JPH05504787A - 貯蔵塩混合物 - Google Patents

貯蔵塩混合物

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JPH05504787A JP4502045A JP50204592A JPH05504787A JP H05504787 A JPH05504787 A JP H05504787A JP 4502045 A JP4502045 A JP 4502045A JP 50204592 A JP50204592 A JP 50204592A JP H05504787 A JPH05504787 A JP H05504787A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 貯蔵塩混合物 この発明は、過塩素酸塩または過塩素酸塩の水和物と他の無機塩、または塩水和 物または無機物質との混合物を含む相転移物質に関し、かっこの型の混合物で充 填された相転移物質装置に関する。
物質が加熱されるとき、固体から液体への転移の間、特定の量のエネルギを吸収 することが既知である。対応する加熱曲線はしたがって、最初の温度上昇の後、 物質の融解が完了した後にさらなる温度上昇が発生する前、融点のレベルで温度 プラトーを示す。多くの物質に対してこのプロセスは可逆である。冷却の間した がって、物質は対応する期間の間凝固温度で留まり、一方以前に融解の間吸収さ れた熱は再び発せられる。この融解エネルギは物質に固有の熱よりも約100倍 から200倍大きいことがあるという事実のために、相対的に小さい体積要求を 有する狭い温度範囲でかなり多量のエネルギを貯蔵することが可能となる。
固体から液体への相転移およびその逆の転移の利用によるエネルギを貯蔵するた めの物質は、相転移物質(PCM)とよばれる。一般に、それらはできる限り高 い融解エンタルピーを有すべきてあり、利用可能な貯蔵空間の単位体積ごとに最 大の貯蔵容量を与えるために、一般に重要なことは体積に特定的な(つまり、体 積に関連した)エンタルピーの融解である。加えて、かかるPCMは循環に関し て安定的でなければならない、つまり、固体−液体一固体相転移は長い時間期間 にわたって可逆的に再生可能のままでなければならず、かつ化学反応、分離、結 晶の水の除去または類似の処理によって悪影響を受けてはならない。他の重要な 規準は凝固行動(例、準安定融成物の形成、相転移の間の体積変化の大きさ、ま たは結晶の形態)およびまた構成物質との適合性、生理学的受容性および許容し うる価格での入手可能性であるかもしれない。これまでのところ特定の適用のた めに最善の態様でこれらすべての規準に合致するPCMを発見することは困難で あると証明されている。
これまでに既知のPCMの多くは空間加熱(例、ソーラーパネルまたは熱ポンプ と共同して)の分野での適用のために開発され、したがって処理水範囲で融点を 有する。塩水和物および項部合物等の無機物質に加えて、有機物質もまたこの型 の適用に提案されてきた。
もし他の方法で利用可能な廃熱が貯蔵され、またはもし熱保存が負荷のピークに 対処するために利用できるよう保持されなければならないならば、PCMのため の類似の応用の領域は工業プロセスに存在する。
PCMはまた自動車の予熱システム、衛星の熱制御装置、食物用のホットプレー ト、医療技術、または、たとえば工業プロセスにおける測量電子部品、あるいは 地球物理学上での発破孔調査のための熱防護システム、などの特別の適用のため に使用可能である。
例に挙げた応用の領域の場合、一方で以前に使用された物質の不適当さのために 、かつもう一方で継続的改良の努力のために、改良されたPCMに対する要求が まだ存在する。特に、その体積に特定的な貯蔵容量が物理的制限に達しているP CMを与える目的を確立するのは、所与の体積へ可能な限り多くのエネルギ量を 収容する必要性があるからである。
以前に受容された教示に従って、有機および無機物質の双方に対して、約300  J / c m 3までの融解エンタルピーの最大のエネルギ密度が、約13 0℃までの温度範囲で予想される(参照、1977年VDI−ベリヒテ(VDI −Be+1chH)第288号のピー・ケラセルリング博士(Or、 P、 K essel+ing )著のlPCM装置のエネルギ密度に関して−いくつかの 重要な考察(2u+ En!+giedichteim La1enlja+m espeiche+−Cinige grundsilrlicbe Ubul egungen) J )。
出願人自身の調査は、純粋に物理的条件で、任意の融点で、係数2によって乗算 されたケルビン度の物質の融点のおおよその値に対応する、体積に特定的な融解 のエンタルピーの最大値が可能であることを示し、そのためたとえば融点95℃ (約368°Kに対応する)を有する物質は最も好ましい場合的740J/am 3の融解エンタルピーを有する。
米国特許番号第4. (157,101号に提案された物質、つまり過塩素酸リ チウム三水和物はこの最大値にわずかにまだ足りないが、前記物質は比較的非常 に高い発熱量を有しかっまた優れた融解および凝固の挙動を有する。塩水和物の うち、それはおそらく最良の結晶特性を有する。その熱伝導率もまた非凡に高い 。
出願人自身のDSC装置での純粋物質に対する調査は、融点94.3℃で、30 6J/Hの融解エンタルピーかつ固体で1.5J/g/におよび液体で1.98 J/g/にの特定の熱を示した。文献で与えられた1、89g/cm3の密度に よって、体積に特定的な融解のエンタルピー578J/am3はこのように計算 されかつ固体で2.84J/cm3/Kかっ液体で3.74 J/cm” /に の体積に関連した特定の熱が計算される。
残念ながら過塩素酸リチウム三水和物の融点94.2℃は水の沸点に非常に近い ので、たとえば水が熱伝達媒質として使用される圧力をかけない系においては実 質的に使用不可能である。その融解温度もまた非常に高いので自動車の冷却水ま たは加熱水循環系のための予熱ユニットで熱貯蔵媒質として使用されることがで きない。前記特許で意図された電子サブアセンブリのための熱シンクとしての適 用の場合でさえも、より低い融点が数多くの例で所望されるであろう。
したがってこの目的は、過塩素酸リチウム三水和物が有するのと類似の積極的な 特性を有しかつその融点はまたできる限りより広い低い温度範囲をカバーするべ きである、相転移物質を与えることであった。
この発明の目的は特定の過塩素酸塩もしくは過塩素酸塩の水和物と他の無機塩も しくは塩水和物とを、または有機物質とを混合することによって達成される。
この発明は広い融点範囲をカバーしかつ同時に非常に高い融解エンタルピーを有 するこの型の混合物のすべての種類を与える。過塩素酸塩または過塩素酸塩の水 和物のグループからの少なくとも1つの成分を有する混合物に対して、付加的成 分として他の過塩素酸塩、塩化物、臭化物、硝酸および水酸化物または各々の場 合それらの水和物が提案され、これらの付加的成分は好ましくは元素リチウム、 ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、またはバ リウムを含むグループから選択される。
他の種類は、少なくとも1つの成分で過塩素酸塩または過塩素酸塩の水和物を含 む混合物が提案され、かつ少なくとも1つの混和された有機物質の1つの付加的 成分として、混和された有機物質は過塩素酸塩によって酸化されることができな いグループから選択される。
過塩素酸塩または過塩素酸塩の水和物は、互いにまたは他の説明された物質とと もに共晶または不変融点を有する二元、三元および多元系を形成し、したがって 混合物によって、一連の異なる融点の選択を許容することが発見された。これら の混合物のいくつかは明らかに、たとえば純粋な過塩素酸リチウム三水和物のも のよりもそれほど低くはない、高い融解エンタルピーを有することは特に驚異的 である。提案された混合物の付加的利点は凝固混合物の非常に微細な構造の形成 にあり、その結果、純粋物質のものとして既知の有害なかつ障害となる粗結晶の 形成が確実に阻止される。
混合物に含まれる過塩素酸塩のいくつかは、生理学的受容可能性に関して、刺激 物としてかつ一般に溜飲すると健康を害するものと分類されているが、いかなる MAC値も確立されていない。考察された技術的適用に対して、過塩素酸塩の分 類は相対的に好ましい、なぜならそれらはかなり多大な危険の可能性を有する他 の物質に取ってかわることが可能であり得るからである。しかしながら、特にも し無水過塩素酸塩が可燃材料と混合されると爆発の危険が存在することを覚えて おかなくてはならない。産業上の適用の場合したがってかかる物質とのいかなる 接触をも確実に妨げるために適切な設計保護手段が必要とされる。
反対に、過塩素酸塩および過塩素酸塩の水和物はアルミニウムおよびその合金を 腐食しないことは利点であり、したがってアルミニウム含有材料から適切な容器 などを費用効率よく造ることが可能である。
これまでの調査に基づいて、この発明によって与えられた混合物は現在のところ 様々なグループに分割され得る。
最も重要なグループは、モル分率の点で過塩素酸リチウム三水和物を主に含む混 合物から形成され、その混合物は調和して融解かつ凝固し、かつ異なる融点を有 することは別として全体として純粋な過塩素酸リチウム三水和物の挙動と実質的 に差を示さず、したがって対応する共晶混合物組成の場合においてさえも一定の 温度で相転移を一様に経験する。それらはまた過冷却なしに液体から固体へ戻る ことを共通に有する。
このグループは79モルの過塩素酸リチウム三水和物と21モルのそれ自身の一 水和物との共晶混合物を含み、それは91,9℃で融解し、かつその融解エンタ ルピーは純粋な三水和物のものとほとんど異ならない。
それに加えて、過塩素酸リチウム三水和物と、9mo 1%の塩化ナトリウムま たは14mo1%の臭化ナトリウムとの共晶混合物はこのグループに属しく図1 および図2を参照)、かつこれらの?j!合物の融点はそれぞれ87.7℃と8 2.5℃であることが知られ、かつそれらの融解エンタルピーはまた驚くほど高 い。
過塩素酸リチウム三水和物と過塩素酸カリウムとの混合物、および過塩素酸マグ ネシウム穴水和物、塩化マグネシウム六水和物、硝酸リチウムおよび硝酸ナトリ ウムの混合物もまたこのグループに属し得る。硝酸リチウムが混和される場合、 結晶の水なしに約80.6℃で過塩素酸リチウムとともに共晶を形成することは 特に驚異的であるが(図3参@)、硝酸リチウム自身は通常三水和物として29 ゜9℃で融解する。この共晶の場合、融点の降下にもがかわらず、体積に特定的 な融解のエンタルピーは純粋な過塩素力 酸リチウム三水和物のものと再び本質 的に同一である。
I 第2のグループはまたそのより大きい部分を過塩素酸リー チウム三水和物 からなる混合物によって形成されるが、以前の調査ではいくぶん平凡な結果を与 えた。それらは塩化カリウムまたは塩化リチウム−水和物の混和材である。双方 の場合、DSC装置によって得られる曲線は良好な再生産可能性を示さずたえず 変化を受けやすい。塩化リチウム入 −水和物の混和剤の場合、物質の極端な吸 湿性は混合物中に過剰の水分を作り出し、それは平凡な融解挙動の原因となり得 ると考えられる。この混合物はおそらく調和せずに、−′ 融解し得るが、それが形成する類似の二元系は約73.0℃で少な(とも不変の 融点を有するようである。モル組成はこれまでのところ正確に定められていない が、融解エンタルピーの値は重量に関連して、純粋な過塩素酸リチウム三水和物 のものと本質的に同一であると測定された。
第3のグループはかなりのモル比率の過塩素酸リチウム三水和物を有する混合物 を含むが、付加された成分のために調和せずにまたは包晶的に融解し、これらの 混合物のいくつかは、出願人によって発見されかつ「乾式融解」と呼ばれてきた (EP出願第90730008号参照)挙動を示す傾向がある。これらの中には 特に水酸化リチウム−水和物または水酸化ストロンチウム八水和物の混和剤が存 在する。DSC装置での調査の間、2モルのリチウム過塩素酸三水和物と1モル の水酸化ストロンチウム八水和物とのかかる類似の共晶混合物に対して40.0 ℃の融点および約300J / gの融解エンタルピーが見つけられた。38m o1%のリチウム過塩素酸三水和物と62mo1%の水酸化リチウム−水和物と の混合物の場合、融点は66.8℃に定められかつ融解エンタルピーは288  J/gに定められた。
リチウム過塩素酸三水和物と水酸化ストロンチウム八水和物との前記混合物はた とえば建物の加熱の分野、たとえば太陽エネルギを貯蔵するために使用可能であ る。対応する容器の寸法を図るとき、たとえば弾性の壁によってわずかに増大し た拡大空間がこの混合物のために考慮に入れられなければならない、なぜならそ れは凝固の後わずかな体積増大をなお示すからである。
次のグループは元素リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウ ム、ストロンチウムもしくはバリウムの、過塩素酸塩の水和物からなるわずかな 部分と、たとえば塩化物もしくは臭化物、水酸化物もしくは硝酸塩、またはそれ ぞれの水和物からなる主たる残りの部分とからなる混合物を含む。
さらに別のグループは本質的にこれらの混合物からなり、それは通常かなり少量 の過塩素酸カリウムと、残りの部分は元素リチウム、ナトリウム、カリウム、マ グネシウム、カルシウム、ストロンチウムまたはバリウムの選択された塩化物ま たは臭化物、水酸化物または硝酸塩、またはその各々の水和物からなる。
最後に、この発明に従うと、少なくとも1つの過塩素酸塩または過塩素酸塩の水 和物からなる部分と有機物質からなる別の部分とを混合した混合物の別個のグル ープが存在し、有機物質は過塩素酸塩によって酸化され得ないグループから選ば れている。このグループの混合物は過冷却する著しい傾向によって区別される。
それゆえ、それらはたと゛えば要求次第で熟が利用可能であるべき用途に有用に 用いられるように都合よく意図されている(慎重に結晶化を開始することによっ て)。このグループからの典型的な例は過塩素酸リチウム三水和物およびマンニ トールまたはペンタエリトリトールの混合物である。
さまざまなグループの中で、約70℃から約92℃の融点を有する高融点混合物 を用いることは、たとえばオフピーク電気を用いた貯蔵ヒータにとって有利なこ とがあり、一方おおよそ40℃からおおよそ70℃の融点を有する混合物はソー ラーパネルとの関連で適切であるように見える。
これらの混合物はまた、たとえば連続炉あるいは深い発破孔の地球物理学的探査 のための発破孔探査機における感温測定電子部品の熱防護のだめの熱防護システ ムの潜熱シンクの場合に利点を表わす。
この発明の他の局面に従うと、上で述べた60℃から80℃の融点を有する混合 物を自動車の予熱ユニットにおいて用いることが提案されている。この場合の目 的は、冷えた状態でスタートする場合に、車のヒーティングをただちに動かすこ とを可能にするかまたはエンジンの冷スタート段階を短くし摩耗および放出を減 らすために、エンジンが動いている間にエンジンの冷却水によってPCM装置を 充填し、可能な限り少ないロスで数日間にわたってこの熱の量を貯蔵することで ある。このタイプのユニットは現在開発中であり、PCM水酸化バリウム八木和 物は現在試作品として実験で用いられている。水酸化バリウム八水和物は非常な 毒性があり、最も適切と見なされている約70℃の温度よりわずかに高い融点7 8℃を有するという欠点がある。しかしながら、特に問題なのは、あらゆるアル カリ金属水酸化物のように、水酸化バリウム八水和物はアルミニウムおよびその 合金と激しく反応し熱おび核分裂ガスを発生し前記軽金属からなる成分を急速に 破壊するという事実である。近代的な自動車においては、ラジェータのみならず 成る場合にはシリンダヘッドおよびエンジンブロックはアルミニウムまたはアル ミニウム合金から作られるので、このような組立部品は水酸化バリウム八水和物 が貯蔵コンテナの漏れのために冷却水回路に放出される場合損傷を受ける。この タイプの危険は本発明に従って過塩素酸塩あるいは過塩素酸塩の水和物に基づく アルミニウム融和性混合物を用いることによって取除かれる。しかしながらこの タイプの混合物は比較的コスト高であるということを考慮に入れなければならな い。
この発明はここで、固定融点の代わりに融点の範囲を規定するために、共晶点よ り上または下の特定的な混合物を用いるさまざまな可能性を開いている。このタ イプの応用例として、過塩素酸リチウム三水和物と硝酸ナトリウムの混合物が挙 げられるが、これは62から38のモル組成において64°で共晶的に融解する (図4参照)。硝酸ナトリウムの比率を減らすことによって、より高い温度まで 広がる融解の範囲が形成され、それは混合物の比率を規定することによって正確 に決められ得る。このようにして、前記応用例に対して、PCMの融点範囲を正 確に、さまざまなエンジンのタイプの冷却水循環システムにおける温度状態に適 応させることが可能である(たとえばディーゼルまたはガソリン)。
この発明によって与えられる多くの混合物の中から、過塩素酸ストロンチウムと 水酸化ストロンチウム八水和物との混合物が再び自動車への適用として重要であ るように見える、なぜならばこの混合物は非常に好ましい71.2℃という融点 を有するからである。
自動車のPCMとして用いられる場合において、水酸化バリウム八水和物の融点 を低くする目的もまた過塩素酸塩あるいは過塩素酸塩の水和物を混和するさまざ まな方法でこの発明に従って達成される。このタイプの適用の例として、86モ ルの水酸化バリウム八水和物と14モルの過塩素酸カリウムの混合物がここで挙 げられ、その混合物は76.5℃の融点を有しその体積に特定的なエンタルピー の融解は純水酸化バリウム八水和物のそれよりもさらにわずかに高い。
この発明を概観するために、表が添付されておりその上欄にはさまざまな純物質 のためのデータが列挙しである。
この発明に従う混合物の選ばれた例は下欄に列挙されである。単純化のために、 上欄の括弧内の省略形が下欄において用いられている。各混合物のモル比率はそ れらが既に決定された場合に挙げられている。はぼ共晶な混合物の比率の場合、 °E”が括弧内に加えられている。決められた各融点に対して決められた温度の 後に、観察された融解の挙動が括弧内の表示として与えられている。用いられて いる省略形およびシンボルは表の末尾に説明されている。
例として、図はDSC融解曲線から得られた、以下の準二元系の4段階の図表を 表わす: 図1、過塩素酸リチウム三水和物/塩化ナトリウム図2、過塩素酸リチウム三水 和物/臭化ナトリウム図3、過塩素酸リチウム三水和物/硝酸リチウム図4、過 塩素酸リチウム三水和物/硝酸ナトリウムこれらの系は共晶的に挙動し、各場合 に、無水成分に向かって走る曲線部分は自然に大変急である。
総合的に、この発明は処理水の範囲内でさまざまな融点の選択を可能にし、非常 に高い体積に特定的なエンタルピーの融解を有しかつ循環に関して安定している 貯蔵水和物混合物の種類を与える。その生理学的受容性の点からは、比較的受入 れることが可能なように見える。主な混合物成分は好ましい費用で大量に手に入 れることが可能である。
ここで提案された混合物の大部分は偏析する傾向がまったくあるいはわずかしか ない。凝固構造は精細な結晶性であるという利点を有し、融解時の体積変化は最 小である。アルミニウムおよびその合金の科学的浸食のいずれもまったく起こら ず、あるいは提案された混合物のいくつかの場合においてはそれは比較的穏やか である。これらの混合物のいくつかの蒸気圧力は著しく下げられている。これに よって相転移材料装置の性能および特性を改良するための条件与えられている。
てヨL 20 5’、−L@−初(+moL/1aoL)rnoL’t l−: CLQ 、m 3 HlO(00わ bo 40 20 0 prsoL Y、 L+ CLQ4 k 3 HzOjoo go 6o La o 2o 。
rhoL ’7’、 L:CLOL4に’5u101oo 80 60 f 2 0 0 0 LD リ 60 ε01■ p1゛9・3moL ’/−Li 1JO3 rnc)L 7: L C(Oal ’ 3 h、。
100 go 60 40 20 0 mmスス〜aNO3 要約 この発明は熱エネルギを貯蔵するための潜熱貯蔵試剤に関する。この提案はさま ざまな過塩素酸塩または過塩素酸塩の水和物と、他の有機物質または無機塩また は水和物塩との混合物を用いるためのものである。知られているように、純過塩 素酸リチウム三水和物は94.3℃の温度で融解し、かつ306J/gの値で、 著しく高い融解エンタルピーを有する。その1.89の密度もまた5 78 J  / c m3という大変高い体積に特定的な数値を与える。しかしながら、そ の融点は水の沸点に近いので、水が熱コンベアである圧力をかけない系において は実際に用いることはできない。しかしながら、この発明によって提案されたさ まざまな混合物は広い温度範囲で低い融点を有し、かつ純粋な初めの物質とほぼ 同じかまたはそれよりそれほど低くない相当な融解エンタルピーを有する。
国際調査報告 国際調査報告 DE 9101014 5^ 54838

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.固液相転移の間に熱エネルギを吸収しかつ/または固液相転移の間に熱エネ ルギを放出する、潜熱エネルギを蓄えるための塩混合物の使用であって、この塩 混合物は5%と95%の間のモル分率で1つまたはそれ以上の過塩素酸塩または 過塩素酸塩の水和物を含むことを特徴とする塩混合物の使用。
  2. 2.過塩素酸塩または過塩素酸塩の水和物は元素リチウム、ナトリウム、カリウ ム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウムおよびバリウムを含むグループ から選ばれることを特徴とする、請求項1に記載の塩混合物の使用。
  3. 3.過塩素酸塩は過塩素酸カリウムでありかつ/または過塩素酸塩の水和物は過 塩素酸リチウム三水和物であることを特徴とする、請求項1に記載の塩混合物の 使用。
  4. 4.別の混和された塩は塩化物または塩化物の水和物のグループから選択される ことを特徴とする、1つまたはそれ以上の先行の請求項に記載の塩混合物の使用 。
  5. 5.塩化物または塩化物の水和物は塩化リチウムもしくは塩化リチウム一水和物 、または塩化カリウムおよび/もしくは好ましくは塩化ナトリウムであることを 特徴とする、請求項4に記載の塩混合物の使用。
  6. 6.別の混和された塩は硝酸塩または硝酸塩の水和物のグループから選択される ことを特徴とする、1つまたはそれ以上の先行の請求項に記載の塩混合物の使用 。
  7. 7.硝酸塩または硝酸塩の水和物は好ましくは硝酸リチウムまたは硝酸リチウム 三水和物、硝酸ナトリウムまたは硝酸カリウムであることを特徴とする、請求項 6に記載の塩混合物の使用。
  8. 8.別の混和された塩は水酸化物または水酸化物の水和物のグループから選択さ れることを特徴とする、1つまたはそれ以上の先行の請求項に記載の塩混合物の 使用。
  9. 9.水酸化物の水和物は好ましくは水酸化リチウム一水和物、水酸化ナトリウム 一水和物、水酸化カリウム一水和物、水酸化ストリンチウム八水和物または水酸 化バリウム八水和物であることを特徴とする、請求項8に記載の塩混合物の使用 。
  10. 10.第2のまたは少なくとも1つの別の混和塩の塩もまた過塩素酸塩または過 塩素酸塩の水和物であることを特徴とする、1つまたはそれ以上の先行の請求項 に記載の塩混合物の使用。
  11. 11.少量の過剰な水が加えられることを特徴とする、1つまたはそれ以上の先 行の請求項に記載の塩混合物の使用。
  12. 12.過塩素酸塩によって酸化され得ないグループから選ばれた少なくとも1つ の有機物質が混和されることを特徴とする、1つまたはそれ以上の先行の請求項 に記載の塩混合物の使用。
  13. 13.有機物質はいわゆる糖アルコールから選択されることを特徴とする、上記 請求項に記載の混合物の使用。
  14. 14.潜熱エネルギを貯蔵するために、少なくとも部分的に無機塩混合物によっ て充填される密封可能なコンテナを含む相転移材料装置または相転移材料装置の エレメントであって、この混合物はより高い温度を与えることによって融解可能 であるかまたはより低い温度を与えることによって再凝固するかのいずれかであ り、またはこの混合物に含まれる水和物はより高い温度を与えることによって結 晶化の水を取除き、かつより低い温度を与えることによって結晶化のこの除去さ れた水を再吸収し、熱エネルギは固液相転移かまたは結晶化の水除去のいずれか によって吸収され、かつ/または熱エネルギは固液相転移あるいは結晶化の水の 再追加のいずれかによって放出され、請求項1ないし請求項13に記載の混合物 は潜熱エネルギを貯蔵するために用いられることを特徴とする相転移材料装置ま たは相転移材料装置のエレメント。
  15. 15.エンジンの冷却水によって充填可能であり、かつエンジン冷却水のための 流れ経路と熱交換表面によってそこから分離された少なくとも1つの貯蔵媒質領 域とを有する動力車のための相転移材料装置であって、その用いられる貯蔵媒質 は請求項1ないし請求項13に記載の混合物であり、その融点は55℃から85 ℃の間の範囲、好ましくは60℃と80℃の間の範囲で選ばれることを特徴とす る、動力車のための相転移材料装置。
  16. 16.熱絶縁コンテナと、熱遮蔽またはジュワーびんと、その中に組入れられた 1つまたはそれ以上の潜熱シンクとを含む、たとえば測定電子部品および/また はセンサの測定機構の組立部品の熱防護のための熱防護システムであって、潜熱 シンクは請求項1ないし請求項13に記載の貯蔵水和物混合物によって満たされ ていることを特徴とする、熱防護のための熱防護システム。
JP4502045A 1990-12-31 1991-12-31 貯蔵塩混合物 Pending JPH05504787A (ja)

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