JPH05503394A - プリント配線板の１つの範囲のための遮蔽容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 プリント配線板の１つの範囲のための遮蔽容器従来の技術 本発明は、プリント配線板の１つの範囲のための遮蔽容器であって、プリント配 線板の一方の側に配置された第１の半割シェル、及びプリント配線板の他方の側 に配置された第２の半割シェル、並びに半割シェルのための取り付は手段を有し ている形式のものに関する。

プリント配線板に配置された電子的な回路においては、所定の構成ユニットを遮 蔽するという問題がしばしば生じる。例えば、デジタル回路が多くの場合、切換 側縁の増大に基づき散発的な高周波・パルス（ＨＦ・パルス）を生ぜしめ、かつ 別の構成ユニット若しくは装置（例えば、ラジオ、無線電信、自動車無線電話の ような可動通信の装置）を妨害する。この種の電磁場による妨害に対して有効な 予防処置が講じられねばならない。

いわゆる遮蔽容器（遮蔽ボックス若しくは遮蔽缶）を装着することは公知であり 、遮蔽容器は２つの半割シェルから成っている。この場合、両方の半割シェルは 同じに構成されている必要はなく、例えば異なる構成高さを有していてよい。１ つの半割ンエルはプリント配線板の一方の側に、かつ別の半割シェルはプリント 配線板の他方の側に配置されており、これによって取り囲まれた空間が電磁的に 遮蔽される。両方の半割シェルの結合はねじを用いて行わているが、これは比較 的に高価でかつ組み立てに費用がかかる。さらにリベットを用いた固定も可能で あるが、リベットも高価でかつ分解の困難な結合をもたらすことになる。さらに 両方の半割ンエルを互いにろう付けすることも公知であるが、この場合も分解の 困難な結合である。固定が差し込み舌片部を用いて行われる限りにおいては、機 械的に不十分な強度しか得られず、さらに両方の半割ノニル間の電気的な接触が 高周波技術的な意味で不十分である。

発明の利点 公知技術に対し、請求項１に記載の特徴を有する本発明に基づ（遮蔽容器におい ては利点として、簡単かつ経済的な手段によって容易な組み立て及び分解が可能 であり、両方の半割シェルの高周波技術的に特に密接な結合が行われ、かつＨＦ ・技術的に申し分のない接触が得られる。このために一方の半割シェルの縁部に 舌片部を形成してあり、舌片部がプリント配線板の導体路で縁取られたスリット を貫通していて、突出部で以て接触圧力下で、遮蔽電位を誘導する導体路に接触 している。舌片部の自由端部が他方の半割シェルに対する電気的な接触を行う。

このようにして他方の半割ンエルが固定され、遮蔽電位のための電気的な結合が 行われる。接触圧力下でプリント配線板のスリットを貫通する舌片部によって１ つの半割シェルがプリント配線板に固定される。プリント配線板の導体路への突 出部の接触によって良好なＨＦ・遮蔽が行われる。

従って組み立てにとって、舌片部を備えた半割シェルがプリント配線板にクリッ プ止めされ、次いで他方の半割ンエルが舌片部の自由端部に接触させて装着させ るだけでよい。

有利には突出部が容器内部に向いている。

特に有利には、突出部がプリント配線板の、舌片部の自由な端部範囲に配属され た側に接触している。

一方の半割シェルが突出部の後方に係合してプリント配線板に対してクリップ位 置を占めている。クリップ嵌めによって突出部に基づき舌片部が外側へ拡開され 、これによって特に高い接触圧力で他方の半割シェルの内側に対して接触される 。このことは保持及び接触作用を助成する。

舌片部の自由な端部範囲に隆起部を形成してあり、該隆起部が舌片部外側に位置 していて、他方の半割ノニルの内壁に相対していると有利である。このような隆 起部によって、他方の半割ンエルのための規定された接触範囲が形成される。特 に確実な取り付けのために、他方の半割シェルに凹所が形成されており、該凹所 内に隆起部が入り込んでいる。

突出部及び又は隆起部が有利には条溝によって形成されている。突出部及び又は 隆起部は特に簡単に変形加工によって舌片部の薄板材料から形成される。

さらに選択的に、突出部及び又は隆起部を曲げ縁部によって形成することも可能 である。曲げ縁部を舌片部の残りの部分から突出させるために、折り曲げが必要 であり、すなわちまず舌片部の一部の範囲を舌片部の残りの部分に対して突出す るように変形させて、次いで突出部及び又は隆起部を成す曲げ縁部が形成される 。

隆起部を舌片部の外側に折り曲げられた端部によって形成することも可能である 。このような折り曲げによって舌片部の外側に突出する材料区分が形成され、こ の材料区分は他方の半割ンエルのための規定された接触区分を形成する。

さらに本発明の構成では、一部の舌片部がプリント配線板へのクリップ結合のた めに構成されており、残りの舌片部が制限された範囲で外側に曲げられていて、 高められた締め付は方で他方の半割シェルを負荷するようになっている。特に舌 片部が選択的に他方の半割ノニルに対してクリップ結合のために、若しくは接触 のために差し込まれる。

さらに可能なことには、少な（とも幾つかの舌片部が他方の半割ノニルの天井壁 スリットを端部区分で以て貫通している。この端部区分は曲げられ、若しくは舌 片部の残りの区分に対してねじって構成されており、これによって固定的な嵌め 合いが得られる。これによって両方の半割ンエルが電気的な接触下で機械的に不 動に保持される。

さらに有利には、他方の半割シェルが外側に向いたフランジ状の縁部を有してお り、該縁部がプリント配線板の導体路に接触している。導体路が遮蔽電位を誘導 して、これによって付加的に電気的な結合が行われる。

図面の説明 第１図はプリント配線板の１つの範囲を取り囲む遮蔽容器の分解斜視図、 第２図は第１図のＡ−Ｂ線に沿った断面図、第３図は第２図の舌片部構造の詳細 図、第４図は舌片部構造の別の実施例の断面図、第５図は舌片部構造のさらに別 の実施例の断面図、第６図は第２図の配置形式に基づ（別の実施例の断面図、 第７図は第２図の配置形式に基づ（さらに別の実施例の断面図、 第８図は第２図の配置形式に基づくさらに別の実施例の断面図である。

実施例の説明 第１図は遮蔽容器１を示しており、遮蔽容器は２つの半割ンエル２，３から成っ ている。各半割ンエルは片側の開いた直方体の形に構成されており、両方の直方 体の輪郭は同じ大きさである。

半割シェル２は外側に向いたフランジ状の縁部３′を有している。半割シェル３ の縁部４からは一体的に舌片部５が延びている。さらに、第１図はプリント配線 板６の１つの範囲を示しており、この範囲は導体路７によって形成された質量リ ング８で縁取られている。従って、質量リング８は遮蔽電位を有している。特に 、両側を張られたプリント配線板６に関連しており、従って、プリント配線板の 両側に質量リング８が設けられている。

プリント配線板６は舌片部５に配設されたスリット９によって貫通されており、 スリットは質量リング８内に位置している。スリット９の内側は金属被覆されて おり、従ってプリント配線板の両＃Ｊ二位置する質量リング８間には電気的な接 触部が形成されている。

舌片部内側１０には突出部１工を形成してあり、突出部はスリット９を通過でき るようになっている。突出部１１は第１図から第８図では条溝１２によって構成 されている。舌片部５の自由な端部範囲１３は舌片部外側１４に隆起部１５を有 している。

配置形式は、組み立てに際し半割ンエル３の舌片部５がプリント配線板６のスリ ット９内に差し込まれ、条溝１２がスリット９を通過して、対応するスリット縁 部の後方にクリップ係合するように構成されている。これによって半割ノニル３ がプリント配線板６に固定される。この場合に、突出部１１は接触圧力下で導体 路７に密接しており、従７て、導体路と導電性の材料から成る半割シェル３との 間に電気的な結合部が形成される。同じく導電性の材料から成る別の半割ンエル ２が、舌片部５の自由な端部範囲工３の上にかぶせられ、これによって良好な電 気的な接続が得られる。

このような電気的な接触は特に、他方の半割シェル２が装着される前には、突出 部１１の支持によって舌片部５を外側へ拡開させ、傾斜位置を占めることに基づ き生ぜしめられている。半割ンエル２の装着によって自由な端部範囲１３が半割 ンエル２の内壁１６によって内側へ相応の押圧力を受ける。半割シェル２は深く 差し込まれ、縁部３′がプリント配線板６の対応する導体路７に面接触する。従 ってここでも、遮蔽電位を伴った接触が行われる。

第２図及び第３図の実施例では、隆起部１５が同じく条１１１１７によって構成 されている。しかしながら選択的に第４図に基づき、各隆起部１５は曲げ縁部１ ８によって構成されていてよい。曲げ縁部１８を対応する舌片部５の範囲にわた って突出させるために、まず舌片部５の区分１９が外側へ曲げられ、そこに曲げ 縁部１８が形成される。

第５図の実施例に基づき、隆起部１５を舌片部５の外側に曲げられた端部２０に よって形成することも可能である。

半割シェル２を舌片部５に特に確実にかつ堅く保持するために、半割シェルに凹 所２１が形成されており、この凹所内に隆起部１５が係合している（第６図）第 ７図の実施例では、半割ンエル２の天井壁２２が対応する天井壁スリット２３を 有しており、この天井壁スリットが舌片部５の端部区部２４によって貫通されて いる。保持及び付加的な接触のために、端部区部２４が舌片部の残りの部分に対 してねじられてよい（第７図）。

第８図の実施例では、端部区分２４が折り曲げられていて、従って半割ンエル２ に接触している。

本発明の構成により、半割ンエル３の装着の際に質量リング８に対する確実な接 触と同時に、保持が行われる。個々の舌片部５の次のような組み合わせも考えら れ、幾つかの舌片部がほぼ機械的な保持並びに、導体路７との前述の接触を行い 、残りの舌片部５が外側へ曲げられ、これによって半割シェル２に対する強い接 触圧力を生せしめる。

第６図に示しである凹所２１は別の実施例に基づき切欠きとして、若しくは連続 的な或いは中断された溝として構成されていてよい。

第１図から明らかなように、質量リング８は連続的に構成されているのではなく 、導体路貫通部２５によって中断されている。半割シェル３の、舌片部５間に位 置する縁部区分が適当な隙間を形成しており、これによって両方の半割シェル２ ．３の完全な閉鎖は行われない。しかしながら最適な遮蔽作用が得られ、プリン ト配線板６の上側及び下側に位置する両方の質量リング８を多数の圧着部で以て 互いに結合することによってさらに改善される。さらに多数の舌片部５が設けら れ得るので、各舌片部間の間隔が著しく小さくなるが、この場合にはプリント配 線板のスリット９に基づ（機械的な弱体化が考慮されねばならない。前述の圧着 部の数は、スリット９の壁を金属被覆することによって増大せしめられる。

国際調査報告 −３ＷＩ　＆弓　】［〒■　で１ ＤＥ９０００Ｂ６５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．プリント配線板の１つの範囲のための遮蔽容器であって、プリント配線板の 一方の側に配置された第１の半割シェル、及びプリント配線板の他方の側に配置 された第２の半割シェル、並びに半割シェルのための取り付け手段を有している 形式のものにおいて、一方の半割シェル（２，３）の縁部から舌片部（５）を延 ばしてあり、該舌片部がプリント配線板（６）の導体路で縁取られたスリット（ ９）を貫通していて、突出部（１１）を備えており、該突出部が遮蔽電位を誘導 する導体路（７）に接触圧力下で接触しており、前記舌片部（５）の自由な端部 範囲（１３）が他方の半割シェル（２）に対して電気的に接触していることを特 徴とする、プリント配線板の１つの範囲のための遮蔽容器。 ２．突出部（１１）が容器内部に向いている請求項１記載の遮蔽容器。 ３．突出部（１１）がプリント配線板の、舌片部（５）の自由な端部範囲（１３ ）に配属された側に接触している請求項１又は２記載の遮蔽容器。 ４．一方の半割シェル（３）が突出部（１１）の後方に係合してプリント配線板 （６）に対してクリップ位置を占めている請求項１から３のいずれか１項記載の 遮蔽容器。 ５．地方の半割シェル（２）が舌片部（５）の自由な端部範囲（１３）を締め付 けるように被っている請求項１から４のいずれか１項記載の遮蔽容器。 ６．舌片部（５）の自由な端部範囲（１３）に隆起部（１５）を形成してあり、 該隆起部が舌片部外側（１４）に位置していて、他方の半割シェル（２）の内壁 （１６）に相対している請求項１から５のいずれか１項記載の遮蔽容器。 ７．地方の半割シェル（２）に凹所（２１）が形成されており、該凹所内に隆起 部（１５）が入り込んでいる請求項１から６のいずれか１項記載の遮蔽容器。 ８．突出部（１１）及び又は隆起部（１５）が条溝（１２，１７）によって形成 されている請求項１から７のいずれか１項記載の遮蔽容器。 ９．突出部（１１）及び又は隆起部（１５）が曲げ縁部（１８）によって形成さ れている請求項１から７のいずれか１項記載の遮蔽容器。 １０．隆起部（１５）が舌片部（５）の外側に折り曲げられた端部（２０）によ って形成されている請求項１から７のいずれか１項記載の遮蔽容器。 １１．一部の舌片部（５）がプリント配線板（６）へのクリップ結合のために構 成されており、残りの舌片部（５）が制限された範囲で外側に曲げられていて、 高められた締め付け力で他方の半割シェル（２）を負荷するようになっている請 求項１から１０のいずれか１項記載の遮蔽容器。 １２．少なくとも幾つかの舌片部（５）が他方の半割シェル（２）の天井壁スリ ット（２３）を端部区分（２４）で以て貫通している請求項１から１１のいずれ か１項記載の遮蔽容器。 １３．端部区分（２４）が曲げられている請求項１２記載の遮蔽容器。 １４．端部区分（２４）がねじって構成されている請求項１２記載の遮蔽容器。 １５．地方の半割シェル（２）が外側に向いたフランジ状の縁部（３′）を有し ており、該縁部がプリント配線板（６）の導体路（７）に接触している請求項１ から１４のいずれか１項記載の遮蔽容器。