JPH0550307U - リニアセンサー - Google Patents
リニアセンサーInfo
- Publication number
- JPH0550307U JPH0550307U JP10827091U JP10827091U JPH0550307U JP H0550307 U JPH0550307 U JP H0550307U JP 10827091 U JP10827091 U JP 10827091U JP 10827091 U JP10827091 U JP 10827091U JP H0550307 U JPH0550307 U JP H0550307U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- sensitive element
- magnetic sensitive
- magnetic
- magnetic field
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- Pending
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被接触で物体の移動量,長さ,幅等を精度良
く測定する。 【構成】 マグネット20を感磁性素子21に対向さ
せ、マグネット20或いは感磁性素子21を矢印方向に
移動させる。マグネット20の相対移動量は、磁界強度
の変化となって現れ、感磁性素子21で検出される。検
出結果は、入出力端子24から出力され、記録計,モニ
ター等に表示される。このとき、相対移動量と磁界強度
の変化量との間にリニアリティをもたせておくことが好
ましい。 【効果】 相対移動量は磁界強度の連続的な変化として
感磁性素子21で検出されるため、高精度の測定結果が
得られる。また、被接触方式の測定であることから、マ
グネット20,感磁性素子21等に摩耗に起因した劣化
が少なく、長期間にわたり信頼性の高い測定結果にな
る。
く測定する。 【構成】 マグネット20を感磁性素子21に対向さ
せ、マグネット20或いは感磁性素子21を矢印方向に
移動させる。マグネット20の相対移動量は、磁界強度
の変化となって現れ、感磁性素子21で検出される。検
出結果は、入出力端子24から出力され、記録計,モニ
ター等に表示される。このとき、相対移動量と磁界強度
の変化量との間にリニアリティをもたせておくことが好
ましい。 【効果】 相対移動量は磁界強度の連続的な変化として
感磁性素子21で検出されるため、高精度の測定結果が
得られる。また、被接触方式の測定であることから、マ
グネット20,感磁性素子21等に摩耗に起因した劣化
が少なく、長期間にわたり信頼性の高い測定結果にな
る。
Description
【0001】
本考案は、信頼性が高く耐久性に優れたリニアセンサーに関する。
【0002】
距離を検出する手段として、ポテンショメータ等の可変抵抗器を使用し、抵抗 値の変化から距離を求める方式が採用されている。この方式においては、抵抗素 子の表面に金属等の摺動子を接触・移動させ、移動距離に応じた抵抗値変化に基 づく出力が得られる。また、この距離検出手段を自動制御に応用する場合、操作 端の位置信号を調節計の入力にフィードバックさせ、比例動作に積分動作を加え た制御動作が行われる。
【0003】 たとえば、走行中の鋼板,フィルム等の幅を測定するため、図1に示す可変抵 抗器を組み込んだシステムが知られている。このシステムにおいては、走行中の フィルム1の両端縁に光電式のエッジ検出器2を対向させ、エッジ検出器2で測 定された端縁情報を増幅器3で増幅して電気・油圧変換器4に入力する。油圧ポ ンプ5は、この端縁情報に基づいてオイルタンク6から油圧シリンダ7に所定の 油圧を送り込む。これにより、エッジ検出器2は、フィルム1の両端縁に追従す る。
【0004】 油圧シリンダ7の運動は、ケーブル8を介して距離センサー9に伝えられ、フ ィルム1の幅方向に関するエッジ検出器2の移動量からフィルム1の幅が測定さ れる。測定結果は、記録計10やモニタ等に表示される。
【0005】 距離センサー9としては、可変抵抗器をロール状に巻いたドラムに摺動子を接 触させる回転式の他に、図2に示すように抵抗素子9aを直線状に配置し、この 抵抗素子9aに金属摺動子9bを接触させて滑らせるリニアセンサーが知られて いる。
【0006】 金属摺動子9bは、レバー9cを介したとえば図1のケーブル8に接続されて いる。また、抵抗素子9aは、ゴミ等の異物が付着することを防止するためカバ ー9dで覆われている。カバー9dには、矢印方向に金属摺動子9bが移動する ためのスリットが形成されている。抵抗素子9aに対する金属摺動子9bの移動 量は、抵抗値の変化として入出力端子9eから出力される。
【0007】
金属摺動子9bは、図示するように抵抗素子9aの表面に押し当てられた状態 で摺動する。そのため、金属摺動子9bを移動させるために大きな駆動トルクが 必要になる。しかも、接触式で抵抗値変化を検出させることから、抵抗素子9a と金属摺動子9bとの間に一定の接触幅が必要となる。
【0008】 この条件下で金属摺動子9bを抵抗素子9aに摺動させると、抵抗素子9aと 金属摺動子9bとの間の摩擦力による影響が現れ、駆動トルクが一定値を超えた とき金属摺動子9bが断続的に抵抗素子9aの上面を移動する動きが生じる。す なわち、移動方向に関する金属摺動子9bのフラッタリングが避けられない。
【0009】 金属摺動子9bのフラッタリングは、図3に示すようにミクロ的にみて抵抗値 の階段的な変化となって現れる。そのため、次の摺動が生じるまでの間、抵抗値 に変化がみられない不感帯dが生じ、測定精度を低下させる原因となる。
【0010】 また、金属摺動子9bが抵抗素子9aの上面に押し付けられた状態で摺動する ため、抵抗素子9a及び金属摺動子9bに摩耗等の劣化が生じる。劣化は、金属 摺動子9bと抵抗素子9aとの間の接触状態に悪影響を与え、接触抵抗を増加さ せる。この接触抵抗が入出力端子9eから取り出される抵抗値に加算されると、 測定精度に対する信頼性も低下する。
【0011】 本考案は、このような問題を解消すべく案出されたものであり、非接触で磁界 強度を測定することにより、移動距離を高精度で検出することができ、信頼性に 優れたリニアセンサーを提供することを目的とする。
【0012】
本考案のリニアセンサーは、その目的を達成するため、感磁性素子と、該感磁 性素子の感磁面に対向する着磁面をもつマグネットとを備え、被測定物に連動し て移動するように、前記感磁性素子或いは前記マグネットの何れか一方の移動量 に応じて前記感磁性素子で受ける磁界強度が変化することを特徴とする。
【0013】
以下、図面を参照しながら、実施例によって本考案を具体的に説明する。 本実施例のリニアセンサーは、図4に示すようにマグネット20と感磁性素子 21とを対向させている。感磁性素子21としては、ホール素子,磁気抵抗効果 素子等が使用され、感磁面21aをマグネット20に対向させている。また、感 磁性素子21の表面にゴミ等の付着がないように、カバー22で感磁性素子21 を覆っている。
【0014】 カバー22にはスリットが形成されており、スリットからマグネット20に取 り付けられたノブ23が外部に突出している。ノブ23は、たとえば図1に示し たケーブル8等の被測定対象物の相対移動に連動する部材に連結され、矢印で示 した方向に移動する。或いは、マグネット20を固定し、感磁性素子21を移動 させてもよい。
【0015】 マグネット20は、感磁性素子21との相対的な位置関係に応じて、感磁性素 子21で検出される磁界強度を変化させる。この磁界強度の変化は、入出力端子 24から検出値として取り出される。このとき、検出結果を処理し易くするため 、マグネット20の相対移動と磁界強度の変化量との間にリニアリティをもたせ ることが好ましい。そのための手段としては、マグネット20の形状,着磁方法 ,感磁性素子21の配置等に工夫が施される。
【0016】 たとえば、磁界Gの強度はマグネット20と感磁性素子21との間の間隙gの 二乗に反比例するため、図5に示すようにS極に着磁された面をテーパ状に形成 すると、感磁性素子21で検出される磁界強度は、マグネット20と感磁性素子 21との間の相対的移動に応じ二次関数的に増減する。そこで、マグネット20 の着磁面20aを二次関数的な曲面に湾曲させると、感磁性素子21で検出され る磁界強度が直線的に変化する。
【0017】 図6に示すように、磁界レベルFがマグネット20の移動方向に沿って変化す るように着磁したマグネット20を使用することもできる。
【0018】 また、マグネット20に対して感磁性素子21を傾斜配置するとき、マグネッ ト20と感磁性素子21との間の間隙gがマグネット20の相対移動に応じて変 わり、図5の場合と同様な結果が得られる。或いは、マグネット20を固定し、 感磁性素子21を所定の曲率で湾曲した軌跡に沿って移動させることによっても 、マグネット20の相対移動と磁界強度の変化量との間にリニアリティをもたせ ることができる。
【0019】 したがって、入出力端子24から取り出された出力は、図7に示すようにマグ ネット20の相対移動量との間で直線的な関係をもったものとなる。図7を図3 と比較すると明らかなように、不感帯dがなく、マグネット20の相対移動量は 克明な出力変化となって入出力端子24から取り出される。そのため、相対移動 量、ひいては被測定対象物の長さ,幅,移動量等が高精度で検出される。
【0020】 また、マグネット20は、感磁性素子21から間隙gだけ離れているため、接 触摩耗等に起因した劣化がない。したがって、図7に示したリニアリティは、長 期間にわたって維持され、信頼性及び耐久性に優れたリニアセンサーが得られる 。
【0021】
以上に説明したように本考案のリニアセンサーにおいては、マグネット或いは 感磁性素子の相対的な移動量を磁界強度の変化で検出し、出力している。このと き、出力値変化は、マグネットの形状を変えることにより不連続点のない任意の 曲線又は直線に設定することができる。そして、相対移動量に応じて検出値が連 続的に変化するため、高精度の測定値が得られる。また、マグネットと感磁性素 子とは非接触状態では位置されているので、摩擦に起因した損耗もなく、マグネ ット或いは感磁性素子を移動させるために必要な駆動トルクも小さくて済む。
【図1】 距離センサーが組み込まれる幅測定システム
【図2】 従来のリニアセンサー
【図3】 従来のリニアセンサーの欠点を説明するため
の図
の図
【図4】 本考案実施例のリニアセンサー
【図5】 相対移動量と検出値との間にリニアリティを
もたせた一例
もたせた一例
【図6】 相対移動量と検出値との間にリニアリティを
もたせた他の例
もたせた他の例
【図7】 入出力端子から取り出された出力と移動距離
との関係を表したグラフ
との関係を表したグラフ
20 マグネット 20a 着磁面 21 感磁性
素子 21a 感磁面 22 カバー 23 ノブ 24 入出力端子 G 磁界 g 間隙 F 磁界レベル
素子 21a 感磁面 22 カバー 23 ノブ 24 入出力端子 G 磁界 g 間隙 F 磁界レベル
Claims (1)
- 【請求項1】 感磁性素子と、該感磁性素子の感磁面に
対向する着磁面をもつマグネットとを備え、被測定物に
連動して移動するように、前記感磁性素子或いは前記マ
グネットの何れか一方の移動量に応じて前記感磁性素子
で受ける磁界強度が変化することを特徴とするリニアセ
ンサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10827091U JPH0550307U (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | リニアセンサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10827091U JPH0550307U (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | リニアセンサー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550307U true JPH0550307U (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=14480393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10827091U Pending JPH0550307U (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | リニアセンサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0550307U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008209412A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg | 移動距離測定装置を備えたスレーブシリンダ |
JP2009271054A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-11-19 | Yaskawa Electric Corp | 位置検出装置およびそれを備えた回転直動モータ |
JP2010515880A (ja) * | 2007-01-08 | 2010-05-13 | キョントン ネットワーク コーポレーション リミテッド | 精密圧力センサ |
JP2014113881A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Asahi Denso Co Ltd | スロットルグリップ装置 |
JP2014113882A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Asahi Denso Co Ltd | スロットルグリップ装置 |
JP2015536448A (ja) * | 2012-10-17 | 2015-12-21 | ヘネシス・エス.アール.エル.Henesis S.R.L. | 2つの別個の構造部分間の相対位置の測定システム |
-
1991
- 1991-12-03 JP JP10827091U patent/JPH0550307U/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010515880A (ja) * | 2007-01-08 | 2010-05-13 | キョントン ネットワーク コーポレーション リミテッド | 精密圧力センサ |
JP2008209412A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg | 移動距離測定装置を備えたスレーブシリンダ |
JP2009271054A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-11-19 | Yaskawa Electric Corp | 位置検出装置およびそれを備えた回転直動モータ |
JP2015536448A (ja) * | 2012-10-17 | 2015-12-21 | ヘネシス・エス.アール.エル.Henesis S.R.L. | 2つの別個の構造部分間の相対位置の測定システム |
JP2014113881A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Asahi Denso Co Ltd | スロットルグリップ装置 |
JP2014113882A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Asahi Denso Co Ltd | スロットルグリップ装置 |
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