成すべく互いに一体に融着されている、請求の 範囲第９項に記載のプラスチックパレット。
11. １１．前記構造体が互いに一体に融着されている、請求の範囲第１０項に記載の プラスチックパレット。
12. １２．上向きの積荷受け面を形成する平らなプラットホーム部を形成している主 本体プラスチック構造体と、 前記プラットホーム部の下に配置され且つ前記主本体プラスチック構造体に固定 されたベース構造組立体とを有し、該ベース構造組立体が剛性の複数のビーム構 造体を有し、各ビーム構造体がプラスチックハウジング内に閉じ込められた剛性 ビーム部材を備えて、各ビーム構造体は前記積荷受け面に対して平行に延びてな るパレット。
13. １３．前記主本体プラスチック構造体が前記プラスチック部から下方に延びてい る複数の脚を備え、 前記ビーム構造体が前記脚の底部に固定されている、請求の範囲第１２項に記載 のパレット。
14. １４．前記ビーム構造体が別体構造とされへ個々のビーム構造体が、互いに平行 に前記脚の底部に固定されている、請求の範囲第１３項に記載のパレット。
15. １５．前記ベース構造組立体が、該ベース構造組立体の一方の側縁部に近接した 位置から他方の側縁部に近接した位置まで延びる複数の隆起部を有し、該隆起部 の各々に一致してビーム部材が延在している、請求の範囲第１３項に記載のパレ ット。
16. １６．前記隆起部が中空で且つプラスチックにより形成され、前記ビーム部材は 金属製とされて、前記隆起部の各々の中空部内に１つのビーム部材が受け入れら れている、請求の範囲第１５項に記載のパレット。
17. １７．前記各ビーム部材が金属製管状ビームである、請求の範囲第１２項に記載 のパレット。
18. １８．前記各プラスチックハウジングが夫々のビーム部材の上に横たわる第１プ ラスチックシートを備えており、該第１プラスチックシートが夫々のビーム部材 の下に横たわる第２プラスチックシートに融着されている、請求の範囲第１２項 に記載のパレット。
19. １９．前記ベース構造組立体が、前記プラスチックハウジングの上面を前記主本 体プラスチック構造体の下面に融着することにより前記プラスチック構造体に固 定されている、請求の範囲第１２項に記載のパレット。
20. ２０．前記主本体プラスチック構造体が前記プラットホーム部から下方に延びて いる複数の脚を備え、前記ベース構造組立体が前記脚の下面に融着されている、 請求の範囲第１２項に記載のパレット。
21. ２１．前記ベース構造組立体が全体として平らな下方のプラスチック部分を備え 、前記ビーム部材が前記平らな下方のプラスチック部分上に配置されている、請 求の範囲第１２項に記載のパレット。
22. ２２．前記ベース構造体が更に、前記平らな下方のプラスチック部分から起立し ている複数の中空リブ部を備え、 前記ビーム部材が前記リブ部の中空部内に夫々配置されている、請求の範囲第２ １項に記載のパレット。
23. ２３．プラスチック構造体を有しており、該プラスチック構造体が、上向きの積 荷受け面を形成している平らなプラットホーム部と、該プラットホーム部から下 方に延びて、プラットホーム部との間にフォークリフトトラックのフォークを受 け入れるトンネルを形成する複数の脚とを備え、前記プラスチック構造体の下に 配置されるペース構造組立体を有し、該ベース構造組立体が複数のビーム部材を 備えて、各ビーム部材が少なくとも１つの脚の底部に固定されていることを特徴 とするパレット。
24. ２４．前記ビーム部材が前記プラスチック構造体の下で平行に配置されている、 請求の範囲第２３項に記載のパレット。
25. ２５．前記脚が前記プラットホーム部の下で平行な列に配置され、各ビーム部材 が前記脚の１つの列に固定されている、請求の範囲第２４項に記載のパレット。
26. ２６．前記ベース構造組立体が、互いに平行で中空の複数のリブ部を形成する平 らなプラスチックの下方構造体を備え、 前記各ビーム部材が夫々のリブ部の中空部内に受け入れられている、請求の範囲 第２５項に記載のパレット。
27. ２７．各ビーム部材が金属製の管状ビームからなる、請求の範囲第２６項に記載 のパレット。
28. ２８．前記ベース構造組立体が上方の第１プラスチックシート及び下方の第２プ ラスチックシートを備えており、 前記上下のプラスチックシートが一体に融着されて、前記平らなプラスチックの 下方構造体を形成しており、 前記リブ部が前記上方のプラスチックシートの隆起部として形成されており、各 ビーム部材が、前記ビーム部材の上に横たわる前記上シートの部及び前記ビーム 部材の下に横たわる下シートの部を備えた夫々のリブ部の中空部内に受け入れら れている、請求の範囲第２６項に記載のパレット。
29. ２９．上方の第１プラスチックシートにより形成された上向きの積荷受け面と、 前記第１プラスチックシートに融着された下方の第２プラスチックシートにより 形成された下向きの取付け面手段とを形成する平らなプラットホーム部を形成す る主本体プラスチック構造体と、 前記プラットホーム部の下に配置され且つ前記主本体プラスチック構造体の前記 取付け面手段に固定されたベース構造組立体とを有しており、該ベース構造組立 体が複数の剛性ビーム構造体を備えており、各ビーム構造体が前記積荷受け面に 対してほぼ平行に延びた剛性ビーム部材を備えてなるパレット。
30. ３０．前記主本体プラスチック構造体が前記プラットホーム部から下方に延びて いる複数の脚を備え、 前記取付け面手段が前記脚の底部に形成されている、請求の範囲第２９項に記載 のパレット。
31. ３１．前記各ビーム構造体が、更に、前記ビーム構造体を閉じ込めるプラスチッ クハウジングを備えている、請求の範囲第２９項に記載のパレット。
32. ３２．前記各プラスチックハウジングが、前記ビーム部材の上に横たわる第３プ ラスチックシートにより形成され、該第３プラスチックシートが前記ビーム部材 の下に横たわる第４プラスチックシートに融着されている、請求の範囲第３１項 に記載のパレット。
33. ３３．前記主本体プラスチック構造体が前記プラットホーム部から下方に延びて いる複数の脚を備え、前記ベース構造組立体が前記脚の底部に固定されている、 請求の範囲第２９項に記載のパレット。
34. ３４．前記脚が前記プラットホーム部の下で平行な列に配置され、各ビーム構造 体が脚の１つの列に固定され且つ他のビーム構造体に対して平行に配置されてい る、請求の範囲第２９項に記載のパレット。
35. ３５．プラスチックの上方構造体を有し、該上方構造体が、上向きの積荷受け面 を形成する平らなプラットホーム部と、該プラットホーム部から下方に延びてい てプラットホーム部との間にフォークリフトトラックのフォークを受け入れるト ンネルを形成する複数の脚とを備え、前記上方のプラスチック構造体の下に配置 され且つ前記脚の底部に融着されたプラスチックの下方構造体を有して、該下方 構造体内に中空部が形成され、前記中空部内に夫々配置された複数の剛性ビーム 部材を更に有してなるパレット。
36. ３６．前記ビーム部材が前記プラスチックの上方構造体の下で互いに平行に配置 されている、請求の範囲第３５項に記載のパレット。
37. ３７．前記脚が前記プラットホーム部の下で互いに平行な列に配置され、各ビー ム部材が脚の１つの列の下に配置されている、請求の範囲第３６項に記載のパレ ット。
38. ３８．プラスチック構造体を有し、該上方構造体か、上向きの積荷受け面を形成 する平らなプラットホーム部と、該プラットホーム部から下方に延びていてプラ ットホーム部との間にフォークリフトトラックのフォークを受け入れるトンネル を形成する複数の脚とを備え、 前記プラスチックの上方構造体の下に配置されて該上方構造体に固定され且つ複 数のビーム構造体を備えているベース構造体を有し、前記ビーム構造体が前記プ ラスチックの上方構造体の下で互いに平行に配置され、 前記脚が前記プラットホーム部の下で互いに平行な列に配置されへ各ビーム構造 体が脚の１つの列の下に配置され且つ該脚の列に固定されへ前記ペース構造体が 、平らな下部と、該下部から起立している互いに平行な複数の中空リプ部とを備 え、 各ビーム構造体が夫々のリブ部の中空部内に受け入れられたビーム部材を備えて なるパレット。
39. ３９．上向きの積荷受け面と該積荷受け面の下に間隔を隔てた下向きの取付け面 手段とを形成する平らなプラットホーム部を形成するプラスチックの上方構造体 と、 該上方構造体の下に配置されたプラスチックのベース構造体とを有し、該ベース 構造体が、前記下向きの取付け面手段に対面する上向きの取付け面手段と、前記 上向きの取付け面手段の下に間隔を隔てており且つ支持面上にパレットを支持す る平らな下面とを備え、前記プラスチックのベース構造体が、前記取付け面手段 に対面する界面において前記プラスチックの上方構造体に融着されて一体のプラ スチックパレットを形成し、 前記融着された上方構造体及びベース構造体が協働して、両構造体の間に荷役機 械が入り得るトンネルを形成し、 前記ベース構造体が該構造体を貫通する孔手段を備えて、前記トンネル内に配置 された荷役機械のエレメントが支持面にアクセスしてパレットを持ち上げること のできるパレット。
40. ４０．前記上方構造体が更に、前記プラットホーム部から下方に延びている複数 の脚を備え、前記下向きの取付け面手段が前記脚の底部によって形成されている 、請求の範囲第３９項に記載のパレット。
41. ４１．前記脚が数列に配置され、 前記ベース構造体が中空部を形成し且つ中空部内にはビーム部材が互いに平行に 配置されへ各ビーム部材は夫々の脚の列の下に配置され、前記孔手段が、互いに 隣接するビーム部材の間で前記ベース構造体に設けられた開口からなる、請求の 範囲第４０項に記載のパレット。
42. ４２．プラスチックの上方構造体を有し、該上方構造体が、平らな上向きの積荷 受け面を形成する上方の第１プラスチックシートと、該第１プラスチックシート に選択的に融着され且つ下向きの取付け面手段を形成する下方の第２プラスチッ クシートとを備え、 前記上方のプラスチック構造体の下に配置された下方のプラスチック構造体を有 し、核下方のプラスチック構造体が、前記下向きの取付け面手段に対し対面関係 に配置された上向きの取付け面手段を形成する上方の第３プラスチックシートと 、該第３プラスチックシートに選択的に融着され且つ支持面上にパレットを支持 できる平らな下面を形成する下方の第４プラスチックシートとを備え、 前記取付け面手段の対面する界面において前記上下のプラスチック構造体を一体 に固定する取付け手段を更に有してなるパレット。
43. ４３．前記取付け手段が、一体のプラスチックパレットを形成するための、前記 取付け面手段の対面する界面に形成された融着接合部を備えている、請求の範囲 第４２項に記載のパレット。
44. ４４．上向きの積荷受け面を形成する平らなプラットホーム部を形成する上方の プラスチック構造体と、 前記プラットホーム部の下で平行な間隔を隔てた関係に配置され且つ前記上方の プラスチック構造体に固定された複数のビーム構造体とを有し、各ビーム構造体 がプラスチックハウジング構造体内に閉じ込められた剛性ビームを備え、前記各 ハウジング構造体が前記上方のプラスチック構造体とは別体に形成され且つ前記 上方のプラスチック構造体とは構造的に区別できることからなるパレット。
45. ４５．前記上方のプラスチック構造体が、更に、前記プラットホーム部から下方 に延びている複数の脚を備え、該脚が、プラットホーム部との間にフォークリフ トトラックのフォークを受け入れることができるトンネルを形成し、前記ビーム 構造体が前記上方のプラスチック構造体の下に配置され、各ビーム構造体が少な くとも１つの脚の底部に固定されている、請求の範囲第４４項に記載のバレット 。
46. ４６．上向きの積荷受け面を形成する平らなプラットホーム部を形成する主本体 プラスチック構造体を形成する工程と、前記主本体プラスチック構造体とほぼ同 じサイズ及び形状をもつベース構造体を形成する工程と、前記両構造体を一体に 融着してパレットを形成する工程とを有するプラスチックパレットの形成方法に おいて、 上方のプラスチック構造体を形成する前記工程が、上向きの積荷受け面を形成す べく上方の第１プラスチックシートを熟成形する工程と、下方の第２プラスチッ クシートを熟成形する工程と、ツインシート構造体からなる上方のプラスチック 構造体を形成すべく、前記下シートの上面の選択領域を前記上シートの下面の選 択領域に融着する工程とからなることを特徴とするプラスチックパレットの形成 方法。
47. ４７．前記ペース構造体を形成する前記工程が、上方の第３プラスチックシート を熱成形する工程と、下方の第４プラスチックシートを熱成形する工程と、ツイ ンシート構造体からなる上方のプラスチックのベース構造体を形成すべく、前記 第４シートの上面の選択領域を前記第３シートの下面の選択領域に融着する工程 とからなる、請求の範囲第４６項に記載のプラスチックパレットの形成方法。