JPH05504319A - １服投与組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １服投与組立体 技術分野 本発明は、１服投与組立体に関し、さらに詳しく言えば、１服投与の薬量が入っ ているチューブと共に使用するキャップに関する。このチューブには、−回に使 用する薬剤、洗眼液、消毒薬、その他の調合薬剤が入れられる。本装置は、特に 、局所につける医薬品に向いており、注射又は静脈内挿入前に皮膚を消毒し、清 潔にするヨード液の使用に理想的である。

背景技術 薬品などを運ぶキャップ及びチューブ組立体は、製薬業界で非常に注目されてい る。子供などがいたずらをしないようにという心配があるばかりでなく、色々な 処置のため身体に消毒剤を塗ることへの関心が高まってきているからである。

発明者は、最近の米国特許第４，８６７．３２６号において、子供のいたずらを 防止する優れた設計のキャップを提供した。この特許に記載された設計は、製品 をつくるために貴重なもので、キャップ及びチューブ組立体中の１服投与消毒剤 の分量を容易に検査できるものである。この装置は、子供のいたずらを防止し、 使用者が、はっきりと合否を判定できるものである。

発明者の特許の設計で、このキャップは、チューブの薄い壁に内容物が通る通路 をあける役目をする。キャップは、その後取り除かれ、内容物が出て来る。この システムは、例えば、点眼液のような一定量の薬を投与するためには優れている が、この先行技術の設計は、チューブの内容物を局所だけにつけたいような場合 、全（十分とは言いがたい。従って、本発明の目的の一つは、内容物を局所だけ につける１服投与組立体を提供することにある。

注射又は切開をする時のように、消毒薬その他の殺菌溶液を直接皮膚に塗りたい ことがよくある。注射をする前に、よく皮膚にヨード液をすり込むことがある。

外科でさえ、消毒薬その他の医薬品を局所につけたいことがよくある。手術室の 中では器材を消毒し、外部からの汚染を防ぐことが絶対に必要である。このよう にして、容器の中身は消毒され、外科その他の手術室での処置に使用できるもの であっても、容器自体の外側は、消毒されていない。

その上、特定の溶液が外科的処置に繰り返し使用されている場合でも、その溶液 を大量に保存しておくことは、望ましくない。その溶液を全部使わなければ、残 りを廃棄処分すべきで、さもなくば、時間に残りを使用する場合、それは、潜在 的汚染源となる。それ故、これらの溶液の消毒した１服投与は、当分野の大きい 利点である。

手術室環境のような滅菌状態で１服投与組立体を局所塗布に使用することは、本 発明のもう１つの目的である。

外科手術において特に注意しなければならないことの１つは、手術前及び手術後 にその部品の行方を考慮しなければならないことである。従って、もし、消毒さ れ、又は、本発明の目的を達成するために適した１服投与システムが使用される ことになると、そのキャップが紛失しないかという心配が常に残る。ひとたびそ のキャップが、チューブの薄い壁の端に穴をあけ、チューブの内容物を流出させ るために取り除かれると、その行方は、別個に考慮しなければならない。従って 、チューブに通路があけられた後にもチューブが本体と一体になっている、局所 塗布用の１服投与組立体を提供することが、本発明の目的の１つである。

その他の目的は、以下の如く明らかである。

本発明の要約 本発明の上記の目的及びその他の目的が、以下に記載する方法で達成されること が明らかになろう。とりわけ次に記載する構成品を含む局所塗布用の１服投与組 立体のキャップが、明らかである。

皮膚を消毒し、清潔にする一定量のヨード液のような１服投与薬品を入れたチュ ーブには、ノズルがついており、その一端は、チューブの末端又はその一部に取 り付けられ、他端には薄い末端の壁部がある。この薄い壁部は、内容物を放出で きるように破れやす（作られている。

この組立体の主要部分は、ノズルにはまる寸法の内側断面の第１端部を有するキ ャップであり、そのキャップには、貯蔵中は薄い壁部から離れた第１位置にあり 、使用中はそれをやふるために第２位置に移動するように、キャップの中心軸上 に配置された針部がついている。この針部には、チューブの内容物の通路となる 中心の孔がおいている。キャップには、この第１端と中心の孔で連絡している第 ２端がある。第２端は、チューブの内容物を分配する塗布装置で包まれ、塗布は 、薄壁又は膜が針部で破られた場合に達成される。

好適な実施例において、そのノズル及びキャップの第１端には、リング及び溝組 立体、その他の装置がついており、それによりキャップをチューブに対してその 第１位置に固定している。

別の実施例では、チューブから液が移動してくると、それを拡散する材料が塗布 装置についている。好適な材料は、ポリウレタンであり、その理由は、消毒でき 、柔らかく、糸状のものを含まないからであり、連邦薬剤局の承認済のものがよ い。塗布材料として、これらの特性の多くを有する面、紙、その他の灯心材料、 フェルト、スポンジ、そして、その他の剛性発砲材も使用できる。

好適な実施例において、この塗布装置及び第２端は、塗布装置が使用中に外れな いような工夫が施されている。

本装置全体は、消毒するようにしている。消毒パッケージは、例えば、消毒され た中身に触れくことなく開封でき、手術室内で消毒布上に落とすことができるプ ラスチックの包みに入れられる。代わりに、塗布装置を汚染から防ぐため、カバ ーをはぐような、第２端上に取り外し可能なカバー装置をつけることも可能であ る。

図面の簡単な説明 本発明のこれらの、そして、その他の目的、その作動及び構造の各種特性及び詳 細は、以下の添付図を参照しながら一層詳しく説明する。そこで、 図１はチューブの閉ざされた端部及びその他端上のキャップを示し、本発明の管 状プラスチックの１服投与組立体装置の斜視図、図２は図１の線２−２に沿い切 断した一部断面の拡大側面図、図３は図２と同じ側面図であり、チューブの首部 上で下方に押しつけられた外部キャップ部材を示し、針部先端が薄壁を突き破り 、薬液が流出する開口が作られ、図４は図３の１点破線円内の部分の拡大図、塗 布装置部の設計の詳細を示し、図５はパッケージ中の本発明の好適な実施例の斜 視図である。

本発明の実施態様 図示するように、参照番号（１０）で示した局所塗布用の１服投与組立体は、一 定量の薬品がチューブ（１１）の中に入れられた後、一端（１３）で密封される チューブ部（１１）を含んでいる。チューブ（１１）は他端にノズル（１５）を 有し、ノズル（１５）にはキャップ（１７）がはまっている。

図２中に示したように、キャップ（１７）は、上部区画（１９）と下部区画（２ １）とに分かれている。下部区画（２１）には、仕切り板（２５）に支持された 針部（２３）がついている。仕切り板（２５）は、上部区画（１９）と下部区画 （２１）とを仕切っている。針（２３）には、針（２３）の中を通る小孔（２７ ）がついており、チューブ（１１）の内容物は、その小孔（２７）を通って下部 区画（２１）から上部区画（１９）へ移動することができる。

ノズル（１５）は、その一端をチューブ（１１）と結合し、他端にはノズル先端 部（２９）がついている。ノズル先端部（２９）は、薄い壁部（３１）を含み、 その壁部は、膜（３１）が破られるまでチューブ（１１）の内容物の流出を防止 する十分な厚さのものである。

キャップ（１７）は、溝（３３）とリング（３５）とにより、ノズル（１５）上 の第１位置に置かれている。

リングと溝とのこの組み合せは、溝の中に表面抵抗を生じ、リングにがん台面を 作る。場合によっては、キャップ（１７）上にリングをつけ、ノズル（１５）上 に溝（３３）をつけることももちろん可能である。

キャップ（１７）の上部区画（１９）には、塗布装置として使用するのに適した 材料が、うまく充填されている。チューブに入っている物質及び使用方法により 、ポリウレタン発泡材及びその他の合成発泡材、フェルト、スポンジ、紙及びそ の他の灯心材料、綿、並びに、その他の柔らかい材料を使用することができる。

ガンマ−放射線などにより、消毒することができ、柔らかく、糸状のものを含ま ず、そして連邦薬剤局の承認済みのポリウレタン発泡材、又は、同様のものを使 用することが望ましい。

本発明の装置を作動させるには、針部（２３）が薄膜（３１）を突き破るように キャップ（１７）の上部区画（１９）を強く押すだけでよい。その押す力は、溝 （３３）とリング（３５）とによりつくられている抵抗力に十分打ち勝つ大きさ のものでなければならない。

図３から明かなように、キャップ（１７）の下部区画（２１）は、ノズル（１５ ）を一杯にくわえ込んでいる。

針部（２３）は、ノズル（１５）の中に入り込み、ノズル先端部（２９）を通り 越して入り込んでいる。チューブ（１１）の中に入っていた内容物は、そこで針 （２３）の中の小孔（２７）を通り、塗布材料（３７）と接触するようになる。

典型的に、ある液体がチューブ（１１）の中に入れられており、そして、チュー ブ（１１）が押されて液が小孔（２７）を通して流出すると、その液体がしみ込 むため塗布材料（３７）は、少し膨張する。

図４中に示したとおり、液はウレタン発泡材（３７）にしみ込み、ウレタン発泡 材は、上部区画（１９）の末端からはみ出して膨張する。発泡材（３７）のこの 膨張は、薄壁膜（３１）を突き破る以前に乾燥した形でも行える。例えば、図２ 中に示したオプションのカバー（３９）が、カバーを取り除き、装置を作動させ るまで、塗布材料（３７）を圧縮状態に維持することもできる。その後、塗布材 料（３７）は、図３及び図４に示したように膨張する。

本発明の装置を使用する場合は、チューブ（１１）の中身が小孔（２７）を通し て押し出されなければならないことが認められる。中味を移動させるには、塗布 材料（３７）にある程度の力をかけることになる。特に、余りチューブを強くし ぼり過ぎると、塗布材料（３７）は、そう早くはしみ込ませられず、キャップの 上部区画（１９）から飛び出すおそれがある。この装置が破損しないように、そ して、塗布材料（３７）が上部区画（１９）から外れないように、上部区画（１ ９）の内側には肩（４１）が作られており、この肩（４１）で塗布材料（３７） の動きを押えている。

別の台替的実施例では、例えば、上部区画（１９）をキャップ（１７）の残りの 部分から仕切っている仕切り壁（２５）に熱又は接着剤でこの塗布材料（３７） を貼付けて置くこともできる。小孔（２７）を塞いでしまわないように注意しな ければならないことは明かであり、そして、連邦薬剤局その他の機関が完全に承 認していない接着剤を使用してはならない。

図２に示した小さい板（３９）のようなカバーを使用する代わりに、本発明の好 適な実施例は、柔軟な、消毒できる袋のようなパッケージ中にこの装置を入れ込 むことも十分考えられる。図５に示したように、チューブ（１１）、キャップ（ １７）、及び、露出した塗布材料（３７）は、在来技法を用いて、袋（４５）を 形成する合板（４３）上に配置される。説明文や宣伝文は、合板上でもプラスチ ックの袋上でも任意に印刷できる。この包みは、スチーム、ガンマ−放射線など で消毒できる強化ポリエステルフィルムつき紙袋又はプラスチックの袋、その他 のバッキングにすることができる。

本発明の装置は、使用前に消毒するようにしている。

本装置を市場向きの形に組み立てる際に使用する消毒方法は、色々あるが、本装 置を組み立てた後に、ガンマ−放射線による滅菌方法を使用して消毒することが 望ましい。チューブ（１１）の中味が、ガンマ−放射線消毒に対して傷つきやす いものでなければ、これが、装置全体を確実に消毒する最も効果的な方法である 。

本発明の好適な用途のひとつは、注射、又は、その他の外科的処置の直前に皮膚 を消毒し、清潔にするため、それ自体を使用してヨード液を塗布することである から、これらの装置は、手術室内で使用されるであろうと考えることができる。

プラスチック袋の実施例において、本装置は、消毒され、そして、使用する時ま で滅菌状態に維持されている。外側の袋（４５）及び合板（４３）が、周囲の環 境で少しは汚染されることはあっても、パッケージを開け、チューブ（１１）と キャップ（１７）の組立体を取り出し、チューブ組立体に触れることなく組立体 を消毒器の上に置くことについては、手術室内の誰かが、直接責任を持って行う はずである。これは、周囲に居る看護婦のひとりがよ（やることである。消毒さ れ、そして、滅菌された手袋を着けた外科医及び外科助手は、滅菌状態のチュー ブ（１１）を取り上げ、何等かの原因で汚染されたかも知れないチューブの外側 には、全く触れないで済むだろう。

本設計により、キャップ（１７）は、チューブ（１１）から取り外されない。こ のため、本発明が使用される場合、手術室での部品数量確認手順は、混乱を招く ことがないだろう。

本発明の特定の実施例のみがここに図解され、説明されたが、それは、本発明を 限定使用とするものではない。

そこで、その変更及び改修は、次の特許請求の範囲内で行われるものとする。

図１　図２ 図３ 一方の末端上にノズルを取り付け、他端上には中味を流出させるため、破ること ができる薄い壁部を有するチューブを有する１服投与組立体において、ノズルに はまる寸法の内側断面を持つ第１端を有し、その薄壁から離れた第１位置に置か れ、薄壁を突き破る第２位置に動かせる、軸方向の中心線上に配置された針装置 を有するキャップであり、その針装置は、壁に孔をあけるため、斜めに切った先 端と、チューブの中味の通路となる中空孔とを宵している。

そのキャップは、チューブの中味を塗布する塗″；ｆ装置を包んだ第２端を有し 、それにより、チューブの中味は、針装置の孔を介して塗布装置へ移される。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、製品を入れるために一端上に取り付けられ、製品を流出させるため破ること ができる薄い壁部がついている１本のノズルを有するチューブ、及び、前記ノズ ルにはまる寸法の内側断面を有し、前記薄壁から離れた第１位置におかれ、前記 薄壁を突き破る第２位置に移動できる、軸方向の中心線上に配置された鋭い、先 のとがった中空の針装置を有するキャップから成るキャップ及びチューブ組立体 装置において、前記ノズルの外側には、摩擦抵抗面がついており、前記キャップ の前記第１端の内側には、それと嵌合面がついており、前記抵抗面と嵌合面とは 、リング及び溝から成り、前記抵抗面と前記嵌合面とが、前記針部を前記第１位 置に保持するように共働し、前記薄壁を突き破る前記針師は、前記チューブの中 味のための通路となる中空孔を有し、前記キャップは、前記中空項を介して前記 第１端と連絡している第２端を有し、前記チューブの中味を塗布するため、塗布 装置を固定するように包み保持する手段を有し、前記塗布装置は、液が前記チュ ーブから前記塗布装置へ移動すると、それを拡散させる能力を有する材料から成 ることを特徴とする１服投与組立体。 ２、前記組立体が、消毒されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記 載の１服投与組立体。 ３、前記塗布装置の材料が、ポリウレタン発泡材であることを特徴とする特許請 求の範囲第１項に記載の１服投与組立体。 ４、前記組立体が、パッケージに入れられていることを特徴とする特許請求の範 囲第３項に記載の１服投与組立体。 ５、前記塗布装置を汚染から防止するため、キャップの前記第２端上に取り外す ことができるカバー手段を有することを特徴とする特許請求の範囲第３項に記載 の１服投与組立体。