JP2000049485A - 電子回路を搭載したパッケージの正面板構造 - Google Patents

電子回路を搭載したパッケージの正面板構造

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JP2000049485A
JP2000049485A JP10212657A JP21265798A JP2000049485A JP 2000049485 A JP2000049485 A JP 2000049485A JP 10212657 A JP10212657 A JP 10212657A JP 21265798 A JP21265798 A JP 21265798A JP 2000049485 A JP2000049485 A JP 2000049485A
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Kenji Shigeyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁波の洩出および電波ノイズの侵入等を有
効に防止する。 【解決手段】 装置筺体1に挿入される、複数枚のパッ
ケージ2のそれぞれの正面板3をほぼチャンネル状の横
断面形状とするとともに、各正面板3のそれぞれのフラ
ンジ部3bに、隣接部材に弾性掛合する複数枚の電磁シ
ールドばね8を、フランジ部3bの長さ方向に間隔をお
いて配設したものであり、各フランジ部3bの電磁シー
ルドばね8のそれぞれの位置および相互間隔を、それら
が弾性掛合する隣接部材に設けた複数枚の電磁シールド
ばねの入り込みを丁度許容するものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信機器の交換
機等における、電子回路を搭載したいわゆるブックシエ
ルフ型のパッケージの、電磁波シールド性能を有する正
面板の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の通信機器にあっては、ブックシエ
ルフ型パッケージの正面板を装置表面とし、パッケージ
正面板上のランプやケーブルコネクタをユーザアクセス
インターフェイスとした装置が増加している。
【0003】図11はその一例を示すものであり、これ
は、複数枚のパッケージPを、装置筐体H内へ並列姿勢
で挿入配置して、各パッケージPの正面板F自体を装置
表面としたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる装置
では、それの電磁波シールド性能がパッケージ正面板F
のシールド効果に大きく影響されることになるところ、
従来技術にあっては、各パッケージPとくにはその正面
板Fを、それの一方の側部に図の上下方向に間隔をおい
て配設した複数枚の電磁シールドばねSをもって他の正
面板Fまたは装置筐体Hに弾性掛合させることで位置決
め保持することが一般であって、パッケージPの並列挿
入状態で、隣接する正面板Fの相互間および、正面板F
とは装置筐体Hとの間のそれぞれに比較的大きな隙間が
存在することになるため、装置表面を占める正面板Fに
すぐれたシールド機能を発揮させることは実質的に不可
能であった。
【0005】またこの一方で、装置の静電気耐力もま
た、正面板相互間等の隙間に大きく影響されることにな
り、たとえば、帯電した人から放電が起きた場合等に
は、瞬間的な電界の乱れが生じ、これが電波ノイズとな
つて装置内部、ひいては、装置それ自体の誤作動をもた
らすおそれが高いという問題もあった。
【0006】この発明は、従来技術が抱えるこのような
問題点を解決することを課題とするものであり、正面板
の相互間および正面板と装置筐体との間のそれぞれの隙
間を電磁波シールド材料にて十分に塞ぐことで、電磁波
の洩出およびノイズの侵入等をより有効に防止できる、
電子回路を搭載したパッケージの正面板構造を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の、電子回路を
搭載したパッケージの正面板構造は、並列姿勢で装置筐
体に挿入される、電子回路を搭載した複数枚のパッケー
ジの、電磁波シールド性能を有するそれぞれの正面板の
各々を、ほぼチャンネル状の横断面形状、すなわち、ウ
エブ部と、それのそれぞれの端部からともに同方向へ突
出する二枚のフランジ部とを有する形状とし、各正面板
のそれぞれのフランジ部に、隣接する正面板のフランジ
部もしくは装置筐体の内面に弾性掛合する複数枚の電磁
シールドばねを、フランジ部の長さ方向に間隔をおいて
配設したものであって、各フランジ部に設けた電磁シー
ルドばねのそれぞれの位置および相互間隔を、それらが
弾性掛合する隣接部材に設けた複数枚の電磁シールドば
ねの入り込みを丁度許容する位置および間隔としたもの
である。
【0008】これによれば、複数枚のパッケージの、装
置筐体への並列挿入配置によって、各正面板のそれぞれ
のフランジ部に配設したそれぞれの電磁シールドばね
と、隣接部材に設けた電磁シールドばねとを、通常互い
違いに、丁度入り込ませることにより、正面板と隣接部
材との間の隙間をそれのほぼ全長にわたって十分に塞ぐ
ことができるので、その隙間からの電磁波の洩出および
そこからのノイズの侵入等を有効に阻止することが可能
となる。
【0009】また、この発明の他の構造は、とくに、各
正面板のいずれか一方のフランジ部に、隣接する正面板
のフランジ部もしくは装置筐体の内面に弾性掛合する複
数枚の電磁シールドばねを、上記一方のフランジ部のほ
ぼ全長にわたってほとんど隙間なく配設しものであっ
て、各電磁シールドばねを、弓形中央部分と、弓形中央
部分の両端から相互に向き合う方向へ突出するそれぞれ
の内向フックとを具えるばね材の二枚を一組みとして、
それら相互の隣接配置によって構成し、ここで、一組み
のばね材の一方側のそれぞれの内向フックを前記一方の
フランジ部の辺縁に掛合させるとともに、それらのばね
材の、相互の隣接側に偏せて設けた、他方側の狭幅のそ
れぞれの内向フックを、そのフランジ部の、ばね材相互
の隣接部の近傍部分に形成した一の長方形状の貫通孔の
孔縁に掛合させたものである。
【0010】この構造では、装置筐体への複数枚のパッ
ケージの挿入配置に当って、正面板と隣接部材との間の
隙間を、フランジ部のほぼ全長にわたってほとんど隙間
なく配設した複数枚の電磁シールドばねによって十分に
塞ぐことができるので、前述の場合と同様に、電磁波の
洩出、ノイズの侵入等を有効に防止することができる。
【0011】しかもこの構造では、組みをなすばね材の
一方側の内向フックをフランジ部の辺縁に掛合させ、ま
た、それらの各ばね材の他方側の内向フックを狭幅とし
てフランジ部に設けた貫通孔の孔縁に掛合させること
で、そのフランジ部に形成する孔のトータル開口面積を
十分小さくすることができるので、電磁シールドばねを
フランジ部のほぼ全長にわたって配設してなお、フラン
ジ部、ひいては、正面板に高い強度を付与することがで
きる。
【0012】この発明のさらに他の構造は、とくに、各
正面板のいずれか一方のフランジ部に、隣接する正面板
のフランジ部もしくは装置筐体の内面に弾性掛合する複
数枚の電磁シールド折曲爪を、フランジ部のほぼ全長に
わたってほとんど隙間なく配設したものであって、一の
パッケージの、電磁シールド折曲爪の存在側への他のパ
ッケージの挿入により、その折曲爪を拡開方向に弾性変
形させ、電磁シールド折曲爪の存在しない側への他のパ
ッケージの挿入により、その挿入されるパッケージの電
磁シールド折曲爪を折り曲げ方向に弾性変形させるもの
である。
【0013】これによれば、パッケージの並列配置姿勢
の下では、それぞれの正面板に配設した電磁シールド折
曲爪の、拡開方向もしくは折り曲げ方向のいずれかの方
向への弾性変形によって、正面板と隣接部材との間の隙
間を十分に塞ぐことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に示すところに基いて説明する。図1は、この発明の
実施の形態を示す略線横断面図であり、図中1は装置筐
体を、2は、電子回路を搭載したパッケージをそれぞれ
示す。
【0015】ここでは、三枚のパッケージ2を、装置筐
体1に設けた、図示しない案内部に沿って、相互の並列
姿勢でその装置筐体内に挿入配置しており、各パッケー
ジ2は、横断面形状がほぼチャンネル状、いいかえれば
ほぼコ字状をなす正面板3に、リベットその他をもって
固定した基板4上に、所要の回路部品5およびコネクタ
6のそれぞれを配設することにより構成してなる。ここ
で、各コネクタ6は装置筐体1に設けたバックワイヤボ
ード7に接続される。
【0016】ところで、ここにおける正面板3は図2に
立面図で示すように、ウエブ部3aの両端から装置筐体
1の内側方向へ相互に平行に突出させて設けたそれぞれ
のフランジ部3bに、それらの長さ方向に間隔をおいて
位置する複数枚の電磁シールドばね8を配設してなり、
これらの各電磁シールドばね8は、隣接する正面板3の
フランジ部3bもしくは装置筐体1の内面に弾性変形下
で掛合する。
【0017】またここでは、フランジ部3bの長さ方向
に相互に隣接して位置する電磁シールドばね8の間隔W
を、電磁シールドばねそれ自身の同方向寸法Aよりわず
かに、たとえば1〜3mm程度大きい寸法とするととも
に、それぞれのフランジ部上の電磁シールドばね8の相
対位置を、シールドばね8の配設ピッチのほぼ半ピッチ
分だけ位相をずらした位置とする。
【0018】なお、電磁シールドばね8の、それぞれの
フランジ部3bへの取付けは、たとえば図3(a)に示
すように、弓形中央部分9aと、この弓形中央部分9a
の両端から相互に向き合う方向へ突出するそれぞれの内
向フック9bとを具えるばね材9の三枚を一組みとし、
整列させた三枚のばね材9の相互の接触下で、もしくは
若干の間隙をおいた状態で、それらのそれぞれの内向フ
ック9bを、フランジ部3bの幅方向に間隔をおいて設
けた一対の方形孔3cの内側の孔縁にフランジ部の裏面
側から掛合させることによって行うことができる。図3
(b)は、それぞれの電磁シールドばねをこのようにし
て取付けた状態を示す正面板3の斜視図である。
【0019】このように構成してなる正面板3を用いた
パッケージ2の、装置筐体1への実装は、たとえば、図
4(a)に例示するように、それぞれのパッケージ2の
それぞれの正面板3をいずれも、図2で述べたところと
同様の構成を有するものとして、それらのパッケージ2
の各々を、図4(b)に示すような装置筐体1の内側へ
所要の順序で挿入して、それぞれのパッケージ2を図4
(c)に示すような相互の並列姿勢に位置させるととも
に、正面板3の上下の端部を装置筐体1にねじ止めする
ことにより行うことができ、これによれば、正面板3の
相互間の隙間は、それぞれの正面板3に設けたそれぞれ
の電磁シールドばね8の相互の入り込みによって十分に
閉塞されることになり、また、正面板3と装置筐体1と
の間の隙間は、その装置筐体1の、正面板3と接触する
相互の対向内面に、正面板3の場合と同様の位置に、同
様の間隔をおいて、かつ同様の相対位置関係をもって配
設した電磁シールドばね10の入り込みにより十分に閉
塞されることになる。
【0020】従ってここでは、正面板3と、それに隣接
する部材との間の各隙間が電磁シールドばね8,10の
作用下で効果的に埋め込まれることになり、装置表面か
らの電磁波の洩出および電波ノイズの侵入がともに有効
に阻止されることになる。
【0021】図5は他の構造についての実施の形態を示
す斜視図であり、これは、正面板3のいずれか一方のフ
ランジ部3bに、隣接する正面板のフランジ部もしくは
装置筐体の内面に弾性掛合する複数枚の電磁シールドば
ね11を、その一方のフランジ部3bのほぼ全長にわた
ってほとんど隙間なく配設したものである。
【0022】ここで、各電磁シールドばね11は、図6
(a)に示すように、弓形中央部分12aと、この弓形
中央部分の両端から相互に向き合う方向へ突出するそれ
ぞれの内向フック12b,12cとを具えるばね材12
の二枚を一組みとして、それらを相互に隣接させて隙間
なく、または若干の隙間をおいて配置したものであり、
一組みの両ばね材12の一方側の内向フック12bをと
もに、ばね材12の幅一杯に形成し、そして、他方側の
内向フック12cを、ばね材相互の隣接側に偏せて、各
ばね材幅のほぼ半分程度の範囲に形成したものである。
【0023】そして、このような電磁シールドばね11
の各々の、一方のフランジ部3bへの取付けは、図6
(b)に正面板3の横断面図で示すところから明らかな
ように、一組みのばね材12の一方側のそれぞれの内向
フック12bをそのフランジ部3bの辺縁に、そして、
他方側のそれぞれの内向フック12cを、そのフランジ
部3bに形成した一の方形貫通孔3dの孔縁にそれぞれ
掛合させることによって行うことができる。
【0024】電磁シールドばね11のこのような取付け
構造によれば、たとえば、図3(a)に示すようなばね
材9を、正面板3の一方のフランジ部3bに、それのほ
ぼ全長にわたって相互に平行に延びる、図7(a)に示
すような二本の長孔3eに、図7(b)に示すように、
ほとんど隙間なしに多数枚隣接させて配設する場合に比
して、そのフランジ部3b、ひいては、正面板3に形成
する孔のトータル開口面積を著しく小ならしめることが
でき、この結果として、正面板3の強度が大きく高めら
れることになる。
【0025】ところで、このような正面板構造では、フ
ランジ部3bのほぼ全長にわたってほとんど隙間なく複
数枚の電磁シールドばね11が配設されることから、そ
れらが隣接部材に弾性掛合される、パッケージ2の実装
状態にあっては、正面板3と隣接部材との間の隙間が、
これもまた十分に閉塞されることになり、これがため、
電磁波の洩出および電波ノイズの侵入のそれぞれがとも
に効果的に阻止されることになる。
【0026】なお、図5および6に示すところにおい
て、それぞれのばね材9の一方側の内向フック12b
を、フランジ3bの長さ方向に連続させて構成すること
も可能であり、これによれば、電気的な接続がより確実
になるので、一層すぐれた電磁波シールド機能を発揮さ
せることができる。
【0027】図8は、さらに他の構造の実施形態を一部
について示す斜視図である。これは、正面板3のいずれ
か一方のフランジ部3bの、内面もしくは外面、図では
内面に、隣接する正面板のフランジ部もしくは装置筐体
1の内面に弾性掛合する複数枚の電磁シールド折曲爪1
3を、フランジ部3bの全長にわたってほとんど隙間な
く固定し、もしくは固着させたものであり、より好まし
くは、他方のフランジ部3bの、ウエブ部3aからの突
出長さを、電磁シールド折曲爪13を配設した一方のフ
ランジ部3bのそれより長くして、その一方のフランジ
部3bに設けた電磁シールド折曲爪13の先端までの長
さとほぼ等しくしたものである。
【0028】ここで、各電磁シールド折曲爪13は、図
8(b)に横断面図で示すように、全体としてほぼレ字
状をなし、それの折曲部13aは、一方のフランジ部3
bの外表面より外方へ突出する。
【0029】このように構成してなる正面板3の電磁シ
ールド折曲爪13の、パッケージ2の実装に際する変形
挙動を、それぞれのパッケージ2を装置筐体1の一方側
から順次に実装して、最後のパッケージ2に至った場合
を例として示すと、図9の横断面図の通りとなり、その
パッケージ2、なかでも正面板3の挿入は、はじめに、
一方のフランジ部3bに設けた電磁シールド折曲爪13
の折曲部13aに、装置筐体1の内面による、図9
(a)に示すような折り曲げ方向の弾性変形をもたら
し、その後は、正面板3の挿入がそれの終端近傍に達す
ることで、その正面板3の、突出長さの長い他方のフラ
ンジ部3bの先端面が、隣接する正面板3に設けた電磁
シールド折曲爪13の折曲部13aの先端に当接して、
その折曲爪13に、折曲部13aが拡開する方向の弾性
変形をもたらし、ついては、図9(b)に示すように、
その電磁シールド折曲爪13の本体部を、一方のフラン
ジ部3bの内側方向へ大きく撓み変形させることにな
る。
【0030】従って、パッケージ2の実装によって、正
面板3の一方のフランジ部3bに配設した全ての電磁シ
ールド折曲爪13にこのような変形をもたらすことで、
各正面板3と隣接部材との間の隙間は、それらのシール
ド折曲爪13をもって充分に閉塞することができる。
【0031】この一方で、パッケージ2を抜去するに当
たっては、たとえば、電磁シールド折曲爪13の上述の
ような変形をもたらした正面板それ自身を抜き取るとき
は、その正面板3の一方のフランジ部3bに設けたシー
ルド折曲爪13は、それが装置筺体1から抜け出し始め
るまでは、上記の折り曲げ変形態様を維持し、その抜け
出しが始まった後は次第に元形状に復帰する。そしてま
た、その正面板3の他方のフランジ部3bによって押圧
変形されている、隣接正面板3のシールド折曲爪13
は、上記抜き取りの開始とともに次第に原形状への復帰
を開示し、他方のフランジ部3bがそのシールド折曲爪
13の折曲部13aから離隔することで、シールド折曲
爪13は元形状となる。
【0032】ところで、パッケージ2の同様の抜去に際
し、抜き取るパッケージ2、ひいては、正面板3の電磁
シールド折曲爪13が、たとえば図10(a)に示すよ
うに、既に拡開方向へ大きく弾性変形している場合に
は、その正面板3の抜き取り変位により、シールド折曲
爪13は、図10(b)に示すように、ほぼく字状をな
すほどに一層大きく変形し、そして、そのシールド折曲
爪13が、図10(c)に示すように、装置筺体1から
完全に抜け出すことで急激に元形状へ復帰する。なお、
正面板3のこのような抜き取り操作に伴う、隣接正面板
3のシールド折曲爪13の形態変化は先に述べたところ
と同様である。
【0033】以上のように、パッケージ2の抜去に当た
って、磁気シールド折曲爪13が最後までアース接続さ
れている構成としたときは、漏電を考慮することが必要
となる電源ユニット当の安全性をより一層高めることが
できる。
【0034】
【発明の効果】かくして、この発明によれば、複数枚の
電磁シールドばねまたは電磁シールド折曲爪の作用下
で、正面板と、隣接正面板もしくは装置筺体との間の隙
間を十分に閉塞することができ、これにより、電磁波の
洩出及び電波ノイズの侵入等のそれぞれを効果的に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す略線断面図であ
る。
【図2】正面板の立面図である。
【図3】電磁シールドのばねの取付態様を示す斜視図で
ある。
【図4】パッケージの実装工程を示す正面図である。
【図5】他の構造の実施形態を示す斜視図である。
【図6】電磁シールドばねの構成及びそれの取付け態様
を示す図である。
【図7】正面板の対比構造を示す斜視図である。
【図8】さらに他の構造の実施の形態を示す部分斜視図
である。
【図9】パッケージの実装時の電磁シールド折曲爪の変
形挙動を示す横断面図である。
【図10】パッケージの抜去時の電磁シールド折曲爪の
形態変化を示す横断面図である。
【図11】装置筺体へのパッケージの実装態様を例示す
る斜視図である。
【符号の説明】
1 装置筺体 2 パッケージ 3 正面板 3a ウエブ部 3b フランジ部 3c 方形孔 3d 方形貫通孔 4 基板 5 回路部品 6 コネクタ 7 バックワイヤボード 8,10,11 電磁シールドばね 9,12 ばね材 9a,12a 弓形中央部分 9b,12b,12c 内向フック 13 電磁シールド折曲爪 13a 折曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 英祐 東京都立川市曙町1丁目21番1号 富士通 アイ・ネットワークシステムズ株式会社内 Fターム(参考) 5E321 AA02 AA05 BB44 CC02 CC03 CC21 GG05 5E348 AA03 AA05 AA32 EF22 EF36 EF39 EH03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列姿勢で装置筐体に挿入される、電子
    回路を搭載した複数枚のパッケージのそれぞれの正面板
    の各々をほぼチャンネル状の横断面形状とするととも
    に、各正面板のそれぞれのフランジ部に、隣接する正面
    板のフランジ部もしくは装置筐体の内面に弾性掛合する
    複数枚の電磁シールドばねを、フランジ部の長さ方向に
    間隔をおいて配設したものであり、 各フランジ部の電磁シールドばねのそれぞれの位置およ
    び相互間隔を、それらが弾性掛合する隣接部材に設けた
    複数枚の電磁シールドばねの入り込みを丁度許容するも
    のとしたことを特徴とする電子回路を搭載したパッケー
    ジの正面板構造。
  2. 【請求項2】 並列姿勢で装置筐体に挿入される、電子
    回路を搭載した複数枚のパッケージのそれぞれの正面板
    の各々をほぼチャンネル状の横断面形状とするととも
    に、各正面板のいずれか一方のフランジ部に、隣接する
    正面板のフランジ部もしくは装置筐体の内面に弾性掛合
    する複数枚の電磁シールドばねを、上記一方のフランジ
    部のほぼ全長にわたってほとんど隙間なく配設したもの
    であり、 各電磁シールドばねを、弓形中央部分と、この弓形中央
    部分の両端から相互に向き合う方向へ突出するそれぞれ
    の内向フックとを具えるばね材の二枚を一組みとして、
    相互の隣接配置により構成し、一組みのばね材の一方側
    のそれぞれの内向フックを前記一方のフランジ部の辺縁
    に掛合させるとともに、一組みのばね材の、相互の隣接
    側に偏せて設けた他方側のそれぞれの内向フックを、そ
    のフランジ部に形成した一の貫通孔の孔縁に掛合させた
    ことを特徴とする電子回路を搭載したパッケージの正面
    板構造。
  3. 【請求項3】 並列姿勢で装置筐体に挿入される、電子
    回路を搭載した複数枚のパッケージのそれぞれの正面板
    の各々をほぼチャンネル状の横断面形状とするととも
    に、各正面板のいずれか一方のフランジ部に、隣接する
    正面板のフランジ部もしくは装置筐体の内面に弾性掛合
    する複数枚の電磁シールド折曲爪を、フランジ部のほぼ
    全長にわたってほとんど隙間なく配設したものであり、 一のパッケージの、電磁シールド折曲爪の存在側への他
    のパッケージの挿入により、その折曲爪を拡開方向に弾
    性変形させ、電磁シールド折曲爪の存在しない側への他
    のパッケージの挿入により、挿入されるパッケージの電
    磁シールド折曲爪を折り曲げ方向に弾性変形させること
    を特徴とする電子回路を搭載したパッケージの正面板構
    造。
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